憬れのハワイ航路⑤

あくる日。
朝食はホテルのバイキング。その後、ホテルのラグーンに行く。ここは、入江なので、波に流される心配がない。やしの木の下に、パラソルをさしてもらう。脳内に、斉藤哲夫の声で♪今の君はピカピカに光って~あきれかえるほど素敵~♪とCMソングが流れ、辺りを見回してから、やおらTシャツとジーンズを脱ぎ捨てビキニ姿になる宮崎美子の幻視を懐かしむ。
足こぎボートを借りて、入江をグルリと遊覧。


脳内に、小泉今日子の声で「半分少女」の一節が流れる、♪入江まで~逢いに来てよ Tonight  流されて~何処へ行くの? 肩と、胸と、そして髪が触れ合うから~そこだけが大人びてくるの~ Hold Me Tight~♪。
しかし、入江は波が全然来ないので、面白くない。早々と引き上げる。それから昼食の前に街へ。有名ブランド店の大きな看板があったから、ブラリと冷やかしで入ってみてビックリした。
そこは「DFSギャラリア」という免税店だった。お名前は存じ上げていた、バスの停車場の名前だったから。でも、まさかこんな綺麗なビルが、免税店とは思いもよらなかったからビックリしたのだ。
僕はてっきり免税店というのは、アメ横みたいなところをイメージして、グレート東郷や大橋巨泉みたいな店主がいて、値段の駆け引きをせねばならないのかと、勝手に思っていた。やはり、妄想で現実を判断してはいけないな。僕はあまり、こういうブランド店には興味がないらしく、15分くらいで全フロア、見終わった。
その後、またヤミーでBBQを食べ、ホテルに帰りトランプをする。ページュワンとスピードで勝負。
明日は帰国だ。朝が早い。あっという間だ。やっとハワイアン文化にも慣れてきたところでおしまいだ。そう言えば、石井慧もこの辺で練習をしていたのではないか?。近くのフードコートに石井の写真が飾ってあった。僕が、日本を留守にしている間に気になることといえば、マット界の動向だ。どうなっているのだろう?。
日本の精神医学界は、そんなに変わりはないだろう。
夜ご飯は、近くのフードコートへ。
「ここではお客様のわずらわしさを省くため料金にチップをあらかじめ入れてあります」との張り紙。
チップ?。…と、ディール?。
あっ、ハワイ滞在中、チップなんて発想、ゼンゼンなかった。そうかぁ~、そういうの払うべきだったのかぁ。チップなんて、クレージーキャッツの映画で無責任でホラ吹きキャラの植木等が、「君、君、とっときたまえ」ってやってるのしか思い浮かばないぞ。次回からは、気をつけよう。と、日記には書いておこう。
しかし、「郷に入らば、郷に従え」だ。そういえば、中学の時の教師がウケ狙いで「郷に入らば、郷ひろみに従え」と言っていた。「壁に耳あり、障子に東海林太郎あり」とも言っていた。覚えてようとしてないのに、忘れられない。
帰り支度、ホテルのセーフティーBOXにしまったパスポートをあやうく出し忘れて帰るところだった。危ない、危ない。
夏休みも終りだ。日本に帰るぞ~。
BGM.A面 キャロル「夏のおわり」/B面 ザ・ワイルドワンズ「想い出の渚」


2 Replies to “憬れのハワイ航路⑤”

  1. 日本のマット界、少なくとも総合格闘技は
    いわゆるガラパゴスのままで変わってないと思います。
    K1まで含めろと、サダハルンバさんが
    相変わらずポストマサト探しに必死になっています。

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