19/Ⅳ.(水)2017 暑い
ネイリストさんが3月いっぱいで田舎に帰ることになった。
そこで僕は新宿の紀伊国屋のアドホックのマンガ店から、美容院あてにマンガを送った。
彼女の故郷が舞台の「惡の華」全11巻と、僕が今ハマってる「デデデデ」1~5巻。
そして、これだけだと僕の趣味なので、きっとネイリストさんの趣味とは合わなそうだから、
30才OLと12才小学生男子の物語「私の少年」1~2巻もチョイスした。
<読み終わったら美容院の近くにブックオフがあるから、そこで換金して昼飯の足しにしたらよい>、と手紙もそえた。
ネイリストさんには、僕がお題を言って、彼女のインスピレーションで即興でデザインをするという遊びをよくした。
たとえば、「ロングヘアーをバッサリ切った中川翔子の揺れるまなざし」。↓。
そして、「愛と平和を歌い続けるシンガーソングライターの休日」。↓。
それ以外には、僕がその時に夢中になってるマンガを持っていって、それを爪に書いてもらっていた。
たとえば、「魔法騎士レイアース」。↓。
「まどマギ」もやりました。ほむら、ちゃんは黒なので、除外しました。なので、背景にほむらを入れて撮影しました。↓。
そして、「デデデデ」です。
赤が、おんたん、で青が、門出(かどで)、です。門出をひっくり返して読むと、デーモンになります。
デデデデ、とは、デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション、が正式名です。↓。
こういう楽しみ方が、もう出来ません。
僕はそういうところがあるのですが、ネイリストさんと会う最終回の予約をドタキャンしました。
マンガを送ったのは良いのですが、迷惑だったらどうしようと弱気になったのです。
それは想定内で、だからこそ、ブックオフに売って~、と予防線を張って、重くならいようにしておいたのですが。
やっぱり、お別れに立ち会うのが、嫌なのですね。<さよなら>を言ったら、「さよなら」、になってしまいますからね。
こないだ、美容師さんから、「ネイリストさんからの手紙を預かってる」と言われて渡されました。
そこには、「マンガは東京の思い出として大切にします、売ったりしませんから」、とのこと。
「最後にお会いしたかった」と書いてくれていた。
ちなみに、マンガで一番気に入ったのは、「私の少年」で、「続きを自分で買って読みます」とのこと。
「デデデデ」も続くのに。
やっぱり、彼女とは趣味が合わないな。
BGM. ザ・ドリフターズ「ドリフの真赤な封筒」