3部作-①アイデンティティーを考える

22/Ⅶ.(土)2017 18日連続の真夏日
アイデンティティーと言えば、みうらじゅん、のマンガ「アイデン&ティティ」が面白いですね。
1.でボブ・ディラン、2.でジョン・レノンが主人公の前にあらわれて、メッセージ(彼らの歌詞の引用)を送り、
主人公(バンドマン)が商業主義的な「ロック」の流れに抗って、社会にプロテスト・ソングを発表してゆく成長物語。
バンドマンを自分の職業(立場)に置き換えてみると良い。
ちなみに、ディランとジョン&ヨーコは主人公にしか見えないし、その声は彼にしか届かない設定。
裸の王様、の逆パターンですね。あれ、同じかな?
下が、みうらじゅん、の「アイデン&ティティ」の載ってた雑誌。↓。

カワクリでは、今、アイデンティティーを考えるキャンペーンをやっています。
しあわせの基準がわからない現代、不幸の基準もわからない。
高学歴の人がバカなことをやっているニュースが毎日、聞こえる。
勉強だけ出来てもダメなことは、もはや国民に啓蒙されたのではないか。それなのに、勉強しろ、と言う。
わけがわからない。青春はどうなる?
利口の基準もバカの基準もわからない。
自分が利口かバカかもはっきりしない。中途半端もつらいぞ。
いっそのこと、ぐうの音も出ない理論で、お前はバカだ、と納得させられたら、むしろ楽に生きられそうだ。
自分はバカだと思っても、バカの考えだから反対なのかも。じゃ、自分は利口か!やったー。
こんなことを毎日考えている。多かれ少なかれ、みんなも同じじゃないか?
自分とは何物か?それを、ここではアイデンティティーと呼んでみる。
イジメやハラスメントなどの外的なストレスは、耐えたり、逃げたり、工夫してしのぐのだが、
内面的なアイデンティティーは、外的なストレスと同じくらいやっかいだ。
アイデンティティーには身分証明の意味もあるが、
自分が所属する準拠集団(学校・会社・家族・都会・男/女役割etc.)
の求めるものと己の価値観に差がありすぎて、しっくりこない。
昨日や今日に始まったことでもない。
そういう意味では、逆説的だが、アイデンティティーがわからない人生こそが自分のアイデンティティーだ。
これじゃ、禅問答か言葉遊びで、まるで答えになってない。世間はそんなに甘くない。
そこで、お待たせしました、今回のキャンペーン!
自分の歴史やルーツや生い立ちや風土や文化を専門家と一緒に見つめ直し、アイデンティティーを考える。
そういう作業がカウンセリングなのだと考えている。
※詳しく知りたい人は受付に。カワクリ心理部門が作ったパンフレットあります。
BGM. さくら学院「アイデンティティ」


11 Replies to “3部作-①アイデンティティーを考える”

  1. 3部作に投稿-①
    『明日の試合で 第一球は、”ストレートど真ん中” に投げます。』
    ・・・気のせいでしょうか。 そんな風に誘いをかけられている気がしてなりません。 かつて不動のオーダーで甲子園三連覇に挑む常勝・明訓高校でしたが。 まんまと誘いにハマった闘将・土井垣監督。 1番バッターに山田、4番に岩鬼と打順を組み替え、山田は先頭打者・初球ホームランで喉から手が出るほど欲しかった先取点をピッチャー里中にプレゼントします。 が。 無敗・明訓に土が付いた、38年前のあの夏を思い出さずにおれません。 少年チャンピオン誌・夏の合併号だったでしょうか。 東武日光線の栃木駅ホームで快速・浅草行きを待ちながらベンチに座って読み、愕然としました。
    ちなみに。 このエピソードは自分のトコでも過去に取り上げていました。 もはや懐かしいです。 よろしかったらどうぞ。
     → 2009/08/02 Sun 高校野球のコト
    ところで。 本題に戻りますが、まさか戻って来られるとは。 ・・・いえ。
    キャンペーンに乗せられてというワケでもありません。 でも少し考えてみたいと思います。
    今さらながらに打ち明けますと、(キャンペーン・タイトルについて)ワタシの申し上げたかったのはニュアンス的には少し旗色が異なります。 むしろ逆からの探求とでもいうか、これまでの自分にとってのある近しい・・・物事・地域・出来事・時代や時勢の流れ・自然環境・(実際の)民族や風俗・生産活動などなど。 そこに自分を”置き直してみる”作業でもあるのかなと感じています。 ”Discover in Japan2” みたいなのに釣られてL特急やブルートレインに乗ってあちこち出かけていく必要なんてなかったのだと。 普通、人生の黄昏時に人が行うようなことを既に3~5年前を中心に集中的にヤっちまった(やらかしちまった)感があり、その活動はやや落ち着いている今でも、妙な後ろめたさ感覚として今に至ります。 抽象的なことばかりで恐縮ですが、具体的なことを述べ出したらその長さ的には・・・ ぞっとします。 どうか想像させないで下さい。 そっとして老いてください。 ・・・タイムリーな誤変換なのでそのまま採用としました。
    ③から始まって②~①と遡って参りましたが、これにて”3部作に投稿”の完結とさせて戴きます。
    P.S. いっぱい汚してスミマセン。 今度の時に院内のどちらでも掃除しますのでお気軽にお申し付け下さい。
    P.S.2 掃除用具等は使わせてください。 切れた消耗品の買出しとかもしますので。
    P.S.3 ついでに替えのストッキングとかはヤメてください。自重してください。 以前そんな目にあってとても辛かったです。

    1. 散文気分さん、こんばんは。
      ついこないだ、にわかに「ドカベン」が読みたくなり全48巻読破したばかりで、弁慶高校は記憶に新しいです!
      ドカベンのジャンルは、学園マンガ、で、1-6巻くらいまでは、野球じゃなくて柔道をやっているんですよね。
      その頃の(初期の)、岩鬼・太郎・サチ子花のトリオが繰り出すドタバタの頃が一番面白いですね。
      太郎が明訓に入った夏の甲子園、フォークボールの緒方を擁する、いわき東、との決勝戦までが見応えありであとはちょっと…、
      と思っていたら、30巻過ぎて、弁慶高校との戦いは終盤で一気に盛り上がりますね。
      僕も、散文気分さんの言ったエピソードが、ドカベンの中で最高傑作だと思います。殿馬がキーマンでしたね。
      高校野球のシーズンだし、勝手に盛り上がってしまい、本題に戻る前に紙数が尽きてしまいました。
      残念です。
      キャンペーンは、ちょっと営業的な匂いがしましたか??
      本当なら、この勢いで「大甲子園」の話もしたかったのですが、自分の好きな話だけ一方的に喋るとしょこたんみたいなので自重します。
      今度、じっくり、アイデンティティーについて語りましょう!
      そうじは良いですよ(笑).
      ではまた~

  2. 先生今晩は。
    自分も好きな話だけコメントしないよう
    努力します。
    最近地元友人と会話をする時、アイデンティーティーと言う単語が
    飛び交います。
    自分らしさと言う時に良く使う言葉です。
    最近自分らしさと言う事を
    自分自身問いかけます。最終的には
    自分の自然体なんじゃないかな?と思い
    家に居る時ぐらいストレスのかからない様になるべく
    しています。
    音楽聞く時はヘッドホン着用とかして聞いてます。
    ここにコメントして気づきましたが
    自分は音楽好きなんだなーと思いました。
    余り考えてませんでした。(これってアイデンティーティー?)
    散文気分さんに続き自分もクリニックの掃除
    手伝いたいです。
    一応それを生業としてますから
    自分もやってみたいです。
    BGM:ZIGGY 『GLORIA』

    1. kinomoto sakuraさん、こんばんは。
      アイデンティティーについて考えたことをここに書いてくれたのは、勿論、kinomoto sakuraさん自身のためにもなりますが、
      他の読者のためにもなりますね。
      体験談が直接的に参考になる方もいるだろうし、そうでなくてもこうやって表現するのもありなんだという例題になりますね。
      「笑点」の大喜利は筋書きがありますが、視聴者やホールの客にはあらかじめ知らされてはいません。
      だから、まだ空気が温まってない時や少し難しい出題の時は、とりあえず手をあげて答える役割の人が必要です。
      主に、円楽がやっていますね。
      何を言いたいかというと、そんな役割をしてくれたんじゃないかなと思うのですよ。
      散文気分さんにも言いましたが、そうじ、は大丈夫です(笑)
      ありがとう、気持ちは嬉しいです。みんなのクリニックだと思ってくれてるんですよね!
      追伸、トモトモさんがコメントにメッセージくれてますよ~

  3. これを読んで下さっている皆様へ。
    自分は相手にものを伝えようとすると我が出てしまい、自分は未熟で
    傲慢さが表現されてしましますが、
    このコメントは、先生に言われた通り謙虚に誠実に伝えて見ますので
    宜しくお願い致します。
    題して、引きこもり健康法? とでも致します。
     
    自分の仕事までの経緯です。参考になればと書いて頂きます。
    一つ目、まず引きこもりから始まり家から出れなかったので部屋でテレビ・ラジオ・アニメ・まんが・音楽・読書で
    生きる為の知識を学びました。三国志で言えば、諸葛孔明が世の中に出る前
    隠棲(いんせい)をしていた事から学びました。自分がこの時出来ると言えば
    知識を得る事でした。たとえば人生は戦いの連続と気付いて、孫子の兵法書読み続けました。今で言う、武経七書ですが、その中の一つ孫子の兵法書に「彼を知り、己をしれば百戦して危うからず」と先生も書いていましたが、これは、「相手と自分を知っていれば戦う度、必ず勝てる」と先生は話したかったのです。
    次にした事は、昼間はなるべくカーテンをすべて開ける事です。
    カーテンを開けた状態で、自分の趣味に没頭するです。
    始めのうちは隣近所の目が気になり震えてしまいましたが6ヵ月を過ぎた頃から
    慣れて来ました。結果他人の目が気余りにならなくなって行きました。
    この次にした事は、ウォーキングです。
    毎晩九時消灯、明け方の五時に起床して30分歩きました。これを続けると
    3ヶ月ぐらいから自分に、体にも変化が出てきます。これを一年半実行しました。
    ただし3月くらいになると夜明けが早くなり周りの目が気になり四時ごろ歩きました。
    朝食も取れて体が楽になり、21時近くになるとだんだん
    眠たくなり眠剤も必要なくなります。
    物凄く体力が上がり一石二鳥の上をいきました。
    とりあえず、以上です。参考になればと書かせて頂きました。
    最後に自分が伝えたい事は、
    病気は辛いし闘病生活は長いので、自分も含めて
    楽しく前向きに病気と向き合いたいですね。
    では、最後まで読んで頂いて有難う御座いました。
    また、機会が有れば色々な病状を回避する考え方とかも
    話せる事が出来れば話したいと思います。
    お付き合い有難う御座いました。
    BGM:ZARD 『負けないで』

  4. どうでもいいのですが、川原クリニックって検索すると○○市とか、全国の候補が上がりますね。お医者さんの家系の名字ってありそうですね、難しい漢字の。今これを書いていて、先生のご先祖は、幕府のお抱えの医師で、名を○○といい・・・という超面白い設定を思いつきましたが、つまらないのでやめます。僕の机の横に、貝原益軒先生の養生訓が置かれていますが、貝原と川原って似ていますね。ちなみにこの本の一番面白いところは、交接の回数と年齢のところです。
    本屋さんに入って、探すわけでもなく、なんとなく手に取った本がすごく良い本だった経験はございますか。
    僕はたまにそういうことがあるんですが、新品の本だったら売れ筋だったりして、あり得ると思うのですが、今日手に取った本は、ブックオフだったので、まさに運命といいましょうか。
    もしかしたら、東京の精神科の医師なので先生のお知り合いかもしれませんけれども、それは高橋和巳先生の本で、まだ全部読んでないんですが、結構ぐっとくるものがありました。
    大まかな内容は、人は普通は壮年期、中年期に差し掛ると変わらないといわれているが、変わることができる。というか、診察を通してそういう人を見てきました、そしてメカニズムはこんな感じだと思います。という内容の本でした。僕は絶望を穴の底みたいな、出口がないようなイメージでとらえていたのですが、絶望っていうのは、シーズン2が始まるためのシーズン1の終わりみたいなものだよ(そうは書いてないけど)と書いてあって、ここが一番よかったです。
    いろいろと良いほうに転がるといいのだけれど。

    1. ダークマター 新たなる希望さん、おはようございます。
      「どうでもいいのですが」という書き出しが、郷ひろみの「花とみつばち」みたいでキャッチーですね!
      うちの親戚に医者は多いですが、僕はこれまで学校や職場で、「川原」という人と会ったことがないです。
      兄以外は。
      でも、「川原」って医者の家系ではないのでは?
      「かわらこじき」って言葉もあるし、どうなんでしょうね。
      僕は友達が少ないので、高橋和巳先生、を存じ上げません。
      昔、V9の時の巨人にいたギッチョの全力投球型の高橋一三(かずみ)投手なら知っていますが。
      ダークマターさんのハンドルネームがリニューアルされてて、良かったと思っています。
      その本の内容、今度、詳しく教えて下さいね。
      人生が良い方に転がるといいですね。転がった先の方向が良い方向だったら、もっと良いですね!
      ではまた~

  5. 今回の記事、すごく興味をひかれました。
    アイデンティティーがわからない人生こそが自分のアイデンティティーだ。  まさにその通りだと思う
    カウンセリングに興味がでたのと、パンフレットが欲しくなったぞ。

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