GWはライブ三昧~ポールを観に行く!2015

27/Ⅳ.(月)2015 はれ
僕は今週は少し体調を崩しぎみで、風邪っぽい症状。熱はないが喉に少し違和感があって、鼻が出る。
僕は花粉症ではないけれど、遅れて花粉症を発症したのかなとも思った。
だけど、花粉のシーズンももう終わったのに今頃花粉症になる、なんて発想はバカらしいなと思った。
すると「バカは風邪をひかない」というフレーズが頭を支配し、<あれ?俺はバカなのか?>
<だから風邪じゃないのか?>とか。
<俺はバカじゃないから(そう思いたいから)風邪をひいたのか?>と訳が判らなくなってしまった。
日本人には言霊思想というのがある。
僕は寝る前に、<風邪はバカがひくものだ>、と毎日10回繰り返し自分に言い聞かせるようにしてから寝て、
栄養ドリンクと葛根湯を倍量飲んでなんとか乗り切った。
今日はポールのコンサートだが、その前に午前中に日吉でエネルギー療法を受ける。
先生に、今週の体調を説明すると、「では、アレルギー・チェックをしてみましょう」と調べてもらった。
アレルギー・チェックと言っても内科でやるような血液検査ではなく、
僕は横たわり顔にタオルを掛けられているから、何をされてるのかはよく判らないのだが、
両手をダランとしていると先生が両腕を伸ばしたり縮めたり引っ張りながら、
まるで長門有希の様に、口の中で何か呪文のような数字を唱えてる。
で、出た結果が、アニサキス、だって。
医学生の時、「病害動物」という授業で習いました。
アニサキスってイカに住む寄生虫ですね。
ところで、上から読んでも下から読んでも同じになる文を回文と言うが、「談志が死んだ」とか「竹やぶ、焼けた」が有名で、
「イカ、食べたかい?」も回文だ。昨日、大森靖子のコンサートの後に回転寿司に行ったから、そのせいかな?
エネルギー療法では、風邪の症状を思い浮かべてイメージして下さい、と言われ、そうしてると額や口鼻の周りに風が流れるような体感で、
くしゃみを二回と咳を二回したら、すっかり具合が良くなっていた。
ありがとう。お陰で万全の体調で、ポールのコンサートに臨めます。
何か、お土産、買ってきますね。
僕は、昨日、美容院でこの日のポールのコンサートのためにヘアスタイルを初期のビートルズをイメージしてマッシュルームにしました。
ネイルはブリティッシュ仕様にしました。↓。

ちなみに去年もポールの来日公演は予定されていて、僕はチケットも持ってたのですが、ポールが腸捻転でライブが中止になりました。
そう言えば、「5/18問題」の頃だ。
あれから1年かぁ。
もっと以前のような気もするなぁ。
今回のチケットも、前回&前々回同様に、僕の30年来の親友のF.が用意してくれた。
ポールの東京ドーム公演は、1日おきで、(木)(土)(月)の予定だった。
カワクリの休診日は(月)だから黙ってても(月)をとってくれる友情は、今さら照れくさいから礼は言わない。
グッズは、パンフレットとポスターと巨大ブランケットをクリニックに置きました。
今回、お世話になった「エネルギー療法の先生」と「美容師さん&ネイリストさん」にはタオルをお土産に買いました。
クリニックの入り口の所の机に、パンフレットを置いときましたから、良かったら見て下さいね。↓。

ポスターは、喫煙所です。一昨年のから、リニューアル。↓。

診察室の入り口扉正面の壁には、東京ドーム限定のリトグラフを、当日のチケットと一緒に。↓。

巨大ブランケットは、テレビモニター側の、「けいおん」の垂れ幕を少しずらして飾りました。↓。

ところが、これは完全に遮光効果が高くて、今朝、クリニックに着いたら、待合室が真っ暗でした。
「もっと光りを!」のモットーで、受付の後藤さん&小森さん&山﨑さんが試行錯誤してくれ、結局、診察室に飾りました。
皆さんの座る位置の右後方のソファの方の壁です。
多分、普通にしてたら、視界に入らないです。興味があったら、振り返って見てみて下さい。
巨大で、ビックリしますよ。↓。

コンサートは、一曲目から、マジカル・ミステリー・ツアー。大盛り上がりです。
「バック・イン・ザ・USSR」とか「バンド・オン・ザ・ラン」とか「へルター・スケルター」なども凝った演出で。
僕はクリニックのモニターで流す映画の候補作品を絞るべく、最近007シリーズを観ていたから、
「死ぬのは奴らだ」のエキサイティングなステージが1番良かったです。花火がボンボン打ち上げられてて。↓。

セトリはすごく良くてポイントポイントで感動のツボを抑えてて、「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」とか
「ヘイ・ジュード」とか「レット・イット・・ビー」とか「イエスタディ」とかジョージの「サムシング」をウクレレで演奏とか、
もう泣きますよ。
今日のポールは絶好調で、F.とも話したんだけど、ポールは、2年前より若返っていましたよ。
ノンストップでアンコールも2回やって、それもすぐ出てきて、全く休まない。
一昨年の記事にも書いたけど、メンバー紹介や他のメンバーの演奏とかで時間を稼いだりしない。
水も一滴も飲まない。
晩年の立川談志は糖尿病も患っていたから、口が渇いて、高座で湯飲みのぬるま湯を飲むことがしばしばあった。
その度、談志は、「本当は飲んじゃだめなんです。自分の唾液で潤わさいと」と言っていたのを思い出す。
ポールに詳しい人の話だと、ポールが水を飲まないのは、「ライブ中に水飲むのって格好悪い」って言う理由なんだって。
格好良い!
F.は、「ポールって73くらいだろ?君の指導教官だった精神療法センターのA.教授が退官したのが60だろ。
それと比べて、10以上も上なんだぜ。すごいよな」と僕の恩師を引き合いに出して、僕の恩師を軽くディスって。
本当に最後の曲が終わった後、ポールが「また来るよ」と手を振ったら、それまでは静に座って観ていた僕の隣のおばさんが感極まって、
急に立ち上がって、「ポール!」って歓声をあげて、大きく手を振りながらジャンプしていた。
そして、振り向き様に僕の顔を覗き込む、その顔は泣きじゃくってて何の液体だか判らない程ぐちゃぐちゃで、眉墨とかオシロイとかが崩れて、
まるでキッスみたいなメイクになっていて、感動の坩堝って言うのか、リビドーのドツボって言うのか、
「良かったわよね!」
と感動の共有を強要してくるから、僕はその勢いでこのまま唇を奪われるんじゃないか?って貞操の危機も感じて。
キッスだけに。
一方のF.は隣のカップルがずっと歌を歌ってるのは良いのだが、それが恐ろしい程に音痴で、調子っぱずれで、
そのせいでポールの歌より、隣のカップルの歌に気がとられてしまったと嘆いていた。一度、気になるとそうかもね。
ライブってそういうものだよ。グルーヴって云うんですかね?
しかし、そんなエピソードが指し示すのは、さすがポール・マッカートニー、会場は一体となり、感動のステージ、
感動のフィナーレ、感動の余韻を皆が持ち帰って、明日からもまた頑張ろうと口々に感動を言葉にして帰る駅までの道のり。
感動って単語しか使ってないから、ボキャブラリーの少ない人間のように思われそうだが、少ない語彙で伝わるなら、その方がコミュニケーションの質は良い。
明日の(火)は武道館が追加公演になった。
武道館は1966年にビートルズが来日公演をした聖地。
ビートルズが武道館を使う時って、使用許可を取るのが大変だったってドキュメンタリー番組を観たことがある。
柔道連盟とかの人が、「男のクセに長髪でチャラチャラした外人に、日本武道館を貸せん!」みたいな。
でも、なんとかそこを直談判した男の苦労話だった。
そのお陰で、ロックを志す者のとりあえずの目標は、今でも「めざせ!武道館」が合言葉になっいてる。
「けいおん」の放課後ティータイムのメンバーもアニメの中でそう言ってた。
だけど、F.が言うには、武道館のチケットは10万円だって。
さすがに高いね。
でも、C席という見切れ席(25歳以下に限るらしいが)は2100円らしい。
お金のない若い人にも、生のポールを観せてやろうという思惑で、その料金設定はビートルズの当時の入場料(2100円)
と同じという粋な計らいらしい。
そう言えば、ビートルズが女王陛下から勲章を貰った時のライブ映像で、
良い席に偉い人やその婦人が招待されていて、ファンの女の子が2階席にいた。
そこで、ジョン・レノンは、「後ろの人は声援を。前の人は宝石を鳴らして下さい」と皮肉なMCをしてた。
そんな連想もしてしまう価格のバランスだ。
でも、明日の武道館は、きっと、今日とセトリは違うんだろうなぁ。
帰り道、僕とF.は感動も覚めやらず、「勤務医だったら明日休みをもらって武道館に行ったな」と冗談を言った。
勿論、冗談ですから。
勤務医は勤務医で大変だからね。
ちゃんと訂正しておかないと勤務医に怒られるからな。
「川原達二の十中八九N・G」は業界視聴率が高いから。
ちょっと変な事を書くとすぐクレームが来る(笑)
それも「コメント」欄にじゃなくて、直だから、参るよ。
そもそも断ってるじゃん、十中八九N・G、だって。
まぁ、だからと言って誤解を生む様な記事を書いて良い訳がありません。
ネットにもマナーがあります。
勤務医だって、休みませんよ。逆に、開業医だって休みますよ。
とにかく、誤解を招く、不適切な発言でした。
今度、きつくF.に注意しておきますので。
さて武道館公演だが、おそらく近いうちに西新宿あたりの海賊版屋でブートレックが売られるから、それで我慢しよう。
F.にも毎度ポールのチケットを取ってくれるお礼代わりに武道館の海賊版を買っといてやろう。
あいつは、近頃、調子に乗って特注サイズの液晶テレビを買ったと自慢気に話してたからな。
ちょびっと、羨ましかったから。
その特大のテレビモニターで画質の粗い海賊版の映像を観させ、無駄遣いを痛感させよう。良い薬だ。
きっとF.の奥さんにも感謝されるだろう。
そう言えば、一昨年のポールの記事は、半分以上、ポールはポールでもポール牧の事を書いた気がする。
まるで懲りないようだが、ポール牧についてちょっと話したい。
前置きとして、僕は常々、精神科医と芸人の社会的な役割は似てる所があると思っている。
例えば立川談志の「落語とは人間の業の肯定」というのと、フロイトが精神分析で言ってる事は重なる部分が多いと思う。
それは人間は社会的な動物だから、世の中を平穏に暮らすためには皆が好き勝手にやっていたら秩序がなくなって大変になる。
だからある程度、平等に自我をセーブして、共有するルールが必要になる。
それは法律だったり校則だったり常識だったりする。
これらは皆が少しずつ我慢して譲歩して出来たものだから、生理的には不愉快なものである。
だけど、だからと言ってそれを破るのは社会的には不適合である。
だけど、やっぱり不愉快である。
それは常識たちがさも偉そうに絶対善みたいな態度でいるからで。
だから、「不愉快だ!」って思うだけなら、言葉にするだけなら許されるのではないか。
それを別の視点から見て、「常識って疲れません?」って道化として口火を切って抑圧を解放してあげるのが芸人の役割で、
「そりゃ常識は疲れますよ」と社会的地位のある立場から同意するのが精神科医の仕事だと思う。
違いは、対象にする相手が、芸人は大勢で、精神科医は個人であることかな。
ね、似てるでしょ?
ポール牧は、僕らの世代にはビートたけしのオールナイト・ニッポンでホラ吹きネタでブレイクした。
結局は、自殺しちゃうんだけど、それ以前にも自殺未遂騒動とかがあって。
そういう修羅場をくぐって来た人で。
芸人としてのプライドも高くて、自らのスキャンダルもつつみ隠さず喋っていた。
「芸人だったら、どんなに追い詰められたかをさらけ出して語るのは決して恥ずかしいことじゃない。
むしろ、それを隠して生きていく事の方が恥ずかしいことだ」ってポール牧は言っていた。
このポール牧の「芸人」を「精神科医」に置き換えたらどうなるのだろうか、と僕はよく思う。
精神科医だって人間だからしくじったりもする。場合によっては、社会的な制裁を受けることもある。
そんな時、それをきちんと受け止めて、それをこれからの仕事にどう活かして行くのかが人間としての度量の差になる。
精神科という専門性だからこそ出来る内省の仕方や総括の仕方があるはずだ。
その葛藤や苦悩や絶望からの信用回復のプロセスを見せるのが真摯だと思うし、誰かの手本になるかもしれない。
ポールだって日本で大麻所持で逮捕された過去があっての今なんだから。
ポールに習おうぜ。牧にも、マッカートニーにも。
BGM. ザ・ビートルズ「ザ・ロング・アンド・ワインディングス・ロード」


GWはライブ三昧~今日は中野

26/Ⅳ.(日)2015 はれ
今年のゴールデンウィークはライブ三昧で。
その火蓋を切るのが、今日の中サン大森靖子。
中サンとは中野サンプラザの略、なかさん。
昔は、サンプラと略していたが、爆風スランプが売れてサンプラザ中野の認知度が上がるに連れて、話がややこしくなり、
中サンと順番重視で略して呼ぶようにしている。だけど、中サン、ほとんど通じないです。
そんなことはどうでもよくて、今日は、大森靖子全国ツアー(はーと)爆裂!ナナちゃんとイくライブ洗脳ツアー「はーと」
~ノスタルジック 中野サンプラザ~、を観に行く。↓。


大森靖子はオオモリセイコと読み、今やカワクリではセイコちゃんと言えば松田聖子ではなく、大森靖子が常識です。
カワクリの常識は世間の非常識、世間の常識はカワクリの非常識、をテーマに頑張って行こうと思います。
今日は午前中に美容院に行き、明日の東京ドーム、ポール・マッカートニー仕様にヘアスタイルをマッシュルームカットにして、
ネイルはブリティッシュにしました。
そんなバタバタなスケジュールだったから、眼鏡を家に忘れてきてしまいました。
だけど、僕の近眼は老眼と相殺されて今は視力むしろアップしています。
それに席が一階の前の方の列だったから眼鏡不要で助かりました。
僕の席の隣には今回のツアーのマスコット的な存在のナナちゃんのぬいぐるみが置かれていました。
下がナナちゃん。↓。


係の人がいて、横の人には「演出上、ここは見切れ席なので他の席へ」と誘導していた。僕はギリギリ観れる席で移動なし。
隣には可愛い女の子が1人いて、その列は僕ら二人だった。
彼女は「私達だけになっちゃいましたね」と不安気で。
僕が曖昧な返事をしていたら、「そのTシャツは今日のためですか?」と食い付いてきた。
僕が<?>な顔をしていると、「だって、中野、って」。
僕は「けいおん」の変Tシャツ「いなかの米」を着て、その上にオーバーオールを履いていた。
だからサスペンダー的な部分が両端の「い」の字と「米」の字を隠していて、「なかの」に見えたというオチだった。
下が、「いなかの米」Tシャツ。想像して見て下さい。↓。


その子は今日のためにスカートを新調して来たのだという。
白地に水玉の大きめのドットが白黒のコントラストで目立ちなくないけど主張したい、みたいな雰囲気を醸し出していた。
彼女は「今日のために買って来たんです」とスカートの裾を持ってアピールした。
<判った。落ち着いて。取り敢えず、座って>。
それで僕らは打ち解けて(?)、彼女は「私はコンサート自体が始めてだからどうしていいか判らない」と頼ってきた。
いや、それは、ちょっと、迷惑かもしれない、僕には。
あのね、僕らの世代はノリノリでライブを観るのには照れがあり、サイリュウムも振らないし、着席して観てる事が多い。
そんな僕にライブ初心者の指南役は荷が重い。
まぁ、結果的にはセイコちゃんが一曲づつ「これは座って」「これは立って」と手のひらを上にしたり下にしたりして
合図で指示してくれたから助かったけど。
彼女は僕に「いくつなんですか?」と尋ねるから、<きっとあなたの親より上だよ>、って答えたら、
その子は「私は普通なら4月から高校2年生になる年です」と言った。
僕は、<平成も27年のこのご時世に‘普通’も何もないよ>と答えると彼女はしばらく考えて、「頭、良いんですね」と驚いた。
僕は、<さっき美容院に行ってきたばかりだからね。頭の形はね。良いでしょ?>とヘアスタイルを自慢した。
初期のビートルズをインスパイアしたマッシュルームカット。
中サンのトイレの鏡で映してみました。↓。


鏡と言えば、セイコちゃんは皆の鏡みたいな存在になりたいと言って、7月にリリースされるニューシングルは「マジックミラー」というタイトルだそうだ。
アンコールで披露されて一足先に聴けました。
セイコちゃんは、5月に引っ越すらしく、引越し後のお部屋で、兼ねてからの夢だった「自宅ライブ」の開催決定も発表された。
それに今日来場した人の中から、抽選で1名様をご招待だそうだ。
もうカーテンくらいしかないガラーンとした部屋だけど、ピザでも食べながらやりましょう、って言ってた。
まず、当選する訳ないけれど、もし当たったら、早目に外来終らせて良いですか?
ま、まず当たんないけどね。
でも、ちなみに木曜日ね。
今日のコンサートに行くと言っていた人を何人か知ってたから、会場で誰かに会うかなと思ってたけど。
さすがに中サン・クラスだと会わないものですね。
1人だけ、終演後のロビーで声をかけてくれた人がいて。
その挨拶というか声かけが、「やっぱりいた!」だったのには、思わず笑っちゃいました。
会えなかった人も、ライブ良かったね。
セイコちゃん、ひた向きでパワフルでしたね。
休みの日はややもすると家でゴロゴロしていたい誘惑に駈られて、ライブに出かける直前まで「行くの止めようかな」と思う
シンドロームは、結構、皆さんもあるみたいで。
でも、ライブは裏切らないから。
明日は、東京ドーム、ポール・マッカートニー。
BGM.大森靖子「子供じゃないもん17」


スポ根!

14/Ⅳ.(火)2015 小雨
今日こそは、「男達のホワイト・デー」を書こうと思っていたのですが、後輩のヤスオが参ってるみたいで。
急遽、予定を変更して、ヤスオを励ます記事にします。
義を見てせざるは勇無きなり、だ。
ヤスオの場合はもらい事故に近い気もするが、よく事情も知らないのに、勝手なことを書いて迷惑かけちゃいけないし。
今は我慢だよね。
ヤスオと僕の接点は野球だから、今日、<人生は野球と同じで、ピンチがチャンスだ!>とハガキに書いて投函した。
と言う訳で、今日のお題は、野球つながりで、スポ根にしてみました。
僕の子供の頃のヒーロー・マンガはこぞって、スポ根もので、だから僕のメンタリティーもこう見えてスポ根で出来ている。
カワクリのそこかしこに、スポ根が隠し味であります。
下が、テレビ側の待合室の「巨人の星」。↓。

ウォーター・サーバーの近くには、「あしたのジョー」。↓。

そして、ブルース・リー。あれ、ブルース・リーはスポ根じゃないか。↓。

僕が1番影響を受けたのは、「タイガーマスク」です。プロレス好きもそこからです。
小学校3~4年からの筋金入りです。
だから高校の体育の柔道にも、僕はプロレス技を持ち込み、弓矢固めや回転揺りイス固めやグランドコブラを炸裂させ、
体育の教師を唖然とさせました。
うちの学校の柔道は安全性を考慮して、結構縛りが多くて、絞め技や関節技は禁止だった。
僕のプロレス殺法は教師に言わせると、それに該当するらしかったが、僕は<これは寝技だ>と主張し、一部の技の了承をとった。
乱取りでは皆が背負い投げや大外刈りを掛け合ってる真ん中で、僕はツバメ返しの練習をしていた。
うちのクラスに、イノー君、という長身で体躯の良い子がいた。
授業の練習試合で、僕はイノー君と対戦になった。身長差20cmの無差別級の試合だ。
イノー君は、運動神経も良くて、柔道も強そうだった。
これはまともに行ったら負けるな。
そこで僕のとった作戦は、はじめの合図と同時に猛ダッシュで片足タックルに行き、相撲の小股すくいの要領で片足立ちにさせた。
だけど、イノー君はバランスが良くて、それでも倒れなかった。
ならばと僕はとった片足を思いっきり担ぎ上げ、軸足を蹴って、相手を背中から倒した。<やった!一本!>
しかし、判定は、「川原、反則負け!」。柔道では、軸足を攻撃するのは反則らしかった。
倒れた際、軽量級とは言え、僕の全体重が、イノー君の片足にかかって、イノー君は軸足を骨折した。
イノー君のお父さんも医者で、うちの父親はイノー君のお父さんに頭が上がらなかったらしい。
うちの父は短歌もやっていたが、それもイノー君のお父さんの導きだったから。
そう言えば、母の歌集にもイノー君のお父さんに世話になったと書いてあった。
しかし、僕はそんなことは、イノー君の骨を折るまで知らされてなかった。
両親が、「どうしよう、どうしよう」とあんなに困り果ててる姿をみたのは、あれが最初で最後だ。
両親は、イノー君の家まで、謝りに行った。僕は連れて行かれなかった。だって親同士の問題に子供が口を出すのもね。
しかし、イノー君はとっても良い奴で、「気にしなくていいよ」と松葉杖をつきながら、笑っていた。
イノー君は、治療の為、何日か学校を休んでいたので、僕はその間、普段とらないノートをとって貸してあげた。
「そうしろ」って親に言われたから。
サービスで、ノートの下にパラパラマンガも書いてつけておいた。
パラパラマンガのストーリーは、小股すくいから軸足蹴りで一本そして骨折の巻。
反省の色なし、だ。
でも、イノー君はそれをみて笑っていた。「よくこんなの思いつくね」って。人格者だな。
こいつは一本取られた。って、うまいこと、言ってるつもり。
ある雨の日。僕は友人と地下鉄の駅へ坂を下ろうとしてるところだった。
イノー君は、松葉杖で傘もさせないで、目白方面へのバス停に濡れながら歩いてるのが見えた。
僕はその姿を遠巻きに見てるだけで、体が動かなくって。
みかねた友人が「オイ、いいのかよ」と僕に声をかけて、それで僕は我に返って<あぁ>と答えて。
その瞬間、他の生徒が、イノー君に傘を差し出して入れてあげる光景がみえた。
僕は今でも、そのシーンを鮮明に思い出す。
だけど、その時の僕は、もうことは済んでいたので、<行こうぜ>と言って、友人と池袋へ出て遊んで帰った。
僕はサンシャイン60の中のソニプラで、アメリカ製のおもちゃの光線銃を買った。
それは、レバを引くと、けたたましい7色の音がして、未来っぽかった。
僕はそれを翌日、学校に持って行き、友人達に乱射した。(音しか出ませんから、念のため)
そうしたら誰かがチクったらしく担任の教師に怒られた。
そいつは前の週に僕がおもちゃの刀を持って行き、廊下でチャンバラをしてたら「川原、幼稚なことをするな!」と怒った奴で。
つまり、2週連続で、僕と担任はおもちゃの武器のことで怒ったり怒られたりしていたことになる。
イノー君とは、その後なんの接点もないが、確かどこかの医学部に行ったはずだ。
良い奴だったから、きっと、今頃、立派な医者になってるんだろうな。
何科になったのかな?
自分の体験を活かして、整形外科医になって、多くの骨折患者さんの治療をしてるのかな。
それとも親の後を継いでるのかな。
元気でやってるかな。
あれから何年、経ってるんだろう?
去年、石野真子がデビュー35周年って言ってたから、そのくらいかな。
今日みたいな雨の日は、古傷がうずくかな。
なんか全然、スポ根な記事じゃなかったですね。
すみません。
昨日、ネイル、ミルキーっぽくしたんだよ。見る?

じゃぁね、ヤスオ、頑張れ、俺がついてるぞ。
BGM. 忌野清志郎「空がまた暗くなる」


チェンジ!

8/Ⅳ.(水)2015 小雨
昨日、椅子が壊れた。
前々から左の肘掛が、ばか、になっていたけど。
兆しはあったけど、その破壊は派手で、いきなり一気にカバーが飛び散った。
開業時から使っているから、丸8年、一緒に頑張ってきてくれた縁の下の力持ちだ。
下が、カバーが飛び散って、バーが剥き出しになった椅子。↓。

まだ機能的には、使えるっちゃ使えるが、なんか椅子が壊れるって縁起悪いよな。
椅子って、「社長の椅子」とか「総理の椅子」とか、地位やポストのメタファーに使われるから。
川淵チェアマンなんて呼称もあるでしょ?サッカー、よく知らないけど。
四月のカワクリは新人が何人か入ったから、院長らしくどっしり座っていろ、というメッセージを、
椅子が自らの寿命とともに、自身を破壊することで伝えてくれたのかもしれない。
椅子には口がないからね。物ってこういうことするよね。中でも、時計がよくするかな。
そういう訳で、椅子よ、ありがとう。
悪いことがそうそう続いてたまるものか。
感謝して新しいものにチェンジしよう。
エネルギー療法の先生が教えてくれたが、最近は馬具メーカーの出している椅子用のマットが良いらしい。
良い姿勢を保ってくれるそうで、それだけでダイエット効果もあるそうだ。
高いけどドイツの馬具メーカーからは、椅子そのものも売り出されているそうだ。
それにしようかな。
それはともかくとして、今日のテーマはチェンジです。
カワクリのインテリア(ポスターや置物の配置など)は必ず、毎日、どこか変わっています。
全く同じ日は絶対ないです。
今日は天気も悪く、縁起も悪かったので、気分転換にいつもより多目に色々とチェンジしました。
受付の3人は、通常業務の合間に、ラミネート加工やポスターの張替えなどを忙しく命じられました。
受付の労を労って、今日の成果の一部を紹介しましょう。
まずは、診察室から。
皆さんの座る正面の本棚には、きゃりーちゃんのなりきりメガネの色違いを、段違いに並べてみました。↓。


隣の大きい本棚には、BABYMETALの各メンバーへのお誕生日おめでとうポップを。
プレゼントを渡しているドクロの顔の部分に自分の写真を入れられるようになっています。
証明写真の余りがどこかにあるはずだから、みつけたらはめ込もう。↓。


ソファ側は、「物語シリーズ」のフィギュア達です。
チラチラと見てる人が多いけど、写メ、撮ってもいいですよ。↓。


綾波マトリョーシカは、見やすくティッシュBOXの上に並べました。
今年の花粉症シーズンに、タリオンはゴジラを広告に起用しました。
花粉を吹き飛ばすイメージかしら?
逆サイドには、アスカ他の登場人物のマトリョーシカがあります。
診察机の脇のサイド・テーブルだから、良かったら見て下さい。↓。


診察室のパソコン側の壁には、一面にLPレコードが飾ってありますが、その間隙を千石撫子で埋めてみました。↓。


その横、診察室の入り口、あかりをつけるスイッチのそばに、BABYMETALの1月さいたまのリストバンドを。
その横には、まどマギの「さやか」が並べてあります。↓。


診察室の意外な盲点シリーズ。これは厳密には、今日、貼ったのではないですが、ついでなので紹介しますね。
天井にアインシュタインがアッカンベーしています。ドイツ語で、アインシュタイン、は、1つの石、という意味ですね。↓。


診察室の扉の内側は、忍野忍だらけですが、その1部を。今日の追加分。↓。


診察室を出て、お会計の際、受付カウンターの下に、大森靖子、のポスターを4枚揃えて並べてみました。
見所は、真ん中の2枚、「きゅるきゅる」の似たポスターを見比べてみて下さい。
大森靖子は、もうすぐ、中サン、のライブですね。↓。


新刊のマンガ達です。どれも、きわどいです。普通、クリニックに置くか?という内容です。ご用心。↓。


ファイヤー・シスターズのタペストリーも今日、飾りました。
僕は只のタペストリーだと思っていたのですが、これにはジャックが付いていて、何かに繋げると、喋るそうです。
受付の山崎さんがその機能を発見しました。皆さんは、受付の新人の名前を覚えてくれましたか?
山崎さんです。よろしくね。
ファイヤー・シスターズの上の絵は、丸尾末広。↓。


ファイヤー・シスターズをここに配置したおかげで、洗濯ばさみ型クリップが余ったので、それを有効利用すべく、
しずかちゃんコーナーに、POCKY、も加えてみました。喫煙所の前の壁です。↓。


最近の喫煙所は、曜日によっては、盛り上がっていますね。にぎやかな時は炎上してますね、喫煙所だけに。
皆さんが仲良くなるのはいいのですが、そのためのスペースを作ったのも僕ですが、
本当に最近は凝集性がアップしていて、トラブルにならないかが心配です。
基本的には、喫煙所だけの関係に、カワクリ内だけの関係にしておいて下さい。
まぁ、大人の皆様に、僕が言うのも、柄じゃないのですが、節度のある関係でいて下さい。
距離が近くなり過ぎて、トラブルになると僕が大変になるからです。
トラブル回避のため、メアドやラインの交換を禁止しました。
喫煙所の、ポスター達に、吹き出しを付けて、注意勧告させました。
この作業も受付が今日、しました。受付、大忙しでしたね。ご苦労様です。
まずは、ゆうこりん。この防災ポスターは、僕が開業する際に前に勤めていた病院の掲示板に貼ってあったものを、
医局の秘書さんにお願いして、くすねて来てもらった戦利品です。↓。


ウルトラセブンのアンヌ隊員からも。メッセージが。
ちなみに、横に見えるオードリー・ヘップバーンはキセルを吸ってるから、喫煙所にいます。
アビーロードの横断歩道を渡る、ポール・マッカートニーは裸足でタバコを持っています。同様に喫煙所だからね。
もうすぐ、ポールも来日しますね。僕は、F.とドームに行きます。
下が、アンヌ隊員。↓。


上戸彩のコメントは、きびしめです。↓。


それでも、女の言うことじゃ聞かない人もいるかもしれないから、健さんからも言って貰いました。↓。


ま、これだけ言っても、やろうと思えば、いくらでも内緒で出来る訳ですが。
僕の好きな格言に、
神は罪を憎むのではなく、罪のバレる愚かさを憎むのである。
というのが、あります。ですから、皆、うまくやって下さいね。
僕に余計な仕事を増やさないでくれれば、それで良いのですよ、はっきり言えばね。
さて、喫煙所ついでで、可憐Girls、のCDのジャケットも貼ってあるから注目して下さい。
これは喫煙所の中からでも、外からでも、見れます。つまり、両面って意味ですね。
この中に、今のBABYMETALのスー・メタルがいます。
当ててみて下さい。
わかるかな?
探してみて下さい。↓。


さぁ、次回こそ、「男達のホワイト・デー」を渾身を込めて書きます。可憐Girls、の絵柄の後に何ですが。

BGM. 可憐Girl’s「Over The Future」


同志~上坂すみれ「第二回革プロ総決起集会」へ行く

11/Ⅱ.(水)2015 曇り
「うえさかすみれ、って何者ですか?」と最近、よく聞かれる。
それは、受付の内側の脇の壁にポスターが貼ってあるからで。↓。

うえさかすみれ、は、上坂すみれ、と書いて、すみぺ、が愛称です。
声優で、CDも出していて、ロシアやソ連が好きで、ミリタリーで、ゴスロリで、オタク趣味の美少女です。
そんな彼女が「革命的ブロードウェイ主義者同盟」を結成し、聖地・中野ブロードウェイに近い中野サンプラザで、
建国記念日に「総決起集会」というコンサートをします。
今年が2年目で、僕は去年も行っていて、確か、ブログに記事を書いてるはずです。
あまり大したことを書いてないはずだから、読まなくて良いです。恥ずかしいから。
僕は受付の採用面接で忙しい中、その合間をぬって、2年連続で参加して来ました。
すみぺ、は、アンコールで客席を回り、プレゼントを手渡しで配ってまわるファン・サービスをします。
それは、すみぺのいらなくなった私物や中野ブロードウェイで買って来た値札付きの小物が大半です。
それらをかごに入れて客をイジリながら、渡して行くトークも面白いです。
たとえば、「ファッションセンスが悪い人だから、ツアーTシャツをプレゼント」みたいな。
僕の当日の席は2階席だったのですが、すみぺは2階席にも回ってきました。
「この辺の人はチケット運が悪いなぁ。可愛そうだから1番後ろの人にブロマイドをあげましょう」
と階段を上がって来て手渡ししてました。
会場からは、「おめでとう~」という拍手と歓声が沸き起こりました。
すみぺは、かごを弄りながら、「次は、これだ」と言って、ピカチュウのフィギュアを見せました。
僕はたまたま通路側の席で、すみぺがピカチュウを取り出した時、すみぺは僕の真横にいました。
だから、僕は横からすっと手を差し出しました。
すると、すみぺは、ビックリして反射的に、「あっ、はい。じゃ、どうぞ」とピカチュウを僕の手の平に乗っけてくれました。
イジルのも忘れて。(笑)
こいつは春から縁起がいいや。
きっと、受付にも良い人が来てくれるだろうと、そんな予感がしました。
下が、すみぺにもらったピカチュウ。待合室のどこかに飾るので探してみて下さいね。↓。

中野ブロードウェイは解体されるという噂がありますが、来年もすみぺのコンサートは行われるそうです。
それも、2Daysだそうです。今年の4月にはファンクラブも出来るそうです。
すみぺのファンは、「同志」と呼ばれています。
そう言えば、この日の開場の際は、入念なカメラ・チェックが行われて、入場時に行列が出来ました。
僕が列に並んでいると、僕の顔を覗き込んでくる若者がいました。
彼は、しばらく僕の顔を眺めた後に、「もしかして、失礼ですが、川原先生ですか?」と話しかけて来ました。
そこで僕も彼の顔を見ると、「おぉ!」とお互いに叫びました。それは、元・患者さんでした。
元気そうだった。まさか、こんな所で再会するとは。彼は嬉しそうに僕のことを、「同志!」と呼びました。
同志で思い出したのですが、先日、A心理オフィスの内覧会に行きました。
そこの心理士さんが僕が前に勤めていた病院に現在、勤務していると聞きました。
この業界は狭いですね。
ちょっと話をしたのですが、僕がいた頃と今の病院の雰囲気は随分と違って聞こえました。
僕がいた頃の病院は、治療者の本気度がすごくて、真剣勝負で治療をしてました。(今がしてない、って意味じゃないですよ)
僕は医者なのでリーダーシップをとって、治療チームを牽引して行った自負がありました。
時には、経営サイドとも衝突して、治療の質を優先させました。
スタッフ全員の本気度が僕を後押ししたから、説得力や迫力があったのでしょうね。
経営サイドは、目先の利益より、治療者の誇りを優先してくれました。
だから、我々は失敗することは許されず、治療に責任と覚悟を持ちました。
そんな風に団結したチーム医療は、今思うと、奇跡、ですね。
でも、今思うと、あれは経営者が頭が良かったのかも。
そうやって僕らを焚きつけて、本気にさせて、質の良い治療を提供させる。
これは目先の利益より、長い目でみると評判とか宣伝効果にしたら換金率が高いからね。
僕はA心理オフィスの帰り道にそんなことを考えながら、ちょっと考えを改めさせられました。
僕は前の病院での僕の仕事は、僕の手柄だと考えていた節がありました。
でも、そんなことはないのです。
僕の同僚の医者やケースワーカーや病棟のナースや看護助手、そして心理のスタッフの誠心誠意の結晶だったのです。
そんな中でも僕にとって1番の同志は、K婦長でした。
K婦長は、立場上、経営サイドからの圧力を1番受けていたはずです。
だけど、僕がやる気を見せてる限りは盾になってくれてました。
僕はそんなことも忘れて、自分の都合の良い様に、武勇伝みたいに考えている自分を恥じました。
僕が開業してしばらくしてから、K婦長は病院を退職したと聞きました。
連絡も途絶えていて、ずっと気になっていました。
それが、本当についこないだクリニック宛に、K婦長から手紙が届きました。
ピンク色の封筒の中身は、元気そうな近況報告でした。良かった、元気そうで。
僕は手紙を何回も読み返すのに忙しくて、返事を書いてる暇がありません。
K婦長へ、もし、このブログを読んでたら、もう直に返事を書くので待っててね。
それから、一言。もっと早く手紙、寄こせよ!心配したんだから。
ま、そんなことを言っても、僕だって手紙の返事よりこんなブログ記事を先に書いてるんだからね。
言う資格ないね。
失礼しました。
僕は今、新しい受付の採用面接の最中です。心理も新しい人が加わります。
よくあるクリニックの縦割りの役割分担みたいなチーム編成など僕の眼中にはないのです。
K婦長たちと一緒にやったチーム医療の奇跡をもう1度、今度はクリニックで再現したいのです。
それが僕の野望です。
それがカワクリの未来です。
そのための同志を今、僕は探しているところなのです。
BGM.上坂すみれ「我らと我らの道を」


プロの洗礼~「ヒーローは、敗北からスタートしている」

4/Ⅱ.(水)2015 くもり
※受付の求人の応募のための視察の方は、1つ前の、後藤さんが書いた記事を参考にどうぞ※
昨日は節分だそうで、今日は立春だそうで、カワクリも新しい人材が加入しつつある。
今日、緊急にお伝えしたいメッセージがある。
それは、僕の知っているサクセス・ストーリーは、皆、黒星スタートだ、である。
プロの洗礼、とでも言うべきか。
アントニオ猪木のデビュー戦は、大木金太郎に頭突きでフォール負け。
(ちなみに、同日デビューのジャイアント馬場は田中米太郎に勝っている)
その後のサクセスは猪木、という文脈で使っている。(反対意見もあるだろうが)
新人・長嶋茂雄の開幕戦は、国鉄スワローズの金田正一の前に4打席4連続三振。
世界のホームラン王・王貞治は、デビューから26打数ノーヒット。
下は、横尾忠則のポスト・カードの「ON」。王と長嶋だから、オーエヌ、ね。↓。

僕も研修医に成り立ての頃、無断欠勤がバレて、ペナルティーで「2週間連続当直」の刑になった。
今でもそうだが、医者の当直は、翌日も勤務である。
当直は当直室で仮眠して、呼ばれたらすぐ病棟や救急外来に行くのが仕事。
だから、運が悪ければ、2週間まともに寝れないのだ。
でも僕は、へこたれなかった。勿論、自業自得だと反省した、のではない。
2週間、当直室から家に帰れない泊り込みという状況が、「日本一のホラ吹き男」の植木等みたいだと思ったからで。
映画で、臨時雇いで会社に入った植木等が配属された部署は、会社にとって何の関係もない古い書類の整理。
皆、やる気がない。
「ここじゃ、いくら頑張っても出世はないよ」と先輩から言われる。
すると、植木等は、底抜けに明るいテンションで、張り切って、荷物をまとめて会社に泊まり込み、仕事をする。
「そんなにまでして残業代が欲しいのか」という皮肉にも、<いいえ、残業代はビタ一文、いりません>。
そして、1人で、書類を全部、片付けてしまう。
労働組合は残業して残業代を取らないことを問題視し、同じ職場の人間達は「仕事がなくなってしまった」と不満を言う。
そうして、会社は仕方なく、植木等を他の部署に係長待遇で異動させる。ここからホップ・ステップ・ジャンプ!
東京オリンピックの直後の映画で元・三段跳びの選手だったという設定の植木等は、三段跳びの様に出世して行く。
高度経済成長の時代のサラリーマンに元気を与えたと言われる映画だが、今、観ても色褪せないパワーだ。
なので、僕も植木等のマネをして、家から色んな物を当直室に持ち込んだ。
浅草のマルベル堂で、クレージーキャッツのブロマイドをオーダーメイドで引き伸ばしてもらった。
それを当直室の壁に貼った。
陰気な当直室が、まるで僕の1人暮らしの部屋みたいに衣替えした。
評判を聞いて、何人もの看護婦さんや他科の研修医も覗きに来た。皆、「お~」って言ってた。
精神科の先輩には、「川原、やりすぎ!」と注意されたが、怒られはしなかったから、スルーした。
今思うと、カワクリの空間作りのルーツは、この当直室に起源があったのかも。
クレージーの特注ブロマイドは、今もカワクリの待合室のテレビ側のソファの方に貼ってあります。↓。

丁度、半分の1週間が終った時点で、調子に乗った僕は、「トニー谷」のブロマイドの特注も発注した。
そのニュースに異常に反応した人たちがいた。
さて、問題です。
それは誰だと思いますか?
シンキング・タイム。
って言うか、皆さん、トニー谷、知ってます?
さて問題の答えです。
正解は、病棟のナース達でした。
意外と女性には、つらそうな姿をアピールするより、平気の平左、で明るく振舞った方が母性本能をくすぐるみたいだ。
ナースは一丸となって、僕の味方をした。
彼女らのナイチンゲール精神は組織立って、医者や教授や医局長に「いくら何でも可愛そうだ」と意義を申し立てた。
「過重労働でミスが起きたらどうするつもり?」
「川原先生だから笑って仕事が出来ているのよ」
「いえ、ああ見えて、顔で笑って心で泣いているのよ」
「あぁ、いじらしい」
「それに比べて、他の医者は川原先生に仕事を押し付けて、楽をしてるのよ」
「他の医者は、ズルイわ」
などと、本来、僕が無断欠勤したのが問題なのに、矛先が他の医者に向いた。
実際は、僕は研修医だったから、当直には必ず上級医の先生が日替わりで付いていてた。
「2週間当直」というのは、半分、洒落だった。
つまり、学生気分の抜けない僕に社会人の厳しさを教え込ませるための親心であり、問題を大きくしない配慮だった。
そして、2週間、毎日、日替わりで色んな先輩から、生の知識を吸収できるチャンスを用意してくれたのだった。
僕は、ゴールデン・ルーキーで、精神科医として期待されていたのだ。
そんな内輪な洒落は、ナースには通じない。
彼女らは、川原先生を守るためにはストライキも辞さず、の構えだ。
病棟でナースにストなどされたら、大変だ。
医者が、検温や配膳や採血や保清など、駈けずり回らなければならなくなる。
ナース・コールも医者がとる事態になる。
これには上層部もあわて、急遽、僕のペナルティーは1週間で解除された。
そして、医局長はナースの前で、僕を労う為の1席を自腹でもうける約束までさせられた。
憎憎しげに、医局長が、「川原君、何を食べたいんだい?」と僕にだけ見える角度で恐ろしい顔をして質問した。
僕は、<●●のうなぎ>と高級な鰻屋の名前を告げ、<個室で、コースにしてね>と答えた。
ナースを納得させるには、そうとでも言うしかない。それが最善の策だった。
そして、僕と医局長は週末、本当に二人きりで、鰻屋の個室でコースを食べたのでした。
さすが、名店!、うまかったですよ。
もう皆さん、ご承知かもしれませんが、僕はこういう空気、平気なんだ。
えーと、何を言いたいかと言うと、<始めから上手く行く人はいない!>、ということです。
最初は皆、黒星スタートなんだから、皆、そんなものだよ、ってことです。
だから、腐らずに頑張ろう!、というカワクリ新スタッフへの、エールのつもりで書いたのですが…。
趣旨、伝わったかしら?
もし情報にノイズが発生していたら、それはきっと植木等のせいだと思う。
猪木とONのエピソードだけ読み直して、その後はカットで。
BGM. 植木等(ハナ肇とクレイジーキャッツ)「無責任一代男」


新春キツネ祭り

「先生も行かれたんですか?」って、幾人から聞かれたことか。
スゴいな、BABYMETALの『新春キツネ祭り』、色んなメディアでニュースとして取り上げられてたみたいで。
行って来ましたよ、SSA、魔裟斗の引退試合以来かな?、さいたまスーパーアリーナのことね。
ちなみに何故「キツネ祭り」かと言うと、BABYMETALの初期設定で、メタルの神様は、「キツネ様」になっているから。
年末番組でべビメタがテレビに出ると必ず「イジメ、ダメ、ゼッタイ」をやってましたが、観ました?
正直、あまり面白くなかったでしょ?
ところが、あれがライブ会場だと異様に盛り上がるのです。
全員で、ダメ・ジャンプ&キツネ・ジャンプ、をするから。
「イジメ、ダメ!」の歌詞で頭の上で手をバッテンにしてジャンプして、隣の人にぶつかって、<すみません>って頭を下げて。
間髪入れず、「キツネ、とべ!」の歌詞で、両手をキツネ・サインにして、両腕を「Y」の字に広げ、キツネ・ジャンプをして。
またまた隣の人にぶつかって、<すみません>と、小さく謝って。
会場には、女性のお客も多く、実際、僕の左右の人は、1人で来てる女の子だった。
袖触れ合うも他生の縁、と言うくらいだ。ジャンプの時にぶつかり合った仲だから、少しは喋った。
通路側の子は、「ジャニーズに行ったこともあるけど、今もっとも魅力的なアーティストはスーちゃん」だって。
逆サイドの子は、「紅月、サイコーでしたね!スーちゃんの嫁になりた~い!養って欲しい~!」だって。(苦笑)
男子、がんばろう!
2014年3月の日本武道館2Daysの時は、会場グッズは1人1アイテム、4つまでの制限だった。
僕はスポーツ・タオルを4枚買って、1つは自分用。残りの3枚は、お土産用。
美容師S.さんとストレッチのトレーナーのI.さんとあざみ野のH.先生にプレゼントした。
それが、今回の記念グッズは1アイテムにつき、1人1個までの限定になっていました。
せっかく会場に来たお客さんに行き届くようにとの配慮か。1人4つを許可してたら買えない人も出るものね。
僕は「キツネ面」と「マスク」と「リスト・バンド」と「パーカー」と「キツネのしっぽ」を買いました。
下が、「キツネ面」。↓。


これは、今は診察室の僕の背面の壁に貼ったから、診察室に入ったら皆さんの視界にもバッチリ入るでしょう。↓。


マスクの箱です。可愛いでしょ。↓。


この中に、BABYMETALのロゴ入りのマスクが入っています。千石撫子に当ててみました。こんな感じです。↓。


「リスト・バンド」は、2種類セット。「狐」の漢字1文字と「公演名と日付と場所」が。↓。


べビメタを知らない人は、『ギミチョコ』の Live Music Videoが入門編には良いですよ。ユーチューブで観れますよ。
記念グッズの話でしたね。「パーカー」はギミチョコのデザインです。↓。


「しっぽ」はリュックに付けました。
毎朝、僕は家からクリニックまで徒歩で通っているのですが、途中で通学路にぶつかります。
大体、同じ時間帯なので、顔見知りの小学生がいます。
火曜の朝、小学生に「カッチョイー!ソレナニ?」って聞かれました。
<おキツネ様>と答えると、数人の小学生に取り囲まれ、「カッチョイー!」「キモチイー!」と触られまくりました。
<あっち、行けよ!子供は汚いから嫌いなんだよ!>と威嚇したら、パトロールしてる黄色い旗を持ったPTAのママさん
に睨まれた。
しまった!
この辺では、俺は相手を知らなくても、向こうは俺が「川原クリニックの医者だ」と知ってる可能性があるのだった。
品行方正にしておかなきゃな。表面的には善人ヅラしておかないと。悪い噂が立つとマズイからな。しっぽに火が点いちゃう。↓。


カワクリに着くと、そこかしこにべビメタ関連のポスターなどがお出迎えです。
だから皆、冒頭の質問に繋がるのですね。
たとえば、下が、受付カウンターのべビメタ『メギツネ』のクリア・ファイル集。↓。


べビメタはBABYMETALの略ですが、ベルハーと混同する人も多いみたいで。
ベルハーは、BELLRING少女ハート、の略です。
ベルハーの生写真は受付カウンターの、寝釈迦ポーズのカエルの置物の下辺りに貼ってあります。↓。


ベルハー・コーナーは、ナースの塚田さんの使う処置室の前の壁にデデーンとあります。ちょっと自慢です。↓。


予告ブログの④に、「BELLRING少女ハート」のライブのレビュー、がありますので、ベルハーについてはまたの機会に。
BABYMETALの『新春キツネ祭り』の模様はWOWOWが撮影していて、3月頃に放送されるそうです。
テニスの錦織君フィーバーで加入したはいいが、その後、全然WOWOWを観てないという方、良かったら観てみて下さい。
僕が1番良かったと思うのは、YUIMETALとMOAMETALが歌う『4の歌』でした。
「4」のところで、客席も一緒に「フォ~!」って掛け声を掛けるのが一体感を産んでました。
最後の告知で、6月に幕張メッセ展示ホールで過去最大規模のMOSH’SH PIT ONLYのライブを開催すると発表された。
MOSH’SH PIT ONLYって、全部、立ち見ってこと???
だったら、微妙だな。
僕は去年の12月20日、SU-METALの生誕祭を豊洲PITに観に行きました。
それはファンクラブ限定のシークレット・ライブみたいな感じで、ステージとの距離は近かったのですが、何も見えなかった。
豊洲PITは段差のない平坦なフロアなので、後ろの方の人は人垣で、何も見えなかったと思う。BABYMETAL、小っちゃいし。
ま、お誕生日を同じ空間でお祝いしたってことで良し、としたが。
下が、その日の記念Tシャツ。↓。


で、幕張メッセ展示ホールってのも、確か、同じような感想を抱いた記憶があるのだ。
あそこも確か、傾斜がなくて平坦な会場じゃなかったっけ。障害物みたいなポールとかも立っていて、ステージが見えなくって。
僕の小学校はミッション系の女子高の付属で、「聖書」の時間があった。
その中で、「ザアカイ」という背の低い男が出てくる。
当時の僕らは、行列で前が見えない事を「ザアカイ状態」と呼んでいた。
段差のない平坦なライブ会場で、久し振りに「ザアカイ状態」というフレーズを思い出した。
しかし、うる覚えだったので、小森さんに尋ねて調べてもらった。
ザアカイは取税人で金持ちだが心は満たされてなかった。
そこに噂の男、イエス様が町にやって来ると聞き、一目散に駆けつけた。
だけど、ザアカイは背が低いから、後ろからでは背伸びをしても、イエス様の姿はまるで見えない。
そこで、ザアカイは木に登って、イエス様を一目見ようとして。
イエス様はそれに気付いて、ザアカイに声をかけて。
皆は、「あいつは悪い男で嫌われ者だ」とチクるけど、イエス様はそれを制して。
ザアカイを木から下ろさせ、その晩、ザアカイの家に泊まって、ザアカイは心が救われて。
それでイエス様の弟子になって、良い人になって、後にパウロに協力して伝道したんだって。
出典は、ルカによる福音書。
仕方ない。
僕は背の低いザアカイが木に登ってまでイエス様を一目見たかったのと同じ気持ちで、幕張メッセのポールにでも登るか。
SU-METAL、言わないかな、「TATSUJI-METAL、急いでポールから降りてきなさい。今日はあなたの家に泊まりたい」って。
そんな妄想をかましながら、6月の幕張、正式発表を待とう。
だけど、ライブ会場で本当にポールに登ったら、警備員に怒られるんだろうな。
やだな。50過ぎて、20代半ばの若者に注意されるの。注意する方もしにくいだろうけど。
さて、次回の「川原達二の十中八九N・G」は、予告ブログ⑥~「爬虫類を飼うこと」の予定です。
BGM.BABYMETAL「ギミチョコ」


ねぇ、君、今夜は、久し振りに、オタクの話をしようよ。

18/ⅩⅡ.(水)2014 寒い、強い風
「涼宮ハルヒの消失」について書きます。
ネタバレ注意です。
まだ観てなくて、これから観たいと思ってたら、読まないで下さいね、特に顧問。
1行目から、ネタバレです。
大丈夫ですか?
最悪、バーって流して写真だけ見て、「まどマギ」まで行き着けば、セーフですから。
Ready?
今日、12月18日と言えば、長門有希が「涼宮ハルヒの消失」で世界を改変した、その日です。
それにあやかって、診察室のマウスパッドを「長門有希」の物に変えました。
この絵柄は、「射手座の日」の時の1コマで、アニメを観たことがある人はニヤリとするでしょう。
観てない人にとっては、なんでもないでしょう。それが、これ。↓。

前に後藤さんのブログ記事でも紹介された涼宮ハルヒ(&ゴジラ)コーナーの「涼宮ハルヒの消失」のポスターは2種類。
1つは、これ。↓。

もう1枚は、これ。↓。

2種類とも両面ポスターで、今は「長門有希」メインで推してましたが、この時期なので映画告知ver.に裏返しました。
1枚目の裏が、これ。↓。

2枚目の裏が、これ。↓。

同じ壁の「涼宮ハルヒの消失」関連グッズを紹介します。映画の前売りチケットです。↓。

これは、長門有希のキー・チェーン。長門が眼鏡をかけてるのが、判りますか?。↓。

さて、それでは場所を移動して、フィギュア棚から「涼宮ハルヒの消失」関連グッズを探してみましょう。
まずは、映画を観た人なら判ると思いますが、「朝倉涼子のおでん」です。
これは、本物のおでんが映画公開当時に商品化されたものです。寒い冬、ファンには有り難いですね。↓。

そんな朝倉涼子が鍋つかみを手にはめ、おでんを運んで来るフィギュアです。見やすく棚から出して撮影しました。↓。

「涼宮ハルヒの消失」では世界が改変され、ハルヒは光陽園学院の生徒です。
だから、制服もお馴染の北高のとは違いますね。↓。

改変後の世界では、長門有希は普通の内気な少女です。メガネっ子です。↓。

「鍵」を揃えるべくキョンとともに、ハルヒは体操服に着替えて北高に忍び込みます。
キョンのリクエストで、ポニーテールにします。良く見えるように横から写しました。↓。

なんだかワクワクして来ましたね。また映画を観たくなっちゃいますね。
なのにカワクリで「涼宮ハルヒの消失」をモニターで流さない理由は、字幕スーパーがないことと、朝倉涼子のせいです。
このようにカワクリでは、記念日や季節感を大切にしています。
世間は、今の時期は、クリスマスで、カワクリでも、こないだまでビーチ・ボーイズのクリスマス・ソングを流していました。
しかし、今の時期、どこもかしこもクリスマス・ソングでうんざりだ、と評判がすこぶる悪かったです。
そんな人の耳には、ビーチ・ボーイズもフィル・スペクターも有難味はないようです。
なので、クリスマス・ソングをカワクリのBGMから全部、抜きました。
代わりに、今のカワクリのBGMのメインは「大瀧詠一」と「物語シリーズ」の主題歌&サウンド・トラックです。
大瀧詠一は去年の12月30日が命日だから追悼です。↓。

「物語シリーズ」の意味は、「憑物語」が今年の大晦日にMXTVで全4話一挙放送を記念してです。↓。

そう云う季節感ですから、カワクリの音響は全然クリスマスっぽくなくて、リア充じゃない人には心地良いかもですよ。
さて、オタクの話の続きをしましょう。
僕は、「まどマギ」では、美樹さやか、が1番好きです。
診察テーブルの卓上カレンダーの左右に美樹さやかのミニチュア・フィギュアを並べてみました。↓。

皆さん側が、制服ver.のさやか。↓。

そして、僕側が魔法少女のさやか。↓。

受付には、さやかのヴォイスが聞けるフィギュア(グッズ)もあります。↓。

ボタンを押すと、さやかが、2パターンで囁きます。
「あたしって、ほんとバカ…」と「奇跡も…魔法も…あるんだよ」です。
興味のある人は受付スタッフの後藤さんか小森さんに言って下さいね。
(心理相談室の前の千石撫子の声を聞きたい人も声をかけて下さいね。今まで、リクエストした人、いないみたいですから)
そうそう、喫煙所にも「まどマギ」コーナーがあります。
そこでも、美樹さやかはキュゥべえと大きなポスターで存在感を現しています。↓。

タバコを吸わない人でも、美樹さやかに興味があったら喫煙所に入って見て下さい。
未成年者でも、喫煙しなければ入って良いですよ。
だけど、クリニック(って言うか医療機関)で喫煙所があるのは珍しいでしょう?
今度、喫煙所を作った訳を教えますね。
最後に、美樹さやか、の缶バッジで、おしまいです。↓。

次回、「涼宮ハルヒの消失」つながりで、後藤さんが何か書きます。
BGM. 大瀧詠一「幸せな結末」


学会(のようなもの)、前夜

26/Ⅶ.(土) 2014 梅雨が明けたら、猛暑
7月21日(月・祝)「BABYMETAL-APOCALYPSE-Y」の後、「109」に寄った。
「109」のバーゲン・セールのキャンペーンに、セーラームーンが起用されていたからだ。↓。


これが、別バージョンのポスター。↓。


この日は、特別にいくら以上買うと、コスプレ撮影会に参加できるという企画の日だった。
さすがに僕はコスプレ撮影は希望しなかったが、会場をのぞきに行ってみた。
結構、カップルがいた。大人が多かった。
このバーゲンは、7月いっぱいまでなので、セーラームーン好きな人、あと、少しですよ。
遠方で行けない人のために、各セーラー戦士のキャッチ・コピーを紹介しましょう。
まずは、セーラー・マーズ。「火星にかわってプライスオフよ!」。↓。


セーラー・マーキュリー、「水でもかぶって割引します!」。↓。


セーラー・ジュピター、「しびれるくらいお買い得だよ!」。↓。


セーラー・ヴィーナス、「愛のプライス落とさせて頂きます!」。↓。


そして、セーラー・ムーン、「信じているの、ミラクルプライス!」。↓。


僕はこの次の日曜日に、学会のようなもの、で福岡に単身上陸する。
その時用のアクセサリーに花の髪飾りを買った。それをして学会参加するつもりだった。
ところが、ナースの塚田さんに、それは今年ライブ会場などで流行してるものだ、と教えられた。
そして、塚田さんは、「そんなのされてたら、後ろの人は迷惑ですよね」と笑った。
P-Fスタディという心理テストがあるのを皆さん、ご存知だろうか?
それはマンガの吹き出しみたいなところに思いついたセリフを書くものです。
P-FのPはピクチャー(絵)のことだが、Fはフラストレーションで、つまりストレスフルな場面が絵になってるテストだ。
その1枚に、劇場で前の席の人が大きなつばの帽子をかぶってて邪魔で見えない、というシチュエーションがあった。
そうか!これは塚田さんの言う通りに迷惑か。無駄に敵を作ってもいけない。学会使用・禁止にしよう。
でも、そうなると花の髪飾りが、もったいないので、今週はこれをかぶって診察をすることにした。
お誕生日週間ということで、どうか、ひとつ。↓。


もう皆さん、僕が何をしても、髪を染めようが、ネイルを新しくしようが、近頃はスルーですね。
でも、さすがにこの花の髪飾りは反応しましたね。
「それ、どうしたんですか?」って。
僕は、ちょっと、はにかみながら、<お誕生日週間だからね>と答える。
皆さんは大人ですね、「おめでとうございます」と答えてくれ、後は何事もなかったように普通に診察。
なんか、誕生祝を強要してるようだな。
下が、その花の髪飾り。「109」の一番上の階の「スピンズ」で買いました。↓。


この花の髪飾りには、蝶々もついています。
ほぼ等身大パネルの唯ちゃんにかぶせてみましょう。
蝶々、見えますか。↓。


さて、いよいよ、明日から日&月は福岡です。
知り合いが同行しないひとり旅なので、情報収集が大変でした。
協力して下さった皆さん、ありがとうございます。
詳しくは、次回の記事で報告します。
学会報告じゃなくて、グルメ・リポートね。(笑)
BGM. 3D-PIANO ANIME Theater! 「ムーンライト伝説」


吉田拓郎のコンサートへ行く

14/Ⅶ.(月) 2014 はれ
お昼から、夕方まで、東京都の校医相談。
<これから吉田拓郎のコンサートに行く>と言ったら、
保健室の先生が「もなか」と「あられ」をくれた。↓。

それを道中で食べながら、電車を乗り継いで、みなとみらい、に行く。
会場は、パシフィコ横浜。↓。

途中、気になった看板があったので撮影しておく。↓。
僕は、鳥が怖いが、ヒッチコックの「鳥」という映画は全然、怖くなかった。
むしろ、よくぞ、世界に、鳥の恐ろしさを啓蒙してくれた、と感謝したくらいだ。
恐怖は自分1人だけが恐ろしがってる時が怖いので、皆が恐ろしがると不思議と平気になるものだ。

話が吉田拓郎からそれてしまいましたね。
僕は湘南の茅ヶ崎の生まれですが泳げなくて、水泳の時間や友人と遊びに行く時は苦労しました。
ところが、吉田拓郎も泳げないと知った時には、感激しました。
人間は泳げなくてもいいんだ、と変な自信を持ち、堂々と開き直るようになりました。
僕が高校1年の時、拓郎は「ローリング30」という2枚組みのLPを出して、僕は毎日、それを聴いていました。
その2枚目のB面のラストの曲が、「海へ帰るよ、泳げないけど~」という歌で、僕はその歌の歌詞が好きでした。
当時、塾で一緒だった女子と夏休みにプールへ遊びに行く約束をしました。
ついでなので、<良い歌だよ>と、そのレコードを貸しました。
すると、彼女の感想は、「みじめな歌ね」と見透かしたようなものでした。
「海へ帰る」と掛けて、みなとみらい、の海を。↓。

会場に入りました。開演前にグッズ・コーナーを見ます。↓。

吉田拓郎の等身大パネルを開演前の海を背景に撮影します。
コンサート終了時の海と比較するつもりです。↓。

このパネルには、拓郎の直筆サインが、記されています。ちょっと見づらいかな?
見づらかったらごめん。↓。

僕は、拓郎の歌はエレック・レコード時代(今で言う、インディーズ)からCBSソニー時代の物は全部わかります。
セイ・ヤングやオール・ナイト・ニッポンも毎週聴いていたから、レコードになってない曲も知ってます。
フォーライフ時代は、浪人中までの作品なら、ほぼわかります。
ここで言う、わかります、とは、歌詞カードを見ずに歌えるという意味です。
多分、「無人島で」くらいまでです。
その後のアルバムは、僕の興味が拓郎から清志郎に移ってしまったので、全然、知りません。
さすがに、キンキ・キッズとテレビ番組をやってるのは、少し見ましたが、気に入りませんでしたね。
キンキ・キッズがじゃなくて、吉田拓郎の媚びたような態度が。
そう言えば、キンキ・キッズからもお花が届いてました。義理堅いですね、奴ら。↓。

ですから、今日のコンサートの選曲がどうなるのかは、ある種の賭け、です。
あえて予習なし、で臨みました。
最近、拓郎は「AGAIN」という」セルフ・カバー・アルバムを出したと知り、少しホッとしました。↓。

座席は、2階12列の一番端っこ、通路に面してるから、横に飛び出して見れる良い席。
始まりの合図は会場が真っ暗になり、ステージ後方のスクリーンに、ギターを抱えた拓郎のシルエットが浮かぶ。
大拍手、そして、「たくろうコール!」。
1曲目から、なんと、あの懐かしいイントロ、「人生を語らず」だ。
僕が高校生の頃、男子が聴いていた音楽は、「拓郎」か「永ちゃん」か「YMO」のどれかだった時期があった。
僕は、勿論、拓郎派で、コンサート会場では、座席の下にカセットデッキを仕込んで録音していた。
今より、チェックが甘い時代だった。多分、皆、してたと思う。
当時の僕は、少し屈折していて、会場で盛り上がる他のファンに対して、<こいつらと俺は違う>なんて、
椅子に座ったまま、腕組みなんかしちゃって、微動だにしなくって、自意識過剰な地蔵みたいで。
そして、家に帰ってから、録音したテープを再生して、手拍子して、一緒に合唱したりしていた。お恥ずかしい。
しかし、時は魔術師ですね、そんな僕ものっけからスタンダップ!、フルコーラス歌いましたよ、「人生を語らず」。
やっぱり、アイドルのライブに通ってるおかげで、自分で言うのもなんなのですが、人生のノリが良くなった。
2曲目は、「今日までそして明日から」、アレンジが僕の知ってるのとはちょっと違いました。
3曲目は、なんと、「落陽」です!開始3曲目で会場は総立ちです!平均年齢50以上だろうに。
「落陽」の後奏では、バックのスクリーンに打ち上げ花火の映像が何発も何発も出て。
まるで、つま恋、みたい。
オープニングから怒涛の3連発だ。ものすごいボルテージ。
拓郎は、MCで「それでは、皆さん、さようなら」と冗談で帰る振りをして、シャイに照れ笑いした。
吉田拓郎のステージは、拓郎に限らず昔のフォーク歌手のトークは面白かった。
深夜放送の雰囲気。
初期のたくろう(初期だから、平仮名表記にした)のライブ版は喋りが面白いです。
今、入手できるのは、「ともだち」だけです。「オン・ステージ2」はCD化されていません。
「ライブ’73」は喋りがほとんどないです。たくろうがエレキ・バンドを従えて颯爽とイメチェンした記録です。
この日の拓郎は、たくろう時代と同じように、まるで同じようにトークをしました。
何も変わっていません。ギャグも当時と同じです。
「今回のコンサートツアーは、北は埼玉・川口から南は神奈川・横浜まで」とそんな調子のギャグです。
変わってね~。
拓郎は、全国ツアーをやるアーティストをみて、羨ましいと思う反面、
あんなにやらなくてもいいだろう、と思う、自分がいます、と言う。
「そんな正直な吉田拓郎のコンサート、ゆっくりお楽しみ下さい」と言って、会場をクールダウンさせ、一堂、着席。
「みんな、年だから、無理してひきつけ起こしてもいけないから」とジョークを言った。センスが古いなぁ。
4曲目は、「爪」。別れを切り出す、と爪を切る、をかけた松本隆の作詞の曲。
「ローリング30」に入っていた。
5曲目は、知らない。軽快なラブソングだ。
6曲目の前にMC。去年、2人のミュージシャンのライブにゲストで誘われた時のエピソードだ。
そんなに面白くないので詳しくは書きません。
ただ、2人に「襟裳岬」を一緒にやらない?、と提案したら、回答が真逆だったという話。
と言う訳で、6曲目は、「襟裳岬」。
7曲目も知らない曲。「僕は1人じゃない」とか歌ってた。曲が途中で、転調するのが特徴。
8曲目も知らない。舞台が照明でオレンジ色になる。たそがれ、のイメージ。
「あなたはどうしてそんなに素敵なんだろう」みたいな、憧れの気持ちを歌ってる。
恋唄というより、人を慕う気持ちのように聞こえた。
でも、これも若い時に聴いていたら、違って聞こえるのかな。
こういうのを円熟って言うのかな。
9曲目の前に長いMC。子供の頃、病弱だったというエピソード。
東京に出てから人間が改造されて朝まで3回歌いました、って。
ここで補足説明。1度目は「かぐや姫」とやった、つま恋、だ。
あれは僕は小学生だから、いけないのは仕方ない。
ただ2度目の、篠島、は大学受験を理由に親から許しが出なかった。今でも、悔やまれる。
結果論だが、浪人したんだから行かせてくれても良かったのに。
3度目だけ行きました。拓郎、単独のつま恋。
当時、僕は大学の野球部の副キャプテンで、オールナイト・コンサートと野球部の合宿の日程がぶつかった。
その頃の僕の考えは甘くて、性善説で生きていた。
だから、きちんと説明したら、わかってもらえると思った。快諾されるとさえ思っていた。
篠島のコンサートに行けなかった悔しさも一生懸命、伝えた。
しかし、上級生やOBやキャプテンは口を揃えて、「副キャプテンの自覚がない」と却下された。
僕は、こいつらは馬鹿か、とあきれ、友人のF.と2人で皆の意見をシカトして、コンサートに強行参加した。
夕方からとにかく朝日が出るまで、延々と歌うというコンサートだ。行って良かったと思う。
去年くらいに野球部のOB会に出席したが、皆、和気あいあいとして、コンサートに行ったことを咎める者はいなかった。
時間が俺の選択の正しさを証明してくれた。だから皆さんも迷ったら好きにした方が良いですよ。
多分、死ぬ時に後悔しない。
あっ、話が脱線してしまった。
9曲目のMCの話だ。
拓郎は、「自分」はどう変化するか判らない、ということを伝えたかったらしいが、途中からそんな自分に照れて、
つまらないジョークを言って、話がうやむやになって、9曲目へ。
ステージ後方のスクリーンに、青い空に白い雲が浮かぶ映像に、「夏休み」という文字が映し出される。会場からは大拍手。
海浜の画に1番の歌詞がつく。カラオケ・ボックスをイメージしてくれると良いです。
皆、見なくても歌えるのにね。
2番は、山の写真。3番は、ひつじ雲。間奏は、夕日が海に沈むところ。4番は畑道に白い雲と青い空。
5番は、ひまわり。後奏は今風のアレンジで間髪入れず、10曲目へ。
聴き慣れた独特のハーモニカ。「シンシア」だ。
これは、オリジナルは、かまやつひろし、とのデュオだ。シンシアとは、南沙織の愛称だ。
今、動画サイトで、当時の2人が南沙織を挟んで歌う「ミュージック・フェア」の画像がアップされていて見れます。
たくろうも愛くるしいくらい可愛いが、南沙織が途中、はにかんで下を向くシーンは可愛い。
僕は南沙織は特別に好きでもないが、この南沙織は可愛いです。必見です。
また話が脱線してしまいました。
11曲目、ステージを赤とブルーのライトがネオンのように交錯し、紫がかった色を作り、また赤とブルーに分離する。
混ざり合っては元のバラバラに戻る、その繰り返しが淫靡で、永遠に交わらない男女の仲を暗喩しているようだ。
曲は、「裏街のマリア」。これも、出典は「ローリング30」だ。
そして、吉田拓郎は、どうやらお気に入りの「ネタ」をやる。とあるバーで2人連れの男と一緒に飲む設定。
覚えてるので、なんならここで詳しく再現しても良いのだが、「オチ」もない面白くない話なので割愛。
まぁ、あえて言うなら、バーに入って何を注文したら良いか判らない時は、「モヒート」を頼むと良いってことです。
拓郎曰く、「ヘミングウェイで有名なモヒート。すごい甘いです。皆さん、試して下さい」、だって。
そして、この1人茶番劇の最中に曲が挿入されて行くという仕掛けですが、何が面白いのか判りませんでした。
12曲目も知りませんでした。「気持ちだよ~」と何度もリフレインしていましたから、きっと、そんな題なのでしょう。
13曲目は、「サマータイムブルースが聴こえる」。この曲は、ライブで人気があり、後にシングルになった曲です。
原曲は4番まで歌詞があり、サビは全部同じでした。
シングルでは、歌詞が3番までになり、その代わりサビの詞が異なりました。
「手を加えた」という感じでしたが、僕はライブでやってる粗野なバージョンの方が好きでした。
で、今回はと言うと、4番までありサビ同じのライブ・バージョンの方でした。(拍手)
そして、またバーの1人コントに戻り、「人生って、そういうもんなんだな~」って言って、背中を会場に向けると、
色とりどりのライトが、ステージにきらめく。
4原色みたいな。
曲は、「全部抱きしめて」(?、キンキ・キッズが歌ってた奴)、14曲目。
この歌では、会場でラジオ体操みたいな振り付けで踊ってる人が何人かいたぞ。
なんだ、あれは?許していいのか?
そんなことを言ってるうちにバンドのメンバー紹介になって、「わしらのフォーク村」ジャンジャン、って終った。
「わしらのフォーク村」とは「古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう」というエレック第1弾のLPの曲だ。
キンキ・キッズの曲を演奏され、オールド・ファンが不愉快になりそうなタイミングで、これだ。
その手があったか。まるで人質を捕られたような気分だ。許すしかない。
15曲目は、ピアノソロから、やはり知らない曲。「訳もなくここは東京」と何度も言ってたからそういう歌なのだろう。
その後、最近物忘れが激しいとか、通販にはまってるなどのトークから、(これも特に面白くないので内容は書かない)、
「今日は最高のメンバーが集まってくれました。この人達は文句なしにベストなんです。ベストなんです!」と繰り返し、
よく見ると、全員がベストを着てた、というオチ。…どう思います?
そして、16曲目は、そのベスト・メンバーのコーラスで、「シュロの樹が~」で始まる曲。これも知らない。
17曲目は、4原色のライトが光り、メロディアスな旋律と変則的なテンポの曲。これも知らない。
「あきらめたら後悔しちゃうぞ」みたいな歌。
これがラストの曲だったらしく、拓郎は「どうも、ありがとう」とお辞儀。
会場の拍手に包まれて、メンバーがステージ前方に並んで、手を握り、そのままバンザイする、WWWWWWWW、みたいな挨拶。
拓郎は手を振って、退場。客席は総立ち、大拍手、そして「アンコール!アンコール!」の合唱。
アンコールに応えて、拓郎がギター1本で再登場。スポットライトを浴び、弾き語り。
♪町を出て行こう♪、大拍手。
「こうき心」だ。
これは、初期のLP「青春の詩」に収められて、「ライブ’73」にもロック・バージョンが収録されている懐かしい歌だ。
僕は、つっ立ったまま、シーンと聴き入る。
すると、静かに、その間に、バックメンバーがスタンバイするように暗い中を集まって行く様子が見えた。
♪外は雨が降っている~♪、ジャカジャカジャカの拓郎のギターにかぶせるようにバンドの演奏が始まった。
アンコール2曲目、これは知らない。
会場が青いライトでやさしく包まれて、ステージの拓郎だけ日なたのポジションなので日なたのようなスポットを浴びて。
大げさな詞とドラマチックな曲で、拓郎のヴォーカルが際立つ歌だ。
「時がやさしく切なく流れ、そっとこのまま振り返るなら、僕らは今も自由のままだ」みたいな趣旨の歌だった。
会場から拍手、僕も拍手。それは、熱狂や情熱ではなく、同意とかリスペクトの意に近い。
アンコール3曲目は、耳になじみのあるイントロで、会場をピンクのライトが四方八方に暴れ出す。
「春だったね」。
アレンジは、「ライブ’73」に習ったもので、「ライブ’73」のギターソロは高中正義がやってたな、と懐かしく思い出す。
この歌は、早口言葉みたいな歌詞なのだが、会場は息がピタリとなって合唱した。
後奏で拓郎はギターを持ち替えた。
行くか?アンコール4曲目。
ステージのスクリーンには、どこか日本の夏の情緒を想起させる白と紫のツートンカラーの色合いの、
2つの扇風機の羽根みたいなものが、一方は歯車で時間を逆戻りさせようと反時計回りの力で、
もう一つは、正常に進行する時計回りの時間軸で、その2つが、何の摩擦抵抗もなく、ゆっくりと融和して回っている。
僕は、今日のコンサートに拓郎と和解しに来たのだと気がついた。
アンコール4曲目の歌は、知らない。「オンリー・ユー、さらに、オンリー・ユー」と歌ってる。
皆、総立ちで拍手してる。「あなた以外、あなた以外」と歌ってる。
「オンリー・ユー、ずっと、オンリー・ユー、あなた以外、あなた以外」と歌っている。
コーラス(今回のメンバーはすべて男性)の「オンリー・ユー、オンリー・ユー」の中、拓郎は会場に手を振って、
お辞儀して、右に左にと舞台を右往左往して、拓郎らしからぬ、サービス。
深くお辞儀をして、両手を膝の上についたままの姿勢で動かないから気絶してるのかと心配になった。
しかし、拓郎は息が切れてただけで、また手を振って、会場は大拍手。
コーラスがひたすら、「オンリー・ユー、オンリー・ユー」と客席を扇動した。
拓郎はお辞儀して、また何秒も動かない。
さすがに、もうこれ以上、アンコールは頼めないと皆が納得したら、拓郎はステージを去って行った。
拓郎の白いシルエットがステージのスクリーンに映し出され、会場に灯りが点く。
パーシー・フェイス・オーケストラの「夏の日の恋」がかかり観客も退場する。
グッズ売り場で、ニューアルバムを買うと、ポスターをくれるので、「AGAIN」を購入した。
終演後の拓郎のパネルです。背景の海が夜になっています。開演前と比較して下さい。↓。

帰り道、みなとみらい、の観覧車。↓。

家に帰り、「AGAIN」を聴いたら、1曲目の「純情」という曲が、「オンリー・ユー」だった。
ポスターは、診察室の長嶋の上に貼る。皆さんから、よく見える位置です。
拓郎が、机に突っ伏してる姿が照れ屋の拓郎らしくもあり、疲れているようでもあり、どっちにしろ拓郎らしい。↓。

いや、そんなことより、BABYMETAL、である。
7/21(月・祝)にファンクラブ限定のライブをTSUTAYA-O-EASTでやるので応募したら当たった。
それは、良いことなのだが、当日は、チケットの他に、「デジタル召喚状」も見せないと入れてもらえない。
転売防止のためらしい。
しかし、「デジタル召喚状」は、BABYMETAL APOCALYPSE WEBにログインして、手に入れるのだ。
ちなみに僕の「メタル・ネーム」は「TATSUJI-METAL」。
当日はその画面をみせないといけなく、プリントアウトしたものではダメらしい。
俺、スマホじゃないんだけど。
当日、コンピューターを担いで行けと言うのか?
ベルハー・セカンドワンマンのファンクラブ入会特典もそうだった。
皆がスマホを使ってるという前提で話を進めないで欲しい。
ここは日本だぞ。
日本は島国だぞ。ガラパゴスだ!。
…って、俺、誰に怒ってるんだ??
吉田拓郎コンサート、全22曲中、知ってたのは13曲でした。
BGM. 吉田拓郎「純情」