僕が精神科医になった訳

24/ⅩⅠ.(火)2015 あたたかい
僕の生まれた頃は、子供は親の家業を継ぐのが、まだ「普通」だった。
医者の子供は医者になるように育てられ、歯医者は歯医者、八百屋は八百屋、パン屋はパン屋だった。
クラスの同級生は、皆、そうだった。
ギリギリ、そんな世代だった。
僕の家は眼科の開業医で、僕は二人兄弟だったから、将来は、父と兄と3人で医院を大きくすることが刷り込まれていた。
周囲の誰もがそう思っていたし、それをやっかむ人もなく、暖かく見守られていた。
そういう時代だった。
それは仕方がなかった。
こればかりは個人の力ではどうしようもなく、僕は物心付いた時から、医者になることになっていた。
勿論、その後の人生で、思春期や反抗期で、それを修正する機会は平等に与えられた。
だけど、僕は医者になった。
それは医者になる、のではなく、精神科医になろうという強い意志があったのだ。
医者になるには医学部に入り、全教科を勉強して、全教科の国家試験をパスしないといけない。
だから、逆に言えば、医師免許があれば、何科にでもなれた。
僕にとっての将来の約束は、医者になることだった。
親の都合は、家の眼科を手伝うことだった。
しかし、拡大解釈をすれば、医者になれば何をやっても良いとも言えた。
僕の親族には医者が多かったから、僕は専門的に色んな科があることを知っていた。
ここまでが前置き、ね。
僕の生まれは湘南の茅ヶ崎の海側で、そこは別荘地の多い温暖なゆったりとした風土だった。
僕が幼稚園の頃、近所をブツブツと独り言を言いながら、乳母車を引いている貧しい老婆が徘徊していた。
老婆は乳母車に古い赤ん坊の人形を乗せていて、その人形を本当の赤ん坊だと思っているという噂だった。
すずめ、を捕まえて食べてるという噂もあった。
僕は母親やお手伝いさん達に、「タッちゃん、あの人に話しかけてはダメですよ」と教えられていた。
ある日、狭い路地で、乳母車の老婆と鉢合わせになった。
僕は思わず、<すずめ、って食べれるの?>と聞いた。
すると、老婆は「坊や、そんな可哀想なことをしてはいけないよ」とビックリするほど、優しい声で言った。
僕は一瞬で、この人は良い人だ、とピンと来た。
すると、そんな気持ちが以心伝心、彼女にも伝わったらしく、僕らは仲良くなった。
老婆は乳母車から赤ん坊を抱え上げて、「ほら、こうするとお日様が透けて見えて綺麗なんだよ」と僕に教えてくれた。
セルロイドの人形に夕陽が差し込んで、それはキラキラと反射して輝いて虹のように見えた。
しかし、僕はこの事は、親には秘密にしておいた。
同じ頃、似たような事件があった。
僕の実家は診療所の2軒隣りにワンブロックほどの広さを持っている大きな家だった。
だから、時々、「乞食」(←これは不適切な表現なのでしょうが、差別を助長する意図ではないので使用します)が来た。
母親やお手伝いさんは、「タッちゃん、乞食が来たら、食べ物をあげちゃダメですよ。クセになってまた来るから」と言った。
僕は言う通りにしていた。
ところが、ある日、僕しか家にいない時に、勝手口から、女の乞食が、「何か恵んで下さい」と入って来た。
僕は、<お前に、何かあげるとクセになってまた来るから、やらない>とピシャリと言い放った。
すると女の乞食は、「坊ちゃん、もう何日も何も食べてないのです。約束します。今日だけですから」と懇願した。
僕は女乞食の目をジッと観察して、僕にはこの人が嘘をつくようには見えなかった。
そこで、従業員がいつでも、食べれるように台所に置いてある塩むすびを持って来てあげた。
女乞食は何度も何度もお礼を言い、約束は守る、と言って帰って行った。
僕はこの事も、大人達には話さなかった。
代わりに、毎日、<ねぇ、今日、乞食、来なかった?>と聞くのが日課だった。
すると、親やお手伝いさん達は、「変な事を気にするのね。乞食なんか来ませんよ」と笑った。
女乞食は僕との約束をちゃんと守ったのだ。
僕はこれらの事を通じて、大人たちの言う事はなんていい加減なものだろうとあきれた。
そして、こういう「常識」とか「普通」は疑ってかかる必要があると思った。
当時の僕は幼稚園生だったから、実際はそんな風に言語化は出来なかったと思う。
今、振り返って、解説すると、そういうことだと言うことです。
僕はそれ以来、無批判にこの世を支配している「常識」とか「普通」とか「規則」とか「一般」とかを敵視するようになった。
それは、そういう事によって、無力な人が、抵抗する術もなく、不当に扱われてることに義憤を感じると同時に、
「常識」に縛られて、生きている大人たちも決して、自由に見えなかったからだ。
僕は将来、医者になったら、歪んだ「常識」や「普通」で窮屈をしている人達を助ける仕事をしたいと思った。
その頃の知識で、精神科という科があることを僕は知っていた。
僕は医者と言う権威を武器に、差別や誤解を受けてる人や、不自由に生きている大人たちの心を解放するために力を発揮しようと決めた。
そして、それは僕の性質上、とても向いているとも思った。
それが僕が精神科医になった訳で、この初心はブレることなく今に至っている。
初心忘れるべからず、と言うのは、初心に立ち返れ、とか、初志貫徹みたいな意味で使われることが多いと思う。
でも本当は別の意味があるのだと、中学の時の担任が国語の教師だったから、ホームルームの時間に教わったのを
今でも覚えている。
「~べからず」、と言うのは、「~できない」つまり「can not」の意味で、だからこのフレーズの正しい意味は、
初心はいつまで経っても忘れることの出来ない事で、一生、付いて回るものなのだ、という意味になるそうだ。
初心忘れるべからず、が味わい深くなりませんか?
今はカワクリの新しいスタッフを増員しようとしているところですが、よくどんなスタッフを選ぶのかと言う質問を受ける。
本当は、もしカワクリに、テロリスト集団が雪崩れ込んで来た時に、身を挺して、患者さんを守ってくれる人、と答えたい。
しかし、実際そんなことがあったら、まずは我が身を心配するのが「正常」だから、そこまでは求めない。
そんなことを言っていたら、求人、来ないもの。
ですから、どんなスタッフを求めるかと言えば、僕が精神科医になった訳に共感して、一緒に働きたいと思ってくれるような人です。
その為には、こっちも日々努力して、口先ばかりでなく、態度でそれを示す覚悟が必要だ。
そのつもりで、やってはいるんだけどね。
なかなかね…。
BGM. よしだたくろう「ひらひら」


微少女戦士☆ザッキーナ

2015年10月28日 晴れ時々雨
は~い!みなさま、こんにちは!受付の山﨑です。
後藤さんからバトンを受け取りました!
何気に初のソロブログデビューです。どきどき。
最近すっかり気温も下がり、肌寒い日が続きますね。
夜はかなり冷え込んで、もう冬なのか!?と思うような日もありますが、そんな時はあったかい焼き芋を食べたくなりますね!
秋と言えば松茸や栗ごはん、さつまいもの美味しい季節です。
そんな絶賛食欲爆発中の私ですが、今回は読書の秋にちなんで後藤さんの『推薦図書企画』に乗っかっちゃいます!
私からも、クリニックにあるオススメマンガのご紹介をさせていただきます!
まずはこーちらー!


『美少女戦士セーラームーン』
みなさまご存知、セーラームーン!
ただいま20周年プロジェクトで完全版が発売されておりますが、それがなんとカワクリに登場です!
20代女子はドンピシャでセーラームーン世代なのではないでしょうか?
もちろんわたくしもです!
旧アニメが放送中、つまりなかよし連載中、毎月買って読んでいたものです…なつかしい。
アニメしか見たことない方は、原作の絵やキャラ設定に最初はビビるかもしれません。
(たとえばレイちゃんがお嬢様キャラだったり、まもちゃんが高校生だったり。)
が!絵がとにかく美しいのです!さすが武内直子先生!!!
待ち時間長いな~と思っているそこのアナタ!
ぜひセーラームーンを読んでみて下さいね!完全版で10巻あるのでなかなかのボリュームですよ~
ちなみに私の好きなセーラー戦士はセーラーサターンとウラヌス、ネプチューン、ちびムーンです。
メイン5人より外部が好き。セーラームーンについて語りだしたら止まりません。
ちなみに小学生の時って、りぼん派、なかよし派、ちゃお派に分かれますよね。
みなさんは何派でしたか?ちなみに私はなかよし派でした。
続きましてー


『デデデデ』
こちらのマンガ、先生も大好きな「おやすみプンプン」の作者、浅野いにお氏の作品です。
正式タイトルは、『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』。
実は私、プンプンを読んであまりにも衝撃を受けまして。。。(主に悪いほうの)
いにお作品は気分が悪くなるから読めない!と読まず嫌いをしていたのですが…(ファンの方、ごめんなさい。)
先生のリュックにイソべやんがついているのを発見し、なんともいえない見た目に興味を持ってしまい、お借りしました。
その結果、最終的に自分で購入するまで至ってしまいました…いにお、恐ろしい子。
(注:イソべやんとは作中に出てくる国民的人気漫画。デベ子を幸せにするために未来からやって来たきのこ人のこと)
最初から、よく意味がわからないなぁ…と思いましたが、3巻まで読んでもやっぱりよくわからない!
でもなんかすごく気になる。
気づいたら、いにおワールドに引き込まれてしまいます。
ハッピーで明るい作品が好きな方にはオススメできませんが、流行り物に興味がある、多少グロくても大丈夫!
もしくは、俺、サブカル系だぜ!という方にはオススメです。
どうでもいいんですけど、何でいにお作品はサブカル系の方々に人気が高いのでしょうか?下北にいるバンドマンの人が好きなイメージ。
やっぱりヴィレヴァンに置いてあるから??
ヴィレヴァン、恐ろしい子…
あまり文章書くの得意じゃないので読みにくいと思いますが、まだまだいきますー


『先生の白い嘘』
こちらはひっそりと置いてあったので実は私、存在を知りませんでした。
とある患者さんから「こんなの置いていいんですか?スゴいですよ、内容が。山﨑さんは読んじゃダメです。」と言われました。
読んじゃダメと言われたら読みたくなってしまうのが人間というもの!
先生にお借りして呼んでみました。
率直な感想は、
な ん て ゲ ス い マ ン ガ だ !!
男女ってなんなんだろう…と、読んだあとに考えてしまうようなマンガです(笑)
身も心も大人のアナタにオススメです。純粋でいたい人は読んじゃダメよ(はぁと)←キモイって言わないで下さい。。。
これのなにがすごいって、作者が元々は少女漫画家だってことが一番の衝撃でした。
最後はこちらー


『僕だけがいない街』
2016年にノイタミナでアニメ化も決まっていて、『このマンガがすごい!』にも選ばれていたのでご存知の方もいらっしゃるかと思います。
なんだか深いタイトルですが、ジャンル的にはミステリーになるのかな。
”過去にタイムスリップをする能力を持っている主人公”という、正直ありがちな設定だな…と思っていました。
ところがどっこい!
1巻を読み始めると次が気になってたまらなくなってしまい、6巻まで一気読み!なのです!!!
ただ、私はこのマンガを読んだ後、夜洗面所で顔を洗うときに後ろが怖くなりました…
それくらい引き込まれる作品です。
絵は正直好みが分かれるかもしれませんが、騙されたと思って、試しに読んでみて下さい!
そんな感じで私のカワクリ推薦図書を紹介させていただきました。
あ、ちなみになぞなぞも新しいものをつくりましたよ~~
待ち時間の片手間で、是非解いてみてくださいね!
こっそりハロウィン仕様のなぞなぞとなっております。
これから益々寒さが増す季節になりますが、くれぐれも風邪などひかないようにお過ごしくださいませ。
とかなんとか、最後に受付っぽいことを言ってみちゃったり!
それじゃ、続いては小森さ~~~ん!
よろしくおねがいしまーす!
BGM.きゃりーぱみゅぱみゅ「Crazy Party Night ~ぱんぷきんの逆襲~」


飛行少女☆ごとー ~封印の杖で秋空を翔ぶ~

2015年10月28日(木)秋晴れのち突然の雨
みなさん、こんにちは!受付の後藤です。
川原先生よりご命令で、今回の受付だよりはリレー制です。
トップバッター後藤のブログ、最後までお付き合い下さいませ。
後藤のNEW!iPhone6sの写真の画質に先生が、
「君のスマホで撮った写真、凄く綺麗に撮れてるね。それは君の心が綺麗だから?それともiPone6sだから?」
と冗談半分に気に入ってくださり、
「その画質でついでにまたブログで紹介してよ!」
と言われましたので、今回も少し変わったカワクリのインテリアをご案内。
画質は良くても写真の構図のクオリティは後藤クオリティなので、皆さまお手柔らかに…!
ちなみに、今回の飾りつけのテーマは「飛行」です。
まずは、受付前の可愛い二人をご紹介!
ラブライブのことりちゃんとマキちゃんです。



スーパーマンの如く、受付に向かって飛んでいます。
先生がこの二人を天井に吊るしたいと仰った時には、さすがに驚きました。
最初は受付前の天井に大きな違和感を感じていましたが、人というものは慣れるのですね。
今では全く違和感もなく、レギュラー入りです。
そしてラブライブのお近くには、ブースカランドができました。
昔に先生がブースカランド?で購入されたそうです。


大きなブースカは前々から居たのですが、小さなブースカ達が仲間入りです。
よく見るとピンクのブースカも居たりと多種多様です。じっくり見てみて下さい。
そしてその上を飛行するブースカも居ます。
宇宙船に乗っていたり、ラブライブと同様にスーパーマンスタイルであったり。
こちらも是非見てみて下さいね。
お次は受付と喫煙所の間の廊下にも、新たな仲間入りです。
実は診察室の黒いソファの上に、まどマギのキュウベイのクッションがあったのを皆さんはご存知でしたか?
そのキュウベイがなんとなく目立っていなかったのと、診察室の模様替えによりソファから廊下にお引越し!


喫煙所やトイレ、はたまた処置室などに向おうとすると、
キュウベイクッションがお出迎えしてくださいます。
こちらのキュウベイも、後藤は最初違和感が強く、
この廊下を通ろうとする度に心の中で「うわぁ!」と地味に驚かされていました。
それくらい存在感があります。
診察室の頃よりも、その存在感が存分に発揮できて、キュウベイもよかったですね。
そのまま廊下を進み診察室へ。
診察室にも吊るしインテリアが増えました。


大森靖子ちゃんのTシャツです!
あれ?見たことあるかも?と思われた方もいるのでは?
実は以前にこのTシャツは先生が着ていらっしゃいました。
過去にご紹介したベルハーのTシャツ同様に飾ってみました。
日が照っている時は、カーテンの隙間からTシャツが照らされています。
なんだか洗濯を連想するようで見ると、さわやかな気分になるので私は今回の中で一番のお気に入りです。
今回は「飛行系」の飾りつけをご紹介致しましたが、
天井ポスターも色々と変わっているのでカワクリの天井にご注目してみてくださいね。
続いては読書の秋!という事で『推薦図書企画』です!
川原クリニックに置いてあるコミックスを受付の独断でご紹介する企画です。
後藤の第一推薦図書は…


「カードキャプターさくら」です!
この度、「なかよし60周年記念」という事で、カードキャプターさくらが新装版になって登場!
後藤の世代は完全にどんぴしゃ世代のはず!
小3の頃、さくらちゃんに憧れてローラースケートを買ってもらい、即行で腕を骨折したのは良い思い出です。
さくらちゃんはレイアースやコードギアスなどで知られるCLAMP作品の1つです。
ご存知でない方に簡単にストーリーをご紹介。
ある日、主人公のさくらちゃんがひょんな事からカードキャプターとなり、
『クロウカード』を集めていくお話です。
魔力を持ったカードを集める中で恋あり、友情あり!
またライバル的存在の男の子が現れたり、クロウカードの秘密やさくらちゃんが何故クロウカードを扱える能力があるかなど、
回を追う毎にその神秘的な設定の紐解きも面白いです。(ネタバレになるので自粛)
ファンタジーが大好きな女の子なら、誰もが憧れるストーリー展開です。
ただ大人になった今、再度この作品を読み返すと、また違う角度から読めてたまに突っ込みたくなる設定もちらほら…笑
(小4と担任が付き合ってるって!と突っ込みたくなるのは…きっとそれは私の心が大人になるに連れ汚れていったせい…)
しかしどんなに時代が過ぎようと、いつ読んでもCLAMP作品の画力は圧巻です。
CLAMP作品はいつも丁寧で細かく華やかな画力が魅力です。
そんなCLAMP作品の中でも軍を抜いて、さくらちゃんの衣装は毎回華やかで読者を魅了してくれます。
話毎に衣装は変わりデザイン性も乙女心を鷲掴み!
忘れていたあの頃の無垢な少女の心…後藤と一緒に取り戻してみませんか?笑
第二推薦図書はこちら!


「悪の華」でお馴染みの押見先生作品、「スイートプールサイド」です。
「毛」が生えてこないのが悩みの男子中学生と毛深さが悩みの女子中学生の「毛」めぐる、
ちょっと変態チックな青春ストーリーです。
因みにこの女子中学生の苗字はまさかの「後藤」さんです。
え?カワクリの後藤も毛深く思えてくる??
安心して下さい、脱毛サロン通ってますよ!(とにかく明るい安○さん風)
「あたしの毛を…剃ってくれない…?」とキャッチーな名台詞をポップにしてみました。
早くも数名の方から「このポップは後藤さんが書いたの?」と突っ込まれました。
はい、カワクリの私「後藤」が書きました。
設定だけ聞くとなんだかドキドキしてしまいますが、そこは押見先生クオリティー。
なんだか笑って流せる下ネタ感です。
中学生男子のお馬鹿なところやどこか純粋な面など、甘酸っぱい作品です。
因みに映画化もされているようで、是非そちらもチェックしてみてください。
そして第三推薦図書はこちら!


掟上今日子の備忘録です。
「掟上」と書いて「おきてがみ」と読みます。
原作は先生が大好きな化物語シリーズの作者、西尾維新先生です。
記憶が一日しかもたない探偵さんのお話です。
丁度現在ドラマ化されて絶賛放送中!
大天使のガッキーこと新垣結衣さん主演で、ホットな作品です。
ミステリー作品において、今までにない主人公の設定に、作中のミステリーだけでなく登場人物にも魅了されちゃいます。
あまり漫画やアニメに興味がない方も読みやすい作品かと思います。
是非待ち時間に読んでみてください。
本当はまだまだカワクリに置いてある作品の中でオススメはたくさんあるのですが、そろそろお時間です。
勿論長年後藤が推し続けている「涼宮ハルヒ」作品は太鼓判を押してオススメ作品です。
ある意味殿堂入りなので、今回は控えさせて頂きました(笑)
あと「亜人」という作品や「喰う寝るふたり住むふたり」という作品も。
あ~、あとそうだ!あれもッ…なんて止まらなくなるのでこの辺で。
是非他の後藤推薦図書が気になる方は、直接聞いてくだされば全力でお答えします!
皆さんも読んだ感想やおすすめ漫画など教えてくださいね!
それではお次にバトンタッチ!
続いては山崎さ~ん?お願いしま~す!
BGM.グミ「Catch You Catch Me」


受付だより~もう秋ですか!?~

2015年9月11日(金)台風一過の快晴
みなさん、こんにちは!受付一同です。
2ヶ月振りの受付だよりです。
今週は台風の影響で、雨ばかりでしたね。
土砂降りになると、カワクリ前の商店街からは人が消えてしまいました。
でも予約のみなさまは、ほぼ変更なくお越しに!意外と(?)お天気で混雑状況が変わることはありません。
猛暑でも、台風でも、雪でも!!みなさま無理なさらぬように、気をつけてお越しくださいね。
さてそんな台風も過ぎ去り、本日はお久し振りの晴天。そろそろ季節も夏から秋に衣替え。
という事で、カワクリも秋バージョンに衣替えいたしました!!
今回の受付だよりは、秋バージョンのカワクリをご紹介いたします。
まずは、毎年恒例のハロウィングッズから。
入口入ってすぐの天井に吊るされているこちら!


可愛らしいオバケと小さなかぼちゃとコウモリが、お出迎えお見送り担当です。
一昨年も、去年のハロウィンでもこのおばけ飾りがあったので、もしかしたら懐かしく思ってくださる方も
いらっしゃるかもしれませんね。
このオバケたちを見たら、「もう秋か~」なんて思っていただけると嬉しいです。
ちなみに、地味に一昨年、去年とは飾ってある位置が少し違います。
今年は空調の近くに飾ってみたので、空調の風にオバケたちが靡いて、まるで本当のオバケのようにユラユラと
小さく揺れています。
「trick or treat!お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ!」なんて今にも言い出しそうです。
続きまして、先生お気に入りの寝釈迦コーナー。

にゃんこ、うさぎ、ぶた、パンダ、くま、にゃんこ、かえる、にゃんこ、かぼちゃ!!

ねしゃかぼちゃ・・・
そして、そして、待望のなぞなぞ新作登場です!
まずは、喫煙室から。こちら!

期間限定!ハロウィンバージョンです。
10月31日までに解けた方には、「treat」を差し上げます!
喫煙室にはあまり縁のないかたも、ここはよく目にすることでしょう。
こちらもリニューアル!

お久しぶり!先生の力作が登場です!
こどもの方がよくできるらしい。
Don’t think!!Feel. ですよ、みなさま。
どうやら先生のなぞなぞ熱に火がついたようです。勢いはとどまるところを知りません。
続々、完成しております!続いてこちら!

とけない人は、もう大人の階段を上ってしまったようです。
なんだか、大人と言われるとさみしいのは気のせいでしょうか。
そして、こっちにも!

こちらは受付前のカウンターの一番左側です。
先生、絵、お上手ですね。
ちなみに、Q2のト音記号の横にあるのは花らしいです。わたしは亀かと思いました。先生には内緒ですよ。
そうそう。なぞなぞは、みなさまと受付とのコミュニケーションのきっかけになるようにとの先生の考えがあって
スタートしたのです。
せっかく解けたら受付へ!わからない~、ヒントくれ~の際も受付へ!お待ちしてます!
出会えたのは偶然じゃないよ

受付も先生に負けないよう、新作なぞなぞを制作中ですのでお楽しみに!
さてさて、受付前のカウンター上には、ジョン&ヨーコが引っ越してきました。
(そういえば、しょこたんのバースディ・ライブのレポート、先生どうしたかな・・・)

あぁ、今日は、9・11ですものね。世界中でジョンの曲が流れていることでしょう。
と、先生に伝えたら、
「そうだね。9・11だね。アントニオ猪木と誰かが、何とかマッチで初めて何ちゃらした日だね。
 忘れられない、特別な日だよね。」
え・・・。先生、即行で忘れちゃいましたよ・・・。検索したけど、マニアック過ぎて出てきませんでしたよ・・・。
わかる方がいらっしゃいましたら、コメントにてこっそり教えてください。先生には内緒ですよ。
BGM.ジョン・レノン「イマジン」


元気です

10/Ⅵ.(水)2015 はれ
ブログの更新を全然しないから、顧問に心配されたり、先日、心臓発作(?)で遅刻して、皆さんに心配をおかけして、
一応、病院に行って、そこの医者は忙しそうで、診察は丁寧だけれど、スタッフとかをすごく怒鳴っていて、カリカリしていて。
ああいうのは見ていて嫌ですね。
僕の身体所見に異常はなく、「きっとストレスでしょう。デパスでも出しておきますか?」って。
<デパスかぁ…。それなら、君が飲みたまえ!>と逆に言って帰って来た。
おかげで僕は元気です。
最近は恩師が死んだり、色々とやらなきゃいけないことが重なって、何から手を付けていいのやら、判らなくて。
あまりに、何から手を付けていいのか判らなくて、まるで何もやることがないような錯覚に陥って、何にも手を付けれていない。
本当は今日のブログ記事は、GWのしょこたんのライブのレポートを書くはずなのだが、これがまた書こうと思うと、
色んな想いが去来して、筆が進まない。
それでブログも更新されないままで、取り敢えず、何かを書いておかないと、と思って近況を報告することにしました。
5月はライブ月間でしたが、6月はお芝居が続きました。
この辺のチケットは、TVモニター側の壁に、受付の小森さんが貼ってくれました。
興味がある人は、見てみて下さい。↓。

6/6(日)は、赤坂ACTシアターで「東京03」の公演、千秋楽なので4時間もやってました。
6/7(月)は、池袋の東京芸術劇場で大森靖子出演の舞台を。根本宗子と大森靖子がそっくりでビックリしました。
面白かったです。大森靖子、出番すごく多かった。
この日は、午前に日吉でエネルギー療法を受け体を整え、午後に自由が丘の美容院でネイルをしました。↓。

カワクリの近況はと言えば、LPレコード・ブームが一段落して、今は怪獣フィギュアのブームです。
診察室のソファ側のサイドテーブルの上の「物語シリーズ」のフィギュア達は本棚に移動。↓。

「おもちゃのチャチャチャ」じゃないけれど~これは野坂昭如の作詞なんですよね~怪獣たちが喜んでいるみたい。
子供の頃のソフビ人形を、自宅の押入れから引っ張り出して、クリニックに持って来ました。
一体一体、受付の3人が綺麗に拭いてくれました。↓。

手前にみえるザリガニみたいのは、「帰って来たウルトラマン」に登場した怪獣「ツインテール」です。
2本の角みたいのが生えてるから、ツインテール。
そうしたら、受付の山﨑さんがビックリして、「ツインテールって言ったら普通はこっちですよ」だって。↓。

別角度から全体像を。↓。

本棚の上には、ミクと怪獣が並んでいます。ゼットンとかアストロモンスとかジャイアント・ドラコなど。↓。

結構、みんな怪獣には詳しいですね。「ゴア」や「ミラーマン」に反応してる人もいましたね。↓。

ゴジラ・シリーズの「ガイガン」や「ミニラ」を目ざとく見つけてた人もいましたね。↓。

全然関係ないですが、誕生祝にもらったドラえもんには、グラサンをかけさせてみました。↓。

ここには星人ばかりを集めてみました。↓。

ガッツ星人は、あえて同じのを2つ買ったのでした。↓。

待合室には、飛ぶ怪獣「モスラ」と「ナース」(ウルトラセブンより)を受付の後藤さんにタコ糸で吊るしてもらいました。↓。

同じ要領で、今日ベルハーのメンバー全員サイン入りTシャツが届いたので、ベルハー・コーナーに吊るしてもらいました。↓。

ベルハー・コーナーは丁度、塚田さんが面接に使う処置室(通称「ホワイト・ルーム」)及び、トイレの前辺りです。
良かったら見てね。
これが僕とカワクリの近況です。
つまり、僕は元気です。
次回、しょこたんのバースディ・ライブのレビュー、行きます!
BGM. 憂歌団「胸が痛い」


金曜日はフライで!

17/Ⅳ.(金)2015 はれ
人の噂も75日というが、最近は、スピード社会で、良くも悪くも、ニュースなんて2週間位で忘れちゃう。
だから、今日は忘れないうちに、最近、大岡山北口商店街で気になってることを書いておこうと思う。
お昼休みは、受付の中番&心理と基本的には一緒にご飯を食べに行くのですが、受付は、新人の山﨑さんがトレーニング中なので、
まだ2交替制で、中番がいません。
なので、お昼は、しばらくは心理と一緒に行っています。
金曜日の心理は、徳田さん。
時間の関係で、お蕎麦屋さんに行くことが多いのですが、日替わりメニューが「フライ盛り合わせ」だ。
ちょっとボリュームがあり過ぎるメニューなので普段は敬遠していたが、ふと、徳田さんと一緒の時はいつもだなと思った。
そして、僕はひらめいた。日替わりフライ=フライデー=金曜日、と。
そのアイデアを徳田さんに話したら、「お店の人が、そこまで考えてたらすごいですよ」と笑ってて。
僕は注文をとりに来たお店の人に、<いつも金曜はフライだけど、フライデーだから?>と聞くと、
お店の女性は大笑いして、「そんな訳ありませんよ。一応、店主に聞いてきます」と奥に戻った。
すると、その女店員はニコニコしてやってきて、「店主に聞いたら、そうですって。でも今まで誰も気付かなかったそうです」
と僕らに報告してくれた。
僕は自分のひらめきが当たったことより、店主のユーモアのセンスが報われた瞬間に立ち会えたことが嬉しかった。
それは徳田さんも同じだったようで、僕らは2人とも、日替わり定食=フライ盛り合わせ=金曜日はフライで~を注文した。
下が、それ。↓。

ずっと気になっていたその2は、商店街の入り口のコンビニに貼ってあるポスターだ。
それは大田区の災難に備えて準備を喚起するもので、そのキャラクターがカンガルーなのだが、名前が、「びちく」君。
僕はこれを毎朝、目にする訳だが、判っていても、頭で漢字に変換すると、「備蓄」ではなく「乳首」になってしまう。
それはきっと、カンガルーの属性のせいだと思う。
カンガルーは、赤ちゃんをお腹の袋に入れて、走るイメージがあるから、母性本能と緊急避難の相性の良さから選ばれたのだと勝手に思っているのだが、
赤ちゃん=おっぱい、との連想から、「びちく」が「乳首」に読み間違えてしまうのだと考察した。
赤ちゃんが「乳首」を吸うのは、「唇」だが、これも平仮名にすると「くちびる」で、「ちくび」の並び替えで、サブリミナルな後押しをする。
僕は毎朝そんなことを考えながら、商店街に入り、果物屋のおじさんと大声で、「おはよう!」と挨拶を交わしスイッチがONになる。
それが僕の日課。昔、「毎日、呑むウイスキーは?」ってなぞなぞがありましたね。答えは、「ニッカウヰスキー」。
下が、問題の「びちく」君。↓。

どうですか?、「ちくび」に見えて来ませんか?
「びちく」って早口で10回くらい言うと、「ちくび」にならないかな?
BGM. 渡辺真知子「唇よ、熱く君を語れ」


チェンジ!

8/Ⅳ.(水)2015 小雨
昨日、椅子が壊れた。
前々から左の肘掛が、ばか、になっていたけど。
兆しはあったけど、その破壊は派手で、いきなり一気にカバーが飛び散った。
開業時から使っているから、丸8年、一緒に頑張ってきてくれた縁の下の力持ちだ。
下が、カバーが飛び散って、バーが剥き出しになった椅子。↓。

まだ機能的には、使えるっちゃ使えるが、なんか椅子が壊れるって縁起悪いよな。
椅子って、「社長の椅子」とか「総理の椅子」とか、地位やポストのメタファーに使われるから。
川淵チェアマンなんて呼称もあるでしょ?サッカー、よく知らないけど。
四月のカワクリは新人が何人か入ったから、院長らしくどっしり座っていろ、というメッセージを、
椅子が自らの寿命とともに、自身を破壊することで伝えてくれたのかもしれない。
椅子には口がないからね。物ってこういうことするよね。中でも、時計がよくするかな。
そういう訳で、椅子よ、ありがとう。
悪いことがそうそう続いてたまるものか。
感謝して新しいものにチェンジしよう。
エネルギー療法の先生が教えてくれたが、最近は馬具メーカーの出している椅子用のマットが良いらしい。
良い姿勢を保ってくれるそうで、それだけでダイエット効果もあるそうだ。
高いけどドイツの馬具メーカーからは、椅子そのものも売り出されているそうだ。
それにしようかな。
それはともかくとして、今日のテーマはチェンジです。
カワクリのインテリア(ポスターや置物の配置など)は必ず、毎日、どこか変わっています。
全く同じ日は絶対ないです。
今日は天気も悪く、縁起も悪かったので、気分転換にいつもより多目に色々とチェンジしました。
受付の3人は、通常業務の合間に、ラミネート加工やポスターの張替えなどを忙しく命じられました。
受付の労を労って、今日の成果の一部を紹介しましょう。
まずは、診察室から。
皆さんの座る正面の本棚には、きゃりーちゃんのなりきりメガネの色違いを、段違いに並べてみました。↓。


隣の大きい本棚には、BABYMETALの各メンバーへのお誕生日おめでとうポップを。
プレゼントを渡しているドクロの顔の部分に自分の写真を入れられるようになっています。
証明写真の余りがどこかにあるはずだから、みつけたらはめ込もう。↓。


ソファ側は、「物語シリーズ」のフィギュア達です。
チラチラと見てる人が多いけど、写メ、撮ってもいいですよ。↓。


綾波マトリョーシカは、見やすくティッシュBOXの上に並べました。
今年の花粉症シーズンに、タリオンはゴジラを広告に起用しました。
花粉を吹き飛ばすイメージかしら?
逆サイドには、アスカ他の登場人物のマトリョーシカがあります。
診察机の脇のサイド・テーブルだから、良かったら見て下さい。↓。


診察室のパソコン側の壁には、一面にLPレコードが飾ってありますが、その間隙を千石撫子で埋めてみました。↓。


その横、診察室の入り口、あかりをつけるスイッチのそばに、BABYMETALの1月さいたまのリストバンドを。
その横には、まどマギの「さやか」が並べてあります。↓。


診察室の意外な盲点シリーズ。これは厳密には、今日、貼ったのではないですが、ついでなので紹介しますね。
天井にアインシュタインがアッカンベーしています。ドイツ語で、アインシュタイン、は、1つの石、という意味ですね。↓。


診察室の扉の内側は、忍野忍だらけですが、その1部を。今日の追加分。↓。


診察室を出て、お会計の際、受付カウンターの下に、大森靖子、のポスターを4枚揃えて並べてみました。
見所は、真ん中の2枚、「きゅるきゅる」の似たポスターを見比べてみて下さい。
大森靖子は、もうすぐ、中サン、のライブですね。↓。


新刊のマンガ達です。どれも、きわどいです。普通、クリニックに置くか?という内容です。ご用心。↓。


ファイヤー・シスターズのタペストリーも今日、飾りました。
僕は只のタペストリーだと思っていたのですが、これにはジャックが付いていて、何かに繋げると、喋るそうです。
受付の山崎さんがその機能を発見しました。皆さんは、受付の新人の名前を覚えてくれましたか?
山崎さんです。よろしくね。
ファイヤー・シスターズの上の絵は、丸尾末広。↓。


ファイヤー・シスターズをここに配置したおかげで、洗濯ばさみ型クリップが余ったので、それを有効利用すべく、
しずかちゃんコーナーに、POCKY、も加えてみました。喫煙所の前の壁です。↓。


最近の喫煙所は、曜日によっては、盛り上がっていますね。にぎやかな時は炎上してますね、喫煙所だけに。
皆さんが仲良くなるのはいいのですが、そのためのスペースを作ったのも僕ですが、
本当に最近は凝集性がアップしていて、トラブルにならないかが心配です。
基本的には、喫煙所だけの関係に、カワクリ内だけの関係にしておいて下さい。
まぁ、大人の皆様に、僕が言うのも、柄じゃないのですが、節度のある関係でいて下さい。
距離が近くなり過ぎて、トラブルになると僕が大変になるからです。
トラブル回避のため、メアドやラインの交換を禁止しました。
喫煙所の、ポスター達に、吹き出しを付けて、注意勧告させました。
この作業も受付が今日、しました。受付、大忙しでしたね。ご苦労様です。
まずは、ゆうこりん。この防災ポスターは、僕が開業する際に前に勤めていた病院の掲示板に貼ってあったものを、
医局の秘書さんにお願いして、くすねて来てもらった戦利品です。↓。


ウルトラセブンのアンヌ隊員からも。メッセージが。
ちなみに、横に見えるオードリー・ヘップバーンはキセルを吸ってるから、喫煙所にいます。
アビーロードの横断歩道を渡る、ポール・マッカートニーは裸足でタバコを持っています。同様に喫煙所だからね。
もうすぐ、ポールも来日しますね。僕は、F.とドームに行きます。
下が、アンヌ隊員。↓。


上戸彩のコメントは、きびしめです。↓。


それでも、女の言うことじゃ聞かない人もいるかもしれないから、健さんからも言って貰いました。↓。


ま、これだけ言っても、やろうと思えば、いくらでも内緒で出来る訳ですが。
僕の好きな格言に、
神は罪を憎むのではなく、罪のバレる愚かさを憎むのである。
というのが、あります。ですから、皆、うまくやって下さいね。
僕に余計な仕事を増やさないでくれれば、それで良いのですよ、はっきり言えばね。
さて、喫煙所ついでで、可憐Girls、のCDのジャケットも貼ってあるから注目して下さい。
これは喫煙所の中からでも、外からでも、見れます。つまり、両面って意味ですね。
この中に、今のBABYMETALのスー・メタルがいます。
当ててみて下さい。
わかるかな?
探してみて下さい。↓。


さぁ、次回こそ、「男達のホワイト・デー」を渾身を込めて書きます。可憐Girls、の絵柄の後に何ですが。

BGM. 可憐Girl’s「Over The Future」


もっと光りを

1/Ⅳ.(水)2015 小雨
本来なら、前々回の記事『タグ』で予告した、「ゆたかさん」と中西先生の友情を軸にした特別企画「男達のホワイト・デー」を
お届けする予定だったのですが、いざ書き出してみたら思いの他、大変で。取り敢えず、挫折。
もう4月になっちゃったし、ホワイト・デーでもないだろう、とのことで、新年度っぽい記事に変更します。
カワクリに新加入した秘密兵器の紹介です。
秘密兵器その1.
今日の昼過ぎから、来られた方にはもうお馴染みでしょうが、受付の新メンバー、待望の3人目、山﨑さんです。
今週は、小森さんと一緒に遅番の担当です。皆さん、どうぞよろしく。
秘密兵器その2.
ちょっと昔のディスコチックな香りさえ漂わせるのは、七色に光りが変化するライトです。
これは、待合室のテレビ・モニターの方にあります。↓。

最近のカワクリのブームは、光り物です。
先輩順に紹介して行きましょう。
受付に皆さんから向かって右には、でんでん虫、のライトがいます。↓。

受付の逆サイドには、花柄のライト。
この辺り、少しだけフラワー・ムーブメントっぽくしてあります。↓。

診察室のソファの側に、皆さんから見て、右手のスモーク君の上に、みみづくのライトがいます。
ふくろう、と、みみづく、の違いは、みみ、みたいのがあるかどうかです。↓。

受付に戻って、会計のトレイのそばにマリア様が光っています。
よく見ると、蛇を踏んづけています。蛇は、悪者なんでしょうかね?異端の象徴だからですかね?。↓。

受付カウンターには、寝釈迦のポーズ・コーナーがあります。
前にも書きましたが、僕がこのポーズが好きな理由は、
「悟り」や「反抗」や「満足」や「怠惰」や「挑発」や「お色気」を同時に発信する記号だからです。
その寝釈迦コーナーに、にくまれそうなNEWフェース、光るイエス様、が参入し、すわ宗教戦争勃発か。
でも、最近は「聖☆おにいさん」のおかげで仲良しだから、大丈夫ですね。↓。

そして、またまた診察室に戻って、皆さんの正面の本棚に光り輝くのは、マリア様です。↓。

「もっと光りを」を今年度のカワクリのモットーにしたいと思っています。もっと光りを、だけに、モットーね。
そう言えば、僕が昔、公立病院に勤務した時、院内報で新入職員が紹介されました。
僕の同期の医師や看護士や事務の人など40人くらいが、アンケートの答えと共に顔写真つきで載りました。
アンケートの項目は、血液型・出身地・好きな食べ物…などで、他に・あなたのモットー、というのがありました。
僕は、<モットー?何じゃそりゃ。死語じゃん>とか思って、ふざけて、<いや~ん、モットー♡>と答えました。
まぁ、普通に却下されて、提出し直しだと思って書きました。
ちなみに他の人は、「笑顔」とか「日々新たに」とか「向上心」とか「食う、寝る、遊ぶ」などが代表的な回答でした。
そんな中での、「あなたのモットーは?」<いや~ん、モットー♡>です。
大学病院や民間の病院の時なら、100%怒られて書き直しです。
十中八九N・Gです。
ところが、公立病院はすごいですよ。
そのまま、院内報に載って病院中に配布されました。
検閲なし、かよっ!
僕は、公務員ってすごいなぁ、と感心しました。
懐が深い、というか、目が節穴、というか。
誰ですか?そんなことを思っている人は?怒られますよ。
そんなことはどうでもいいことで、山﨑さんの新加入で、僕の転職時のお恥ずかしいエピソードを思い出したという訳で。
それでは皆さん、新スタッフの山﨑さんをよろしくお願い致します。
それから山﨑さんは、とても照れ屋なので、あまり個人情報を聞かないであげて下さい。
年令とか、前職とか、どこに住んでるか、とか。もし聞きたくても、そこはグッとこらえて下さい。
まぁ、性別くらいなら、聞いても良いです。
と言う訳で、今回のお題「もっと光りを」でした。
これは、ゲーテの最後の言葉として有名ですが、カワクリは今回、紹介した新人の山﨑さんやライトたちと力を合わせ、
絶望的な世の中を、照れ屋ながら、明るく照らして行きたいと思っています。
BGM. ハニカムズ「ハヴ・アイ・ザ・ライト」


面白くっても大丈夫

受付の採用面接も無事終りました。
さすがのタフガイ、タッちゃんも週末は疲れてしまい、休みの日は20時間くらい寝てました。
美容院は2週連続でキャンセルです。
おかげで髪はボーボー、ネイルはヌードな状態です。
なのでユニオンジャックのハットを被って診察してましたが、却ってそれが好評だったりするから、
森進一の「冬のリビエラ」ではないけれど、人生って奴は思い通りにならないもの、ですね。↓。

次の休みに美容院に行くつもりですが、2回もキャンセルしてると行きづらいですね。
よく患者さんがキャンセル続きだと申し訳なさそうにするのに、僕は<いいよ、いいよ>と寛大ですが、
でも我が身になってはじめてわかった。会わす顔がない。
人の心を専門に取り扱ってる稼業なのに、まだまだですね。一生、修行ですね。
さて気になる新人は4月1日から来る予定です。エイプリル・フールからの参入です。嘘じゃないです。
今回の求人の文章を「顧問」が良いと誉めてくれたので、その一部をHPに載せれないか検討しました。
そして思いついたのです。それは意外なところにありました。
今回、応募してくれたある人の自己PR欄に、「クリニックに清潔感がある」というメッセージがありました。
清潔感?
確かに、受付が毎日、綺麗にお掃除をしてくれていますが、カワクリの印象は「清潔感」より「雑然」でしょう。
昔、モテる男の条件は、「サ行」だと言われていた時代がありました。
「さわやか」「しょうゆ顔」「すがすがしい」「清潔感」「痩身」だったかな。
僕は1つも条件をクリアしませんでしたが、大層、モテました。
そんなことはどうでも良いのですが、カワクリのどこを見たら、「清潔感」に行き着くのでしょう?
そうか!「クリニック紹介」か!
あれは出来たばっかりのガランドウの写真で、白と黒のモノトーン。
ちょっぴり、アダルトね。
なので、あそこを見て内装イメージを「清潔感!」と勘違いしたのでしょうね。
しかし、これは放置しておくと、似たような誤解は今後も起こりうる。
あの写真をイメージして訪れて、自動扉を開けて、ぶったまげる!
そんな心臓に悪い再発例を防ぐべく、そこに「お断り文」と一緒に、今回のメインテーマを挿入しました。
「遊び」と「まじめ」をつなぐ空間みたいなことを書きました。良かったらみて下さい。
このアイデアのヒントは、南伸坊の「面白くっても大丈夫」というエッセイのタイトルです。
今回のカワクリの求人のコンセプトは、これにしました。
無断で拝借する訳にはいかないから、そのフレーズは使わずに、その精神だけを真似しました。
どうゆう精神かと言うと、つまらないものより、面白い方が良いに決まっている。
だけど世間は、面白ければ良いってモンじゃない、と目くじらをたてる。
医療の分野は真剣勝負だ。
面白さ、など要求されない。
むしろ、面白かったら、信用されないかもしれない。
だけど僕は、精神科医療は、ちょっと違うと思っている。
面白さ、が治療には必要だと思っている。
ただ、やはり、面白ければ良いと思っているのか!と言われたら、こう反論したい。
面白くっても大丈夫!
ちなみに、このタイトル・コピーは糸井重里の作です。
その文庫のカバーを診察室の入り口の扉に貼りました。興味があったら探してみて下さい。↓。

カワクリのディスプレイはレコード・ジャケットを飾るブームが一段落しました。
次なるブームは、文庫本の表紙です。
これは昔、僕が誰かに勧められて面白かった本たちです。
だから、おすすめのおすすめ、孫すすめ、ですね。
トイレの扉のラブライブのポスターは喫煙所に移しました。↓。

代わりに、トイレの扉は、「天才バカボン」の文庫本の帯を並べました。
著名人が解説を書いていて、1巻がタモリで、最終巻がたけしです。
その他にも、筒井康隆やアラーキーとかのが面白いです。
良かったら見て下さい。↓。

本好きな子にはもったいながれるかもしれないけど、どうせ本棚で眠ってるだけだから、ちょっと贅沢にお披露目です。
BGM. 桂木文「短編小説」


同志~上坂すみれ「第二回革プロ総決起集会」へ行く

11/Ⅱ.(水)2015 曇り
「うえさかすみれ、って何者ですか?」と最近、よく聞かれる。
それは、受付の内側の脇の壁にポスターが貼ってあるからで。↓。

うえさかすみれ、は、上坂すみれ、と書いて、すみぺ、が愛称です。
声優で、CDも出していて、ロシアやソ連が好きで、ミリタリーで、ゴスロリで、オタク趣味の美少女です。
そんな彼女が「革命的ブロードウェイ主義者同盟」を結成し、聖地・中野ブロードウェイに近い中野サンプラザで、
建国記念日に「総決起集会」というコンサートをします。
今年が2年目で、僕は去年も行っていて、確か、ブログに記事を書いてるはずです。
あまり大したことを書いてないはずだから、読まなくて良いです。恥ずかしいから。
僕は受付の採用面接で忙しい中、その合間をぬって、2年連続で参加して来ました。
すみぺ、は、アンコールで客席を回り、プレゼントを手渡しで配ってまわるファン・サービスをします。
それは、すみぺのいらなくなった私物や中野ブロードウェイで買って来た値札付きの小物が大半です。
それらをかごに入れて客をイジリながら、渡して行くトークも面白いです。
たとえば、「ファッションセンスが悪い人だから、ツアーTシャツをプレゼント」みたいな。
僕の当日の席は2階席だったのですが、すみぺは2階席にも回ってきました。
「この辺の人はチケット運が悪いなぁ。可愛そうだから1番後ろの人にブロマイドをあげましょう」
と階段を上がって来て手渡ししてました。
会場からは、「おめでとう~」という拍手と歓声が沸き起こりました。
すみぺは、かごを弄りながら、「次は、これだ」と言って、ピカチュウのフィギュアを見せました。
僕はたまたま通路側の席で、すみぺがピカチュウを取り出した時、すみぺは僕の真横にいました。
だから、僕は横からすっと手を差し出しました。
すると、すみぺは、ビックリして反射的に、「あっ、はい。じゃ、どうぞ」とピカチュウを僕の手の平に乗っけてくれました。
イジルのも忘れて。(笑)
こいつは春から縁起がいいや。
きっと、受付にも良い人が来てくれるだろうと、そんな予感がしました。
下が、すみぺにもらったピカチュウ。待合室のどこかに飾るので探してみて下さいね。↓。

中野ブロードウェイは解体されるという噂がありますが、来年もすみぺのコンサートは行われるそうです。
それも、2Daysだそうです。今年の4月にはファンクラブも出来るそうです。
すみぺのファンは、「同志」と呼ばれています。
そう言えば、この日の開場の際は、入念なカメラ・チェックが行われて、入場時に行列が出来ました。
僕が列に並んでいると、僕の顔を覗き込んでくる若者がいました。
彼は、しばらく僕の顔を眺めた後に、「もしかして、失礼ですが、川原先生ですか?」と話しかけて来ました。
そこで僕も彼の顔を見ると、「おぉ!」とお互いに叫びました。それは、元・患者さんでした。
元気そうだった。まさか、こんな所で再会するとは。彼は嬉しそうに僕のことを、「同志!」と呼びました。
同志で思い出したのですが、先日、A心理オフィスの内覧会に行きました。
そこの心理士さんが僕が前に勤めていた病院に現在、勤務していると聞きました。
この業界は狭いですね。
ちょっと話をしたのですが、僕がいた頃と今の病院の雰囲気は随分と違って聞こえました。
僕がいた頃の病院は、治療者の本気度がすごくて、真剣勝負で治療をしてました。(今がしてない、って意味じゃないですよ)
僕は医者なのでリーダーシップをとって、治療チームを牽引して行った自負がありました。
時には、経営サイドとも衝突して、治療の質を優先させました。
スタッフ全員の本気度が僕を後押ししたから、説得力や迫力があったのでしょうね。
経営サイドは、目先の利益より、治療者の誇りを優先してくれました。
だから、我々は失敗することは許されず、治療に責任と覚悟を持ちました。
そんな風に団結したチーム医療は、今思うと、奇跡、ですね。
でも、今思うと、あれは経営者が頭が良かったのかも。
そうやって僕らを焚きつけて、本気にさせて、質の良い治療を提供させる。
これは目先の利益より、長い目でみると評判とか宣伝効果にしたら換金率が高いからね。
僕はA心理オフィスの帰り道にそんなことを考えながら、ちょっと考えを改めさせられました。
僕は前の病院での僕の仕事は、僕の手柄だと考えていた節がありました。
でも、そんなことはないのです。
僕の同僚の医者やケースワーカーや病棟のナースや看護助手、そして心理のスタッフの誠心誠意の結晶だったのです。
そんな中でも僕にとって1番の同志は、K婦長でした。
K婦長は、立場上、経営サイドからの圧力を1番受けていたはずです。
だけど、僕がやる気を見せてる限りは盾になってくれてました。
僕はそんなことも忘れて、自分の都合の良い様に、武勇伝みたいに考えている自分を恥じました。
僕が開業してしばらくしてから、K婦長は病院を退職したと聞きました。
連絡も途絶えていて、ずっと気になっていました。
それが、本当についこないだクリニック宛に、K婦長から手紙が届きました。
ピンク色の封筒の中身は、元気そうな近況報告でした。良かった、元気そうで。
僕は手紙を何回も読み返すのに忙しくて、返事を書いてる暇がありません。
K婦長へ、もし、このブログを読んでたら、もう直に返事を書くので待っててね。
それから、一言。もっと早く手紙、寄こせよ!心配したんだから。
ま、そんなことを言っても、僕だって手紙の返事よりこんなブログ記事を先に書いてるんだからね。
言う資格ないね。
失礼しました。
僕は今、新しい受付の採用面接の最中です。心理も新しい人が加わります。
よくあるクリニックの縦割りの役割分担みたいなチーム編成など僕の眼中にはないのです。
K婦長たちと一緒にやったチーム医療の奇跡をもう1度、今度はクリニックで再現したいのです。
それが僕の野望です。
それがカワクリの未来です。
そのための同志を今、僕は探しているところなのです。
BGM.上坂すみれ「我らと我らの道を」