憬れのハワイ航路②

初日。
ハワイは日本語が通じると言うが、あれは嘘である。店員は片言の日本語を使ってくる人が3割、ガチのイングリッシュで来る奴が7割とみた。まさか、俺をみてアメリカ人とも思わんだろ。
しかし、英語が喋れなくても何とかはなる。概ね、買い物と観光でのやりとりなので、お互い、通じればいいのである。細かい文法の指摘や、「そんな言い回しは英語にはない」などとうるさいことも言われない。
僕の今日の数少ない経験から言えば、英語が苦手な人は一切英語を使わない方がいい。「イエス」とか「ノー」とかも言わない。「スモール」とかもダメ。全部、日本語で通す。「そう」「ちがう」「もっと、小さいの」と、なるべく大きな声で身振り手振りで言うと通じる。「この人には、一切英語が通じないんだ…」と思い知らせ、相手が聞き取り能力をアップしようと努力させるのである。中途半端に、「フィッシュ~」なんて言うと、牛肉が出てくるから。実際、ビーフ、出てきたし。「さかな!」と言うのがいい。
昔、英語の教師が、「英会話の上手・下手は語学力ではない。それは気質とか体質みたいなものが大きい」と言っていたのを覚えている。気質なら気合でカバーできる。後で、疲れるけど。
ホテルは素敵なホテル。荷物だけ置いて、海に出た。ビーサンを脱いで、波打ち際を歩く。海に入るのなんて何年ぶりだ?

ハワイの海には、白い鳩が多い。どのくらい海を渡れば、白い鳩は砂の上で安らげるのだろう?
ボブ・ディランの「風に吹かれて」の一節が頭をよぎる。
変な山があるなぁ、と独り言を言うと、近くの子どもが「ダイヤモンド・ヘッドだよ」と教えてくれた。あぁ、ベンチャーズの。
反対側に夕陽が映える。茅ヶ崎も、ハワイも陽が沈む方向は同じなんだな。
遠くにヨットが見える。夕陽に赤い帆、プラターズだ。綺麗なので、写メに撮ってみる。うまく撮れないなぁ。写メの限界だな。写るんです、買っとくべきだった。

BGM.A面 早見優「夏色のナンシー」/B面 ザ・リガニーズ「海は恋してる」


6 Replies to “憬れのハワイ航路②”

  1. サラリーマンなんで、長期休暇をとって去年と今年の夏前にハワイに行きました。
    ビーチは断然、ラニカイビーチがお勧め。
    泳げる範囲で、熱帯魚を見ることができます。
    ダイヤモンドヘッドの朝日はまだ見たことないな~
    次回はぜひ見てみよう。

  2. KONISHIKIも入れましょうよ。
    彼の家も「このー木何の木」並に日本人しか興味ありそうもありませんが。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です