今日も武道館~BABYMETAL「黒い夜、召喚の儀」

2/Ⅲ.(日)2014 雨
今回はBABYMETALの武道館2Daysの二日目、「黒い夜、召喚の儀」のライブ・レビューをお届けします。↓。


BABYMETALをまったく知らない人は、いきなりこれを読んでもきっとチンプンカンプンでしょう。
そんな人のために、前々回、BABYMETALの基礎知識を紹介しておきました。
なので、前々回→前回→今回の順に記事を読んでくれると判りやすいでしょう。
昨日のゆいメタルの落下事故の後遺症を心配しながらまさに父兄参観の気分で九段下駅に着く。
雨は昨日よりも本降りだ。そんな中、つばさFly、というアイドルグループのメンバーが無料CDを配っていた。
3月29日に初ワンマンライブをやるから、その宣伝みたいだ。
昨日買えなかったグッズを買おうと少し早目に会場に着いたが、もうほぼ売り切れだった。残念。
その代わりと言っては何だが、路上には非オフィシャルなバッタモン屋みたいな屋台がいくつも出ていた。
昨日のステージの生写真も早速、売っていた。
まぁ、これらは本来アーティストの収益にならないから、ファンなら買うべきではないという意見も聞く。
でもね、上手に撮れてるから、ついつい買っちゃった。下敷とかラミネート・ポスターとかも。
クリニックの今まで「あまちゃん」コーナーだったところにこれらを貼りました。
喫煙所の正面の壁です。下が、今までの「あまちゃん」コーナー。↓。


それが、「BABYMETAL」コーナーに変わりました。↓。


受付窓口の真上の天井にも、ラミネート・ポスターを貼りました。3人がコルセットを巻いてる絵柄です。↓。


話しをライブに戻しましょう。
皆さんも心配してくれていましたが、結果から言うと、ゆいメタルは元気でした!
ステージの舞台装置は昨日と同じでしたが、安全面を考慮して、走る通路には柵が設置されていました。
今日の進行は、画面と音声でナビゲーションがあり、曲を紹介して行きます。
たとえば、「ゆいメタル」と「もあメタル」の2人が「電脳タウン」で「ブドウマン」(←葡萄みたいな姿)
の映画を観て感激して、気が付いたら、タマネギの形をしたドームに辿り着いていて、(ここで客席から、笑い、あり)、
そこで本物の「ブドウマン」に、「葡萄をあげるから、お前らのレゲエを聞かせろ!」と言われたから、
今から歌う、という風にナビ。
この2人のユニットは、「ブラック・ベイビー・メタル」と呼ばれ、ちょっと悪い子です。
歌も「おねだり大作戦」と言う、パパをおだてて欲しい物を買わせる、なんて言う詞です。
「さくら学院」は良い子のイメージだから、「ブラック」は異色だ。良いアイデアだと思う。
すうメタルのソロ・パートでは、「すうメタルは気付いていた…」と意味深なナレーションから、
おごそかな雰囲気を作りながら、「止まない雨はない。
絶望の世界に希望の光を込めて歌う」と曲紹介の後、「紅月」などスローな曲を2曲披露した。
すうメタル、この子は歌がうまい。
こう書くと我ながら文章が下手に見える。
しかし、これ以外に表現のしようがないのだ。
語彙の問題とかじゃない。
グルメ・レポートの例ではないが、本当にうまい物を食べた時の感想というのは、「うまい!」しかないだろう。
皆さんはおたくのライブ・パフォーマンスで何を思い出しますか?
おそらく、その1つに、両手を自分の胸から、気持ちを相手に送るように、大きな角度で広げる仕草がないだろうか。
すうメタルの曲を聞いてると自然にそういうのが出来るのである。
<わずかですが、こんな想いも、あなたのエネルギーに使ってもらえれば嬉しいです>みたいな感じ。
ライブは2日連続で行われ、構成はまったく異なるが、楽曲はほぼ同じなので、2日目ともなると慣れたものです。
「ダメ・ジャンプ!」とか「キツネ・ジャンプ!」とか普通に出来る。
「~で、Oh、~で、Oh!」という歌の掛け声では、
最初の「~で、Oh!」で右手、次の「~で、Oh!」で左手と交互に腕を振り上げる、のが自然に出来る。
BABYMETAL武道館2Daysの初日「巨大コルセット祭り」は、
鹿鳴館の伝説のライブを再現するというコンセプトだった。
では、2日目の今日、「黒い夜、召喚の儀」はどうだったのか。
僕が理解した範囲で翻訳すると、今日の意味は「メタル・レジスタンスとは何かの解答と今後について」であったと思う。
それは僕が考えていたより、大層な世界観だった。
世界はアイドルという悪魔に、マスコミや経済や政治までもが支配され、
アイドル・ソング以外は売れない世の中になった。それは、メタルも同然だった。
それをうれいたメタル・ファンが、メタルの神様(=キツネ様、らしい)にお願いしたところ、
アイドルとメタルを融合した「BABYMETAL」が召喚された。それが、メタル・レジスタンスの始まり。
そして会場の大スクリーンには「666」の数字が映し出され、
ヨハネの黙示録やオーメンを想起させ、それがひっくり返って、
「999」になり、「1」が足され、「1999」になる。
これは、ゆいメタルと、もあメタルの誕生年である。
つまり、いくらメタルを布教しろ、と言われても、原体験のないBABYMETALにとって、
それは過酷で、キツネ様は様々な試練をBABYMETALに与え、
それを1つ1つ乗り越えて来た最終章が今日のステージという訳だ。
「イジメ、ダメ、ゼッタイ」を歌い終り、舞台は暗転し、アンコール。
会場はグルーブしている。
アンコールに応えて、「終りがあるから、始まりがある」のアナウンスが流れ、
デビュー曲「ド・キ・ド・キ☆モーニング」。
そしてラストは、「ヘドバンギャー!!」。
昨日の事故があったから、会場の最大公約数は「心配」だった。
大盛り上がりの中、曲が終ると、第1章が終ったと告げる。
BABYMETALは本来の目標に到達したという。
それは、メタルがマスコミにも浸透し、
日本のトップ・アイドルもメタルの象徴であるキツネ・サインをテレビでするくらいになったからだという。
ここで会場は、ドッと沸く。
それは、先日の「Mステ」にBABYMETALが出演した際、
共演したAKB48がキツネ・サインで応援してくれた事を指すのだろう。
(司会のタモリも、ニンマリして、キツネ・サインをしてたし)
いつしかメンバーは銀色のマントと冠をかぶり、
舞台中央にそびえ立つように置かれた真紅の棺に1人1人、
納められて行き、「これから次のステージに召喚される」と予告される。
BABYMETALの演出が凝っているな、と思うのは、ここでアナウンスが一切、なくなり、
スクリーンの文字だけが情報となる。
会場はおのずと集中する。
良く出来る教員が使う学級経営の手口に似てると思った。
たとえば、教室が騒がしい時に「静かに!」などと怒鳴らず、黒板に「静かに!」と書いて、無言で指をさす。
若い子は聴覚情報より、視覚情報の方が入りやすいのかしら?
話題を会場のスクリーンの文字に戻す。
そこに映ったのは、BABYMETALの次なるステージとは、
「ゆいメタルと、もあメタルの生誕祭を行う」ということ。
ちなみに生誕祭は、せいたんさい、と読み、最近のアイドルはバースディパーティーを生誕祭と呼ぶ事が多い。
調べたら、ゆいメタルが6月20日で、もあメタルが7月4日だ。割とすぐだ。2人とも15歳になる。
そこで僕らは考えさせられる。<どこでやるのだ?>と。
武道館の次なるステージだ。まさか、東京ドームか?あるいは国立競技場か?などと空想する。
しかし、次に出て来た文字情報に会場は騒然となる。なんと、それは…、
「in Europe」
だった。なんとBABYMETAL、海外進出。しかし、全米じゃなく、ヨーロッパってところがうまいな。
今日の公演を観る限り、ヨーロッパでも成功しそうだ。
なんてね、ヨーロッパ人に知り合い、いないんだけどね。
ただ、プロレスなんかだと日本のプロレスってアメリカよりヨーロッパの方が親和性があると思う。
ハーリー・レイスやリック・フレアーよりも、
カール・ゴッチ(ドイツ)やビル・ロビンソン(イギリス)の方が有難がられるから。
僕は判らないことがあると、プロレスの尺度で物を考える癖があって。
皆さんにも、そういうところないですか?
と言う訳で、BABYMETAL武道館2Daysでした。
今度は、BABYMETALを産み出した「さくら学院」のライブに潜入してみようと思います。
すうメタルはもう卒業していませんが、ゆいメタルともあメタルは在籍してるはずです。
それも、かなり上級生!
まだまだ逸材がいるかもしれませんし、普通のアイドルとは違う化学反応を生む土壌があるのかもしれません。
興味ある人のみ、報告を待て!
BGM. BABYMETAL「メギツネ」


今日は武道館~BABYMETAL「赤い夜、巨大コルセット祭り」

1/Ⅲ.(土)2014 小雨の中、武道館へ
今回から2回はBABYMETALの武道館2Daysのライブ・レビューをお届けします。
前回、まったくBABYMETALを知らない人のために簡単な基礎知識を紹介しておきました。
良かったら参照して下さい。
大岡山から九段下は、30分もかからない。
九段下駅から地上に上がると可愛い女の子達がビラを配っていた。
あまりに可愛いいから、受け取ってしまったのだが、見るとベイビーレイズのライブの予告だった。
そして、そのビラを配ってたのがベイビーレイズのメンバー自身達だったのだ。可愛い訳だ。
ベイビーレイズは、「あまちゃん」関係だったっけ??
グッズ売場は会場外に設置されているが、その最後尾はいったん2階への階段を昇って、通路をUターンして、
また1階へ降りなきゃいけない程の長蛇の列。会場限定のTシャツやフェイスタオルが人気。
この日の日付が入ってるから記念になる。
おみやげにフェイスタオル(2000円)をまとめ買いしようとしたら、お一人様・1アイテムにつき4つまでの制限があった。
それでも売り切れのものがあった。明日の分は明日の分で確保してあるみたいだから、明日は少し早く行こう。
3月1日は、BABYMETAL武道館2Daysの初日「赤い夜、巨大コルセット祭り」です。↓。


BABYMETALは、2012年7月21日に目黒のライブハウス鹿鳴館で「コルセット祭り」という伝説のライブをやった、らしい。
今日のタイトル「巨大コルセット祭り」とは、その時とまったく同じメニューを場所を武道館にかえて、再現しようという試みだ。
従って、MCやアンコールは一切ない、とあらかじめ注意事項が述べられた。
これは伝説のライブを観た人は感慨ひとしおだろうし、観てない人には追体験できる、こんなに有難い企画はない。
演目は忠実に再現するのだろう。
しかし、鹿鳴館と武道館では規模が違い過ぎる。よって、今回は「巨大」が接頭語としてつく訳で。
この2DaysはDVDorBlu-ray で発売される予定で、再三、このステージは収録されるというアナウンスが流れていた。
それは、<映っちゃ困る、って後で、言わないでよ>って牽制の意味よりも、<映るんだから気合い入れてね>的な確認だった。
それはどう言うことかと言うと、「巨大コルセット祭り」だから、客全員が首にヘドバン用のコルセットを巻くのです。
入場前に、「コルセット引換所」へ行き、チケットの裏に「済」の判子を押されてコルセットを貰います。↓。


係の女の子から「入場前にはめて下さい」とコルセットを手渡され、念のため<俺も?>と聞くと、親切にも首に巻いてくれた。
下が、そのコルセットの現物。診察室の入口の、BABYMETALの額装の上にあるから、良かったら見て下さい。↓。


コルセットを首にはめたら、入場だ。
1階アリーナは立ち見客。音楽を聴いて暴れたい人のため。ステージは見えにくそう。
僕はステージを見たいので、2階席を取った。スタンドはほぼ空席なく最上階の席までギッシリ入ってた。
超人気!!あの武道館がいっぱいだ。開演は、6時スタート。
会場の空気は異様な緊張感だ。
僕は実況レポーターを気取って、BABYMETALの布教に成功した人へ、<今、武道館death!>というメールを送った。
大きな魔法陣のような円形のステージが中央にあり、それを野球場のダイヤモンドのように、正方形の通路が囲み、
角の4つの頂点に中央の魔法陣を縮小したステージがある。
おそらく、中央と4角の計5ヶ所でパフォーマンスをして、通路は滑走するためのロードだ。
BABYMETALよ、何を見せてくれるのだ?と期待が胸を膨らませる。
BABYMETAL武道館2Daysとは、いわゆる良くある<2日やるから、どっちか来てね。1曲くらいセトリかえるから、お楽しみに>
みたいなものとは、根本的に違うのである。2日で1つのストーリーを完結させるのである。
今日は明日のための予告編であり、進化し続けるBABYMETALを大河ドラマ的に観るものだと安心してライブに参加した僕。
ところが、どっこい、「生」はそうはいかない。
ミューズという芸術の神様がもしもいるなら、ミューズはBABYMETALに降りたな。
本来、予定調和で終わるはずの、明日のための助走であるはずの今日のステージでアクシデントが起きたのだ。
実は僕は、ずっと不安を抱いて観ていたのである。
<あんなに走って転ばないかな?>とか<あんなに張り切ってスタミナ切れないかな?>とか。
「さくら学院」では、ファンのことを「父兄」と呼ぶそうだが、本当にそんな気分になった。
そして、僕の(そして会場にいた多くの人もそう思っただろう)嫌な予感が的中した。
それは、ラストから2曲目「ヘドバンギャー!!」でのこと。
ゆいメタル、が通路を滑走する最中に、勢いのあまり走路から外れて墜落してしまったのです。
2mくらいの高さはありました。
しかし、BABYMETALはプロですよ。そんな事故があったのに、本来3人でやるのを2人でやりとげました。
でも、そこでもまた、もあメタルがステージで転んだりするから、ハラハラして。何より、ゆいメタルの安否が心配で。
「ヘドバンギャー!!」が終ると、会場は暗転し、場内はザワつきます。進行はしばし、ストップ。
客席から、「大丈夫~?」というコールが聞こえ、次第に「ゆいちゃん!ゆいちゃん!」の応援エールに変わる。
一瞬、これは演出か?と思ったが、あの落ち方はマジだった。
そしてほんのちょっとの休憩の後、エンディング曲の「イジメ、ダメ、ゼッタイ」のイントロが流れる。
ステージ中央にスポットライトが当り、すうメタルの姿が浮かぶ。
そして、次いで、映ったサイドのメンバーの数は、2人だった。ゆいメタル、復活!!
すごいぞ、あの高さから落ちて、わずか数分で復活なんて。
「イジメ、ダメ、ゼッタイ」はMステでも披露された文字通り、イジメ、ダメ、ゼッタイ、と謳う世直しメタル・ソングです。
歌詞は、イジメっ子に対し「ダメ!」と警告を発し、イジメラレっ子に向けて「負けないで!」とエールを送ります。
ゆいメタル、と、もあメタルは空手の型の様な戦闘のパフォーマンスをします。
これは、イジメっ子をやっつけるという意味よりも、イジメられても強くあれ、という暗喩のようです。
実際、いくら「イジメ、ダメ、ゼッタイ」なんて言っても、人間が生きてる限り、イジメはなくなるはずはないと思う。
なのに、あえて、そんな巨大な敵と戦おうとするBABYMETAL。勝目のない試合かもしれない。
ステージでは、直前にステージから落下して、フラフラのゆいメタルが必死で格闘シーンを熱演する。
歌のテーマと、武道館という場所と、ゆいメタルの姿が見事にシンクロした。
うかつにも感動しちゃったよ。
しかし、ゆいメタルの落下事故、DVDではどうなるのだろう?
明日の演目は違うから取り直しがきかないし。あのまま売るのかな。伝説になるな。セールス、伸びそう。
帰りに、新宿のタワレコに寄る。患者さんから、BABYMETALの衣装が展示されていると聞いたから。
BABYMETALは、2月26日に1st&Bestアルバムを発表した。だから、衣装の展示をしてるのだろう。下が、それ。↓。


タワレコには、やはり武道館の帰りに寄ってる客がいっぱいいた。皆、同じ袋を持ってるから判るんだ。
「今日、来て良かった」、「明日が楽しみだ」、「泣いちゃったよ」という会話が聞こえた。
同感だった。
BGM. BABYMETAL「ヘドバンギャー!!」


3月はライブ三昧~の、前置き

3月になったと同時に、1日から3日まで、3日連続でライブに行きました。
という訳で、これから、3連発でライブのレビューをお届けします。
最初の2回でBABYMETALの武道館2Daysを、3回目にBELLRING少女ハート(以下、ベルハー)を書きます。
と言っても皆さんはBABYMETALやベルハーを良く存知あげないかもしれないから、今回はその予習というか前置きです。
クリニックに来たことのある人は、受付カウンターの喫煙所の方に貼ってある一連のクリアファイルに見覚えがあるでしょう。↓。

彼女達がBABYMETALです。
今回はまったくBABYMETALを知らない方のために簡単な基礎知識を紹介しておきましょう。
この後の、ライブのレビューが少しは読み易くなるかもしれません。
(どうですか?痒い所に手が届くでしょう?)
BABYMETAL(ベビーメタル)は、さくら学院のクラブ活動から派生した3人組のメタルダンスユニットです。
メタルなので自己紹介の時、「~です」を「~death!」と発音します。
決めポーズではメロイック・サインではなく、キツネサインをします。↓。

そもそも、さくら学院が判りませんね。
さくら学院は、学校生活とクラブ活動ををテーマとした小中学生で結成された「成長期限定」の女性アイドルグループです。
ファンのことは「父兄」と呼び、メンバーは原則として義務教育終了の中学3年生3月で卒業するという決まりがあります。
BABYMETALは、さくら学院の部活動「重音部」という位置付けでした。↓。

個々のメンバーを紹介しましょう。まずは、真ん中の一番大きい子がVocal&Dance担当のSU-METAL 、death!。
…という具合に「death!」を使います。↓。

次いで、横の小さな子がScream&Dance担当のYUIMETAL 、death!。↓。

同じく、Scream&Dance担当のMOAMETAL 、death!。↓。

両サイドの子は小さいとは言え、そこはさすが成長期、近頃は以前ほど身長差の凸凹が目立なくなってきました。
真ん中のSU-METALは、「さくら学院」を卒業しましたが↓、BABYMETALは人気に火がついたため、活動継続しています。

そうなると「さくら学院」が気になりませんか?
ライブに潜入してレポートしようと思ってるのですが、全然チケットが取れません。
ところで、BABYMETALに話しが戻りますが、「重音部」??って思いませんか?
部活なら「軽音部」がポピュラーですよね。でも、それだとアニメ「けいおん」のイメージが強すぎるのかしら?
そこで調べてみました。
大ヒットアニメ「けいおん」の第1期が放送されたのが2009年4月からで、第2期は2010年4月からでした。
一方、BABYMETALの結成は、2010年11月28日とプロフィールにありました。
だから、BABYMETAL(=重音部)は、「けいおん」(=軽音部)のパロディー的な意味もあったのではと推測できませんか?
「けいおん」の主人公達は、「めざせ!武道館」などと口にしてますが、放課後の部室でお茶をしてお喋りしてるばかりなので、
武道館などありえません。
もしもBABYMETALが「けいおん」を意識してスタートしてたとしたら、本家を凌駕しちゃいましたね。
もっと言えば、BABYMETALがさくら学院の部活動だった事を考えると、現実ってアニメより非現実的death!。
BABYMETALの平均年齢は14・7才で、これは女性アーティストの武道館コンサートの最年少記録を塗り替えたそうdeath!。
ちなみにこれまでの記録は岩井小百合(銀蠅一家の妹分)の15才1ヶ月で、男性アーティストの記録はジャニーズJr.の
14才5ヶ月らしい。以上、武道館コンサート最年少記録・豆知識でした。
BABYMETALの動画は結構アップされています。
「ド・キ・ド・キ☆モーニング」と「メギツネ」のPVがおすすめdeath!(←ウザイ、か)。
一方のベルハーは、僕が今この宇宙の中でもっとも気に入っているものなので、別の機会にあらためて書きます。
ちなみに、ナースの塚田さんが(面接や採血や血圧測定)に使う部屋の正面の壁にベルハー・コーナーがあります。↓。

去年の10月の記事「風の噂とブログの予告」でこれから書く予定の事柄をあげました。
そこで7つ予告をしたのですが、こないだやっと②の「石野真子のしあわせのレシピ」が書けただけで滞っています。
でも、必ず書きます。思い入れが強すぎて、空回りしてるだけなので、落ち着けば大丈夫です。
ちなみに、ベルハーも「予告ブログ」に含まれています。
どうしても、ベルハーが気になるという方は、
「BELLRING少女ハートLIVE 阿佐ヶ谷国際ファンタスティックPR映画」が
おすすめです。ベルハーのインパクトが伝わります。
今の彼女達はこの頃より「上手い」です。人数も増えてるし。
でも、当時のベルハーの鮮度を失わないまま、「上手く」なってます。ここが肝心なポイントですね。
ライブは迫力満点です。そして、楽曲がとても良いです。
サイケデリック・サウンドと歌謡曲の郷愁が絶妙なバランスです。
ベルハーは、6月8日に渋谷QUATTROでセカンド・ワンマンをやります。
日曜日なので、お暇な人は一緒に観に行きましょう!

BGM. BELLRING少女ハート「月の真下でオオカミさんに尋ねました。」


3月のおしゃれ

10/Ⅲ.(月)2014 くもり、少し寒い
今日は美容院に行って来ました。
カットとヘアカラー&ネイルです。
3月に突入すると同時に僕はライブ3連発。BABYMETAL武道館2Daysとベルリン少女ハート。
そこでの熱狂で、爪に施していたジェルネイルが3枚、はげてしまいました。
これがその惨状です。まず右手の2枚。↓。

そして左手の親指。↓。

そもそも、ネイルを始めたきっかけは僕は乾燥肌で寒い冬には爪が割れてしまうのです。
それを美容院で相談したら、ジェルネイルをしたら保護にもなるし、おしゃれも楽しめるし、と一石二鳥。
ところがジェルネイルには少し欠点もあります。
それはジェルを乗っける土台を作るため、少し爪の表面を削るのです。
爪を保護する目的で始めましたが、なんか本末転倒です。
放っておけば爪は再生しますが、しばらくは見栄えが悪いことになります。
ということは、1度、始めたら止められない?
原子力発電みたいだ。どうする原発?どうなる脱原発?
しかし、解決策はありました。それは、シェラックです。
シェラックは、爪を削らないので、ダメージがありません。
効果の面で言うと、マニキュアとジェルネイルの中間くらいだそうです。艶とか厚みとか。
マニキュアは水仕事をするととれてしまうそうですが、シェラックは大丈夫です。
「モチ」は個人差があるようですが、それもマニキュアとジェルネイルの中間くらいだそうです。
値段はジェルネイルの半分くらいです。
たとえば、ジェルネイルが5千円するとしたら、シェラックは2千5百円くらいな見当です。
ただ、モチはジェルネイルの方が良いから、結局、同じ位になりそうです。
でも、気分家でデザインをコロコロ変えたい人には良いですね。
シェラックはまだ新しいから、色のバリュエーションに限りがあったり、デザインにも限界があるそうです。
絵を描いたりするのは難しいみたいです。でも、グラデーションとかは出来ます。
グラデーションは爪の生え際のところを艶々にして先っぽの方に色を塗る感じです。
それの塗る面積を多くしたのを、フレンチ、というそうです。
なので、僕はシェラックのフレンチにしてみました。色は皆さんが見て、元気になる色にしました。↓。

ホログラムというシールみたいなもので飾りましたが、ネイリストさんの提案で薬指だけストーンを乗っけました。
違いが判るかしら?比較写真を載せてみます。中指がシールで薬指がストーン。↓。

髪型は面白いものが見当たらないから、現状維持。
カラーは紫で、ブラックジャックっぽく前髪にメッシュを入れました。↓。

カットの最中のやりとりで思いついたのは、刈り上げの部分をハートのマークにしよう、と。ノリですね。↓。

帰りに美容師さんに「BABYMETAL」の会場限定・日付入りフェイスタオルをあげました。
美容師さんは、BABYMETALを知りませんでしたが、教えたら興味を持ってくれ、「調べてみます」と言いました。
さて、そういう訳で今後のブログは3月1・2・3日のライブのレビューを続けてお届けします。
ストーンズは、勤務日だったので行けませんでした。
行った人から、聞いたら良かったそうですね。ミック・テイラーもゲストで何曲か弾いたそうで。
「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」がオープニングで、アンコールが「サティスファクション」だったそうで。
ミック・ジャガーは、「また来る」みたいなことを言ってたそうで。是非、その際には、日・月の日程にして下さい。
BGM. 吉田拓郎「爪」


受付の仕事~「なぞなぞ」編

28/Ⅱ.(金)2014 くもり、昨日より少し暖かい
やっとこ予告ブログを書き出しましたが、順番通りには行かず、まずは②の石野真子から始めました。
予告ブログは、①の「生きること、死ぬこと」が難航してるから書ける物から書く事にしました。
そこに加えて、昨日の「2月の新刊」のようにカワクリの新しい情報もお伝えしなければなりません。
ですから、予告ブログの順序はシャッフルされ、それにクリニックの近況も交えるので、しばし、カオス化します。
僕の個人的な趣味や思い出話と現在のクリニックの様子が、時間軸を無視して、パラレルしながら交錯して行きます。
なので、皆さん、どうぞよろしく、ついて来て下さい。
と言う訳で、今日は僕の治療観のようなものを書きます。
昔、キムタクがドラマで美容師の役をやっているのがありました。タイトルは忘れました。
それと治療観がどう関係するかと言うと、キムタクはドラマの中で、こんなことを言うのです。
中(小?)学生の女子が生まれて初めて自分で美容院に行こうと決意する時、それはとても緊張する。
勇気を持って、美容院にやってくる。
キムタクは、その少女に「来て、良かった」と思わせられる美容室を作りたい、というような事を言うシーンがありました。
クリニックと美容室では違うと思うかもしれませんが、初めて訪れる所への不安と期待、緊張と覚悟は似てると思うのです。
だから、僕はクリニックを作る時に、キムタクのセリフをいつも頭に思い浮べていました。それは今も変わりません。
スタッフにもそのように話して共有してきたつもりでした。
ところが、こないだショックなことが起きました。
ある新患の方に、「ここのクリニックは初めて来る患者に対応が冷たい」と言われたのです。
それはクレームとかではなく、「ここにはメンタルに弱ってる人が来るはずだから直した方が良い」、と助言してくれた訳です。
言われた内容は、考えてみれば、もっともな意見でした。
でも、それは受付の人間性が冷たい、という訳ではなく、マニュアルに温かみがない、ということなのでした。
マニュアルとはそういうものだ、と居直ることも出来ますが、そのマニュアルを作ったのは僕でした。
つまり、あれだけ、初めて来た患者さんの気持ちを、なんて言っておきながら、僕は知らずに真逆の事をしていたのです。
これには少し、落ち込みました。スタッフを集めて緊急ミーティングもしました。名案は出ませんでした。
僕は結構、凹みました。<明日、試験なのに全然勉強やってないで焦る>なんて夢を見てうなされました。
そんな時、立川談志が「笑点」を始めるにあたって、大喜利の各メンバーにキャラをつけたという話しを思い出しました。
そうか!受付は制服(白衣)を着て、マニュアル通りに喋るから、機械的に映るのだ。
だったら、3人の個性を打ち出して行こう!
僕は秘かにキャラ設定まで考えたのですが、キャラは患者さんとのやりとりの中で自然に生じるものだと考え、没にしました。
その代わり、3人には「なぞなぞの過去問集」からそれぞれ3問づつ好きな問題を選び独自に画用紙に書くよう指示しました。
そして、出来あがったのがこれです。
天明さんは、「てんみょうselectさんすうクイズ」。受付カウンターの「原巨人入団の号外」の横に貼ってあります。↓。

後藤さんは、「後藤の暗号コレクション(略して)ゴトコレ」。これは、カウンターテーブル横の出っ張りにあります。↓。

富田さんは、「富田が選ぶ3つの難問」です。これは、クリニック入口横のテーブルの前に貼りました。↓。

意外と、皆、器用で僕は驚きました。そして、僕が秘かに設定していたキャラとは、まったく違った側面をみせて来ました。
是非、クリニックにお越しの際は、3人手作りの「なぞなぞ」を見つけて、チャレンジしてみて下さい。
ヒントや答えを聞く、やりとりを通じて、彼女らの人柄に触れてみて下さい。
「なぞなぞ」は、すぐに解ってしまっても、つまらないので、ヒントも3段階、用意してあります。
現代は機械が世界を支配しそうな勢いです。そんな時代だからこそ、人と人とのふれあいが大切だと思うのです。
僕は、受付の3人をただ、単に会計して次回の予約をとる事務員にとどめておくつもりはないのです。
精神科&心療内科は他の科と比べ、治療に使える道具が圧倒的に少ないのです。
だから、スタッフ自身のキャラクターさえも治療的に働けばというのが僕の理想なのです。
3人にこんな才能があるのを今まで発見できなくてもったいなかったです。これからは有効活用して行きます。
たとえば、ウォーター・サーバーに貼ってある「なぞなぞ」は後藤さんが新調しました。「水」に関する「なぞなぞ」です。↓。

受付カウンターのオイル時計の説明書は、天明さんが書き直しました。↓。

こないだの大雪や風の強い日には1階の看板は倒れてしまうからしまっておくことにしました。
そうすると悪天候の中、クリニックに訪れた人が看板が出てなくて、「えっ?お休み?」とビックリすると気の毒です。
富田さんには、その時用のポスターを書いてもらいました。看板を出さない時は代りにこれを貼るから安心ですね。↓。

どうでしょうか?是非、皆さんとのやりとりで受付スタッフを育ててあげて下さい。応援をよろしくお願いいたします。
好評なら、第2弾、第3段と畳み掛けます。次の狙い目は、喫煙室に1枚、「なぞなぞ」を貼りたいと思ってます。
BGM. 吉沢秋絵「なぜ?の嵐」


2月の新刊

27/Ⅱ.(木)2014 くもり、昨日より少しまた寒くなる
「2月の新刊」と題したものの、早いものでもう2月も終わりですね。
今日は待合室の漫画の話です。
フィギュア・ケースの近くに、これまでカルテ置きに使ってた移動式の白いラックを置きました。
そこには、エヴァの百科事典と並べて、手塚治虫の「火の鳥」の大版サイズを揃えました。
手塚治虫のライフワークとも言われる「火の鳥」ですが、案外ベタ過ぎて、読んでない人が多いかも、と。
「火の鳥」は、前11巻+別巻ですが、すべて「~編」となっていて、どの巻から読んでも大丈夫です。
初心者には、④の「鳳凰編」がオススメです。
ロマンティックな人は、⑩&⑪の「太陽編」がいいかも。
立川談志は、②の「未来編」のラストの「火の鳥」のセリフを気に入っていて、よく高座で喋っていました。↓。

こないだ、クリニックの漫画は全部読み尽くした、という若き猛者がいたので、今後も続々と漫画は入れ替えます。
ちょっと変わったラインナップでは、昔、僕が読んでいたもので、最近、懐かしくなって揃えたものとかです。
それは、少年チャンピオン・コミックスの「あばしり一家・復刻版」と鴨川つばめの「マカロニほうれん荘」です。
「マカロニほうれん荘」は各回の扉の絵がロックっぽくて、かっこいいです。最後の巻の方の内容はシュールです。
「涼宮ハルヒの憂鬱」のコミックス単行本も⑳巻まで行きました。ラノベで言えば、「涼宮ハルヒの驚愕」に追いつきました。
そんな中、「2月の新刊」で一番のオススメは、「惡の華」の第⑩巻です。(発売は1月)
「惡の華」は⑦巻以降、表紙の装丁が素敵に変わりましたね。↓。

「惡の華」の第⑩巻には、なんと!、仲村さんが再登場します!今後に、乞うご期待ですね。
BGM. 南こうせつとかぐや姫「少女はいつも」


予告ブログ②~「石野真子・しあわせのレシピ」のレビュー

7/Ⅹ.(月)2013 shibuya O-EAST
まず、去年のライブのレビューであることをお詫びしたい。
石野真子35th Aniversary TOUR 2013「しあわせのレシピ」を観に行った。
場所は、shibuya O-EAST。
どこだ?そこ?って感じです。
渋谷なら、渋谷公会堂とかでやってくれれば、場所が判りやすいのに。
名前からして、立ち見っぽいし。
以前、このブログで<客の年齢層、高そうなのに大丈夫か?主催者>と書いたら、患者さんでもない人からコメントが。
「多分、椅子が用意されるから大丈夫ですよ」って親切に。お陰で行く気になれました。この場を借りてお礼を言います。
ありがとう、たまたまネット・サーフィンで僕のブログに辿り着き、教えてくれたのですよね。すごいな、ネット。
shibuya O-EASTは、109から道玄坂の坂をひたすら登り、回転寿司が見えたら、右に折れます。
その辺のコンビニはきっとよく道を聞かれるのでしょうね、「ライブハウスはこちら→」と貼紙がしてありました。
そこは所謂、ラブホテル街で、男が1人でウロウロしてるのも変な気がします。
でも、ご安心、しばらく行くと、ライブハウスの看板がデカデカとありました。↓。


会場では、記念のTシャツも売っていました。
売場の人に、<これは何の意味ですか?>と尋ねたら、正解は教えてくれませんでした。
代りに、「真子さんが、ファンの皆様に考えて下さい、とのメッセージです」との答えでした。
下が、暗号じみたTシャツ。↓。意味、判る人、いますか?(正解は、後で書きます)


ライブハウスにはパイプ椅子が並べてありました。僕は真ん中当りの席。ステージはすぐそこだ。
いよいよ、オープニング。真子ちゃんは、ピンクとオレンジの中間のような色のドレスで登場!
ドレスには、ビーズの様な素材が織り込まれてて、ライトに照らされて、キラキラと輝く。
バンドは、ギター・ベース・ドラムス・キーボード&シンセの5人。
まずは、最新アルバム「しあわせのレシピ」から、「ダダダーンと何曲か」新曲を歌った。
皆、ゆったりと席に座って聞いている。
石野真子はいったん引っ込んで白いワンピースに衣装チェンジして再登場!
それはスカートの上に、それより短いスカートを重ねて、
そのまた上に短いスカートを重ねたように幾重にもなっていた。
歌は、白い色が意味するかのように、
1stアルバム『微笑』から「私はオレンジ」と「雨だれのワルツ」を。懐かしい歌。
「私はオレンジ」は、谷山浩子の作品です。
♪私を食べて~今すぐ食べて~♪という歌詞を石野真子は、
「当時、意味も判らず歌っていた」と苦笑しながら述懐した。
ちなみに現在、『微笑』はCDショップには売ってません。
在庫もないらしい。名盤だから、再販すれば良いのに。
ポスターやチラシで見た人もいるかもしれませんが、このライブでは石野真子がギターの弾き語りをします。↓。


そのアコースティックなスタイルで、「ぽろぽろと」と「失恋記念日」を披露しました。
石野真子は6月26日に「しあわせのレシピ」を発表してから、全国25ヶ所でライブをやってきたそうです。
石野真子はギターを抱えておしゃべりをするコーナーで、長い時は30分くらい喋っていたこともあるらしい。
バンマスのギターの人が言うには、「それがまた好評だった」と。
確かに、昔から、石野真子の話しは面白いのだ。
ギターを引っ込めると、石野真子は元気よく、
「シングルをやりましょう!」と言って「春ラ!ラ!ラ!」を歌う。
すると、今まで何処に潜んでいたのかと思った程、いきなり!、右斜め後方より親衛隊の掛け声がかかる。
「エル・オー・ブイ・イー、ラブリー・マコちゃん!エル・オー・ブイ・イー、かわいい、マコちゃん!」。
親衛隊の人は、白の揃いの特攻服を着ていた。おそらく、僕より年上だ。
なんか、これが着火点になった気がする。
続いて、「私の首領(ドン)」を真子ちゃんがメドレーで歌うと、
♪私のドン♪の「ドン」でジャンプする人がチラホラ。
右手の人差し指と中指を揃えて伸ばして、残りの指はグーに握り、
おでこに2本の指の爪の部分をあてるポーズでジャンプ。
もう我慢できない、と言わんばかりに、席から立ち上がる老(若)男女。
その様子をみて、歌いながら真子ちゃんは、吹き出したように笑って、嬉しそうな笑顔で、
マイクと逆の手の平を天井に向けて、その手の平を下から上にやさしく持ちあげたのが合図で、
一瞬にして会場はオール・スタンディングになった。
おそらく、これが、shibuya O-EASTの本来あるべき姿なのだろう。
「私の首領(ドン)」で火が点き、
「ジュリーがライバル」「ハートで勝負」といったヒット曲を立て続けにフルコーラスで歌って。
真子ちゃんはステージを右に左に何度も行き来して、
会場の2階や奥や隅っ子の方のファンにも手を振りながら歌って。
それはファンとの再会をマコちゃんが懐かしがっているように見えた。
オール・スタンディング状態のファンは手を振ったり、
「マコちゃーん!」と呼びかけたり、手拍子をしたりして、再会を喜んだ。
そして、親衛隊は会場の後の隅で、他のファンの邪魔にならないように
「エル・オー・ブイ・イー~」というエールを送っていて。
あぁ、こういう光景は懐かしいなぁ、と僕も感慨にふけって。
アンコールの催促の掛け声は、「エル・オー・ブイ・イー、ゴー・ゴー、マッコ!」。
マコの間に八分休符が入るのが正しいアクセント。
会場一体となって、「エル・オー・ブイ・イー、ゴー・ゴー、マッコ!」が連呼される。
アンコールに応えて、マコちゃんは真っ赤なワンピースであらわれ、皆への感謝を述べ、
「そしてやっぱり最後は」と、「この曲がなければ、皆さんと逢えなかった」と言って、
「狼なんか怖くない」のイントロが流れる。これがクライマックス。
皆、総立ちで、いい大人が、右手でキツネ(狼)の形を作り、
「狼なんか怖くない」を歌って大盛り上がり大会。楽しかった。
石野真子はデビュー35周年だが、全国ライブ・ツアーをやるのは、29年振りだと言っていた。
35周年と言えば、サザンオールスターズも今年35周年の全国コンサートツアーをしていましたっけ。
調べてみたら、サザンの「勝手にシンドバッド」が1978年6月25日。
石野真子の「狼なんか怖くない」が、1978年3月25日の発売でした。
どちらも、1978年デビューの35周年でした。
あぁ、そういう意味か、さっきのTシャツの数字の謎。
「351978」は、35周年1978年デビューの意味だ。
下は、「しあわせのレシピ」を買ったらくれたステッカー。
受付のお花のランプのところで撮影してみました
今は、クリニックの入口扉の郵便受けのところに貼ってあります。
良かったら見つけてみて下さい。↓。


石野真子は、このライブの数日前に「徹子の部屋」にゲスト出演した。
ライブのプロモーションなのでしょう。
番組は、黒柳徹子が石野真子に関する情報を事前に調査し、それを質問して行くという進行。
そこでは、「石野真子は実はキューバでは国賓的な扱いを受けている」とか
「アイドル時代、キャンディーズやピンクレディーや石野真子の親衛隊同士は仲が悪く、
会うとすぐに喧嘩になっていたが、それを(アイドル連合)としてまとめ仲良く応援しようと尽力したのが、
石野真子の親衛隊だった」というエピソードが紹介された。
こういう自慢話や美談は、ライブのトークで語られてもいいネタだ。
ふさわしい、と言っても良い。
だけど、石野真子はそういう話しは一切しない。
きっと照れちゃうんだと思う。
当然、そんなマコちゃんだから当時の暴露話やぶっちゃけトークなんかは勿論、しない。
ただ、「35年、あっと言う間だったね。…色々、あったか(笑)。皆もそうでしょ?」としか言わない。
月日は経って、それぞれ、色々、あったけれど、出会った関係性に終りはない。
石野真子は、このことを確認したかったのではないかな。
続いてはいなかったけど、ずっとつながっていた。
だから、渋谷公会堂ではなくて、ファン1人1人の顔が見える近さのライブハウスを選んだんじゃないかな。
なんて、そんな風に思うのは、僕の勝手な感傷かもしれないけど。
BGM. 坂本九「花咲く街角」、もしくは、石野真子「狼なんか怖くない」


今日は中野~上坂すみれ「革ブロ総決起集会」

11/Ⅱ.(火)2014 建国記念日、くもり
先日、BABYMETALがMステに出演する、と同業の友人にメールをしまくったので、その返信メールが沢山届いた。
こんなことでもないと、携帯のアドレス帳に登録した友人へメールをすることもないから、良い機会だと思ってる。
このブログで何回か書いてるので記憶にある人もいるかもしれない。
BABYMETALは、「さくら学院」という小中学生だけの成長期限定ユニットの部活動、重音部から派生したものです。
だから、BABYMETALで驚いていてはいけません。
さくら学院のDVDなんて観ると衝撃ですよ。
BABYMETALの両サイドの小さい子~ゆいメタル、とか、もあメタル~が貫禄たっぷりに見えるのだから。
クリニックに初めてBABYMETALのポスターを貼った時の、スタッフや患者さんからの反応はすこぶる悪かったです。
「あれはヤバくないですか?」という反響の嵐でした。きっと、ロリコン=変質者=犯罪のイメージの匂いがしたからでしょう。
しかし、ようやっと、こうしてMステなんてメジャー番組に出れて、周囲の反対を押し切って、さくら学院のポスターを貼り続けてきて良かった、と自分を誉めてあげたいです。
さて、そんな僕は建国記念日の今日、中野サンプラザに「上坂すみれ」という声優のライブを観に行きました。
上坂すみれを観るのは初めてです。何のアニメの声優をやってるのかも知りませんでした。
半年くらい前に、Hちゃんに「上坂すみれ、きっとセンセー、好きですよ!」と言われて頭のスミにその名前はありました。
ぴあ、や、イープラスが僕の好きそうなライブがあると知らせてくれるシステムがあり、そこに「上坂すみれ」がありました。
僕は、2月11日は何の予定もないので、軽い気持ちで申し込みました。そして、チケットはとれました。
長きに渡る大の上坂すみれファンで、今日のイベントは何を差し置いてでも行く、という人は一定数いるのだろうと思う。
もし、そういう人で、チケットがとれなくていけなかった、と今、嘆いている人がいたらすみません。
私のようなものが横入りしたせいですね。申し訳ない。
僕は前から、特に落語などキャパが狭いものは、チケットがとりにくく、オークションに高額で出てるのをみて溜息をつく。
あきらかに転売目的で買ってる奴がいる。
それなら、チケットを買えるのは、試験問題をやって受かった人だけにすればいいと思ったりしていたのに、です。
中野サンプラザのキャパは2000人だそうだ。
これをフルハウスにするには僕のような人を動員する必要があるのだろうが、そのせいでずっと応援してたファンがいけないのは悪い気がする。
そんな訳で、僕は今日、あえて、ゼロの知識で臨む事にした。つまり、まったく予習しないで行く。
最近はインターネットのお陰で、すぐに俄ファンになれる。
今回は、あえて付け焼刃的な一夜漬けを排除して、イベントに参加する。
新参者に優しくない会かもしれない。しかし、ナマジッカな知識が無い方が全身全霊で挑める。
これこそが、チケットを取れなかった、本来そこに行くべきファンへの誠意だとした。
先日の大雪は東京では、13年振りだそうだ。
あの真っ白な世界が、東京と自分の汚い部分を覆い隠したように感じた。
隠されて初めて実感するものもある。
僕はチケットを握り、行きなれた中野の駅に着く。
情報は、チケットに記載された「上坂すみれ 革ブロ総決起集会」の文字だけだ。
革ブロ、が何の略なのかはさっぱり判らない。総決起集会、から想像するのは全国から猛者が揃う。
開演10分前に入場した。
グッズ売り場が長蛇の列。もうすぐ開演だというのに。
オープニング前の会場にはソ連の軍歌みたいものが流れている。
ステージには半透明のスクリーンがあって、開演とともにそこにソ連の軍隊(?)の行進みたいな映像が流れ、スクリーン越しに上坂すみれがいる。
1曲目が終ると、スクリーンが取っ払われ、舞台と上坂すみれが見えた。
結論から言うと、初めての人にも親切な会だった。
上坂すみれのヒストリーを、ロシアの世相の変化と絡めて、紹介するVTRが面白くて判りやすかった。
立川談志がよく「知ったら常識」と言っていたが、確かに、すぐ知った気になった。
上坂すみれは、「すみぺ」と愛称で呼ばれている。
すみぺ(早速、使ってみた)は、上智大学のロシア語学科に在籍中で、ロシア語が得意だ。
すみぺはサブカルの影響を強く受け、中野ブロードウェイの隅々まで知り尽くしていた。
なので、今日のステージを飾る舞台のオブジェは中野ブロードウェイを表現してるようだった。
それに旧ソ連の共産党体制や左翼運動をオマージュしたスパイスがかかるが、政治性はなく世界観のようだった。
僕がさんざん悩んだ「革ブロ」とは、「革命的ブロードウェイ主義者同盟」のことで、ブロは中野ブロードウェイの略だった。
そうか、それで中野サンプラザか!近くだものね。
革ブロ(早速、使ってみた)は、趣味人(多分、オタクのこと)の社会的地位を向上すべく、「生産・団結・反抑圧」をスローガンに、
「同志諸君(ファン)」と「決起集会(イベント)」を重ねて、最終的には「国家」を樹立することを目標としているらしい。
だから、建国記念日の2014年2月11日に第1回決起集会が行われたのには意味がある。
ちなみに、結成が宣言されたのは、丁度1年前の建国記念日、2013年2月11日だそうだ。
そういうと難しく聞こえるが、ライブは楽しかった。
歌も2曲、知ってた。
ステージの演出も良かったと思う。ビジュアル的に飽きなかった。
サービス精神も旺盛で、会場の中を2階席から通路をぐるっと周り、自ら中野ブロードウェイで買って来たという物を配って回った。
おそらく、まんだらけあたりで買った古本とか変な小物とか変な人のポストカードとかだ。
初めてみた。ファンが、アイドル(アーティスト)からのプレゼントを譲り合ってるところ。これぞ共産主義?いやげもの、ですね。
すみぺは、歌唱力がすごくあるかって言うとそうじゃなく、運動神経が良いかっていうとそうでもなく、飛び切りの美人でもない。
なのに、Hちゃんが「上坂すみれ、きっとセンセー、好きですよ!」と言った意味が判った気がする。
革ブロとは、要は、普段、オタクは世間から不当な扱いを受けているから、なんとかしよう!、という感じの集まりだ。
冒頭に書いたBABYMETALのくだりと共通するものがある。
言われてみると、スクールカーストでは、いまだアニメは序列が低いらしく、趣味を学校では隠している人が多いのも現実だ。
好きな物を好きと言うだけで、馬鹿にされたり、いじめられたりするのだ。悲しいものだ。
すみぺは、さしずめ、ロリータ・ファッションを着たオタク会のジャンヌ・ダルクと言ったところか。
そう言えば、すみぺは戦車とかも詳しかった。下がロビーにあったお花。↓。


今日、会場では、第2回決起集会の日時と場所が発表された。
2015年2月11日、中野サンプラザ、だって。
1年後!
ちょっと、間隔、開き過ぎじゃないかしら?
明日から、クリニックは再開です。火曜が祝日だと、すごく長く休んだ気がします。
今週はバレンタインシーズンなので、受付からチロルチョコが配られます。
女子にもあげます。チョコが嫌いな人や糖尿病の人は断ってくれて構いません。
チロルチョコも色んなバージョンがありますね。今年は、くまもんや「進撃の巨人」もありますからね。
次回こそ予告ブログ「生きること、死ぬこと」を書きます。
BGM. 上坂すみれ「げんし、女子は、たいようだった。」


今日は自由ヶ丘~美容院

10/Ⅱ.(月)2014 くもり
今日は美容院に行きました。
髪の毛の色は、ブリーチとか、しまくったので、もう美容師さんから「ドクターストップ」状態。
よって、今日は紫っぽいカラーで、サイドと後ろを刈り上げました。
一昨日、大雪でまだまだ寒い季節に刈り上げる馬鹿もいないと思いますが、そこは、ホラ、お洒落は我満だから。↓。

この写真だと判らないかもしれませんが、僕がかけてるメガネは「なりきり・きゃりーキッズめがね」と言います。
近くで見ると、緑色に紫のドットがデザインされています。↓。

それに合わせて、爪もジェルネイルしました。
シェラックというのもあるので違いを聞いてみました。
簡単に言うと、ジェルは爪を削り、光を当て、時間がかかります。
シェラックは爪を削らないし、時間もかからないし、少し安いみたい。
ただ、今の所、あまり色んなデザインは出来ないらしい。
だから、ポップにしたいんなら、ジェルの方が良いそうです。
と言う訳で、ジェルにしました。こんな仕上がりです。
きゃりーめがねの緑を模してベースに使い、銀やピンクのキラキラを散りばめ、右の人差し指と左の薬指はラメを施しました。↓。

帰りがけ、美容師さんに<こないだ横浜アリーナに、きゃりーぱみゅぱみゅのライブを観に行って>と話しかけました。
すると、美容師さんは、「それで、今日、きゃりーの服、着てたんですね」と笑った。
こういうところが良いのだ。気付いてても、話しを振って来ない。
話しかけるのがサービスだと思ってるんじゃないか?と疑いたくなる美容院が多い中、安心できる場所だ。
そして、僕は会場限定販売のタオルを<おみやげ>と言って渡して帰って来た。
話は全くかわるが、今、ローソンで十六茶を買うと、まど☆マギのトランプがついてくる。まだある。欲しい人、急げ!
BGM.  山口いづみ「緑の季節」


今日は葛飾~しょこたんの音返し巡業

9/Ⅱ.(日)2014 昨日は大雪
今日は、中川翔子の「しょこたんの音返し巡業」というトーク&ライブショーを観に葛飾まで行きました。
かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールという場所です。
京成線の青砥という駅が最寄りでした。あおと、と読みます。
都営浅草線で押上から京成線は連絡しているはずなのですが、昨日の大雪のせいで京成線のダイヤが乱れていたため、
押上で一度降りて乗り換えて行きました。
葛飾、結構、遠いです。
しょこたんは雨女で有名ですが、ついに雪女になってしまいました。もはや、妖怪。
トーク&ライブの前半は、司会者としょこたんがトークをします。
と言っても、しょこたんは1人で喋ります。客席の方にも入って行き観客にマイクを向けます。
しょこたんは中野ブロードウェイにある自分のブランド「マミタス」の可愛いワンピースを着て登場しました。
BEAMSが協力して作ってくれた物だそうで、胸に「NKGW」のロゴが。(僕も作ろうかな、白衣の胸に「KWHR」のロゴ入れて)。
で、そのワンピースのスカートの丈が割と短いのです。しかし、しょこたんはそんなこと構いやしません。
ドンドンと客席の方に行き、マイクを伸ばします。爪先立ちして、手を伸ばします。
司会者は、しょこたんの暴走を制止したり、パンツが見えそうなったら注意したり、残り時間を気にするタイムキーパーの係です。前回の木更津では「100分」の予定が20分オーバーしたそうです。今日は初めから「120分」になっていたそうです。
会場では、4月2日に発売される4thアルバム「9lives」のジャケ写がメディアよりも1日早く解禁されました。
しょこたんが猫を抱えています。
後半のライブ・コーナーでも、このアルバムからの新曲がいくつか披露されました。
しょこたんは5月に舞浜アンフィシアターという東京ディズニーリゾートの中にある会場で、バースデーライブをやります。
「TOKYO SHOKO☆LAND」と言って、テーマパークっぽいコンセプトです。
今年は5月4日&5日、2日続けて昼夜2回公演です。僕は4公演とも観に行くつもりです。泊まった方がいいかな。TDRに。
しょこたんの誕生日はこどもの日で、今年で「29レベル」になります。
アニメだと29才は、「エヴァンゲリオン」の葛城ミサトとか「クレヨンしんちゃん」の野原みさえと同じだそうです。
どこかで使えそうな豆知識じゃないですか?これを是非、皆さんに教えてあげようと思って記事にしました。
ちなみに磯野波平は54才で、計算だと僕が中1の時、中3です。
向うは声優さんは変わっても、キャラクター設定の年は変わらないから、あと2年もすると、俺と波平、タメですよ。
BGM. 中川翔子「snow tears」