きよしこの夜~い・け・な・い買い物

25/ⅩⅡ.(水)2013 寒い
ポールの日本公演の海賊版を買った。
ビートルズ関係は、「ピカデリー・サーカス」という所から出てるのが、「確か」らしい。
海賊版に詳しいKさんに、FUZという店を教えて貰った。
FUZは、「FUZ」と検索をかけても出てこない店です。
Kさん、教えてくれてありがとう。
僕は、僕をポールのコンサートに誘ってくれた、友人のF.にも「FUZ」を教えてあげた。
西新宿の小滝橋通り沿いの店です。
この連休中、F.は、家族と新宿に買い物に行き、そのついでにFUZに寄ったらしい。
F.は、「結局買ったのはオリビア・ニュートンジョンとビリー・ジョエルだった」、と海賊版購入の報告メールを送ってきた。
そんなF.のメールを受信した時、僕はコンビニで「週刊実話」を立ち読みしている最中だった。
記事は、「最新ダッチワイフ事情」、だ。
そこに紹介されるダッチワイフは、「止まらぬ進化で人間と見間違うリアルさ」、だった。
しかも、小倉優子に激似!
僕は、F.に、「こちらは、小倉優子そっくりのダッチワイフを買うかどうかで迷ってるところ」、と返信した。
F.からの即レスは、「あはは」、のたった3文字だった。
ダッチワイフと言うとネガティブなイメージがあるが、現在のクオリティーはカルチャーショックだ。
とりあえず、ショールームがあるらしい。行ってみるか。下が、問題のダッチワイフ。↓。


ダッチワイフで思い出すのが、大屋政子が「クイズダービー」のゲストで出演した時のこと。
大屋政子は、何かの問題の回答欄に「ダッチワイフ」と書いたのだ。
巨泉をはじめ、スタジオ一同、視聴者も凍りついた。
当時の日本人の多くは、ダッチワイフと言えば、女性の形をした性具をイメージしたから。南極1号とか。
(近頃では、キヨシローがライブでダッチワイフの人形を振り回して歌っていたのが記憶に新しい)
でも、欧米ではダッチワイフと言えば、「抱き枕」のことで性的な意味合いはないらしい。
大屋政子は、セレブだったから、逆に、日本的な意味合いを知らずに書いた放送事故のようなものだった。
今日は、クリスマスだと言うのに、俺はなんて記事を書いているのだ。
聖なる夜を、性なる夜に、変えてしまった。(←全然、上手くないぞ)
しょこたんときゃりーぱみゅぱみゅからクリスマス・カードが届いた。僕は、やっと、我に返った。
BGM. 小倉優子「恋のシュビドゥバ」


今日は有楽町~志らくの芝浜

23/ⅩⅡ.(月)2013 寒い
この連休はライブ三昧だったので、予告記事は後回しにして、3連発でライブの報告をします。
今日は、その第3弾、よみうりホール「リビング落語会、今年最後の立川志らくの独演会」です。
立川志らくの落語会は、予告ブログでは⑦に入っているので被らないようにします。↓。

この年末のサンリビの落語会は、そもそも談志が「芝浜」をやる会だった。
それが、談志が平成23年11月21日に死んで、その年の代役を志らくがやった。
約束は3年間、今年が最後。
演目は、「芝浜」の他に、「粗忽(そこつ)長屋」と「やかん」だ。
以前、談志の落語をデーブ・スペクターが英訳字幕にして、世界に発信した「DANSHI!」というビデオがあった。
そこに収録されてたのが、「粗忽長屋」と「紙入れ」だった。↓。

昔、深夜テレビで談志が「落語のピン」という番組をやっていたが、そこで志らくの「粗忽長屋」を聴いたことがある。
スピード感にあふれ、斬新なギャグが散りばめられて、まったく新しかった。志らくの「粗忽」ものは面白い。
「やかん」は談志が晩年に唱えてたイリュージョン落語の代表作。
「やかん」とは、矢が刺さって、カーンと音がする、というオチなのだが、一時期、談志は「やかん」ばっかりやってた。
当時、談志の独演会の会場で「ひとり会」のCDを買ったら、サインをしてくれて、そこにも「カーン」と書いていた。↓。

落語で年末と言えば「芝浜」で、クラッシックで言うところの「第九」みたいなものです。
アル中の勝手な亭主と内助の功、という人情噺。
談志は実は、「芝浜」を好きではなかったが、年末には需要があるから、サービス精神でやっていた。
会場の客はほとんど泣いていた。
志ん朝のファンでも、「談志の『芝浜』なら」と聴いていたという。
好きでなくても、上手いのだ。
談志の弟子の立川談笑は、「芝浜」の主人公を覚醒剤中毒にして、「シャブ浜」に改作した。
それは面白かったのだが、談笑は一時、談志から「『シャブ浜』は禁演とする」と言い渡されていたときく。
さて、志らくの落語会、この日、会場で発表されたのだが、来年も行われるらしい。
フルハウスだもの、当然かな。
来年は、リクエストを募集して上位3席をやる予定だそうだ。
志らくは、「結果が、『芝浜』『やかん』『粗忽長屋』だったりして」と笑った。
ファンの多くは、談志が志らくの身体をつかって降りてくるのを期待するからね。
やっぱり、「芝浜」は入るだろうな。
僕?僕は「死神」に1票。
BGM. シーナ&ザ・ロケッツ「ユー・メイ・ドリーム」


今日は鹿鳴館~ベルハー「からふりゅ」

22/ⅩⅡ.(日)2013 寒い
この連休はライブ三昧だったので、予告記事は後回しにして、3連発でライブの報告をします。
今日は、その第2弾、鹿鳴館(目黒)でのベルハーの月イチ定期主催「からふりゅVol.6」です。
ベルハーは、「BELLRING少女ハート」の略で、予告ブログでは④に入っているので被らないよう書きます。
先日、<寝坊をして、ベルハーのライブに行けなかった>と徳田さんにメールをしました。
すると、徳田さんは「岡田さんに言ったら、また言われちゃいますね」(笑)と返信が届きました。
それは、
僕がショコタンのファンクラブ会員バスツアーを寝坊して参加できずに意気消沈してる時の岡田さんの発言を指して。
岡田さんに満面の笑顔と優しい声で、
「センセーは、もうショコタンを好きではないんですよ」と断定された事件と掛けていて。
あぁ、でも、今はもう岡田さんを知らない人も多いかもしれませんね。
岡田さんは、
長い事、カワクリの受付をしてくれていた可愛くて優しくて少し毒舌なのんびりした雰囲気の人です。
そうそう、今もクリニックの留守電の声は岡田さんのままです。
徳田さんは、
ベルハーを知らなかったのでWikiしたそうで、そうしたら一目置かれたアイドルらしい、と判ったそうで。
ただ、「一目置かれる」という人間像と「アイドル」という商品が徳田さんの中では、うまく結びつかなかったようで。
勉強熱心な彼女は、今度、ユーチューブで調べるので、オススメの曲とかあったら教えて欲しい、と聞かれました。
そこで僕は、「阿佐ヶ谷ファンタスティック映画祭」のオープニング・アクトを薦めました。
ニコニコ生放送からのアップだと思われるもので、リアルタイムで映画祭を観てた人の書き込みが面白いです。
ファンタスティック映画を観るつもりの人が、いきなりベルハーを目にする訳です。
かなり、アウェイな状況です。
その書き込みは、
罵詈雑言で、「歌ヘタ」とか「踊りバラバラ」とか「学芸会レベル」とか「カラス」とか「可愛くない」とか。
ベルハーは、一曲目が終ると、全員倒れて、寝たまま自己紹介して、それもグタグタで。
お互いの立ち位置が違うと注意しあったりしてる。
おまけにメインのエースのTIRAぴょんが、台湾に帰国したまま、出国ビザが降りないで不在という衝撃の発表。
でも、まぁ終ってやれやれ、みたいな所で、2曲目を歌いだし、「まだ、やるのか?!」と大ブーイング。
楽曲については、「変な歌」がおおよそで、「意外と良いかも」が少々。
しかし、3曲目を歌いだしたら、ブーイングを通り越して、「こいつら、ハート、つええ」なんてコメントも出て来る始末。
そういう時間経過に伴う書き込みの変化も楽しいかと思って紹介しました。
だけど、徳田さんはオススメの曲があるかと言ってたのだから、ちょっとずれた答えをしてしまいましたね。
ベルハーは、「Bed Head」というアルバムを出していて、これは全曲良いです。
あえて、1つと言われたら、難しいな。「サーカス」かな。
カワクリの待合室に流すBGMにも、全曲入れています。
不思議なメロディのアイドルの曲があったら、多分、ベルハーです。
メロトロンを使ったサイケデリックなアイドルの曲があったら、それがベルハーです。
けだるいラップを歌ってる女の子とバックで騒いでる女子の声が聞かれたら、それがベルハーです。
音程がはずれたり、声が裏返ったりしてる曲があったら、間違いなくベルハーです。
ナースの塚田さんは「苦しそう…」と感想を述べ、受付は「音痴ですね」と苦笑していた。
それが、ベルハーです。
重低音が効いた楽曲を、透明感のあるハイトーンな声で歌い上げるのが聞こえたら、残念、それはBABYMETALです。
一応、オチをつけてみました。
さて、今日はベルハー主催の「からふりゅ」というイベントで、目黒の鹿鳴館というライブハウスで行われました。
駅から少し歩きます。叙々苑の下にあります。
道々、若い女の子が数名、カートをおしながら、「叙々苑の下だよね」と話してるのが耳に入ってきました。
最近は、女の子もアイドルを好きな人が多いと聞くから、この子たちも見に行くんだ、と心の中でそう思いました。
結論から先に言うと、その子達は客ではなく、出演者でした。「からふりゅ」は他のアイドルも出ます。↓。

僕が、開演15分前くらいに着くと、その小さなライブハウスに客は4人しかいませんでした。
昨日との、落差に愕然。
さらに驚いたのは、最前列でスタンバイしてる客のTシャツの背中に、「BABYMETAL」の文字が。
え~??
ビックリした。
僕の常識では、ありえない。
ピンクレディーとキャンディーズのファンは対立していたものだし。
さらに、ミーとケイのファンも仲が悪かった。ランのファンがスーの悪口言ってたし。
だから、内心は浮気心があっても、表面的には、一途である、ということを表明するのが、アイドル道だと思っていた。
しかし、現実は違った。時代は動いていた。
後から入って来た客の何人かは、「BABYMETAL」のTシャツを着ていた。
それも、昨日のライブ会場限定Tシャツを着てる人もいた。
盗み聞きをしてる訳ではないが、聞こえてくるのである、話し声が。
なんと、昨日のライブの感想を言い合ってる訳である。
つまり、昨日幕張で「BABYMETAL」を観て、今日「からふりゅ」に来てる人は結構、多いみたいだ。
そして、それはそんなに悪いことではないみたいだ。胸を張ってて良いみたいだ。
開演時間になると、会場はいっぱいになった。
鹿鳴館は席はないので、僕は寄りかかれるバーの近くに陣取った。
オープンと同時にベルハーが出て来て何曲か歌った。ものすごく近い!!
近いから、ベルハーからも客が良く見えるのだろう。
メンバーの1人、「もえち」は曲の合間に、キツネのポーズをして、おどけていた。
キツネのポーズは、BABYMETALの極めポーズなのだ。
そうか、昨日(幕張)があって、今日(からふりゅ)があるというのは、暗黙の了解なのだ。
言わずもがな。
ベルハーが、オープニング・アクトを終えて、一回、引っ込んだ。
次に出たのは、福島から来たという「ラビット」というグループだ。
ベルハーのファンは、優しくて、ベルハーと同じ熱量の応援を送っていた。
ウサギのぬいぐるみを持って出て来て、客席にサービスで投げてたから、てっきりウサギの意味かと思っていた。
でも、実は、「Loveit!」だった。
次にサンタの格好で出てきた10人くらいのグループが「ナト☆カン」だった。
「ナト☆カン」には、40分の持ち時間があった。
さすがに聞いたことのない曲をそんな時間聞き続ける集中力はなかった。
それを見越してか、途中でベルハーのプロデューサーが首に大蛇を巻いて登場して、1人の首に巻きつけたりしていた。
その次に出てきたのは、「THIS IS PANIC」という2人組の男で、ラップみたいのをやっていた。
ふざけないオリエンタル・ラジオみたいなイメージかな。
しかし、僕が驚いたのは、「ナト☆カン」にも「THIS IS PANIC」にもコアなファンがいるのだ。
ベルハーじゃなくて、こっちを観に来てる人もいるのかと思わせるほどで。
それほど、日本のアイドル文化の裾野は広くて、日本ってやっぱりサブ・カルには良い土壌なんだなと思った。
これは、プロレスの会場で感じるものと似てる。
結局、「からふりゅ」は、4時にスタートして、全部が終ったのが9時だったから、5時間の長丁場だった。
僕は、途中で地べたにあぐらをかいて座ったりして、休憩した。
何人くらいいるのかなと観客数を目算で数えてみたりした。116人だった。
昨日とギャップがあるなぁ。頑張れ、ベルハー!と思う。
しかし、ベルハーの再登場まで、ずっと座ってばかりでもいられない。
肺塞栓になってもいけないと思い、後ろに少し空間があったから、曲に合わせてラジオ体操第2をした。
それを見た演者は、異様に僕が盛り上がってると勘違いして、目が合うと、こっちにガッツポーズを送ってくれた。
僕はジャンプしながら、両手両足を開いて応えた。
そして、いよいよ、ベルハーの再登場です。待ってましたとばかり、近くに寄ろうとしたら、人波にのまれた。
気がついたら、割と中央にいた。
ベルハーの応援は、特別な掛け声と、一体となった踊りがある。
昨日の、BABYMETALでも思ったのだが、皆、一体いつ、練習してるのだろう、と。
「ライスとチューニング」という歌では、間奏のところで、メンバーが肩をくんで、ラインダンスのように足をあげる。
それを観客達もやるのだが、間奏になった途端に僕の肩の左右に自然と隣の人の腕が伸びてきて。
僕は、何も練習してないのに、ラインダンスの列に入ってしまった。それも、結構、真ん中。
後は、リズムに合わせて左右の足を上げるのだ。そうしないと、バランスが崩れてしまうから。
そうか、皆、いつ練習してるのか、わかった。現場だ。
そして、途中でベルハーのプロデューサーが、登場して、来年の抱負(目標)を1人づつ喋らせた。
ちなみに、さっきの大蛇は今年が蛇年だからだそうだ。来年は馬を連れてくると言っていた。
ベルハーのプロデューサーは、田中さんという人で、名前は知っていたが、実物を見たのは初めてだ。
もっとあくどそうな外見をイメージしてたのだが、普通に感じの良い人だった。
田中さんは、この子達が間違って売れてしまったらどう見られるのだろう、と言い、返す刀で、中身がない、と言った。
(その時、もえちはキツネのポーズを極めていた)
田中さんは、だからこそメンバーには来年に実現可能な目標を持たせて達成させたい、と補足説明した。
「一生懸命、やります」みたいのはダメなんだって。ぬるい、んだって。
で、メンバーが1人づつ目標を発表して行った(言った)。
みずほは本格的な「和太鼓」。ゆうかは側宙。
じゅりはえびぞりが得意だが、(ももクロの)かなこと比べるとあきらかに劣ってるとし、それを目標に。
自身のブログで画像判定を比較して出しているので、興味ある人はみると、確かにすごい差があります。
それぞれが達成できたら、それを取り入れた新曲も作ってもらえるとか。
もえちは、自分はテニス部でバスケ部で体操もやっていて、運動は得意だから、文科系を伸ばすと言った。
ピアノをマスターして、「D・S・P」をライブで演奏したいと宣言した。
もえちは、「でも、私、ピアノがないんです~!」と言ったら、田中さんが「お前は、西田敏行か!」とツッコミ、面白かった。
でも、ベルハーのメンバーは誰もそれがギャグだと気付いていなかった。普通にスルーしていた。
さらに、もえちは、ベルハーに入ってから太ったと言い、メジャーでウエストを公開計量、その数値も公表された。
僕の、アイドルのプロフィールにあるウエストの数値のイメージは「58」なのだが、もえちの測定値は大幅に違った。
その数値は、そこにいた人だけの、ここだけの話、なので、内緒にしておきます。
新メンバーのカイは、逆立ちして歩きながら47都道府県を言う。
もう1人の新メンバーのあーやんは、5つくらい言っていたが、そのうちの1つが、「落語」だった。
芸能を甘くみるな、と思う反面、こういうアイドルが「落語」って言ってくれるのは、「落語」にとっては救いなのかな、とも考えた。
立川談志なきあと、落語界へ思いを馳せてみる。
明日は、志らくの落語を観に行くのも奇遇だ。
そんなベルハーのセカンド・ワンマンライブも発表されて、6月8日、渋谷クアトロ。調べたら、日曜日だった。
良かった。行ける。
キャパ800人だそうだ。
田中プロデューサーは、ちゃっちゃと極めて1000人・2000人の箱に行くぞ、と言っていた。
そしてライブの後は、物販がある。
物販については、後日、予告ブログの、④「BELLRING少女ハート」のライブのレビュー、で詳しく書きます。
多分。
とりあえず、今回、買った缶バッジ。みずほ、だけ品切れ。
ポイントカードは、30ポイントたまるとメンバーからのメッセージDVDがもらえます。↓。

明日は、有楽町・よみうりホール、立川志らくが談志から引継いだ「芝浜」の会だ。
BABYMETAL→ベルハーが多いのは納得したが、さすがに、BABYMETAL→ベルハー→志らく、って人は少ないだろう。
アルタの客で、1人とかじゃないかな。
BGM. BELLRING少女ハート「サーカス&恋愛相談」


ポールに習う。

18/ⅩⅠ.(月)2013 
この日は、F.に誘われて、ポールのコンサートを観に東京ドームへ行きました。
前にも、こんな書き出しの記事を載せましたが、その時は、ポールはポールでも、
ポール牧の話で終ってしまいました。
あれを書いた時は、もう1回、ポールのコンサートが残っていたから、
ネタバレをしてはいけないとの配慮もあったのです。
でも、もう日も経ったから、解禁で良いですね。
と言うことで、ポールはポールでも、ポール・マッカートニーのコンサートのレビューを書きます。
その日の東京ドームは超満員。場外に設置された特設グッズ売り場は長蛇の列。
客層は、老若男女。
ポールが71才だから、80才くらいのお年寄りとかもザラにいた。
僕らの席の前には、両手にサイリュームを握り締めたお婆ちゃんがいて、
その蛍光色が異彩を放ってた。
F.は老人病院の副院長も務めてた人だから、
職業柄、コンサートも気もそぞろ、お年寄りの客の心配をしていた。
ウイングス時代のヒット曲「007の死ぬのは奴らだ」は、
泣きそうになるくらい格好良かった。
サビの♪Live and Let Die♪の時に、爆音と共に花火が打ち上げられた。バーン!
♪Live and Let Die♪でバーン!、♪Live and Let Die♪でバーン!、と何度も何度も。
物凄い迫力に観客はステージに釘付けになるのだが、
F.だけは、バーン!の度に、周囲の高齢者達を気にしていた。
F.はポールは、ウイングスの方がビートルズの時より、好きなのだそうだ。
それなのに、ウイングスの曲を楽しむより、医者として、倒れる人が出たらどうしようとハラハラしていた。
曲のタイトルが「死ぬのは奴らだ」というのも、F.の不安を駆り立てたのかも。
♪Live and Let Die♪バーン!
そんなF.の心配は、ステージが最高潮に達したアンコールの曲「ヘルター・スケルター」でピークを迎えた。
「ヘルター・スケルター」では、高照射の光線がビームのように客席に突き刺さるのだ。
F.は、ポケモン事件のように、発作を起こして倒れた人がいないかと辺りを見回していた。
職業病だね。
でも、「ヘルター・スケルター」の光刺激は強烈で、確かにちょっと僕も心配になった。
あれ、大丈夫だったのかな。
…と、変な書き方をしてしまったが、
それもポールのステージの演出が素晴らしかったからということの裏返しの表現です。
とにかく、すごく良かったです。視覚的にも音響的にも仕掛けが凝っていて。
ステージの左右にでっかいオーロラ・ビジョンが立って、ステージをアップで映すから、
オペラグラスなど不要でした。
ポールはサービス精神旺盛で片言の日本語を喋り、
「デモ、エイゴノホウガ、トクイデス」と言って、何やら英語で話すと、
画面に日本語で通訳の文字が浮かんだ。
こうして、ポールのMCはすべて日本語訳されて字幕スーパーになった。
多分、その場でタイプしているのだろう、
訳がポールのスピーチのスピードに追いつかない場面もあったから。
例えば、「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」なんて、「サージェント」って略してたから。
ま、その位は判るしね。
「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」や「レット・イット・ビー」や「イエスタデイ」では泣いてる人も多かった。
特に、「イエスタデイ」の前には、「福島の被災地に捧げる」みたいことを言って、それが画面に文字になって。
もう、会場、号泣でした。
ジョージに捧げると言って、「サムシング」をポールがウクレレでボサノバのような編曲で弾き語りするのも良かった。
曲の途中からバンドの演奏が加わって、ステージ背景のビジョンにはポールとジョージが一緒に映った写真を映し出す。
すると、会場からはすすり泣き。
Sさんに聞いたのだが、ジョージ・ハリスンは晩年、「サムシング」をウクレレのアレンジで歌っていたそうだ。
そして、ポールの持っていたウクレレは、ジョージの形見らしい。それを知ると感動もひとしおだ。
僕とF.は開場と同時に会場入りして、開演まで2時間くらい、グッズの列に並んだり、近況の報告をし合ったり。
僕らの共通点は、精神科のクリニックを開業してる院長で、経営者で、人を雇って使っていることで。
「従業員、どう?」「そいつ、怠慢なんじゃないの?」「他のクリニックは昼休み、しっかり2時間とってるよ」
「そろそろ年齢を考えて、体力温存しないとな」「医者を雇って新患を診てもらうのも手だな」
なんて話し合っていた。
僕らは、これがポールを観れる最後の記念だと思ってやってきていた。
いざ、開演!すると、僕らの予想を裏切って、
ポールは現役バリバリのパワフルでエキサイティングなステージを披露した。
約3時間、アンコール2回、ほぼノン・ストップでポールはひたすら歌い続けた。
ロンドン・オリンピックの閉会式の時よりも、格段上の声量で、見た目も若々しい。
ポール、まだまだ、やれるぞ。これが観るの最後じゃないかも。
ポールは前座も使わず、ゲストで時間を潰したりもせず、
メンバー紹介での時間稼ぎもしない、全部1人で歌った。
ポールからのメッセージ。
「君は、医者を雇うとか、楽をしようとか、効率よくやろうなどと考えてるのかい?僕はこんなやり方さ」
と言われてる気がした。
そうか、そうだな、僕もポールを見習って、もう少し、1人で頑張ってみるよ。
僕がポールと同い年になるには、あと20年もある。
まだまだ、これからだ。老け込んではいられない。
ポールのお手本は、自分で歌を作り、素晴らしい仲間にバックアップしてもらい、自分で演奏し、自分の声で歌う。
そして、全力でファンサービスをする。
まるでデビューしたての新人のように。まるで、若いビートルズの頃と何も変わらないように。
そして僕は猛烈にコンサートに感動して、自分も初心に帰るつもりになって、髪の毛を「若葉色」に染めた。
あえて、冬の季節に逆らって、の「若葉色」だ。
「若葉マーク」=初心者、のイメージだ。↓。

就活が決まったKちゃんは、
「私が初めて、先生に会った時の髪の色ですね」と懐かしそうに笑ってくれた。
そうそう、若葉色は、カワクリのロゴのカラーでもあるからね、そんな時代もあったねと。
この髪色は、1ヶ月限定です。
美容師さんとの打ち合わせでは、来月には、ピンクにする予定ですが、
もしも好評なら、調子に乗って、若葉色を続けます。↓。

BGM. よしだたくろう「ビートルズが教えてくれた」


父と「けいおん」と野球

27/ⅩⅠ.(水)2013 くもり、昼間寒い
11月27日は、父の誕生日だ。「けいおん」の唯ちゃんと同じだ。
唯ちゃんと言えば、僕は毎朝、唯ちゃんのヴォイスで目を覚ます。
これは、結構な音量で、繰り返し繰り返し、唯ちゃんが起こす声が家中に響き渡るので、家の者には不評だ。
安眠妨害で。下が、その目覚まし時計。唯ちゃんの誕生日記念グッズだ。使い続ける。↓。

けいおん」は、3期をやるとの噂がありますね。カレッジ編なのでしょうか?梓のハイスクール編なのでしょうか?
そのあたり、情報あったら教えて下さいね。
さて、話を戻して、今日は父の誕生日なので、父の思い出話をしましょう。
僕は子供の頃からコレクターで、一時期、バットにハマってました。野球のバットです。
僕の子供の頃のバットはまだ金属バットが登場する前の時代で、バットと言えば木製でした。デザインも「木目」。
僕は「巨人の星」の知識で、「赤バットの川上、青バットの大下」に興味を持ちました。
色つきのバットが欲しくて、違う街に出る時は、スポーツ店を必ず覘きました。
ある日、平塚の野球用品店で「黒バット」を見つけて、買いました。
それは、普通のバットと比べると、妙に細長くて、後で判ったのですが、ノック専用のバットでした。(苦笑)
でも、せっかくだから試合に使いました。結構、打てるものですよ。
相手チームからは、「物干し竿だ…」とおそれられました。「初代ミスター・タイガース」藤村富美男みたいだと。
高校の時、僕が金属バットを買って家に帰ると、父は、「とうとうウチにも金属バットが来たか」とポツリと呟きました。
少年が両親を金属バットで撲殺した、世で言う、「金属バット事件」の直後でした。
そんな父も子供の頃は、遊びで野球をやったそうで。
娯楽など、そんなになかった時代で、ゴムマリを投げて、バッターは自分の前腕をバットに見立てて打ち返していたらしい。
父の打順は、「5番」だったという。
僕は、<クリーンナップじゃん!>と誉めたら、父は「上手い順に打ってたんだよ」と笑った。
9人中の5番。中の中、か。
いま、僕の自宅には一本だけバットがある。
数あったバットのコレクションは実家に置きっ放しで、今、この一本だけが手元に残ってる。「青バット」だ。↓。

という訳で、父の誕生日、父と野球と私、の思い出話でした。
BGM. 吉田拓郎「ホームランブギ2003」


ポールと談志

21/ⅩⅠ.(木)2013 くもり
Kさんから教えてもらったのだが、今日の大相撲の結びの一番にポールの懸賞がかけられたそうだ。
現時点でまだ僕はそれを確認していないのだが、娘に連絡して家のブルーレイに留守録してもらったから帰ったら観るつもり。
ポールのコンサートに誘ってくれたF.にもメールをして教えてあげた。F.はクリニックのテレビに録画するそうだ。喜んでた。
大相撲は今は福岡で九州場所。ポールは、福岡公演の際に、大相撲を観戦してる写真が東スポに出てた。
その時に、懸賞旗に興味を持ったのかもしれない。
今日と明日と千秋楽に5本ずつ、最新アルバム「NEW」のデザインで宣伝するらしい。
今日、見逃した人も、明日の金曜日と日曜日を観れば見れますよ!(何故か、土曜は出さないんだな)
奥沢の入船というお寿司屋さんが東京場所には懸賞旗を出しているが、店主に聞いたらあれは毎日出すのが規則らしい。
だから、今回のポールの懸賞は特例なのだろう。相撲協会も柔軟な対応だな。
でも、これは色々なトラブルで下火になってる相撲人気の復活のカンフル剤になるかも。
そうそう、今日は、11月21日で立川談志の命日です。
僕は、11月23日(土・祝)に立川談志三回忌の特別公演、立川流落語会を観に行きます。
昼の部は立川志らくなどが出る「イリュージョン編」で、夜の部が志の輔や談春が出る「江戸の風編」 。
両方、チケットがとれたから観て来ます。
クリニックの診察室の本棚の談志コーナーの上に、ビートルズのアンソロジーがあるのを発見。偶然の配置です。
これが実に、今日っぽい取り合わせだなと思って写メに撮りました。↓。

さぁ、早く帰って大相撲のポールの懸賞旗を観よう、っと。
BGM. ポール・マッカートニー&ウイングス「ジェット」


ポールを観に行く!

20/ⅩⅠ.(水)2013 くもり
18(月)に、ポールのコンサートに行ってきました。
これが、なかなかチケットが取れなくって。
皆、取れないって言っていましたね。
F.がポールのチケットをとるためだけに、わざわざ「ぴあプレミアム会員」になってやっと取れたって。
それで、僕の分も取ってくれて、一緒に誘ってくれて観に行けました。
噂では、関西の旅行代理店が、東京見物のパックツアーに「ポールのコンサート」を入れて大量に抑えてたからだとか。
真偽の程は、知らないけど。
だけど良く考えたら、「ビートルズファン倶楽部」に入会すれば良かったんだ。
でも、今回は、F.に感謝です。月曜は休診日だからね。
と言う訳で、今週の僕は、ポールにちなんで、ブリティッシュな帽子をかぶって診察しています。
ほぼ等身大、唯ちゃんパネルに被らせてみました。こんな帽子です。↓。

クリニックの入口脇のテーブルにパンフを置いときました。↓。

これは、3Dメガネで観るのです。立体的に見えますよ。試してみて下さい。↓。

さっきから、ポール、ポール、と書いてますが、判ってると思うけど、ポール・マッカートニーですからね。↓。

最近の若い人は、まさかと思うけど、ビートルズを知らない人もいるので、びっくりします。
ローリング・ストーンズのベロのロゴを見て、「それ、何ですか?」って真顔で聞かれたこともあった。びっくり。
そのくせ、「KISS」のTシャツを着てたりするのだから。
<KISSは知ってるの?>に、「知らない。デザインが気に入ったから」と平気で答える。3度もびっくり。
だから、ポールのコンサートと言っても、通じない人がいることも想定しないといけないのかもしれない。
マッカートニーですよ。ポール牧じゃないですよ。
って、ポール牧の方がわかんないか。
ポール牧で忘れられないのは、たけしのお笑いウルトラクイズという番組でのこと。
1分間にポール牧は何回指パッチンを出来るでしょうか?という出題があった。
回答者は、各々フリップに予想する回数を書いた。「100回」とか「200回」とかの桁だったと思う。
「用意スタート!」の合図の後、ポール牧はしなを作りながら体をくねらせ、「フッ、フッ」と左右の指に息を吹きかける。
画面のスミには秒数が映され、どんどん時間が過ぎて行く。
しかし、ポール牧は、まったく慌てずゆっくりと優雅にパチンパチンと左右の指を鳴らす。
今日のコンディションを確認してるかのようだ。
それから舞うように回転しては指をパチン。そしてまたゆっくりとパチン。
残り10秒になったところで、画面はスローモーションに切り替わる。
カメラに向かって見得を切るポール牧。
パチーン!!指パッチンの音がおごそかな効果音になって響き渡る。
パチーン!!パチーン!!ここまでで8回。
ラスト1秒、ポール牧は左右の指を同時にわずかな時間差でパチーン!!パチーン!!と連打。VTR終了。
スタジオは大爆笑で司会のたけしも腹をかかえて、「もっとパチン、パチンと早くやるのかと思ったよ」と言って笑ってた。
正解は、1分間で「10回」でした。全員、不正解。
って言うか、そもそもこの番組、クイズ番組じゃないし。
でも、急に懐かしくなって、ユーチューブとかの動画サイトにアップされてないかと探してみた。
「ポール牧師匠の指パッチン100回に何秒かかるのか!?」はあった。
これは、前回のが好評だったため、本気で何回出来るかにチャレンジしたもので、僕の言ってる奴はなかった。
そこで僕は、「パーフェクト・コレクション」という自分の録画したVHSビデオの名シーンだけを編集したDVDを探し出した。
「パー・コレ」(パーフェクト・コレクションの略)には、ポール牧の指パッチンが収録されてある。
これは、貴重だ。是非、皆さんにお見せしたい。
これをユーチューブにアップしようと思ったが、やり方が判らない。
うちの下の子がよく動画サイトを見てるから、<お前、やり方、知ってる?>と聞いたら、「知ってる」と答えた。
よし!これで、ポール牧の指パッチンを皆さんにお見せできるぞ!
しかし、意に反して、息子の反応はクールだ。
僕は、<お前、知ってるとか言って、実は知らないのか?!>と迫ると、息子は冷静に「知ってるよ」と答える。
俺はいよいよ頭に来て、<じゃ、なんでポール牧の指パッチンをアップしねぇんだよ!?>とキレた。
すると、息子は、ハーって溜息をついて、「だって、違法だろ」と答えた。
えっ?違法なの?じゃ、駄目か。
こんな所から足がついて、家宅捜索とかされて、雑に本棚を荒らされたら嫌だしな。
こないだ職質を受けたばかりだし。悪いことは重なるものだ。
発禁図書とか無修正ビデオとかプロレス裏ビデオなどが押収されたら、もったいないとらんど、だ。
結論。ポール牧の指パッチンをユーチューブにアップするのは、リスキーだ。息子の忠告に従って、よそう。
ついつい夢中になって、ポール・マッカートニーのコンサートの話をするはずが、ポール牧の話題で終ってしまいそうだ。
ま、いいか。
明日も、コンサートがあるから、それを楽しみにしてる人には、ネタバレになっちゃうしね。
コンサートの様子を知りたいなら、きっとコアなファンがレビュー記事を書いてるだろうから、そっちを見た方がいいですよ。
それに、もうじき海賊版も出回るだろうし。
僕が中学の頃、新宿の西口に海賊版を売ってる店が密集していたが、あの界隈にはまだ店があるらしい。
海賊版に詳しいK.さんによると、海賊版は厳密には違法なのだが、海外の大物アーティストは海賊版には寛大らしい。
早ければ、1週間くらいで、発売されるみたいだ。自分の観た日の海賊版を持っとくのもいいな。
チケットのお礼に、F.の分も買っておいてやろうかな。
ちょっとまた話が戻って申し訳ないのだが、ポール・マッカートニーはOKで、ポール牧はNGなのか?
本当にユーチューブに、ポール牧の指パッチンをアップするのは違法なのかな?
あいつ、面倒くさいから、そう言って、誤魔化したんじゃあるまいな。
なんて、自分の子供を疑ってはいけませんね。そんな息子の誕生日は、11月20日です。
つまり、今日です。ハッピー・バースデイ!
…ってことは、明日は、立川談志の命日だ。全然、ポール・マッカートニーと関係なくなっちゃいましたね。おしまい。
BGM. RCサクセション「イエスタデイをうたって」


11月の模様替え

16/ⅩⅠ.(土)2013 
東北の友人に、<東京は寒いよ~>とメールしたら、「こっちは初雪だよ!」と怒られました。
木枯しも吹いて寒いですが、皆さん、元気ですか?
元気ですか?、で思い出したのですが、アントニオ猪木の処分はどうなるのでしょう?心配です。
さて、そんな11月も中旬、カワクリも冬支度、模様替えです。今回はその様子をお届けします。
まずは、ウォーター・サーバー周辺から。
ここは、お茶や紅茶や珈琲を飲めます。なので、それにちなんで放課後ティータイムの楽譜が貼ってあります。↓。

その譜面の周りを、「けいおん」のメンバーの写真で囲んでみました。これは、劇場版DVDの付録です。↓。

お茶を飲むには、コップも必要です。紙コップの他、暖かい物用のコップも用意してあります。
判らない人は、スタッフに聞いて下さい。
コップの付近には、「コップのフチ子」のポスターを貼りました。↓。

そのポスターの4角を画鋲で止めてありますが、それぞれに「フチ子」を引っ掛けました。たとえば、逆様。↓。

次は、さくらんぼ。↓。

そして、パンチラ・ショットになってしまいました。↓。

ラストは、意表をついて、「まどマギ」の杏子です。↓。「まどマギ」コーナーは後で登場しますので、好きな人はお楽しみに。

さて、そもそも「コップのフチ子」とは、OL風の小さいガチャガチャのフィギュアをコップのフチに引っ掛けて楽しむアイテムです。
僕が、最初に知ったのは、Hさんから貰ってからです。
知らないと見過ごす物も、知った途端に情報がいっぱい入ってくるのが、世の中ですね。
「フチ子」を見ない日はありません。学習帳のようなものも出ています。↓。大人気ですね!

この手のノートは、今の流行りなのかしら、「おとなの社会学習帳」シリーズというのが面白いです。
何種類かあるのですが、僕が気に入った2つを受付前のカウンターテーブル側の壁に貼りました。1つは、「れんあい」。↓。

もう1つは、「せかいせいふく」。↓。

「せかいせいふく」は、きゃりーちゃんの「インベーダーインベーダー」の歌詞にも出てきましたね。
そんなきゃりーちゃんは、11月6日に新曲「もったいないとらんど」をリリースしました。
そのCDには、架空の「もったいないとらんどパス」がおまけでついています。↓。

CDを買うとポスターも貰えます。
今は、診察室に入るところ(出るところ)の正面に貼ってあります。↓。

ここは旬な物を貼ることにしていて、きゃりーちゃんの前は映画「まどマギ」のポスターでした。
それを、相談室や処置室の前の壁に、移動しました。そこは劇場版「まどマギ」コーナーです。
最初の方で予告した「まどマギ」コーナーとは、この事です。好きな人、お待たせしました。↓。

1つづつ紹介しましょう。まずは、「まどマギ・ぴあ」の付録のクリア・ファイルです。↓。

次は、劇場版の主題歌のCDデザインのポストカードです。↓。

これは、キュウべえ柄のiPhone5専用のソフトケースです。↓。

僕は、スマホを持っていませんが、これを買ってしまったから、iPhone5を買うかどうか迷っています。
寺山修司の詩で、こんなのがありました。
「肖像画に間違って、髭を描いてしまったから、髭をはやすことにした。
門番を雇ってしまったから、門を作ることにした。この世は、すべてあべこべで…」
この詩が載ってる本が見つからなかったので、記憶で書きました。
細かい所は違うかもしれませんが、そんな雰囲気というか心持だということです。iPhone5。
「まどマギ」はローソンでフェアをやっていましたね。
対象商品のお菓子を2つ買うとクリアファイル、3つだと「キュウべえのボウル」が貰えました。
下が、「キュウべえのボウル」。↓。

箱を開けると、こんなボウルです。↓。

ローソンでは、「まどマギ」の前には、「進撃の巨人」で同様のフェアをやっていました。
大岡山の駅のローソンも奥沢も、すぐになくなってしまいました。
しかし、穴場があります。それは、田園調布の駅のローソンです。
ここは、かなり遅くまで、残っていました。現実に僕は、ここで「進撃」も「まどマギ」も手に入れましたから。
ローソンは、レジ袋もキュウべえになっていて、凝っていますね。↓。

クリアファイルは、こんな感じです。5人の絵柄とそれを組み合わせて全員揃った絵柄の6パターンです。↓。

ところで僕の普段の体調を管理してくれている「ストレッチ」のトレーナーさんは微妙に僕と趣味がかすります。
「まどマギ」も好きだというので、買えなかったというので、ワンセットあげました。
せっかくなので、詳細に紹介しましょう。まずは、「まどか」。↓。

次いで、「ほむら」。↓。

そして、「さやか」。↓。

それから、「マミ」。↓。

「杏子」、皆、ローソンっぽい制服でお揃いですね。これも今回の映画とかけてるのでしょうか。↓。

そして、これらをつなげると、この絵柄になる訳です。↓。

僕のトレーナーさんは、女性ですが、女性アイドルグループが好きで、すごくマニアックで、びっくりです。
「川原さんは、アイドルとかは好きじゃないですか?」と聞くので、どうせ知らないと思い<ベルハー>と言ったら知ってました。
「私は、乙女新党が好きです。ひょっとしたら、一緒に観てたかもしれませんね?」と言われました。
確かに、こないだ秋葉原で、ベルハーと乙女新党は、二組でライブをやり、2人とも観に行ってたみたいで驚きです。
下は、お返しに貰った、「乙女新党」の生写真。喫煙所の入口の壁に貼ってあります。良かったら見て下さい。↓。

他に好きなのは?と聞かれ、<BABYMETAL>と答えたら、「私は~」とさくら学院の生徒の名前を言われたが判らなかった。
ちなみに、BABYMETALはさくら学院の部活動「重音部」です。
診察室の奥の扉は、BABYMETALコーナーになっています。↓。

BABYMETALコーナーは、診察室のソファの所のテーブルの上でも展開されています。
あまり、皆さんが、目にするところではないですね。興味があったら、見て下さい。↓。

診察室の入口には今まで「忌野清志郎のメンフィス」の額装を飾っていましたが、中味がズレタので修繕に出してます。
それまでは、この重要なポジションに、BABYMETALを抜擢しました。これは3人の直筆サイン入りポスターです。
貴重なので、持って帰らないで下さい。
写真で紹介したいのですが、どうもパネルに光が乱反射してしまい、うまく撮影出来ませんでした。残念。
誰か、上手に撮れたら、写メを送って下さい。送り先は、僕の名刺にあるアドレスに。
名刺は診察室の黒猫に立てかけてあるので、ご自由にお取り下さい。よろしくどうぞ。
そんなこんなしてるうちに、もう街はクリスマスですね。
ちょっと早い気もしますが。
こないだまで、ハロウィンで騒いでいたのに、間隔が短いですね。
いつからがクリスマスかの基準は、どうもディズニーランドのパレードが決めてるっぽい気がします。
カワクリも少し、クリスマスっぽくしました。
毎年の使い回しですが、クリスマス要員が、今年は例年より早くおでましです。
まずは、「かんなぎ」の3人娘。↓。

デス・ノートから。おなじみですね。↓。

「けいおん」の澪ちゃんサンタ。↓。

「けいおん」メンバーは寝釈迦の前に配置しました。仏教とのコラボです。
これらのフィギュアは、「お~い、お茶」のおまけですが、去年のなので、今、コンビニを探してもないです。↓。

「化物語」のヒロイン達からもクリスマス・メッセージ。これは良く出来てると思います。↓。

クリニックに入ると、頭上にサンタのプリント・ペーパー・ガーランドがあります。↓。

アップにして見てみましょう。こんな感じです。↓。

受付の天井からは、スノーマンのオーナメントが吊るされています。↓。

お会計をする脇に、寝釈迦コーナーがあるのですが、そこに「サンタ寝釈迦」を。↓。

そして、お供に「トナカイ寝釈迦」。↓。

皆、揃って、寝釈迦ポーズで。↓。

喫煙所には、江頭サンタのお面を。↓。

カワクリは、色んな物が置いてあるので、大きなクリスマス・ツリーを置くスペースはありません。
なので、可愛らしく、ミニ・ツリーを受付のカウンターに。↓。

後は、BGMにクリスマス・ソングを入れるかどうか迷うところです。
この季節どこへ行ってもクリスマス・ソングばかり、と辟易される方が結構、多くて、不評なのです。
入れるとしても、ちょっと変わった奴をチョイスしなければ。
今は、ポール・マッカートニーが来日しているので、ビートルズの曲の割合が多くなっています。
最近、オンエア・BBCも出ましたしね。↓。

今週、診察に来られた方は、僕がポリス帽をかぶってるのを不思議に思いませんでしたか?
あれはですね、実は大岡山の駅前の派出所で職質を受けたからなんです。
鞄の中とか財布の中身とか全部、見られるんですね。ベルハーと一緒のチェキとかも見られちゃいました。
それで、ささやかな抵抗として、ポリス帽をかぶって派出所の前を通るという行動に出てたのです。
そういう訳でした、ポリス帽。ヴィレヴァンで千円ちょいで売ってました。
ほぼ等身大、唯ちゃんにかぶせてみました。
こんな帽子です。↓。

来週は、ポール・マッカートニーのコンサートなので、それっぽい帽子を被る予定です。ポリス帽はしばらく、休め。
BGM. きゃりーぱみゅぱみゅ「もったいないとらんど」


番外編・劇場版「まどマギ」を観た。

27/Ⅹ.(日)2013 くもり
前回の記事を読まれた方は、予告通りに、記事が進むと思われたかもしれない。
しかし、10月26日に劇場版「まどマギ」の上映開始時期と同時に、僕の「まどマギ」柄のリュックが壊れて。
それは、取っ手と片方の肩に掛ける肩の部分が千切れて。↓。

日々の家とクリニックの往復やバリ島旅行にもこれで行ったのだから酷使しすぎた。
リュックへの慰労の意味も込めて、今回は予定を変更して、劇場版「まどマギ」の記事にします。
公開日の26日は土曜日なので、僕は診療もあるので、公開2日目の27日の日曜日に観に行きました。
場所は、新宿バルト9。
だけど、リュックが破壊されてるので、鞄も買わないと。
今度はもう少し丈夫で重量に耐久性のあるものにしよう。
そこで、ショッピング・カートを買うことにして、映画の前に自由が丘のフランス雑貨店「ピローヌ」に寄った。↓。

自由が丘の駅に降りて、ビックリしたのは、赤いキノコの格好をした兄弟が歩いていたこと。
それだけではなく、ギャングみたいな子供や、猫の扮装をした女の子もいた。
「いくら何でも、自由すぎる街だぜ」と思ったが、良く考えたら、ハロウィンのお祭りのためだと気が付いた。
自由が丘では、どこの店に行けば、お菓子がもらえるというマップみたいな物もあったみたいだ。
「ピローヌ」にも子供たちが来て、お菓子だけもらって帰って行ってた。
去年までの僕は、こんな光景を見たことがないから、急に今年になって普及したのかと思ったが、もう何年もそうらしい。
お店の人がそう言ってた。
僕の目的は、お菓子ではなく、ショッピング・カートだ。カートは表に陳列されていた。↓。

僕は、その中で一番、最近にお店に入ったという代物を購入した。
これは軽くて、小回りが利いて、書籍をいっぱい買っても、これなら楽々、持ち帰れて、便利だ。
今まで本で重くなったリュックを背負って移動していた自分が馬鹿のように思えてきた。下が、僕が買ったカート。↓。

そして僕はバルト9へ。自由が丘から新宿3丁目までは乗り換えなしの一本で行ける。今日の気分は「楽々」だ。
バルト9に着いた。表の大看板は、「まどマギ」だ。↓。

あっ、丁度、まどかの顔が木で隠れてしまいましたね。大丈夫、まどか、の所だけアップでお見せしましょう。↓。

バルト9は、「まどマギ」一色です。天井から、ヒラヒラとキャラクター達のパネルがぶら下がって見えます。↓。

反対側からも、ヒラヒラを。↓。

10階のカフェも、まどマギ仕様です。オリジナル・ドリンクが売られています。これがメニュー。↓。

カフェの壁には、キャラクターの垂れ幕が飾られています。さやか&マミ。↓。

杏子の垂れ幕。↓。

入口には、ほむらがいます。↓。

入口と出口は別方向で、それぞれ「まどか」と「キュウべえ」の立て看板が設置されています。まどか。↓。

どっちが入口でどっちが出口って決まってないですね。入った方が入口ですね。キュウべえ。↓。

カフェの中には、モニターが有り、映像が流れて、音楽も、まどマギです。↓。

カフェのテーブル席も、キャラクターの柄になっています。これが、まどか卓。↓。

そして、ほむら卓。↓。

次が、さやか卓。↓。

これは、マミ卓。↓。

杏子卓。↓。

さらに、キュウべえ卓。↓。

物販コーナーは、カフェの逆側、チケット売り場の上に特設ブースが設けられていましたが、グッズはほぼ売り切れでした。↓。

カフェから、この物販コーナーには渡り廊下みたいな所を通って行きますが、そこには、まどかの垂れ幕がかかっています。↓。

グッズと言えば、劇場にはこれから発売予定のフィギュアが展示・紹介されていました。↓。

ポップコーンは、各キャラクター毎に味が違いますが、ほむら、だけが完売でした。やっぱり今回の主役ですからね。↓。

僕は、ポップコーンのドリンクつきセットを買って、中味は入れないように注文して、綺麗なまま、診察室に飾りました。↓。

パンフも待合室に置いてありますが、これは「ネタバレ注意」と警告のシールが貼ってあります。
これから映画を観る予定の人は、見ない方がいいでしょう。↓。

「まどマギ」はシャフトという会社が製作しています。
シャフトは、「化物語」シリーズの製作会社でもあります。
去年「傷物語」が映画化されると発表されたのですが、去年は「まどマギ」が2作同時に作られたため後回しになった感じです。
その後、「物語」シリーズはテレビでは着々とアニメ化されていますが、劇場版の噂はとんと聞きません。不自然なくらいです。
そうそう、今回の「まどマギ」は本編の前に流れる鑑賞のためのマナーの映像が面白いですよ。伏線?
ネタバレになるといけないから、これ以上は書きませんが。
映画を観ないと言う人でそれが何か知りたい人には教えてあげますから、直接、聞いて下さいね。
クリニックでは、待合室のモニターで映画を消音にして画像だけ流しています。
画像だけでは観てても何が何だか判らないと思うので、日本語字幕にして流しています。
洋画はいいのですが、意外と日本の映画は日本語字幕がついていない物が有ります。
特に注意しないといけないのは、ブルーレイでは字幕があるのに、DVDにはないというパターンです。
「涼宮ハルヒの消失」がそうでした。それから、前回の「まどマギ」もそうでした。
クリニックの再生機器はDVDなので、だから「ハルヒ」や「まどマギ」は流れないのです。
「けいおん」や「エヴァQ」は、DVDでも日本語字幕つきでした。エヴァQは、日本語字幕で観ると内容が理解しやすいですね。
さて、今回の「まどマギ」は話も面白いですが、映像がアートです。前衛っぽいです。
場面展開にもスピード感があり、あれなら日本語字幕なしでもOKだと思いました。
皆さんは、観に行きましたか?
入場者には、ミニ色紙が配布されます。そしてその色紙が週変わりだと言うので、何度も足を運ばせる作戦ですね。
多くの人が観に行くより、コアなファンを何度も観に来させる方が「堅い」ですよね。
そういう意味では、商魂と言うより、ファンサービスと言うべきでしょうね。
さて、次回は、予告通りのブログ記事を公開して行きます。まずは、「生きること、死ぬこと」だったと思います。
優先課題があって、まだ、手をつけていないのですが、合間を見つけて書くのでよろしくお待ち下さい。
BGM. 円広志 「夢想花」(むそうばな)


つげ義春カラー作品「紅い花」の紹介

10/Ⅹ.(木)2013 晴れ、肌寒い
「ひみつのアッコちゃん」の付箋を使って、お勧め図書を紹介しています。
たとえば、今なら、新刊の「3月のライオン⑨」。↓。

そして、皆さんに是非、手にとって欲しいのが、つげ義春カラー作品集「紅い花」です。
つげ義春の「ねじ式」には2色刷りがあるのは知っていましたが、今回は「紅い花」や他作品も2色刷りです。↓。

注目は10頁の、滝の少女、です。これは、「紅い花」のヒロイン・キクチサヨコが滝に水を汲みに行くシーンです。↓。

僕は、このシーンをフルカラーにした限定100部の額装ポスターを持っています。
それは、クリニックのお手洗いの先のバックステージの壁に立て掛けてあります。
良かったら、見て下さい。場所が判らなかったら、受付スタッフがご案内します。↓。

これは、結構、貴重で、つげ義春の直筆サインが絵の左上に通しのナンバーと一緒に書かれています。
僕のは、ジャスト、100番です。オオトリです。ちょっと自慢です。↓。

この本には、1960年代末に発表された名作10作(うちモノクロ2作)が収録されています。
ですが、何より感動的なのは、巻末にあるインタビュー記事です。
どうすごいのかは、うまく言えません。興味のある人は、読んで下さい。わずか3ページです。
後に竹中直人が監督&主演で映画化した「無能の人」を、より味わい深く鑑賞できます。↓。

そう言えば、「無能の人」が映画化された時期(平成3年頃)に、それを記念してタモリ倶楽部で特集がありました。
タイトルは、忘れてしまいましたが、「無用の物」をコレクションしてる人達を集めて、多摩川の川べりで撮影されました。
僕の部屋の段ボールの何処かにその回を録画したVHSがあるはずですが、探し出すのは至難の業です。
確か、みうらじゅんとかが出てた気がします。泉麻人だったかも。違ったら、ゴメン。
番組で紹介された「無用の物」とは、水道代の領収書とかで、そのスタンプの押されてる位置にこだわりを見せる、などです。
他の物件は忘れましたが、どれも負けず劣らず、「無用の物」でした。
それらをコレクター達がガチでプレゼンして、№1を決めようと言う企画でした。
「無用の物」№1の称号は、栄誉なのか?と言う疑問もありますが、要は他の人にも欲しがらせれるかが勝負でした。
タモリ倶楽部は、つげ義春本人にも出演オファーを出したのですが、断られたそうです。
放送の最後の最後に、タモリが、つげ義春から番組に送られたお断りの葉書を紹介しました。
一同は、「それは、本当に、つげ義春が書いた葉書なのか?」と自分達のコレクションを置き去りにしてタモリの周りに集まり、
鑑定をし、口々に、「これはホンモノだ!これが№1だ!」と葉書を奪い合うように、その場でオークションのように競りが始まり、
でも、タモリが真顔で「これは俺のだ」と言い司会者権限で懐にしまおうとすると、大の大人がマジでつかみ掛かり奪い合いし、
番組はエンディングとなりました。「タモリ倶楽部」史上、最高峰の出来栄えの回だったと記憶しています。
お掃除名人でも雇って、部屋からそのビデオ探して貰おうかな?
お掃除名人って職業があればの話だけれど…。
さて、これは、今日のカワクリの「紅い花」。下にひいてあるのは、Sさんのスイスのお土産。レストランのコースターです。↓。

今週のカワクリの植物係は、Tさん、下が、もう1つの今週のお花。↓。

彼女が花の名前を付箋に貼って、花瓶に点けてくれました。「トーヨーロマン」だそうです。↓。

話題を、つげ義春カラー作品集「紅い花」に戻しましょう。
この本の奥付には、2013年7月24日 第1刷発行、とあります。割と最近に出た本ですね。
ちなみにですが、7月24日は僕の誕生日です。
7月24日生まれの有名人って、あまりいなくて、「谷崎潤一郎」とか元・巨人の「高田繁」くらいでずっと肩身がせまかった。
なので、7月24日にこの本が誕生したのは、つげ義春ファンとしても、7月24日生まれとしても、大変に喜ばしいことです。
「だから、何よ!」と言われたら、返す言葉もないのですが、7月24日だけに、何よ(7・2・4)、ということで。
なんてダジャレはお好き?
BGM. ジャックス「花が咲いて」