悩殺ポーズ

20/Ⅱ.(土)2021 はれ アントニオ猪木、78才の誕生日。

モデルをしてるひとが脱毛サロンに行くというがこれが面倒だという。「なぜ、女性だけ腋毛を剃らなければならないのか」と唇をとがらせる。僕は剃りたければ剃ればいいと思うが、結構、男性の中には腋毛フェチが多いことも知っている。「パンクの女王」パティ・スミスは腋毛を見せびらかすような写真をアルバムジャケットに使ったし、「全裸監督」で再注目された黒木香のトレードマークも腋毛だった。しかし言われてみればこの二人以外思い浮かばないから何か腋毛を解禁するとマズイことがあってブームにならないような大きな力が働いてるのかもしれない。何かを解禁すると我も我もと解放を求める動きが予想されるからその水際対策として臨界点にあるのが腋毛なのかもしれない。

テーブルの上の磯山さやかの2月のカレンダーの写真は両の手を頭の後ろに組んでポーズを取っている。時々みるポーズだが、これは腋毛フェチのフラストレーションを適度に満たすために多用されているのかもと邪推してみた。しかし磯山さやかに対しては「何してるんだ?」と突っ込みたくなる。

同じ診察室には、バルテュスの「夢見るテレーズ」の額装複製画が飾ってあるがこれも同様のポーズ。もっともパンチラの方が気になってしまうのが人情だが。受付によると、このポーズは体のラインをきれいにみせるものでモデルに好まれる姿勢だそうだ。

こんなイラストでも右の子はそうしてる。

山口百恵も帯で隠れてるがこのポーズをしてる。百恵ちゃん、20才である。

石野真子は18才。

同じく18才。プリティープリティーの「B面」の「ハイスクール・クイーン」が名曲ですがオリジナルアルバムにはどこにも入っていません。

角川映画が薬師丸ひろ子・原田知世についで放った3本目の矢が渡辺典子だ。渡辺典子、19才。

診察室に戻り、からかい上手の高木さんの高木さんは中1。

中1でもプールで髪を結う仕草は悩殺的である。7月の消毒液の香りが漂って来そう。

ひぐらしのなく頃に、の魅音は中3(所説あり)。

ムギちゃんは高3。

おやすみプンプン、のヒロイン愛子ちゃんは20才で死ぬ。

どうですか?暗示というのは恐ろしいもので上の画像たち、全部腋の下が気になりませんでしたか?そういう思考実験の記事でした。

下はおまけ。4男一松の悩殺(?)ポーズを。これに悩殺される腐女子がいても不思議ではない。性癖の多様性も認め合いたい現代だ。

BGM. ピンク・レディー「 渚のシンドバッド」


明治座

7・11・14/Ⅱ.(日・祝・日)2021 今年はコロナで「チロルチョコ」買うの忘れてた。

1年以上前から話があったそうだ。明治座が高田文夫に直談判。「大阪ではない東京の笑いを」と。そして2部構成。1部はお芝居で、2部が寄席形式(日替わりゲスト、下を参照)。僕は7日の清水ミチコ、11日のナイツ、14日の志らくをとった。清水ミチコは初めて舞台をみたがテレビより全然面白くて驚いた。思わず武道館の配信チケットを買ったほど。ナイツは犯罪を犯した芸能人と定番のカラオケネタ。志らくはいきなり「魚屋の勝五郎は…」とまくらもなくいきなり喋り出し千秋楽最後の高座を「芝浜」でしめた。

明治座は都営新宿線の浜町からすぐ。

案内も分かりやすい。

駅構内のポスター。

ここが明治座。

お稲荷さんもある。

高田文夫ののぼり。かつて「三木のり平」や「萩本欽一」とあった位置に自分の名前があると感激していた。CMでおなじみの、オペンホーゼの提供。

第1部の喜劇のヒロインは田中美佐子だが、実質のヒロインは磯山さやかが演じる吉原の花魁・むらさき。

志村けんイズムを継ぐ女・磯山さやかは「志村魂」で明治座にあがったことも。三木のり平、コント55号、ドリフ、たけしと東京の喜劇をバトンタッチする遺伝子のメンバーが終結。磯山さやかは出しゃばらず、周囲を立て、カーテンコールででんぐり返しもせず(森光子・降臨せず)アイーンでも極力変顔をせず松村にふられても「フワちゃんのモノマネ」をしない、などスタンドプレーに走らず。イイ女だ。

松村は出る日と出ない日があったが、劇とは完全に独立したコーナーなので、いない日も代役はなし。「坂本龍馬のオールナイトニッポン」とビートたけしのモノマネでネタを披露。7(日)夜の部では、「麒麟が来る」の出演者のモノマネを次々やるが僕はみたことがないので「似てるんだろうなぁ」とは思うが面白さが分からず。しかしそれは僕だけではなく会場の客の反応は皆そうだった。そりゃそうだ。日曜の夜のこの時間のチケットを持ってる時点で大河ドラマを見ない人だ。

舞台は幕末。バカ殿様(前川清、元コント54号)がしょっちゅう吉原に行くから愛想をつかした奥方様(田中美佐子)が城を飛び出し、西からの流れ者の瓦版記者と恋に落ちる幕末版・ローマの休日。奥方の名前はオードリー・ヘップバーンならぬ鳳(おおどり)、瓦版屋はグレゴリー・ペックならぬさすらいのグレゴロウ(東MAXとハマカーン・浜谷のダブルキャスト)。どちらも良かったが、東MAXが気障で良い演技だ。ネタバレだが、グレゴロウの正体は、実は坂本龍馬。とっくに奥方に見破られていたというラストシーンで「日本の夜明けのために暴れて来ます。いい、龍馬の休日でした」と啖呵を切り、奥方が「何をおっしゃる、こっちだって老婆の休日だったぜ~」とオチをつける。

ラストのエンディングは全員がポップな曲にあわせて振りをつけて踊る。松村が磯山さやかの横でお腹を出して短い手を一生懸命振って踊る姿に感動。「この踊りがもっとも嫌だ」と漏らしていた前川清の踊りは緩慢で(前川清は72才。高田文夫も72。ちなみに菅総理も72才)もしも殿様が踊りを踊ったらこんな感じだろうという妙なリアリティーが笑いを誘う。

これはお土産のパンフレット。待合室にあります。

会場では高田文夫の新刊を先行発売。「ギャグ語辞典」はあいうえお順で最初が「アイーン」。これは志村けんに敬意を表して1発目に持ってきたそうだ。

これも待合室にあります。ちなみに2番目は伴淳三郎の「アジャパー」。

千秋楽の前日は行きたかったが土曜なので行けず。午前が志の輔で午後が爆笑問題。今回の明治座はコロナもあり大赤字。それでも決行したことに意義がある。正直、7(日)はワンブロック15席あるのに4人くらいしかいないガラガラ。日が経つに連れ客席も埋まって来た。爆笑問題の田中がくも膜下出血で倒れたから急遽、太田が高田文夫と漫才コンビ「爆笑大問題」を組み、これが話題でソールドアウト後も問い合わせが殺到。そこで配信も決定。これまでの赤字を少しでも補填しようとの算段。高田文夫曰く、「古典落語というのはあるが、補填(ほてん)マンザイ」とうまいことを言う。太田も手応えありで高田文夫に「これでM1に出ましょう」と悪ノリ。しかしやはりいつも思うのだが爆笑問題で「おかしいのは太田じゃなくて田中」で、太田と当日会った田中は太田がこれから明治座で高田先生と漫才だ、と伝えると、「いいな~、俺、見に行っていい?」だって。誰のせいでそうなったと思ってるのか。さすがである。

さて明治座の記事はここまでです。ところで僕の最近のお気に入りはEテレの「ゴーゴーキッチン戦隊クックルン」ですが、一昨日の「キヌさん、怪人にねらわれる!?」は神回でした。アニメパートでコショー怪人「ペッパー警部補」が登場しましたが、それを受けて本人パートでアユとコムギがピンクディーの「ペッパー警部」をワンフレーズ歌って踊るというサービスシーンがあり。フキノスケがカセットデッキを止めることで、二人がズッコケて曲が終わりになるコント仕立て。「クックルン」は小学生の女子2人と男児1名の3人組で番組ではお料理の他に歌や踊りも披露するが、「さくら学院」と比べてみるとそもそも楽曲の洗練度が違うので単純比較は出来ないが、クックルンの3人の踊りはモタモタしてて、物理学的にいうと引力に負けていてジャンプなども体が重そうなのです。跳躍力もなく身体能力の差が歴然です。ま、そこがいいのですが。ところが、この「ペッパー警部」でズッコケる時のコムギの仕草が「ちょいとごめんよ」的な手刀を作り片足立ちで「オットット」みたいな足取りが往年の「電線音頭」のベンジャミン伊東を彷彿とさせたから、是非コムギを明治座の舞台に立たせ「てんぷくトリオ」の遺伝子も継承して行きたいと思わせるものでした。その神回をユーチューブでみつけました。

BGM.  クックルンの神回


帰るところ

5/Ⅱ.(金)2021 はれ ポケモンのカモネギの進化系はネギガナイト。カモネギが騎士みたいになっててカッコイイ。

昨日のクックルンをみてて、クックルン・イエローが微妙に大人になった予感がした。ほんの些細な変化なのだがこの年頃(小学校6年生女子)の子は一瞬で見失う。具体的に昨日の放送でみたクックルン・イエローは一昨日よりも少し、普段はミディアムの長さの髪型を右側だけ耳にかけてるのだがそこからうかがえる頬のラインがシャープにシュッとしてたのだ。そのせいかちょっと笑うと見え隠れする歯茎の面積が1mmくらい幅広くみえて、これは美少女子役が大人になる時によくみる兆候で、「北の国から」の「ほたる」に代表され、私は「北の国から、ほたる現象」と呼び恐れている。…誰だ、「私は」って?しかしそこはEテレ、私のような見識者の意見を封じ込める作戦なのだろう、クックルンはキッチンでチョコを溶かして冷やしてアレンジしたお菓子を食べるのだがその時感想を言うクックルン・イエローの左の唇の上にチョコレートがくっついていた。一旦、カメラを止めて撮り直せばいいのにあえてそれを放送させてた確信犯は「子供らしさ」の温存作戦とみた。今後もクックルンから目が離せない。

今朝の羽鳥慎一モーニングショーでは「森元総理のオリンピック女性蔑視発言」に徹底言及していた。特にリモートで参加した長嶋一茂は「女性は話が長い」という発言にくってかかり熱いコメントを語っていた。私は何の気なしにテレビ画面の時刻を眺めながら「長嶋一茂、よく喋るなぁ」と思って数字の変化をみていたら、約4分話していた。一茂も途中で気づいて「すみません。話が長くなりまして」と断っていたが司会の羽鳥慎一が気を使って「いえいえ」と合いの手を入れたらまだ喋ってた。私は「一茂、話なげーよ。女か!」と思ったものです。そんなことを今日診察にみえた女性患者さんに尋ねてみた。私は「森さんってそういう人だからまた言ってるよ、と思い、いちいち、テレビで放送しなくていいじゃん」と思ったのですが、私と同年代の方は「まぁ、老害ですね」と笑ってすましたが20代の人は「あの発言は問題」と指摘し女子中学生になると「あれは不愉快」「あれをみて平気な先生も同罪だ」と手厳しかった。世の中の価値観は移り変わっている。私も森さん同様取り残されている。気を付けないと。

その裏の「グッとラック!」では同じく森さんの別の発言、「有名人の聖火ランナーは田んぼを走ればいい」に反論。とくに犬山市を走る予定だったロンドンブーツ1号2号の田村淳は番組のメインコメンテーターなので「こんなに日本中がコロナで自粛してる中、何が何でもオリンピックはやる」という森さんの発言に異を唱え聖火ランナーを辞退した理由を訴えていた。みんな真剣に議論をする中、この番組も3月で打ち切りになると決まってからの司会者の立川志らくの無責任ぶりが心地よく、田村淳の辞退発言に対し、「だったら私が代わりに走りましょうか。暇だから」と自虐ギャグで茶化し、それでも田村淳が舌鋒鋭く森さん批判を出来ない与党議員にも矛先が向くと、「森さんは力があるんでしょ。淳さん、消されるよ」とニヤケテ脅してみたり、本来の志らくらしさが出てて僕は良い番組だなぁと感心した。志らくは朝のワイドショーの司会という重圧から解放され我らの立川志らくに戻って来たのだが初めからこんな感じでやれば良かったのにと結果論のようなことを思った。でも落語家はそこら辺のテレビタレントとは違う。テレビのレギュラーがなくなろうと帰れる場所がある。自分の落語会があるからそこで思う存分やればいい。よみがえる明治座東京喜劇~ニッポン放送「ラジオビバリー昼ズ」全力応援の最終日、昼ズ寄席のトリをつとめるのは立川志らくだ。ちゃんとチケット、とってるぞ。応援に行くよ!

BGM. 立川志らく「死神」


文化部通信~その拾肆~

あっという間に2月ですね。文化部通信は14弾。文化部長スーです。
2月2日なので、クリニック内にある2のつく物や2を表しているものを紹介していきたいと思います。

まずは数字の”2”を探していきます。

カレンダーの中に”2”がたくさんありました。

病院内は色んなもので溢れていますが、数字の2はカレンダーの中にしかありませんでした。が、2を連想させるものはありました。

セーラームーンピース

Tシャツでもピース

憂ちゃんもピース(一人じゃんけん・・?)

ピース・・ではなくチョキ。

カラ松は次男の”2”。

バルタン星人の2枚のハサミはピースみたいですね。

惣流・アスカ・ラングレーはエヴァ”弐”号機パイロットです。

探し出せたのは以上になります。他にもあるようでしたらぜひ教えてください。
テーマのものを探しながら院内探検するのは新鮮で、いつも見ないところも見るので楽しかったです。
ぜひ長い待ち時間で疲れた時は、院内を見回してみてくださいね。

 

今年の節分は今日ですね。
なんと2月2日が節分の日になるのは124年ぶりだそうです。3日で固定じゃなかったんですね!
川原先生のネイルも節分シーズンネイルになっていました。

鬼をはらうべく、今流行りの「鬼滅の刃」に出てくる鬼殺隊の柱である胡蝶しのぶさんをイメージしているそうですよ。
これで豆を投げると鬼もスタコラサッサ逃げていきそうです。効果”2”倍!!
すごくキレイですよね!実物はもっとキラキラしていて綺麗なのでぜひ見せてもらってください。

~豆ニュース~
節分×鬼滅の刃で、今日まで映画鬼滅の公式サイトからお面と豆まき紙升用のデータがダウンロードできるようになっているみたいですよ。気になる人はチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

昔から言われる言葉遊びで、「1月は行く」「2月は逃げる」「3月は去る」といいます。あっという間に過ぎるという意味です。
寒い2月もあっという間に、はやく春がくるといいですね。


二兎を追う

28/Ⅰ.(木)2021 くもり 韓国で鬼滅の刃映画公開初日で観客数1位

今年は季節感がないから「まぐろの初競り」のニュースもあまり耳に入らなかった。それというのも今年は「寿司ざんまい」がコロナもあり「自粛」したからだ。「寿司ざんまい」は市場に参戦して以来、破格の値段で価格競争を勝ち抜き、相場を荒らしたと同業者からの評判は悪かった。やっかみもあるのだろう。それが今年は自重した。僕はこんな時代だからこそ、出る杭は打たれて欲しかった。そんな寿司ざんまいは普通に良いまぐろは仕入れていて下のまぐろ三種は7800円する。

去年、コンビニで発売されるやあっという間に完売し、その姿をみたこともなくメルカリで何万円にもなって転売されていたという、鬼滅の刃のビックリマンチョコが26日(火)にコンビニ以外のスーパーなどで発売開始と聞いた。昼休みに大岡山の東急ストアをのぞいてみると、どっさりあったから「大人買い」した。知人の子供が欲しがっていたから。大岡山の東急ストアは大人買いに慣れてないらしく、「全部同じのですがいいですか?」と確認された。

後でネットでみたら「イオン」では「一人10個まで」とか制限がついてたそうだ。知らないとはいえ本気で買ってしまった。ところが世の中とは皮肉なもので僕の知人の子供が今夢中なのは「エヴァ」だそうで、「碇ゲンドウ」の真似などして遊んでるらしい。手塚治虫の家では「鉄腕アトム」が放映される土曜7時は一家でテレビの前に正座して番組をみる習慣だったそうだが、手塚の息子が学校で流行っている「ウルトラマン」をみたいと言い出し、実は「ウルトラマン」は「鉄腕アトム」の裏番組だったからお母さんは息子に「お父さんの番組をみなさい」と叱ったそうだが手塚治虫が「子供の好きなものをみさせなさい」と言って、ウルトラマンをみるようになったと後に息子が述懐していた。「父の目が悲しそうだった」と言っていた。でも、僕はそれでいいと思う。子供は好きなものがコロコロ変わる。今まで好きだったものに義理など通す必要はない。それはもっと大人になって必要に迫られたらすればよくて、そうなるまでは素直に好きなものを欲するのが良い。

下は、でんぱ組のねも&ぺろ。ミリタリー&サバゲー雑誌の表紙になった。これは前に予約しておいたからポスターと生写真4枚がついてきた。昨日届いた。

診察室の皆さんの背後におります。

ユーチューブの広告で、タッチとチキンタッタのコラボCMをみた。岩崎良美が替え歌を歌っている。いまだにこうやって仕事が来るのはいいことだと思った。普通の「チキンタッタ」と「瀬戸内レモンタルタル」の2種類がある。僕は「レモン」を買ってみた。青春っぽいから。

箱のサイドには、南ちゃんおでまし。

蓋をあけるとこんなです。「迷うって、青春だ」。これを読んだ多くの迷える国民は、「今の自分は青春なのか?」と悩むはずだ。そんなコロナ社会、青春に終わりはない。始まりだけである。と詩的にまとめてみた。

このコピーは「普通」と「レモン味」で迷う、という意味なのだろうが、チキンタッタって意外と小さいから2個食べれますよ。二兎を追う者は一兎をも得ず、と言いますが、ことわざって必ず真逆のものがありますよね。たとえば、「急いては事を仕損じる」と言いながら「善は急げ」とも言うし、「二度あることは三度ある」と脅かしながらも「三度目の正直」と励ましてくれる。だからチキンタッタも恋と同じで「二兎を追っちゃえば二兎を得る」と思う。何を言いたいかというと、欲しい物は手に入れろ!二股上等!

BGM. 岩崎良美「タッチ」替え歌


心の護美箱(30)~終わる都市伝説

23/Ⅰ.(土)2021 雨は夜更け過ぎに雪へと変わるのか?

小池都知事がフワちゃんに続き、新型コロナウイルス感染拡大に対し若者を中心に影響力と発信力を持つ人気ユーチューバーの「フィッシャーズ」とリモート対談したと話題だ。僕は若者ではないが、この「フィッシャーズ」を知っている。それは僕の好きな「ゴーゴーキッチン戦隊クックルン」のレッドのアユ(小学校2年生)がフィッシャーズの大ファンで去年、「クックルン」のアニメパートに「フィッシャーズ」が本人役で登場したのを見ていたからだ。フィッシャーズはアスレチックなどをして遊んでるところを怪人に襲われ、クックルンの満腹ビームで救われ、フキノスケ(小学校5年生)がカメラを回してたおかげでユーチューブを撮影出来たというお話だった。僕は小池都知事と対談するまで、てっきり「フィッシャーズ」というのは番組が作った架空のユーチューバーだと思っていたらまさか本当にいたのですね。やるな、Eテレ。

時々、ここでクックルンの話をするが僕のお気に入りは、イエローのコムギなのだ。僕の知り合いの誰かに似てるのだがそれが誰だか思い出せないのが今の僕の一番の悩みでコムギは昭和風の美少女なのだがプロフィールでは唯一、年齢が非公開である。ネットでは「おそらく小学校6年生」と噂されてるがミステリアスである。そもそも何故、一人だけ年齢不詳にするのかが疑問だ。そこで僕が密やかに妄想してるのは「コムギ24才説」だ。安達祐実が小学生の時「家なき子」を熱演してる頃、「安達祐実30才説」というガセネタが流れたのを模倣して楽しんでいるのだが、受付にこういう話を吹聴してるとスーちゃんから「それだと合法ですね」と言われた。スーちゃんは時々、このように見透かしたようなことを言う。スーの「ス」は「スパイのス」で「エスパーのス」。要注意人物だ。

そんなコロナ感染拡大だが、数日前フィル・スペクターもコロナで死んだそうだ。フィル・スペクターのエピソードはキラ星のごとくたくさんクレージーな逸話があるが僕が好きなのは「ドナ」の話。当時もうフィル・スペクターは人気も絶頂で十分なスターだった。彼女の名は「ドナ」。その時、リッチー・バレンスというポッと出のスターがヒット曲を何作か出した。後に「ラ・バンバ」という映画にもなったが、リッチー・バレンスは「カモン・レッツゴー」「ドナ」「ラ・バンバ」の3曲のヒットを出した後、飛行機事故で若死にした。その「ドナ」が流行った時、フィル・スペクターは彼女の「ドナ」に「あれは僕が君のことを思って作って、彼に歌わせたんだ」と言った。のちにフィル・スペクターの彼女のドナはニュースでリッチー・バレンスの事故死を知り、その悲報に悲しむヒット曲のヒロインである本物の「ドナ」の泣く姿をみて唖然とするのである。

これが僕のもっとも好きなフィル・スペクターのエピソード。他にもいっぱいあるから興味のある人は探して下さい。ビートルズの音源を持って逃げたりもしてます。何故、そんなことをしたのかも動機は不明。多分、「持って逃げたかった」んだと思う。変な人。

変な人と言えば、さっきのクックルンの「合法」で思い出したのだが、まどマギの鹿目まどかの声優である「悠木碧」は、自分のことを「合法ロリなので」とイベントで発言し、会場中を唖然とさせたことがあります。可愛い顔してますが変な人ですね。映画「君の名は。」では放送部の女生徒役で最後で良いシーンを演じてましたね。だけど変な人。心の護美箱(29)がいっぱいになったから(30)を作りました。始めてこのブログを読む人は「何のこっちゃ?」ですね。そんな人はこちらを。→心の護美箱(29)

とここまで書き上げたら、コムギの公式プロフが情報を解禁。2008年12月31日生まれの小学6年生。東京都出身、148㎝だそうだ。川原発コムギ都市伝説終了。

BGM. 鹿目まどか(悠木碧)「またあした」


欲しい物

19/Ⅰ.(火)2021 寒い 共通テストで失格のマスク鼻出し男トイレに立てこもり逮捕、49才だった。

昨日コンビニで「干し芋」をみた。今は旬なのか何種類もあった。それで思い出したのは、アポロが月に行った頃。「天才バカボン」で宇宙ロケットをタリラリラーン星に打ち上げたが全員帰還しない。国際学会は「これ以上、有能なパイロットを失えない」と議決して、次のページをめくると「そういう訳で君たちが選ばれた」という解説に「アイアイサー」と敬礼するバカボンとパパの姿。二人は最後のロケットに乗ってタリラリラーン星に向かった。実はタリラリラーン星人は人食い人種でこれまでのパイロットは全員食べられていた。しかしバカボンとパパはとんちで切り返し無事地球に戻って来た。その記者会見でインタビュアーが「感想は?」とマイクを差し出すと、パパが「感想は乾燥芋です」と答えた。僕は「乾燥芋」というものを知らず、母に乾燥芋を食べたいとねだった。母は料理が好きだったから「なんとか金時」という高級な食材を用意して焼き芋やふかし芋、そしてその時代には珍しかったスィートポテトもこさえてくれた。しかし僕の興味はバカボンの「乾燥芋」で、まるで「目黒のさんま」みたいなやりとりが続いた。学校でも国語の授業であてられて「この詩の感想をいいなさい」と言われても僕は「感想は乾燥芋です」と答えた。クラスのみんなは僕と同い年だから「乾燥芋」がわからず皆ポカンとしていた。きっと「天才バカボン」を読んでなかったのだろう。僕はクラスで「受けるかどうか」などどうでもよくて、とにかく「感想は乾燥芋です」と言いたくてしょうがなかったのだ。

そんなことを思い出して今日クリニックに来たら患者さんから「干し芋」を頂いた。僕は以心伝心に驚いて、乾燥芋を一かじり。鳥のくちばしのようにしてみた。↓。

僕の好きなテレビ番組「ゴーゴーキッチン戦隊クックルン」でこないだおならをするプープー怪人が出てきた。クックルンは怪人を地球から守るためお料理を作りそれを食べると「満腹ビーム」が出せて、怪人を宇宙に吹きとばせるのだ。プープー怪人をやっつける回では、クックルンの3人がサツマイモをくりぬいて皮を残しそこにこして甘く味付けしたお芋を戻して焼くスィートポテトを作ってた。クックルンに出てくる、コムギ、は可愛いなぁ。誰かに似てるんだけどそれが誰だか思い出せないのが最近の悩み。

今日のBGMはキヨシロー。サビの歌詞の「欲しい物はたった一つだけさ」の「欲しい物」が「干し芋」に聞こえるという理由だけでチョイスしてみました。

BGM. 忌野清志郎 & 2・3’S – プライベート


謹賀新年、これでいいのだ

先日、アニメ「おそ松さん」の「ニートの生きざま展」に行ってきました。

 

現在アニメは3期が絶賛放送中、1期2期と色々な形で注目を集めてきた作品ですが、ニート展ではアニメ放送当初から現在にいたるまでの原画や、舞台化した際の小道具などが展示されています(残念ながら、原画は撮影禁止です)。

この展示のタイトルが初めに発表された時、ファンの間では「ニートの生き様って何()」と、そのネーミングに各地で笑いが起こったものです。ニートに生き様も何もあるか、といったニュアンスでしたが、これがアニメおそ松さんと、それを取り巻くファンたちのいい空気感だと思っています。

 

アニメの1期のオープニングでは、「一生全力モラトリアム」というフレーズが出てきます。まさしくおそ松さんに出て来る六つ子は全員がニート、いかに働かず、楽をして実家に居続けるかに、常に全力です。あとは全てが適当。このままでいいのかな、なんて誰かが言ったって、働くわけでもなく、何をするわけでもなく、やばいよね~と言ってまたいつものニート生活に戻っていきます。まさにモラトリアム、自分と向き合うことなくだらだらと怠惰な日常が続きます。

 

しかし、ここに救いがあるのだろうなと思います。

生きるために働き、人間関係を構築し、悩み苦しみ、後悔し、逃げられない現実に向き合わざるを得ない日々に晒される。好きなことを仕事にし、趣味があり、不自由のない生活をしていても、葛藤や虚しさを覚える。彼らと同じニートであっても、その現状に焦ったり負い目を感じたり、時に自己嫌悪になる。人生を面白おかしく謳歌している人もどこかにいるかもしれないけれど、やはり、生きるとは過酷なことだと思います。

そういうあらゆる苦しみを、まるでどうとでもなると言わんばかりに、六つ子は悩まず苦しまず、適当に、やりたいようにやる。フィクションと言ってしまえばそれまでだけれど、それでも、画面越しにここまで適当に生きる人間を見ていると、必要以上に肩に力を入れている自分に気付きます。

 

ニートに生き様なんてあるのかと笑い合ったファンたちは、そんな六つ子の生き方を「現実はそんなもんじゃない」と笑いながら、自分たちのできないことをやってのける彼らに心を委ね、できない人生を託します。

 

ニート展では、まさにこれまでの彼らの生き様を堪能できる場でした。何もしない彼らの日々にも、ドラマがあり、歴史があり、感動があります。どんな生き方でも、必死にならなくても、世間からなんと言われようと適当でも、生きているだけで十分である。広い展示場の中で表情をコロコロと変え騒ぐ六つ子の姿は、そんな自由さを見事に見せつけてくれました。それは、自分のできない人生を振り返るようでもあり、彼らに預けた時間を手元に広げるような、感慨深い体験でした。

23時間かけて展示場を周り、好きな話や笑った話を散々思い返し、名残惜しくともやっぱり現実の日常に戻らざるを得ません。お前らはいいよなと言いながら、時に恨み、人生の一部を託しながら、これからもニートな六つ子を愛おしく思っていくのだと思います。

 

おそ松さんを観て、少しでも心が自由になれる人が増えてくれたら嬉しいなと思っています。自由になれずとも、これよりは頑張って生きてると、きっと思えると思います。

とおまつきみ 


心の護美箱(29)~いまキピ

29/ⅩⅡ.(火)2020 佳子さま、26才のお誕生日おめでとう!

今日で今年の診療は終了です。新年は5日(火)から。カワクリは月曜が休診日なので4日はやらないから注意して下さいね。

新年の準備という程ではありませんがカレンダーを買いました。一般のみなさんはあまり馴染みがないと思いますがクリニックなどをやっていると毎年山のようにカレンダーを頂くのです。製薬会社さんとか出入りの業者さんとか税理士事務所さんとか。それが今年から一斉に廃止になりました。多分、賄賂とかに当たるのでしょうか。外資系の圧力か。年末に行った歯医者さんのカウンターに「エヴァンゲリオンのイラスト」のカレンダーがあり、僕は思わず、「あっ、エヴァ」と指をさしたら歯医者さんは「今年くれないでしょう?慌てて買いに行ったらそれしかなかったのよ~」と言ってて笑いました。僕はカレンダーの好みがうるさいので自分で買った物しか使わないから支障はないと思ってたのですが、バックステージに置くカレンダーとしては重宝してたらしくスタッフは困っていました。やはり表舞台はデザイン重視で、裏舞台は縁の下の力持ちで機能性重視ということみたいです。

さてその表舞台の紹介です。診察室には、コロナで死んでしまった志村けんの遺志を継ぐ女・磯山さやかの卓上カレンダーです。磯山は「たけしのみかた」という番組にゲスト出演した時、「ねえちゃん、ユーチューブでから揚げばっか食ってんだろう?」って認知されてて喜んでました。っていうか、たけしがユーチューブをみる、っていうのが意外でした。

今年のカワクリの出来事で1番の衝撃は「喫煙所の廃止」です。以前に記事に書いてもらいましたが、今は「けいおん」と「ミノルタ・宮崎美子」のコラボを展開中。

しかし、ありゃりゃ?よくみたら手前にメトロン星人と風呂上りにお酒を飲んでほろ酔いの「おそ松」がちゃぶ台を挟んで向き合っています。ウルトラセブンのシュールな回のパロディですね。これは受付の誰かのアイデアでしょう。こういうイタズラ心があるのがカワクリらしさでもありますね。

ミノルタの宮崎美子は当時女子大生で僕は男子高校生でそのCMに度肝を抜かれました。だから今でも「職業は女子大生」と聞くと少しドキッとします。

元・喫煙所の周囲の壁に貼ってある等身大タペストリーは、TBSショップでブルーレイを連続購入するとついてくる特典でなかなか開封するタイミングがなく宝の持ち腐れ状態でした。ですから、こういう機会があって良かったです。何事も悪いことばかりではない。そういう考え方の割り切りがアランの「幸福論」に書いてありました。宮崎美子と似たポーズの澪ちゃん。

今のキミはピカピカに光って、は元々はCMソングで短い尺しかない曲だったのですが、あまりにも社会現象になったので後からレコードが出来上がった珍しいケースです。

このジャケットはミノルタの広告の写真から転用されています。

Tシャツを脱いでいくシーンと似た「けいおん」のメンバーを連写してみます。まずは、唯ちゃんの妹・憂。

そして憂の同級生・鈴木純。

ラストは、あずにゃん。あずにゃんは他の「けいおん」メンバーより一人だけ年下なので皆が卒業した後、憂&鈴木純と軽音部を続けていくエピソードがアニメではチラっとありますが、後のマンガではその様子が描かれています(アニメ化はされてない)。

と言う訳で、真打は最後に出ます。最終日に届きました。

2021年宮崎美子のカレンダーです。これは61才で40年ぶりのビキニを披露すると話題になり、一時期は「鬼滅の刃」を抜いてカレンダー売り上げ1位にもなった話題作です。ワイドショーでアンミカが「ヘルシーセクシー」と評していました。五月みどりなんかと違って安心して消費出来るお墨付きですね。

チラッと話題の水着写真をめくってみせましょう。

受付スタッフにこういうことをさせるのが「セクハラ」になるご時世だそうです。される方も怒られる方もストレス溜まりますね。そんな世の中に心の護美箱(28)がいっぱいになったから駆け込みで(29)を作りました。始めてこのブログを読む人は「何のこっちゃ?」ですね。そんな人はこちらを。→心の護美箱(28)

 

BGM. 斉藤哲夫 「いまのキミはピカピカに光って」


昨日のつづきのつづき

25/ⅩⅡ.(金)2020 少しあたたかい。小池都知事「サイレントナイトを」。

1年を振り返る季節だが今年の年間本ランキング写真集部門の第1位は田中みな実で、これは歴代1位でもあるそうだ。さて、この歴代というのは何時からのことを指すのだろうか。宮沢りえの「Santa Fe」は入れないのか?菅野美穂は?そんな古今「写真集」事情を考えていたら飛び込んできたのが、小林麻耶41歳完熟ヌードで復活か?スピリチュアル洗脳騒動で仕事がゼロになり無一文になったため体を張った過激な道を歩まざるを得ない…という無責任な憶測の記事であった。

そんな小林麻耶を降板させた「グッとラック!」の今朝は芸能ニュースのみ。裏番組がこぞって「コロナ変異種」や「安部前総理の桜をみる会問題」を必死で特集してるのに、コメンテーターにフワちゃんを配置して、それらを全く無視して芸能ニュースオンリー。チラッとみたら絶景イルミネーションのベスト5を女芸人が発表していた。どうした「グッとラック?」。投げたか。

そういえば、先週競馬で放送されなかった「おそ松さん」の今週の放送は面白かったですね。コロナを意識した2作品で、久々のなごみ探偵・おそ松も登場。事件は一切解決しないが現場のピリピリ感をなごませるなごみ探偵・おそ松。今、おそ松を必要としているのはコロナの最前線で戦っている医療現場では?という提言か。ま、患者みんな死んでしまうが。下は、なごみ探偵おそ松のコスプレ。↓。

しかし、政治家が飲み会やって叩かれたりしてるのをみるとコロナへの警戒心が鈍っているのはテレビのせいなのかもと思う。昔、昭和天皇が崩御された時、数週間はテレビからバラエティタレントや歌番組が消えた。「天皇の影法師」の作者で後に東京都知事になった猪瀬直樹がやたらテレビに出てた。民放はコマーシャルも流さなかった。いつまで続くのか、という緊迫にピリオドを打ったのは例によってテレ東で2時間番組で「ムーミン」を流したら視聴率が40%くらいになったと記憶している。テレ東は「編成の勝利だ!」とコメントを出してたのを今でも覚えてる。あれを今見習ったらどうだろうか。それが今回の問題提起である。

つまり日々の放送の在り方を考え直す必要があるのではないか。800人だ、やれ1000人になる、などと毎日感染者数を垂れ流すだけの報道では最早国民は「ええじゃないか」状態と同質の混乱を防衛するための躁状態になり結果むしろ出歩いてしまうという顛末で抑止力にはならないどころか逆効果。そこで大喪の礼を思い出しテレビは芸能人の出演の自主規制・歌番組&バラエティーの自主規制・商業的CMの自主規制でどのチャンネルをみても効果音なし派手な演出NGに経験年数10年以上の局アナ(出来れば男性が好ましい)と感染症や政治に詳しい専門家(ただし面白い髪型の人は控えるex.軍事評論家・江畑さん)に限れば、さすがに「世の中は大変なことになっている!」というメッセージが国民に行き届くと思う。マスコミの使命にはそういうこともあると思うのだ。どうだろうか。リモコンのdボタンからご参加下さい。ただし、Eテレの「ゴーゴーキッチン戦隊クックルン」だけは例外として認めよう。

BGM. ザ・タイマーズ「カプリオーレ」