終戦記念日、特集~愛と美の女神アフロディーテ

21/Ⅷ.(土)2010 はれ
ベル・エポックのように社会の構造や価値観、さらには知識の質そのものが大きく変わっていく時代にあって、
新たなメディアとして写真は、写真にしかできない新たなものを創り出さなければならなかった。
その時代のポスト・カードを集めた写真集を額装した。
下の女性は、絵画的約束に従うならば、愛と美の女神・アフロディーテである。


なぜなら彼女はその象徴である‘鳩’と戯れており、
ギリシャ風の衣装に加え髪にはこれもその象徴である‘金梅花’らしきものを飾っているからである。
ところで、この写真はポスト・カードであるが、1914年10月15日の日付が書き込まれている。
誰がどんな想いで誰に出したものだろう。1914年と言えば、同年7月に第一次世界大戦が始まった年である。
(本文より抜粋)

左右に短冊状に無関係の名言を持ってきて、あたかもつながりがあるかのように見せるのが、今のマイ・ブーム。
(右) 『「なぜお前さんの歌はそんなに短いの?」と、あるとき小鳥にたずねてみた。「もしや息が続かないのじゃないの?」
「私には歌が沢山あるのです。それをみんな歌ってしまいたいのです」』。アルフォンス・ドーデ「アルルの女」。
(左) 『一人を殺せば犯罪者だが、百万人を殺せば英雄だ』。「チャップリンの殺人狂時代」。
BGM. 田原俊彦「ベルエポックによろしく-WHAT’55-」


終戦記念日、特集~フラワー・ムーブメント

20/Ⅷ.(金)2010 くもり、暑さおさまる
ザ・ローリング・ストーンズ『フラワーズ』を聴く。

’67年頃の音楽シーンは、ビートルズの「ALL You Need is Love」とかピンク・フロイドとか、 ‘‘ヒッピー’‘フラワー’‘サイケデリック’‘ラブ’な思想がはびこっていた。

フラワー・ムーブメントには‘花の哲学’というべきものがあり、花は自然界の万物の中でもっとも自然なものであり、
つまり自由で、生きるのに水・土・空気・日光以上のものを何も必要としない。
花は平和的で美しく、その美を惜しみなく与える。それは平和・友情・愛・共有・無競争の象徴である。
この考え方から人々は自分の哲学を学びとり、生き方をそれに合わせた。
下は↓、ピストルの先に花をつめた‘冗談グッズ’。

「ぽかんと花を眺めながら、人間も、本当によいところがある、と思った。花の美しさを見つけたのは人間だし、
花を愛するのは人間だもの」。太宰治『女生徒』


↑~from.Y&Y
BGM. スコット・マッケンジー「花のサンフランシスコ」


お茶はいかが?

18/Ⅷ.(水)2010 はれ
クリニック内の紹介。
下の写真は、お茶コーナー。セルフ・サービス、ご自由にどうぞ。

左右に短冊状に無関係の名言を持ってきて、あたかもつながりがあるかのように見せるのが、今のマイ・ブーム。
↑(右) 『わたしの人生をわたしはコーヒー・スプーンで測ってきた』。T・S・エリオット「プルフロック」。
↑(左) 『一杯の茶のためには、世界など滅びていい』。ドストエフスキー「地下生活者の手記」。
下の写真は、同じコーナーをRAMちゃんが撮影した写メ。カメラマンで、こうも違って写るか。美しい。

BGM. 放課後ティータイム「ふわふわ時間(タイム)」

 


踊ろよ、ベイビー!

7/Ⅷ.(土)2010 はれ
昨日と今日、クリニックの前の、大岡山北口商店街は、夏祭りでちょうどクリニックの真下にやぐらが組まれ、
♪ドン・ドン・ドン・ガラガッタ、♪ド・ドンガドン・ガラガッタ♪とやっていて、
クリニックの中まで盆踊りの歌や笛太鼓が響き渡ってきました。
しかし、4年目ともなるとすっかり馴れたもので、そんな喧騒に左右されずに診察が出来るほど腕を上げました。
クリニック内の装飾と外部のお祭り騒ぎが相まってカオスな雰囲気を作り出し、
「ここでは日常ではためらうことでも何を言ってもいいんだ」、という治療的な異空間を産み出すことに成功しました。
ピンチをチャンスに変えるのは猪木譲りです。

BGM. デヴィッド・ボウイ「レッツ・ダンス」


マイ・ブーム

5/Ⅷ.(木)2010 はれ
「エンドレス・エイト」の巻でもお話しましたが、最近のマイ・ブームは、ポスターやピンナップを貼って、                                その左右に短冊状に「名言」を並べてみる。本来、全く関連ないものを結んで、雰囲気を楽しむ遊び。
自分、考案。

↑(右、チェシャ猫) 『余の髭(ひげ)に気をつけてくれ。首切り役。余は首をきられることにはなっておるが                              髭を切られることにはなっておらんで』。1535年、トマス・モア卿。
↑(左、アリス)   『どうせあたしをだますまら、死ぬまでだまして欲しかった』。西田佐知子「東京ブルース」。

 
 ↑『憂鬱は凪いだ情熱に他ならない』。アンドレ・ジイド「地上の糧」。
…と、まぁ、こんな様子です。不定期に、ご報告して行きマス。
お昼は、森国さんと「マスの照り焼き定食」を食べマスた。
BGM. シューベルト「ます」
 


ザ・ヒストリー・オブ・川原④~「カエル」

13/Ⅶ.(火)2010 はれ
7月はお誕生月なので、「ザ・ヒストリー・オブ・川原」と題して思い出にひたることにする。
その第四弾。
・「蛙に似た女でも蛙のお袋とはかぎらない」、ペーパームーン。
下の写真↓ Tシャツは、ケロヨン。となりの婦人は、木馬座のもぎりのおばさん。うそ。母。↓


下の写真(カメラマン・RAMちゃん)↓は、洒落で「川原クリニック初代院長」と設定したカエル。                                      それに従うと、僕は「二代目院長」。初代院長の訓示は、太宰治から拝借。
初代院長の言う。
お前はきりょうが悪いから、愛嬌だけでもよくなさい。
お前はからだが弱いから、心だけでもよくなさい。
お前は嘘がうまいから、行いだけでもよくなさい。

話は変わるが、僕は、一時期、イカレた女に「カエル」と呼ばれてた。
理由は、緑色が好きだからだって。イカレてる。
A.は、カエルが嫌いだ。
下の絵は、僕が授業中に描いた落書き。タイトルは「だって、カエルが見てるんだもん」。↓


BGM. 矢野顕子「ふりむけばカエル」


定例会~普段からコミュニケーションを良くしようの巻

11/Ⅶ.(日)2010 はれ
録画しておいたDREAMを観る。青木真也、おそるべし。
昨日は、クリニックの飲み会。徳田、塚田、岡田、吉田と「田」の付く人が集結した。                                            いつものお店、新メニューの「鳥ナポリ」というのを注文してみる。
するとお姉さんに「ナポリは‘鳥’と‘豆腐’がありますが?」と聞かれた。だから、‘鳥’。
昔、お茶の水の「ノーム」というスペース・インベーダーが出来るテーブルがいっぱいある喫茶店で、                                 僕の友達は海老ピラフを注文した。
するとウエイトレスに
「ピラフは、‘海老’と‘カニ’がありますが?」と言われ、
「じゃ、‘カニ’で」と答えていたのを思い出した。海老とカニ、結構違うよ。                                                   
僕ら二人とも大学にすべて落ち、一緒にどこの予備校に行くかを相談する会議でのこと。
自信喪失しててブレやすかったのかな。
昨日もワインを飲みすぎた。家に帰り、台所でお水を飲んだまま力尽きたようだ。
朝、起きたら台所だった。コップを握ったまま眠っていた。背筋がよじれて痛い。
BGM. 加藤和彦「キッチン&ベッド」


夏まで乗り切れ!お疲れサマーの会

12/Ⅵ.(土)2010 はれ
クリニックのお疲れ様会をやる。
こないだと同じ店。
前回我々が指摘したメニューの、
「カ」が抜けて「カマンベール」が「マンベール」になっていた箇所は
手書きで「カ」の字が書き足され修正されていた。
その「カ」の字だが、きっと芯の強いボールペンで筆圧の強い人間が力を込めて書いたのだろう、
心が逸ったか、右上方から左下方に流れる線の勢いが付き過ぎ、
結果「カ」の字の、上に突き出る部分が不十分となり「刀」という字に見えた。
刀マンベール、である。
恐ろしい。
実は親切心で教えたことが逆恨みされ、
バカにされたと勘違いし腹を立てた献立係に背後から刀で斬り付けられるのではないか…
と一同恐怖に怯えた…。うそ。
そのお店には、大きな水槽がありグッピーなどが泳いでいた。
一般的に居酒屋では、活きの良さをアピールしたりその視覚的効果から食欲を煽るために
食材となるべき魚介類を泳がせることが多いと思うのだが、100パー観賞用だった。
ちなみにメニューにグッピー料理はなかった。
昨日の東スポ社会面に、
いけすの掃除の仕方をたびたび怒られていた北海道函館市の34歳の男が
腹を立て報復にいけすに洗剤を入れイカやカニやホタテやアワビなどを全滅させ器物破損の疑いで逮捕された、
という記事が載っていた。
人を雇うのは大変だ。そういう話か?
ワインを飲みすぎた。二日酔いで頭痛が痛い。
BGM. 岩崎宏美「熱帯魚」