寝坊せず、無事、午前中に来日を果たす。
「けいおん!!」ブルーレイ⑤巻の引き取り期限が今日までだったので、その足で渋谷アニメイトへ。無事、受け取る。 お腹が空いたので、近くの長崎ちゃんぽんの店で皿うどんを食べる。半日で、ソウル→羽田→自宅→渋谷→長崎を移動する。自分がどこにいるのか…訳がわからなくなる。
家に戻り、昼寝をする。たくさん夢をみた。長門有希の相談にのったり、髪をピンクに染められたり、嫁姑の板ばさみにあったり、怪しい儀式に参加したり、と大忙し。目が醒めたら、こんなにいくつも夢をみたのに、2時間しか経ってなくて驚いた。 浦島太郎の戸惑いだ。テレビをつけたら、北朝鮮が韓国にミサイル(?)を撃ったと言ってて、2度ビックリ。
自分のことしか考えずに言ったら、トットと帰ってきて良かった。
BGM. おニャン子クラブ「お先に失礼」
韓その6~シンさん!
明日、日本に戻る。ホテルのチェックアウトは朝の5時だ。夜にシンさんから「朝、早くて大変だから、5時45分に遅らせましょう」と電話があった。ホテルにメッセージも届いていたが、「読まないといけないから」と何度も電話をくれてたみたいだ。 「わざわざ、どうもありがとう。シンさんのシンは、親切のシン」と言うと、「いえいえ…」と電話口で恐縮していた。
行きのバスで、シンさんは、「韓国は元々、儒教の国だが最近は様変わり~」と言っていたが、僕らの出会った韓国の人は、 商売だけでなく、皆、親切だった。人柄がとても良かった。日本も、海外の人にそんな風に思われる国でありたい。
BGM. 歌謡ヒット・イン・ディスコ’76「ソウル これっきりですか」
韓その5~水晶!
ロッテ百貨店の地下にある「水晶社」(スジャンサ)というお店でパワーストーンも作ってみる。 なんでも、ここの‘先生’は生年月日や干支や人相から、その人に足りないものをストーンで補ってくれるのだという。 韓国は、大変な占いブームらしく、高いお金を払って占ってもらったあと、このお店に行ったら、まったく同じことを言われた…という人もいるそうで、評判のお店らしい。しかし、この‘先生’は「自分は占い師ではないから」と見料はとらない。 その上、日本ではとても高価な天然石が安く買え、お得感2倍である。‘先生’がいつもいるかどうかはわからず、そこも運次第。
僕らがご来店された時には、好運にもその‘先生’はいらっしゃられて、拝見してもらった。 「あなたは大丈夫。ただ、お酒は控えて!」、とどこでも同じことを言われる。ちなみに、その‘先生’は馬年だそうで、僕は虎年。虎と馬は相性が良いらしい。それは、‘トラウマ’…って言葉遊びではなく、虎は強いから馬くらい強くないとダメなんだそうだ。 まさに、ウマが合う。
オリジナル・ブレスレットは日本に送ってもらうことにした、送料サービス。
BGM. よしだたくろう「馬」
韓その4~焼肉!
焼肉も食べてみた。韓国の焼肉は、お肉を野菜やキムチと一緒に食べる。一皿で2人分はあり、とにかく色々出てきて量が多いから注意が必要。店員さんが、こっちが何もしなくても手際よく、サッサッと焼いて、ハサミで肉を食べやすいサイズにカットしてお皿に乗っけてくれる。これで、口まで運んでくれたら、お母さんみたいだ。
日本では「和牛」が1番だが、韓国では「韓牛」が1番だそうだ。下は、焼肉屋。↓。
焼肉屋を出て気がついた。辺りには、イエス様やマリア様の像を売ってる店が多い。冷麺の次は、アーメンか?。↓。
その心は、近くに明洞(ミョンドン)聖堂があったからなのだ。ネオ・ゴシック様式、レンガがきれい。↓。
BGM. プラターズ「谷間に三つの鐘が鳴る」
韓その3~エステ!
エステにも行ってみた。ここの店は、なかなか評判がよいらしい。↓。
熱い石を使って、背中や足をマッサージしてくれる。おかげで、耳の後ろや鼻の回りのカサカサがよくなった。 僕にはそういうところがあり、たとえば神様をお参りするとすぐいいことがあり、病院にお見舞いに行くと具合が悪くなってしまう、いわゆるひとつの、ナイーブな、霊媒体質なのだ。
BGM. 武田久美子「びんかん…してます」
韓その2~明洞(ミョンドン)
ナンタの公演が行われたのは、明洞(ミョンドン)というソウルの中心にある繁華街で、化粧品屋が多い。 地元スターの等身大の看板が店先に大勢立っている。
明洞(ミョンドン)通りには、屋台もたくさん。オデンや、トッポッキや、どデカいシュークリームや、カルメ焼きや、靴下屋や、 トラックの荷台いっぱいのみかん屋もあった。↓。
どさくさにまぎれて、猫カフェの客引きまでいた。…うちの迷子の仔猫ちゃんは、どうしてるかしら?
BGM. 中川翔子「CAT Life」
韓その1~ナンタ!
ブロードウェイ(中野ではなく、ニューヨーク!)でも上演されたという、「ナンタ」を観る。ナンタとは、乱打の意味。
舞台は、結婚式場の厨房。式まで、あと1時間でフルコースのメニューを作らねばならない。 そんな設定で、4人の料理人が包丁やまな板やお鍋や泡立て器など厨房のあらゆる道具を使って、軽快なビートを乱れ打つ 打楽器パフォーマンス。
1時間で間に合わせるため観客も舞台にあげて手伝わせる演出なので、なるべく演者と目が合わないように注意した。 子供の時に行った「木馬座」を思い出した。
いわゆる「オチ」にも観客が絡んでいて、グルーブ感が満載だ。まぁ、「オチ」の内容を云うのもヤボなのでよしておくが、秘密にするほどのトリッキーな「オチ」でもない。どこまでも続けられるパフォーマンスのどこかに落し所をつけなければいけない。 そういう意味では、納得の行く平和的な「オチ」だった。
リズムとテンポとアクロバティックな動きで、観客を喜ばせる。これは、舞台から客席に投げられたボール。↓。
こういうのを見せられると、世界に通用するエンターテイメントって、動きやリズムが主軸にあるんだなぁ、と思う。 だって、言葉がわからなくても面白いもの。
その逆、「落語」や「漫才」は日本人以外には通用しないな、とあらためて思わされた。でも、そこが優越感でもある。
BGM. 世良正則&ツイスト「あんたのバラード」
ソウル!
20/ⅩⅠ.(土)2010 寒い
夜にソウルに着く。時差がない、というのが驚きだ。
ソウルの人口密度は、東京より少し高い。韓国といえば大家族のイメージだが、最近は変わりつつあり、ほとんどが核家族で父・母・子供2人がポピュラーだという。それは、親の方が同居を嫌がるからなのだそうだ。
韓国は儒教の教えがあり、それは子供の教育はしっかりして、子は親を敬う。昔は、子供は畑仕事などをしたが、今は畑仕事などない。一方、若い夫婦は共働きが多いから親が孫の面倒をみなくてはならず、ずっといつまでも孫の面倒をみることになり、それを嫌がるのだという。勿論、全くみないという訳ではなく、実家から10分くらいのところに若夫婦がアパート(日本でいうマンション)を借り、スープの冷めない距離を保つらしい。
韓国も、幼稚園・保育園事情が大変で、私立はお金がかかり公立は競争率が高く「共働き」や「3人以上子供」などが優先され、そうなるとやっぱり親に預けるのが一番良い!となる。そうは言われても、孫を少しみるならいいが、1日相手するのは大変で、おまけに食事の支度など家事も2倍になる。だから、現在、韓国で1番ストレスを受けているのは、50代の女性なのだそうだ。
ソウル空港からホテルまで、ずっと凸凹道、まるでトロッコに乗ってるみたいに、マイクロバスは僕らを乗せてガタゴトしていた。上記した最近韓国事情は、そのバスの中でシンさんというガイドさんから聞いた話。 ななめ分けのロングヘアーで、田丸美寿々似の上品な美人ガイドさんだった。ホテルは、「ソウル新羅ホテル」。
BGM. RCサクセション「Sweet Soul Music」
羽田!
20/ⅩⅠ.(土)2010
この休みは、韓国へ。羽田から国際線が飛ぶようになり、空港では提灯をたくさん下げて、広場では歌舞伎みたいなのをやって、‘和’をアピールしていた。
そんなインターナショナルな気分におだてられ、「ポケット英会話」を買おうとしたら、「買うなら、ハングル語じゃない?」と突っ込まれた。そうか!「外国=英語」だと思っていた…。
行きの飛行機では、Hちゃんから借りた諸星大二郎の「壁男」を読む。これは短編集で、「遠い国から」という異国をさまよう 4部作が気に入った。
BGM. 休みの国「追放の歌」
何かいいことないか子猫チャン
19/ⅩⅠ.(金)2010 あたたかい
昨日の帰り、夜の11時ちょい前、大岡山駅に変な電車が停まってたので写メしておいた。↓。
電車に詳しいS君によると、これは東急線の軌道検測車という安全確認のための電車らしい。 新幹線には「ドクターイエロー」という同様の目的の車両があるそうだ。「ドクターイエロー」を見た人には、いいことがあるらしい。僕にも何かいいことないかな、迷子の猫が帰ってくるとか。
小学校の時、♪線路は続くよどこまでも~♪という歌を音楽の授業で歌わされるのを断固として拒否した思い出がある。 丁度、「巨人の星」に夢中になってた頃で、星飛雄馬が「ボクは父ちゃんの操り人形じゃない!」と自己主張してた時期だ。 だから、この歌から「親の引いたレールに乗る」とか「学校の言う通りにしないとレールを外れた」と言われる、という風なことを 連想し、さらにそれを、♪僕らの夢乗せて~つないでる~♪、と強引に洗脳しようとする大人や教師の陰謀に立ち向かうことで、 星飛雄馬と自分を対等と認めたのだ。まぁ、実際には、音楽の時間に「線路は続くよ」歌わなかっただけなんだけど。
時は進んで中学の頃、国鉄が大規模なストをして学校が休みになった。ニュースは、それでも働かなければならない大人たちが線路を歩いて出勤する姿を流した。僕は、苦々しく、「線路かぁ」と思ったものだ。
そんな僕も今では毎朝、電車に乗ってクリニックに来ている。車両に詰め込まれた自分を、「ドナドナ」の子牛みたいだなと思う。ベルト・コンベアで運ばれてるみたいだとも思う。でも、タモリ倶楽部の影響で、鉄道は、最近少し、好きになっている。
BGM. 五つの赤い風船「これがボクらの道なのか」