弟と妹

11/ⅩⅡ.(土)2010 今日はK-1GPだ!
夜通し、K-1ワールドGPを、8チャンの地上波とスカパーのペーパービューの両方を見比べて、愉しむ。
アリスター・オーフレイムが優勝した。アリスターは、前田日明のRINGSにグリーン・ボーイの頃に出てたからなじみがある。                                        当時は、「ヴァレンタイン・オーフレイムの弟」という位置づけだったのだから、まったくもって出世したものだ。
オーフレイムは兄弟だが、こっちは兄妹、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のコミック3巻が発売された。                                                        
下は、予約特典の「新垣あやせ」フィギュア。↓。

第2子のがんばりが目立つ、2010年も師走だ。
BGM. 弘田三枝子「子供じゃないの」


自然に生きてるってわかるなんて何んて不自然なんだろう

10/ⅩⅡ.(金) 昼は、ステラ
昨日、ランニングをしたら足の裏が痛くなったと南波先生に相談してみる。「ちゃんとカカトからついています?」と聞かれた。                                          あっ、そう言えば、地面を踏みつけるみたいに走ってた。靴下の問題じゃなかったみたい、ゴメンな、靴下。
しかし、カカトから地面につけて走る、って普通にやれば出来るんだろうけど、意識すると難しそうだ。                                                      右手と左足を、左手と右足を、交互に出してなんて考えるとロボットみたいな歩き方になってしまうように。                                                      息を吸って、息を吐いてなんて意識すると過呼吸みたいになってしまうみたいに。
自然にやってることを意識しすぎると、うまく行かないことが多い。上の長ったらしい表題は、たくろうの「イメージの詩」の一節。
BGM. 堺正章「気らくに生きよう」


長距離走者の孤独

9/ⅩⅡ.(木)2010 早く終わる!
こんな日もあるものだ。8時台に終わった。嬉しくて動転したでもあるまいに、家に帰ってからランニングに行く。
僕がランニングの時に着用するサウナスーツは、内藤vs亀田の世界タイトル・マッチを観に行った会場で、                                                 普段、内藤が使用してるのと同じものを売っていて、勢いで購入したもの。
下は、その日に会場で売ってた「かつサンド」のパッケージ。↓。

かつサンドの他に、ポテトフライ、玉子焼き、ウインナーが入っていた。多分、ポテトフライは‘フライ’級だから、                                                     玉子は‘黄金のベルト’、ウインナーは‘winner=勝者’のダジャレじゃないかしら?。
久しぶりに走ったら、足の裏が痛い。もっと、厚い靴下を履いた方がいいのかな?明日、南波先生に聞いてみよう。
BGM. 自切俳人とヒューマン・ズー「孤独のマラソン・ランナー」


ジョン・レノンに捧ぐ

8/ⅩⅡ.(水)2010 ジョンの命日
前にも言ったかもしれないけど、僕がジョン・レノンの歌で一番衝撃を受けたのが、「ジェラス・ガイ」。                                                    男にとってもっとも恥ずべき事は「ねたみ」や「そねみ」だと思っていた若い僕にとって、「僕はよっぽど嫉妬深い男なんだ」、と                                    あのジョン・レノンに告白されて、「そんなのもアリ~?」ってカルチャー・ショックだった。
ジョンが死んだとき僕は高校生で、色んなミュージシャンが追悼メッセージを発信していたが、中でも一番印象的だったのが、ロキシー・ミュージックの「ジェラス・ガイ」。
ロキシー・ミュージックは、サディスティック・ミカ・バンドが彼らの全英ツアーの前座をつとめたことからも親しみのあるバンドだ。ブライアン・フェリーのヴォーカルが切なくてよいです。下は、当時買ったシングル盤。↓。「ジョン・レノンに捧ぐ」と書いてある。

僕がジョン・レノンのエピソードで好きなのは、オカミ君から聞いた話で、ジョンとヨーコがドライブをしていると道に迷ってしまう。すると、二人は、「次に会った人に(道を)アイルランド訛りで聞いてみよう」「次は、○×訛りで聞いてみよう」と、アクシデントも楽しんでしまうという話だった。ドライブで道に迷う、というのが、人生で困難に出くわす、ということの比喩のような気がして、                                                 僕もジョンとヨーコのように、困った時も一緒に笑いながら歩いてゆける相手と結婚したいな、と思った。
ジョンは、活動を休止してる時、「ハウス・ハズバンド」として「主夫」をしていたことも知っていた。                                                        だから、僕も2人目の子供が出来た時、所属していた大学病院の精神科教室の主任教授に「育児休暇を欲しい」と申し出た。 
丁度、乳幼児精神医学というブームの頃で、「父親も積極的に子育てに参加すべきで、その手本をまず精神科が示すべきだ」と力説し、結局、4週間の育児休暇を手に入れた。うちの大学病院で父親が堂々と育児休暇をとったのは僕が最初だと思う。              その間、僕は毎日、2歳の娘と遊んで暮らした。
1993年、今から17年前の話で、育児休暇を許可してくれた僕の教室の主任教授は進歩的な人だったんだなと改めて想う。
BGM. 加藤和彦「家をつくるなら」


血塗られた火曜日

7/ⅩⅡ.(火)2010 あたたかい
第1火曜日は、徳田さんが不在の週。詳しくは知らないのだが(ちゃんと説明をうけてるのだが覚えていない、ということ)、                                           うちのクリニックに来る前からやっている仕事を続けたい、とのことだった。こんな世知辛い世の中で、義理・人情を大切にする徳田さんの人間性に免じての、変則火曜日です。火曜日カウンセリングの人、すみませんがよろしく。
彼女のいない火曜日はお昼なのに放課後みたい。さびしさを紛らわすために、ランチは1人でイタ~リアンに行ってみる。                                          しかし、食べなれない物を食べたせいか体がビックリして鼻血が出てしまった。子供かっ。お店の人も、たいそう心配した。
鼻血と言えば、昔、野沢直子が「はなぢ」というアルバムを出した頃、「冗談画報」という番組でライブをやったその中で、                                                ♪13日の金曜日に~市原悦子がやってくる~♪という歌を歌い、市原悦子のお面をつけた割ぽう着姿のバックダンサーが                                             ウジャウジャ出てきて、気色悪かった。野沢直子、元気かな?
BGM. DUO「放課後」


スフィア

6/ⅩⅡ.(月)2010 はれ、あったかい
今日は、獨協の校医、今年のオーラス。記念にとなりのカテドラル教会を撮っておこう。↓。

帰り道、新宿バルト9で、「スフィア」という声優さん4人組ユニットのライブツアーのDVD&BL発売に先駆けて、3D映画で上映をするというので行ってみる。早い回が静かに観たい人のための、ノン・スタンディング奨励の回で、…ってことは、皆、立ってみるのか?!

スフィアは、「けいおん」の唯ちゃんとむぎと、「かんなぎ」のナギ様の声の人がいて、以前に深夜番組で観て面白かった。でも、よく考えたら、オリジナル1曲も知らないぞ。鑑賞、無謀か?!
結論から言おう。とーっても楽しかった。感想は、「サンリオ・ピューロランドみたいだ」だ。
音響とかレーザーとか舞台の仕掛けとかエレクトリカルで、映画だからメンバーが近くに見えるし、3Dだからカメラが少し引くと前方の客がジャンプしてるのも立体的に映ってるから、まるでライブ会場にいるような錯覚で、「こりゃ、立つな」と思った。曲も、CMで聞いて覚えてたのが、1曲だけあった。
アニソンに、優秀な人材が集結してるんだなぁ~と実感した。栄光のあるところに、人が集まるのだ。
昨日の、しょこたんバスツアー不参加のショックを少し挽回した、お手柄映画だった。

BGM. スフィア「MOON SIGNAL」


しょこたんバスツアー

5/ⅩⅡ.(日)2010 まさかの…
今日は、しょこたんのファンクラブ限定のバスツアー。この日を、楽しみにしていた。

室内履きを用意しろ、と言われたので大岡山北口商店街で小学校用の上履きも買った。↓。
名前も書いた。↓↓。


それなのに、まさかの寝坊で、不参加。ショックで、一日寝ていた。
でも、今週は忙しかったから結果的に良かったのかも。
夕方から、起き出して、Nさんにもらった芋焼酎を開ける。「赤兎馬」、まろやかな口当たり。
久方ぶりに、柳家三亀松の都々逸を聴きながら呑む。
BGM. 堀ちえみ「素敵な休日」


夢うつつ

4/ⅩⅡ.(土) 浅香唯のバース・ディ
子供の頃、「今が、夢なのか現実なのか」としばしば考えた。今、夢中で遊んだり悩んだりしてることが、目を覚ました瞬間に、その世界ごと消えてしまう。想像しただけで、恐ろしい。

そこで、僕はひらめいた。うちのトイレの壁に「ある記号」を書いておき、もし夢か現実か、で迷ったらここのトイレに来て、「記号」があれば現実、なければ夢、と判断しようとそう決めた。でも、結局、夢をみてる時はこのトイレのことを忘れていて、1度も確認に行かずじまいだった。

今想えば、そんなことを恐れるなんて子供だったんだなぁ。この世界が、夢か現実かなんてどっちでもいいことではないか。
「この世は夢。夢の夢こそ、まこと」。江戸川乱歩。

BGM. EPO「う、ふ、ふ、ふ」


ぼくが猫語をはなせるわけ

3/ⅩⅡ.(金)2010 お昼にステラへ行く
Yさんから「ルクリア」というお花をいただいた。別名「匂い桜」。Yさんには、いつも季節のお花をいただく。↓。

最近の悩みは、‘ミーちゃんの失踪事件’と‘薬局問題’だ。ところで、クリニックは夜21時頃までやっていて、遅いと22時になる。近所のサン・ドラックは、本来、18時半までなのだが、特別に22時まで処方箋を受け付けてくれていて、とても助かっていた。それが、12月11日から、色んな事情で19時半で閉まってしまうのだ。弱ったものだ…。
そんな日々の泡の中、みた夢でミーちゃんと話をした。「おっ!ミーちゃん、どこに行ってたの?心配したよ」と話しかける僕に、                                         「そんなことより、たつじ。薬局が早く閉まるということは、診療を早く終わらせろ、ということだ」と、父親みたいな声で気遣った。
BGM. 谷村新司「陽はまた昇る」


ミーちゃんとつげ義春

2/ⅩⅡ.(木)2010 その3
ミーちゃんのことばかり考えたいたら、つげ義春の「峠の犬」という漫画を思い出した。
 ある行商人の隣の家に「五郎」という名の犬がいる。この犬は、行商人が旅に出るときは街道の辻までついてきて、                                           旅から帰ってくるときもそのように迎えにきているはずだった。しかし、「五郎」はもう十日も前から行方不明になっていた。
行商人は、ある時、いつものように街道の左右に分かれるところで、気まぐれでいつもとは別の方の道に進んでみる。                                           そこは合掌峠といって、昔、この峠の頂上で乞食が西に向かって合掌したまま息絶えていたので、そう呼ばれるようになった。                                          その乞食は元は西国の偉いお坊さんだったそうだが、なぜ、仏門を捨て乞食になったのかはわからない。
峠の茶屋で行商人は、「五郎」と再会する。「五郎」はそこでは「ハチ」という名で呼ばれていた。
「この犬は変わり者で、一昨年、行方不明になったのがヒョッコリ戻ってきたのです。一年間もどこをうろついていたのか、                                             その気がしれません」と店の者は言う。行商人は、「ハチ」=「五郎」の行方を知っていることになるのだが、それは黙っていた。「五郎」と「乞食」と「行商人」の、「生きる道の選択」と「引き返す/引き返さないの理由の有無」の対比を軸にした、暗い作品だ。
僕は、なんとなく、ミーちゃんはこの漫画の「五郎」みたいにフラリと帰ってきそうな気がする。
ミーちゃんは、この間、僕の夢にも登場して、僕と話をしたのだけれど、長くなるので、その話はまた今度。
BGM. サザンオールスターズ「猫」