ロックは語れない

4/Ⅰ.(月)2016 きっと今日も暖かそう
正月早々、こんな自慢もあったものではないが、僕はメカに弱い。
それは多分、人間は思春期までに獲得した能力とその利息で生きているのでは?と思ったりするからだ。
まぁ、この仮説は甚だインチキで、さっき思い付いた思いつきで、統計学的にも疑わしい。
サンプルは1、僕だけだから。
学術的に言えば、仮説というより、「1例報告」に過ぎない。
僕は中高でタイプライターを習わなかった。
だから、今でも、パソコンのキーボードは右手の人差し指1本で打っている。
ジャスト・ナウ、たった今、皆さんがご覧になっている、この文章も右手の人差し指1本で打っている。
とは言え、それでも毎日、使っているから、結構、速いのだ。
「世界・指1本だけ・早撃ちコンテスト」なんてのがあったなら、上位入賞、狙えるかも。
意外と盲点なのは、思春期の頃はまだ一般家庭にFAXがない時代だったので、FAXが判らない。
FAXは今でも業務上使用頻度が高いもので、全部、受付にやって貰っている。
オーディオ機器も、レコード・プレーヤーとカセットレコーダーの接続とか、
ビデオもβやVHSの類なら自在にダビング出来るのだが。
コピーガードを外す機械も秋葉原で買って持っていた。
しかし、時代が変わって、僕が大学生の頃、CDとかMDが出て来た。
あそこら辺からがダメ。まず、MDが判らない。
従って、DVDのダビングとかが出来ない。
いや、しちゃいけないのだから、出来なくて良いのだ。捕まる心配もないし。
つまり、生活していく上で、分相応に暮らしている分には、何の不自由もないのだが、
1点困るのは、クリニックの待合室に流しているBGM.が、Ipod.なのだ。(←スペル、合ってるか?)
パソコンの中のItunesって奴に、曲を入れて、Play listを編集する所までは何とか学習した。
あとは、見よう見まねで、テキトーにイジって、何とかしている。
何が困るって、CDによって音量(音質?)が異なるのだ。
クリニックは天井に8個のスピーカーが埋め込んであるから、ちょっとの差が増幅される。
曲によって爆音でビックリさせられたり、小さすぎてノイズのようにしか聞こえなかったり。
最近の新譜は大体、音を揃えて来たが、極端に大きいのは、きゃりーぱみゅぱみゅ。
それとアニメ「日常」ブルーレイの特典CDの劇中伴奏曲。これがデカイ。
逆に小さいのが、ビートルズ。プロパティからオプションを選択して音量を調整しようとしても、
出来る限りMAXの(+5)にしても、きゃりーちゃんの(-5)より小さい。だから使えない。
最近出た、「Beatles 1」とジョン・レノンのソロだけ何故か、普通。
だから、それらだけ流している。
音量を一定に出来る方法があれば良いのだが、これまで一応、何とか手作業で微調整してきて、
なんとかなっているので、それがオジャンになるのは悲しい。
だから、仮に教えて貰っても、100%の確率か駄目だった時の保障がなければ、冒険する気になれない。
それに今のところ、コツをつかんだから、日々の暮らしは凌げるし。
ずっと不思議だったのが、曲順。
シャッフルに設定しているのだが、一曲目が毎回、必ず同じ曲なのだ。
以前に小森さんがブログの記事に書いてた気がするが(違ってたらゴメン)、
偽物語、の月火ちゃんの「白金ディスコ」がずっとかかっている時期があった。
毎朝、月火ちゃんの、♪ホラ、どっこい♪、の掛け声で1日が始まる。
それはそれで素敵だった。
それでも我々は解析を進めた。
そのうちに判った法則は、「プレイリストの1曲目がかかる」だった。
当時、「白金ディスコ」はプレイリストの1曲目だった。
しかし、プレイリストの順番がどうやって決まるのかが判らない。
Ipodに入れた順番でもなかった。
なんだろう?と思って、最近、発見したのは、どうやら、曲名・アーティスト・アルバムの次の
「ジャンル」が最優先されていて、そのアルファベット順に並んでいるようだった。
これを調べてみると、「Alternative」がトップで、「Blues」「Classical」「Pop」「R&B」「Rap」
「Rock」「Sounnd track」…などとなる。
アニメの主題歌・劇中歌は「Sounnd track」に分類されるのだが、何故か、「白金ディスコ」は
「Alternative」に振り分けられていた。
「Alternative」って、簡単に言うと、前衛音楽、のこと。
ディスコ+音頭の融合だから前衛なのかな?
何かの間違いだろうと思って、今は「Sounnd track」に修正したから、順番は下の方に来ている。
この「ジャンル」というのはCDに記憶されているのだが、誰がどういう基準で決めているのか?、が、
今の1番の謎だ。
さくら学院やしょこたんや大瀧詠一が「Pop」だったり、
きゃりーちゃんが「Dance & House」で、BABYMETALが「Metal」というのは、まぁ判る。
初音ミクが「Electronica」もなるほどと膝をうつ。
ところが、ビートルズは「Rock」だが、ジョン・レノンのソロは「Pop」という基準は何だ?。↓。

さらに興味深いのは、同じジョンのソロの同じアルバムでも「イマジン」だけは「Rock」なのだ。
昨年、亡くなった野坂昭如の楽曲も「Rock」に分類されていた。↓。

一々尤もだと僕は感心しているのだが、一体どんなセンスの持ち主がこの作業を担当してるのだろう?
野坂先生と、イマジン、と、ビートルズは「Rock」。
アニメ「おそ松さん」の主題歌のカップリングを内田裕也が歌っているが、それは「Pop」。↓。

良いセンスだなぁ。誰が選別しているんだろう。
よく「Rock」とは音楽のジャンルではなく、生き様だ、などと言われる。
極めつけは、野坂昭如の「サメに喰われた娘」。
この曲は僕が昔、野坂先生の記事を書いた時に(BGM)に抜擢したくらい、1番好きな歌なのだが、
この曲の「ジャンル」がなんと「Indie Rock」だって。↓。

本当にそうだよなぁ。誰なんだろう、コレ決めてる人。
会ってみたいなぁ。
ちなみに、戸川純は「Rock」で、大森靖子は「Pop」だった。
頑張ろう!大森靖子!!

二〇一六年一月四日 川原達二


父とライバル

27/ⅩⅠ.(金)2015 亡き父の誕生日
僕が大学2年の試験中に父が死んだ。
<試験で大変な時期に死ぬなよ>と思ったくらいで、僕は父子の葛藤はあまり抱えていなかった。
それは僕が二人兄弟の次男で、昔はやっぱり長男は特別だから、兄が良いクッション役になっていたからだと思う。
父が死んでから、およそ30年くらい経つ。
やっと僕も冷静に父との関係を見直せるようになって来た。
その位、時間はかかるよ。
勿論、個人差があるだろうから、あくまで参考資料としてね。
そうしたら、僕の気持ちの中にも変化が生じて、父へのライバル心のような物が産まれて来た。
それは僕が勤務医から開業医になり、僕の知っている父と同じ土俵に立ったこともあるかもしれない。
父に対して、うらやましい、という思い、嫉妬心のようなものに気づき出した。
それは様々あるが、嫉妬心を「本来、自分に入って来て当然と思う物が相手に行ってしまった時に生じる」と定義したら、
その最たるものは、
父さん、唯ちゃんと同じ誕生日でいいなぁ>である。
下が、2010年にTBSショッピングで当てた、唯ちゃんのバースディ・カード。
クリニックの入口左手の衝立に貼ってあります。立体形です。↓。

唯ちゃんが父と同じ誕生日なのは毎年記事にしてるから、長くブログを読んでくれてる人には最早、風物詩ですね(笑)。
と言う訳で、普段はカワクリに来れない方々に「けいおん」&「唯ちゃん」の一部を紹介しましょう。
相変わらず、待合室のテレビモニター側の窓には垂れ幕が張ってあります。
初めての人は巨大でビックリしますよ。↓。

さっきのバースディ・カードの近くには、唯ちゃんのほぼ等身大パネルがあります。
近くにはジャンボ・バルタン星人やゴモラやピカチュウ達がいて、カオスです。↓。

診察室のソファには、唯ちゃんのほぼ等身大低反発クッションとクタクタ顔のクッションの無言の存在感が目を引きます。
診察の時、気が散りそうですが、診察は皆さん真剣なので、よっぽど慣れるまでは目に入らないようです。↓。

その他にも細々したものがありますので、カワクリにお見えになった際には探してみて下さいね。
BGM. 榊原郁恵「アル・パシーノ+アラン・ドロン<あなた」


躁的防衛

11/ⅩⅠ.(水)2015 はれ
昨日の記事の最後に書いた「BGM」、RCの「すべてはALRIGHT(YA BABY)」は、僕にとっては特別な歌です。
この曲は、RCが事務所との色んなイザコザをやっと乗り越え、新たなスタートを切る時に発表されたシングルです。
今聞くと、ポジティブな応援歌のように聞こえるかもしれませんが、この時のキヨシの心境はどん底だったことでしょう。
PARCOのCMに使用されるなど、プロモーションに力を入れましたが、チャボを筆頭に他のメンバーは恥ずかしがり屋で、
積極的には協力しません。
キヨシだって、本来はそういうのが得意な人じゃないのです。
なのに孤軍奮闘してましたね、テレビの中で、ガラにもなくオチャラけて。
RCは不遇時代があったから、キヨシはたくさんの楽曲をプールしていました。
だから、ブームが来た後も、クオリティーを落とすことなくニューアルバムを発表して行きました。
しかし、この頃には、「貯金」も底をつき、キヨシは新たに曲も作らなければなりませんでした。
それでも、RCは大人気でした。
その年のクリスマスの武道館コンサートのMCでキヨシはこう言いました。
「今日、ここに来れた奴は幸せだぜ。来たくても来れない奴がいるからな。チケットがとれなかった奴とか。植物人間とか」
後に知ったのですが、この時、キヨシのお母さん(当時は、キヨシもまだ実母だと思っていた)は植物人間だったそうです。
つまり、「すべてはALRIGHT(YA BABY)」は、全然、オーライじゃない時に作られ歌われていたのです。
脳天気なお気楽な歌に聞こえますが、この歌は苦悩の真っ最中にいる人間は、そうでも言わないとやってられない、ということを表現したのです。
僕は当時、医大生でしたが、父が死んだ頃で、それとは関係ないのですが僕の成績は悪く落第しそうな時期でした。
そんな時、♪すべてはオーライ、イエ~ベイビ~♪、と歌うキヨシの姿は手本になりました。
精神分析の用語で「躁的防衛(マニック・ディフェンス)」という概念があります。
簡単に言うと、抑うつ不安に陥った時の防衛のことで、現実を否認して、根拠のない万能感で乗り切ろうとする試みです。
これは、躁病の説明に使われることもあります。
そうなのです。躁病とは、楽しくてなるのではないのです。
あぁ、それで思い出したのですが、「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉がありますが、あれも似たようなところがあるそうです。
江戸時代には家屋の特徴などのせいで、大層、家事が多かったそうで。
それは決して、江戸の見物(みもの)だった訳ではなく、そうとでも言ってないとやってられなかった、という所だったようです。
度を越した負け惜しみ、と強がりですね。
こないだ、しょこたんと小林幸子とのスリーショットの時にお話しましたが、僕の携帯のカメラ機能はイカレテしまいました。
自宅のブルーレイも故障しました。
カワクリでは、待合室のモニターで流すDVDが動かなくなったり、動いたかと思うと、プリンターが故障したり。
診察室の椅子が片一方、壊れたり。受付カウンターのイエス様のライトが破損したり。
光と地球の自転だけで半永久的に動くはずの地球儀が止まってしまったり。
立て続けに、SOSサインを、アニミズム的に言えば、先祖の霊が教えてくれていて。
なるほど、そういうことかと今さらながら、判ったけど。
昨日は、11月のせいにしたけれど、月が変われば何とかなるというものでもない。
目の前の物に、立ち向かって行くしかないのだ。
そう言う訳で、サポートメンバーの募集中です。今一度、BGMをリピート再生です。
BGM. RCサクセション「すべてはALRIGHT(YA BABY)」


微少女戦士☆ザッキーナ

2015年10月28日 晴れ時々雨
は~い!みなさま、こんにちは!受付の山﨑です。
後藤さんからバトンを受け取りました!
何気に初のソロブログデビューです。どきどき。
最近すっかり気温も下がり、肌寒い日が続きますね。
夜はかなり冷え込んで、もう冬なのか!?と思うような日もありますが、そんな時はあったかい焼き芋を食べたくなりますね!
秋と言えば松茸や栗ごはん、さつまいもの美味しい季節です。
そんな絶賛食欲爆発中の私ですが、今回は読書の秋にちなんで後藤さんの『推薦図書企画』に乗っかっちゃいます!
私からも、クリニックにあるオススメマンガのご紹介をさせていただきます!
まずはこーちらー!


『美少女戦士セーラームーン』
みなさまご存知、セーラームーン!
ただいま20周年プロジェクトで完全版が発売されておりますが、それがなんとカワクリに登場です!
20代女子はドンピシャでセーラームーン世代なのではないでしょうか?
もちろんわたくしもです!
旧アニメが放送中、つまりなかよし連載中、毎月買って読んでいたものです…なつかしい。
アニメしか見たことない方は、原作の絵やキャラ設定に最初はビビるかもしれません。
(たとえばレイちゃんがお嬢様キャラだったり、まもちゃんが高校生だったり。)
が!絵がとにかく美しいのです!さすが武内直子先生!!!
待ち時間長いな~と思っているそこのアナタ!
ぜひセーラームーンを読んでみて下さいね!完全版で10巻あるのでなかなかのボリュームですよ~
ちなみに私の好きなセーラー戦士はセーラーサターンとウラヌス、ネプチューン、ちびムーンです。
メイン5人より外部が好き。セーラームーンについて語りだしたら止まりません。
ちなみに小学生の時って、りぼん派、なかよし派、ちゃお派に分かれますよね。
みなさんは何派でしたか?ちなみに私はなかよし派でした。
続きましてー


『デデデデ』
こちらのマンガ、先生も大好きな「おやすみプンプン」の作者、浅野いにお氏の作品です。
正式タイトルは、『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』。
実は私、プンプンを読んであまりにも衝撃を受けまして。。。(主に悪いほうの)
いにお作品は気分が悪くなるから読めない!と読まず嫌いをしていたのですが…(ファンの方、ごめんなさい。)
先生のリュックにイソべやんがついているのを発見し、なんともいえない見た目に興味を持ってしまい、お借りしました。
その結果、最終的に自分で購入するまで至ってしまいました…いにお、恐ろしい子。
(注:イソべやんとは作中に出てくる国民的人気漫画。デベ子を幸せにするために未来からやって来たきのこ人のこと)
最初から、よく意味がわからないなぁ…と思いましたが、3巻まで読んでもやっぱりよくわからない!
でもなんかすごく気になる。
気づいたら、いにおワールドに引き込まれてしまいます。
ハッピーで明るい作品が好きな方にはオススメできませんが、流行り物に興味がある、多少グロくても大丈夫!
もしくは、俺、サブカル系だぜ!という方にはオススメです。
どうでもいいんですけど、何でいにお作品はサブカル系の方々に人気が高いのでしょうか?下北にいるバンドマンの人が好きなイメージ。
やっぱりヴィレヴァンに置いてあるから??
ヴィレヴァン、恐ろしい子…
あまり文章書くの得意じゃないので読みにくいと思いますが、まだまだいきますー


『先生の白い嘘』
こちらはひっそりと置いてあったので実は私、存在を知りませんでした。
とある患者さんから「こんなの置いていいんですか?スゴいですよ、内容が。山﨑さんは読んじゃダメです。」と言われました。
読んじゃダメと言われたら読みたくなってしまうのが人間というもの!
先生にお借りして呼んでみました。
率直な感想は、
な ん て ゲ ス い マ ン ガ だ !!
男女ってなんなんだろう…と、読んだあとに考えてしまうようなマンガです(笑)
身も心も大人のアナタにオススメです。純粋でいたい人は読んじゃダメよ(はぁと)←キモイって言わないで下さい。。。
これのなにがすごいって、作者が元々は少女漫画家だってことが一番の衝撃でした。
最後はこちらー


『僕だけがいない街』
2016年にノイタミナでアニメ化も決まっていて、『このマンガがすごい!』にも選ばれていたのでご存知の方もいらっしゃるかと思います。
なんだか深いタイトルですが、ジャンル的にはミステリーになるのかな。
”過去にタイムスリップをする能力を持っている主人公”という、正直ありがちな設定だな…と思っていました。
ところがどっこい!
1巻を読み始めると次が気になってたまらなくなってしまい、6巻まで一気読み!なのです!!!
ただ、私はこのマンガを読んだ後、夜洗面所で顔を洗うときに後ろが怖くなりました…
それくらい引き込まれる作品です。
絵は正直好みが分かれるかもしれませんが、騙されたと思って、試しに読んでみて下さい!
そんな感じで私のカワクリ推薦図書を紹介させていただきました。
あ、ちなみになぞなぞも新しいものをつくりましたよ~~
待ち時間の片手間で、是非解いてみてくださいね!
こっそりハロウィン仕様のなぞなぞとなっております。
これから益々寒さが増す季節になりますが、くれぐれも風邪などひかないようにお過ごしくださいませ。
とかなんとか、最後に受付っぽいことを言ってみちゃったり!
それじゃ、続いては小森さ~~~ん!
よろしくおねがいしまーす!
BGM.きゃりーぱみゅぱみゅ「Crazy Party Night ~ぱんぷきんの逆襲~」


飛行少女☆ごとー ~封印の杖で秋空を翔ぶ~

2015年10月28日(木)秋晴れのち突然の雨
みなさん、こんにちは!受付の後藤です。
川原先生よりご命令で、今回の受付だよりはリレー制です。
トップバッター後藤のブログ、最後までお付き合い下さいませ。
後藤のNEW!iPhone6sの写真の画質に先生が、
「君のスマホで撮った写真、凄く綺麗に撮れてるね。それは君の心が綺麗だから?それともiPone6sだから?」
と冗談半分に気に入ってくださり、
「その画質でついでにまたブログで紹介してよ!」
と言われましたので、今回も少し変わったカワクリのインテリアをご案内。
画質は良くても写真の構図のクオリティは後藤クオリティなので、皆さまお手柔らかに…!
ちなみに、今回の飾りつけのテーマは「飛行」です。
まずは、受付前の可愛い二人をご紹介!
ラブライブのことりちゃんとマキちゃんです。



スーパーマンの如く、受付に向かって飛んでいます。
先生がこの二人を天井に吊るしたいと仰った時には、さすがに驚きました。
最初は受付前の天井に大きな違和感を感じていましたが、人というものは慣れるのですね。
今では全く違和感もなく、レギュラー入りです。
そしてラブライブのお近くには、ブースカランドができました。
昔に先生がブースカランド?で購入されたそうです。


大きなブースカは前々から居たのですが、小さなブースカ達が仲間入りです。
よく見るとピンクのブースカも居たりと多種多様です。じっくり見てみて下さい。
そしてその上を飛行するブースカも居ます。
宇宙船に乗っていたり、ラブライブと同様にスーパーマンスタイルであったり。
こちらも是非見てみて下さいね。
お次は受付と喫煙所の間の廊下にも、新たな仲間入りです。
実は診察室の黒いソファの上に、まどマギのキュウベイのクッションがあったのを皆さんはご存知でしたか?
そのキュウベイがなんとなく目立っていなかったのと、診察室の模様替えによりソファから廊下にお引越し!


喫煙所やトイレ、はたまた処置室などに向おうとすると、
キュウベイクッションがお出迎えしてくださいます。
こちらのキュウベイも、後藤は最初違和感が強く、
この廊下を通ろうとする度に心の中で「うわぁ!」と地味に驚かされていました。
それくらい存在感があります。
診察室の頃よりも、その存在感が存分に発揮できて、キュウベイもよかったですね。
そのまま廊下を進み診察室へ。
診察室にも吊るしインテリアが増えました。


大森靖子ちゃんのTシャツです!
あれ?見たことあるかも?と思われた方もいるのでは?
実は以前にこのTシャツは先生が着ていらっしゃいました。
過去にご紹介したベルハーのTシャツ同様に飾ってみました。
日が照っている時は、カーテンの隙間からTシャツが照らされています。
なんだか洗濯を連想するようで見ると、さわやかな気分になるので私は今回の中で一番のお気に入りです。
今回は「飛行系」の飾りつけをご紹介致しましたが、
天井ポスターも色々と変わっているのでカワクリの天井にご注目してみてくださいね。
続いては読書の秋!という事で『推薦図書企画』です!
川原クリニックに置いてあるコミックスを受付の独断でご紹介する企画です。
後藤の第一推薦図書は…


「カードキャプターさくら」です!
この度、「なかよし60周年記念」という事で、カードキャプターさくらが新装版になって登場!
後藤の世代は完全にどんぴしゃ世代のはず!
小3の頃、さくらちゃんに憧れてローラースケートを買ってもらい、即行で腕を骨折したのは良い思い出です。
さくらちゃんはレイアースやコードギアスなどで知られるCLAMP作品の1つです。
ご存知でない方に簡単にストーリーをご紹介。
ある日、主人公のさくらちゃんがひょんな事からカードキャプターとなり、
『クロウカード』を集めていくお話です。
魔力を持ったカードを集める中で恋あり、友情あり!
またライバル的存在の男の子が現れたり、クロウカードの秘密やさくらちゃんが何故クロウカードを扱える能力があるかなど、
回を追う毎にその神秘的な設定の紐解きも面白いです。(ネタバレになるので自粛)
ファンタジーが大好きな女の子なら、誰もが憧れるストーリー展開です。
ただ大人になった今、再度この作品を読み返すと、また違う角度から読めてたまに突っ込みたくなる設定もちらほら…笑
(小4と担任が付き合ってるって!と突っ込みたくなるのは…きっとそれは私の心が大人になるに連れ汚れていったせい…)
しかしどんなに時代が過ぎようと、いつ読んでもCLAMP作品の画力は圧巻です。
CLAMP作品はいつも丁寧で細かく華やかな画力が魅力です。
そんなCLAMP作品の中でも軍を抜いて、さくらちゃんの衣装は毎回華やかで読者を魅了してくれます。
話毎に衣装は変わりデザイン性も乙女心を鷲掴み!
忘れていたあの頃の無垢な少女の心…後藤と一緒に取り戻してみませんか?笑
第二推薦図書はこちら!


「悪の華」でお馴染みの押見先生作品、「スイートプールサイド」です。
「毛」が生えてこないのが悩みの男子中学生と毛深さが悩みの女子中学生の「毛」めぐる、
ちょっと変態チックな青春ストーリーです。
因みにこの女子中学生の苗字はまさかの「後藤」さんです。
え?カワクリの後藤も毛深く思えてくる??
安心して下さい、脱毛サロン通ってますよ!(とにかく明るい安○さん風)
「あたしの毛を…剃ってくれない…?」とキャッチーな名台詞をポップにしてみました。
早くも数名の方から「このポップは後藤さんが書いたの?」と突っ込まれました。
はい、カワクリの私「後藤」が書きました。
設定だけ聞くとなんだかドキドキしてしまいますが、そこは押見先生クオリティー。
なんだか笑って流せる下ネタ感です。
中学生男子のお馬鹿なところやどこか純粋な面など、甘酸っぱい作品です。
因みに映画化もされているようで、是非そちらもチェックしてみてください。
そして第三推薦図書はこちら!


掟上今日子の備忘録です。
「掟上」と書いて「おきてがみ」と読みます。
原作は先生が大好きな化物語シリーズの作者、西尾維新先生です。
記憶が一日しかもたない探偵さんのお話です。
丁度現在ドラマ化されて絶賛放送中!
大天使のガッキーこと新垣結衣さん主演で、ホットな作品です。
ミステリー作品において、今までにない主人公の設定に、作中のミステリーだけでなく登場人物にも魅了されちゃいます。
あまり漫画やアニメに興味がない方も読みやすい作品かと思います。
是非待ち時間に読んでみてください。
本当はまだまだカワクリに置いてある作品の中でオススメはたくさんあるのですが、そろそろお時間です。
勿論長年後藤が推し続けている「涼宮ハルヒ」作品は太鼓判を押してオススメ作品です。
ある意味殿堂入りなので、今回は控えさせて頂きました(笑)
あと「亜人」という作品や「喰う寝るふたり住むふたり」という作品も。
あ~、あとそうだ!あれもッ…なんて止まらなくなるのでこの辺で。
是非他の後藤推薦図書が気になる方は、直接聞いてくだされば全力でお答えします!
皆さんも読んだ感想やおすすめ漫画など教えてくださいね!
それではお次にバトンタッチ!
続いては山崎さ~ん?お願いしま~す!
BGM.グミ「Catch You Catch Me」


ネイリストの仕事

23/Ⅹ.(金)2015 はれ
受付の山崎さんの友人が、まどマギが好きらしく、友人に見せるからと僕のネイルを撮った時がある。
まどマギの主要人物は5人で、それにキュウべえを加えると数は6になる。
だけど、指は5本しかないから。
ネイリストさんは苦渋の選択。
「色合い的に、黒、を抜かしましょう」と、まさかのほむらを切り捨てた。
その時の、ネイルがこれ。
親指が、キュウべえ。↓。


親指に収めるのは難しいですね。知らない人のために、これが本物のキュウべえ。↓。


その他の指は、こう。ほむらが可哀想だから、ほむらフィギュアをバックにしました。お友達、見てる?。↓。


アニメ・ネイル・シリーズは、セーラームーンから始まった。↓。


これは結構な反響でした。
「私、セーラームーン世代なんです!」と嬉々とする年齢層の幅の広いこと。
そのことをネイリストさんに報告したら、「私25ですが、セーラームーン世代です」だって。
そうなんだ。25だったんだ。
女性に年を聞くのはセクハラかと思っていたから、内心ドキリとした。
下は、ハタチの女子からもらったセーラームーンのメモ。↓。


次いでは、魔法騎士レイアース。
ネイリストさんは知らなかったので、マンガの表紙をみせました。↓。


そしてデコレーションしてもらったのが、これ。↓。


魔法騎士レイアースには、モコナという謎の生き物が登場します。診察室の本棚の上にいます。↓。


そのモコナが親指です。↓。


アニメではありませんが、「スケバン刑事(デカ)」もやりました。浅香唯の回です。↓。


僕の担当の美容師さんは、ネイルをみて、「懐かしい~私が小学●年生の時です」と笑顔で言った。
それって、ちょっと計算すると美容師さんの年令が判っちゃうよ。
女性に年を聞くのはセクハラだと思っているから、ヒヤリとする。
どうして皆、年令を公表したがるのだろうか?最近の流行か?
下が、「スケバン刑事」ネイル。↓。


僕の行きつけの美容院には、僕の大学時代の友人の奥さんも通っていて、偶然、担当も一緒だそうだ。
ある日、僕とその友人の奥さんが美容院でたまたま隣の席になった。
美容師さんが同じだから、導線が短い方が良いのでしょうね。
そうしたら奥さんは、旦那である僕の友人に「川原さんが隣にいる」とメールをしたそうだ。
すると友人は「話しかけろ」と送ったそうだが、奥さんは「オーラがすご過ぎて無理」って返したらしい。
正確に言うと、僕のオーラがすごいのではなく、僕はカラーリングする時に同時にネイルもしてる。
だから、僕の席の周りには、美容師さんと髪を染めるのを手伝うアシスタント、そしてネイリストさんがいて、
さらに僕は両手が使えないから、喉が渇くとジュースをストローで飲ませてくれる人がやって来て4人位に取り囲まれる。
もはや美容院というより、集中治療室に近い。
それじゃ、話かけづらいでしょうよ。隣にそんな人がいたら落ち着かないだろうね。奥さん、見てる?
ネイルは、僕がネイリストさんにお題を出して、彼女がインスピレーションで作る作業。仕事とは言え、大変だ。
下が、割かし最近の、9/30時点での、ネイル。テーマは、「サイケデリック」。
ネイリストさんは、サイケデリックが何か知らなかったが、僕が口頭で説明して、アドリブで完成した。
良い出来だと思う。↓。


今は、サイケデリックのハロウィン・バージョンです。
また機会があったら、見せびらかしますね。

BGM. きゃりーぱみゅぱみゅ 「すんごいオーラ」


みらくる(大スキ)LUCKY POP

11/Ⅹ.(日)2015 Zepp DiverCity(TOKYO)
今日はお台場に中川翔子のライブに行き、ゲストが小林幸子でした。
春の、でんぱ組とのコラボ(パンチライン)に引き続き、秋は小林幸子とのコラボだからです。
しょこたん&さちこ、とスリーショット写真を撮りました。
ライブの後の撮影会は、普通は「チェキ」なのですが、今回は「写メ会」でした。
これはブログに使っても良いという意味かしら?
顧問にも相談して、アップすることにしました。
紅白に出れるように応援(宣伝)したいというファン心理からです。↓。


紅白に出れるといいな。
皆さんも余力があったら応援して下さいね。
あっ、しょこたんのバースディ・ライブ(GW)の記事、書かなきゃ。
BGM. しょこたん❤さっちゃん「無限∞ブランノワール」


元気です

10/Ⅵ.(水)2015 はれ
ブログの更新を全然しないから、顧問に心配されたり、先日、心臓発作(?)で遅刻して、皆さんに心配をおかけして、
一応、病院に行って、そこの医者は忙しそうで、診察は丁寧だけれど、スタッフとかをすごく怒鳴っていて、カリカリしていて。
ああいうのは見ていて嫌ですね。
僕の身体所見に異常はなく、「きっとストレスでしょう。デパスでも出しておきますか?」って。
<デパスかぁ…。それなら、君が飲みたまえ!>と逆に言って帰って来た。
おかげで僕は元気です。
最近は恩師が死んだり、色々とやらなきゃいけないことが重なって、何から手を付けていいのやら、判らなくて。
あまりに、何から手を付けていいのか判らなくて、まるで何もやることがないような錯覚に陥って、何にも手を付けれていない。
本当は今日のブログ記事は、GWのしょこたんのライブのレポートを書くはずなのだが、これがまた書こうと思うと、
色んな想いが去来して、筆が進まない。
それでブログも更新されないままで、取り敢えず、何かを書いておかないと、と思って近況を報告することにしました。
5月はライブ月間でしたが、6月はお芝居が続きました。
この辺のチケットは、TVモニター側の壁に、受付の小森さんが貼ってくれました。
興味がある人は、見てみて下さい。↓。

6/6(日)は、赤坂ACTシアターで「東京03」の公演、千秋楽なので4時間もやってました。
6/7(月)は、池袋の東京芸術劇場で大森靖子出演の舞台を。根本宗子と大森靖子がそっくりでビックリしました。
面白かったです。大森靖子、出番すごく多かった。
この日は、午前に日吉でエネルギー療法を受け体を整え、午後に自由が丘の美容院でネイルをしました。↓。

カワクリの近況はと言えば、LPレコード・ブームが一段落して、今は怪獣フィギュアのブームです。
診察室のソファ側のサイドテーブルの上の「物語シリーズ」のフィギュア達は本棚に移動。↓。

「おもちゃのチャチャチャ」じゃないけれど~これは野坂昭如の作詞なんですよね~怪獣たちが喜んでいるみたい。
子供の頃のソフビ人形を、自宅の押入れから引っ張り出して、クリニックに持って来ました。
一体一体、受付の3人が綺麗に拭いてくれました。↓。

手前にみえるザリガニみたいのは、「帰って来たウルトラマン」に登場した怪獣「ツインテール」です。
2本の角みたいのが生えてるから、ツインテール。
そうしたら、受付の山﨑さんがビックリして、「ツインテールって言ったら普通はこっちですよ」だって。↓。

別角度から全体像を。↓。

本棚の上には、ミクと怪獣が並んでいます。ゼットンとかアストロモンスとかジャイアント・ドラコなど。↓。

結構、みんな怪獣には詳しいですね。「ゴア」や「ミラーマン」に反応してる人もいましたね。↓。

ゴジラ・シリーズの「ガイガン」や「ミニラ」を目ざとく見つけてた人もいましたね。↓。

全然関係ないですが、誕生祝にもらったドラえもんには、グラサンをかけさせてみました。↓。

ここには星人ばかりを集めてみました。↓。

ガッツ星人は、あえて同じのを2つ買ったのでした。↓。

待合室には、飛ぶ怪獣「モスラ」と「ナース」(ウルトラセブンより)を受付の後藤さんにタコ糸で吊るしてもらいました。↓。

同じ要領で、今日ベルハーのメンバー全員サイン入りTシャツが届いたので、ベルハー・コーナーに吊るしてもらいました。↓。

ベルハー・コーナーは丁度、塚田さんが面接に使う処置室(通称「ホワイト・ルーム」)及び、トイレの前辺りです。
良かったら見てね。
これが僕とカワクリの近況です。
つまり、僕は元気です。
次回、しょこたんのバースディ・ライブのレビュー、行きます!
BGM. 憂歌団「胸が痛い」


予告ブログ④~「BELLRING少女ハート」のライブのレビュー

29/Ⅳ.(水)2015 はれ
近年はアイドル戦国時代と呼ばれているが、僕はかねてからベルハーの「朝倉みずほ」に注目している。
それは、「朝倉みずほ」のパフォーマンスにではなく、「朝倉みずほ」の持つファンのキープ力が、
我々の臨床にも通じるものがあるのではないか、とニラんでいるからで。
この日のライブ、「あくび」~BELLRING少女ハート&川本真琴withゴロニャンず~では、
みずほのそれを説明するのに、うってつけのエピソードがあったので紹介しようと思います。
今日の記事は前日の記事、「GWはライブ三昧~今日は新宿LOFT」の続編です。
これを最後まで読んでくれて、みずほ、を知らない人は、みずほ、を理想化するかもしれません。
断っておきますが、僕が言いたいのは、みずほ、の持つキープ力の高さと洗練さが我々の日常臨床にも参考になるのでは?
という点で、アイドルとして朝倉みずほの歌唱力とかダンスとか演技力とかが卓越しているという意味ではないですからね。
ユーチューブで、
「2014.2.15 BELLRING少女ハート 朝倉みずほちゃん生誕特典」という動画をみつけました。
「夏のアッチェレランド」と「ボクらのWednesday」の2曲を無人の会場でピンで歌い踊っています。
どう感じるかは人それぞれですが、とりあえず、ぶっ飛ぶと思います。
3回みると中毒になるから要注意です。
話を4月29日(水)の「あくび」~BELLRING少女ハート&川本真琴withゴロニャンず~のツーマンライブに戻します。
ベルハーのオープニングは、旧メンバー4人で「ライスとチューニング」。
いきなり、みずほ、のラップ!
その後、新メンバー3人が加わり他3曲を披露した。
詳しいセトリを知りたい人は、ベルハーのホームページから「もえち」のブログへどうぞ。
「もえち」は、いつもライブの様子やセトリを詳しく書いてくれているので、それを参照すると楽しいです。
そして、川本真琴withゴロニャンず、にバトンタッチ。
僕はそこでライブハウスの後方に移動。
ツーマンの良い所はお互いのファンが出番によって場所を譲り合う所だ。
川本真琴は何曲か歌った後のMCで、
「今日のお客さんはベルハーのファンですか?それとも川本真琴の目当ての方ですか?」
と客層の大体の分布を把握して、
「大丈夫です。川本真琴のファンでも知らない曲ばかりですから」
と言って会場の笑いを誘った。
それが川本真琴の現役感で、単なる懐メロ歌手とかアニソン歌手ではないというプライドにもみえた。
気が付けば、僕の陣取ったすぐ横にベルハーのメンバーとプロデューサーが立っていた。
彼女らは、こうやって日夜、客席から、先輩達の芸を観ているんだ。
やっぱり、芸は盗め、って言うのが正しい姿勢だな。
教育カリキュラムなんか充実させたって、逆に甘えが生じて、後身は育たないのかもしれないな。
そんなことを思って、僕も川本真琴のステージを観賞した。
しかし、ステージがブレて見える。ベルハーのオープニングで暴れた時に、メガネを落としてしまったようだ。
僕はお客さんには失礼して、床に這いつくばって、往年の横山やすしのギャグの様に、メガネ、メガネって探してたら、
ベルハーや川本真琴のファンは親切ですね、一緒に暗がりの中、僕のメガネを探してくれました。
そして、川本真琴の演奏中なのに、川本真琴のファンが僕のメガネを発見してくれました。
その瞬間、周囲には小さな拍手も起こって。ありがとう。皆、やさしい。
しかし、僕は大森靖子ちゃんのコンサートの時もメガネを忘れて行くなど、眼鏡関連の失錯行為が多すぎる。
きっと、これは物の見方が狂ってるぞ、とか、正しく物を見直せ、という「しらせ」に違いない。
御眼鏡にかなう、って言い回しもあるな。
目上の人に気に入られたり、実力を認められたりすることの意味だったと思う。
御眼鏡にかなわなくなって来たのか?
色々と思うことはある。
だけど、まずは、メガネの度数を調べ直す所から始めてみよう。
タロット占いと同じで、深読みは危険だ。
ステージでは、川本真琴はトロピカルな曲調の曲を中心に披露して、自分の出番を終えた。
そして、一旦、引っ込んだと思ったら、ベルハーのメンバーを呼び入れ、お約束の、コラボ・タイム。
「FNSうたの夏まつり」では、川本真琴はしょこたんと競演したそうだから、ここで「1/2」を期待した。
だけど川本真琴、しょこたんとのコラボで何かトラウマでも受けたのかな。
川本真琴は、言行一致、コラボでも、徹底して自身の代表曲をやらなかった。
かと言って、気合は十分で、ベルハーと川本真琴はこの日のコラボのために、練習を積んで来たと明かした。
その選曲は「男女」という、可愛いにも程がある、ベッキー・クルーエルが世に出た曲と、
ローリング・ストーンズの「サティスファクション」の2曲だった。
「サティスファクション」は「満足」の意味だが、予定調和的に言えば「1/2」をやらないのは少し「不満足」だったな。
ちなみに、「もえち」のブログのセトリには、「サティスファクション」のことを、「サディスファクション」って書いてあった。
「もえち」はベルハーの中では年長な方だが、そうは言っても若いから、ストーンズのこと、よく知らないみたいで。
きっと、攻撃的なロックな姿勢=ドS=サディスティック、とサティスファクションが混ざっちゃったんですかね。
そんな誰の得にもならない考察をしてみました。
「サディスファクション~」。
そして、ライブはベルハーが再登場して、大いに盛り上がった。
ベルハーは、ライブ会場でグッズを買うと、スタンプカードにハンコを押してくれる。
下が、ベルハーのスタンプカード。アストロモンスのフィギュアに持たせてみました。
ちなみに、アストロモンスは「ウルトラマンタロウ」の初回に出て来た怪獣。↓。

上のベルハーのロゴ・マークをネイルに取り入れてみました。↓。

僕は「あくび」の記念Tシャツを買ったら、30ポイント溜まって、メンバーのコメント入りDVDと交換可能になった。
僕はてっきり、あらかじめ録画されているものをくれるのかと思ったら、1枚づつ作ってくれるらしく名前を聞かれた。
そして、「誰のDVDにしますか?」と聞かれて、これもてっきり全員が揃ってメッセージをくれるのかと思ってたら違う。
推しメン、を選んで、そのメンバー1人がメッセージを吹き込んでくれるみたいだ。
僕は、ベルハーという特異なアイドル・ユニットに興味があって、特にこの子を推している、というのではない。
でも、不意打ちで、誰か1人を選択しなければならい場面になった。
後ろには行列が出来ている、考えている時間はない。
僕は、「ソフィーの選択」の、メリル・ストリープのように反射的にメンバーを選ばなければならなかった。
その場面で、咄嗟に僕の口から出たメンバーの名前は、「みずほ」だった。
スターに必要なのは、こういう引きの強さだ、とよく言われる。
そして僕はコインを2枚、もらった。これ何に使うの?
僕はベルハーのライブは久し振りで、セカンド・ワンマン以降、物販のやり方がよく判らないので、
詳しそうな人に聞いた。
すると、そのコインは1枚でチェキを、もう1枚でそのチェキにコメントを入れてくれるらしい。
ライブが終了してから、チェキ列が出来る。
僕はコインを2枚握り締め、「みずほ」の列に並んだ。
みずほ、の列だけ異様に長く、みずほの列はすぐ受付終了になっていた。
僕が始めてベルハーを知ったのは、新宿のタワレコのインストア・ライブだった。
その日、何かの用事でたまたま寄ったのだが、それは運命なのかしら、彼女達のステージに出くわし、
衝撃を受けた。
黒いセーラー服にカラスの様な羽根をはやした衣装は、アイドルらしくない。
メンバーは6人とクレジットされているのにも拘らず、ステージ上には3人しかいない。
音程は外れ、踊りもバラバラ。
そして、1曲歌い終わる度に、お互いの立ち位置が違うとか歌詞を間違えてるとか注意しあっていた。
今時の若い子は器用だから、素人でも、もっと達者だ。学芸会以下のステージだった。
しかし、楽曲は良くて心に沁みて、ハラハラさせられるパフォーマンスは目を離せず、
結局、最後までライブに釘付け。
勢いでCDも購入して、握手会にも参加してみた。
ベルハーのファンは握手をする時に長くメンバーと喋るから、自然と時間が押していた。
タワレコのインストア・ライブは時間きっちりに終らせないといけない。
ベルハー関係者は焦っていた。
約束を破って、2度と使えなくなったら困るからだと思う。
僕は後ろの方の順番だったが、途中から、ベルハーのスタッフが長いファンを打ち切るように介入して行った。
そして僕の番になった。
僕はその時は誰が誰かも判らなかったから順番に握手して記念にチェキを撮って帰るつもりだった。
今思うと、その時の3人は、じゅり、と、もえち、と、みずほ、だった。
順番に握手をして、彼女達が何か言うのに相槌をうつだけだったから、スピーディーだった。
僕はベルハー・スタッフから「早くして」とお願いされる事態にはなりようがなかった。
そのはずだった。
ところが、みずほ、である。
最後の、みずほ、は前の2人と違って何も喋らない。ただニコニコしている。
僕が握手を終え、その場を去ろうとしたが、みずほ、は手を離さないのである。
僕は戸惑った。みずほ、の力はそんなに強くはなかった。しかし、その手は解けなかった。
つかまった、という感じだ。キャッチされた、という感覚だった。
ジョン・レノンを射殺したチャップマンの愛読書としても有名な「ライ麦畑でつかまえて」で主人公は、
将来なりたい職業などはないが、もしなるなら、ライ麦畑のつかまえ役だと語っていた。
それは、広いライ麦畑に大人は自分しかいなくて、後は皆、子供で、子供は夢中で走り回っているけれど、
ライ麦畑の向こうは絶壁みたいな崖で危なっかしい。
なのに子供達は走ってる時は、どこを走ってるかなんて見やしない。
だから、そこでの仕事は、崖から落ちそうになった子供を見つけたらさっと素早くつかまえてあげること。
そんなことを1日中やるのが仕事。本当になりたいものはそれしかない、と言う。
僕は常々、精神科の仕事は、ライ麦畑のつかまえ役に似てるなぁ、と思っている。
そんな「ライ麦畑でつかまえて」の原題は、
THE CATCHER IN THE RYE
だ。英語に詳しい人に聞いたら、CATCHには、捕獲して捕まえたらしっかりと離さない、
という意味があるらしい。
何を言いたいかと言うと、みずほ、の握手は、そんなCATCH、だったのである。
そのせいで、僕はベルハーのスタッフから、
「すみません。時間が押しているんで下がってもらっていいですか」と催促されて。
僕は<すみません>と恐縮して下がろうとするが、それでも、みずほ、はニコニコした顔で手を離さない。
すごい度胸だ。
僕はベルハーの運営スタッフからは離れてと言われ、ベルハーのメンバー(みずほ)からは離してもらえない。
どっちにすればいいんだ?という、ダブル・バインド状況。この初対面のインパクトは強烈だった。
僕の毎日の診療も、タワレコの握手会と同様に、時間との戦いだ。
なるべく1人の診察時間は長くしたいが、他の患者さんの待ち時間は短くしたい、と云う絶対的矛盾を併せ持つ。
精神療法的に云えば、絶対的矛盾が発見されたら、それはその人のテーマである、と言われている。
なるほど、まさにこれはカワクリのテーマだ。
僕はその解決策に、タワレコ体験を応用できないかとあれこれ考えたりもした。
強面のスタッフを雇って、
「もう時間だ、早く切り上げろ!」と診察室に乱入させ、僕はニコニコして、
<大丈夫、大丈夫>と面接を続ける。
みずほ、の真似をして診察場面でダブル・バインド状況を人工的に作ってみる。
でも、よく考えたら、ダブル・バインド・セオリーって精神病を作る親の態度だって、ベイトソンは言ってるから、
反治療的だ。
従って、却下。
「何をもって治療的か?」という議論もあるが、精神科で治療的だと言われている概念に、
ホールディング、というのがある。
holding
は、「抱えること」とか文字通り「抱っこ」と訳されることもある。
それは治療環境の提供とか、安全な環境のお膳立てとか、心理的な支持とか、
患者さんの抱える問題を丸ごと抱えるとか、多様な意味がある。
ホールディング、は「抱っこ」って訳があるから、母親的でやさしくフワッとした毛布でくるむような印象を持たれるかもしれない。
でも、これも英語に詳しい人に聞いたら、holding、にはcatching(捕獲する)の意味もあるらしい。
子供がライ麦畑の崖から落ちそうになった時に、つかまえるやり方は、やさしく抱っこするようなやり方では無理で、
手を引っ張って、力ずくで抱きしめて、安全が保障されるまで決して離さないことが大切だ。
ちょっと荒っぽくてもね。
それで思い出したのだが、ビートルズの初期の代表曲「抱きしめたい」は結構な意訳で、原題は、
I Want To Hold Your Hand
だ。
直訳すると、君の手を握りたい、だ。
ホールディングの文脈で云うなら、握りしめて離さない、って感じかな。
そうそう、みずほ、の握手ってそんな感じだったんですよ。
レノン=マッカートニーと意味的に一緒なんだから、ね、すごいでしょ?、みずほ。
そんな、みずほ、と握手するのは、随分と久し振りだ。
なんか最近は、ついついBABYMETALや上坂すみれや大森靖子に気が散っていたから。
さっきも言ったが、みずほ、の列は長くて、ライブが終ってかなり時間も経っていた。
明日は仕事だから、僕はササっとチェキを撮って帰ろうと思っていた。
すると、みずほ、は僕を見て、「あっ、久し振り~!」と手を振った。
そして、その手の平を僕の目の前に差し出して、「ちょっと待って」と言って、「かわはら、さん!」と名前を当てた。
名前を覚えててくれるのは、ファンとしては嬉しいものだ。
だが、人の名前を覚えるのが得意な人は一定数いる。
だから、これだけをもって、キープ力、と言っているのではない。
それは、つまり、こんなことなのだ。
僕は、みずほ、とチェキを撮り、それにコメントを書いて貰うのだが、みずほ、は「どうする?」と言う。
僕が<?>と応えると、みずほ、は「今度の時に渡すので良い?」と聞く。
みずほ、の列は長蛇の列だからね。
僕は、<今度って言われても…いつ来れるかな?>と優柔不断に迷っていると、
みずほ、は「じゃ、今度、渡すね」と次回予約をとってしまった。
しかも、それが営業的でもなく、強制的でもなく、お願いでもなく、おねだりでもなく、マニュアルでもなく、自然なのだ。
「じゃぁ、またね」って感じで。
僕は仕事柄、逆の立場になることはあって、なるべく、予約をとってあげるようにしてあげてる。
ただ、臨床の難しいのは、そう云う患者さんもいれば、逆に「もう来なくて良いよ」と言って欲しい人もいる訳で。
そういう人を見損なって、無理矢理に繋ぎ止めると、金儲け主義、とか悪口を言われそうだし。(笑)。
ま、そこの見極めはセンスですね。
我々の仕事は、営業色が出るのは致命的だけれど、お金と時間を使う価値がある、と思ってもらう説得力がなくちゃね。
経済原則の中で暮らしてるから仕方ないけど、お金が絡むと、縁とか誠意とかを証明するのは難しいけど。
そこもアイドルと僕らの仕事と共通する点があると思う。
みずほ、のキープ力の高さとは、僕のように1回離れかけたファンがフラッとやってきたワンチャンスを決して逃さないことで。
これは勉強になった。
アイドルのファンをやっていると複雑な心境になることが多い。
家で動画や音楽を聴いてる分には、自分とアイドルだけの2人の関係だけなのだが、
ライブ会場に行くと、自分より断然、気合の入った、年季の入った、ファンを見かける。
そうすると、何故か、ひどく落ち込むのである。
<俺の入り込む余地はないな>とか。
ファン同志の仲間に入ることも出来ないし、ついつい弱気になってしまうのだ。
それは、アイドルとの物理的な距離と反比例するのだ。
近いほど、そうなる。
だから、BABYMETALやきゃりーちゃん(アリーナ・クラス)では味わわない。
上坂すみれや大森靖子(中サン)でも、感じなかった。
しかし、ベルハーは近い。だから、実感してしまう。
そういうのが無意識的に働いて、ベルハーのライブから遠のき、他のライブに手を広げ、濃度を希釈していたのかもしれない。
サザンオールスターズの「シャ・ラ・ラ」じゃないけれど、
♪えり好みなどばかり良い訳ないじゃん、目移りがクセなのさ。あなたの事が頭にチラついて、シャ・ラ・ラ。♪
僕は想像するのだが、患者さんの中には、僕が今、言ってる事と似たような事を診察に対して思ってる人がいる気がする。
僕の臨床スタイルは、<入り口は病気の症状でも、結局は、人生での色んな相談事は事欠かないから、
診療は終わりがあるようで、明確な終わりはない>、というスタンスだから。
狭義の病気以外の人も、たくさん来ている。
だから、待ち時間が長かったり、待合室に患者さんが沢山いると、ライブハウスの時の僕の様に、「来てて良いのかな?」、
と考える人も多そうで。
僕にとってのベルハーのライブのように遠慮したり、いじけたりして、足が遠のく人も結構いると思う。
「僕みたいな相談で来てて良いんですか?」とか「もう良くなったから来なくて良いと言われるのではないかと不安です」
などと実際に言われることもある。
そんな風に直接、言える人はまだ良い。
思ってても、言えなくて、理由を語らないままに、自然とフェイド・アウトして行く患者さんもいる。
そういう人が何かのきっかけで、1年くらいして、フラっと再び、訪れることがある。
そこで肝心なのは、そのフラッと来たワンチャンスを、しっかりつかまえることで。
きっかけなんて、何だって良い。川本真琴くらいの理由で良い。
むしろ、しばらく来なかった理由を喋れるように話を持っていけると良い。
今さらって話かもしれないけど、今だから言えるって話もあるし。
と言う訳で、僕はベルハーのライブに再び、通うことになると思います。
月1定期公演「第一回消エル赤血球」に行くことにしました。
その報告は、また今度。
ちなみに、出会いの関係性は普遍的で、この日の僕も混んでるから、気を遣ってサッサと帰ろうとした。
すると、みずほ、は「早いよ、まだ行かないで」と僕を引き止めた。
「早いよ、まだ行かないで」と言うフレーズが、なんかセクシャルな意味を含んでるような妄想をしてしまい、
<こいつは魔性か?>と僕はそれで頭が真っ白になり、その後、みずほ、が何を喋っていたのか、全然、覚えてない。
さて、いよいよ、シリーズ、GWはライブ三昧~、は残すところ、しょこたんのバースディ・ライブ2Daysのみとなりました。
5月中に書き上げるぞ!
BGM. BELLRING少女ハート「ボクらのWednesday」


GWはライブ三昧~今日は新宿LOFT

29/Ⅳ.(水)2015 はれ
今年のGWは旅行には行かずライブ三昧にしているので、ブログはそのレビュー記事が続いている。
その途中で何ですが、今日、訃報が届きました。
僕の大学院の時の指導教授のアイザワ先生が、4月20日に亡くなられたそうです。
80才だって。
アイザワ先生は、去年の9月の記事「教訓Ⅰ~追悼、中西先生」に登場します。
良かったらみて下さい。
ちなみに、中西先生はついこないだの記事「男達のホワイト・デー」に登場してます。
良かったらみて下さい。
で、僕は今さっき、A病院の院長をしている「T」に連絡をしました。
僕と「T」は、アイザワ先生を呑みに連れ出そうと画策して未遂のままだったから。
しかし、「T」は今、三重県にいて、あいつは日本中を講演会で飛び回っていて、だから訃報も知らなかった。
アイザワ先生の葬儀は、遺言により、家族だけで済ませたとのことだった。
僕と「T」は、アイザワ先生に直接指導を受けた言ってみれば、指導教官と言えば親も同然の間柄。
家族だけで済ませた、って俺達が呼ばれないのはおかしくないか?、って話合って。
葉書には、余計な気遣いはしてくれるな、という趣旨が書かれていたが、さてどうしたものか。
おいおい、「T]と考えて行くつもりです。
そういう訳で、今日のブログ記事は、アイザワ先生の訃報を受けた直後のものです。
あえて、追悼記事にはしませんが、アイザワ先生に届くようなふさわしい記事にしたいと思います。
4月29日(水)は、「あくび」~BELLRING少女ハート&川本真琴withゴロニャンず~のツーマンライブを観に行く。
新宿ロフトは、最近出来たゴジラのホテル(元・コマ劇場)の先にあります。下が、ゴジラのホテル。↓。

ベルハー(BELLRING少女ハートの略)は、こないだ大幅なメンバー・チェンジを行っていて、
新体制を観るのは今日が初めてだ。
一方の、川本真琴は何か最近、すごく売れてないか?
去年の夏に、フジテレビでやった「僕らのGiRL POP」という番組がきっかけのような気がする。
その番組は、GiRL POPを音楽の1ジャンルとして扱って、90年代の誕生から現代に至るまで、
日本を代表するアーティストを一同に介して、ガールズ・トークに花を咲かそうという企画だった。
話を判りやすく皆さんに伝えたいので、自分の家でブルーレイに録画した番組を一時停止して、写メを撮りました。
あくまで記事を判りやすくしたいのが目的で、それで利潤を得ようとか、誰かを中傷しよう、などという意図は皆無です。
なので、こういうのって、厳密に言うと、著作権(?)とかに触れそうですが、大目に見て下さい。
もし、この記事をこれから皆さんがご覧になって、番組の写真がなかったら、削除されたということになります。
そのことも見越して、先に謝っておきますね。すみませんでした。
さて、今日は、アイザワ先生の追悼の意味もあるので、攻めて行きますよ。
話をGiRL POPの番組に戻しますね。
出演は、森高千里・渡瀬マキ・谷村有美・加藤いづみ・川本真琴・中川翔子・きゃりーぱみゅぱみゅの7名でした。
ひな壇の前列に90年代、後列にしょこたんときゃりーちゃん、そして何故か川本真琴も(新)を意味する後列に。
まぁ、単純に人数の問題でだと思っていた。番組を見終わるまでは。↓。

GiRL POPは、1992年に創刊された同タイトルの雑誌から一般的な名称になったとされていた。
番組の前半は、主に前列の人達で、当時の思い出話になり、ここで川本が後列にいた意味は大きいと思う。
GiRL POPの先駆者は、アイドルとして通用するルックスなのに発信もしている森高千里だ、という話に落ち着いた。
下が、森高千里。↓。

そこから、自身の好きな曲を選ぶというコーナーで、きゃりーちゃんがガチな答えをして、番組の空気を壊した。↓。

それを聞いた前列のおばさん達は(失礼か)「しっかりしてるわね~」と、おばさんみたいな反応をした。↓。

きゃりーちゃんが、トークを音楽の志向性に持って行こうとしたのを、番組は強引に、今だから言えるみたいな、
聞かれて困る事~「恋愛の事」~という下世話なトークに引き戻した。
加藤いづみは「私は妄想の話をして逃げる」と言い、きゃりーちゃんに話を振った。
そこでも、きゃりーちゃんは、
「私は恋愛をしていても大丈夫な立ち位置なので。男性ファンが悲しむとかないと思うので。
結構、リアルに好きなタイプとか喋っています」
と番組を浄化した。↓。

もし、番組の製作者の狙いが、ゆるいガールズ・トークで盛り上げよう、だったのなら、
きゃりーちゃんは、ミスキャストだったな。
しかし、本題はここからです。
さっきも言いましたが、何故か、川本真琴の席順が、前列に90年代の4人が座って、
後列にしょこたんときゃりーちゃんが座るのだが、その2人の真ん中、後列中央に座っているのが、
川本真琴にとって、画面的に成功だったと思う。「今」っぽくて。
そして、恋愛の話は、川本真琴にも振られて、川本真琴は、「今、言うんですか?」と固まって。↓。

両手で顔を隠してはにかんで、隣のきゃりーちゃんにまで伝染して同じポーズで恥ずかしがって。↓。

恋愛に奥手=音楽一途、みたいなプラスのイメージを呼んで。
しかし、深刻な問題は、しょこたんだ。
この番組が放送された当時、しょこたんは恋愛スキャンダルが発覚して、僕はそのショックのせいでバースディ・ライブに
行けなかったくらいの爪痕を世間に残していた真っ最中の頃で。
果たして、番組の流れは、しょこたんをどう扱うつもりなのか?
するとテレビは、しょこたんにはテーマを変えて、オタク趣味の話題を振った。
しょこたんは、絵やゲームや猫やヌンチャクの話を独特の早口で喋るのだが、
それが全て「恋愛以外の話をしてる」としか聞こえなくて、それがかえって痛々しかった。↓。

以前に、僕が勤めていた病院で「セクハラ対策委員会」みたいなものが発足され、医局会でセクハラについて、
真面目な啓蒙があった。
当時は、まだその辺りの意識の低い時代だったのだ。
しかし、朝っぱらから、仕事の前に、セクハラについて説明を受ける医局会の空気は悪くなった。
その時、ある女医さんが機転を利かせた。
彼女は、僕の大学の先輩で、僕とその女医さんは仲良しだった。
彼女は肝っ玉母さんみたいに面倒見が良くて、後輩の僕に良くしてくれていた。
彼女は風格も肝っ玉母さんみたいで、マツコ・デラックスを女にしたような体格をしていた。
僕らはよく2人で掛け合い漫才のような事をしていて、医局の皆は、それを好もしく思っていた。
「川原先生、女性に3サイズを聞くのもセクハラですからね!気をつけて下さいよ!」
と僕を名指しで注意して、皆の笑いを誘い、医局の空気は見事に和んだ。
「笑い」とは緊張の緩和だ、と言ったのは、ベルグソンだっけ?
ま、そんな感じでした。
僕の失敗はそこで止めときゃ良いのに、サービス精神旺盛で、一言余計で、先輩の心意気に応えようと、
<先生にだけ、3サイズを聞かないのは、セクハラですか?>
とジョークで答えた。
すると、しばしの沈黙の後、医局の空気は凍りついた。マツコ・デラックス先生も黙っちゃって。
つまり、しょこたんに「恋愛の話」を振らないのは、先輩に、<1人だけ3サイズを聞かない>と同じような、
別物のハラスメントなんじゃないかと、思ったということでした。
番組の最後のテーマは、「カラオケに行くか」という話題になって、
しょこたんは生まれて初めて買ったCDが川本真琴の「1/2」だと言い、しょこたんは実際、カヴァーもしてて、
「夢はいつか一緒にコラボレーション出来たら」とラブコールを送った。↓。

下は、少し、引き気味の、川本真琴のリアクション。↓。

例によって、しょこたんの偏愛はリスペクトを意味しているから、対象の価値を何割増しかに増幅する。
知らない人には、そう刷り込まれる。松田聖子が良い例だ。
番組の最後で、川本真琴の株が急に高騰して、その勢いに流されてか司会者は、
「さて、今夜のトークはここまでですが、最後の一言、を川本さんにお願いします」
と振った。
川本真琴は、戸惑いながら、
「皆さん、お暑いので、健康に気をつけて、楽しい夏をお過ごし下さい」
と、しどろもどろに挨拶して、それがテレビずれしてなくて、高感度アップだった。↓。

多分、この番組で1番得したのは、川本真琴だな、と僕は思ったものです。
そんな川本真琴とベルハーのツーマンです。at.新宿LOFT。↓。

つづく。
BGM. 川本真琴「愛の才能」