19/Ⅴ.(水)2010 くもり
たつじ「トンボって、英語で何っていうか知ってる?」
(羊)「どうしていつも、トンボのことばかり気にするの?」
ある日の昼下がり、(羊)とのやりとり。
BGM. スコット・ジョプリン「ジ・エンターティナー」
カラスの飼育
18/Ⅴ.(火)2010 はれ
自動車免許の取り直しをするため、朝から中庭で猛特訓を続けるカラスを見つめる男の目はあたたかい。
鳥が空を飛ばずに、ずっと中庭を歩いているのはかなり根気が必要だろう。
男がこっそり木からピアノ線を張り餌を地面ギリギリに吊るした工夫の効果もあるようだが、
男はソッと僕に打ち明ける。
「字も読めないカラスにテストを受けろ、というのがどだい無理な相談ですよ」。
まったくだ。そんな夢を見た。
スペインのことわざに「カラスの飼育」というのがあって、あっもう夢の話ではないです、
カラスにいくら愛情を注いで育てても目玉をくり抜かれてしまう非道い仕打ちを受けるという意味らしい。
僕はあまり映画には詳しくないが、昔「カラスの飼育」という超能力が身についたと思い込む少女の映画を観たことがある。
アナ・トレントという天才子役がすばらしい演技をしていた。
アナ・トレントは「ミツバチのささやき」という映画でフランケンシュタインを信じ込む自然児みたいな幼女の役をやっていて、
「エル・ニド」という映画では美少女に成長し少女の気まぐれさや攻撃性を見事に表現していた。
「カラスの飼育」は年代的にその間くらいの作品ではなかろうか。
アナ・トレントをせっかく思い出したので、もう一度、観てみよう。全然、記憶と違うかもしれないし。
BGM. ザ・ブルーハーツ「トレイン・トレイン」
なぞなぞを一つ。「非売品」。
17/Ⅴ.(月)2010 はれ
「鳥」が占いに凝っている。
とくに六星占術という生年月日の数字を足したり割ったりして「水星人」とか「木星人」とかにカテゴライズして
その星人の性格や才能や運勢をズバリ言い当てる占いである。
細木数子さんが四柱推命を改良して作ったと何かで読んだことがある。
どこにでもバッシングする人はいるもので、ある年の新年の番組で細木さんがホリエモンに
「あなた、今年はいい年になるわよ~」とズバリ言ったらその年にホリエモンが逮捕されたものだから
(だから当たらない)と価値下げする人もいる。
別に肩を持つつもりはないが、細木数子は別のTV番組で
「六星占術は占いではなく統計学である。だから、人生の参考にして欲しい」という趣旨の
発言をしていたのを見た記憶がある。
ちなみにギョロメ先生こと高田文夫先生とジュリーこと沢田研二は全く生年月日が同じらしい。
だから、高田文夫先生は生年月日を基にした占いは一切信じず事あるごとに
「占いが当たっていればオレとジュリーの人生同じはず、バッバッ」と笑い飛ばしている。
話は脱線するが、すぐ戻すので安心して欲しい。
先日、浅草のマルベル堂というブロマイド屋に寄ったら全面的にジュリーを売り出していた。
店内にかかる音楽もジュリー、店の目に付くところはジュリー、ジュリー。
もし火星人や水星人が地球の調査のために来訪し、たまたまマルベル堂にしか立ち寄らなかったら
「2010ネン、ジャポンニオケル、モットモエイキョーリョクノアルジンブツ、ソレハ…ジュリー」
と誤って記述されるのだろう。
そのくらいすごかった。嘘だと思うなら一度、見に行くといい。脱線終了。元に戻します。
医学生の時、生理学の授業中に星座占いの本を読んでいたら先生に見つかって、
そういうのは統計学だからある程度当たるんだよ、と教わった。
すぐれた科学は魔法に似ている、と言ったのは誰だっけ?
つまるところ人間が人間である限り不安は尽きないのだから占いブームは続くのだろう、
と小さく(意味なく)まとめてみた。
「あなたはおそらく一生涯孤独でしょう」と昔、あまり当てになりそうもない占い師に言われたことがある。
BGM. 石野真子「ジュリーがライバル」
ビートルズの夢
16/Ⅴ.(日)2010 はれ
今日はたくさん寝たのでたくさん夢をみた。
これは、ビートルズの夢。
卒業した学校の同窓会に出た。
校長先生らしき人が挨拶のかわりにおニャン子クラブの「セーラー服を脱がさないで」の替え歌で、
僕らにメッセージを~フリまでつけて~送ってくれた。
♪セーラー服を脱がさないで~ てめえら、いいかよく聞けよ~
♪セーラー服を脱がさないで~ 髪を伸ばしたり服装違反したりカッコよくは見えなかったけど
何かの反発だと思ったからそれはいいことだ~
♪セーラー服を脱がさないで~ そうさ、おめえらにはそれ位しか‘力’がなっかたからな、しょうがねぇ~
♪セーラー服を脱がさないで~ てめぇらも社会に出て、少しはやつらと戦うやり方がうまくはなったかい?
こんな歌だった。
生徒たちはヤンヤの大歓声だ。
だけど、果たして、こいつらは本当に‘反発’なんかしているのか?
「現状への不満」とはき違えてるだけじゃないのか?俄かに学生時代の記憶が蘇る。
~だから集団になるとロクなことはない。個々には善良な奴だとしてもーむしろそういう奴ほどそうなんだ~。
急に僕は、ここにいていいのか?と不安になる。
するとその時、ビートルズの4人が特別ゲストとして登場した。
4人揃うのはずい分と久し振りだ。
ジョンは5月なのに紺地に白の雪ダルマをあしらったマフラーをしている。
あれは僕が学生時代に持っていたのと同じマフラーだ。
ジョンは暗に自分も僕と同じ考えだ、ということを示してくれているんだ。
ジョンのいつものやり方だ。
ビートルズの4人は、近くで見るととても大きいんだ。
BGM. ザ・ズートルビ「水虫の唄」
王選手の夢
16/Ⅴ.(日)2010 はれ
今日はたくさん寝たのでたくさん夢をみた。
これは王選手の夢。
600号ホームランを打って名実ともに世界のスーパースターになった王選手は
(その後、世界記録をぬりかえて行くのだが)バットを入念に手入れしながら、
「実はね、ボクはね、君くらいの時、医者になりたかったんだよ」と小学生の僕に告白した。
ホームラン王という栄光を手に入れヒーローの座を約束されたとき、
もうその人は後戻りできなくなり古い夢をそのまま持っている訳にもいかないから、
こんな子供相手に夢を過去完了型で語り、落とし前をつけるのか…。
「わたしはピアニストになりたかった」
「わたしは漫画家になりたかった」
「わたしはアイドルになりたかった」
「わたしはXXXXになりたかった」
夢が過去完了型で語られたとき、僕は王選手を思い出し切なくなる。
BGM. 斉藤哲夫「君は英雄なんかじゃない」
ジ・アウトサイダー
16/Ⅴ.(日)2010 はれ
5月14日付けの東京スポーツの一面で、前田日明と亀井静香が対談している。
結局、前田は参院選には出ないらしい。
出馬騒動の後、ジ・アウトサイダーの方に嫌がらせがあって選挙準備どころではなくなったという。
ジ・アウトサイダーとは、暴走族、チーマー、ギャングのリーダー、腕自慢といった不良たちが
日本中から集結して戦うアマチュア格闘技大会。
「今の日本は敗者復活のチャンスやその場を与えようとさえしない。格闘技が不良たちの受け皿になってもいい。
俺は丹下段平になるよ」と言って前田日明が主催している。
東スポによると、10月頃ジ・アウトサイダーの選抜メンバーと米軍の格闘技クラブの軍人との5vs5対抗戦などが企画されてるそうだ。
不良がアメリカ駐留軍をやっつける。
力道山時代のプロレスのロマンみたいだ。日米安保50周年だそうだ。
BGM. 大瀧詠一「サイダー’73」
ハルヒ豆情報・続
16/Ⅴ.(日)2010 はれ
西宮在住の有希さん(仮名)から訂正のおしらせ。
北口駅近くのジュンク堂には、ハルヒのミニコーナーがあるそうです。
そして、「消失」5/1~TOHOシネマズ西宮OS公開、珈琲屋ドリームさんでも
ハルヒのフィギュアがお待ちしておりますーというポップもあるそうです。
ちなみに珈琲屋ドリームとは、SOS団が第一回不思議探索ツアーの時にクジ引きをした
喫茶店のモデルになったお店だそうです。
BGM. シリア・ポール「夢で逢えたら」
涼宮ハルヒの驚愕
14/Ⅴ.(金)2010 はれ
「ザ・スニーカー6月号」で、「涼宮ハルヒの驚愕」一部先行掲載!を読む。
長門が倒れたため朝倉涼子が復活したり喜緑さんが活躍したり驚愕の連続。
しかしそれより何より一番の驚愕は周防九曜がメチャクチャ可愛くなってることだ。
やばい!(何が?)
西宮在住の有希さん(仮名)の情報によると、
ハルヒのお膝元の西宮ではこの町とハルヒの関連性はまったく表に出されていないらしい。
書店にコーナーを設ける訳でもなく、今年の2月に封切りされた劇場版「涼宮ハルヒの消失」も今頃になって
やっと西宮の映画館に上陸したのだという。ハルヒ豆情報でした。
BGM. エリック・サティ「ジムノぺディ第2番」
言霊
13/Ⅴ.(木)2010 はれ
疲れた~。いや、くたびれた~。
昔教師に、コトバには『言霊』と言って力があるから「疲れた」と言ってはいけません。
「疲れた」は「憑かれた」につながります。そういう時は「くたびれた」と言いましょう、と教わった。
しかし、その教師のズボンのすそから見えた靴下が妙に「くたびれていた」のをリアルに覚えている。
大人のクセに白いソックスだったし。
子供心に「こんなくたびれた大人になるくらいなら、いっそ狐狸妖怪にとり憑かれた方がマシなのではあるまいか?」
と真剣に悩んだ思ひ出がある。
BGM. アグネス・チャン「白いくつ下は似合わない」
青木完敗 日本敗戦
12/Ⅴ.(水)2010 くもり
Kamipro Special~「青木、人生の大一番で赤っ恥の超完敗!日本格闘技界はどこへ行く…!?
それでも生きろ!!」を読む。
「紙のプロレス」は元気がいい。
井上編集長全盛の頃の「週刊ファイト」のようだ。なぜか「よい子の歌謡曲」も思い出す。
青木真也は、2009.4.29ディファ有明~M-1CHALLENGEでのエメリヤーエンコ・ヒョードルとの
スペシャル・エキシビジョンの試合を観に行った時、試合前なのにTシャツにサインをしてくれた。
青木はとかく色々悪く言われることがあるが、僕にはいい人だったので応援したい。
BGM. ウルフルズ「バカサバイバー」