気づき

26/Ⅴ.(水)2010 曇り
ここのところクリニックのTVモニターがoffになってるのをお気づきの方もおられるだろうか。
実は、DVDプレイヤーが動かなくなってしまったのだ。
早く直すか買い換えないとイケナイ。
アメリカ・インディアンだかケルト人だかは、
身の回りの物が故障すると今やっていることや自分の体調をチェックせよ、
というメッセージとして受け取るのだと昔読んだことがある。
今回のDVD故障は、アメリカ・インディアンかケルト人流に言えば、
クリニックに何か不具合が潜んでいるかもしれないから再点検せよ、という風に受け取るのだろう。
見習っといて損はない。
BGM. 桜田淳子「ねぇ!気がついてよ」


追悼、ラッシャー木村。

24/Ⅴ(月).2010 雨
ラッシャー木村が死んだらしい。
追悼の意味で、ラッシャー木村の思い出を書いてみる。
記憶だけを頼りに書くので事実とは異なるところもあるかもしれないが、
主旨を汲んでいただいてそこはご容赦を。
僕がプロレスを観始めた頃、ラッシャー木村は国際プロレスにいた。
ビル・ロビンソン、カール・ゴッチ、モンスター・ロシモフ(のちのアンドレ・ザ・ジャイアント)が参加した
伝説の第3回ワールド・シリーズを僕は全部TVで観ているが、ラッシャー木村の記憶はない。
多分、ヨーロッパに修行に行ってて大会には参加しなかったのだろう。
その後、国際プロレスは徐々に欧州の技巧派レスラーの参戦が少なくなり、
アメリカや北米の荒っぽい血生臭いレスラーばかりが来日してきた。                                                    それを金網デスマッチなどで一手に迎え撃っていたのがラッシャー木村だった。                                             子供心に「なんだかなぁ。洗練されてないなぁ」と思ったものである。 
その後のラッシャーにはあまり注目してないのでよく覚えていない。
前田日明がユニバーサルプロレス(のちにUWFに進化する)を旗揚げした時の旗揚げメンバーに選ばれ、
実質№2で活躍を期待したが何のインパクトも残さなかった。                                                         そもそも色が違ったのだから仕方ない。
国際軍団として、アニマル浜口&寺西勇の3人で猪木と戦った、
1vs3ハンディ・キャップマッチは面白かった。
国際プロレスの元・エースを格下扱いした猪木のやり方は実に猪木らしく、
ジャイアント馬場なら絶対そんなことはしない、と馬場信者からの批判もあったが試合は面白かった。                                確か2回、やってるはずだが2回とも面白かった。
その後、アニマルや寺西は長州力の維新軍団入りし、ラッシャー木村はひとりぼっちになった。
毎週のように誰かとタッグを組み翌週には仲間割れ、また誰かとタッグを組み翌週には裏切って仲間割れ。
観ていて僕は「一体、この人は何をやりたいんだ?」と疑問に思った。
丁度、その頃、新日本プロレスはタイガーマスクが離脱したりUWF問題が出始めていたり
藤原喜明が「問答無用の仕事師」として長州を札幌で襲ったり混迷の一途をたどっていたから、
ある意味最も新日本プロレスを体現していた男なのかもしれない。
しかし、ラッシャー木村は決してセミファイナル以降の重要な試合にはマッチメークされなかった。                                  輪の外側で騒いでるような印象だった。
ある日、突然、ラッシャー木村はライバル団体である全日本プロレスに電撃移籍した。
当時はレスリング・ウォー真っ盛りで引き抜き合戦など日常茶飯事だったから、
中堅の日本人選手の移籍など別に驚きもしなかった。
ラッシャーの全日参戦には「世界最強タッグ」という最高の舞台が用意された。
ラッシャーは御大、ジャイアント馬場とタッグを組みリーグ戦に参加。                              
さすがジャイアント馬場は人格者である。
元・国際プロレスのエースに失礼のないような扱いをした訳である。
確かに、猪木と大違いだ。
開幕戦では、優勝候補のジャンボ鶴田&天龍源一郎組とぶつかった。
この時の、ラッシャーは強かった。
本っ当に強かった。
ラッシャー木村の生涯ベストバウトと言ってもいいのではないか。
コーナーに佇み何もしないジャイアント馬場に
「兄貴、ここはオレに任せてくれ」と言わんばかりに果敢に一人で鶴田&天龍に挑んでいった。
ボンボンとラリアートをぶち込んでいく。
あまりの迫力と破壊力にさすがの鶴龍がたじろいだ。
当時、全盛期のハンセン&ブロディとガンガンぶつかってた鶴龍だ。
受けの強さなら世界一だろう。
天龍が試合中に本気でビックリした表情をしたのである。
僕はこの試合をTVで観た後、いてもたってもいられなくなった。
同じような気分になっている奴らと新宿の「北の家族」で待ち合わせ、朝まで大討論だ。
「日本実力最強の男は、猪木でも前田でも鶴田でもなく、実はラッシャー木村なのではないか」と。
「誰が本当に強いのか!?」酒席も大荒れ、掴み合いになった。
その位、ラッシャー木村の試合は我々のハートに火をつけた。
その後のラッシャーは普通に弱くなり(笑)、特にリーグ戦を引っ掻き回すこともなく終了。
あとは全日の「お笑い路線」というか「和み路線」の中心メンバーになっていく。
僕はそういうのはあまり興味がないので東スポの記事で読むくらいだった。
以上、ラッシャー木村の思い出でした。ご冥福をお祈りしたい。
BGM. ドアーズ「ハートに火をつけて」


中川翔子のコンサートに行く。

23/Ⅴ.(日) 2010 豪雨
中川翔子「Prism Tour 2010」を観にパシフィコ横浜国立大ホールに行く。
今日はツアーのオーラス。
僕個人的にはコンサートは、去年の12月30日・横アリの「けいおん!ライブイベント~レッツ・ゴー」以来である。
観客は男女半々くらい、コスプレをしている客が圧倒的に多く、ざっと見渡してランカが70人、
アスカが60人、ハルヒが60人、ローソンの店員が約2名、猫耳が千人いた。
なんだか自分はこんな普通の格好で来てしまってマズかったのではないかと思った。
しかし、全然そんなことはなく、客も皆いい人達だった。人を見た目で判断してはイケナイ。
たとえヲタクでもコスプレでもアニオタでも貧乳でも。
ちなみにしょこたんがよく使う「バッカルコーン!」という一発ギャグみたいな奴、
あれは爆発する火の流れる魂、と書くらしい。
爆火流魂=バッカルコーン。
「Prism Tour 2010」に話を戻す。
しょこたんの解説によると今回のツアーは「No rain no rainbow」を旗印にやってきて、
それはハワイかどこかの言葉で、
雨が降らないと虹が出ない、という前向きな姿勢を表す意味だそうだ。
その甲斐あってか、
今回のツアーはたとえ天気予報で雨だと言われても全公演が「ハレ晴れユカイ」で来たという。
だが最後の最後で豪雨。
しょこたんMC
「さすが地球!一筋縄では行きませんね。でも地球よ宇宙よ、よく聞け!我々を誰だと思っている?
雨よ、お前の水分も我々の貪欲パワーできっと虹にしてみせる」
とアジって観客を扇動した。
コンサート前半はアニソン・カバー。
「魔女っ子メグちゃん」も歌われたのだが、「魔女っ子メグちゃん」の歌詞に
「二つの胸の~ふくらみは~何でも出来る~証拠なの!」
というフレーズがあるのだが、その「証拠なの!」が「翔子なの!」にも聞こえるから、
大変よろしいと思った。
後半はオリジナル曲中心。
僕が好きなのは「綺麗ア・ラ・モード」。
筒見京平の作曲なのでどこか懐かしいにおいがするのだ。
印象的だったのは、
「鋼の錬金術師」のエンディング・テーマでもある新曲「RAY OF LIGHT」のMC。
この歌はしょこたん初の単独作詞楽曲で、
今は亡き父親との葛藤をオーバーラップさせて作ったと言っていた。
彼女は父親が苦手で嫌いでどう付き合っていいかわからいままだったこと。
しかし一度も忘れたことはないこと。
今回のツアーでは父親が立ったこともあるCCレモン・ホールでもコンサートがやれて感慨深かったこと。
父親が死んだ日に出ていた虹は忘れないこと。
それは新聞記事になるほどの大きな虹だったということ。
そんなことが語られて、
今回のツアーのキーワードに「No rain no rainbow」を持ってきた背景が明かされた場面だ。
アンコールでしょこたんを呼び出す時は、
「空色デイズ」のサビの部分を観客が男女混声合唱しエールを送る。
再登場したしょこたんはステージ中央に土下座して感謝感激の体で
「ありがとう~みんな~、やった~!一夫多妻制~!一妻多夫制~!」
と絶叫して会場を笑わせた。
しかし、これも父親との和解という文脈で聞くとなかなか深い発言だ。考えすぎか?
しょこたんは、今日で「Prism Tour」が終わるのでさびしい、と何度も何度も言っていた。
最後は「また皆と会えるために、その架け橋に虹を作るために、
今日は雨にしてくれたんだね」と自分に言いきかせるように、
あるいは彼女にしか見えない誰かに語りかけるようにそう言って幕を閉じた。
全体を通して、パワフルで明るくて楽しくてカオスみたいなコンサートで面白かった。
おかげで元気をもらえた。行って良かったと思った。また行きたいと思った。
帰りの電車の中で、ジャニス・ジョップリンが
「ライブでは私は何千人とも寝るのよ。でも、部屋に帰ったらひとりで寝るのよ」
みたいなことを死ぬ直前のインタビューで答えてたのを、何故か思い出したりした。
BGM. 中川翔子「RAY OF LIGHT」


ハートで勝負!

22/Ⅴ.(土)2010 はれ
男性のハートを射止める最高の武器は料理だ、そうである。
恋愛ひとくち講座、すべての男が肉じゃがを好きとは限らない。
BGM. ミック・ジャガー「トゥー・メニー・クックス」


国民的漫画の夢を見た。

21/Ⅴ.(金)2010 はれ 暑い…
のび太は、しずかちゃんの気をひこうとお札に化けたりルビーの指輪に化けたりするが
「そんなのじゃ~」としずかちゃんは見向きもしない。
二人の心のズレを利用して未来の商人が現れて、竜の泳ぐ水墨画にしずかちゃんを閉じ込めてしまう。
のび太はその絵を見て不審に思うが、まだ気付いていない。
どうする?ドラえもん!
BGM. サディスティック・ミカ・バンド「墨絵の国へ」


昔の名前で出ています

21/Ⅴ.(金)2010 はれ
昔のアイドルが今頃、TVに出てきて
「当時はキレイゴトでした~」とか「あの時、実は○×でした~」みたいな暴露話をする番組がある。
こういうのはやめて欲しい。面白がる人がいるから番組として成立するのだろうが、悪趣味である。

上の写真は、浅香唯の16歳のバースデー・イベントの投稿写真。
誕生日ケーキを吹き消す浅香唯の横にたまたま僕が写ってる。
左から3人目、スタッフの隣で折り畳んだ東スポを抱えている。
この記事は友人代表のF.が見つけ教えてくれたもの。
想い出はモノクローム、色をつけてくれ。

もう一枚は、その会に出たお礼に後日、浅香唯から送られて来たサイン入り生写真。
この数カ月後、浅香唯は「スケバン刑事Ⅲ」の主役・三代目麻宮サキに抜擢され大ブレイクを果たし、
僕は彼女を見失ってしまった。
昨今のアイドルはブログで熱愛を報告しても、人気が翳ることは少ない。
しかし、昔のアイドルは虚像を売ってファンと共有してたのだから、
そこは最後まで自覚と責任を持って欲しい。
数年前、
「あの人は今?」みたいなTVショウで往年のアイドルの天地真理が悪ノリして
汚れたキャラで登場したのを観たことがある。
観客もお茶の間も一斉に引いた。
司会の島田紳助が天地真理に「お願いだから死んで下さい」と頭を下げて笑いに転換させた。
多くの人が紳助に救われた。
思い出は美しいままがいい。
BGM. シルヴィー・ヴァルタン「アイドルを探せ」


番傘買い

20/Ⅴ.(木)2010 雨
5年以上、前の話。
僕は雨具として番傘を使っているのだが、それは浅草の決まったお店で買うことにしている。
その頃、丁度、‘中国製’の番傘をお店で取り扱うようになった頃だという。
中国製と比べるとどこが違うのですか?、尋ねてみると店主は暗い面容ちとなり
「中国製は千円。日本製は五千円です」という。
値段以外の差は?、その問いに店主は、見た目も軽さも使い勝手も何らかわらないですね。
何もかわらない?、はい。違うのは値段だけです。「どうしますか?」と店主は地面をみながらそう言った。
僕はまるで‘人間性クイズ’でも出されてるような気分になり、
そこは判官贔屓というかナショナリズムというか伝統文化保存の意味からも日本製を購入した。
粋じゃない、と判断されるのを畏れたのかもしれない。
5年以上も経つものだから、結構傘はボロボロだがよくもったものである。
先日、新しいのを買いに浅草まで行った。いつもの店に行き、店主と話す。
中国製は千五百円、日本製は八千円だという。もう日本には作り手が少ないらしい。
値段以外の差は?、見た目も軽さも使い勝手も何もかわらないですね。
違うのは値段だけか…と僕が地面を見る。
そこで店主、ちょっと明るいトーンの声で「でもね、5年使うと差が出るんですよ。もちが違う!」だって。


なんか、人生が肯定された気がした。
BGM. 沢田研二「カサブランカ・ダンディ」


皇室アルバム

19/Ⅴ.(水)2010 くもりのち雨
こんな夢を見た。
新天皇をうしろに乗せ藤巻運転手の車の助手席に乗って移動する。
皇太子さまが新しい天皇につく披露の式場まで無事送り届ける任務だ。
到着すると券売機でチケットを買うシステム。
「おじさん用」「おばさん用」「夕焼け用」「お兄さん用」「とんかつ定食」の種類がある。
一つ目の部屋には電灯から2本のロープが吊る下げられていて、
それを腕の力だけで登るのが皇室に伝わる遊戯なのだ。
次の部屋はごはんを食べる部屋だ。
そこで僕は皇室関係者に別室に呼び出され条件を提示される。
「毎月9000万円づつあげるから、ここから先のことはブログに書かないで下さい」。
豪華な料理が目の前にある。
BGM. ムーディー・ブルース「サテンの夜」


たつじと(羊)

19/Ⅴ.(水)2010 くもり
たつじ「トンボって、英語で何っていうか知ってる?」
(羊)「どうしていつも、トンボのことばかり気にするの?」
ある日の昼下がり、(羊)とのやりとり。
BGM. スコット・ジョプリン「ジ・エンターティナー」