展示会!

3/Ⅹ(日)2010 くもり
今日は、塚田さんと共通の知り合いの作品展示会を一緒に観に行く約束。ハチ公前で待ち合わせ。                                                     二日酔いで頭が痛い。胃もむかむかしてて、口の中にはミントの味が残ってる。さては、何か爽やかな酒でも呑まされたな。
待ってる間、しゃがみ込んで寝てしまう。日曜の朝、ハチ公前で、寝る大人。酒臭い、と塚田さんに言われる。                                                  そんな…、事実だけ言われても、な。会場の案内のハガキを忘れる。しょうがなく、塚田さんが携帯で調べる。                                                  場所は、原宿だった。そんなことを携帯で調べられる携帯機能と使いこなせる塚田さんに感心する。                                                            ところは、渋谷スクランブル交差点。
展示会に着く頃には、お酒もかなりぬける。人工芝の蝶ネクタイが可愛かったので買う。

かわいらしい展示会だった。作品を見てたら元気になったので、帰りは渋谷まで歩いてみた。                                                              しかし、人の波。3回くらい、塚田さんを見失った。
酔いが醒めると同時に、少しづつ昨日のことを思い出す。思い出すのは、あんなことしなきゃ良かった、とかあんなこと言わなきゃ良かった、って後悔することばかり。反省するために、酒を呑んでるようだ。憂鬱。家に帰り暖房をつけ、虫のように丸まって、頭からふとんをかぶって寝る。
@その日の夢
クラス会で、集まった仲間は選ばれた人々だった。
未来を予知できる男が、今はうだつのあがらないこのメンバーで何年後かに大ヒット映画を作れるというのだ。                                                 1人が優秀な映画監督、1人が優秀な脚本家、1人が優秀なカメラマン、1人が優秀な俳優で、1人が優秀な宣伝マンなんだという。それに未来を予知できるこの男の助言にそってやっていけば大成功間違いなし。良かったじゃないか。
で、その原作をオレが夢で見るらしい。さっそくオレはその場で寝て、見た夢を語り、脚本家が脚本にして、撮影に入る。                                            今、撮った分を見たらすごく面白い。大ヒット、間違いなしだ。すると、皆は、先を作るから早く夢を見ろ、早く寝ろ、とせかす。                                                そんなに寝てばかりいたら、寝疲れしちゃうよ~。
そんな夢を見た。18時間くらい寝た。
BGM. エマーソン・レイク&パーマー「展覧会の絵」 


勉強会!

2/Ⅹ.(土)2010 はれ
夜から、新薬の勉強会。診察が長引いてしまい、大幅に遅刻。
城南地区の勉強会や精神科医の集まりの時は、必ず「つね先生」が世話人になってくれている。
面倒見の良い親分肌の先輩だ。
2次会は、その「つね先生」の馴染みの銀座のバーへ。
酒のつまみに出た、コンニャクの甘辛煮がうまかったので、板長を呼び、ハワイ旅行で余ってた$紙幣をチップで渡す。
板長はノリノリになり、「チップ、頂きました~!。七百$です~!」と大声で叫び、鉢巻にお札を差して働いていた。
以前にも、僕はここに連れて来てもらったことがあり、その時、店のゲイ・ボーイに
「ウチらを本当に旅行にまで誘って、実際に連れてってくれるのは「つね先生」くらいなんですよ」と、
「つね先生」がトイレに行ってる時にこっそり泣きながら告白されたことがある。
もらい泣きした。その事、「つね先生」には言ってない。調子に乗るといけないから。
「つね先生」は、最近は加圧トレーニングに凝ってて、ここ30日くらいは酒も呑んでいないという。
豪快にして繊細な人が、自分の肉体改造に興味が行くなんて、三島由紀夫の最期みたいじゃないか。
心なしか顔色も悪いな。顔が浅黒い。
「つね先生」本人は、「ハワイ焼けだ!」というが、心配だ。
<お前、自殺すんなよ!>と言って、ヘッドロックして、頭5発くらい殴っといたから、まぁ、当分は大丈夫だろう。
開業医が集まると、経営の話に少しはなる。
「今の診療報酬では(経営は)苦しい」と皆、口々に言っていた。
「つね先生」に、「お前もやり方、考えろよ」と言われた。
なんじゃ、そりゃ?。
製薬会社の人も1人、一緒に来たが、いつまでもネクタイをしめてるから、
「ネクタイをとれ!。もしくは、ネクタイだけになれ!」と命令した。
結局、別の医者の頭に、ネクタイを巻いてやった。
製薬会社の人に、「最初から、この店でやれば良かったのに」と言ったら、
「つね先生」に「バ~カ、ここじゃ経費で落ちねぇんだよ!」と言われた。
なんじゃ、そりゃ?。
で、今日の勉強会の会場に選ばれたのが、神楽坂のアグネス・ホテル。
アグネスというと、アグネス・チャンやアグネス・ラムを思い浮かべる人も多いと思うが、
アグネスと言えばなんてったって「聖アグネス」だろう。
聖アグネスは、4世紀の初頭、「キリストはわたしの花婿です。わたしはその方に従います」と宣言した。
ローマの裁判官の息子は、美しいアグネスを見そめてプロポーズするが、聖アグネスはまったく受け付けなかった。
この親子、甘言で落ちないとみると、力づくの威しに出た。
裁判官は「それなら、つぎの2つのうちどちらかを選べ。ローマ神殿に行って供物を捧げるか、娼婦館に行くか」。
聖アグネスは、それでもひるむことなく
「わたしは偶像の神々に供物を捧げるつもりはありません。しかしまた、わたしを肉体の罪で汚すこともできないでしょう。
わたしには、わたしのからだを守ってくれる主の御使いがついているからです」。
そこで、裁判官は、聖女の服を脱がせ、全裸の姿で娼婦館にひきたてようとした。
すると、聖アグネスの髪の毛が長く伸びて、子羊のように全身を覆ったという。
娼婦館に着くと天使が待っており、聖女に明るく輝く服を与え、館の中をその輝きで満たしたという。


朝、起きたらポケットにクチャクチャの1万円札が3枚、入ってた。
覚えてないけど、きっと払おうとしたんだろうな。
※訂正:本文中のチップの額‘七百$’は‘7$’の書き間違えでした。七百円と混同したのです。お詫びして訂正いたします。
BGM. J.S.バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」


メンバー紹介!

1/Ⅹ.(金)2010 くもり
私事ですが、我輩は毎朝起きる時間が定まっていないので、クリニックに到着する時間がマチマチで、早いと8時20分頃、遅いと9時ギリギリになる。
受付の2人は、1週交替で早番と遅番をシフトしているのだが、2人はとても真面目で決められた時間よりうんと早く来て掃除をしている。
今週は岡田さんが早番。岡田さんはものすごくビックリする体質でそこにきて朝の僕は神出鬼没、そんな2人の化学反応から、僕がクリニックに入っていくと、飛び跳ねんばかりにビックリして「キャッ」とか「ワッ」とか言うならまだしも、「やだもぉ!」とか「なんで入ってくるんですか!」と怒られたりする。ここ、オレのクリニックなんですけど…。


吉田さんは岡田さんを擁護して、自分達は掃除機がけに集中しているのに、先生が足音もなく気配を消して入ってくるからイケナイと言う。オレは、すきま風…。


今日は、精神科ナースの塚田さんが忌引きでお休み。面接の予定があった方、日程を変更させていただきご迷惑おかけいたしました。協力ありがとうございます。塚田さんには、精神科的観点から個別に患者さんの生活指導や、診察で何を話していいかわからない人のために事前に話をしてまとめる面接をしてもらっています。


思春期の若い子は特にそうだが、人間は皆、色んな人と関わって会話をすることが絶対に大事だから、うちのクリニックでは、診察やカウンセリングだけじゃなく、こうやってナースと話したりするようにすすめている。
同じ意味で受付の人も関わりを持つように接しているので皆さんも一声かけて下さい。話すきっかけがわからない人のために、クリニックのあちこちにクイズやなぞなぞのポスターを貼ってあります。その答を受付に教えてあるので、「あの問題の答えは○×ですか?」と聞いてみて下さい。正解、もしくはヒントをくれるかもしれません。似顔絵も募集中。
あとクリニックには臨床心理士がカウンセラーとしています。火(第1を除く)・水・金・土が徳田さんで、木曜日が森国さんです。臨床心理士のお仕事については、近々彼女らが直々に、ホームページ上にコーナーを設ける予定です。いいものをこしらえるには、締め切りに間に合わせるように作ってはイケナイので、秋の夜長、気長にお待ち下さい。                                                 乞うご期待!。(ハードル、高っ↑)。


僕の方は、おかげさまで毎週金曜、南波先生に診てもらってるから、体調はすこぶる良ござんす。今日から、10月。
BGM. おニャン子クラブ「会員番号の唄」


めざせ武道館!!

30/Ⅸ.(木)2010 セプテンバー・レイン
昨晩は診療の後、クリニックに人が集まりカンファレンス、終わったのが10時半。
それから雑務をして帰宅したのが、深夜1時過ぎ。
さっさと寝なきゃと思ったのだが、ついつい録画しておいた「けいおん!!」・番外編「訪問!」が気になって観てしもうた。
卒アルの話、相変らず誰も傷つかない、いい話。
エンディングの♪NO,Thank You♪が終わって、ボーっとCMを見てたら、
真っ白な背景を唯が軟体動物が二足歩行してるみたいなペタリペタリという歩調で、画面右から歩いて来て左端に消えたかと思ったら、
画面にアップで「映画化決定!」と出た。
ビックリ!!。ヤバっ、目が冴えちゃったよ。(ついでに「かんなぎ」の二期もやって下さい)。
そうそう、ストーンズの映画を武道館で観た時、思ったんだけど、「けいおん」も学園祭のライブとか名場面を編集して、
武道館でフィルム・コンサートしたらいいのにって。
という訳で、急遽、架空・宣伝用チラシ、作ってみた。↓。

けっこう人、入るんじゃないかしら?。その節は是非、合間にナギ様&ざんげちゃんも。↓。

そして昼休み、僕は森国さんと雨の中、つけ麺を食べる。モロヘイヤをトッピング。それが、現実、9月も、終りだ。
BGM. 戸松遙「motto☆派手にね!」


ウツボラを読む

29/Ⅸ.(水)2010 はれ
中村明日美子『ウツボラ』を借りて読んだのだが、これが面白い。恐れ知らずの大胆な描写と繊細なタッチが耽美的で官能的。
内容は、今度、クリニックに買って置いとくので見て下さい。
下の謎っぽい少女が、小説『ウツボラ』の作者・藤乃朱(もしくは、双子の妹・桜)。

これを読んで連想したのが、僕の友人が熱を上げている「絵」。それは、新宿・世界堂で展示販売されている裸婦の油絵。                                         10万円くらいするので買うことができず、彼はいつもいつも見に行っている。お前も見ろ、と連れて行かれた。                                                    謎っぽい少女が、横向きで大きなキャンバスに描かれていた。
姿かたちは似てないんだけど、クールに誘惑的なところが共通してて、ダブって見えるのかな。
彼の夢は、その絵を購入して、画家にお願いしてモデルの子に逢わせてもらって、一緒にお茶をしながらお話をすること。                                              彼女はブレンドとチーズケーキを注文し、彼はコーヒーが飲めないから紅茶をオーダーする。
お互いの好きな小説や映画や美術や漫画やアニメやロックやリズム&ブルースやRCサクセションやアイドルや怪獣や妖怪やプロレスや総合格闘技や落語や漫才や占星術や黒魔術やエロティシズムや精神世界やギリシャ神話や聖書や妖精や純愛やこの世の終りの話などをして、おすすめの本や映像を貸し借りするんだって。
いいなぁ、夢想家は。まるで、うらやましいよ。
余談だが、「オレの友人がね~」という痴話話は、結構そいつ自身の話だったりすることが多いな。
BGM. 石川秀美「ミステリーウーマン」


恋の特効薬

28/Ⅸ.(火)2010 雨
先日、友人の誕生日、プレゼントに何をあげようか迷う。結局、「ホレヤスクナ~ル」にした。                                                               意中の人に、こっそり食べさせるよう薦める。中身は、ラムネ菓子。↓。

オモシロクナ~ルの姉妹品。これは、Nタンからのプレゼント。↓。その節は、どうもありがとう。

BGM. オフコース「僕の贈りもの」


朝の雨

27/Ⅸ.(月)2010 雨
急に寒くなりましたね。「徐々に」という言葉をしらないのでしょうか?、と昨日、志の輔が言ってたが、今朝は寒かった。                     それも、半そでのポロシャツ1枚で出かけたから、寒い朝。今日は、獨協の校医。学校帰りも雨、寒い。半そでだから。
暖をとりにクリニックに寄る。ついでだから、クリニックの受付部分の飾り物をチェンジする。                                      エヴァのUCC缶コーヒーや「朝倉涼子のおでん」をしまい、2009~10のワン・フェスのドラえもん・フィギュアシリーズを陳列。
ちょっとした気分転換。
これが、改変前。↓。

で、これが改変後。↓。

2009~10のワン・フェスの面々。↓。



BGM. キャッツ・アイ「めっきり冷たくなりました」


すてきなサンデー

26/Ⅸ.(日)2010 曇りのち雨
12チャンの『ポケモン・サンデー』が今日で最終回だった。
当初は、中川翔子が出るから観てたのだが、気がついたら共演のTIMやロバートにも愛着が湧いていた。彼らのいいところは、とかくお笑いの人にありがちな自己主張の強さがなく、ふざけたことも言ったりやったりするのだが、決してポケモンの邪魔をしない。ゆったりとした日曜日の午前にはぴったりの番組だったのに、残念。来週からどうしよう?。教会にでも行くか。
午後からは、赤坂に志の輔らくごをききに行く。

談志が、雑誌の対談で、たけしに「今の落語家はどうですか?」と聞かれ、落語の伝統芸能的なものを談春が、狂気の部分を志らくが受け継いで、志の輔にはその両方があると評していたけど、さすが安定感バツグン。面白い。
一席目は「バールのようなもの」という新作(創作)。
二席目は「高瀬舟」、森鴎外の短編の読みきり。三味線や笛や鼓などの演奏者が6人、赤い台に前に3人後ろに3人づつ座り、高瀬川を渡る小舟に見立てて、高座の後方を舞台の右側から左側に滑っていく。音響効果に視覚的効果も加わり、斬新。
三席目は、豆腐屋と学者の話。ボランティア精神と恩返しがテーマ。「忠臣蔵」の話を織り込みながら、笑いあり涙ありで、21世紀になっても大切なのは「義理・人情」ではないかという、志の輔からの強いメッセージ性のある仕上がりだった。

そうそう、石野真子からお花が届いていて、びっくりした。↓。こんなところで再会するなんて、奇遇だね。

BGM. 石野真子「日曜日はストレンジャー」


DREAM16

25/Ⅸ.(土)2010 くもり
クリニックの帰りに、ケンタッキーでフライドチキンを買って、ご自宅でワインを片手にスカパーのペーパービュー「DREAM16」を観戦する。
話はいきなり脱線するが、開業するにあたりクリニックの名称を考える時、家族相談とかもするから「川原ファミリークリニック」というのも候補の1つにあげた。核家族化が叫ばれる現代、あえてオジイチャンをイメージ・キャラクターにする。                               白髪に白いヒゲに老眼鏡、白い杖をついて白いスーツを着せよう。背景は赤。そこに「川原ファミリークリニック」のイニシャルKFCの文字。肖像権とかで揉めると嫌なので、シンプルに「川原クリニック」とした。                                               ケンタッキー・フライド・チキンの思い出でした。
で、DREAM16。石井の電撃参戦もあり、桜庭、青木、ゲガール・ムサシと役者が揃った。                                                           KIDの欠場は残念だが、フェザー級の層の厚い面々が集結した。
で、感想。ムサシ・小見川は強いな。所はかわいそう。宮田はKIDとリベンジ戦やらしてあげたらどうだろう。                                                  一番、脳裏に焼きついてるのは高阪のドラム。
そのあと、「キング・オブ・コント2010」の録画を続けてみた。ピースとキング・オブ・コメディの競り合いは熱かった。                                           なんだか、こっちの番組の方がエキサイティングだったぞ。点数低かったけど、ロッチも良かった。
でも、青木は勝って良かった。朝、早起きして、祈りをこめて水浴びした甲斐があった。あとは年末に、メレンデスに雪辱だ!。
BGM. プラターズ「マイ・プレイヤー」


レディース&ジェントルメン

23/Ⅸ.(木)2010 雨
本日は、お足元も悪い中、日本武道館にローリング・ストーンズの『レディース&ジェントルメン』というフィルムを観に行く。
僕は、こないだヒステリック・グラマーで購入したねずみ色をバックにキース・リチャーズが上半身裸で黒いネクタイだけしてボーっと立ってるデザインのTシャツに、ハワイのハーレー・ダビッドソンで買った女性用の黒と紫のカーディガンを羽織り、ズボンはグリーンのカラージーンズをはいて、靴は5-6色が混じってるスニーカー、傘は緑色の水玉模様のビニール傘でおシャレして出かけよう。ストーンズだもの、ポップにいかないと。ライブは、家を出る時からがライブだ。
この映画は1972年の名盤「メイン・ストリートのならず者」のリリース後に行われた北米ツアーの模様を収めたもので、                                           後にミック・ジャガーが「この時期がもっとも音楽的に充実していた」と言っている最高のライブ作品だ。                                                  1974年に1度、NYでプレミア上映されて以来、一般には上映されなかった幻の映画だ。
1972年といえば僕は小学生で、茅ヶ崎の「名曲センター」というレコード屋の今週のベスト10に、森田健作や奥村チヨや                                              天地真理のレコードにまじって、ストーンズの「ダイスをころがせ」が入っていた。かっこいいレコード・ジャケット。 
僕が生まれてはじめて買った洋楽のシングルだ。↓。

1973年、ストーンズは日本公演の予定だったが、直前にミック・ジャガーの麻薬所持問題があり、日本政府は入国を拒否。                                        その際のミックのコメントが、「来日直前にドタキャン?フン、お前ら、せいぜい、ナマ魚でも食ってな!」だったとか。
ストーンズは1990年に初来日するが、ミック・ジャガーは1988年に一足先にソロで日本公演をはたしている。                                                      その時のミックのコメントが、「僕は、最近、寿司を食べてるよ!」だったとか。
本来なら1973年にここ日本武道館で、これから観るツアーの演奏が行われるはずだった。
40年以上の時を経て、最先端技術によってリマスターされた最新映像を因縁の武道館で見直そうという趣向だ。                                                     それも今日、たった1日だけ。僕は、15時からの回と18時からの回と2回続けてチケットをとった。                                                       1回目はスタンドで、2回目はアリーナにしてみた。
僕は1990年のストーンズ来日公演を東京ドームに観に行った。丁度、僕が医者になった年だった。開演前からドキドキして、ステージのそでからミック・ジャガーが登場した時、「!!!!!」と思ったのだが、しばらくしてフッと現実感覚がなくなり、                 「なんだか豆粒みたいな人が動いてるなぁ」と、感激のショックのあまり急性の離人症にかかってしまい、勿体ないことをした。
その点、僕が医学部に入学した年に封切りされた、ストーンズの映画『レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥギャザー』は面白かった。橋本治が「これは、(まるで)ディズニー映画だ!」と評したごとく、カラフルで楽しい映画だった。
僕自身、日本武道館には吉田秀彦の引退試合以来の来日である。↓。

入場者に「レディース&ジェントルメン」の特典のポスターが配布された。2回みたから2本もらった。                                                           1本は、世界堂でラミネートしたらクリニックに貼ろう。トイレの扉に貼ろうかな、レディース&ジェントルメンだから。

映画は、オープニングが「ブラウン・シュガー」、ギターはミック・テイラー、かっこE!。思い出の「ダイスをころがせ」は6曲目、かっこE!。途中、ミック・ジャガーが「乾杯!」と言って、ジャック・ダニエルの瓶をラッパ飲みする、かっこE!。                             後半は、ヒートアップ。特にラストの「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」~「ストリート・ファイティング・マン」が圧巻。                                               ミック・ジャガーが真っ白なドレスで真っ赤な花びらをステージにまくのが、妖艶。90分弱のフィルムだけど息つくところがない。2回観て良かった~。
10月には、DVDもリリースされるそうだが、それに先行して全国のTOHOシネマズでは10月1日(金)~8日(金)まで期間限定で上映するそうだ。せっかくだから、大画面&大音量で観た方が迫力があって楽しいです。おすすめです。
大いに満足。サティスファクション。
帰りに寿司屋に寄り、ナマ魚で一杯やる。
BGM. ローリング・ストーンズ「ダイスをころがせ」