僕は腕っぷしは強くはないが、ケンカは強かった。
小林よしのり、のマンガ「格闘お遊戯」に、絶対負拳(ぜったい、まけん)、という武道の使い手が出てくる。
メチャクチャ弱いのだが、根性だけで、どんなにやられても、「参ったか?」とほざく奴。それと似てる。
どうして僕がそんなだったか詳しい事情は省略するが、僕は小さい頃から、いつ死んでもいいと思っていたし、
どんな死に方でもいいと思っていた。
だから誰かをどんなに怒らせても、最悪死んでもいいと思っていたから、怖いものはなかった。
ところが最近、死ぬのが怖くなった。それは守りたいものが出来たから。
僕が守りたいもの。それは、ここの場だ。
喫煙所があって、マンガがあって、お気に入りのポスターが飾ってあって、BGMが流れて、勉強できるテーブルがあって、
そこで待ち時間や夜遅くまで勉強してる人がいて、それを受付が見守っていて。
気がつけば、一週間1度も笑わなかった、とか、誰とも喋らなかった、という人もいるから、
お会計の時、受付と雑談したり、なぞなぞのヒントや答え合せをしたりする、そういう場を守りたい。
いつの世も居場所の必要な子(人)はいるはずで、それを残したい。
去年の3月、クリニックを法人化した。母親の名前をもらい、綾枝会、とした。
友人に言わせると、法人化の経営的なメリットはあまりない、という。
死んだ時と、分院を増やす時くらいだという。
小坂先生や漆原先生や中西先生の件で学んだのは、クリニックは院長が死んだ時点で閉院になる、ということだ。
だから、代わりに医者が応援に行っても、そこでは薬も出せないし、紹介状も書けない。
「法人」にしておけば、死んじゃっても、ピンチヒッターがきく。
「法人化」なんて手続きが面倒くさそうで考えたこともなかったが、残された患者さんのことを考えたら、有りだ。
まず、必要な職種や人材を集めなきゃ。
僕が欲しいのは、僕の目の届かないところに目が行く人で、自分の劣ってる、苦手なところを補完してくれる人材だ。
思いつくままに列挙していこう。
・役所手続き
・色んなアルバイト経験がありアドバイス出来る人
・学校のこと、偏差値・受験制度に詳しい
・フロアを回って環境を整備する人
・図工・体育が出来る人
・スマイル担当
・圧力団体(権力者と戦う。街宣車など)
・夫婦喧嘩の仲裁
・不良グループから抜ける時、きちんと筋を通すために一緒に謝りに(ボコられに)付き合ってくれる男気のある人
など。他にも思いついたら後で付け足そう。
不動産に詳しい人に聞いたら、マンションの家賃収入は税金が半端じゃなく、1件持ってても駄目らしい。3-4件ないと。
それは「ラーメン屋」や「キャバレー」も同じなんだって。
1つ入らなくても他が入ればいいし、従業員も回せるって。病院も経営的には、支店を作った方がいいらしい。
今のクリニックは、よく「若い人向けですか?」と聞かれるのは、ガチャガチャしてるからだろう。
もっと落ち着いた雰囲気の支店を作ったらどうか。
刺激に敏感な人やお年寄りのために、川原クリニック・クラッシック。↓。「K」をシルバーにしてみた。
皆さんは意外でしょうが、お年寄りには、カワクリの環境は好評なんですよ、「落ち着く」「楽しい」「病院らしくない」って。
でも、僕は潔癖症みたいなところがあるから、他人(別のドクター)に任せるのは無理そうだ。2号店はあきらめよう。
それでも野望はあって、色んな治療的資源が足りないので、ないなら自分で作ろう、と体調が良い時にはそんな気になる。
夜までやってる薬局とか、良質なリワーク施設とか、フリースクールとか、不登校の子もここに来てれば出席扱いになるとか。
もっと言えば、学校とか。
若い子は体を動かした方が良い子もいるから(そうじゃない子もいる)雨天でもランニング出来るトラックとか。
コミュニケーションがとりづらい子には、トスバッティングとか。
根性を鍛えなおした方が良い子には、三塁ホットコーナーに立たせ、千本ノックとか。
閉所恐怖症の人のトレーニング用に、電車・エレベーター・教室のシミュレーション。
立会人が必要だから、心理の学生などをボランティアに呼ぼう。
心理の学生の研修先や、心理士になった後のポイント更新が出来るような政治的な働きかけもしておこう。
勉強会やセミナー、ミーティングをする会議室も作ろう。
それだけのスペースがあるところと言えば、と考えたのが、渋谷のタワレコ、だ。あそこを買い取る。
名前も、川原クリニック・タワー!
アイドル志望やバンドマンを目指す人のインストアライブ(ストアじゃないが)や美術系の個展を開けるスペースもある。
それでも、まだ空きがあるから、フルーツパーラーも作ろう。
屋上には畑や温室を作って、園芸療法も兼ねる。
屋上の半分には、常磐ハワイアン・センターのような陽気な施設を作ってリフレッシュ。ヌーディスト・ビーチも作ろう。
露出願望の強い人はここにくれば良い。捕まんないよ。
しかし、管理人が必要だ。
蛭子能収の4コママンガで、道を全裸の女が歩いていて、「なんだ?」と驚く背広の男。
さらにまた全裸の女が来て、「どうなってるんだ?」。すると、そこに全裸のおっさんが来て説教をする。
<君、君、服はいけないよ>。
するとオチで背広の男が、「いけねぇ、ここは、裸天国、だった」と言う、裸天国、という作品を思い出した。
そうなのだ、ヌーディスト・ビーチだから、やはり管理人もヌードじゃないとまずいな。
よく、「夜の仕事しか出来ない」と嘆く人がいるが、もしその気になれば、ヌーディスト・ビーチの管理人にならないか?
風俗より稼ぎは減るけど、福利厚生はしっかりします。
そんな風に調子に乗っていると、カワクリ・タワーは、バベルの塔、のように神をも畏れぬ傲慢さから、
天罰が下るか、そもそも分不相応だから、僕がなんらかの罠にひっかかって、世の中からバッシングを受け、タワレコに返却。
明け渡す前に考えた企画は、タワーを48時間開放するから皆さん、好きに壁や建物にいたずら書きをしてよし。
そして、世界ドッキリ映像にあるみたいに、ダイナマイトでタワーを一瞬でペシャンコにして、その瓦礫の上で、
皆で、パラパラ、を踊ろう。パラパラの指導は大平さん。幼稚園のお遊戯でやった経験者。
そしてすべてが終わったら、皆で手をつないで、大岡山に戻って来ようね。
大平さん、パラパラの指導、大丈夫?
大平です。ダイナマイトでフルーツパーラーまでペシャンコになってしまったら、私はショックでパラパラ踊れないですよ。
あと、パラパラを踊ったのは幼稚園じゃなくて小学校の時の運動会です。
BGM. 久保田早紀 「異邦人」
カワクリ・裏メニュー②「いじめ、DV、ハラスメント専門外来」
カワクリ・裏メニューの第2弾は、「いじめ、DV、ハラスメント専門外来」です。
それは、いじめをうけた人ではなく、「加害者」、のためのものです。
いじめた人の心の闇にスポットライトを当てます。DV、モラハラも同様です。
これらの行為は決して許されることではありません。
しかし、結果だけを咎めて、「なぜ、そうしてしまうのか」、にFOCUSしないと、相手を変えてまた同じことを繰り返しますね。
校医で、いじめの相談を受けたことがあります。それは「被害者」ではなく、「加害者」の面接でした。
その子は、親の呼び出しや、生徒指導、校長譴責(けんせき)など、こっぴどくやられて、ふってくされて、投げやりでした。
「どうせ、あんたも同じだろう」という態度でしたが、何度か会っているうちにバターのようにとろけてくれました。
いじめは何があってもいけないことですが、いじめる側にも事情や都合があるでしょうから、その辺を聴いてみたのです。
パワハラを受けた人を助けるために事実関係を診断書に書いて提出したら、パワハラしてる人から自身のカウンセリングを
求めて来られたけれど、まさか二人を同時にみる訳にも行かないので断りました。
今思うと、主治医は無理でも、カウンセラーにまわしてあげれば良かったです。
これらが専門外来を作ろうと思ったきっかけです。
専門外来では、
加害者の①ブレーキの効かなさ、②相手のどこがムカつくのか(それは自分が抑圧してる部分と重なるからか?)
③反省してもまたやってしまう愚かさと自己嫌悪、などをカウンセリングと心理テストで、歴史を振り返り、原因を探り、
解決のお手伝いをする、コース・メニューです。いやな自分とさよならしましょう。
加害者側の心のケアについて皆さんはどう思いますか?
うかいさん、に聞いてみようかな。
こんにちは。受付のうかいです。
「いじめ」という言葉で最初にパッと思い浮かぶのが「ライフ」という漫画と「人間失格」というドラマです。
どちらも学校内なので、わたしの中ではいじめ=学生リンチという構造が出来ているみたいです。
昔見たテレビで
「いじめは大人がしていること。子供はその真似をしているだけ」
と言ってる人がいました。
今では色々な「~ハラスメント」という言葉がありますが
「パワハラ」「モラハラ」なんて言葉は浸透しきっていますよね。
職場内や家庭内でもいじめは存在するみたいです。
いじめとはそもそも何なのか。
調べてみると
「自分より弱いものに対して一方的に、身体的・心理的攻撃を継続的に加え、相手が深刻な苦痛を感じているもの」
と書いてありました。
自然界では弱肉強食という言葉がありますが、
人間には道徳や倫理観がありますし、時代と共に平等精神が濃くなっています。
余談ですが、いじめという言葉は「いじめられる」という動詞からきたものです。
そしてその原義には集団行為かどうかは含まれていません。
1980年代初頭から陰湿な校内暴力が増えて、それが社会問題になりました。
それと同時にいじめという言葉は名詞でも使われるようになったそうです。
学校、職場、家庭、ネット、、、様々なコミュニティの中で人は必至に居場所を探します。
その過程で「いじめ」が発生した場合、簡単にやめることが難しく、逃げられなかったりします。
いじめは場所を選びません。
そしていじめられたトラウマで上手に生きられなかったり、いじめを苦に自殺をしてしまう人もいます。
今の時代はそれがクローズアップされると、ネット上でいじめた側を特定して追い込みます。私刑です。
加害者を擁護するわけでは決してないですが
わたしはこんな流れ、かなしいなぁと思います。
いじめは、だめです。正当化されることではありません。
でも、いじめはだめって言っているだけでは何も解決しません。
よく「いじめられる方にも問題がある」なんて言葉を聞きますが
問題は、みんな、抱えています。
加害者に対し、追い詰めたり制裁を加えるのではなく
内側で苦しんでる部分を汲み取ってあげることも必要なのではないでしょうか。
BGM. 森田童子「ぼくたちの失敗」
私信
3/Ⅹ.(火)2017 小雨 Kocの、にゃんこスター、を繰り返し観てる。アンゴラ村長、かわゆい。姉はもっと可愛い。
たとえば、わかりやすく言うため、極端な言い方をすれば、「クレーム」の類かもしれない。
言ってることはもっともだが、余程の人じゃないとそこまで言わないだろう、という「ナンクセ」とも言えるかもしれない。
それを彼らに伝えても、口にはしないがイライラしているのが手に取るように判る。
そりゃそうだ、「クレーム」や「ナンクセ」だもの。
しかし、この「クレーム」や「ナンクセ」を、簡単に僕は「クレーム」や「ナンクセ」と片付けられない訳がある。
それは何を隠そうずっと僕も思っていたことで、同時に言ってもしょうがないと思っていたし、あきらめていたし、
彼らにはそんなには大切なものではないと思うし、それはそれで構わないし、彼らの勝負する土俵は別の所だと言うだろうし、
それは「正しい」意見だから、そんなことを言うと疎ましく思われるのも嫌だし、言ったら厄介なことにならないとも限らないし、
ただ自分さえ思わないようにしていれば、「ないこと」にさえしていれば、それは「ないこと」になるから、「ないこと」にしようと、
腹に決めていた事だった。だけど容易に割り切れるものでもなく、いつもモヤモヤして、慢性的な欲求不満の原因だったから。
だから僕は驚いたのだ。こんなにうまく言語化した人を。
全然話は変わるが、晩年、立川談志が「イリュージョン落語」を提唱した時、弟子はこぞって「判らない」と言った。
ファンは、談志の話を見聞きしてるし、本も読んでるから、それが何たるか追いつこうとしたが、
弟子たちは「判ろうとしなかった」。志らく以外。
だから談志は志らくに、「お前がいてくれて助かった」と言っていた。
話しを元に戻すが、何を言いたいかと言うと、わかってくれてる人がいて、ありがたかった、という話。
BGM. 吉田拓郎 「海へ帰る」
タペストリーはインビテーション
30/Ⅸ.(土)2017 くもり Mちゃん、おめでとう
新しいタペストリーを買った。
新宿○1でやってる「シャフト展」で、まどマギ、と、物語シリーズ。
皆、おそろ、の白のワンピース着用でカワユイですね。↓。
タペストリーと言えば、待合室の「けいおん」の巨大垂れ幕は、映画化記念の時、ゲットしました。↓。
時折、外から「けいおん」が見えるクリニック、と噂されているとの情報があり、なんだ?、と思っていました。
今朝、外から確認しましたが、別に何も見えません。↓。
昨日、初めて営業で来た人が、名刺とパンフを置いて帰る際、「ここのクリニックのコンセプトは何ですか?」と質問して、
受付を戸惑わせたとの報告がありました(笑)。
カワクリのコンセプトは、狭い意味での病気の人だけでなく、日常の悩みや相談も受けるので、なるべく病院っぽくしないで、
<川原先生のお家に来る>みたいなイメージにしています。
フィギュアやロックやお笑いやプロレスやマンガなど僕の好きなものや、マイブームが飾られています。
クリニックというより、趣味の部屋、ですね。
夜の帳も下りて、ふと、外へ出てみたら、なんと、明暗のコントラストでしょうか、「けいおん」バッチリみえますね。↓。
これにはちょっと驚きです。
クリニックの電話番号は、6240-7255、語呂あわせで、「何ここ?」ですが、知らない通行人は「何ここ?」って思いますね。
でも、そんな方たちに言いたい。
ここはあなたが本当に困った時の、かけこみ寺、です。
タペストリーは、インビテーション(招待状)の旗印です。
中でも、今週の一番人気は診察室の「地獄少女」です。↓。
閻魔 あい(えんま あい)、根強い人気です。
BGM. 吉田拓郎「午前0時の街」
十中八九N・Gアーカイブス 「大雨」
28/Ⅸ.(木)2017 雨 新海「君の名は。」ハリウッド実写化!
大雨と言って思い出すのは、カワクリ雨漏り事件。
沖縄の焼酎、じゃないですよ。
本当に、雨漏り、がしたのです。
当時の状況を知りたい人は、2013年7月23日の記事、「嵐を呼ぶバースディ、漂流クリニック」をどうぞ。
10年もやってると、色んなことがありますね。
「今まで何度、倒れただろうか。
だけど俺はこうして立ち上がった。
頑張れよ~、なんて言うんじゃないよ。俺はいつでもサイコーなのさ、アハハハ・ハハハン。
俺は、不滅の男。俺は、不滅の男~」
という、エンケンの「不滅の男」のフレーズが脳内にリピートされます。
しかし、上記の記事を見直す限り、自称・不滅の男は、これだけ大変な時に、患者さんも受付に協力して復興作業してる中、
報道カメラマンのように写真だけ撮ってたのだから、我ながらあきれる。
でも、そこがかわいい。
オバQ、で、皆で特ダネ写真を撮って新聞社に送ろう、という回があった。
オバQ、正ちゃん、ドロンパが、事件や事故のニュース写真をスクープしようと競い合うのだ。↓。
ところが、オバQ は火事をみつけて写真を撮りに行くも現場が大変だからカメラを放って救出活動をしてしまう。
そして、放火魔を見つけても捕まえることに夢中で、写真どころじゃない。
そこに後から来た、ドロンパにスクープ写真を横取りされてしまう。
ドロンパの写真が新聞各紙に掲載されるが、その見出しは、全部、オバQがヒーローだ、というオチ。↓。
つまり何を言いたいかと言うと、オバQを見習え、ということでした。
お昼にいったん、雨は上がる。勝つ気マンマンで、お昼は、カツ煮膳、を食べた。
BGM. 遠藤賢司「不滅の男」
秋といえば・・・
こんにちは、受付の大平です。
9月の模様替えのお知らせです。
今月は奇数月なのでイラストも更新しました。
今回のテーマは「〇〇の秋」!
「秋」で思い浮かぶモノ4つにテーマを絞りアミダクジで誰がどれを描くか決めました。
アミダクジで決めたので先生の予想と違うテーマにみんなが当たったようです。
出来上がったイラストがこちら↓↓
川原先生のテーマは『食欲の秋』。
これは受付全員が書きたかった、もしくはこれなら書けると思っていたテーマでしたが
先生がこのテーマに当たりました。↓↓
ソネさんのテーマは『芸術の秋』。今回は大人の塗り絵にしたみたいです↓↓
鵜飼さんのテーマは『読書の秋』。
ピカチュウは何の本を読んでるんでしょうか?ポケモン図鑑?↓↓
私のテーマは『スポーツの秋』。
私はスポーツをしないのでこのテーマに当たってしまいすごく悩みました↓↓
新しくマンガも仲間入り。「君の膵臓を食べたい」↓
ピカチュウとメタモンも仲間入り↓
その反対側に今までいたまどマギの人形とかが移動しました↓
もうハロウィンの準備もしました。
忍ちゃんの隣にジャック・オー・ランタン!!↓
ついこの前までは忍ちゃんのお風呂を覗いていたはずなのに・・・今度は忍ちゃんの脚の上にジャック・オー・ランタン!!!!
このイタズラはきっと受付の誰かですね!
カエルもタケコプターで変身中↓
ハロウィンまでまだまだなのにノリノリで仮装してくれた先生↓
最後にウォーターサーバーのなぞなぞもかわりました↓
鵜飼さんはそろそろ解くほうもやりたいと言っていたので次回のクイズは誰が作りましょうかね??
BGM.The Citizens of Halloween Town「This Is Halloween」
カワクリ・裏メニュー①「不倫(浮気)専門外来」
8/Ⅸ.(金)2017 はれ アントニオ猪木、前北朝鮮外相と面会
宮迫は大丈夫そうだ。
今、芸人に求められてるのは、不倫が発覚してからの記者会見をいかに笑いにもっていけるかだ。
本来は、芸人なんだし、「女遊びは芸の肥やし」で良いと思うのだが、
ちょっと前にダウンタウンの浜ちゃんでさえ謝ってたから、芸能界で許される人はいないのだろう。
ハリウッドスターの渡辺謙も帰国して真摯に謝罪会見を行い、追求する芸能レポーターが女性ばかりで、
皆、最後にはそのかっこよさにメロメロになり、二次災害が出そうな勢いだったが時流は、謝る、だ。
その位、不倫のニュースは多い。北朝鮮の核実験よりも、社会問題だ。
そんな世の中を浄化するために、みせしめ、として芸人は使われていたが、
宮迫の例のように、ノウハウが出来てきて、お茶の間もいい加減食傷気味で、ワイドショー的には、
そのターゲットを政治家に移すつもりのようだ。
民進党の山尾議員、不倫で離党、だって。
この、見つかったら謝っちゃえ、という風潮は恐い。
勝新、のような人間が2-3人欲しいものだ。
19世紀末ロンドンでは、裏表が綺麗に峻別されていて、その世界観が、「ジキル博士とハイド氏」のような交代人格を産んだ。
社会が腐敗すると少年犯罪が増えるように、児童や思春期の子供はその空気感に敏感に反応する。
マスコミが偽の正義感みたいに本質をみないで不倫問題を表面的に扱ってると、そのうち若年層で解離とか多重人格が頻発するぞ。
数が増えれば増えるほど、病気か仮病か見分けられなくなる。
俺は知らないからな。(誰に宣言してる?)
という訳で、そうならない為にも、「不倫専門外来」を作ろうかと思います。
不倫は、相方への裏切り行為です。しかし、日常的には氾濫している。
それにより心の傷を負った人のケアは通常どおり行って行きます。
今回の提案は、そうではなくて、「不倫をしてしまった人」のための専門外来を指します。
①性の暴走、②特殊な性的趣向性、③罪悪感、④わかっちゃいるけどやめられない、⑤配偶者への不満、
⑥幼少期からの屈折した歴史、⑦やり直すにはどうしたらいいか、などにスポットを当ててみます。
カウンセリングと心理テストで評価して、5回くらいをメドに行う、コース・メニューです。
僕は、ノータッチで、心理部門の新機軸です。
話は全然変わりますが、最近は僕の脳の具合がとても良い。
シナプスがつながってる感じ。アイデアがポンポン出る。そうすると、どうなるって?
何故か、まわりが困る、みたいです。
BGM. 郷ひろみ「バイ・バイ・ベイビー」
脱稿
31/Ⅷ.(木)2017 雨、のち、くもり
ついに、8/31、コラム脱稿。あとは校正のみ。
この間(かん)、ブログは、「カワクリ心理インビテーション」が目玉でしたが、盛り上がりはどうでしたか?
ブログのシステムは、記事をアップした時点で新しい順にトップに出るから、
「きっと浮かない」→「インビテーション①」→「②」→「③」、と順番に読めるように工夫して出したのだけれど、
③のあとに、ソネさんの「人間失敗作」があるから、まるでこれらを踏み台にして「人間失敗作」がトリみたいになっちゃって、
「人間失敗作」の反響が一番デカかったですね。
まぁ、心理部門も頑張っているんですが…。
この間(かん)と言えば、24時間マラソンを今年もやっていましたね。
いつも思うのだけれど、あれは大変な荒業でやり遂げるのは立派な偉業だと疑わないが、
あれだけテレビ局や芸能人や観衆など皆が応援してくれりゃ、俺でも出来るよ、と思ってしまう。
応援と言えば、でんぱ組の、えいたそ、が言っていたが、発声には腹筋を鍛えるのが大事らしい。
燃焼(?)というアプリがあって、それを使えば、腹筋をすると二次元の男の子が甘い囁きで応援してくれるらしい。
良い事を聞いた。
それに倣って、コラム作成中は、自分の妄想力を駆使して、好きなアイドルに応援してもらうイメージを抱いた。
妄想力と言えば、僕は結構自信があって、学生時代はよく授業中にマンガを描いていた。
ルーズリーフに描いて、皆に回して見せてたものを、丁寧に回収して集めてくれてた人がいて、
当時の物が僕の手元にコレクションされてあるのです。
それをラミネートしてクリニックの何ヶ所かに貼ってあるから、見たことある人もいるでしょう。
19-20才頃の黒歴史です。
受付カウンターに、「浪人の頃」。↓。
僕のマンガは基本的に左上から下へ、そして右上へと、つまり、漢字の「川」の字の書き順のように見るのが、
ならわしです。
受付カウンターの喫煙所寄りには、「傷だらけの宇宙人」&「シブイ男」。↓。
自動ドアの内側の壁には、「走れ!メロス」。これは未完です。案が尽きました。誰か続きを書いて。↓。
さてここで、未発表の作品を紹介してしまいましょう。
電子書籍風に(電子書籍、読んだことないけど)一コマづつ、アップしてみます。
まずは、「グッドバイ」。↓。名前の先頭だけを赤くしたのは、江戸川乱歩のマネです。
僕の描く、思い切り気障な男、はこんな感じです。クールでニヒル。口はアヒル。↓。
僕の描く可愛い子ちゃんは、こんな感じです。髪のカールは、横山ノック、を意識しています。↓。
この描写は、ギリシャ神話の、ダフネ、をモチーフにしています。↓。
なるべく非情な男にしてみました。↓。
⑥のコマは気になりますね。女の子が、木になります。↓。
「なに、この男?」って感想が正解です。↓。
次いで、「吊り皮と少女」。↓。
向ヶ丘とは、向ヶ丘遊園。つまり、この電車は、小田急線の上りですね。↓。
この男のモデルは、ジェームス・ディーンです。↓。
この少女のイメージは、川守田です。(夢の展覧会、にも頬杖ついて出てきます。)↓。
指、つってますね…。↓。
掃除の時間に、ほうきをギターにする奴もいましたね。↓。
ジミーと川守田のツーショット。吊り皮が意味深な存在感を示します。↓。
ホラ、見ろ。ブラ下がった。↓。
ジミー、大丈夫か?捕まるぞ。↓。
このコマを「好き」と野球部の、ヨネシマ先輩、は言ってました。当時、大学4年生だった人。ポジションは捕手。↓。
要は、この男、学校をサボったのです。書を捨てよ、町へ出よう、という訳ですね。新宿に何かあるといいですね。↓。
前に、「夢の絵」を受付の大平さんに総天然色版にしてもらったことに味をしめて、
このマンガも色つけてくれないかな、とも思うけど、
白黒は時代を感じさせて、ネイキッドな味がありますね。
明日から、9月。大相撲のシーズンだから、僕と受付3人の競作がお披露目されるはずです。
近いうち、その記事も紹介されることでしょう。心理の企画は終わりでいいのか?
BGM. 古井戸「さなえちゃん」
大平とうかいの、きっと浮かない
受付の大平です。
先日、大岡山は東工大のオープンキャンパスで私たちがよく行くお蕎麦屋さんは大繁盛でした。
川原先生に写メを見せられたうかいさんは、「なんか嬉しい~!」と叫んだそうです。いつもうどんしか食べないのに(笑)。↓
それにつけても、前回の記事でも紹介しましたが、心理のブログのタイトルが正式決定しました。
カワクリ心理インビテーションです。最終候補に残っていたのは、カワクリ心理シンフォニーだそうです。
インビテーションとは、招待状の意味です。
これまでの心理部門ではカバーしきれなかった部分に積極的に攻めて行くそうですよ。
うかいさんは、心理テストに少し不満や意見を持っているんですよね。その辺りから聞かせてもらってよいですか?
こんにちは、受付のうかいです。
一ヶ月ほど前、出勤して早々「おはようございます」も言う前に
川原先生から「テグポムしたい?」と聞かれました。
意図はわかりませんが、私は1秒で「したいです!」と答えました。
テグポムとは呪文のようですが、“TEG”と“POMS”という二つの心理テストのことです。
受けた方も多いのではないでしょうか?
その日、さっそく二種類のテストを渡され、受付はそれぞれテストをやったのです。
結果を出してもらい、一人一人その結果をもとに先生と診察室で面談をしました。
先生との面談の最後に
「何かわからないこととか、ある?」と聞かれましたが
「いえ、大丈夫です」と答え、面談は終了です。
テスト結果は皆さんと同じく各自に渡されました。
受付に戻ると、大平さんはテスト結果を見ながら神妙な面持ち。
私と大平さんはお互いのテストを見せ合い、こんな会話をしました。
大平「私、省エネモードらしいですよ。」
うかい「なんですか?それ?」
大平「私のPOMS、ほぼ健常なんですけど、疲労が受診を検討するレベルで、先生が思っていたより活気が低かったんですよ。」
うかい「そうなんですね」
大平「活気がないからか、TEGの数値がほぼ低くて・・・。」
うかい「えっ!!どれも低すぎじゃないですか!!」
大平「そうなんですよ。どうしてって感じなんです。川原先生にはFCの値がもっと高いはずだって言われて、これは私も不思議で、こんなに自由にやってるのに。」
うかい「他の尺度で違うなって思うところはないんですか?」
大平「他はあまり・・・でもNPが2って低すぎですよね。マイペースなのは当たってるけど思いやりほぼなしじゃないですか。疑問なのが、私のPOMSは“混乱”がそこまで高くないんです。受診を検討するレベルにギリギリ到達くらいで。だけどTEGは混乱しやすいの方に入っていて、《葛藤を抱えながらも人の世話をしたり、周囲に尽くすことでやりがいを見出すところがあります》って書いてあるんですよ。NPもひくいのに。どういうことなんでしょう?この特徴の言葉は、私への徳田さんからのお言葉なんでしょうか?」
うかい「どうなんですかね~。私の中での大平さんはNPが高いんですよね。確かにサッパリはしているし、マイペースな部分もありますけど“思いやりに欠ける”とは全く思わないですし、むしろ親切で人を甘やかして尽くしますよね。なんとなくこの結果には違和感を覚えます。自己評価と他人の評価は一致しないってことなんですかね。
私の場合、POMSは“緊張・不安”が高くて。」
大平「そんな風には見えないのに。。」
うかい「自分でもそんな感覚ないんですよね。TEGではACが100で・・。」
大平「100!?」
うかい「ありえないですよね、この数値(笑)。わたしどちらかというとマイペースで協調性ないんですよ。でも特に回答でウソをついたつもりはないんです。」
大平「私から見たうかいさんもACは100じゃないです。周りに気配りができるのは当たっているけど、うかいさんは順応した子供ではないはず(笑)私たちプライベートの状態ではなく、仕事の時の状態でこの心理テストを受けたじゃないですか。だから思っていた自分と違うんですかね?どの質問にどう答えたらこういう結果になるんでしょう?。」
うかい「確かに・・・。」
・
・
・
・
そしてその日のお昼に心理士の徳田さんから
「心理テストをやってみて、どうでしたか?」
と聞かれました。
(※心理テストは心理士さんがわかりやすくグラフにして結果を出してくれます。
それをもとに先生が診察でフィードバックする のです。)
私は正直に
「テストの質問が細かくないから、やっている間言い訳をしたくなるんです。
例えば『人に優しいか』という質問があったとして、優しくする時もあればその逆のときもありますし、自分で自分を優しい人と判断するのもなんとなく恥ずかしいですし、だからといって“いいえ”にするとなんだか自分がとてつもなく嫌な人間に思えて。
だからもしその質問があったとしたら、私は“どちらでもない”にマルをすると思います。」
そんなことを話しました。
大平さんとの会話や徳田さんとの会話を、返された結果を見ながら数日間自分のなかで反芻しました。
考えた結果
「・・・よくわからない」
テストは自分自身でやるので、どうしても自己評価になってしまいます。
しかし、自分は自分という人間をどこまで知っているのかわからない。
そのためのテストだとわかってはいるけれど、テストの結果と現実の自分が重ならずに戸惑いました。
私は正直、先生とのフィードバック面接で
“理解はできるけど納得できない”“納得は出来るけど理解できない”そう感じる部分がいくつかありました。
その矛盾点を上手く説明は出来ないですし、診察でゆっくり時間をかけて会話することは現実問題難しいです。
今回、カワクリ心理部門が新しいジャンルを立ち上げたことで、今回の私たちの疑問への対応にもなってるといいですね。
どこまで踏み込んでくれるでしょうか。
大平「8月中のカワクリ・スタッフの使命は、川原先生がコラムに集中してる際のブログのお留守番です。
でも、十中八九N・G、には独特の凝集性があるので、あまり浮かないようにしなくては、と思い、今回のタイトルを、
きっと浮かない、にしました」
うかい「しかし、これにはもう1つ秘密が隠されています。きっと浮かない、をアナグラムの要領で文字を入れ替えてみて下さい」
大平「きっとうかない、わかりますか?ヒントは私の下の名前が、なつき、です。
そうです。正解は、なつきとうかい。
この記事を書いた2人の名前が隠されていたのです」
うかい「もし読者の中に気づいてた方がいたら、まかないおやつ、をプレゼントしたいですね、大平さん」
大平「それでは、カワクリ心理インビテーションの幕開けです!」
BGM. お好きな「ファンファーレ」を聴きながら記事をお読みください
カワクリ心理インビテーション①~イエローサブマリンの旅
2017年夏、カワクリ心理インビテーションが始まります。
こんにちは。心理の原です。
最近の心理部門では、カウンセリングだけでなく、心理検査についてもお問合せをいただきます。
少し前のブログで、川原先生と大平さんによる「もうひとりの自分に会うための心理テストのすすめ」も反響が多かったようです。
自分のことって、わかっているようで、じつはよくわからない。
でも、自分だけで考えてみるのは難しいですよね。
例えば、 「自分について知りたい」
「自分の苦手なところや強みを知りたい」
「自分に向いていることってなんだろう」
「自分は何かみんなと違う気がする、でもどうしたらいいんだろう」
「対人関係がうまくいかなくて、どう工夫したらいいんだろう」 などなど。
そこで、心理部門では、心理検査による「自己理解」のお手伝いを始めました。
心理検査には質問紙法と投影法があります。
質問紙法は、当てはまる回答を自分で選択する方法です。
自分の性格傾向を、数値で見える化できるのでわかりやすいという長所があります。
しかし、自分で答えるために「自分をよく見せたい」「悪く見せたい」というような回答のゆがみが生じる可能性があります
(ウソの回答もできます)。
投影法は、あいまいな刺激に自由に応えていく方法です。
あいまいで自由、ですから、例えば、「模様がチョウに見えたら正解、チンギスハーンの顔に見えたら不正解」ということを判定するテストではありません。
自分も意識していない心の内面を映し出すことができます。「自分らしさ」を知るためのテストともいえるでしょう。
このように、質問紙法と投影法では、明らかにしようとしている心理的水準が違っています。
その図を↓に示しています(大平さんのご協力に感謝! ©オーヒラ)
投影法は、目に見えない部分=無意識レベルに関係していて、より深層の世界を明らかにしていきます。
原初的な欲求や動機に近いもの、自分の内面の世界があぶりだされます。
SCT(文章完成法)やP-Fスタディは、海面により近い比較的意識レベルを反映します。
次いでTAT(主題統覚検査)、最も深いところがロールシャッハ・テストになります。
川原先生にうかがったところ、昔は医師が「診断の補助」として心理に丸投げしていた歴史があるそうです。
臨床心理士も困ったでしょうね。
そうした経緯もあり、患者さんに心理検査の結果が知らされることは少なかったようです。
カワクリでは、それを反面教師にしてきちんと数値化したものをグラフや用紙にして、先生からフィードバックをしてきました。
それぞれの心理検査には、把握できるものとその限界があります。
その限界を理解したうえで、補うために、いくつかの心理検査を組み合わせて実施することが一般的です。
心理検査だけで、自分の性格傾向を理解する、ことにも限界はあります。
前回のブログ「きっと浮かない」で、受付のうかいさんが抱いたような疑問が湧いてくるのは、ある意味で自然なことでしょう。
「心理検査の結果に、納得できない」
「検査結果が、現実の自分とかさならない」
「思っている自分と違う」
「思われている自分と違う」
今回、心理部門では、その疑問に答えるべく「心理検査フィードバックコース」を始めました。
このコースでは、心理検査を受けた後、フィードバック面接(5回程度)を受けることができます。
フィードバック面接は、検査結果を伝えるだけというものではありません。
検査結果を一緒にふりかえって、検査結果と自分の体験がピンとくるかどうか、検査中に迷ったことや困ったこと、
検査後に生じた疑問などをやりとりしながら進めていきます。
このような対話を通して、「自己理解」を深めていくお手伝いをしていきます。
これは「短期」「焦点付け」カウンセリングともいえます。
目的が明確です。さらに「自己理解」を深めたい人はそのまま、カウンセリングに移行していく方も多いでしょう。
もし、あなたが、「この心理検査の結果はまちがっている」と訴えたとしたら、それこそが「自己理解」の絶好の機会です。
※さて、ここで1つだけお伝えしておきたいのですが、
今回の心理の3人の記事へのコメントは臨床心理士という職業上の理由から、
コメントを個別にお返事することができないのでご理解ください。
ただし、感想や疑問は大歓迎で、願わくば大いにディスカッションしていただければ、
後々の心理部門の参考になりますので、よろしくお願い致します※”