こんにちはソネです。
今回は今回は「シビれるシーン」について書くことになりました。
シーンを言語化することが予想以上に難しくて苦戦しました。
3つに絞れたので今回3つ紹介します。順位がつけられなかったので私は順位付けしません。
自分がシビれるシーンについて独断と偏見の固まりで自分の好きなように書いてしまっています。
伝えたいことを拙い説明で伝わらないかもしれませんがご了承ください。
1つ目「耳をすませば」
好きな人、嫌いな人、両極端が多い作品だと思います。
この作品の私がシビれたシーンは
聖司くんと雫の初対面の場面です。
雫はベンチに忘れた自分の借りた本をとりに戻ります。
そこには見知らぬ男の子(聖司)が自分の借りた本を読んでいて本にはさんでいた
コンクリートロード(カントリーロードの曲になぞって雫が作詞したもの)の歌詞をみられてしまします。
本文一部抜粋
聖司「お前さ、コンクリートロードは、やめた方がいいと思うよ。」
雫「読んだなーっ!」
雫「やな奴、やな奴、やな奴! やな奴、やな奴、やな奴!」
雫「やな奴!」
雫「“コンクリートロードは、やめた方がいいぜ” なによ!」
文では伝わらないので是非本作品を観て欲しいんですが、
このシーンの『やな奴~』裏にコンクリートロードというBGMがながれます。
そして自宅で牛乳を飲みながら雫は“コンクリートロードは、やめた方がいいぜ”
を聖司のマネをしながら言葉を発し、コップを置き、
なによ!といいながら冷蔵庫をバタン!としめます。
この瞬間『やな奴~』から流れていたコンクリートロードのBGMがスッと消えます。
コンクリートロードのBGMはコンクリートロードと言う言葉を編集したものなんですが、
バカにされていらだっている雫の心理との兼ね合いやもやもやした感じ、さらに牛乳をのみ冷蔵庫を勢いよく閉めるという行為でもやもやを発散し同時にBGMも消える。
このBGMには雫の心理が深く関わってるのではないかと思い、すごく感動しました。私の中で耳をすませばの1番好きで思いで深いシーンです。
あくまで個人分析なので本当に意図してBGMをつけたか定かではありません。
2つ目「言の葉の庭」
学生時代に学校中ですごい!と話題になった作品です。
あまりにもリアルで美しい情景描写。これは好きな人、苦手な人がいるかもしれません。
写真のような情景はアニメ作品とは思えません。
この言の葉の庭では“雨”が大きく関わっています。雨の表現の豊かさはこの作品に勝るものに出会えないような気がしています。
私が特に好きなシーンがエンディングテーマのRainが流れ出すシーンです。
ユキノの家から飛び出したタカオを追いかけ、ユキノは自宅から非常階段へ向いタカオを見つけ、タカオはユキノに自分の気持ちをぶつけます。
このときの雨の描写は強弱があり、揺れ動く心の描写のように思えます。
タカオ「(長いので省略)・・・そうやって生きてくんだ」
のセリフの後ユキノに画面が変わり背景が雨から光が差す情景になります。
ユキノはタカオのほうへ階段を駆け下りるのですがこの時の間や彼女の駆けるときのステップとrainの導入タイミングがとても素晴らしいです!!
rainが流れ出してからはまるでミュージックビデオみたいで感動しました。
もっとわかりやすく説明したいのですが、私の語彙力では無理そうなのでやめておきます。
3つ目 「You Suffer」
ナパーム・デスというイギリス出身のバンドさんの曲です。
この曲は初めて聴いたとき私がすごくビックリした曲で、意表を付かれました。
学生時代に授業中に取り扱ったのですごく印象的でいまで、たまに聞きたくなります。
この曲についてはあまりネタバレするとビックリできないんです。
だから多くは語りません。
私のなかで、シビれるシーンに必要不可欠な物が音みたいです。
映画やドラマ、アニメ、音楽。全てにおいて音ってとても重要な物です。
学生時代の授業でホラー映画を無音で観るという授業がありました。
ホラーはどちらかと言うと好きなのですが、ホラーの魅力は緊張と緩和にあると思うんです。
こわい話のなかにどこかホッとできる一瞬がありそれをさらに裏切ったかのようにぞくっとすることが起こる。
これが面白いところだと私は個人的に思っています。
ホラーの緊張と緩和は音が表現していることが多く、無音でみるホラーはとてもつまらなかったんです。
この授業において私は音の役割、重要さについて考えさせられる授業でした。
最近はホラーより、夜自分の部屋の水道の蛇口がゆるんで水がポタポタ落ちる音が異常にこわいです・・・。
では、次にバトンタッチです。
BGM『GLORIA』ZIGGY