久しぶりに、夢日記。

18/Ⅰ.(火)2011 寒い冬
(これから書くことは全部、夢の話です)。
・子供が不治の病にかかってしまった。「怖いよ~、怖いよ~」と怯えている。かわいそうに…。僕はギュッと抱きしめて、「大丈夫、大丈夫。俺がついてるから。必ず、Eお医者さんを見つけてあげる」と耳元で言い聞かせる。姉が「何、泣いてるの?」とからかいに来るが、「これはね、とても深刻な問題なんだよ。笑うところではないんだ」と諭すと姉も           理解する。家族一丸となっていくしかないんだ。
一方、クリニックは5周年の記念のパーティーを一流ホテルのレストランを借り切って行われることになっていた。仕事は上手く行ってるが子供が病気になってしまい、やるせない気持ちになる。神様に、どうぞ逆にして下さい、とお祈りする。
それでも、クリニックのために、続々とゲストはお集まりになる。素敵なパーティー・ドレスを着てエスコートされてお車を降りて赤い絨毯の上を歩いてくる女性や、立川談志師匠も紋付袴で駆けつけてくれた。たくさんの方がお集まり下さった。
司会進行のインテリ美人派のテレビ局アナウンサーは、僕の用意した資料に難癖をつけて、「これではワカラナ~イ」と外国人の様に両手を広げ、手の平を上に向けて、肩をすくめて、しょっぱい顔をした。
仕方ない。自分でやろう。マイクを握り、「皆様、今日はお集まりいただいてありがとうございます。おいしい料理をいただいて、皆様とお話できればと思います。それでは、まず1曲!」と、なぜか、僕は即興で自作の歌を歌った。
♪テリー、カモ~ン!テリーは、特別だ~よ。テリー、カモ~~ン!テリーは、特別だぁ~よぉ~♪、って。
でも、「テリー」なんて知り合いは、てんで身に覚えがないんだ。
…そんな夢をみた。
BGM. 沢田研二「あなただけでいい」


馬鹿の番付け

14/Ⅰ.(金)2011 寒い
大晦日の「Dynamite!!」の青木真也vs長島☆自演乙☆雄一郎の試合の地上波解説陣の面白さは以前にも紹介したが、
なんと「紙のプロレス」が2月号で、魔裟斗&須藤元気&谷川プロデューサーの実況解説を、紙上で再録してくれている。
このVTRは全くもって面白いので僕は何度も観て大体のセリフを覚えてしまったが、改めて文章で読むとまた格段と面白い。
さすが、紙プロだ!、よくこんな馬鹿な企画を考えた。
サブタイトルの「声に出して読みたい!」というのもイカしてる。
馬鹿騒ぎな大会の馬鹿みたいなカードを馬鹿みたいに解説している実況を、正月早々のトップ記事にもってくる馬鹿馬鹿しさ。
それを喜んで、こうしてここに紹介している自分が一番の馬鹿みたいだ。
「馬鹿」で思い出したが、「野ざらし」という落語のまくらに、‘馬鹿の番付け’というのが出てくる。
西の大関は‘醤油を三升飲んだ奴’で、こいつを西へ追いやって、堂々と東の大関を張ったのが、なんと意外や‘釣りをする人’。
なぜ‘釣りをする人’が馬鹿かというと、水の中に魚がいるかいないか判らないのに、そんな所にノウノウと糸を垂れてる奴は、‘
馬鹿の親玉’だということだそうだ。
ここから「野ざらし」の噺に入っていく。
立川談志は、このまくらの後、1つジョークを入れた。
「こないだ馬鹿な奴を見たよ。釣れもしないのに、一日中、ジッと糸を垂れてる奴」。
<なんで一日中ってわかるんだ?>。
「だって、俺、一日中、見てたもん」。
<お前が、一番、馬鹿だ>。
そんな感じかな♪。
BGM. ウルフルズ「バカサバイバー」


談春

8/Ⅰ.(土)2011 新年初日
今日から、外来スタート。
家に帰ったら、立川談春から今年の独演会「アナザーワールド」のお知らせを兼ねた賀状が届いていた。

僕が、談春の「赤めだか」の中で好きなのは、立川談志が「師匠が弟子にしてやれるのは誉めてやることくらいかもしれん」と、酔っ払って言う所で、なんだか、親心と通じるなと思ったから。
アナザーワールドは、3~6月、成城ホールでやる。
BGM. 吉田拓郎「春を待つ手紙」


床屋

7/Ⅰ.(金)2011 明日から仕事
今日は、からだのメインテナンスをしよう。
まずは、南波先生に体をみてもらう。胃の後ろが張っていると。台湾での暴飲暴食がテキ面だ。
その後ステラの3軒隣の床屋で散髪。僕は小学校の頃から近所の美容院で切ってたから床屋に入るのなんて40年振りだ。


今年は、クリニック5周年ということもあり、スッキリとスポーツ刈りにしよう。
床屋のおじさんは白髪で、「本当に?バッサリ?抵抗あるなぁ。本当に?」としつこいほど聞く。鏡越しに「いいです!」と言うと、「よし!」と気合を入れた。今年1番の大勝負みたいだ。
ハサミを入れてからは、速い!。僕が、「前髪を少し残したい。漫画トリオの時の横山ノックみたいに~」と言うと、「ああ、アレね~。昔の人だね~」と話の呑み込みも速い。僕は今まで何軒も何人もの美容師さんに同じことを言ったものだが、誰一人として通じたことがなかったのに。床屋、おそるべし。
おじさんは、「肌が弱いね~。胃が悪いんだよ」と、南波先生と同じようなことを言った。床屋、おそるべし。
おじさんは、「こっちの方が清潔感があっていいね。案ずるより産むが易しだ」と言い、ハサミを持つと性格が変わるのか?、「この頭じゃ、フツーだな。そうだ、前髪だけ、金色にするといい。その位、冒険してもいいね。自分で買って、するといいよ」とあまりにも勧めるから、「じゃ、そうして」と言うと、「えっ?本当に?本当?やっちゃうの?」とさっきの弱腰な性格に戻っていて面白かった。
前だけ「金」で後ろは「黒」なんて、虎刈りだ。今年は、うさぎ年なのに。1週遅れのトップ・ランナーか?。11年先取りか?。
BGM. 大志田礼子「ノックは無用」


台湾紀行~⑥大人物

6/Ⅰ.(木)2011 台北松山
帰国の飛行機を待つ間、台湾$が少し残ってたので空港内のお店を見物。すると、魅力的な中国の有名人フィギュアを発見。フルコンプリートしたかったが、家族に見つかり「3つまでにしなさい」との制限がかかる。結局、4つになる。
下の写真が、それ。不勉強で誰が誰かはわからず。わかる人がいたら教えて下さい。1枚目の2対はセット売り。



買ったはEが、どこに飾ろう?
BGM. 鹿取洋子「ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ」


台湾紀行~③フカヒレ

5/Ⅰ.(水)2011 夜
フカヒレを食べに行こう。このお店。

タクシーを拾って店の前でおろしてもらう寸法が、運転手がよく知らなくてとんでもない所でおりてしまった。途方に暮れていたら、犬を散歩させている女の人が親切に教えてくれてなんとか辿り着く。ありがとう。
これが、フカヒレ。↓。

他に、アワビとロブスターも食べる。上等な紹興酒ものみ、しあわせ。明日が、最終日。
BGM. 松本伊代「チャイニーズ・キッス」


台湾紀行~②観音さま

5/Ⅰ.(水)2011 第2日
龍山寺に行く。龍山寺はご本尊さまとして観音さまをお祭りしているが、他にも「航海の神様」「受験の神様」「三国志の武将」「財運招来」「悪霊退散」「勝負必勝」「商人の神様」などの諸神も併せてお祭りしている。
このお寺は、清時代の乾隆3年(1738年)に着工し、同年5年(1740年)落成したもので270余年の歴史がある。
現在の伽藍は、民国42年(1953年)に再建修復されたもので、反り返った屋根の上から今にも飛び立つのではないかと思わせる鮮やかな瑠璃色の瓦の龍や鳳凰は、以前にも増して豪華絢爛となり、中国の伽藍建築を代表するものだ。↓。






さすが龍山寺だけに龍がたくさんいる。お寺の中の池にも龍がいて、ドラゴン・ボールを握っていた。↓。


龍山寺のご本尊は観音さまであるが、観音さまといえば、僕の実家の割と近くに大船という駅があり、その駅の近くの山の上に立派な大きな真っ白な観音さまが建っている。
小学校の時、休日に横浜や東京のデパートへ向かう時や、中学の登校時に左手にみえる観音さまはやさしく微笑んで見守ってくれているようにみえたが、帰りの暗がりの山の中にライトアップされる観音さまは何故かそら恐ろしくみえ、小学校の時も中学の下校時も大船駅に近付くとなるべく右側をみないように顔をそむけるクセがついた。無意識の罪悪感が反映されていたのかもしれない。
そんな僕はドリフターズ世代であるが、少し背伸びをしてクレージーキャッツを面白がっていた。クレージーといえば植木等の無責任男を連想される方も多いだろうが、実はこの植木等は根は真面目で、自身は本格的な歌手になることを夢見ていたという。
だから、青島幸男作詞の「スーダラ節」の♪スイスイスーダラ・ラッタ、スダラタ・スイスイスーイ♪という歌が来た時には、真剣に「この歌を歌うべきか?」と悩んだらしい。悩んだあげく植木等は父親に相談したという。
植木等の父親は浄土真宗の和尚さんだったが、変わった人で、戦時中に若者に「戦争に行くな!」と説教するようなアブナイ人だったらしい。
そんな植木等の父親はスーダラ節の歌詞をみて、「この青島君というのは、素晴らしい!わかっちゃいるけどやめられない、というのは親鸞の教えだ!」といったような趣旨のことを言い、悩める我が子の背中を押した。吹っ切れた植木等はまるで振り子が逆に振り切れたように、日本一、C調で、無責任なスーダラ男へと変貌したのである。

あの底抜けの明るさで高度経済成長期の日本人の心を救済したのである。これこそ、まさに悟りの境地ではなかろうか。
そんな話を、植木等が自分の父親について書いた「夢をくいつづけた男」という本で知り、僕は親鸞に興味を持って調べてみた。
僧侶の女犯妻帯を初めて認め自分も公然と実行したのは親鸞だった。親鸞がこの女犯問題についての確信を掴んだのは、京都の六角堂に籠った時の夢によってだった。夢に観音さまが現われてこう言った。
「仏教者が前世の宿業によってたとえ女犯するようなことがあっても、私=観音が女となって犯されてやろう。そうすれば、肉体は女でも実体は私=観音とすりかわっているのだから、けがれにはならない。こうして、一生の間、身をきれいにしてやり、死の際は導いて極楽に再生させてやろう」。
なるほど、というわけで、親鸞は女犯の解禁実行を悟るのであった。
クレージーキャッツ経由で、このエピソードを知ったとき、親鸞の観音さまと大船の観音さまが頭の中で二重映しになって、何とも言葉で表現できない、合点がいったのである。20才前後のことだ。
僕は小さい頃から、何か人生の転機がある時に、必ず聖母マリア様の像か観音さまが崩れ落ちる夢をみる。だからと言って決して悪夢ではなく、僕はその状況を、「あぁ、崩れたな」と冷静にみていて、むしろしっかりしているのである。そんな夢を何度もみる。
第二次世界大戦終戦直前の民国34年(1945年)に米軍の空襲で龍山寺本殿が焼夷弾の直撃を受け、石柱までもが全壊するひどい惨状であったが、このような状況のなかで、本像の本尊、観音菩薩像だけは、無傷のまま端然と連座に端座され安泰だったという。
そのため当時、空襲があると付近の住民は観音さまの膝下は絶対安全だと信じ、多数の人々が避難してきたが、激しい空襲の中、不思議なことに避難者には全く死傷者がなかったという。
そのあらかたな霊験は今日でも人々の間で語り伝えられ、ご加護を讃えておるそうだ。


BGM. 近田春夫とハルヲフォン「COME ON,LET’S GO」


台湾紀行~①ヘソQ

4/Ⅰ.(火)2011 初日
休みを利用して台湾に来た。日本と台湾の時差は1時間、飛行機で3時間くらいで着いてしまう。
気候は日本より少し暖かいが、何故か、建物の中は寒い。韓国に行った時は、日本を夜に出て、夜中にホテルにチェックインするという強行軍だったから、それと較べ、今回は午前に出て昼過ぎに着いたから楽だ。下が、宿泊先のホテル。↓。

ホテルに荷物を置き、「川堂」という店に行く。ここでは、おヘソに3種類くらいのもぐさをつめて90分くらいお灸をする。精養に良いとの評判で、志村けんも来たことがあるようだ。お店の名前の「川堂」の「川」は四川を意味し、「堂」は四川に伝わる武術の女侠流派の名に由来するそうだ。

中国の医療では、「けいらく」という気の流れがあって、それが時刻とともに流れる場所が移るらしい。その一覧をメモにしてきた。↓。

術者の人に、「たとえば‘ひつじ’と‘小腸’は関係あるのか?」と尋ねてみた。すると、‘未’は時刻を表すものだから違う、という。
「それはそうだが、たとえば別の科学的な研究で、‘ひつじ’の‘小腸’は働きが優れている、などという因果関係が偶然に一致したりするものはないのか?」と聞いてみるも、中国では‘未’は動物の羊を表すものではない、という。
それは解る。それはそうだが、‘象徴’という考え方もあるではないか。(小腸のシャレではなく)。‘おばあちゃんの知恵袋’風に、たとえばある文化圏では‘小腸’の病気の時に‘ひつじ’肉を食べるとよいとされている、とか、ドラゴンを退治する時はとにかく沢山食べさせて胃に負担をかけろ、などという風習や言い伝えがあったら面白いと思うのだが、「中国ではちがう」とケンモホロロだ。
「伝統」や「文化」のもつ、「誇り」と「閉鎖性」を痛感する。まぁ、よく考えれば、こっちの言ってることがメチャクチャなので、向こうも困ったものだろう。「外交」はむつかしい。
さて、急に頭を使ったらお腹が減ったので、ショーロンポーを食べに行く。

ここは人気のお店で、4階だてで1番上にはVIPルームみたいのもあるらしい。ヘソ灸の人が言うには、待つときには2時間位待たされるらしい。我々は、スムーズに入れた。店員は、結構、日本語が通じて、日本語メニューもあった。
これが、ショーロンポー。とてもおいしかったです。↓。エビシューマイも、ジューシーでおいしい。

女給のスカートの裾が微妙に短いのが、気になり出すと気になるので、そこだけ注意が必要かも。
BGM. 相本久美子「チャイナタウンでよろめいて」