謹賀新年、これでいいのだ

先日、アニメ「おそ松さん」の「ニートの生きざま展」に行ってきました。

 

現在アニメは3期が絶賛放送中、1期2期と色々な形で注目を集めてきた作品ですが、ニート展ではアニメ放送当初から現在にいたるまでの原画や、舞台化した際の小道具などが展示されています(残念ながら、原画は撮影禁止です)。

この展示のタイトルが初めに発表された時、ファンの間では「ニートの生き様って何()」と、そのネーミングに各地で笑いが起こったものです。ニートに生き様も何もあるか、といったニュアンスでしたが、これがアニメおそ松さんと、それを取り巻くファンたちのいい空気感だと思っています。

 

アニメの1期のオープニングでは、「一生全力モラトリアム」というフレーズが出てきます。まさしくおそ松さんに出て来る六つ子は全員がニート、いかに働かず、楽をして実家に居続けるかに、常に全力です。あとは全てが適当。このままでいいのかな、なんて誰かが言ったって、働くわけでもなく、何をするわけでもなく、やばいよね~と言ってまたいつものニート生活に戻っていきます。まさにモラトリアム、自分と向き合うことなくだらだらと怠惰な日常が続きます。

 

しかし、ここに救いがあるのだろうなと思います。

生きるために働き、人間関係を構築し、悩み苦しみ、後悔し、逃げられない現実に向き合わざるを得ない日々に晒される。好きなことを仕事にし、趣味があり、不自由のない生活をしていても、葛藤や虚しさを覚える。彼らと同じニートであっても、その現状に焦ったり負い目を感じたり、時に自己嫌悪になる。人生を面白おかしく謳歌している人もどこかにいるかもしれないけれど、やはり、生きるとは過酷なことだと思います。

そういうあらゆる苦しみを、まるでどうとでもなると言わんばかりに、六つ子は悩まず苦しまず、適当に、やりたいようにやる。フィクションと言ってしまえばそれまでだけれど、それでも、画面越しにここまで適当に生きる人間を見ていると、必要以上に肩に力を入れている自分に気付きます。

 

ニートに生き様なんてあるのかと笑い合ったファンたちは、そんな六つ子の生き方を「現実はそんなもんじゃない」と笑いながら、自分たちのできないことをやってのける彼らに心を委ね、できない人生を託します。

 

ニート展では、まさにこれまでの彼らの生き様を堪能できる場でした。何もしない彼らの日々にも、ドラマがあり、歴史があり、感動があります。どんな生き方でも、必死にならなくても、世間からなんと言われようと適当でも、生きているだけで十分である。広い展示場の中で表情をコロコロと変え騒ぐ六つ子の姿は、そんな自由さを見事に見せつけてくれました。それは、自分のできない人生を振り返るようでもあり、彼らに預けた時間を手元に広げるような、感慨深い体験でした。

23時間かけて展示場を周り、好きな話や笑った話を散々思い返し、名残惜しくともやっぱり現実の日常に戻らざるを得ません。お前らはいいよなと言いながら、時に恨み、人生の一部を託しながら、これからもニートな六つ子を愛おしく思っていくのだと思います。

 

おそ松さんを観て、少しでも心が自由になれる人が増えてくれたら嬉しいなと思っています。自由になれずとも、これよりは頑張って生きてると、きっと思えると思います。

とおまつきみ 


オオトリ 〜サバイブ2020〜

お久しぶりです。とくだです。相談室より今年最後の投稿です。

 

大トリの記事を担当していると、高校サッカーの話など突然始めてしまった過去記事を思い出したりして・・・高校サッカー選手権は相変わらず私の年末年始の楽しみの一つですが、応援していた高校生の選手たちは、段々と海外リーグやJリーグで活躍していきます。最近では観戦プラス、そんな選手の成長を見守る(?)ことも楽しみになりつつあります。

 

成長、ということで思うことなんですが。

人の心の発達でポイントになる年代というのがあって、

0歳、2歳前後、7歳、10歳、14歳、17歳、私たちが心身ともに大人として1人の人格が出来上がっていくまでの間、これらの年代は重要な年なんだろうと思います。本人にとってもそうですが、その周りとの関係性もその人の発達には欠かせないわけで、

この時期をどんな風に過ごしてきたか、そのあり方にその人らしさが表れ、

誰しもがこの時期をサバイブしてきているんだなと思うのです。大袈裟な言い方に聞こえるかもしれませんが、大事な時なのです。

 

例えば10歳〜14歳頃、いわゆる思春期が一番激動ではないかと思います。

なぜ激動になるのか、それは脳の急激な成長、に関連しているそうです。

人間の脳が急激に成長する時期は3つあって、まず、胎児期。次に乳幼児期。そして、思春期。特に変化が激しい思春期には、成長ホルモンと性ホルモンが大量分泌されます。身体的な変化だけではなく、心も大きく変化していく。たいてい成長ホルモンの分泌は10歳頃から少しずつ増えていくので、この頃は、大人になっていく自分の誕生の時期と言えるのではないでしょうか。子供時代の自分とは違う自分に出会っていく過程、そんな激動の時期の始まりです。

0歳や2歳前後の記憶がある人はあまりいませんが、意識的に記憶はなくとも、当時に体験した辛かった体験の記憶は身体が覚えている、身体記憶ということもあるようです。後々そういった忘れていた記憶がフラッシュバックのように出てくることもあります。

例えばある人の、記憶にないような小さい頃、きょうだいの誕生の際に、一時的に母親と離れ離れにならざるを得ない状況が起きたとします。子供は、母のいない状況に不安を感じます。生後7ヶ月くらいではっきりと子供は不安を示し始めるといわれます。ただ子供は事情があって離れ離れになったんだ、とは理解できないので、単純に、自分が見離された、捨てられた、といった体験になりうるのです。そういう時に感じた漠然とした不安、不快感は、意識的には忘れてしまいますが、身体は覚えていることがある。

そしてその人が思春期になって、親からの自立とか、依存とか、そういう親離れのテーマが葛藤の中心になってきた時を引き金に、本人の意思に関係なく、理不尽な思いとなってよくわからない感情が湧き上がる。この理不尽な思いは、本人は説明もうまくつきません。イライラした感情をぶつけるしかできないかも、いや、ぶつけられるならまだよいかもしれませんね。

ただ、ぶつけられる相手は一番身近な存在の母親であることも多かったりして、そういう生のままに近い感情をぶつけられた側も穏やかではいられません。よくわからないものをぶつけられると、親も人間ですし、イライラしてしまったり、落ち込んだりするかもしれません。あるいは非常に無関心になってしまったりもするかもしれません。

ここで親の側も、実は自分が自分の親にされて嫌だったことを知らず知らずのうちにしてしまっているというようなこともあり得るのです。私たちは誰しも自分が体験したことが基盤になっているので、無意識のうちに繰り返してしまうというのはあるわけで。もう親世代になっていれば10代の頃の気持ちは忘れ去っていることだって多いと思いますが、子供との関わりを通して、それこそ理不尽に記憶が蘇る。世代間伝達、ということとも関連します。そして親も冷静になってから、反省や罪悪感が強くなる・・・。この時期は親子間で何事も起こらないわけにはいきません。

 

思春期の変化が急激なので、今ここに例を挙げましたが、先程あげた年代では多かれ少なかれ、只中にいる人たちがもがき、周りも揺れる、そういうことがよく生じるように思うのです。ではこういうことにならない方がいいのか、というとそうではなくて、これは関係性を見直していくチャンスだと思うのです。

その時期の只中にいる人も、親も、自身の体験をちょっと立ち止まってみてみてはどうでしょう?その上で、親の側は、自分自身の体験の整理が少し必要かもしれません。自分の体験や親としての期待といったいろんな思いがあって自然なことだと思いますが、その辺りをおいておいて、今、子供が体験していることはどういうことなのだろう?と思いめぐらせていくこと、“もの想い”というようなものに繋げていけるとよいのではないでしょうか。

そういう親が戸惑いながらも子供に思いをめぐらせる姿勢に、子供は抱えられていくのだと思うのです。それは子供にとって、自分の混乱はありのまま抱えられているという体験、他者への安心感に繋がっていくでしょう。

成長を見守るというのは、なかなか大変なものですね。

 

2020年も残りわずか、皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

 


心の護美箱(29)~いまキピ

29/ⅩⅡ.(火)2020 佳子さま、26才のお誕生日おめでとう!

今日で今年の診療は終了です。新年は5日(火)から。カワクリは月曜が休診日なので4日はやらないから注意して下さいね。

新年の準備という程ではありませんがカレンダーを買いました。一般のみなさんはあまり馴染みがないと思いますがクリニックなどをやっていると毎年山のようにカレンダーを頂くのです。製薬会社さんとか出入りの業者さんとか税理士事務所さんとか。それが今年から一斉に廃止になりました。多分、賄賂とかに当たるのでしょうか。外資系の圧力か。年末に行った歯医者さんのカウンターに「エヴァンゲリオンのイラスト」のカレンダーがあり、僕は思わず、「あっ、エヴァ」と指をさしたら歯医者さんは「今年くれないでしょう?慌てて買いに行ったらそれしかなかったのよ~」と言ってて笑いました。僕はカレンダーの好みがうるさいので自分で買った物しか使わないから支障はないと思ってたのですが、バックステージに置くカレンダーとしては重宝してたらしくスタッフは困っていました。やはり表舞台はデザイン重視で、裏舞台は縁の下の力持ちで機能性重視ということみたいです。

さてその表舞台の紹介です。診察室には、コロナで死んでしまった志村けんの遺志を継ぐ女・磯山さやかの卓上カレンダーです。磯山は「たけしのみかた」という番組にゲスト出演した時、「ねえちゃん、ユーチューブでから揚げばっか食ってんだろう?」って認知されてて喜んでました。っていうか、たけしがユーチューブをみる、っていうのが意外でした。

今年のカワクリの出来事で1番の衝撃は「喫煙所の廃止」です。以前に記事に書いてもらいましたが、今は「けいおん」と「ミノルタ・宮崎美子」のコラボを展開中。

しかし、ありゃりゃ?よくみたら手前にメトロン星人と風呂上りにお酒を飲んでほろ酔いの「おそ松」がちゃぶ台を挟んで向き合っています。ウルトラセブンのシュールな回のパロディですね。これは受付の誰かのアイデアでしょう。こういうイタズラ心があるのがカワクリらしさでもありますね。

ミノルタの宮崎美子は当時女子大生で僕は男子高校生でそのCMに度肝を抜かれました。だから今でも「職業は女子大生」と聞くと少しドキッとします。

元・喫煙所の周囲の壁に貼ってある等身大タペストリーは、TBSショップでブルーレイを連続購入するとついてくる特典でなかなか開封するタイミングがなく宝の持ち腐れ状態でした。ですから、こういう機会があって良かったです。何事も悪いことばかりではない。そういう考え方の割り切りがアランの「幸福論」に書いてありました。宮崎美子と似たポーズの澪ちゃん。

今のキミはピカピカに光って、は元々はCMソングで短い尺しかない曲だったのですが、あまりにも社会現象になったので後からレコードが出来上がった珍しいケースです。

このジャケットはミノルタの広告の写真から転用されています。

Tシャツを脱いでいくシーンと似た「けいおん」のメンバーを連写してみます。まずは、唯ちゃんの妹・憂。

そして憂の同級生・鈴木純。

ラストは、あずにゃん。あずにゃんは他の「けいおん」メンバーより一人だけ年下なので皆が卒業した後、憂&鈴木純と軽音部を続けていくエピソードがアニメではチラっとありますが、後のマンガではその様子が描かれています(アニメ化はされてない)。

と言う訳で、真打は最後に出ます。最終日に届きました。

2021年宮崎美子のカレンダーです。これは61才で40年ぶりのビキニを披露すると話題になり、一時期は「鬼滅の刃」を抜いてカレンダー売り上げ1位にもなった話題作です。ワイドショーでアンミカが「ヘルシーセクシー」と評していました。五月みどりなんかと違って安心して消費出来るお墨付きですね。

チラッと話題の水着写真をめくってみせましょう。

受付スタッフにこういうことをさせるのが「セクハラ」になるご時世だそうです。される方も怒られる方もストレス溜まりますね。そんな世の中に心の護美箱(28)がいっぱいになったから駆け込みで(29)を作りました。始めてこのブログを読む人は「何のこっちゃ?」ですね。そんな人はこちらを。→心の護美箱(28)

 

BGM. 斉藤哲夫 「いまのキミはピカピカに光って」


昨日のつづきのつづき

25/ⅩⅡ.(金)2020 少しあたたかい。小池都知事「サイレントナイトを」。

1年を振り返る季節だが今年の年間本ランキング写真集部門の第1位は田中みな実で、これは歴代1位でもあるそうだ。さて、この歴代というのは何時からのことを指すのだろうか。宮沢りえの「Santa Fe」は入れないのか?菅野美穂は?そんな古今「写真集」事情を考えていたら飛び込んできたのが、小林麻耶41歳完熟ヌードで復活か?スピリチュアル洗脳騒動で仕事がゼロになり無一文になったため体を張った過激な道を歩まざるを得ない…という無責任な憶測の記事であった。

そんな小林麻耶を降板させた「グッとラック!」の今朝は芸能ニュースのみ。裏番組がこぞって「コロナ変異種」や「安部前総理の桜をみる会問題」を必死で特集してるのに、コメンテーターにフワちゃんを配置して、それらを全く無視して芸能ニュースオンリー。チラッとみたら絶景イルミネーションのベスト5を女芸人が発表していた。どうした「グッとラック?」。投げたか。

そういえば、先週競馬で放送されなかった「おそ松さん」の今週の放送は面白かったですね。コロナを意識した2作品で、久々のなごみ探偵・おそ松も登場。事件は一切解決しないが現場のピリピリ感をなごませるなごみ探偵・おそ松。今、おそ松を必要としているのはコロナの最前線で戦っている医療現場では?という提言か。ま、患者みんな死んでしまうが。下は、なごみ探偵おそ松のコスプレ。↓。

しかし、政治家が飲み会やって叩かれたりしてるのをみるとコロナへの警戒心が鈍っているのはテレビのせいなのかもと思う。昔、昭和天皇が崩御された時、数週間はテレビからバラエティタレントや歌番組が消えた。「天皇の影法師」の作者で後に東京都知事になった猪瀬直樹がやたらテレビに出てた。民放はコマーシャルも流さなかった。いつまで続くのか、という緊迫にピリオドを打ったのは例によってテレ東で2時間番組で「ムーミン」を流したら視聴率が40%くらいになったと記憶している。テレ東は「編成の勝利だ!」とコメントを出してたのを今でも覚えてる。あれを今見習ったらどうだろうか。それが今回の問題提起である。

つまり日々の放送の在り方を考え直す必要があるのではないか。800人だ、やれ1000人になる、などと毎日感染者数を垂れ流すだけの報道では最早国民は「ええじゃないか」状態と同質の混乱を防衛するための躁状態になり結果むしろ出歩いてしまうという顛末で抑止力にはならないどころか逆効果。そこで大喪の礼を思い出しテレビは芸能人の出演の自主規制・歌番組&バラエティーの自主規制・商業的CMの自主規制でどのチャンネルをみても効果音なし派手な演出NGに経験年数10年以上の局アナ(出来れば男性が好ましい)と感染症や政治に詳しい専門家(ただし面白い髪型の人は控えるex.軍事評論家・江畑さん)に限れば、さすがに「世の中は大変なことになっている!」というメッセージが国民に行き届くと思う。マスコミの使命にはそういうこともあると思うのだ。どうだろうか。リモコンのdボタンからご参加下さい。ただし、Eテレの「ゴーゴーキッチン戦隊クックルン」だけは例外として認めよう。

BGM. ザ・タイマーズ「カプリオーレ」


昨日のつづき

18/ⅩⅡ.(金)2020 寒い 涼宮ハルヒの消失、の日。

毎日寒いですね、冷たい風は世間のようです。ついつい人肌恋しくなっていけない恋に走らないようにしたいものですね。
クリニックは診察室は暖かくて気づきませんでしたが換気で寒気が入ってくるから受付は寒がって凍えています。
ドトールで今、キテイちゃんとのコラボをやっていてキティちゃんの体重がリンゴ三個分だからでしょう、リンゴキャンペーンです。
そこで受付に温かいアップルティーやアップルカフェオレなどを差し入れして点数を稼ぐ僕ですがこのクジがなかなか当たりません。↓。

 

皆さんは「テキーラ事件」って知ってますか?
どこかの金持ちが高級バーのVIPルームで女の子にテキーラを一本飲めたら「10万円あげる」って言ってチャレンジした子が死んじゃったんですって。
その金持ちは上級国民なのであまりニュースになってないそうです。
死んじゃった子、可哀想ですね。「断れない雰囲気」もあったんでしょうか。
しかし、テキーラって強いお酒です。僕がこの話を聞いた時の感想は、「10万円って安くないか?」です。「一杯、10万」ならわかるけど。
最近の日本の金持ちはどうなってるんでしょう。
そこへ行くと菅総理は立派です。「GO TO」停止の直後に行ったステーキ屋さんは最低でも一人10万円だっていうから、一国の総理が安い店に行ってたら笑われますからね。
「GO TO」を使った人に聞くと、それはお得なのだけれどそれ以上に「旅行してもいいよ」って免罪符的な効果が大きいのだそうです。
日本人は他人の目を気にしますから極端な話、自粛警察、などを恐れてる訳で大義名分がないと目立ったことが出来ない国民性なのでしょう。
ですから、「GO TO」を止めた直後に菅総理が会食した意味は大きく、年末年始の過剰な自粛に免罪符として、「だって総理だってやってるじゃん」って言えて少しは経済が回りますものね。良く出来た筋書きだ。これを考えた人、頭良いな。

コロナで1番怖いのは感染力やワクチンがないことではなく、人の悪意を炙り出して「絆」を破壊するところだと思います。夫婦や家族喧嘩や同窓会ラインでの揉め事も聞きます。スピリチュアル的に言うとコロナで我々人類は次のステージへ行けるかを試されているようです。
そんな今年はコロナ禍でラジオを聴くリスナーが増えたそうです。
緊急事態宣言の頃、僕が聴いたラジオはナイツのチャキチャキ大放送で、ナイツの塙が「夏と言えば、虫取りだけど、知ってる?ジャンポケの斉藤さんの話」といわゆる彼の持ちネタを紹介しました。小学校の頃、夏休みにジャングルポケットの斉藤が友達に虫取りに誘われて早朝山の上に虫取りに行き、先頭を歩くよう言われ「あれ?虫なんかいないよ」って振り向いたら一斉に「お前が虫だ」って網をかぶせられたってオチです。塙は話が上手いから相方の土屋も大笑いして、聞いてる僕も笑ってました。
そうしたらその数週後、夏休みのネットニュースで「いじめに負けるな」みたいな特集記事でジャンポケの斉藤が登場しこの話をして、斉藤は話が上手いからそれはいじめの悲惨さとそれに負けなかったが心の痛みを訴えていて僕はあらためて、イジメ・ダメ・ゼッタイ、と思ったものです。

同じ話なのに言い方で違って聞こえるのがいじめの怖さですね。いじめてる方に自覚がない、という。
いじめに打ち勝ちいじめを排斥しようと運動してるタレントの代表格がしょこたんです。しょこたんは胃腸が悪く中学の頃、教室で戻してしまったら、変なあだ名をつけられた過去があります。↓。

最近の学校では、いじめの温床になるからという理由であだ名を禁止してるところもあるといいます。これに対して取材を受けたしょこたんは、「それは行き過ぎでしょう」と答えていました。
こういう被害者と加害者の構図のディスカッションの時にどんな専門家の見識より「一被害者の意見」に重みが感じられるもので、あだ名でいじめられた当事者のしょこたんが「いい」というならそれ以上言えない雰囲気になる。あくまでいじめられたたくさんの人の中のワン・ノブ・ゼムに過ぎなくて考えてみれば他の意見もあるのだろうにだ。
それにしょこたんは特異な例です。「しょこたん」という呼称がそもそもあだ名です。確かに彼女は変なあだ名で傷つけられたが「しょこたん」という別の良いあだ名によって救われたのです。上書きされたのです。だから「あだ名肯定派」。ところがみんながみんなそうは行かないのでいまだに過去を引きずって「あだ名否定派」はいるでしょう。

何を言いたいかというと、人によって傷ついた人は人によってしか癒されないように、あだ名で傷ついた人はあだ名で救われる。ひょっとしたら男によって傷つけられた人は男によって癒されるのが道理なのかもしれない。人間不信を救うのは人間で、医療不信を払拭するのは医療でありたいと思う。

アレキサンダーという精神分析の傍流にいる人が「修正感情体験」ということを言っている。かつての嫌な体験と全く違う感情体験を治療者との間で情緒的に体験する学習・教育的な治療概念であり、なんとなくそれに似てると思う。
僕が治療的に大事にしてることの一つにそういうものもあると思っている。

今日のつづきは明日。


今日は週末のつづき 

16/ⅩⅡ.(水)2020 くもり 佐賀コロナ交付金での「鐘」予算削減

週末は年も押し迫り暗い世相だからせめて形だけは明るくしようとおしゃれをしました。ネイルに合わせて髪色も冬っぽく季節感を出した。

季節感といえば、正月特番の撮影も行われてるそうで市川海老蔵が正月特番に子供と一緒に出て「今、一番会いたい人は誰?」とおそらく「小林麻央」の名を言わせたいために質問したら「小林麻耶」って答えちゃって大慌てでこのシーンをカットしたってニュースをみた。僕は小林麻耶のファンだから本当なら子供の支持は嬉しい限りだが「大人の事情」と「子供の分別」について考えた。

子供の分別と言えば今日「しずかちゃんの入浴シーンを今後禁止に」というキャンペーンのメールが届きそれによると「ジャイアンの暴力やおもちゃの強奪」は皆が悪いと理解しているからいいが、のび太君がしずかちゃんの入浴シーンをみるのは「性的いたずら」で「男の子だから」「それが健全だ」と許してしまう世間が問題だと訴える。僕はこんなものを持ってるから言語道断か。↓。

しずかちゃんが駄目だというと忍ちゃんはどうなる?伝説の吸血鬼・キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード、は約500才だからセーフか。↓。

宮沢りえの「Santa Fe 」のポスターはアウトか。お花で隠してみた。↓。

そう言えば河野景子が再婚するというニュースをみた。10年来の付き合い、と書いてあったから「?」と思った。まだ離婚成立する前からですね。貴乃花は宮沢りえと結婚してたら何かが変わっていたかしら。王監督が媒酌人の予定だったんですよね。当時の人気者・双子のおばあちゃん、きんさんぎんさんは「裸どうしでいいじゃない」と名言を残したが、二人の破局が発表された日の夕方、皇太子(今の天皇陛下)と雅子様の婚約が発表され、インタビューを受けた王監督は「貴乃花・りえちゃんどころの騒ぎじゃない」と興奮した。

今の若い人は「ON(オーエヌ、と読む)」と言っても何のことかわからないみたいですが、巨人軍の全盛期を支えた二大打者の王貞治と長嶋茂雄の頭文字をとった愛称です。下が、ON。↓。

世の中の人は「長嶋が天然」で「王貞治が真面目」と思ってる節があるが僕はかねてから主張しているが、「おかしいのは王」だと思っている。そうしたら今日のニュースで「GO TO」を緊急に停止した2時間後に菅首相が8人で会食をしていたことが発覚、世間の批判を受けている。参加した杉良太郎が取材陣のインタビューに答え「野球の話などをした。忘年会のようなもの」と言ってしまったからで、小池都知事が「5つの小」などと言ってるのになんだよって文句になり、菅首相は急遽詫びた訳であるが、その場にいたのが他に「みのもんた」と「王貞治」と報道され僕は「やっぱり王か」と思ったものです。

今日のつづきは明日。


文化部通信~その拾参~

文化部通信13弾。文化部  です。

 

喫煙所の煉獄さんが、一人だけけいおんメンバーに囲まれていて
なんだかすごい笑顔だったのですが
こちらの判断で他の鬼滅メンバーと同じ場所に移動しました。

before

 

after

ご覧の通り、ぬいぐるみ達が渋滞しております。

 

この間、本屋さんへ寄ったら
見たこともないレジの行列が出来ていて、何事だ?と思ったのですが
鬼滅の刃の最終巻が発売でした。

竹に入ってる羊羹が売れたり、フィギュアを飾るための畳が売れたり、
鬼滅ブームは社会現象らしいですね。

しかし、川クリのスタッフはブームに乗れていない人が多数で
漫画、アニメ、映画をコンプリートしている人は皆無です。

川原先生は、テレビアニメを2話まで見て、そこで止まっているそうです。
先生曰く、「情報量が多くて疲れる」そうで
それを患者さんに伝えたら、その方に
「そうじゃないですよ。きっとたくさんの人が死ぬから、悲しくて進めないんですよ」と言われたみたいです。

 

ところで、佐賀県の山口知事のことがニュースになっているみたいですね。
わたしは全く知らなかったので、先生から聞いたのですが。
皆さんはご存じですか?

コロナの交付金を使って「佐賀誓いの鐘」というものを県庁に作りたく、
ただ、それが税金のため議論を呼んでいるらしいです。

そもそもなぜ誓いの鐘なのか、ということですが
感染者への誹謗中傷が問題となっていて、差別をなくそうという意味が込められているそうです。
県民から批判をされているそうですが、
「コロナで苦しんでいた時代を忘れないようにしたい」そうです。

先生はその記事を読んで
「記念碑だな」と思ったそうです。
いつかコロナも収束して、前のような日常を送って、
きっと忘れてしまうのでしょう。

そういう日常を送れるのは幸せなことですが、
きっとそうなるために、たくさんの人が努力し、たくさんの人が犠牲になったのだと一人ひとりが理解し、忘れないことが重要ですね。

コロナを忘れない
「あの時は~」なんていう思いを
後世に残すための記念碑。

今年はコロナ禍のなかで鬼滅の刃が流行りました。
鬼滅を見れば、コロナを思い出す。ということで
佐賀県知事のアイディアをお借りしました。
鬼滅の刃のキャラたちに記念碑になってもらいましょう。

 

ということで、川原先生、この記念碑にもう2体追加したみたいです。
あれだけ断捨離をしたのにやっぱり物が増えていきます(笑)
届くのが楽しみですね。

 

本来であれば記念碑は、地上に置くものですが
新型コロナウィルスは、飛沫感染でうつるといわれています。
ひまつ=飛ばす
ということで、記念碑の皆さんには飛んでもらっています。

 

ところで、鬼滅人気で影が薄くなっているアニメがあるのをご存ですか?
先生が大好きな「おそ松さん」です。
アニメ3期がやっているそうです。
新キャラが出てたりして、面白いそうですよ。

ただ、鬼滅人気に押されて
今まで手に入りづらかったグッズが、簡単に買えるそうです。

ファミマで、どん兵衛を二個買うとおそ松さんのバッジが一個もらえるそうです。
さっそく先生はどん兵衛大人買いをしました。

※スタッフがおいしくいただきました(本当に)

もらったバッジは全部でこれ

相談室の横、おそ松さんコーナー、トト子ちゃんの上に鎮座しました。

 

と、ここまでブログを書いていたら、さっそく届きました。
鬼滅の刃のぬいぐるみ。
今回追加したのは、胡蝶しのぶと宇髄天元です。

しのぶちゃんは、特に人気のキャラクターらしいですよ。
「らしい」というのは、わたしが全く鬼滅の刃を知らないからです。
友達の子供(小学生)に教えてもらいました。
その子には「映画見たほうがいいよ、泣けるよ」と言われました。

さて、戻りまして。
届いた段ボールを開けたら、あらかわいい。

あれ、でもなんか、サイズ違いません?

はい、だいぶミクロでした。

”川原先生、ネットでの買い物失敗しやすい説”
何度かやらかしています。すべて当てることはできますか?

 

 

では最後に、なぞなぞです。

スタッフが作ってくれたなぞなぞですが、イラストがとっても可愛いですね。
問題も面白いので、ぜひぜひ問いてみて受付に教えてくださいね。


心の護美箱(28)~時代に取り残された人たち

  • 28/ⅩⅠ.(土)2020 くもり 鳥インフルエンザ兵庫県で発生、業界悲鳴。

聞いた話ですが、「鬼滅の刃」のことを一切知らない人に、登場人物が揃ってる一枚絵をみせて「どんなストーリーか?」想像させる動画があるらしい。
斜め上からのとんでもない話を語るのが面白いとのことだが、このご時勢に「鬼滅の刃」のことを一切知らないでいられる生活というものに興味が湧く。
去年の「M-1」で、かまいたち、が「トトロをみたことがないという自慢話」のネタをやっていて共感したが、今年はステイホームもあり(およげ!たいやきくん、現象)、何年かに一度の社会現象になっているこの作品はネットでもテレビのワイドショーでも取り上げられてるから全く知らない、というのは奇跡だと思う。

しかし、時代に取り残された人というのは探せば結構いて以下に今週出会った味のある人物を紹介したい。
①ひきこもり、一人暮らし。久々に来た診察室で世間話をしたら、「安倍総理がやめたことを知らない」人がいた。
②昭和のプロレスと酒しか興味がない僕と同い年。「ウイルス、すごいですね。何て名前でしたっけ?ニコルだ!」だって。コロナだよ。ニコルは藤田。
③これも僕と同学年。「センセーはロックが好きでしょ?俺はソウルだから。何を聞くかって?平井堅」。平井堅ってソウルか?ってか、まだいるのか?

そういう僕も時代には取り残された人たちで、バブル期は医大生と研修医だったから、恩恵も実感もない。この頃に流行った番組や歌やスターもまるで知らない。
そんなことはいつの世にもよくあることらしく「あの時代は学生運動」などというが、庄司薫の「赤頭巾ちゃん気をつけて」などを読むと主人公は学生運動のせいで東大が入試をとりやめたため浪人生活をするという書き出しで、世間の大半は学生運動と無縁な生活をしてたのがわかる。
つげ義春の漫画に闇米を売る商売についた話があるが、警察の検問のために手前の荷物だけにクルミを入れておくという描写がリアルだったが、ラストシーンで年配の男が若者に「おい、アンポって知ってるか?」「アンポ、何ですか?」「ははは、実は俺も知らねぇんだよ」とやりとりの後に、「世は60年代安保で混沌としてる時代だった」というナレーションで終る、生活に精一杯な人間達を描写してる。

だから今この瞬間にも、「コロナ」や「鬼滅」や「嵐の解散」をまるで知らない人がいても何ら不思議はないのかも。

さて、心の護美箱(27)もいっぱいになったので、(28)を作りました。
グチを書き込めるページです。非公開を希望の人は、そう書いてくれればアップしませんし、こちらが判断して「不適切」なものはアップを控えます。グチに限らず、要望や苦情やエールやラブレターでも構いません。この記事に関する感想コメントなら、尚結構!

BGM. 中村雅俊「時代遅れの恋人たち」


禁欲原則

24/ⅩⅠ.(火)2020 寒い 小林麻耶、ボートレースの生司会降板。

安倍元総理が開いた「桜をみる会」がニュースになっていた。なんでも参加費は一人5千円でホテルニューオータニで飲み食いして多分それじゃ足りなかろうという試算でその不足分を安倍総理側が出した可能性が問題らしく、ホテルの領収書をどうのとか検察がどうのとか評論家たちが言っていたが、総理大臣が自分主催のパーティーでケチケチ徴収してたらみっともないと思うのだが、原さんによるとそれは「公職選挙法」ではワイロみたいなものだそうで、それを選挙に利用したら法律違反でいけないのだと教えてもらった。しかし、そもそも「桜の会」に参加する時点で安倍晋三を応援してる人なのだからワイロ云々じゃないと思うのだがダメらしい、もっと勉強しよう。

自分と他者の友好な関係性を利用して、自分に有益な結果を搾取するのはけしからん、というのはよくわかる。精神療法では「禁欲原則」というのがある。これはカウンセリングとかしていると自然と主治医と患者という関係が、「親子関係」とか「擬似恋愛」みたいな空想に支配されることがあって、極論、洗脳とか恋人関係みたいになれるのである。そういう関係でなければ「フツーのおっさん」が「理想の人物」に見えてしまう錯覚を治療外で利用するなという戒めで、そういう戒めがあるということは、ほっとくとそういうことをする人が多いとも言えるのであろう。禁欲とはストレートに(男性)治療者が(女性)患者をセックスの対象にしちゃいけないよ、という意味が大きいが、もっと広い意味でも使われる。だから僕らは不自由で、患者さんがやってるお店に行ったりサービスを受けるのも基本的にNGで、これは他科の医者との大きな違いだと思う。だからこそ、患者さんは安心して心を開けるってものでもある。

研修医の頃、大学では「しょうどくかい」というのが毎朝あった。抄読会と書きます。消毒会ではないです、まだコロナが流行ってない頃ですから。論文を読んで、皆に発表紹介し合う会で僕はこれが大嫌いでした。なので自分の番では訳本が出てる古典的名著をやってみたり朝日新聞の人生相談を拾い集めてみたりしました。結構、ウケてはいたのですがアカデミックな機関はそんなものを許しません。抄読会のルールが、「過去5年以内の海外の専門誌に掲載されている医学論文に限る」と枠付けされてしまいました。困った僕は図書館をあさりました。英語は嫌いですからモチベーションが湧かないものにはパフォーマンスが下がります。だから少しでも興味をもてる文献を探しました。そこでみつけたのが、「Sexual Counter-Transference」でした。これは直訳すると「性的逆転移」でした。転移とは患者が治療者に過去の重要な人物の思い出をダブらせてみることで、逆転移とは治療者が患者に治療的な立場をわきまえずに私情を抱いてしまうことを言います。性的逆転移は治療者が患者に性的な関心をもつことの論文でした。教授はポカ~ンとしてて、助教授は怖い顔をして、医局会はシ~ンと静まり返りました。あっ、でも心配ご無用、僕はそういう空気でも平気でいられるのです。アメリカの精神分析をしてる治療者と患者の関係で性関係を持った人がどのくらいいるかというレポートでした。結構、多かったです。その治療者側の心理的な側面に女性週刊誌ばりにメスを入れるのですが、れっきとした専門雑誌に載っていました。

さっきネットのニュースで男性教師が教え子(女生徒)に手を出し、彼女は心療内科に通ったあげく自殺してしまったという記事をみました。男性教師は休みの日に女生徒をドライブに誘ったり、膝の上に座らせたり、キスしたり、スカートの中に手を入れてお尻を叩いたりしたそうです。女生徒も先生に好意を抱いていたから自己嫌悪になったりして苦しみ、挙句、誰も知らないと思ってたら友人が皆知っててショックを受けたと心療内科のカルテに書いてあったそうです。カルテ開示したのですね。しかし、可哀想だな。この子がもし僕のところに来てたら何がしてあげられただろうか。難しいなぁ。

教師と生徒の関係と、治療関係はよく似てると思う。尊敬があこがれに変わり、救済したい気持ちが恋愛感情に変化したり、そう言えば、恋という字は変という字に似ている。昔、金八先生で売り出した頃の武田鉄也がトルコ風呂に行ったらトルコ嬢がドラマのファンで、「なんで金八先生がこんな所に来るの?」って泣き出しちゃって武田鉄也は「あれは作り物だから」ってなだめて事をしようとしたというエピソードを、ラジオでビートたけしが言っていたっけ。

僕は今ネイルをしているがそれは友人の紹介である。コロナで不景気だから景気回復のために行って来た。これは良い事だと皆が言うけど、もしこのネイリストさんが僕の患者だったら「アウト!」なのです。風俗産業もコロナ禍で不況だと思うが、手助けしようと僕がお客で行くのは、さっきの金八先生と同じ幻滅を生む。バツが悪かろうし次回の診察にも来づらいだろうし。だから我々の仕事は「守秘義務」とセットになるくらいに「禁欲原則」は大事なのです。

もしも、二人が恋におちてしまう運命で出会いがたまたま治療者患者関係だったら?という命題については僕はこう答えます。まず治療を中断し別の治療者に紹介しそれがうまく行きそうなら、治療者が身辺をきれいにして(既婚者なら離婚して)お互いフィルター越しの変数がなくって1年以上好き同士だったら結婚すればいいと思う。

BGM. おニャン子クラブ 「およしになってねTEACHER」


断捨離 フォト・ギャラリー

こんにちは。受付うかいです。
今日は空が暗くて、風が吹いて落ち葉が舞っていて、なんだか物悲しい天気です。
冬の入り口って感じで、別れの歌が合いそうな日です。

川原先生には、今、断捨離ブームが来ています。

先生は、オタク気質なので色々なものをたくさん集めます。
皆さんが一番よくわかっているとは思いますが、
クリニックには物が溢れかえっていました。

年末の大掃除には少し早いですが、先生は突然、あれもこれもと捨て始めました。
スタッフはあっけにとられながらも、言われたとおりにどんどん捨てていきました。
新品のものは宝箱におさまりました。

 

あまりにもどんどん捨てていくので、私は正直、どうしたのかな?と心配でした。
でも、終わったあとの診察室はとってもすっきりして、陽射しもよくあたって、浄化された感じがしました。
みんなで「広くなったね~」と言っていました。

 

ところでみなさん、断捨離ってしたことありますか?
世の中は、断捨離だの、こんまりだの、ミニマリストだの
物は最小限で、丁寧な暮らしが流行っている?ような気がします。

確かに、いらないレシートや、着ない服や、使わない文具など簡単に捨てられるものは判断がしやすいですが、
わたしたちの日常には、捨てられないものがそばにあったりしますよね。

先生にとって、大量の写真がそれでした。

今はデータ化できるので、写真が物として残ることも少なくなってきましたが
昔の写真は色褪せとともに人生の足跡として形に残っているものなので
量があるけれど捨てられないものですよね。

捨てたくないものは、無理に捨てず、人に見せればいい!と聞いたらしく
先生は持っている写真を、【秋の文化祭・川原ヒストリア】みたいに展示しようと決意しました。

できあがった作品は、こちらに飾ることに。

もともとなぞなぞが飾ってあった場所です。
なぞなぞはテープでとめているのですが、時間がたつとこんな風にはがれてきます。
患者さんが貼り直してくれていたりもします。

はがれちゃう原因は、ラミネートをした部分が丸まってしまうからなんです。
先生はこの現象を「ビヨーン」と言っています。

いくらテープでとめても、頑なに真っ直ぐにならない意思を感じたので、
きっとこの子たちは、ここにいるのがいやなのでしょう。

捨てられない写真たちは、こんな風になりました。


待ち時間の合い間に見てみてくださいね。

 

もう一つ、カワクリの断捨離といえば喫煙所ですね。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

すっきりした元・喫煙所は、けいおんメンバーとティータイムできる場所になりました。
唯ちゃんのパネルの右側には、新しいものが仲間入り。

宮崎美子のミノルタCMのパネルが3枚
伝説のCMらしいですね。

 

宮崎美子は2021年、人生初のカレンダーを発売し、40年ぶりのビキニ姿を披露するそうです。
ネットでは、同じ所属事務所の【石原さとみ結婚】に次ぐ衝撃ニュースと書かれていました。
川原先生はいち早くその情報をゲットし
「宮崎美子、61歳、ビキニでカレンダー」と教えてくれたとき、わたしは腰をぬかしそうになりました。

そのカレンダーを予約したらしいので、
唯ちゃんパネルの左側のこの部分に飾る予定です。

唯ちゃんを挟んで、過去と現在です。楽しみにしててくださいね。