我が子

20/ⅩⅠ.(日)2011
11月も残り少しですね。11月は、父と母の誕生月であり、父の命日があり、息子の誕生日もあり、色々と物想う月であります。
今日は息子の誕生日。焼肉を食べに行く。
息子と、父は同じ干支で、出産予定日が父の命日の11月8日だったから、親戚連中からは「もしや父の生まれ変わりでは?」と期待されていた。しかし、なかなか予定通りの出産にならず、父の誕生日が11月27日だから、「もしや、その日に産まれるのでは?やはり、生まれ変わりだ」と親戚筋では噂になった。
そんな中、当時まだ生きていた母から電話があり、「今日、(茅ヶ崎の実家の)庭に大きな見たこともない白い鳥が舞い降りてきて、じっとこちらを見て、静かに飛び立った。だから、きっと、今日産まれるというお告げだ」という呑気な内容だった。
ちなみに、その大きな見たこともない白い鳥とは、サギとか鶴のような種類ではなく、ワシとかタカのようだったという。百歩譲って、そんな物騒な鳥が本当に庭に来たとして、何故、それがお告げだと言い切れるのか?。
それは、この子と父の共通する干支が「とり」だからだという。十二支の「とり」って「ニワトリ」だと思うのだが、鳥類だから大差ないらしい。大正生まれは、おおらかだ。
そんな母の他愛もない予感が的中し、大鳥の舞い降りた日に息子は産まれた。それは、父の命日(8日)と誕生日(27日)に挟まれていたから、「これは、父の生まれ変わりにちがいない」と親戚連中は祝福した。
ニワトリは、夜明けを告げる鳥だ。夜明けとは、新しい時代の到来の象徴だ。自分の力で人生を切り開いて行って欲しいと願う。
BGM. 忌野清志郎「ラッキー・ボーイ」


前田の想い~アウトサイダー19

13/ⅩⅠ.(日)2011
今、日本の格闘技界はK-1やDREAMが地上波から消え、景気がいいのはUFC(世界最高峰と呼ばれるアメリカのメジャー団体)と地下格闘技だけ!、という「格闘・格差社会」と呼ばれている。
その地下格闘技の代表が、前田日明が不良達の更生のために主宰する「ジ・アウトサイダー」だ。アウトサイダーについては、何度かここでも紹介したので興味があったら、読んでみて下さい。
※ジ・アウトサイダー関連記事:2010年5月&10月「ジ・アウトサイダー」、2011年5月「5・8アウトサイダー横浜大会」。
今日は、横浜文化体育館で試合が行われるので、観戦に出向く。↓。

今大会の僕のお目当ては、「ロシア特殊部隊対抗戦」と「日系ブラジリアン柔術軍団対抗戦」である。
つまり、不良達がこれらと戦うのである。

全31試合の長丁場で、開始が午後3時で終わったのが午後9時で、観戦するのにも気合がいる。
最初の20試合位は、アウトサイダー同士の戦いで、彼らの肩書きは例えばこんな感じである。「○○地獄族 第何代総長」とか「○×会 初代総長」とか「大阪ギャング」とか。
面白かったのは、かつては刃物片手に登下校し、ムカついた車はひっくり返して燃やすなどをしていたという宮永という選手。相手の選手が契約体重より5kgオーバー(格闘技では、悪質な反則になるらしい、体重が5kg違うのは圧倒的な不利だから)していても、対戦を受け入れ、KOして勝った。
それから過去最多の乱闘回数を誇る黒石という選手が地元・横浜ということもあり絶大な人気があり、試合も面白かった。
それから、ザ・シバター・テイカーという(WWEのジ・アンダーテイカーのモノマネ)一見イロモノっぽい選手が試合でもモンゴリアン・チョップとか出しながらも最後は圧倒的なスキルで相手を仕留めた。前田もニコニコしていた。
そして、いよいよ僕のお目当ての対・ブラジル、対・ロシアだ。対抗戦の前には、全選手がリングに上がり国歌の斉唱が行われ、否応なしに雰囲気は盛り上がる。

日系ブラジリアン柔術軍団は、前田が直々に道場に赴いてスカウトしてきた選手だそうだ。しかし、そこはアウトサイダー軍が大和魂を見せつけ3勝0敗の結果となった。
しかし、ロシアの特殊部隊はそう簡単には行くまい。前大会にも登場し、圧倒的な強さだった。今大会では、パンクラスやZSTに出場経験のある実力者をぶつける。つまり、不良vsロシア軍ではなく、日本の格闘家vsロシア軍に近い。
1試合目のコンスタンティンは、パンチの当て勘も良く、1R56秒でKO勝ちした。前回に続き、2連勝だ。
2試合目のビターリは「技のマトリョーシカ」の異名があり、寝技の攻防の後、2Rラスト10秒で打撃のラッシュを掛けTKO勝ち。彼も2連勝だ。
対抗戦は、2勝0敗でロシア軍の圧勝。ちなみに、大将戦に出場する予定だった選手は交通事故に遭い来日できなかったのだと。残念。
僕は、1人で観戦に行ったのだが、僕の隣にはヤンキーの女子のグループが陣取っていた。知り合いが試合に出るので、応援に来たらしい。
僕は不思議と昔から不良少女との相性は良く、彼女らも1人観戦の僕を気の毒に思ったのか、不良ならではの情け深さか、缶ビールをくれたり、ポップコーンを食べろ、とすすめてくれた。
僕と彼女らは試合に熱中し、一息つくと、1人の女が「ところで、仕事、何してるの?」って聞いてきたから、色々ご馳走になった手前もあるから、<医者だよ>と答えると、皆で手を叩いて声を揃えて、「ウマイ!ウマイ!」って爆笑した。<ギャグじゃないんですけど>。
ま、いいか。
「人生をあきらめなかった奴には、必ずチャンスがあるのだ」。
挫折した若者達に、もう一度、敗者復活の舞台を作ってやりたい、それが前田日明の想いであった。
ある者はプロ格闘技家となり、ある者はアウトサイダーでの活躍により格闘技以外で自分の夢を叶えたという。
それぞれの若者が、アウトサイダーのリングに上がることで自信を持ち、己の生き様に誇りを持ち、堂々と社会へ巣立っていった。
しかし、その一方で、一度リングで敗者となった故に、二度とリングに戻って来ない若者もいるという。前田は、そんな彼らが残念でならないという。そして前田はこう言う。
「一度、男が決めたからには、せめて3年は歯を食いしばって頑張って欲しい。物事は、3年頑張らなければ結果はついて来ないのだ。あれこれ考える前に、とにかく3年頑張れと言いたい。頑張れば夢は必ず叶うのだ。決してあきらめないで欲しいと願う」と。
前田日明の発言だからこそ重みがある。そもそも前田は、新日本プロレスの若手レスラーだった頃、猪木の気まぐれで「ユニバーサル・プロレス」に飛ばされ、そこから戻って来いと命令が下るも、新日本には帰らず、社会現象とまでなった「UWF」に発展させた。しかしUWFも経営難から古巣・新日本プロレスにUターンするがセメントマッチ(真剣勝負)でクビになり、それからも色々ありながらRINGSを創り、自らが引退した後は、ヒョードルやノゲイラを発掘するも、新興勢力のPRIDEに人気選手を引き抜かれ、活動停止に追い込まれた。そして、ジ・アウトサイダーの旗揚げから、まもなく4年目になる。
来年、3月にはいよいよRINGSが再始動する。今日の大会に出場したメンバー達もRINGS出場を目指すのだろう。
そして新たな伝説を作って行くのだろう。
会場で、前田のフィギュアを買う。直筆サイン入り。自宅の部屋に飾る。↓。


せまる!映画「けいおん」

11/ⅩⅠ.(金)2011
もう、11月ですね。11月は、父と母の誕生日であり、父の命日があり、息子の誕生日もあり、色々と物想う月であります。
そんな今日この頃、11月11日は「けいおん」のあずにゃんのバースデーです。映画化が待ち遠しいですね。
映画「けいおん」は色んな所でタイアップ作戦を繰り広げてるようです。
Kさん(♀)に教えて貰ったのですが、ローソンで「経済なんとか」(名前、忘れた)を買うと特典クリアファイルがつくそうです。↓。

また、Kさん(♂)によると、デニーズで特別なメニューを頼むとコースターをくれるそうです。↓。

ルミネエストでも「けいおん」のフェアをやっていて、徳田さんがスクラッチカードでクリアファイルを当てて来ました。
彼女は、僕がこないだブログにルミネエストの事を書いたからなのか、日頃お世話になってる尊敬の念なのか、それとも先日のワールドカップの録画のお礼のつもりか(サッカーとバレーボール、間違えて録画したけど)、そもそも僕が「けいおん」好きアピールをしてるからなのか、景品のクリアファイル・あずにゃんバージョンをくれました。↓。

徳田さんは「1枚だけなのですが…」と申し訳なさそうだったが、僕はこの企画で全部、揃えるのは無理だと諦めていたから、1枚だけでも手に入るなんてラッキーだよ。それに、もしも1枚選ぶなら、「あずにゃんバージョン」だろう。理由は、11月11日はあずにゃんの誕生日だから。
クリニックの受付横の「けいおん」コーナーの壁の右上に貼りました。気が向いたら探して見て下さい。↓。

見つけても、何もあげれませんが…。
BGM. 矢野顕子「ひとつだけ」
※関連記事:2011年11月「男の子とおしゃれ~(けいおん×ルミネ・エスト)の場合」良かったら見て下さい。


バレーの思い出

8/ⅩⅠ.(火)2011
前に、徳田さんがサッカーの代表戦を録画しそこなって観れなかったと残念がっていたことがあった。
誰か録画してる人はいないの?、と聞いたら、サッカーの様な種目はあまり録画・保存するものではないらしい。
それを聞くと、プロレス・ファンの収集癖は異常に映るかもしれないな。
でも、便利。見逃しても、誰か撮ってる(保存してる)からね。
先日、録画予約する際に、ワールドカップの番組があったから、念のために、徳田さんのために録画しておいた。
ちゃんと撮れてるか再生したら、それはサッカーじゃなくて、女子バレーボールだった。
お昼に徳田さんにその事を話して、<消していい?>と聞いたら、彼女は「先生は優しいですね。消して下さい」とやさしく笑った。
僕は、プロ野球とプロレス以外のスポーツはまったく興味がないので、オリンピックだろうとワールドカップだろうと見ることがない。
最近は、野球も観ないし、プロレスも観ない。総合格闘技くらいかな。
だから、どんなに有名な選手でも、スポーツ選手のことは呆れられるほど知らない。
でも、昔、野球・プロレス以外のジャンルで注目した選手がいたのを思い出した。
女子バレーの選手で、確か広瀬美代子とか言った。(名前、違ってたらゴメン)。
僕が高校生の頃、βービデオに自分の好きなシーンだけをよりぬきして編集してたことがある。
誰でも、経験あるでしょう?
僕は、「マイ・コレクション」というタイトルで3巻まで作った。
当時、僕は石野真子のファンで、石野真子が黄色いベレー帽を被った写真がジャケット・デザインのベスト・アルバムの
タイトルが「マイ・コレクション」だったので、そこから拝借した。
その「マイ・コレクション」の2巻に、
広瀬美代子がプロ野球ニュース(司会・佐々木信也)でインタビューを受けてる模様が収録されている。
合間合間に彼女のプレーが画像に映し出されるのだが、とにかくレシーブがすごいのである。
絶対、取れないようなものも拾うのである。
たとえば、観客席の方に飛んだボールもレシーブしてしまうのだ。マンガというか、サーカスみたいだった。
今、新宿の東口の地下通路に女子バレーの大会を紹介する大々的な看板とモニターがあるが、
そこで見て知ったのだが、どこかの国の代表選手(世界的プレーヤーらしい)は「アタックNo1」を観てバレーを始めたと紹介されていた。
すごいな、日本のアニメ。
でも、「アタックNo1」って、オレが小学生の時だぞ。
実写では「サインはV」(岡田可愛とかハンブンチャクが出てた)をやっていて、
昼休みに、女子は黒板の前で2人で向き合って対角線上に飛びながら、「X攻撃!」と叫んでいた。
オレは、それを教室後方でクラスメートに「卍固め」を掛けながら眺めていた。
きっと、日本中の小学校のお昼休みは、似たような光景だったんだと思うな。
ちなみに、マイ・コレクションは3巻で終わったが、その後は「パーフェクト・コレクション」とか「ミラクル・コレクション」とか
「ミリオンダラー・コレクション」というタイトルにした。
主な収録作品は、
「松田聖子が沖縄でコンサート中に襲われるシーンを、スーパージョッキーでビートたけしが笑いながら紹介してる」ものや
「野坂先生が、大島渚の記念パーティーの壇上で酔った勢いでパンチを浴びせ、
怒った大島渚にマイクで頭を叩かれるという逆襲に遭う」シーンや、
村上龍のトーク番組に忌野清志郎がゲスト出演するが2人とも話し下手で番組が成立しなかった、などなど、
今観ても、
「さすが!パーフェクト・コレクション!」、「本当に、ミラクル・コレクション!」、「まさに、ミリオンダラー・コレクション!」
と絶賛したくなるチョイスである。自分で、選んでるんだから当たり前かぁ。
全然、「バレーの思い出」じゃなくなってしまいましたね、すみません。
そうそう、今日は父の命日でした。ミーちゃんがいなくなって、もう1年かぁ。


僕はティファニー

5/ⅩⅠ.(土)2011
11月5日は、母の誕生日。子供の時、兄の提案で兄弟でお金を出し合い、プレゼントをしたことがある。
それは、おもちゃの指輪で、多分、数百円の代物で、エメラルドのイミテーションで、
キラキラの緑色がカメレオンみたいで魅力的だった。
母は、その日、父に「子供達が、これをくれた」と報告しているのを、僕はコタツでうたた寝しながら聞いていた。
父は、「子供達は、宝石のつもりなんだから、一生、大切にするように」と言うのを、僕は寝たふりをして聞いていた。
実際、母はその通りにして、母が亡くなって遺品を分ける時、宝石箱の中にそれをみつけた。
この幼児体験は、のちのちの僕の女子との付き合い方の原型となった。
要は、「お金<気持ち」である。
中1の時に、流行った太田裕美の『木綿のハンカチーフ』はその思想を強化した。
松本隆の作詞したその歌は、男が就職のため、恋人を田舎に残し、上京するという設定だった。
僕は中学から東京に出て来て、小学校の好きだった子は田舎の学校に通っていたので、
これは自分のために作られた歌なのではないかと愛着をもった。
『木綿のハンカチーフ』は、男女の文通の内容が歌詞になっている形式で、
1番では男が恋人へのプレゼントを探すと宣言し、
それに対して女は、私は欲しい物などない、あなたが都会に染まらないでくれればいい、と返す。
この歌は4番まであり、男は女にスーツ姿の自分の写真や、都会で流行りの指輪を贈りつけ、
それに対して女は、木枯らしのビル街で体に気をつけてとか、ダイヤや真珠よりあなたのキスの方がきらめくもの、
と返信する。
太田裕美の澄んだ伸びるソプラノが健気さを表現する。
男はとうとう4番の歌詞で、
「毎日、楽しくって、君を忘れちゃうよ、許してね」
みたいなふざけたことを一方的に抜かし、
ずっと贈り物は要らないと言っていた太田裕美が最後のわがままとして贈り物をねだるのだが、
それが涙を拭くための木綿のハンカチーフ、というオチである。
こうして、「お金<気持ち」路線は確固としたものになり、思春期の刷り込みは恐ろしいもので、
僕は大学時代や医者になってからも女子に高価なプレゼントをするのは不誠実だと思った。
プレゼントには、オリジナルの彼女を主役にしたマンガを描いたり、
その子の好きな歌手の秘蔵映像(もしくは音源)をあげたりした。
それが一番、喜ぶと、本気で思っていたから。
つげ義春のマンガで、世の中は安保闘争で騒乱としている時に、
ヤミ米を買いに行く仕事の手伝いをするという実話に近い作品がある。
そのマンガは、ヤミ米を買いに行く親分に
「アンポ、って知ってるか?」と聞かれたつげ義春が、<何ですか、それ?>と答え、
親分は「俺も知らねぇんだよ」と笑って終わるのである。
昭和史みたいのを見ると、皆がその時代は安保に関心をもっていたように錯覚するが、
同時代に全く別次元で生活する人はいるのである。僕もそんなところがある。
多分、僕はバブル時代というのを東京(もしくは神奈川)で過ごしているのだが、
実体験としての感覚はゼロだ。
言われて見れば、友人達がデート・コースや記念日が何とかとかよく言っていた時期があったから、
きっとあの辺りなんだろうな、とは思う。その頃も女子との付き合い方は同じだった。
結構、大人になってから、割と、この人はセンスがいいな、と思う女の子が、
「プレゼントに、ブランド物を貰うと嬉しい」と言ったのを聞き、とても驚いた。
僕のマンガを心底、喜んでいた子だったから。
平成に、太田裕美はいないのか、と痛感した。その反動形成なのかもしれないな…。
僕は、最近、カエルの指輪をしている。たまに、「可愛いですね」と言われると、
<ティファニーです>と答えている。
勿論、ウソであるが、皆、一瞬、「エッ?」と驚く。
それが、楽しくて、指輪をしているようなものである。↓。

BGM. 太田裕美「木綿のハンカチーフ」


ラッパと新刊

2/ⅩⅠ.(水)2011 はれ、割りと暖かい日
もう、11月ですね。11月は、父と母の誕生日であり、父の命日があり、息子の誕生日もあり、色々と物想う月であります。
こないだアニメイトで買ってきた新刊をクリニックに置いときます。「聖☆おにいさん」「日常」ともに⑦巻です。↓。

下は、「日常」のおまけについてたフリーペーパー。はかせ(右)となの(左)がラッパを吹いてる。↓。

僕は、小4の時にトランペット、小5・6でトロンボーン、中学はホルンと金管楽器ばかりを吹いていたので、年賀状の差出人には、♪かわはラッパのラ♪と書いて出していた。先生にもそうしていた。けれど、誰からも注意を受けたことはありませんでした。
ラッパはリキむといい音が出ません。人生も同じかもしれません。今日、パワーストーンを腕から外しました。
BGM. 南こうせつとかぐや姫「この秋に」


男の子とおしゃれ~(けいおん×ルミネ・エスト)の場合

31/Ⅹ.(月)2011 はれ
『日常』のコミックス⑦とブルーレイ⑤を買いに新宿アニメイトへ行く。すると東口改札を出ると、こんなものが。↓。

ルミネ・エストは、「けいおん」の映画化とコラボして、男性客層をとりこもうと、キャンペーンを実施中だった。下は、駅外側↓。

僕はアニメイトで買物をすませ、マルイ・カレンのヴィレ・ヴァンで定期入れを買い、リュックにつけた。(最後に、お見せします)
そのあと、折角だから、ルミネ・エストにも寄ってみる。キャンペーンは、男性服フロアで5000円お買い上げ毎にクジがひけ、コラボデザインの「けいおん」のマグカップやクリアファイルなどが景品で当るというものだった。
そういえば、ルミネで服をみる機会などないから、この企画は僕に対しては有効であると言えよう。
しかし、アニメイトとルミネ・エストの空気はかなりの温度差があったぞ。両者は直線距離ではわずかなものだが、アニメ好きの男子にとって(と、ひとくくりにも出来ないが)、ルミネ・エストは敷居が高くないか?。

ルミネ・エストは、エヴァンゲリオンの時も似たようなことをしていたが、抜本的なところを見直した方がいいのではないか?。
余計なおせっかいか?。でもアニメイトの袋を持って、ルミネ・エストをブラブラしてたのは、僕以外には見なかったから。
僕がある店で、冬のセーターを見ていたら、店員のお姉さんが、「それ、可愛いですよね?お客さんなら、赤がお似合いですよ」と声を掛けてきた。
僕は、そんな接客じゃアニメ・ファン逃げるぞ、と喉まで出かかったが、大きなお世話だから、飲み込んだ。アニメ・ファンにも色々、いるだろうし。
売り子ガールは、さらに、僕のリュックのさっきヴィレ・ヴァンで買ったばかりの定期入れに目をつけ、「可愛いものに目がない、タイプですか?」とワケノワカラナイことを言い出し、僕を困惑させる。尚も、彼女は、「もしかして、それ、ピグモン?」と畳み掛けてきた。さすがの僕もその間違いはゆずれなく、<ガラモン>、と訂正した。
それが、コレ。↓。


映画の友

28/Ⅹ.(金)2011 くもり、少し寒い
芸術の秋、なので僕と映画について書いてみる。
僕は、アイデンティティーが危機的になると映画館に行く傾向があるみたいで、つまり映画の思い出話の巻です。
その1。浪人の頃、彼女だけ大学に受かって、僕は代ゼミに通っていた。
今くらいの季節かな、僕は成績が伸び悩み、着々と実力をつけていくライバル達に遅れをとり、
それを偏差値教育や受験戦争に嫌気がさしたと思い込み、「こんな奴らと、一緒にいられるか!。
人間の顔など見たくない」と思い、ある週の始まり、授業をエスケープして、衝動的に動物園に行くことにした。
代々木から上野なんて山手線に乗っていれば、連れて行ってくれる。
もっと早いルートもあるかもしれないが、急ぐ旅でもない。山手線でグルリと行こう。
上野動物園に着くと、月曜日は休園だった。
フラれた気分で、不忍池のあたりを一周してると、ピンク映画館を見つけた。
ピンク映画とは、成人向けのポルノ映画のことである。
「動物に会えないなら、せめて獣みたいな人間を観よう」と古臭い映画館に入った。
ストーリーは、希望に燃えて上京してきた少女が、悪い男に騙され、性に溺れて、あげくには毛じらみを伝染されて、
下の毛を剃って終わるという、確か『毛』というタイトルの映画だった。
観終わった僕は「このままではいけない」と、正気に返り、慌てて家に帰ってモーレツに勉強した。
その2。僕は精神科医になりたくて医学部に入ったが、いきなり精神科の授業はない。
一般教養や基礎医学から始まる。
体中の骨の名前を日本語と英語とラテン語で覚えたりする。
生理学や生化学など、理科の実験の親玉みたいなこともしなくてはならない。
精神科医になりたい僕には、苦行でしかない。
自分だけうまくいかなくて嫌気がさして、「こんなことをしたくて大学に入ったんじゃねえよ!」と1人で切れて、
ある週の始まり、実験をエスケープして、衝動的に新宿に出た。
理由は簡単、高校の頃、よく遊んでた街だから。
新宿をブラブラしてたら、ピンク映画館で「薔薇族映画3本立て」という看板を見つけた。
薔薇族とは男性同性愛者向けの雑誌のタイトルで、つまりホモの映画の特集をやっているという告知であった。
僕は、どうとでもなれ、という気分だったので迷わず入館した。
客は、僕の他は美人の女性の2人組みだけだった。
観客は3人、映画が始まった。
ストーリーは、原爆の被爆者である2人の男がお互いの孤独に惹かれあって、愛し合ってゆくというもので、
全編にしとしと雨が降っていて、憂鬱なフィルムだった。
僕は「安易な気持ちで踏み入ってはいけない領域もあるのだ」とカルチャーショックを受け、学校に戻って、
実験の後片付けに合流した。
その3。上級生になると病院実習が始まる。色んな科を回って実地の診療を見学するのだ。
色んな科には色んな医者がいて、中にはすごくインケンな指導医もいて、ことごとく僕に意地悪をした。
まぁ、元はこっちが生意気だったのが原因なのかもしれないが、もしそうなら大人気ない奴だな、そいつは。
僕にだけものすごい量の宿題を出した。
休みの日も教科書とニラメッコだ。
そんな休日の過ごし方にも嫌気がさし、
丁度、大森キネカという映画館で寺山修司の実験映画の特集をしていたから気分転換に観に行った。
その日は、『書を捨てよ町へ出よう』が上映される日で、僕にはピッタリのタイトルで、
このグッド・タイミングは僕の正当性を立証されてるような気分になった。

映画館は日曜ということもあり、割と混んでいた。
奥の席の手前に空席を見つけそこに座ろうとすると、奥の席の客は若いお洒落な女の子だった。
こんな子が1人で寺山修司の映画なんか観るのかな?と思って、
<隣あいてますか?>とたずねると、丁寧に「どうぞ」と言った。
だから僕も丁寧に、<どうも>と返した。
ストーリーは、最初に主人公が画面いっぱいに正面から映し出され、客席に向かってアジるのである。
何しろ、「書を捨てよ町へ出よう」である、まず行動しろ、ということで具体的な提案を延々と訴えるのである。
すごい迫力である。
そして、主人公は「そこの君、まず隣の女の子の手を握ってみろ!」と言うから、僕は焦って、隣の子の様子を伺うと、
その子もこっちを見ていて、目が合って、二人して同時に笑った。
それから僕はその子と帰りにお茶をして、友達になった。
その4。数日後、彼女から千石の三百人劇場でルイス・ブニュエルの映画があるから一緒に行こうと誘われた。
ルイス・ブニュエルの「アンダルシアの犬」は寺山修司の年表にも登場するので、寺山つながりとして抑えておこうという訳だ。
タイトルは、『銀河』という異端キリスト教徒の話であったが、やや難解だった。
帰りに、お茶をして彼女から感想を求められたから、
<むずかしかったな>と答えると、「嘘!つまんなかったんでしょう?」と言われた。
図星で、この子は読心術の使い手か?、とヒヤッとしたが、そんなことはなくて、実は彼女も「つまらかった」んだって。

それから僕らは、面白い映画ってなんだ?、という話になり、結構ややこしい方向に彷徨ったりしたが、
最終的には喜劇映画の話になった。
今度の土曜の夜、浅草の六区の映画館でクレージー・キャッツの5本立てのオールナイトをやるから観に行くと僕が言うと、
彼女も是非連れって行ってくれと言う。
前から興味はあったが、女の子が1人で行くにはハードルが高かったというのだ。
その5。その日のラインアップは大したものだった。
一本目が『ニッポン無責任時代』で二本目が『ニッポン無責任野郎』である。
この2本は、川原達二が選ぶ日本の喜劇映画10本に間違いなく選出される作品で、
そんな架空のランキングなどどうでもよくて、
この2本はそれぞれが面白いのだが、話がつながっているから続けて観ると何倍も面白い。
まだ観てない人は、観るといいです。
順番を間違えないようにね。「~時代」、「~野郎」の順です。
当時の浅草はロックスが出来て集客に意欲を見せていたが、僕らの仲間は滅多に行かなかった。
皆、新宿や池袋は渋谷で遊び、お洒落な人が六本木や原宿あたりをうろついていた時代だ。
ビートたけしが、ギャグで「E・T」を観ようと映画館に行ったが銀座も新宿もどこもいっぱいで入れなかったが、
浅草の映画館はガラガラだったと言っていた。
勿論、たけし一流の浅草への愛情表現だと聞くものには伝わっていた。
かつての浅草からは多くの喜劇人が輩出された。
そんな喜劇の本場でクレージー・キャッツの映画を観るのである。
期待は膨れ上がってくる。
この日は、浅草に黄金時代が再現されたようだ。
こんな豪華な企画を放っておく馬鹿もないもので、その日の映画館はオールナイト映画にしては大入りだった。
後で判るのだが、大抵の人はこの2本を観たら帰ってしまった。終電もなくなるからね。
僕らは、朝まで観るつもりだから、まずは腹ごしらえ。
駅構内の焼きそば屋で、焼きそばを1人前とビールを2本たのんで、
焼きそばをを半分づつつまみにして、ビールを飲んだ。
その後、糸井重里がやっている団子屋がロックスにあるから、そこへ行きたいというので行ってみた。
孔雀なんとか、という店の名前だった気がするが、違ったらごめん。
話を映画に戻そう。
映画館は異様な盛り上がりで、彼女も嬉しそうにゲラゲラと笑いころげてて、僕は内心、ホッとした。
2本が終わると、彼女は輝いた顔をして、「スゴイね!」と興奮していた。
それと同時に、ゾロゾロと多くの客が帰って行った。
この映画館で夜を明かすべく残ったのは、僕ら2人と酔っ払って寝てる浮浪者みたいな何人かと、
そもそもここが寝ぐらなのでは?、と疑いたくなる本格的に寝ている何人かだけになった。
空気がガラリとかわり、彼女の表情も同様に変わった。
不安そうだったので、<大丈夫だよ>と僕が言うと、「やっぱり1人じゃ来れないわ」と彼女は苦笑してみせた。
3本目は、「日本一の色男」だったかな?。彼女の反応は、イマイチだった。
4本目は、クレージー・キャッツの後期の作品でドリフの加藤茶が準主役級で出てる映画で、
彼女はついにこの映画の途中で眠り出し、とうとうこの映画館で映画を鑑賞している客は僕1人になった。
ラストの5本目は、『喜劇泥棒家族』という映画で、僕も初めて観る作品だった。
ストーリーは、ある島の住民は全員が泥棒で、時々、船で本土へ行っては集団で泥棒をして生計を立てていた。
その島の泥棒のボスが植木等で、植木は昔、警察に捕まって拷問を受けて片足が動かなくなって、杖をついていた。
警察はいよいよ本腰を入れてこの泥棒達を捕まえようとし、島に乗り込んでくるのである。
圧巻は、男どもが次々に逮捕される中、最後に残った植木等が刑事に追い詰められるシーンである。
なんと、植木等はそこで杖を捨て、動かないはずの方の足をヒョイ・ヒョイ・ヒョイと動かしてみせ、
画面いっぱいに満面の笑みを浮かべ、空を飛ぶ鳥のように、海を泳ぐ魚のように、活き活きと走り回るのである。
植木等、健在!という感じだ。
何だか僕は、この僕以外は全員が寝てる映画館で、1人、感動していたのである。
結局、泥棒は全員捕まり、働き手(と言っても泥棒だが)を失った島は女と子供だけになった。
警察は、泥棒は逮捕したが、盗まれた金品を島から見つけ出すことは出来なかった。
ボスである植木等が、決して口を割らなかったからである。
ラストは、自転車の練習をしている子供に女たちが、気をつけなさいよ、と声を掛ける。
子供は、それでもよろめいて、電柱にぶつかって転んでしまう。
ほら~、言ったばかりでしょう、と女たちが駆け寄ると、自転車の前のライトのガラスが割れて、
中から金銀財宝が顔を出していた。
植木等は警察の目を誤魔化すためにここに隠していたのだ。
驚く女たち。
キラキラと輝く宝石のアップで映画は終わった。
不覚にも僕は感涙して、少し落ち着いてから、彼女を起こして映画館を出た。
犬一匹、猫一匹いない。カラスも鳴いていない。
無人街の浅草六区は、真っ白い朝もやに包まれていた。
僕は朝もやと瞼に焼きついたキラキラの映画のラストシーンの両方を自分の未来と重ね合わせて、
先はみえないけど何とかなる、と根拠のない確信を得て、頑張ろうと心に思ったんだ。
BGM. シカゴ「朝もやの二人」


北商だより~2011年冬、お詫び

26/Ⅹ.(水)2011 くもり、昨日と打って変わって、寒い
今日のお昼は、徳田さんと「しま坂」というラーメン屋でつけ麺を食べる。
徳田さんは、彼女の雰囲気のせいで、かつて美容師さんに勝手にベジタリアンだと決め付けられていたという過去があるとか、ないとかで、でも実は意外とラーメン屋に詳しい。一方、僕はカップラーメンに詳しく、大抵の新商品は発売されると食べてみる。
大岡山にはラーメン屋が多く、駅からクリニックまでに、「餃子の王将」まで含めば5軒はある。過当競争にならないのかな?。それとも「ラーメン博物館」的な効果があるのかな。「あっち行ってみようぜ」的に取り合えず人が集まるみたいな。
こないだも北口商店街の入り口に新しい店がオープンした。↓。

北口商店街で僕が最近驚いたのは、「ドトール・コーヒー」の隣に新しくコーヒー店が建設中だったことだ。↓。

さすがに、これはコーヒー博物館とはいかないんじゃないか?。「仁義なき戦い」というフレーズが脳裏をよぎった。
もし、うち(以下、カワクリ)の近所に精神科・心療内科・メンタルクリニックが出来たら、どうなるだろう。想像してみる。
カワクリが休診の時はそこが、そこが休みの時はカワクリがカバーしあえるから、意外といいかも。夏休みの様な長い休暇も、お互いズラしてとれば、もしもの時、患者さんも安心だろうし、僕らも安心してヴァカンスを楽しめる。
なんて話をした直後に恐縮だが、当分、新患者さんの受付を止めようと思います。結構、頑張ってやってきたつもりだが、このままでは限界が近い。そうなってからでは、皆さんに迷惑をかけるので、余裕のあるうちに体勢を整えようと思って。
大学病院や医療センターみたいなところならいざ知らず、今は町のクリニックでも「3ヶ月待ち」なんて話もよく聞く。
町のクリニックの役割って、気軽に診てもらえることだと思う。それが、「3ヶ月待ち」って、何か勘違いしてるような気がする。
だから、うちはなるべくそうしないようにしてきたつもり。夏には、「新患、断りません、キャンペーン」を張って、1日に10人くらい見て、さすがにその時は大変だった。
地震や近隣のクリニックの閉院や、引っ越してきてお薬が切れる人は大変だろうから、「お薬だけでも」と新患を受けつけたが、結局、新患で「お薬だけ」なんて訳にはいかない。
今や、予約時間など有名無実で2~3時間待つ人もざらで、こないだ「4時間半、待った」という人もいて申し訳ないです。
僕はこの仕事だけは性に合っているらしく、何時間、ぶっ通しで仕事をしても大丈夫なのだが、終わるのが10時とか11時になるとスタッフが疲弊してしまう。受付とかに倒れられたら困る。
それに新しい患者さんが増えるということは、これまでの患者さんたちに費やす時間や治療の内容に影響を及ぼすことになる。実際、そうなっている。それでは本末転倒だ。マザー・テレサは言ってた、「私は、まず隣の1人を助けて、まだ余裕があったら、その隣の1人を助けます」って。
だから、ここはまず足元を固めるために当分、新患をとらないことに決めました。この記事を見てる人の中に、カワクリにかかろうと思ってくれていたのに、予約をお断りした方がいたら、そういう事情なのです、ごめんなさい。
「当分」というのは、あまり数学的な表現ではないですね。なるべく具体的に言いますね、来年の2月くらいが目途です。
あっ、3ヶ月待ちだ。


傘立て、買い換えた、冬はもうじき。

25/Ⅹ.(火)2011 はれ、暑い
クリニックの開院は、平成19年1月9日だから、もう5年になろうとしてる。当時から使ってる物はいくつもあるが、そのうちの一つ、傘立ての塗装が剥げて来たので、新しいのを注文して、今日、届いた。受付の2人が、組み立ててくれた。それがコレ。↓。近日、デビュー予定。

メカニックでシステマチックな世の中は、心が冷え冷えとするから、クリニックには生のお花を飾ることにしている。
受付の2人が、植物係。下の写真は、今週のお花、「クジャク草」。↓。ファーファ、目立ち過ぎ!。

今日は、知り合いからご懐妊したとの報せがあり、ビックリする。何もビックリすることもないのだが、何となく予感してたから。(だからビックリした)。
おめでとう!。これから寒い冬です。体に気をつけてね。