今年最も強運は射手座らしい

 

こんにちは。受付の大平です。
1月の模様替えをお知らせします。

1月9日は川原クリニックの開院日でした。

今年でクリニックは12年目。
12年というとクリニックでもたま~に流れる
ハクション大魔王の主題歌「アクビ娘の歌」を歌っていた堀江美都子が当時12歳だったみたいです。

名前だけじゃなくて年齢、どこ在住かが書いてあるところが今では考えられないですね。

受付では12歳の時に観ていたアニメの話で盛り上がっていたのですが、
何年間も放送しているアニメが多いのか3人とも見ていたアニメがだいたい一緒という不思議なことが・・・

クリニックの12歳コーナー↓↓

こちらは診察室入口横にあるアクビちゃん×ぺろりん↓↓

 

奇数月のイラストも新しくなっています。
タイトルは新年だから「信念」です。
今月もリレーマンガ形式ですが今回は先生から登場人物を指定されました。

・主人公はふつうの少年(実は・・・) 
・魔法使い
・魔法使いの弟子←イノシシです
・シークレット

今回の順番もあみだくじで決めたのですが、なんと前回と同じ順!!

【起】 うかいさん

ウリ坊を助けたところから物語スタートです。

【承】 大平

さて問題です!【起】で、うかいさんが描いたウリ坊はこの3匹の中のどのこでしょう?

【転】 杉山さん

ウリ坊が成長しましたね。
シークレットの登場人物はキングスライムでした。ちなみに杉山さんはドラクエをやったことがないらしいです。

【結】 川原先生

ウリ坊がさらに成長しましたね。
主人公の髪の色が先生と同じってことは、この主人公先生だったのでしょうか?
*魔法使いの書き方を知りたい人はぜひ受付まで*

ウォーターサーバーのなぞなぞも新しくなりました↓

杉山さんと一緒に解いたのですが3番が難しいです。

扉には先生の作ったなぞなぞが↓↓

最後に、マンガコーナーに【an・an】が置かれた事はご存知でしょうか?

みなさんは【an・an】て買って読んだ事ありますか?
よく話題になっている雑誌ですよね。

カワクリにはなんだか置かれないような雑誌がマンガコーナーに仲間入りです。

今回は2019年前半の運勢特集です。

うかいさんの射手座は今年もっとも強運らしいです。
杉山さんの魚座は個性や持ち味が光るらしく、
先生と私の獅子座は恋愛の真価に目覚めるみたいですね。

他の星座のことやいろいろな種類の占いが載っていて時間つぶしにはちょうどいいので
私のように自分では買えそうにないけど興味ある方はぜひ読んでみてくださいね。


夢日記~熱海の誓い~

僕は新婚旅行で熱海に来ている。新婚旅行と言えば、やっぱり熱海だ。
熱海の海岸散歩する。砂浜のギリギリまで波が打ち寄せるが、さらにそこに鉄道の線路がひかれている。
彼女は僕に、「この電鉄、何だかわかる?」となぞなぞを出した。
「波打ち際のギリギリまで来てる電車よ」とヒントも。
僕は、「そんなの江ノ電だろ」と答えると、彼女は「あ~あ」と答え、
「あなたと来たら、ハワイでもグアムでもサイパンでも違いがないのね」と溜め息ひとつ。

実際、僕は香港と台湾を勘違いして、「100万ドルの夜景の感想を聞かせて下さいね」と馴染みの店の女主人に送り出され、
数日たって、この国(台湾)はその国(香港)じゃないと知った前科がある。その位、僕は旅オンチ。
そんな僕でも目が覚めたのは、高くそびえる「ゴジラ城」。
近くの医者の固有財産で、勝手に観てもいいらしい。
早速、登山。山道は比較的楽だが、こんな時に痛感するのは、子供だった頃にはスイスイ登れた獣道が、
今では体が重くてイメージ通りに登れない。
子供の頃に出来なければ大人になってやろうと思わないが、なまじ子供時分に出来たから、脳にそうインプットされてて、
体は脳の指令通りには動かないから始末が悪い。
子供の頃に空を飛べなかったから良かったようなもので、ピーターパンみたいに夜間飛行した自信があったら、
転落死している。

それでも何とか登りついた。
何人かの見知らぬ顔見知りと共同して各々各自行動した。
頂上まで上ると、「ゴジラ城」は大木が数々と嵐のあとのように倒れていて、道は塞がれて、
マーライオンのようなバイクに乗った、イカサマな暴走族が騒音をたてて不恰好に沿岸通りを突き抜けて行った。

僕の体は子供に若返って、マーライオンをキリキリ舞いさせるべく、奴らのバイクのギリギリまで全速力で走って、
ぶつかる寸前でフェイントかけて、ハンドル操作を鈍らせて横転させる、そんな遊びを3回くらいしたら、警察官に注意された。

熱海の1日警察署長はピンク・レディーで彼女らは、
「百恵さんも引退し、チェッカーズもどこに消えたかしれないから、私たちは熱海でビキニでペッパー警部をしてるのです」
と色っぽく言った。
それはまるでイメージビデオよろしく、ミーとケイは、紺と白の縞々のビキニを着て、頬と頬を寄り添いながら泳いで来るから、
息継ぎの呼吸を合わせ、そのタイミングがまるでキスをするようで、そうかと思うと、背泳ぎの格好になって、
水を口からはく、口の形が、大きく口を開け、小さく口をすぼむ、連続運動で、なんかエロチックで、いかにもで、
パクパクと、ピンクレディーの全盛期を知らない人はいなかったけど、晩年にはこんな良い仕事をしてたんだ、と再発見した。

熱海の「ゴジラ城」の前は神殿で、何教かわからないカオスで、女子プロレスや、昭和ポルノや、やくざ映画に、
ゴジラやウルトラマンやスペクトルマンや宇宙猿人ゴリの映画館やアトラクションが、山の奥に隠れている。
東京ディズニーやUSJをキッチュにしたその爆発力とノスタルジーは、熱海でなければ再現出来まい。

スペクトルマンの敵の怪獣の左腕が僕に向って飛んでくるのだ。花火もうちまくる。
しかし、そこにたどり着くのに、所有者である医者の病院の中を通してもらわないといけない。

その医者は坊さんで詩人でプロレス通なアイドルオタクのロリコンで、特撮ヒーローを等身大で作ってしまう桁違いのマニアで
こっそりビデオを見たら、開演パーティーに、森進一、が来て、祝辞を述べ、
ポルノ館の前で、「私もバイブレーターをコレクションしています」とうっかり口を滑らせたため、芸能界を干されかけたことがあるらしい。
それほど崇高な山である。

寺は病院で、迷路のように診察室を忍者屋敷のからくりのように上って行くのだが、チラリと見えた名刺のロゴマークが、
緑色で「K」「川原クリニック」だ。あれ?これ、うちのパクリじゃん?と一瞬思うが、アイデアに特許はないから、
とにかく、もうこの際は、そんなことはどうでもいい。
この病院だか文化遺産をしかと堪能しようではないか。おおそうじゃ。

どうも僕らの医局の先輩とこの熱海の病院の先生は懇意らしく、特別に1日で謎解きを教えてくれ自ら案内してくれた。
僕は特撮物に目を奪われたが、どうもこれらがバッタモンだと見抜き、さほど価値のあるものでもなさそうだ。
アイドル物も、おそらく神保町に行けば揃う品物で、アイドルのセレクトも、
堀ちえみ、や、キョンキョン、や、山口百恵、や、ピンクレディーなど、あっと驚く希少品はなく、
只、山口百恵の乳首が4つ写ってる黒のビキニ写真があったが、あれは月刊・平凡に間違いない。
今からでも、お茶の水で買える筈だ。

病院はお寺で、治療をするのか埋葬するのか、よくわからないポリシーだが、ダメになった時の流れは早そうだ。
僕らは院長に全ての隠し部屋をみせてもらった。なかなかマニアックな本棚だ。
仏教、右翼、ロリコン、プロレス、思想、精神世界、特撮、アイドル、共産党などだった。
僕は本棚とずっとにらめっこ。
館長が「さっさと行きましょう」と言うが、あまりに僕が集中してるから、気に入られ、
「トリプルファイターのブロマイド集」と「野坂昭如の自筆のエッセイ」をあげるから、「もう先に行こう」と促された。

僕は少女ポルノの写真をみつけ、「これは所持していたら犯罪では?」と問うと、
そのお坊さんは僕を熱海の繁華街に連れて行き、シャッターが下りてる店をこじあけ、自らの名を名乗り、
「この人にサービスしてくれ」と紹介してくれ、すると、なんと、その売り子が少女ポルノのモデル本人だった。
「DVDを買って下さい」と言うから、つきそいの坊さんは、「つきあっちゃえばいいじゃん」とそそのかして、
僕はその子と一緒にあうことになった。
彼女は僕が18才の頃にみたビニ本のアイドルで、計算すれば今は65才くらいだ。
なのに、なぜステキなままなのだろう。

解散の時間は刻一刻と迫っている。僕だけ不埒なことをして皆を待たせてる。
手には、トリプルファイターと野坂先生の書物を持っている。

僕はこれから東京に帰って普段通り仕事をする。
熱海の病院(寺)に世話になったが交流が続くかはわからない。
でも熱海の坊主(院長)、僕と趣味がまる被りだったな。

僕はうちのクリニックはちょっと面白いから、いずれ評判になるかもな、と思っていたが、
熱海の病院をみたら、スケールが違い過ぎて、まるであっさりとそんな期待と心配がなくなった。

まじめに仕事をして行こうと思うた。


ガールズ・トーク

川原です。去年のオオトリの記事は、大平さんの「いぬ」で皆さんの意表をつきましたが、
2018年、オオトリの記事は、受付3人の会談にしました。ガールズ・トーク風に今年を振り返ってもらいます。
彼女達は、受付業務や医療事務以外にも、ブログやなぞなぞ作りなど幅広い仕事もしてくれました。

院長として、大いに感謝するとともに、敬意を持っています。
そんな気持ちを形にしたく、ガールズ・トークの前座として、ネタ振りをしてみようと思います。

昔、テレビでビートたけしが、美人が耳にかかる長い髪をたくし上げながら、ラーメンを食べる姿が嫌だ、と言ってました。
おそらく、「食欲」と「性欲」という、2大欲求がぶつかる化学反応で生じるノイズが生理的に拒否感を生んだのでしょう。
そこで、今回は、あえて、これを逆手にとって、数学では、マイナスにマイナスを掛けるとプラスになるから、
嫌な「食べ物」と、変態的な性的シチュエーションの組み合わせでマイナス×マイナスがプラスになるか、個々に実験してみましょう。
2018年はパワハラやセクハラが炙り出された1年でした。まさに、掉尾を飾るにふさわしいセクハラです。

川原「まずは、うかいさん。綺麗に入浴したあと、タオルで体をふいたら、体の上にワカメを置かれます」
鵜飼「わたし、ワカメ、嫌いじゃないです」
川原「では、ピーマンを置きます」
鵜飼「ピーマンは嫌いです。でも、そんなことしてどうするんですか?」
川原「それを2-30人の空腹のホームレスに手を使わずに口だけで食べてもらいます」
鵜飼「やめて下さい!考えただけで、ゾーっとします」

川原「杉山さんには、体中に、カルボナーラを巻いてもらいます」
杉山「?」
川原「それを、2-30頭のアリクイに食べてもらいます」
杉山「怖いです」

川原「大平さんは、体中の、穴という穴、耳の中や鼻の穴にパクチーを刺します」
大平「先生、嬉しそうですね」
川原「そして、それをオリンピックも近いので、あらゆる肌の色のイケメンに食べてもらいます」
鵜飼「えぇぇ!大平さんのはご褒美じゃないですか!わたしのは罰ゲームですよ。わたしもイケメンがいいです」
杉山「わたしも」
鵜飼「杉山さんは、まだアリクイだからいいじゃないですか。私なんて、ホームレスよ」
杉山「じゃ、アリクイでいいです…。でも、アリクイって蟻以外食べるんですか?」
鵜飼「確かに!カルボナーラは食べないね(笑)」
大平「わたしは、鼻にパクチーを入れられた時点でアウトです」
鵜飼「なんで、先生はホームレスをチョイスしたんですか?」
川原「そういう、AVをこないだ見たんだよ」
大平「じゃ、先生には退席していただいて、本来の趣旨のガールズ・トークに入りましょうかね」
3人「お疲れ様でした~」
川原退場。

 

鵜飼「それでは、今年を振り返るガールズ・トークに入りましょう」
大平「せっかくですから、前にやった、質問、の答えを照らし合わせて行きましょうか?」
杉山「皆さんの記事もちゃんと読みました」
鵜飼「ところで、心のクーポン、で1億円の使い道を、大平さんは、寄付、って答えてたじゃないですか」
大平「あれは何にも思い浮かばなかったんです。1日で1億円を使い切らないといけないのかと思って」
鵜飼「困るんですよ、そういうの(笑)私たちのガメつさが際立つから」
杉山「私、金塊、買ってますし(笑)」
大平「それ!思いつかなかったんですよ!その手がありましたね!あと、うかいさんのカジノ。それも一晩で使い切れますね」
杉山「先生の、1億円の使い道、みました?」
大平「みた!みた!ああいうのありなんですね!是非、ユノ、呼んで欲しいです!」
鵜飼「頑張った分、自分へのご褒美として使うってとても大切ですし、私もそうしたいと思いました」
杉山「そうですね。そこまで無理しなくても、自分へのご褒美として、天麩羅、を食べに行くとかですね」
大平&鵜飼「……」
杉山「天麩羅、違いますか…?」
大平「私、天麩羅、好きですよ」
鵜飼「私も天麩羅、好きですよ」
杉山「1億円の使い道でしたね」
大平「ハイ!私は金塊にします」
鵜飼「絶対、勝ち組になるで~」
杉山「二人ともなんなんですか?こわいんですけど」

大平「ところで、杉山さん、天麩羅って言ってたけど、1人で外食、出来るようになったんですか?」
杉山「それがまだ無理なんです」
鵜飼「マックも?」
杉山「マックは、テイクアウトがやっとです」
大平「大岡山のマックは3階の窓越しに座るといい景色ですよ。時々、患者さんが歩いているのがみえますよ」
鵜飼「私は3階までのぼるのが辛くて(笑)2階の窓から車の動きをみていたりします」
杉山「お二人は、どこまで行けますか?焼肉とかも平気ですか?」
大平「焼肉はちょっと…」
鵜飼「行けるには行けるんですけど、1人だと焼いて食べるリズムが難しくて。一皿も一人用の量じゃないですし」
杉山「ラーメン屋は?」
大平「私は制服で、ひるがお、入ってましたよ。『私はちゃんと働いたんだからおなか空いてるんだ』と心で強く言い聞かせて入りました」
鵜飼「私も休憩時間によくラーメン屋さん1人で行きますよ」
杉山「牛丼は?」
大平「お腹が空いてたら入ります」
鵜飼「『どうしても牛丼が食べたい!』と思うことが人生で一度もないので、行ったことないですね」
杉山「1人カラオケは?」
大平「私はしないことにしています」
鵜飼「しています?」
大平「しています」
杉山「何かトラウマがお有りなのですね。でもここではそれは聞きますまい」
大平「私が入った頃は、休憩は外でしないといけないと思っていたんですよ」
杉山「それだったら、私は絶食です」
大平「ある日、○×さんの休憩中に、間違って控え室を開けちゃったら、先生の背もたれ椅子に座って、足を別の椅子に伸ばして、リラックスして紅茶を飲んでたんですよ。それで、ここで休憩してもいいんだ、って知ってからは外食はしてません」
鵜飼「優雅なひと時を盗み見ちゃったんですね。背もたれ椅子があったことが羨ましいです」

 

鵜飼「2018カワクリアワード。それぞれの選んだものの感想はどうですか?まずは、桜の記事は?」
大平「あの記事で先生のカメラ技術がぐーんと成長しましたよね」
杉山「すごく綺麗で、高木さんとのデート気分を味わえました」

鵜飼「私は、これと迷ったのがあるんです。緑色のおじさんのフィギュアを持って外出した記事も印象的でした」
杉山「緑色のおじさん??」
大平「ヘドラですか?」
鵜飼「ちがう、ちがう。人間で、何か、飲み物持ってる人」
大平「(笑)植木等ですね」
杉山「関節の自由を生かしたポージング!躍動感がすごいです。」
大平「あの頃、先生はあの撮影スタイルにはまりましたよね。撮影している先生たちのこと通りすがりの人が撮影してたり」

杉山「わたしの選んだクルズスはどうでしょう?」
鵜飼「先生のシャチハタ、ずーっと“なんだろうこれ?”と思っていたので、謎がとけました!」
大平「あの記事の内容、私は知っているものが多かったのであの時に先生とこの話したな~とか思い返しながら読みました。
クルズスと言えば、杉山さんはこないだ先生のジョークのクルズスを受けてましたね」
杉山「はい。ブログのコメントで、アメリカン・ジョークを、と無茶振りされて困ってたんです」
鵜飼「それで、先生がジョークのクルズスをやってくれたの?」
杉山「5つ教えてもらいました」
鵜飼「最近、先生、あいさつ代わりにジョークを言うから、何かと思ってたらそれだったんですね」
大平「私は今朝、
『その白いドレスはいくらかね?(1000マルクです。)ハー、と男が溜め息。じゃ、そのピンクのドレスはいくらかね?
(お客様、溜め息2つでございます。)』というジョークをいきなり言われました」
鵜飼「まだ、いいですよ。私なんて、
『旧ソ連の選挙会場。(上から3枚目の投票用紙をくれ)(どれも同じですよ)(せめて自分で選んだ気になりたいんだ)』
ですよ。わけわかりますか?」
杉山「私が、採用したのは、(先生、私、自分のことを犬だと思うんです)(いつからですか?)(子犬の頃からです)」
鵜飼「それは可愛い!あれ?でも何か違うかも??」
大平「フフフ…。それは私と先生で共謀して、書き換えたのです」
鵜飼&杉山「?」
大平「杉山さんは、猫派じゃないですか。だから、犬、の部分を、猫、に変えたんですよ」
鵜飼「ははは。そうかぁ。で、杉山さんはジョークのクルズスでどれが印象的だった?」
杉山「難しかったのは、ナースのジョークで、
『ベテランナースが新人ナースに(あなた、新しい患者さん、あそこに入れ墨してるのよ。
アダム、って。後学のために見せてきてもらいなさい)。新人ナース(はい)。ベテランナース(ね?すごかったでしょ?アダム、って彫ってあったでしょ?)。新人ナース(いえ、アムステルダム、って彫ってありました)。』
というジョークで、よく意味がわからなくて」
鵜飼「。。。まぁ、気にしなくていいですよ」
大平「うん、深く考えちゃダメ」

大平「私は、周期表の覚え方にしました」
鵜飼「あ~。これ、考えた人もすごいけど、覚えてる先生もすごいですよね」
杉山「私は初見ではうまく読めませんでした。」

鵜飼「みんなは、他に次点みたいな記事はありましたか?」
大平「私はうかいさんの選んだ高木さんの記事!」
杉山「私もあの記事大好きになりました!」

 

鵜飼「他に、ガールズ・トークでかかせないテーマは、ドラえもんの秘密道具ですね」
大平「先生の2019年の手帳は、ドラえもん、柄でしたよ」
杉山「どこでもドア、と、タイムマシン、は除外して、どんな道具が欲しいですか?」
鵜飼「うぉ~、女子会の定番!」
大平「間違いない!」
杉山「私はもしもボックスです」
鵜飼「わたしももしもボックスです!」
大平「もしもボックスってどんな道具ですか?」
杉山「電話ボックスみたいのに入ってこんな世界がいいってお願いするとそれになるんですよ」
鵜飼「ドラえもんでその道具が出たとき何でも願いが叶ってしまうから最終回が近いんじゃないかって言われたくらいの道具なんです」
大平「おぉ~!良いですね!でも私は翻訳コンニャクが欲しいんです」
杉山「心理の徳田さんもその道具がいいって言ってました。でもなぜですか?」
大平「私は東方神起の言ってることが・・・細かいことまでわかりたい・・・」
鵜飼「それ愛が重すぎますよ!」

 

鵜飼「この間先生が、面白診断ゲームを見せてくれたんですよ」
大平「あ、あれですよね!いくつかの質問に答えていくと、自分が何のキャラかわかるやつ」
杉山「あ~、化物語のですか?」
鵜飼「そうですそうです。皆さんやりました?私は戦場ヶ原ひたぎちゃんでした」
杉山「あ、わたしもそうでしたよ!」
大平「お~。わたしは千石撫子ちゃんでした」
鵜飼「さすが!やっぱり愛が重いだけありますね」
大平「愛が深いと言ってください~。ちなみに先生はアララギくんでしたよ」
杉山&鵜飼「納得」

 

杉山「もっと、しっとりした大人の女性の会話もしたいですね」
鵜飼「う~ん、そうなると、やはり、日本妖怪図鑑、ですかね」
大平「間違いない!」


杉山「この本の中の好きな妖怪を言い合う訳ですね。大人の女性って、そんな話題を語るんですね」
鵜飼「背伸びしなくてもいいのよ」
大平「私は“頬撫で”にあったことがある気がするんですよね。だから今は“頬撫で”が好きです」
↓↓頬撫で(ほおなで)↓↓


杉山「有名どころにはなっちゃいますが、“一反木綿“が大好きで、家に抱き枕もあります」
↓↓一反木綿(いったんもめん)↓↓


鵜飼「私はまだ全部読んでいないんですけど、現時点では“川男”がお気に入りで、怖いなと思ったのは“古庫裏婆”です」
↓↓川男(かわおとこ)↓↓


↓↓古庫裏婆(こくりばばあ)↓↓

 

鵜飼「あ、あとガールズトークの鉄板ネタと言えば“秘密の話”ですよね」
大平「間違いない!」
鵜飼「周りには理解されないけど、秘かに楽しんでることってありますか?」
杉山「食べ物の写真を撮って、SNSにアップするでもなく個人的に見返してニヤニヤすることです。」
大平「この質問難しいですね。私はよくグミ食べてるじゃないですか。そのグミを噛まないで食べきるということを1人で楽しんでいます」
鵜飼「私は、飼い猫がぐでーんと寝てるときに「おもちが焼けました。こちらがきなこ餅でございます」「こちらがゴマ餅でございます」と言いながら、ゴロンと猫をひっくり返すことです」

 

鵜飼「心のクーポン、で、最後に、自分から質問しますよね。あれ迷いませんでしたか?」
大平「迷いましたよ。ついつい答えづらい質問ばかり思いついてしまって・・・」
杉山「私はふんわりとした質問になってしまいました・・」
鵜飼「それぞれの、質問、に答えましょうか」

杉山「私の質問は、最近あったいい事はなんですか?、です」
鵜飼「杉山さんが受付新メンバーとして加入してくれたことですかね」
大平「私もです。私たち〈良い子が入ってくれますように〉って人形に願い事して木の下に埋めたんですよ。
そのくらい新メンバーを待ち望んでいましたし、その願いは叶いましたね」
鵜飼「そういう杉山さんは、どうなんですか?」
杉山「お二人に、そう言ってもらえた事です!」

鵜飼「私の質問は、今、1番食べたい食べ物はなんですか?、です」
大平「アワビのおかゆ!」
杉山「鶏のたたき!」
大平「そういう、うかいさんは、何ですか?」
鵜飼「カニ!」

大平「では質問の番です。今まで食べた物の中で1番美味しかったものは何ですか?その時のエピソードとともに教えて下さい」
鵜飼「昔バイトしてたところに『自分の店を持つことが夢なんだ』と言っていた板前さんがいて、その人が作ったふろふき大根です。杉山さんは?」
杉山「私は、祖母の家に行った帰りに必ず買っていた、鶏のたたきです。今はお店無くなっちゃったんですが、私は復活するのを祈っています・・。」
鵜飼「大平さんの答えは何ですか?」
大平「リスボンで食べたエッグタルトです!あの時、不機嫌になるくらいお腹が空いてたのですごく美味しく感じたんですよね」

鵜飼「じゃあ逆に、今まで食べた物の中で1番不味かったものは何ですか?」
大平「私不味いものいっぱい食べてますよ。ドリアンの飴も不味かったし、中国のナゾの干し肉も不味かったです」
杉山「ナゾの干し肉は怖いですね・・私はタイヤを食べているかのようで有名な、ハリボーのシュネッケンっていうグミです」
大平「うかいさんは?」
鵜飼「私は高校生の遠足で某牧場へ行ったんですけど、そこで羊を見て可愛い~って言っていたあとに食べたジンギスカンです」

 

杉山「気がついたら私たち、食べ物の話ばかりしてません?」
鵜飼「杉山さんの天麩羅から始り、外食が出来るか。1番食べたい食べ物、1番美味しかった食べ物、逆に1番不味かった食べ物、
ガールズトークの鉄板ネタ“秘密の話”にいたっては、【食べ物の写真】【グミを噛まないで食べきる】【猫を餅に見立ててひっくり返す】ですから
…思い返せばスタートの先生の、食欲×変態、の話からですよ」
大平「口唇期(こうしんき)固着!」
鵜飼「大平さん、いきなり難しいこと言いますね。寝言は寝た時、言って下さい」
大平「クルズスで覚えたんですよ」
杉山「私のクルズスは、ジョークでしたが…」
鵜飼「まぁ、徐々にだからね」

大平「説明しましょう。口唇期退行は、大人だとチェーンスモーカーや酒呑みになります」
杉山「退行って幼児退行の退行ですか?」
大平「そう。お姉ちゃんに妹が出来たら、指しゃぶりしたり爪かみしたり、するあの退行です」
杉山「あんまり、いいイメージじゃないですね」
大平「それは違います。人生とは障害物競走みたいなものです」
鵜飼「ハードルを跳び越えないといけませんね。でも、なかなか上手く行くとは限りません…」
大平「そこです!その場所で垂直跳びみたいにジャンプしていても障害物は超えられません」
杉山「では、どうしたら良いのでしょう?」
鵜飼「それで、いったん逆戻りして助走をつけてから、跳び越えるのですね!」
杉山「それなら体感的にわかります。なるほど、先に進むために、あえて逆戻りするのですね。
勇気ある撤退、ですね」
鵜飼「そう!戦場で生き残る兵士は必ずしも勇敢な兵士とは限らない、という言葉がありますね」
大平「それは心も同じです。我々は、心理的な課題を跳び越えるために、退行、を必要とすることがあるのです」
杉山「おぉ」
大平「会社の社長さんが、入院すると赤ちゃんみたいにバブバブして看護婦さんに甘えるっていうじゃないですか。
赤ちゃんプレイ、もその延長ですね」
鵜飼「大平さん、ひとこと、余計…」

杉山「口唇使うなら、トランペットとか草笛でもいんじゃないですか?」
大平「そうです!おしゃべりとかカラオケでもいいのです」
杉山「おしゃべりは十分しましたね」
鵜飼「じゃ、二次会はカラオケにしましょう」
大平「私は、1人カラオケ、はしない主義ですが、3人ならOKです」
鵜飼「お腹も空いたしね。行こうか!」
大平「何か口に入れてないと気が済まないのも、口唇期…」
杉山「次、行きましょう。じゃ、電源、落しちゃいますね」
3人「では皆様、良いお年をお迎えください」

 

BGM.(川原選):太田貴子「ガールズ・トーク」
(大平選):TWICE 「LIKEY」
(鵜飼選):TWICE 「Dance The Night Away」
(杉山選):TWICE 「ONE IN A MILLION」


志らく

23/ⅩⅡ.(日)2018 雨 天皇誕生日

朝9時くらいに起きて、ふとんの中でゴロゴロして、お風呂に入って、湯舟につかって、うちは風呂場でTVがみれるから、
爆笑問題の「サンデー・ジャポン」と、松本&東野の「ワイドナショー」を交互にみてた。
昨日の外来は混んでいて、待合室に補助椅子まで出していたから、暇で疲れるよりはやり甲斐があったからいいけど、
さすがに疲れた。
疲れをとるには、お風呂が一番。ゆっくりつかっていた。
気の利いた女でもいれば、日本酒と、あて、でも差し入れてくれ、サイコーなのにと現実のニュースをTVが垂れ流すままに、
右から左へと他人事のように消費した。

僕は誰かと何かをやるというのが多分、嫌いなのだと思う。
出来ないか?と聞かれれば、それはきっと逆に、うまい方だと思う。
上手/下手、と、好き/嫌い、はまったく別の次元の話だと思うのだ。 

好きなアーティストは生で観たいし、映画はどんなに家のシステムが完備してようが映画館で観た方が臨場感がある。
僕は、ネットで育った世代じゃないから、やっぱりライブというか、足を運ぶということで、自分の時間をわざわざ割いてでも、
行くということに、対象に対する愛を表現するものだという(古い)考えに縛られている。
だけど、近頃は、映画館で隣の客がスマホみてたり、格闘技会場で格闘技を知らない奴が無料招待されてて不真面目で、
「殴り殺してやろうか!」と血気盛んになるが、そこはぐっと我慢して、むしろ自分が行くのを辞めようと思っていたくらいだ。

でも現代人のマナーの悪さは兎も角として、僕の発想自体は「正しく」て、たとえばテレビ電話とかスカイプ(?)とか、
家にいながらにして、対話できる技術は便利なのだと思うけど、国際サミット(?)のような各国の首脳が集まる会談って、
そういうことでは済まさないで、どこかの国にわざわざ集まる理由は、皆で記念写真をとって、
それを世界に報道することも意味があるんだろうけど、それより、人間としての最低限の誠意として、
お互い忙しいけどプライベートの時間を削ってでも、こうやって集まるくらい、この会を大事に思っているんですよね、という、
価値観の共有や意気込みと誠実さの共有だと思う。
だからどんなに、アプリ、が便利になって、僕は時代に取り残されても、人間としての「正しい」側にいるのだと思う。

今年の夏、ドラえもんの劇場版映画「宝島」をみた。
たしか、さくら学院のライブ・ビューイングをバルト9で観る予定の日で、上映まで時間があったから、時間つぶしにみたのだ。
何か、おまけのオモチャをもらった。↓。

その映画は、宝島の地図を手に入れて、皆で、探検に行こう!という夏休みっぽいテーマだったのだが、
ドラえもんが「じゃ、これ」と四次元ポケットから、どこでもドア、を出したら、のび太が、のび太のくせに生意気に、
「雰囲気、出ないんだよなぁ」と言って却下して、冒険に出る筋で始る。
僕はこの、のび太発言と国際サミットの意義って近いんじゃないかとなと思って、結構、インパクトを受けて、
肝心のストーリーをまるで覚えていない。

そんなことを思いながら、僕は浴槽に入浴剤を追加した。 
そこで談志がよくサインに書く、「銭湯は裏切らない」というフレーズを思い出した。
僕は談志の言うことは大体、共感するのだが、このフレーズだけはどうも合点がいかない。
現実、談志がそういうから、普通の町の銭湯から、スーパー銭湯などいくつも行ってみたが、
結局、周りの客がウザくて、不快な気分をして帰ってくるだけだった。やっぱり人間は嫌いだ。

そこで、「あれ?何か忘れてないか?」と思った。

思い出した!
12/23は、談志の弟子、志らくの、今年最後の独演会で、これは談志から引き継いだ由緒正しい会だ。
手帳に記入してなかったから、チケットはとってあるのに、まったく忘れていた。
肌寒さの皮膚感覚の体感温度が記憶の倉庫を刺激して、記念日反応的に、思い出させたみたいだ。

僕は入浴中。時計は12:00だ。あわてて、体をふいてチケットを確認したら、13:00開演だった。急げば、間に合う。
でも、外は雨だ。気持ちも長湯で副交感神経優位になっているから、「よし、行くぞ!」という気にはなかなかなれない。
こういう時に、どこでもドア、があると便利なのに。

ドラえもん、のひみつ道具事典というのを受付に置いていて、それをみた杉山さんが発見したのが、「かべかけテレビ」。
「これはもうあるじゃん」と皆で笑った。↓。

だから、どこでもドア、もそのうち出来るかもしれない。
どこでもドア、があれば、しずかちゃんの入浴中でも忍び込めるから、マンガならいいけど、実用的にはセキュリティーが問題になる。
電話でも、着信拒否とか非通知拒否が出来るように、どこでもドア、もそうしないと犯罪に結びつく。
未来の、セコム、が何かアイデアを出すとは思うのだが。

そうなると、実際、どこでもドア、の使い道って、制限されて、あまり便利じゃない道具になるかもしれない。
観光地や美術館や景観が売りのところは、非アクセスにするだろう。
たとえば、生徒は遅刻ギリギリで、どこでもドア、を使いたいかもしれないが、学校はそれを非指定地域にするだろうから、
結局、最寄り駅に皆が集うから、今の満員電車と同じようになって、ラッシュになって、激コミして、
「今、アクセスが集中しています。しばらくたって、使って下さい」みたいなことになりそうだ。

それで思い出したのだが、筒井康隆の「日本列島七曲り」という短編集に入っていた、「郵省」という小説だ。
主人公がある日、同級生の女子のことを想像して、オナニーしてると、その娘の部屋に瞬間移動してしまう。
当然、彼女は悲鳴をあげ、彼は不審者扱い、学校でもまったくシカトされてしまう。

ところが、これが「オナニー中にテレポートする=オナポート」として着目され、科学的にも解明され、誰でも使えるようになり、
国が乗り出して管理して、その省庁の名前が、「郵省」。

小説では、遅刻ギリギリにオナポートして学校の校庭に着地する、あこがれの君、を目撃する主人公の複雑な視線が印象的だった。

だけど、現実には、どこでもドア、も、オナポート、もない。
外は雨。季節は真冬。大脳生理学的には、セロトニンが低下するから初動に時間がかかる。
そもそも人間は寝起きが一番、意志が弱い。せめて、前の晩に気付いていたら行ったんだろうけど、
そういう訳で、志らくの、今年最後の独演会、サボりました。

近所の寿司屋で、のどくろ、と、あんきも、をつまみに、カニ酒を呑んでいる。
たった今、となりのカウンターに座ってる常連の紳士から、
「すみません。今、何か作品を執筆中なのですか?」と質問された。店は高級店。僕の髪色は、赤と緑。
昼間から酒呑んで、ノートにペンを走らせてたら、何かそういう現代風の作家とご一緒出来た、と勘違いされたのかもしれない。

僕は相手の夢をこわさないように、
「新作の下書きです」と答えた。新作、ってまさにこの記事なんだけど(笑)、嘘じゃないし。
相手は大きくうなづいて、「うん」と勝手に納得していた。
見知らぬ男への、1日早いX’masプレゼントを送った。

BGM.ダーレン・ラヴ「クリスマス」


心の護美箱⑧~僕のかわいい人

22/ⅩⅡ.(土)2018 雨のち曇り 心の護美箱⑦がいっぱいになったので、⑧を作りました。

君の髪の毛のカールが頬にかかってて、働き者の君には邪魔そうにみえるけど、それでもそうした工夫なんだろうね。
ポーズの、決め、が、ガッツ・ポーズ、なんだけど、それがとてもやわらかい。
ちょっとおすましした顔は、もうちょっと愛想を振舞ってくれたら可愛いのに、冷たくないから良い人なのだと思う。
なだらかな君の胸を強調する店の制服に、僕は少し目をそらす。

あまり器用じゃない君は洗い物ばかりしてる。
それは仕事があんまり出来ないからだろう。
でも僕は君に、オーダーしたくて待ってるんだけど、
君のことを待っていたら30分もお酒がおあずけだから、
テキパキした美人にたのむと、その娘はとても愛想がよくて、ちょっと良い感じのサービスをするから、
僕は君のことがとても心配だ。

君は今日まで、どんな恋をしてきたのだろう。気になる僕なんだ。

君は頬を紅くして、僕と全然関係のないテーブルに、生ビールを運んだり、お水を注ぎに届けたりしている。
まっすぐしか物をみないんだね。
もう少し、視野を広げてくれたら、僕が君の視界に映るのに。

一度に二つ以上のことを言われるとわからなくなるんだね。
時々、おこられてるところをみるけれど、君は自分の落ち度をちゃんとわかっているね。
スピード感が遅いから店の仲間にイラつかれてるけど、それはきっと「慣れ」だと思うよ。
がんばって欲しいと思うんだ。
だって僕がここの店に来る理由の半分は、君がここにいるからになってきたんだよ。
他のよっぱらった、いやな客が君の年令をきいてるのをきいたよ。

そんなことを断れない、君がとても心配だ。

BGM.よしだたくろう「話してはいけない」


メール

21/ⅩⅡ.(金)2018 はれ、日中は暖かい 花田優一靴職人が絵の個展、一枚6万円

ずっと気にしてた子から、メールをもらった。
夏にTシャツをもらって、お礼の手紙を書こうと思っていたが、あっと言う間に秋になり、そのまま冬になってしまった。
どうせすぐに春のやつがやって来るのだ。
こっちから連絡するのもためらっていたが、カンのE娘だからそれを察知したのか、
共感性が高いから気持ちを察してくれたのかもしれない。
メールをもらった。

何も12月を特別視する必要などない、と僕は思う。
単なる、1/12、の月に過ぎず、2月や8月と何ら変わらないはずなのだが、頭ではわかっているが、やはり学習なのだろうか、
12月中に心のモヤモヤが片付くとすっきりする。

僕は大掃除なんて真夏にやったっていいという意見だが、嬉しいメールにおだてられ、ちょっとだけ机の引き出しを整理した。
そうしたら、1万円札が一枚、引き出しの奥から出てきた。
「?」。
「!」。
あっ、そうだ、もしも、何か急に現金が必要になった時のためにと隠しておいた埋蔵金だった。

BGM.EPO「う、ふ、ふ、ふ、」


おしかけ女房

18/ⅩⅡ.(火)2018 はれ 寒い  髪色を村上春樹「ノルウェイの森」風にする

一つ前の記事や、くれたコメントの返信で、テッテ的に、アプリ拒否宣言をしましたが、人間とは両価的なものです。
嫌いと言えば言うほど好きになり、憎けりゃ憎いほど愛おしい。世界はアンビヴァレント・ワールド。てんでんバラバラです。
つまり僕はどこかで、アプリ、に惹かれてて、だけど、自分から告るのは癪だから、アプリ、の方からおしかけて来ないかな?
と夢想しています。

それと言うのも、今、コンビニで、あだち充の、みゆき、を雑誌っぽい装丁の単行本で安価で売っているから、気軽に買って、
酒の友に、読んでるのだけれど、ラブコメの王道も、男・主人公は何もしないのに、勝手に恋(女)が舞い込んでくる、という
まさに男にとって都合の良い設定だから、ウケたのでしょうね。
みゆき、はさらに、妹萌、というのを確立させた金字塔とも言えますが、ここでは多くは語りません、長くなるから。

で、みゆき、もそうなんですが、おしかけ女房、って日本の文化に根強くあって、雪女とか、鶴の恩返し、とか、うる星やつら、
とか、イイナ、と思います。響きが良い。
最近は草食系男子なんて聞きますが、おしかけ女房、って言葉がある限り、昔から男子は草食系だったのかもしれませんね。
健さん、とか、寅さん、とか男の代表みたいだけど、どっちも女には、めっきり奥手だし。
そこが男にウケてるかげのゆえんだったりして。
モテない言い訳になるでしょ。「俺って、不器用だから」。

おしかけ女房、で思い出すのは、はしだのりひことクライマックス、の「花嫁」。
はしだのりひこ、とは「帰ってきたヨッパライ」で有名なフォークルのメンバーで、作曲家でヒットメーカーでもあるが、
リサイタル音源を聴くと、お笑い担当でもある(フォークル自体が、お笑いであるが)。

僕の記憶では、「笑点」の本当の大喜利の前にやる、芸能人の大喜利に出てた。それも、円楽、の位置に。
はしだのりひこ、は去年の12月にパーキンソン病で死んだ。1年になる。合掌。

そのクライマックスの、花嫁、だが、作詞の北山修が当時のインタビューで答えていたのだが、
「あの歌は、おしかけ女房、の歌です」。

当時、僕は小学校高学年。「花嫁」はテレビの歌番組でよく聞けたし、その年の「紅白」にも出てた。
僕は子供ながらに、おしかけ女房、かぁ、と思ったものである。
恋に恋する思春期の前段階の世代で、複雑だった。
同じ年、加藤登紀子の「知床旅情」がヒットした。
父が、「この歌は、森繁(久弥)の歌だが、加藤登紀子が、この歌を歌わせてくれ、と森繁に直談判して、
実現した歌なんだ」と教えてくれたのを覚えている。
父は、女だってそのくらい出来るんだ、すごいなぁ、というリスペクトの意味で言っていたのだが、
僕は「花嫁」の北山修のインタビューを読んだ直後だったから、「こいつも、おしかけ女房、か」と思った思い出がある。

で、アプリ、である。
「花嫁」と「知床旅情」が流行ったのは、1971年だ。僕がはじめて好きになったアイドルの天地真理がデビューする1年前だ。
今は、平成30年12月。
嫌がる僕に根気強く、おしかけて、アプリを教えてくれる、‘女房’、を待つ。

BGM.はしだのりひことクライマックス「花嫁」


アプリ

14/ⅩⅡ.(金)2018 はれ、寒い 今年の漢字は「災」

思い返せば、昔から、メカ音痴だった訳ではない。
いつからだろうか。
やはり、LPがCDになったあたりからだな。
ビデオのダビングとか、コピーガードを飛ばす機械を秋葉原で買って持っていた。

最近は、同窓会の連絡もライン。僕は、アプリ、がわからない。
最初は皆、根気強く教えてくれたが、実際、僕のスマホを操作すると、魔法にかかったように、皆、訳わからなくなり、
いまだに、アプリ、は不通。
あげくは、ラインしか通信手段じゃなくなったかのように、メールには誰も返信が返ってこず、僕は陸の孤島にいるようだ。

テレビがつまらないからラジオが面白い。しかし、ラジオを聴く機械(機会)がない。ラジカセがない。
そうしたら、ラジオも、アプリ、で聴けるらしい。
熱心な(親切な)患者さんに、何度も何度もやり方を教わったが、さっぱりわからず仕舞い。
技術的には、「パスワード」がわからないということらしい。勿論、それがすべての問題ではない。

僕は多分、意識的・無意識的に、アプリ、を拒んでいるのだ。
新しい文明に媚を売る自分を抑止しているのだ。
それは懐古主義とか頑固と言ったものとは違う、自分の世代への強い自負と絶対的な正当性だ。

年長の従兄弟のヒーローは、鉄腕アトム、で、僕の4つ上の兄は、鉄人28号。
そして、ウルトラQを経て、僕のヒーローは、ウルトラマン、だった。そこからが、カラー放送!
そして僕は高度経済成長の子供だった。
僕の友人は学年は僕より1個上だが、兄弟がいないから、子供の頃のウルトラシリーズの思い出は、
ウルトラセブン、かららしい。1個上なのに、ダセェな、と思った。
こうして僕は僕より上のことを言う奴は「古い」、僕より下の話題をする奴は、「本物を知らない」奴と、
自分の世代に胸を張れる時代の寵児だった。

だから僕は僕の世代に対してものすごく優越感があり、それは僕より上の世代の人以上に新しい文化を拒む傾向がある。
あれだけ個性を尊重して、群衆にまみれる姿を醜いと軽蔑した世代のくせに。

しかし、よく考えたら僕は同年代の奴らにも文句を言ってた。
それはたとえば、同世代だからという理由だけで、十把一絡げ、にされて、まるでちびクロサンボの虎みたいに、
まざりあって、バターにされるのはご免だ、と思ったもので。

つまり、世代の団結力というのは語彙の時点で矛盾があって、意味の時点で破綻している。
現に、僕らの世代も、ラインをして同窓会のやりとりを難なくしてるし、僕はそこからはぶかれている。
アプリに、はじかれている。

BGM. 高橋美枝「ひとりぼっちは嫌い」


うなぎ

よく色んな飲食店の店主やマスターやオーナーと話をするのだが、共感し合うのは、
「いつ混むのか、まったく予想出来ない」「分散して来てくれればいいのに」ってことだ。
うちは飲食店ではないが、そういう発想は、うちのクリニックも同じ。
もっと予約制を徹底させれば違うのだろうか。

後輩が開業している日を5日から2日に減らして、完全予約制にしたらキャンセルがなくなったと笑っていた。
そういうことをすればいいのかもしれない。

しかし、今日は行きたくない、突然今日行きたい、ということもあるのが、僕らの診療科の特徴だと思うし、
大学病院や医療センターと違って町のクリニックの役割ってそういうことだと思ってる。
いつでも開いてる安心感が生命線だ。

僕の行きつけの寿司屋はAM11時開店だが、AM9時から暖簾がおりてる。
それを店主に聞いたら、おかみさんが勝手に出してしまうのだという。
「もうやってるよ」という安心感を出してるらしい。
うちのクリニックが昼休みも閉じないで通しで開けておくのと同じ理由だ。
その店は店主が27才の時にオープンして、今年店主は77才、50年開業してることになるそうだ。
50年間休みなく、毎日営業、朝11時から夜10時までぶっ通しで、昼休みも作らないでやってきた。

僕は人が多い店は嫌いで混んでる店が嫌いだから、休みの日にこの店の昼過ぎに行くと、丁度ランチが終り、
ディナーの前の静かな時間帯は僕の’貸切’になるからゆっくり酒を呑み、つまみを食べ、本を読み、時に店主と会話して、
3時間くらい店にいて、そろそろ店が混んでくると、おいとました。

その店も今年いっぱいで営業形態を変えるらしい。
定休日をもうけ、昼休みを作り、その間は店を閉じてしまうらしい。店主は少し淋しそうに、「普通の店にします」と言った。
そうなると、もう僕の行く憩いの店ではなくなってしまうな。
せいぜい、今年いっぱい通いつめ、来年からのことは来年考えようと思う。

話を戻すが、よく色んな店の人が、いつ混むのかわからない、というが、逆に、この日はカレーを食べたい、とか、
ハンバーグを食べたいとか、うなぎを食べたいというお天気にもよく似た生理のようなものが人間にはあるのかもしれない。

僕がある日訪れた、うなぎ屋、は7名の団体と2グループ入っていて、僕が入ったらほぼ満席になった。
きっと、うなぎを食べたくなる陽気だったのかもしれない。

7名の団体は小さな会社のようで、おじいさんの会長が若い女の子から50才過ぎの男たちまでを引き連れて、
うなぎを振る舞い、コミュニケーションをとる会合のようだった。
数日前、杉山さんの歓迎会を自由が丘の中華料理屋でスタッフ全員でやったばかりだったが、およそ景色が違った。
僕らの会はシーンとしていて、皆、出方をうかがって、会が終ると開放される…みたいな緊張感に支配されていた。
ところが、うなぎ屋は和気あいあいとして、若い女の子たちも遠慮せず、よく呑んで焼酎のボトルもお代わりされて、
ベラベラしゃべってケラケラ笑って、50才くらいのオヤジギャグが店内に響いて、それを若い子がツッコンで笑いに換え、
会長さんは機嫌良くなって「来年はハワイへ社員旅行だ」と言って、歓声があがって、盛り上がって、
「次はカラオケに行こう!」とノリノリだった。
僕は数日前のクリニックの会と大違いだと思って、自分のリーダーシップのなさ、というか器の狭さを痛感していた。

ところが、その会長が、「じゃ、お開き。解散!」と宣言すると、会長を残して6人がサッサと店を出て次の店に消えた。
会長はヨボヨボのじじいだ。
咳をして、女将さんにお水をもらったり、残ったうな重を「明日の朝ごはんにする」とパックしてもらったりしていた。
そうして会計をして領収書をもらってる姿は寂しそうで、僕は小声で、「ハワイになんか連れてくな」ってつぶやいた。

数日前の会はお開きでもダダをこねて中々帰らない僕がやっと店を出た時、皆、店の前で待ってて、
駅までは皆で話しながら歩いて帰った。
振り返ると、うなぎ、より、全然いい会だと思いました。

BGM.ザ・ランチャーズ「真冬の帰り道」


夢日記~何の超能力も使ってないのに~

12/ⅩⅡ.(水)2018 雨、寒い 来年1/7~手塚治虫作品「どろろ」テレビアニメ化

夢日記。
「真夏の深夜。‘僕’は、エスパー魔美、になって公園へ行く。するとそこでは1人の青年が歌を歌っている。
彼はこの間、歌手でデビューしたばかりで、幸いデビュー曲はヒットしたが、このまま一発屋で終っちゃうんじゃないか、
将来どうしようかと心配していた。時は、1978年にタイムスリップしていて、その若者の名は、くわた・けいすけ、と言った。

えっ?サザンの桑田?
魔美は思わず、(な~によ。あなたなら全然大丈夫。そのまま続けなさい。きっと皆の心に届く歌をたくさん作れるわ)、
と勇気づけたら、(ありがとう。何だか自信が出てきたよ。こうしちゃいられない。さっそく家に帰って曲作りをするよ)、
と帰って行った。

あれ?でもまずかったかしら?未来から過去に介入したことになるのかしら?
でも、何の曲のヒントもイメージも与えてないし。
でも、この助言で、桑田さんが歌手としてやって行こうと思って、そういう歌の影響が少なからず、‘僕’のパーソナリィティー
形成に関与しているなら、その分身である、魔美が、橋渡ししたことになるって、なんかエスパーって不思議!」

BGM. 橋本潮「テレポーテーション~恋の未確認」