シビれるシーン

こんにちはソネです。

今回は今回は「シビれるシーン」について書くことになりました。
シーンを言語化することが予想以上に難しくて苦戦しました。
3つに絞れたので今回3つ紹介します。順位がつけられなかったので私は順位付けしません。
自分がシビれるシーンについて独断と偏見の固まりで自分の好きなように書いてしまっています。
伝えたいことを拙い説明で伝わらないかもしれませんがご了承ください。

 

 

 

1つ目「耳をすませば」

好きな人、嫌いな人、両極端が多い作品だと思います。
この作品の私がシビれたシーンは

聖司くんと雫の初対面の場面です。

雫はベンチに忘れた自分の借りた本をとりに戻ります。
そこには見知らぬ男の子(聖司)が自分の借りた本を読んでいて本にはさんでいた
コンクリートロード(カントリーロードの曲になぞって雫が作詞したもの)の歌詞をみられてしまします。

     本文一部抜粋

聖司「お前さ、コンクリートロードは、やめた方がいいと思うよ。」

雫「読んだなーっ!」

雫「やな奴、やな奴、やな奴! やな奴、やな奴、やな奴!」

雫「やな奴!」

雫「“コンクリートロードは、やめた方がいいぜ” なによ!」

文では伝わらないので是非本作品を観て欲しいんですが、

このシーンの『やな奴~』裏にコンクリートロードというBGMがながれます。
そして自宅で牛乳を飲みながら雫は“コンクリートロードは、やめた方がいいぜ”
を聖司のマネをしながら言葉を発し、コップを置き、
 なによ!といいながら冷蔵庫をバタン!としめます。
この瞬間『やな奴~』から流れていたコンクリートロードのBGMがスッと消えます。

コンクリートロードのBGMはコンクリートロードと言う言葉を編集したものなんですが、

バカにされていらだっている雫の心理との兼ね合いやもやもやした感じ、さらに牛乳をのみ冷蔵庫を勢いよく閉めるという行為でもやもやを発散し同時にBGMも消える。

このBGMには雫の心理が深く関わってるのではないかと思い、すごく感動しました。私の中で耳をすませばの1番好きで思いで深いシーンです。
あくまで個人分析なので本当に意図してBGMをつけたか定かではありません。

 

 

2つ目「言の葉の庭」

学生時代に学校中ですごい!と話題になった作品です。
あまりにもリアルで美しい情景描写。これは好きな人、苦手な人がいるかもしれません。
写真のような情景はアニメ作品とは思えません。
この言の葉の庭では“雨”が大きく関わっています。雨の表現の豊かさはこの作品に勝るものに出会えないような気がしています。

私が特に好きなシーンがエンディングテーマのRainが流れ出すシーンです。
ユキノの家から飛び出したタカオを追いかけ、ユキノは自宅から非常階段へ向いタカオを見つけ、タカオはユキノに自分の気持ちをぶつけます。
このときの雨の描写は強弱があり、揺れ動く心の描写のように思えます。

タカオ「(長いので省略)・・・そうやって生きてくんだ」
のセリフの後ユキノに画面が変わり背景が雨から光が差す情景になります。
ユキノはタカオのほうへ階段を駆け下りるのですがこの時の間や彼女の駆けるときのステップとrainの導入タイミングがとても素晴らしいです!!
rainが流れ出してからはまるでミュージックビデオみたいで感動しました。

もっとわかりやすく説明したいのですが、私の語彙力では無理そうなのでやめておきます。

 

 

3つ目 「You Suffer」
ナパーム・デスというイギリス出身のバンドさんの曲です。
この曲は初めて聴いたとき私がすごくビックリした曲で、意表を付かれました。
学生時代に授業中に取り扱ったのですごく印象的でいまで、たまに聞きたくなります。
この曲についてはあまりネタバレするとビックリできないんです。
だから多くは語りません。

私のなかで、シビれるシーンに必要不可欠な物が音みたいです。

 

 

映画やドラマ、アニメ、音楽。全てにおいて音ってとても重要な物です。
学生時代の授業でホラー映画を無音で観るという授業がありました。

ホラーはどちらかと言うと好きなのですが、ホラーの魅力は緊張と緩和にあると思うんです。
こわい話のなかにどこかホッとできる一瞬がありそれをさらに裏切ったかのようにぞくっとすることが起こる。
これが面白いところだと私は個人的に思っています。

ホラーの緊張と緩和は音が表現していることが多く、無音でみるホラーはとてもつまらなかったんです。
この授業において私は音の役割、重要さについて考えさせられる授業でした。

最近はホラーより、夜自分の部屋の水道の蛇口がゆるんで水がポタポタ落ちる音が異常にこわいです・・・。

では、次にバトンタッチです。

BGM『GLORIA』ZIGGY


私がシビれたシーンたち、川原編

6/ⅩⅡ.(水)2017 寒い 「おそ松さん」第2期エンディングテーマ「レッツゴー!ムッツゴー!~6色の虹~」リリース。

以前、うかいさんが「うかいの私が憧れた女たち」という記事を書き好評でしたが、あれはそもそもは、
でんぱ組の「でんぱの神神」という番組の企画のマネで、でんぱ組がそれぞれ二次元で自分の好きなキャラを紹介する、
「私の愛した男たち」につぐ第二弾でした。
先日、「でんぱの神神」で、その第三弾「私がシビれたシーンたち」というのをやっていました。
今までの「愛した男」、「憧れた女」がキャラについて言及したのに対し、今回は「シビれるシーン」ですから、
必ずしも好きなキャラとは限らず、決めゼリフとか、物語の展開を語ります。
これは面白そうなので、カワクリでもやってみようと、受付に声をかけました。
最初は、「簡単簡単、いくらでも出ます」と安請け合いした、うかいさんがしばらくして重要なことに気付きました。

「これ、ネタバレになりますよね」。

ハイ、なります。なので、なるべく現在進行形のものは避けること、つまり、「もういいよね」くらいの旧作にしぼる、とか、
各自、工夫することにしました。
あとはネタバレが嫌な人は読まないという、自己責任ブログ、にしました。
まずトップバッターは、この企画をわかりやすく説明する役(笑点の大喜利、でいうところの、三遊亭円楽、の立ち位置)
として言い出した僕が例をみせます。

ただ1つ注意点があります。
僕の古い友達によく言われるのが、「君の教えてくれる話はいつも面白そうだからみるんだけれど、必ず、筋が違うんだよ」。
「さらに性質(たち)が悪いのは、原作より、君の話の方が面白いから、みた後、損した気がするんだよ」って。
きっと、僕は自分の記憶だけで話してるから、他の話が良い感じにミックスされているのでしょうね(笑)。

それでは、川原達二の、私がシビれたシーンたち、ベスト3をお送りします。

第3位、ミスジャッジ

多分、少年キングだったと思う、水島新司の読みきりマンガです。
見た目はドンくさいが野球の才能はある主人公の、カメ、はドカベンの山田太郎にそっくり。捕手で右打ち。
苦労を重ね、一軍入りの切符を手に入れてベンチ入り。
相手は常勝巨人軍、ピッチャーはエースの堀内。
堀内は、二死一、二塁から4番の牙野にフルカウントからシュートを投げる。判定はボール。
球審は今年限りで引退を決めた名物審判。今日はこのシュートは全部、ボールにとっている。

二死満塁になったチャンスで、代打、カメ。
カメは内心思った。「シュートは苦手だから、助かった」と。
堀内の厳しい攻めのピッチングに、カメも粘り、カウントは2-3。
そこで堀内が投げたのは、直前の打者・牙野に投げたのと同じシュート。
カメは自信を持って見送った。
一塁へ歩こうとした瞬間、球審のコールは、「ストライク!バッターアウト!」。
チャンスを棒に振った、カメは監督の怒りを買い、二軍に逆戻り。

二軍で待っていたのは、カメの実力をよく知るバッティング・ピッチャー。
「カメ、なんだ、あのザマは!」と激怒し、謝るカメに、「ちがう!なんで抗議しなかったんだ。牙野の時はボールの球だ。
あれは、ミスジャッジだ!」。

そこから雪辱を果たすべく二人はシュート打ちの練習を始める。
意地の悪い二軍仲間は、「シュートを投げられないピッチャーと、シュートを打てないバッターがかい?」と嘲笑した。
それでも、二人はデッドボールを繰り返しながら、シュート打ち、内角攻略の特訓をする。
元々、筋の良いバッターだから、カメは確実に内角シュートをホームラン出来るようになった。
そして再び、一軍へ。

一方、名物審判は、明日の試合で30年の野球人生を終える感慨にふけっていた。
「ただ一つ、後悔があるとすれば…」と夜空を仰ぐ。

そのシーズンの最終戦、巨人軍は優勝を決めていたが、全球団から勝ち越しする完全優勝を果たすべく、
エース・堀内で臨む。
試合は同点のまま九回裏。
二死満塁で、代打・カメ。
あの時と同じ、投手・打者・球審が顔を揃えた。

しかし、堀内は、カメがシュートを打てることを知らない。
スタンドから、練習を共にしたバッティング・ピッチャーは、「シュートよ来い」と祈る。

フルカウントから堀内が投じたのは、あの日と同じ決め球のシュート!
バッティング・ピッチャーは思わず叫ぶ、「やったー!オーバーフェンスだ!」
その時、カメがとった行動は…。

どうしたと思いますか?

正解は、見送った。
堀内は、ニヤリ。カメは微動だにしない。
球審のコールは…。

「ボール!フォアボール!」。「なに?」と堀内が文句をつけると審判は胸を張って、
「わが30年間の最後の判定に狂いなし!」。シビれる~~。

僕はこのマンガで、男のケンカの買い方とか、リベンジの仕方を学んだ。
敗北したみじめな自分が努力を重ねてキラキラの自分になる。
しかし、そのキラキラが仇討ちみたいに宿敵をやっつけてもダメなのである。
「キラキラ」が「みじめ」に力をかして、「みじめ」な自分が自分で借りを返さないと落とし前にならない。
努力は尊いし、キラキラはカッコイイ。
でも、出発点はみじめな負け犬だってことを忘れてはいけない。
そこを認めたくないのも人情だから、キラキラした自分がしゃしゃり出ようとする。
でも、それは男のケンカの仕方じゃない。
本当の戦いは、過去のみじめな自分と向き合えるかどうかだ。
くやしさと共に心にとどめておけるかどうかだ。
弱さを認められることこそが、本当の強さだ。

第2位、これが青春だ

竜雷太の担任のクラスが学校の行事で町から離れた孤島に行く。
するとクラスの女子生徒が高熱を出してしまう。
島には病院はなく、町まで行けば特効薬がある。
しかし、天候は嵐で海は大荒れ、船も出せないという。
このままだと女生徒の命が危ないかもしれない。どうする?

その時、一人の男子生徒(主役級、女生徒のことを想っている)が泳いで町まで薬をとりに行くと言う。
地元の漁師も危ないからやめろ、と止める。
でも、竜雷太は男子生徒の男気を認め許可する。
まさに、「これが青春だ」の主題歌の2番の歌詞だ。

♪嵐の中も、君のためなら、七つの海を泳いで行こう 誇り一つを胸にかかげて 夢に飛び込む、これが若さだ
そうとも、これが青春だ♪

そして男子生徒は嵐の中、島と町を泳いで往復し、薬を届け、女生徒の病気が治るという話。シビれる~~。

僕は小学校の3-4年だったと思う。
自宅の居間は少し広くて、水色の絨毯がしいてあった。
僕はそれを嵐の海にみたてて、はじっこからはじっこまで泳ぐマネをして、はじまで着いたら薬をもらって、
反対側のはじっこまでクロールの要領で帰る(時々、波に流される小芝居が入る)ごっこ遊びを夏休み中していて、
その間、皆は本物のプールや海に通っていて、結局、「これが青春だ」のせいで僕だけ泳げない男子になってしまった。

数年後、TVドラマ「太陽にほえろ」が始まるという予告CMがあって、そこに竜雷太の姿があり、
「教師やめて刑事になるのか?」とアッケにとられた思い出もある。

第1位、野球のCM

グラウンドキーパーをしている野球部員。真っ白い上下のユニフォーム。彼に背番号はない。つまり補欠なのだ。
グラウンドには彼一人。メンバーは皆、練習を終え、帰り支度をしてるのだろうか。
一人でグラウンドをならしている。
ピッチャーマウンドの小山のあたりを円を描くようにならして行く。

それを校舎の陰からこっそり見守る少女がいる。
少年は少女の存在に気付かない。
彼は周囲をキョロキョロと見渡し、誰も見てないことを確認すると、マウンドに立ち、大きく振りかぶって、
シャドーピッチングを一回。
すぐにトンボを持って、グラウンド整備をし始める。
女の子のアップが映る。
BGMに流れているのは、ショパンの「別れの曲」。大林宣彦監督、冨田靖子主演「さびしんぼう」のテーマ曲。

シビれる~~、というより、ノスタルジックで、僕は男子校だったから、まるで憧れちゃう。
あまりに良い出来のCMだったので、何の宣伝をしていたのか、てんで覚えていない。

このように、僕は、マンガ・ドラマ・CMからチョイスしました。
皆さん、ルール、判りました?
じゃ、次は、誰が行く?

BGM. ハナ肇とクレージーキャッツ「シビレ節」


ゴジラ総選挙2017

30/ⅩⅠ.(木)2017 寒い 朝、テレビで、ジェイド・ウェーバー、を見た

日馬富士、引退しましたね。
大晦日の、RIZIN、に出るといいなぁ。
猪木は絡むのかなぁ?
猪木と言えば、闘魂ビンタ、ですね。北朝鮮に訪朝した時も、ビンタしたのかな?
猪木のビンタは、暴力、ではなく、闘魂注入、ですからね。
あっ、ひょっとして、ロケットマンに注入されちゃったのかな、闘魂。
またミサイル撃って来ましたもんね。火星15。
…などと時事ネタから入ってみましたが、今回は、暴力、を、娯楽、に昇華した、ゴジラ映画、のお話です。

先日、シン・ゴジラ、を地上波で放映して、その視聴率が15%で、これは、アナ雪、には及ばないが、すごい数字らしい。
それの番宣のようなプログラム「ゴジラ総選挙2017」をみた。
ゴジラ映画に登場した約50体の怪獣の中から、関係者&ファン1万人がガチで投票し、好きな怪獣ベスト20を決めるのだ。

そのベスト10を僕の所有する怪獣フィギュアを用いて紹介しよう、というのが今回の記事の趣向。
下が、クリニックの、ゴジラ・コーナー。↓。

さて、一番人気のある怪獣は?ゴジラ総選挙。 

10位、公害怪獣ヘドラ:「ゴジラvsヘドラ」(1971)。↓。

最初はオタマジャクシくらいの大きさが最終形態では60mで、ゴジラは身長50m(プールと同じと覚えるとよい)だから、
ゴジラよりデカくなる。

9位、未来怪獣ガイガン:「ゴジラvsガイガン」(1972)。↓。

ゴジラを倒すため作られた全身凶器。↓。

極悪非道の悪役として3作品に登場も、「ゴジラvsメガロ」(1973)ではジェット・ジャガーになんなくやられるのが哀愁。
これが、ジェット・ジャガー。↓。総合ランキングでは、14位。

8位、ベビーゴジラ:「ゴジラvsメカゴジラ」(1993)。ゴジラザウルスの赤ちゃん。雑食性でハンバーガーも食べる。↓。

3作品にまたがり、登場。ベビーゴジラは、164cm.42kgが徐々に大きくなる。
リトルゴジラ:「ゴジラvsスペースゴジラ」(1994)。身長30m.体重8000トン。↓。

ゴジラジュニア:「ゴジラvsデストロイア」(1995)。身長40m.体重1万5000トン。↓。

三役揃い踏み。↓。

7位、メカキングギドラ:「ゴジラvsメカキングギドラ」(1991)。
ゴジラ最大のライバル・キングギドラが最新技術で再生されたサイボーグ怪獣。↓。

映画序盤でゴジラに真ん中の首を破壊され、羽も破られ海底に深く沈められ、23世紀に復活。
ゴジラに破壊された箇所がサイボーグ化され、コックピットで人間が操縦する。↓。

サイボーグ化で、いくつか思い出した怪獣を紹介しよう。
メカニコング:「キングコングの逆襲」から。↓。

改造パンドン:「ウルトラセブン」より。↓。

メカバルタン:「アンドロメロス」より。↓。

6位、アンギラス:「ゴジラの逆襲」(1955)。ゴジラが最初に戦った怪獣。大阪城と言えば、アンギラス。↓。

5位、メカゴジラ:「ゴジラvsメカゴジラ」(1974)。宇宙人が地球侵略のため作ったロボット。
1974年は長嶋が引退した年だが、メカや超合金やロボットが大ブームの時代。
映画では、まずゴジラが暴れてる。↓。

ゴジラは攻撃を受け、皮がドンドン剥がれて、メカゴジラが出てくる。↓。

全身から火炎放射攻撃をする。↓。

ゴジラとキングシーサに挟み撃ちされても、ビーム&ミサイル攻撃でキングシーサをあっさり退治する。
下が、キングシーサ。ランキング20位圏外。↓。

古いタイプの、メカゴジラ・フィギュア。↓。

別の奴。↓。

2つを並べてみました。↓。

4位、ミニラ:「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」(1967)。↓。

身長は13-18m、体重1800-3000トン。
前にも言ったが、ゴジラは身長50m(プールと同じと覚えるとよい)として、なぜかミニラのフィギュアは縮尺がデカい。↓。

映画の宣伝用ポスター。ミニラの誕生シーン。↓。

ミニラ大暴れ。↓。

3位、ラドン:「三大怪獣 地球最大の決戦」(1964)。↓。

ラドン自体が初めて登場したのは「空の大怪獣ラドン」(1956)。
ラドンと言えば、美しい死に様。「空の大怪獣ラドン」のラストで力尽き、燃え滾る溶岩の中へ。
炎に包まれるラストシーン。命をおとす寸前にみせたラドンの最後の羽ばたきと悲しい泣き声が心に響く。
ラドンの後ろ姿。↓。

実は、これはNGだそうで、ワイヤーに吊って阿蘇山の火口でスタッフの力加減でワイヤーが切れてしまい、
下に落ちる動きが、何とも面白く、円谷監督が「これいいじゃないか!」と大喜びして採用されたらしい。

2位、キングギドラ:「三大怪獣 地球最大の決戦」(1964)。
金星を一夜にして滅ぼした宇宙超怪獣という設定の悪役怪獣で、ゴジラ最大のライバル。
その登場シーンはもはや伝説。
黒部峡谷に巨大な隕石が落下。その隕石の炎が渦巻きながら、キングギドラになる。↓。

別バージョン。↓。

さらに別バージョン。↓。

実はこの黄金の三つ首ドラゴンは、クランクイン寸前までグリーンだった。
「出来ました」、と円谷監督を呼びに行ったら、どういう訳か一緒に来てた女性がいて、その女の吐いたセリフが、

「緑なんだ!金星から来た怪獣だから、金、かと思った」

一堂、シーン。
ちょつと間を置いて、円谷監督が、「金にしろ~!」。
翌日が撮影だと言うのに、この女の一言で、スタッフは総がかりで金に塗り替えたという。
キングギドラは、元々は緑でした、というお話。
下が、緑のキングギドラ。↓。

後姿。↓。

1位、モスラ:「モスラvsゴジラ」(1964)。
蛾の怪獣。地球の味方。9回登場は、ゴジラに次ぐ。モスラは女性人気が強い。
小美人を通じて、人間とコミュニケーションがとれる。
ザ・ピーナッツが「モスラの歌」を歌い、「モスラは力をお貸しします」と通訳する。↓。

別のタイプ。↓。

さらに別のタイプ。↓。

連隊で飛ばせてあります。↓。

モスラは初めてゴジラを敗北させた怪獣だが、実はゴジラに勝ったのはモスラの幼虫。糸を吐いて攻撃した。↓。

以上が、ゴジラ総選挙の結果でした。
アニメヒーローヒロインのような意外性はありませんでしたね。

ところで、ゴジラの名前の由来を知らない人が意外と多いのですが、
ゴリラのように強くて、クジラのように大きい、から来ています。

モスラは、蛾の怪獣です。蛾は、moth、ですから、モスラ。
そうなると、モスバーガーが気になりますね。蛾のハンバーガー??なんて。
でも、大丈夫。モスバーガーは、MOSで、
MはMountain(山のように気高く堂々と)
OはOcean(海のように深く広い心で)
SはSun(太陽のように燃え尽きることのない情熱を持って)という意味だそうです。

ラドンの名称は、恐竜のプテラノドンに由来しています。プテ・「ラ」・ノ・「ドン」。
そういえば、ポケモンに「プテラ」というのがいましたね。こんなのです。↓。

あれも、だったら、プテラノドンの「プテラ」かな?
北朝鮮に、ノドン、ってミサイルがあるけども、あれもプテラノドンの「ノドン」かな?

キングギドラは、キングはいいとして、ギドラの由来は、ギリシャ神話のヒュードラ(多頭の水蛇)に「g」をつけて、
ギドラにしたそうです。良いネーミングですね。
ヒュードラは別名ヒドラ、とも言います。ヒドラというウルトラ怪獣もいました。伊豆シャボテン公園にいます。↓。

最後に、番組でやってた好きなゴジラ映画ランキングです。

5位、「ゴジラvsモスラ」(1992)。

4位、「三大怪獣 地球最大の決戦」(1964)…キングギドラ初登場。↓。

3位、「ゴジラ」(1954)…初代ゴジラ。

2位、「モスラvsゴジラ」(1964)…モスラ初登場。

1位は、…なんだと思いますか?

 

 

シンキング・タイム!

 

 

発表します。1位は、「シン・ゴジラ」(2016)、です。当然ですね。だって、それの番宣だもの。↓。

僕が初めて映画館で観たゴジラ映画は、「ゴジラ・エビラ・モスラ南海の大決闘」(1966)、でした。
茅ヶ崎駅北口駅前にあった「新星」という東宝系の映画館です。懐かしいなぁ。
この時の、怪獣エビラは、ランキング20位圏外で、番組では、エビラの「エ」の字も出なかった。
替わりと言ってはなんだが、下が、車エビの塩焼き。エビつながり。↓。

僕が一番好きなゴジラ怪獣は、ガバラ、です。理由は色が、うぐいす餅の粉に似てるからです。ランキング20位圏外。

BGM. 遠藤賢司「続東京ワッショイ」


談志の命日 2017

21/ⅩⅠ.(火)2017 はれ 蕎麦屋のメニューに本格ネパール・カレーが加わる。

さくら学院の文化祭は、ワイドナショーに立川志らく、がコメンテーターで出てたからついつい見てしまい、↓、

前日の焼き鳥が残ってたから、朝から宅飲みしてしまい、学院祭は行けず。
チケット争奪戦の時の熱量と、ライブ当日のモチベーションの差が、今の僕の課題

月曜の、おはスタ、を観たら、岡田愛(めぐみ)が可愛かったから、23(祝)のライブビューイングに行こうか迷ってる。↓。

談志まつりの頃は、ボジョレーヌーヴォー解禁のシーズン。
毎年、よみうりホールの下の、お好み焼き屋で呑むのが習慣。↓。

談志の追悼の会で、酔っ払って居眠りして怒られるのが夢。うそ。談志祭り、爆笑問題、目立ちすぎ(笑)。↓。

アーカイブス、談志が死んだ

家に帰って、テレビ。「Qさま」の、伊集院とアンゴラ村長の師弟愛に感動する。↓。

朝起きて、深夜の「おそ松さん」の録画を観る。十四松の「彼女」が再登場!イルカの調教師役。
クリニックのパソコンの壁紙を、アンゴラ村長から、イルカの十四松を陰からそっと見守るウェットスーツ姿の「彼女」に変える。↓。

壁紙は、アンゴラ村長の前は佳子さま。佳子さまの前は、アンゴラ村長で、その前は、元・ベルハーのみずほ、だった。↓。

みずほ、が、夏の魔物、に電撃加入したため、佳子さまにした。
しかし、佳子さまが英国留学するため、KOCで観て一目惚れした、アンゴラ村長に変えた。
しかし、にゃんこスター、の熱愛発覚で、佳子さまに戻す。
しかし、おはスタ、に出た、にゃんこスターを観ても大丈夫だったから、アンゴラ村長に戻していた。

パソコンの壁紙は、僕の恋の心もよう。

BGM.城みちる 「イルカにのった少年」


植木等人形

15/ⅩⅠ.(水)2017 はれ 七五三

昨日、小包が届いた。中身は、「人形」と書いてあった。
人形?
もう、その時点で、日本人形をイメージしてる。
ビクビク開封してみたら、随分前に注文した、植木等のフィギュア、だった。↓。

2020東京オリンピックのライバルは、1964東京オリンピックで当時のシンボルの一人が植木等だ。
そんなACか何かのCMをみたことがある。

僕の今の名刺の裏面は、植木等のポーズをイメージしている。
下は、当時の紅白の植木等。おそるべし、跳躍力。↓。

僕にはこれだけの体幹能力はないので、大平さんの妹さんがデザイン&加工してくれた。
カルタみたいに机に並べてみた。↓。

箱を開けてみます。ハッスルコーラの文字がみえます。↓。

ハッスルコーラとは、このコーラさえ飲めば誰でもハッスルしてしまう清涼飲料水だ。
クレージーの映画、くたばれ無責任、に登場する。↓。

ハッスルコーラは試作段階で、会社で一番無気力な男に飲ませてみようと選ばれたのが、植木等。
この映画では、植木等は、うだつのあがらないサラリーマン役。
それが、ハッスルコーラを飲むと、いきなり目を見開き、高笑いして、階段をこぶしをふりあげながら歌い踊る。

♪ハッスル・ハッスル・ハッスル・ホイ
なんだか知らぬが天下取った気分だよ~ワッハッハ♪

この瞬間、今まで白黒だった画面が総天然色になるのである。
そして、おっしこをすると、コーラの成分が体外に排泄されるから、植木等は元のダメ人間に戻る。
すると画面も白黒になる。
もう1本、ハッスルコーラを飲むと、またまた画面はカラーになる。
この手法は、ヴィム・ヴェンダース監督「ベルリン・天使の詩」(1987)に受け継がれたのではないかと思う。
無味乾燥な生活を送っていた主人公の天使がサーカスの美女を見初めると、モノクロが一挙にカラーに変わる。
似てるでしょ?

ハッスル・ハッスル、と言えば、最近だと「おそ松さん」の十四松を、プロレスファンなら小川直也を思い出すだろうが、
このフレーズのチョイスの期限をたどってゆくと、植木等に行き着くはずだ。
だから、僕は十四松も小川も好きだ。

映画、くたばれ無責任、はハッスルコーラを飲んでバリバリ出世するサラリーマン植木等のサクセスストーリーだが、
実は、ハッスルコーラには違法な興奮剤が入っていて商品には使えなかった。
つまり、植木等が飲んだハッスルコーラが本当に効いていたのは最初の1ケースだけで、後はプラシーボ。
植木等は、コーラのおかげと信じていたが、本当は自分の力で活躍してたというオチである。
それが、くたばれ無責任、というタイトルのゆえん。

この映画は、無責任シリーズの「ニッポン無責任時代」と「ニッポン無責任野郎」の間に作られているが、
内容的には、これを飛ばして観た方が良い。くたばれ~、は別物と考えて。
小林信彦は「日本の喜劇人」で、くたばれ~、を説教臭いと酷評していた記憶があるが、
大瀧 詠一監修の「クレージーキャッツ・デラックス(DVD)」では、ハッスルホイ、は輝きを放っている。

過去のアーカイブスから、植木等の記事を。

ホラ吹き男

無責任男

話を、植木等人形、に戻しましょう。
これは関節が曲がり色んなポーズがとれ、詳細なトリセツもついている優れものです。
うかい、さんに開封からポージング、写真撮影までをお願いしました。↓。

日本一のゴマスリ男。↓。

ハッスルコーラが付属品としてついてるのが嬉しい。↓。

ハッスルコーラを持っています。↓。

今日のお昼は有頂天。植木等人形を持って外出する。
北口商店街で撮影する。カメラマンは川原。↓。

そんな川原の撮影場面を撮影。カメラマンは、うかい、その1。↓。

そんな川原の撮影場面を撮影。カメラマンは、うかい、その2。↓。

そんな川原の撮影場面を撮影。カメラマンは、うかい、その3。↓。

そんな、うかい、の撮影場面を撮影。カメラマンは、徳田。その1。↓。

そんな、うかい、の撮影場面を撮影。カメラマンは、徳田。その2。↓。

そんな、うかい、の撮影場面を撮影。カメラマンは、徳田。その3。↓。

そんな徳田の撮影場面を撮影。カメラマンは、ソネ。その1。↓。

そんな徳田の撮影場面を撮影。カメラマンは、ソネ。その2。↓。

そんな徳田の撮影場面を撮影。カメラマンは、ソネ。その3。↓。

そして我々の行動に注目して、通りすがりのおばさんが、ソネさんの撮影風景を撮って行ったそうだ。
その写真、貰えばよかった。

BGM. 植木等「どうしてこんなにもてるんだろう」


私信

3/Ⅹ.(火)2017 小雨 Kocの、にゃんこスター、を繰り返し観てる。アンゴラ村長、かわゆい。姉はもっと可愛い。
たとえば、わかりやすく言うため、極端な言い方をすれば、「クレーム」の類かもしれない。
言ってることはもっともだが、余程の人じゃないとそこまで言わないだろう、という「ナンクセ」とも言えるかもしれない。
それを彼らに伝えても、口にはしないがイライラしているのが手に取るように判る。
そりゃそうだ、「クレーム」や「ナンクセ」だもの。
しかし、この「クレーム」や「ナンクセ」を、簡単に僕は「クレーム」や「ナンクセ」と片付けられない訳がある。
それは何を隠そうずっと僕も思っていたことで、同時に言ってもしょうがないと思っていたし、あきらめていたし、
彼らにはそんなには大切なものではないと思うし、それはそれで構わないし、彼らの勝負する土俵は別の所だと言うだろうし、
それは「正しい」意見だから、そんなことを言うと疎ましく思われるのも嫌だし、言ったら厄介なことにならないとも限らないし、
ただ自分さえ思わないようにしていれば、「ないこと」にさえしていれば、それは「ないこと」になるから、「ないこと」にしようと、
腹に決めていた事だった。だけど容易に割り切れるものでもなく、いつもモヤモヤして、慢性的な欲求不満の原因だったから。
だから僕は驚いたのだ。こんなにうまく言語化した人を。
全然話は変わるが、晩年、立川談志が「イリュージョン落語」を提唱した時、弟子はこぞって「判らない」と言った。
ファンは、談志の話を見聞きしてるし、本も読んでるから、それが何たるか追いつこうとしたが、
弟子たちは「判ろうとしなかった」。志らく以外。
だから談志は志らくに、「お前がいてくれて助かった」と言っていた。
話しを元に戻すが、何を言いたいかと言うと、わかってくれてる人がいて、ありがたかった、という話。
BGM. 吉田拓郎 「海へ帰る」


タペストリーはインビテーション

30/Ⅸ.(土)2017 くもり  Mちゃん、おめでとう
新しいタペストリーを買った。
新宿○1でやってる「シャフト展」で、まどマギ、と、物語シリーズ。
皆、おそろ、の白のワンピース着用でカワユイですね。↓。

タペストリーと言えば、待合室の「けいおん」の巨大垂れ幕は、映画化記念の時、ゲットしました。↓。

時折、外から「けいおん」が見えるクリニック、と噂されているとの情報があり、なんだ?、と思っていました。
今朝、外から確認しましたが、別に何も見えません。↓。

昨日、初めて営業で来た人が、名刺とパンフを置いて帰る際、「ここのクリニックのコンセプトは何ですか?」と質問して、
受付を戸惑わせたとの報告がありました(笑)。
カワクリのコンセプトは、狭い意味での病気の人だけでなく、日常の悩みや相談も受けるので、なるべく病院っぽくしないで、
<川原先生のお家に来る>みたいなイメージにしています。
フィギュアやロックやお笑いやプロレスやマンガなど僕の好きなものや、マイブームが飾られています。
クリニックというより、趣味の部屋、ですね。
夜の帳も下りて、ふと、外へ出てみたら、なんと、明暗のコントラストでしょうか、「けいおん」バッチリみえますね。↓。

これにはちょっと驚きです。
クリニックの電話番号は、6240-7255、語呂あわせで、「何ここ?」ですが、知らない通行人は「何ここ?」って思いますね。
でも、そんな方たちに言いたい。
ここはあなたが本当に困った時の、かけこみ寺、です。
タペストリーは、インビテーション(招待状)の旗印です。
中でも、今週の一番人気は診察室の「地獄少女」です。↓。

閻魔 あい(えんま あい)、根強い人気です。
BGM. 吉田拓郎「午前0時の街」


似顔絵

14/Ⅸ.(木)2017 はれ 連休は台風?
皆さんは、TBSの「ビビット」という情報番組をご覧になったことがおありでしょうか?
僕はなかったです。
それが、うちのブルーレイ・レコーダーは賢いので、「佳子さま」とお気に入りワードを入れておいたら、
9/12の「ビビット」を録画しておいてくれて、僕は一生みることはなかったはずの「ビビット」をみることになりました。
この日のラインナップは豪華(?)でしたよ。
トップニュースは、「女優・鈴木砂羽(44)共演女優に土下座強要か?」。↓。

続いて、「豊田真由子議員、別の秘書にも、暴言の矛先、が」。↓。

そして、佳子さまの登場です!
佳子さまはイギリス留学(リーズ大学)のため出発、舞台芸術や心理学を勉強されるらしい。
心理学かぁ。うちで働いてくれないかな。
でも、「ビビット」ではダンス関係の仕事につくのではとも言っていた。
佳子さまは小さい頃、フィギュア・スケートをしたり、大学ではダンスサークルにいたり、体を動かすのはお好きだから。↓。

そんな佳子さまの成長の記録が「皇室アルバム」のように流されると、出演者は皆、親戚のような笑顔で目を細める。
あのオリエンタル・ラジオの中田でさえ、少し笑みを浮かべていた。
しかし、なんだ、こいつは。堀尾正明。ニュース雑学おじさん、だって。元NHKのアナウンサーらしい。調べた。
その堀尾正明は、佳子さまのコーナーが終わるドサクサにこんなことを言うのである。
「お姉さまの眞子さまは小室さんと留学説明会で逢って交際がスタートした訳でしょう?
佳子さまは、いかがなものでしょうね。ウッシッシ」といやらしい言い方をするのである。
ま、さすがに、ウッシッシ、とは言わないが、はじめて「ビビット」をみた視聴者がそう感じたのだから、言ったも同然だ。
女性司会者の真矢ミキが、機転を利かせ、「色んなことを吸収したいんでしょうね」と話をそらしフォローしていた。
次のニュースは、「アントニオ猪木が見た北朝鮮の今」。
猪木は、「私の役割は風というのか、批判を受けるかもしれないが、平和に向けて風を吹かせる。腹は決めている。
パフォーマンスをやる政治家ではなく本音の政治をやらなきゃいけない」と、一貫した覚悟を語った。↓。

そして猪木が北朝鮮で「元気ですか~?」とか「1・2・3、ダー!」と叫ぶ映像が流れ、結構面白かった。
しかし、また堀尾正明、である。
猪木のコーナーが終わる時、
「はい。猪木氏がどのくらい風を吹かせてくれるかですね~」と言いやがる。猪木は猪木だ。猪木氏なんて言うな。
たけしはたけし、さんまはさんま、と同じだ。
そして、「国連の安保理の制裁が過去8回出てますが出るたびに北朝鮮は報復措置をとってきてる。
またJアラートが鳴りかねない。私も注目していかないといけない」と猪木をまるで無視。
僕がここで注目したいのは、「何を言うか」ではなく、喋るたびに醸し出される堀尾正明の存在感だ。
佳子さまにオヤジっぽい下世話発言の直後の猪木のニュースでジャーナリストの正義を振りかざす矛盾は、
ワイドショーだから許すが、画面に映し出される表情が邪悪だ。
浅黒い脂ぎった顔面と、毛髪の量が多いので束のようになっているヘアスタイル。
そして顔のパーツが中央に集まってて、真ん丸い涙目の黒目の両脇と下の部分にスペースがある三白眼。
底意地の悪い、小人物という感じだ。
思わず、この男の発言場面だけを編集して、保存して、「堀尾正明」とタイトルまでつけてしまった。
堀尾のとりこか?
僕はテレビで誰が何を言おうが勝手だと思うし、普段は一々、気にしない。
しかし、僕は佳子さまが好きだし、猪木は中高時代のヒーローだ。
惚れた女と昔の恩人が悪く言われたら、植木等ではないけれど、お呼びでないのにしゃしゃり出る、が男の了見だ。
…という訳でちょっと因縁つけてみました。
でも「ビビット」をみたことない人や、堀尾正明、を知らない人はイメージがつきづらいですね。
そこで、似顔絵を描いてみました。↓。

これをお昼に受付のうかいさんに見せたら、「わからない(似てない、という意味)」と。
なので描き直してみました。
うかいさんには、「そっちの方が似てる」と言われましたが、
前後の脈絡を知らず純粋に似顔絵だけを見た大平さんには、「昨日テレビでみましたよ。田原聡一朗さんですよね」って。↓。

さて次回は、うかいさんの似顔絵満載の「うかいの私が憧れた女たちパート2」です。
パート1、を読んでない方でも楽しめますが、こちらに予習できるようなコーナーを設けてみました。
パート1、を読んでない人は、こちら
僕の書いた「昭和vs平成のアニメ・特撮・マンガのヒーロー・ヒロイントップ10」も参考になりますよ。
それでは、堀尾正明、のことは忘れて、うかいさんの記事をお楽しみ下さい。
BGM. メリー・ウェルズ「マイ・ガイ」


アンケート、ジョーは5位。

7/Ⅸ.(木)2017 くもり、時々、雨  アントニオ猪木、政府懸念を振り切り北朝鮮へ
8/26地上波で昭和vs平成のアニメ・特撮・マンガのヒーロー・ヒロイントップ10という番組をやっていた。
昭和は30代・40代・50代以上で、平成は10歳未満・20代というくくりで、各世代男女1000人・計1万2千人にアンケート。
1位3点、2位2点、3位1点の合計点で集計したそうだ。↓。

2012年の4月、フジテレビで「1億3千万人が選ぶアニメ&特撮ヒーロー&ヒロインベスト50」という番組をやった。
それは、1番好きなヒーロー・ヒロインを年代別(10代、20代、30代、…)にアンケート調査した結果をランキングで発表した。
調査方法が違うから単純に比較できないが、見比べてみると面白い。
2012年は5年前ですが、ヒロインの1位は、タッチの浅倉南でした。僕はこれがすごく意外でした。
僕の予想では、国民的ヒロインだから、「しずかちゃん」か「ちびまる子ちゃん」か「ワカメ」あたりかと甘く見ていたからです。
「全員、小学生!」というツッコミを受けました。
ちなみに、ヒロインの2位が峰不仁子で、3位が銀河鉄道999のメーテルでした。
「けいおん」の平沢唯と「涼宮ハルヒの憂鬱」の涼宮ハルヒは、「10代」に限りベスト10に入っていました。
総合で、綾波レイは8位、アスカは22位でした。ウルトラセブンのアンヌ隊員は9位とベスト10入りを果たしていました。
ヒーローは、3位がルパン三世で、1位がドラゴンボールの孫悟空とワン・ピースのルフィが同点1位でした。
仮面ライダーが4位。ウルトラセブン(5位)の方がウルトラマン(7位)より上位でした。
僕はガンダムは詳しくないのですが、シャア(12位)がアムロ(15位)より上でした。
しかし、ビックリしたのは、番組内では直接、採り上げられなかったが、画面の隅に映っていた、「70代」の1位の月光仮面。
少し笑った。
しかし、これをわざわざボードに書く意味はあるのだろうか?
統計には何の反映もしないと思うのだが。
大体、このアンケートがどういう方法で行われたのかは、番組では紹介されなかった。なので想像するしかない。
バイトが街頭で道行く人にインタビューをしたのかな?
70代と言えば、人生の大先輩だぞ。そんな方に対して、「あなたの好きなヒーローは?」なんて良く質問できたものだ。
俺は、そんなこと聞く勇気ないな。70代も良く「月光仮面」なんて真面目に答えたな。近頃の年寄りは、たるんでるのかな。
…などと、当時の記事に書きました。
私が憧れた女たち」というアニメの記事を書いたことのある受付のうかいさんもこの番組を観てたから感想を聞いたら、
「普通でしたね。マニアックじゃない。涼宮ハルヒ、とか入ってませんでしたね。国民的で意外と良かったです」と、
彼女は逆に面白がっていましたが、僕はやはり大規模アンケートの難しさというか、テレビと言う媒体のショボさを痛感しました。
やはり、これだけ価値が多様化してる世の中なのですから、有象無象を調査対象にせず、
多方面からガチのオタクを厳選してリサーチした結果を見たかった。うかい、さんの次回作(第2弾)に期待しよう。
しかし、ビックリしたのは、そんな嘆きや小言も吹き飛ばす、驚きのランキング結果!
昭和の19位「月光仮面」です。↓。
ここで豆知識ですが、「正義の味方」という言葉は、「月光仮面」の作者が考えたものだそうです。
それは、人間はどんなに頑張っても「正義」にはなれない。なれるとしたら「正義の味方、だ」という中々深い話ですね。

「月光仮面」がどの位置にいるか見てみましょう。
昭和・平成の最強ヒーロー・16-20位です。↓。

「月光仮面」が昭和のヒーロー19位ですが、ヒロイン19位はアンヌ隊員でした。↓。
前回はトップ10に入ってましたが、5年の歳月が順位を落しましたね。

平成のヒロイン19位は、まどマギの、ほむら、ちゃんでした。↓。

まどかは圏外でした。↓。

浅倉南は「平成生まれの17位」に入っています。さすが強いですね。↓。

ヒロインのランキングを続けましょう。
昭和11位に、エヴァの綾波レイ。↓。前回は8位でしたから、あまり変わらないですね。
そのかわり、アスカは圏外。マリの登場で票を食われたか?

平成の14位に平沢唯ちゃん。↓。「けいおん」からは彼女だけです。

下は、クリニックにある平沢唯仕様のギター、ギー太。ネックの部分に、平沢唯の名前が。↓。

ヒロインの11-15位です。↓。いよいよトップ10。

出ました!
平成の9位に、しずかちゃんです。↓。
前回は50位にも入っておらず、僕の予想が笑いものにされたので、リベンジした気分です。

平成の8位は、カードキャプターさくら、の、木之本桜、です。
これは随分、流行ったんですね、平成12年生まれの女の子の名前ランキング1位です。↓。
そういえば、僕は「命名」に興味を持ってた時期があり、
生命保険会社に頼んで、名前ランキングの冊子を送ってもらっていたことがあります。
以前の記事では、「南ちゃん」という名前の子がいる実話を紹介しました。

クリニックには、「しずかちゃん」も「さくら」もお馴染みです。下が、しずかちゃんコーナー。↓。

華麗なるヒロイン6-10位です。↓。

そして、3-5位。↓。

昭和の2位は、南ちゃんでした。↓。

平成の2位は、セーラームーンです。↓。

セーラームーンは、婚姻届もあるそうです。↓。

ヒロインの、トップ5はこうです。↓。

一方、ヒーローの昭和の9位が、アトムです。↓。
僕はリアルタイムで、アトムは観てません。
裏番組で、ウルトラマン、をやってたからです。
手塚治虫の家では、アトム、の時間にはテレビの前で、家族が正座してみる習慣だったのが、
ある日、息子が「ウルトラマンを観たい」と言い、お母さんが「お父さんの番組を観なさい」と叱りつけたら、
手塚治虫が<子供の好きな番組を見せなさい>と寂しそうに言った、というエピソードを聞いたことがあります。
だから僕らの世代は、アトム、はあまり知りません。

昭和のヒーロー5位は、矢吹丈、です。↓。梶原一騎作品で唯一、ノミネートです。
巨人の星、も、タイガーマスク、も入っていませんでした。やはり、あしたのジョー、も強いですね。
知らない世代の人のために、あしたのジョー、の説明は長く時間が割かれていました。
ボクシングセンスを見い出され不良少年からボクサーへと成長して行くストーリーと大雑把にまとめられてました。

そんな、ジョー、がトップ5に入った理由も、体が壊れながらも立ち向かう姿と分析。
ジョー、が得意としていた、防御をしないで相打ち狙いの、ノーガード戦法、も紹介。↓。

しかし、この戦い方は相手の攻撃をよけないため試合ごとにダメージが蓄積します。
それも衝撃映像で解説。↓。

パンチを受けすぎて、ボタンが付けられなくなるなど体がボロボロになる様子も。↓。

それでもリングに立ち、ついにつかんだ世界タイトルマッチ。↓。チャンピオンの名前は、ホセ・メンドーサでしたっけ?

しかし、最後には「燃えたよ…燃えつきたよ…真っ白にな…」と、この有名なシーンを生み、ジョーは死んだのか、
と議論が今も続いていると言ってました。↓。
そして作画作者の、ちばてつや、が登場して、「それは判らない」みたいなことを言ってました。
もっとも、ちばてつや、って梶原一騎の注文を間違えて、力石徹の体をジョーよりバカでかくしてしまったそうです。
災い転じて、で、そのおかげで力石の過酷な減量シーンが描かれたらしいので、何が幸いするか判らないですね。

あしたのジョー、で随分、盛り上がりましたね。
番組は、昭和の最強ヒーロー・トップ5の発表を続けます。
そこで出て来たのが、こういうアンケート番組だからしょうがないのでしょうが、これです。↓。

究極のスポ根マンガから、まさかの、ドラえもん、です。
そしてこのランキングの途中発表の絵柄。↓。
ある意味、この番組のすべてが台無しになった瞬間だ。
ここが一番面白かった。

BGM. 沖田浩之「燃えてヒーロー」


マンガ・煙が目にしみる

3/Ⅸ.(日)2017 はれ
前回のマンガが、局所的にウケたので、少数派のニーズにお応えして、もう一丁、未発表作品を紹介してしまいましょう。
その前に、これらのマンガ・シリーズの表紙とも言うべきものをお見せしましょう。
クリニックの受付カウンターにも貼ってあるから見たことある人もいるでしょう。↓。

これはビートルズのジョンとポールが初期のストーンズに曲を書いてあげた時のエピソードをパロディにしたものです。
ジョンとポールはあっという間に部屋から出てきて、ミックが「ギターでも取りに来たの?」と聞くと、
「もう出来たよ」と言ったという話。その曲が、「彼氏になりたい」です。
ストーンズのシングル曲を、ビートルズではリンゴ・スターが歌っています。
GWのポール・マッカートニーのドーム公演では、「次はリンゴの歌だよ」と曲紹介してポール自らが歌ってましたよ。
さて今回ご紹介するマンガのタイトルは「煙が目にしみる」です。↓。

プラターズの曲が有名で、映画「アメリカン・グラフティ」では、
男の子が奥手であるが故にギクシャクしたカップルが、学園祭のダンスパーティーで「ベスト・カップル賞」に選ばれて、
チークを踊りながら、皆には愛想を振りまいて、周囲には聞こえないように口げんかしながら仲直りする場面で流れました。
僕がこのマンガのプロットを書いたのは、高3の時で、場所は高田馬場の「イントロ」というジャズ喫茶でした。
ジャズ喫茶では、セロニアス・モンクの前衛的なアレンジの「煙が目にしみる」が流れていて、
そこからインスパイアされたのを今でもよく覚えています。
アイデアを温めて、大学1年の時にマンガにしました。足掛け3年です。(浪人してるから)
主人公の男は、浪人時代の「僕」です。
元カノと久し振りに会います。彼女だけ大学に受かって、振られました。
自分を振った彼女との再会という設定です。
「僕」は喫茶店に先に着いてますね。当時は、モカ、は大人っぽかったのでしょう。↓。

画力に難があるので説明しますが、右手に持ってるのが「タバコ」で、左手が「ジッポのライター」です。↓。

インディアンの狼煙のようですね。僕はここにいるよ、という合図でしょうか。
しかし、実に頼もしい。余裕シャクシャクな態度で、元カノを待ちます。↓。

しかし慣れないタバコにむせてしまいます。この描写は山口百恵の「秋桜」のB面の「最後のページ」からヒントを得ました。↓。

元カノ登場です。↓。

画力が不安なので解説しますが、右手は「いやいや」という否定の仕草です。分身の術ではないです。↓。

紳士はさりげなく椅子をひきます。↓。

つれない女です。↓。

「いつから煙草を吸うようになったの?」と言っています。↓。

右手はタバコです。葉巻ではありません。↓。

当時、僕はこういう髪型の女の子が可愛いと思っていました。ちなみに聖子ちゃんカットが大流行の時代です。↓。

元カノ、何も注文してないですね。テーブルの上、何もないし。ウエイトレスさ~ん、灰皿必要ですよ~。↓。

元カノは、思わせぶりです。↓。

元カノは、トボけます。↓。

気まずい沈黙が流れます。いつのまにか灰皿があります。さっきの声がウエイトレスさんに届いたのでしょうか。↓。

皆さんの鑑賞眼が心配なので説明しますが、タバコを灰皿で消している「僕」と、鞄を「ゴソゴソ」とまさぐる元カノです。↓。

ハンカチを探してたんですね…。そんな殊勝な女じゃなかったですよ、現実は。願望ですね、願望。↓。

BGM. プラターズ「煙が目にしみる」