霊や邪気は、人形や紙を好むらしく、うちのクリニックはフィギュアやマンガが多いから時々、空間を浄化する。皆さんも時々耳にしたことがあるかもしれないが、チンチーン、という受付が奏でる音は、地球と同じ周波数の音叉を水晶に当ててチャイム代わりに使ってるもの。
お香を焚くのも有効なのだが、僕は「嗅覚過敏」なのできつい香りはNG。昔、悪魔祓いにも使うと聞きセージを炊いてみたことがあるが、あまりの匂いに悶絶し、自分が悪魔なんじゃないか?と思うくらい苦しかったから「焚く」系はこりごり。
で、エネルギー療法の先生に聞いたら、霊は金属の音を嫌うらしい。そう言えば孫悟空のお師匠さんの杖にも鈴がついていたし、霊と話せる人が霊にインタビューした記事で「嫌いな音楽は何ですか?」というのに、マライアキャリーのクリスマスソングのイントロ、と答えてたのを読んだことがある。あの歌って、鈴の音で始まるものね。で、1番空間浄化に相応しいものは何かと考えた末、教わったのが、タンバリン、です。音楽の授業で使うような皮の貼ってある奴じゃなくて、カラオケボックスにあるような鈴が重なり合ってシャカシャカする奴です。カラオケボックスでパクって来る訳にもいかないので、通販で買いました。
これを休憩時間とかに診察室や相談室や待合室で鳴らすと、遊んでるように見えますが、霊や邪気を追い払えるという寸法です。
診察室の本棚にもシャカシャカ。
そんな訳で、今回はラジオのDJ風に僕の近況をお伝えしながら、カラオケで一曲歌ってみるという企画をお届けしようと思います。一曲目は、河合奈保子の「ムーンライト・キッス」。タンバリンの代わりに河合奈保子が曲間でカスタネットを叩きます。
友達と女友達と親友と理解者と、LOVEとLIKEの違いとか、真剣に悩んでいた時代が僕にもありました。そんな10代の頃、「君が好きだから」という歌を作りました。「気がつけばいつも一人きりだが、寂しくなんかはない。誰が何と言おうとゆずれないものがあるけど、それが何かもわからない。仕方がないさ、君が好きだから」という、のんきな詞と牧歌的なメロディーでした。二番は、「貸し借りみたいな恋はいらない。悪口陰口言われても僕のそばには君がいる。世界中で君ひとり、味方ならは良い」みたいな内容です。この歌から伺えるのは僕は彼女に愛とか恋とかより、「ツレ」とか「バディ」のような感覚を求めてたみたいです。二曲目は、大上留利子で、嫌われ者の恋。
大上留利子 (Ruriko Ohgami) – 嫌われ者の恋
でんぱ組が解散になり、アイドルを卒業したぺろりんのYouTubeチャンネルを細々と見てる日々ですが、そもそもぺろりんを知ったのは、でんぱ組がテレ朝の深夜番組で、でんぱの神神、という看板番組を持ってる頃、毎週楽しみに見てて、ある日、最上もがが脱退することが決まりその代わりに入った新メンバーだったから。最上もがは、自分のことを「ボク」と呼ぶ僕っ子で、そう言えば、今人気のあのちゃんもそうだけど、一人称をボクと呼ぶ女の子はいつからいるんだろう?僕が知ってる一番古い子は、僕が中1の時にバスボンのシャンプーのCMで人気になった松本ちえこのヒットシングル。
前のラジオ企画で紹介した多岐川裕美のヒットスタジオ出演時の生歌を聞いたらすごく「下手」だった。昔の俳優さんは歌が下手な人が多かった。それはその道のプロはそれしか上手くないと言うことで逆に信頼があった。さんまとかも歌は下手だし。そういうのは良いなと思う。最近の芸人さんはみんな何をやっても達者だけど、日本人の国民性は「これ以外にとりえがない」という不器用な人も好きですね。立川談志がよくジミー時田の話をしていた。ジミー時田は酒癖が悪く女好きで貸した金は返さないし時間は守らないだらしのない怠け者だがギターを弾かせると、「どうでぃ、こいつが俺の友達だ!」って自慢したくなるって言ってた。
いつもは心理の2人と3人でランチに行くのだけれど、その日は混んでて僕が終わらないから2人に先に行ってもらい、僕は、餃子の王将、でひとり、新作の味噌ラーメンを食べる。
これが実物。
餃子の王将、に行ったんだから、勿論、餃子も食べた。
ひとりのランチは淋しい。曲は郷ひろみの「寒い夜明け」です。作詞をあの、楳図かずお、がしています。
気に入ってた中華料理屋の店長が僕の知り合いの女の子にセクハラしてたと知ってから、そんな店に儲けさせたくないから行くのを辞めた。その代わりに多用してるのが、ゾーミン、という中華料理屋。この日は回鍋肉定食に餃子を食べた。
キャベツは高いそうですね。
この写メを、メル友の冬子ちゃんに送ったら、偶然彼女のお家の晩御飯も回鍋肉だったって。なんたる偶然。曲は、北風よ。岸本加世子です。
昔、通ってたキックボクシングのジムの上に中華料理屋があるのだが、その真横に中華料理屋が出来るらしい。鰻屋のおかみさんが、良い人たちだから行ってあげて、と。早速見に行ってみると、今、建築中だが看板はもう出来上がってる。下の写真の英語の意味、わかりますか?僕はスペルが間違ってるような気がするのですが。チャイニーズの、H、が抜けてるんじゃない?
語学に詳しい人に聞いたら、これは英語じゃなくてイタリア語なんだって。イタリア語でチャイニーズって、H、は入らなくて良いんだそう。だけど、中華料理屋なのにイタリア語って何故なのでしょう?「行ったりーや」のダジャレかな?曲は、松本伊代で、チャイニーズ・キッス。
忌野清志郎が死んだ時、泉谷しげるは「アイツの死は絶対に受け入れない。通夜も行かない。告別もしない。冥福も祈らない」との名言をはいた。それを聞き僕も「訃報を信じません」という同じ立場をとろうと考えた。
元々僕は「別れ」に弱く、アントニオ猪木の引退試合もトイレに行ってて見逃したし、父が死んだ時も靴下を買いに行ってて、棺桶に釘を打つのにあやうく間に合わなくなりそうになった。
キヨシが死んだ年の5月9日に青山ロックンロールショーと銘打たれたファンのためのお別れ会が行われた。本来なら僕はここには参列しないのだが、当日、息子に「行ったら?」とすすめられ一緒に行くことにした。その日は土曜日で外来が終わったのが8時すぎでそこから青山に直行した。
下の写真は会場でもらった記念のもの。息子には感謝している。
曲は、さらば涙と言おう。森田健作ではなく、石野真子バージョンで。
今度、徳田さんとダンスの舞台を観に行く。徳田さんと言えば、牡蠣グラタンだ。それは、ある冬の寒い日。
徳田さんは、テレビで大岡山の特集番組を観たらしく、そこで紹介されていたレストラン林の「牡蠣グラタン」がとても美味しそうだったから、今度、時間のあるお昼に食べに行きましょう、と誘って来た。林は、ハヤシライスが有名で牡蠣グラタンは冬だけの限定メニュー。
そして、数日後、時間のあるお昼休みが出来たから、「牡蠣グラタンを食べに、林に行こう!」となって、「牡蠣グラタン」は普通のメニューには載ってないけれど、おすすめメニューが書いてある黒板の一番上に書いてあった。オーダーを取りにお店の人が来て、僕が「牡蠣グラタンを、2つ…」と言いかけたら、彼女はそれを左手で制止して、右手でメニューを見ながら、「私、ハンバーグにします」と宣言するなり、パタンと両手でメニューを閉じた。僕が唖然としていると、彼女はその様子に気付き、「私、デミグラス・ソースが好きなんです」と照れたように告白した。いや、照れるところじゃないんだが。
その時、僕は、数日前に見たテレビ番組のワンシーンを思い返した。それは、徳光さんが、ミスターこと長嶋茂雄にまつわるエピソードを紹介していた場面で、
徳光さんは、ミスターをあるソバ屋に案内したことがあり、そこのソバはとても美味しく店主がミスターの大ファンらしい。そこで徳光さんは、ミスターをそこのソバ屋に連れて行き、店主は大喜び。店主は、張り切って、ソバを手打ちする様子を実演して、ミスターは「なるほど、なるほど」とうなづいて見学してたそうで。そして、ソバが打ち上がり、店主が「何を召し上がりますか?」とメニューを見せると、ミスターは「う~ん」としばらく考えて、「カレーライス!」と答えたそうです。徳光さんは、苦笑しながら、「店主はガッカリしてたよ。でも、そこが、やはりミスターだよね」と言ってスタジオを笑わせていた。
僕らのテーブルに、牡蠣グラタンとハンバーグが運ばれて来た時、僕には、そのソバ屋の気持ちが判る気がしました。僕は、思わず、心の中で叫びました。
「徳田さん!、ミスターかよ!。何、ハンバーグ食ってんだよ!、牡蠣グラタン、注文しろよ!」。まぁ、大人だから言葉にはしなかったけど、あまりのショックで、味、しませんでした。徳田さんには、そんな苦い思い出もあります。曲は、所ジョージで、君と二人で。
先日、昔のよしみの他職種の集まりが錦糸町であって楽しく飲んだ。会が始まる前のスカイツリー。
会が終わった頃のスカイツリー。
道をウロウロしてたら、ガールズバーの立ちんぼに声を掛けられて、気がつけば知り合いでした。一緒にいた仲間に、先生こんな離れた場所にも知り合いがいるんですか?、と感心されてちょっと鼻が高かったです。ひとの評価ってこんなことで左右されるのだから不思議ですね。
その集まりでグループLINEも作り、グループ名が必要だからと公募されたので、4つアイデアを出したらそのうちの一つが採用されました。さて、次のうちどれが採用されたでしょう?
1、錦糸町パラダイス
2、ボブディランは今何を考えているか?
3、夜中に台所で僕は君に話しかけたかった
4、古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう
正解は、ご想像にお任せして、曲は本日最後です。野口五郎で、きらめき。