カワクリ・裏メニュー①「不倫(浮気)専門外来」

8/Ⅸ.(金)2017 はれ アントニオ猪木、前北朝鮮外相と面会
宮迫は大丈夫そうだ。
今、芸人に求められてるのは、不倫が発覚してからの記者会見をいかに笑いにもっていけるかだ。
本来は、芸人なんだし、「女遊びは芸の肥やし」で良いと思うのだが、
ちょっと前にダウンタウンの浜ちゃんでさえ謝ってたから、芸能界で許される人はいないのだろう。
ハリウッドスターの渡辺謙も帰国して真摯に謝罪会見を行い、追求する芸能レポーターが女性ばかりで、
皆、最後にはそのかっこよさにメロメロになり、二次災害が出そうな勢いだったが時流は、謝る、だ。
その位、不倫のニュースは多い。北朝鮮の核実験よりも、社会問題だ。
そんな世の中を浄化するために、みせしめ、として芸人は使われていたが、
宮迫の例のように、ノウハウが出来てきて、お茶の間もいい加減食傷気味で、ワイドショー的には、
そのターゲットを政治家に移すつもりのようだ。
民進党の山尾議員、不倫で離党、だって。
この、見つかったら謝っちゃえ、という風潮は恐い。
勝新、のような人間が2-3人欲しいものだ。
19世紀末ロンドンでは、裏表が綺麗に峻別されていて、その世界観が、「ジキル博士とハイド氏」のような交代人格を産んだ。
社会が腐敗すると少年犯罪が増えるように、児童や思春期の子供はその空気感に敏感に反応する。
マスコミが偽の正義感みたいに本質をみないで不倫問題を表面的に扱ってると、そのうち若年層で解離とか多重人格が頻発するぞ。
数が増えれば増えるほど、病気か仮病か見分けられなくなる。
俺は知らないからな。(誰に宣言してる?)
という訳で、そうならない為にも、「不倫専門外来」を作ろうかと思います。
不倫は、相方への裏切り行為です。しかし、日常的には氾濫している。
それにより心の傷を負った人のケアは通常どおり行って行きます。
今回の提案は、そうではなくて、「不倫をしてしまった人」のための専門外来を指します。
①性の暴走、②特殊な性的趣向性、③罪悪感、④わかっちゃいるけどやめられない、⑤配偶者への不満、
⑥幼少期からの屈折した歴史、⑦やり直すにはどうしたらいいか、などにスポットを当ててみます。
カウンセリングと心理テストで評価して、5回くらいをメドに行う、コース・メニューです。
僕は、ノータッチで、心理部門の新機軸です。
話は全然変わりますが、最近は僕の脳の具合がとても良い。
シナプスがつながってる感じ。アイデアがポンポン出る。そうすると、どうなるって?
何故か、まわりが困る、みたいです。
BGM. 郷ひろみ「バイ・バイ・ベイビー」


脱稿

31/Ⅷ.(木)2017 雨、のち、くもり
ついに、8/31、コラム脱稿。あとは校正のみ。
この間(かん)、ブログは、「カワクリ心理インビテーション」が目玉でしたが、盛り上がりはどうでしたか?
ブログのシステムは、記事をアップした時点で新しい順にトップに出るから、
「きっと浮かない」→「インビテーション①」→「②」→「③」、と順番に読めるように工夫して出したのだけれど、
③のあとに、ソネさんの「人間失敗作」があるから、まるでこれらを踏み台にして「人間失敗作」がトリみたいになっちゃって、
「人間失敗作」の反響が一番デカかったですね。
まぁ、心理部門も頑張っているんですが…。
この間(かん)と言えば、24時間マラソンを今年もやっていましたね。
いつも思うのだけれど、あれは大変な荒業でやり遂げるのは立派な偉業だと疑わないが、
あれだけテレビ局や芸能人や観衆など皆が応援してくれりゃ、俺でも出来るよ、と思ってしまう。
応援と言えば、でんぱ組の、えいたそ、が言っていたが、発声には腹筋を鍛えるのが大事らしい。
燃焼(?)というアプリがあって、それを使えば、腹筋をすると二次元の男の子が甘い囁きで応援してくれるらしい。
良い事を聞いた。
それに倣って、コラム作成中は、自分の妄想力を駆使して、好きなアイドルに応援してもらうイメージを抱いた。
妄想力と言えば、僕は結構自信があって、学生時代はよく授業中にマンガを描いていた。
ルーズリーフに描いて、皆に回して見せてたものを、丁寧に回収して集めてくれてた人がいて、
当時の物が僕の手元にコレクションされてあるのです。
それをラミネートしてクリニックの何ヶ所かに貼ってあるから、見たことある人もいるでしょう。
19-20才頃の黒歴史です。
受付カウンターに、「浪人の頃」。↓。
僕のマンガは基本的に左上から下へ、そして右上へと、つまり、漢字の「川」の字の書き順のように見るのが、
ならわしです。

受付カウンターの喫煙所寄りには、「傷だらけの宇宙人」&「シブイ男」。↓。

自動ドアの内側の壁には、「走れ!メロス」。これは未完です。案が尽きました。誰か続きを書いて。↓。

さてここで、未発表の作品を紹介してしまいましょう。
電子書籍風に(電子書籍、読んだことないけど)一コマづつ、アップしてみます。
まずは、「グッドバイ」。↓。名前の先頭だけを赤くしたのは、江戸川乱歩のマネです。

僕の描く、思い切り気障な男、はこんな感じです。クールでニヒル。口はアヒル。↓。

僕の描く可愛い子ちゃんは、こんな感じです。髪のカールは、横山ノック、を意識しています。↓。

この描写は、ギリシャ神話の、ダフネ、をモチーフにしています。↓。

なるべく非情な男にしてみました。↓。

⑥のコマは気になりますね。女の子が、木になります。↓。

「なに、この男?」って感想が正解です。↓。

次いで、「吊り皮と少女」。↓。

向ヶ丘とは、向ヶ丘遊園。つまり、この電車は、小田急線の上りですね。↓。

この男のモデルは、ジェームス・ディーンです。↓。

この少女のイメージは、川守田です。(夢の展覧会、にも頬杖ついて出てきます。)↓。

指、つってますね…。↓。

掃除の時間に、ほうきをギターにする奴もいましたね。↓。

ジミーと川守田のツーショット。吊り皮が意味深な存在感を示します。↓。

ホラ、見ろ。ブラ下がった。↓。

ジミー、大丈夫か?捕まるぞ。↓。

このコマを「好き」と野球部の、ヨネシマ先輩、は言ってました。当時、大学4年生だった人。ポジションは捕手。↓。

要は、この男、学校をサボったのです。書を捨てよ、町へ出よう、という訳ですね。新宿に何かあるといいですね。↓。

前に、「夢の絵」を受付の大平さんに総天然色版にしてもらったことに味をしめて、
このマンガも色つけてくれないかな、とも思うけど、
白黒は時代を感じさせて、ネイキッドな味がありますね。
明日から、9月。大相撲のシーズンだから、僕と受付3人の競作がお披露目されるはずです。
近いうち、その記事も紹介されることでしょう。心理の企画は終わりでいいのか?
BGM. 古井戸「さなえちゃん」


大平とうかいの、きっと浮かない

受付の大平です。
先日、大岡山は東工大のオープンキャンパスで私たちがよく行くお蕎麦屋さんは大繁盛でした。
川原先生に写メを見せられたうかいさんは、「なんか嬉しい~!」と叫んだそうです。いつもうどんしか食べないのに(笑)。↓

それにつけても、前回の記事でも紹介しましたが、心理のブログのタイトルが正式決定しました。
カワクリ心理インビテーションです。最終候補に残っていたのは、カワクリ心理シンフォニーだそうです。
インビテーションとは、招待状の意味です。
これまでの心理部門ではカバーしきれなかった部分に積極的に攻めて行くそうですよ。
うかいさんは、心理テストに少し不満や意見を持っているんですよね。その辺りから聞かせてもらってよいですか?
 
 
こんにちは、受付のうかいです。
一ヶ月ほど前、出勤して早々「おはようございます」も言う前に
川原先生から「テグポムしたい?」と聞かれました。
意図はわかりませんが、私は1秒で「したいです!」と答えました。
テグポムとは呪文のようですが、“TEG”と“POMS”という二つの心理テストのことです。
受けた方も多いのではないでしょうか?
その日、さっそく二種類のテストを渡され、受付はそれぞれテストをやったのです。
結果を出してもらい、一人一人その結果をもとに先生と診察室で面談をしました。
先生との面談の最後に
「何かわからないこととか、ある?」と聞かれましたが
「いえ、大丈夫です」と答え、面談は終了です。
テスト結果は皆さんと同じく各自に渡されました。
 
受付に戻ると、大平さんはテスト結果を見ながら神妙な面持ち。
私と大平さんはお互いのテストを見せ合い、こんな会話をしました。


大平「私、省エネモードらしいですよ。」
うかい「なんですか?それ?」
大平「私のPOMS、ほぼ健常なんですけど、疲労が受診を検討するレベルで、先生が思っていたより活気が低かったんですよ。」
うかい「そうなんですね」
大平「活気がないからか、TEGの数値がほぼ低くて・・・。」
うかい「えっ!!どれも低すぎじゃないですか!!」
大平「そうなんですよ。どうしてって感じなんです。川原先生にはFCの値がもっと高いはずだって言われて、これは私も不思議で、こんなに自由にやってるのに。」
うかい「他の尺度で違うなって思うところはないんですか?」
大平「他はあまり・・・でもNPが2って低すぎですよね。マイペースなのは当たってるけど思いやりほぼなしじゃないですか。疑問なのが、私のPOMSは“混乱”がそこまで高くないんです。受診を検討するレベルにギリギリ到達くらいで。だけどTEGは混乱しやすいの方に入っていて、《葛藤を抱えながらも人の世話をしたり、周囲に尽くすことでやりがいを見出すところがあります》って書いてあるんですよ。NPもひくいのに。どういうことなんでしょう?この特徴の言葉は、私への徳田さんからのお言葉なんでしょうか?」
うかい「どうなんですかね~。私の中での大平さんはNPが高いんですよね。確かにサッパリはしているし、マイペースな部分もありますけど“思いやりに欠ける”とは全く思わないですし、むしろ親切で人を甘やかして尽くしますよね。なんとなくこの結果には違和感を覚えます。自己評価と他人の評価は一致しないってことなんですかね。
私の場合、POMSは“緊張・不安”が高くて。」

大平「そんな風には見えないのに。。」
うかい「自分でもそんな感覚ないんですよね。TEGではACが100で・・。」
大平「100!?」
うかい「ありえないですよね、この数値(笑)。わたしどちらかというとマイペースで協調性ないんですよ。でも特に回答でウソをついたつもりはないんです。」
大平「私から見たうかいさんもACは100じゃないです。周りに気配りができるのは当たっているけど、うかいさんは順応した子供ではないはず(笑)私たちプライベートの状態ではなく、仕事の時の状態でこの心理テストを受けたじゃないですか。だから思っていた自分と違うんですかね?どの質問にどう答えたらこういう結果になるんでしょう?。」
うかい「確かに・・・。」




そしてその日のお昼に心理士の徳田さんから
「心理テストをやってみて、どうでしたか?」
と聞かれました。
(※心理テストは心理士さんがわかりやすくグラフにして結果を出してくれます。
それをもとに先生が診察でフィードバックする のです。)
私は正直に
「テストの質問が細かくないから、やっている間言い訳をしたくなるんです。
例えば『人に優しいか』という質問があったとして、優しくする時もあればその逆のときもありますし、自分で自分を優しい人と判断するのもなんとなく恥ずかしいですし、だからといって“いいえ”にするとなんだか自分がとてつもなく嫌な人間に思えて。
だからもしその質問があったとしたら、私は“どちらでもない”にマルをすると思います。」
そんなことを話しました。
 
大平さんとの会話や徳田さんとの会話を、返された結果を見ながら数日間自分のなかで反芻しました。
考えた結果
「・・・よくわからない」
テストは自分自身でやるので、どうしても自己評価になってしまいます。
しかし、自分は自分という人間をどこまで知っているのかわからない。
そのためのテストだとわかってはいるけれど、テストの結果と現実の自分が重ならずに戸惑いました。
私は正直、先生とのフィードバック面接で
“理解はできるけど納得できない”“納得は出来るけど理解できない”そう感じる部分がいくつかありました。
その矛盾点を上手く説明は出来ないですし、診察でゆっくり時間をかけて会話することは現実問題難しいです。
今回、カワクリ心理部門が新しいジャンルを立ち上げたことで、今回の私たちの疑問への対応にもなってるといいですね。
どこまで踏み込んでくれるでしょうか。
 
大平「8月中のカワクリ・スタッフの使命は、川原先生がコラムに集中してる際のブログのお留守番です。
でも、十中八九N・G、には独特の凝集性があるので、あまり浮かないようにしなくては、と思い、今回のタイトルを、
きっと浮かない、にしました」
うかい「しかし、これにはもう1つ秘密が隠されています。きっと浮かない、をアナグラムの要領で文字を入れ替えてみて下さい」
大平「きっとうかない、わかりますか?ヒントは私の下の名前が、なつき、です。
そうです。正解は、なつきとうかい。
この記事を書いた2人の名前が隠されていたのです」
うかい「もし読者の中に気づいてた方がいたら、まかないおやつ、をプレゼントしたいですね、大平さん」
大平「それでは、カワクリ心理インビテーションの幕開けです!」
BGM. お好きな「ファンファーレ」を聴きながら記事をお読みください


カワクリ心理インビテーション①~イエローサブマリンの旅

2017年夏、カワクリ心理インビテーションが始まります。
こんにちは。心理の原です。
最近の心理部門では、カウンセリングだけでなく、心理検査についてもお問合せをいただきます。
少し前のブログで、川原先生と大平さんによる「もうひとりの自分に会うための心理テストのすすめ」も反響が多かったようです。
自分のことって、わかっているようで、じつはよくわからない。
でも、自分だけで考えてみるのは難しいですよね。
例えば、 「自分について知りたい」
「自分の苦手なところや強みを知りたい」
「自分に向いていることってなんだろう」
「自分は何かみんなと違う気がする、でもどうしたらいいんだろう」 
「対人関係がうまくいかなくて、どう工夫したらいいんだろう」  などなど。
そこで、心理部門では、心理検査による「自己理解」のお手伝いを始めました。
心理検査には質問紙法と投影法があります。
質問紙法は、当てはまる回答を自分で選択する方法です。
自分の性格傾向を、数値で見える化できるのでわかりやすいという長所があります。
しかし、自分で答えるために「自分をよく見せたい」「悪く見せたい」というような回答のゆがみが生じる可能性があります
(ウソの回答もできます)。
投影法は、あいまいな刺激に自由に応えていく方法です。
あいまいで自由、ですから、例えば、「模様がチョウに見えたら正解、チンギスハーンの顔に見えたら不正解」ということを判定するテストではありません。
自分も意識していない心の内面を映し出すことができます。「自分らしさ」を知るためのテストともいえるでしょう。
このように、質問紙法と投影法では、明らかにしようとしている心理的水準が違っています。
その図を↓に示しています(大平さんのご協力に感謝! ©オーヒラ)

投影法は、目に見えない部分=無意識レベルに関係していて、より深層の世界を明らかにしていきます。
原初的な欲求や動機に近いもの、自分の内面の世界があぶりだされます。
SCT(文章完成法)やP-Fスタディは、海面により近い比較的意識レベルを反映します。
次いでTAT(主題統覚検査)、最も深いところがロールシャッハ・テストになります。
川原先生にうかがったところ、昔は医師が「診断の補助」として心理に丸投げしていた歴史があるそうです。
臨床心理士も困ったでしょうね。
そうした経緯もあり、患者さんに心理検査の結果が知らされることは少なかったようです。
カワクリでは、それを反面教師にしてきちんと数値化したものをグラフや用紙にして、先生からフィードバックをしてきました。
それぞれの心理検査には、把握できるものとその限界があります。
その限界を理解したうえで、補うために、いくつかの心理検査を組み合わせて実施することが一般的です。
心理検査だけで、自分の性格傾向を理解する、ことにも限界はあります。
前回のブログ「きっと浮かない」で、受付のうかいさんが抱いたような疑問が湧いてくるのは、ある意味で自然なことでしょう。
「心理検査の結果に、納得できない」
「検査結果が、現実の自分とかさならない」
「思っている自分と違う」
「思われている自分と違う」
今回、心理部門では、その疑問に答えるべく「心理検査フィードバックコース」を始めました。
このコースでは、心理検査を受けた後、フィードバック面接(5回程度)を受けることができます。
フィードバック面接は、検査結果を伝えるだけというものではありません。
検査結果を一緒にふりかえって、検査結果と自分の体験がピンとくるかどうか、検査中に迷ったことや困ったこと、
検査後に生じた疑問などをやりとりしながら進めていきます。
このような対話を通して、「自己理解」を深めていくお手伝いをしていきます。
これは「短期」「焦点付け」カウンセリングともいえます。
目的が明確です。さらに「自己理解」を深めたい人はそのまま、カウンセリングに移行していく方も多いでしょう。
もし、あなたが、「この心理検査の結果はまちがっている」と訴えたとしたら、それこそが「自己理解」の絶好の機会です。
※さて、ここで1つだけお伝えしておきたいのですが、
今回の心理の3人の記事へのコメントは臨床心理士という職業上の理由から、
コメントを個別にお返事することができないのでご理解ください。
ただし、感想や疑問は大歓迎で、願わくば大いにディスカッションしていただければ、
後々の心理部門の参考になりますので、よろしくお願い致します※”


カワクリ心理インビテーション②~invitation! To心理検査フィードバックコース~

 こんにちは。とくだです。
お久しぶりです。相談室だよりも更新できぬままでしたが、
invitation!という形で、またやってきました。
さて、川原先生と大平さんが心理検査について書いてくださっていた記事(3部作-③もう一人の自分に出会うための心理テストのすすめ)、さらに原さんからも検査についての紹介がありました。
いろんな種類の検査があることがお分かりいただけたと思います。
 原さんの記事にもありましたが、結果については自分の感覚と一致すること、だけじゃなくて、しっくりこない部分も大切だと思います。
また、鵜飼さんが言っていた「自分のことは自分でわからない/結果は自己評価になってしまう」こと、
この疑問への一つの答えとして、質問紙では確かに自己評価になりますが、その用途として、
川原先生は質問紙の結果を薬物療法の効果の判定や、診断書作成の一つの指標として臨床的に用いています。
統計的な処理で『誰かとの比較(標準化されたT得点)』で判定し、
用途としては、『継時的にみたかつての自分との比較』をして用いているのです。
 
 カワクリでは、以前から心理検査のフィードバックは、大切な時間としてきました。
結果についてあまり知らされなかった、精神科臨床の現場でそういう声が多くある中で、
川原先生は、きちんと伝えることの大切さを、それこそ開院当初から私たち心理士にもいつも伝えてくださっていました。
たとえば、血液検査でもそうですが、結果の数値などは、専門的でよくわからないものです。
心理検査も、専門用語や数値化したそのスコアだけ見てもよくわからない、そういうところが多々あります。
ただ、たとえそうだったとしても、それも含めて説明し、受けた人が自分で結果を知るということ、そのための時間を設ける、
ということをしてきました。
日本人は数値化(可視化)が好きなので、これはある程度好評でしたが、ある日、川原先生がショックを受ける事件がありました。
 それは、SCTやP-Fスタディなど、記述式のテストを、数値化したりして、統計的にフィードバックしたところ、
その患者さんは、「先生、私のSCTやP-Fスタディの中身、よく見てくれました?あの感想を聞かせてくださいよ」だったそうです。
つまり、人間の心とは、振り子のようなもので、「本人の言ったまま」をそのままにしておくと、不満足になるので「数値化」する。
しかし、「数値化」が進みすぎると「本人の言ったまま」に触れて欲しくなるという、ごくごく自然な二元論です。
ということになると、果たして、「数値化」してそれを伝える、それだけでいいのだろうか?ということが、今回この企画の発端でした。
そこで、先生と、私たち心理で、その両方を満たす方法を模索し始めたのです。
川原先生と、そういった心理検査の話、結果の返し方についての話をしていて、思い出したことがありました。
 私も、特に学生時代、いろいろな心理検査を体験しました。
心理の学生は自分でもやってみたり、実習もしたりするんですが、その頃に印象深かったことがありました。
確かあれは授業で、描画テストと、その他諸々やった時のこと。
描いてみた絵について、詳しく知りたい人は授業の後で個別に対応してくれるという話だったので、
興味があった私は、授業後に先生のところを訪ねてみました。
そこで言われたことは、なんとなく、私の想像とは違うものでした。その先生は、解釈を伝えてくれたんです。
でもその解釈は、私にとってはすっと入るものではなかった。
それは今思うと、そういう見方もできるな、その通りだなとは思うんですが、多分、そこではなかったんですね。
授業だし、遊び心もあって、描いてみたんです、ってところを、結構しっとり真面目に解釈されてしまった、その温度差、でしょう。
ただ、その『温度差』(不一致だった)というなんともいえない感覚だからこそ、今も覚えているんでしょう。
そういう意味では、温度差、不一致の部分は、必要かもしれない。考えるきっかけにはなりうるかも。
いや、不一致の部分ていうのは、多かれ少なかれ、必ずあるものなんじゃないかな、うーん、それにしても温度差は結構大きかったけど(苦笑)。
 その後、そのことはすっかり忘れて時間は経っていき、今、その例でいえば、私はその先生と似たような立場、解釈する側にいるんですよね。
当時の先生が、その立場で言った意味は当時よりもよく分かる、正しい、こともわかる。
心理検査を習得していく中では、まずそれを使えるようになるために、正しい部分を知る必要があるし、それを目指してきました。
 ただ、今思う『難しい』点は、正しい、ということだけでは相手の理解につながらないことも多いんじゃないかな…
心理検査の結果をただ伝えるだけでなくて、その結果についての対話って大事なんじゃないか。
それが、冒頭にも言っていた、果たして結果を伝えるだけでいいのな?という、川原先生の問題提起と一致した部分、私が共感した部分でした。
この『難しい』と感じていることを意識して、以前の自分の体験談が私の中で意味を持ったのも、先生との話で再認識したわけで。
ぼんやりと違和感があった部分を意識できると、問題として扱えますね。
やはり、私たちは、こういう言葉でのやりとりを通して、漠然とした体験に、少しずつ意味を持たせられることで、
新たな自分の理解につなげられるんじゃないだろうか、そう思うのです。
気づくことで、問題として焦点が当たり、それについて対応が考えられる、
私たちは、その気づきをお手伝いしたいと思っています。 
③へつづく


カワクリ心理インビテーション③~親ガイダンス

こんにちは、臨床心理士のやつだです。
原さん、徳田さんからは心理検査についての新しい取り組みでしたが、今回「親ガイダンス」についてお伝えします。
「親ガイダンス」とは、子どもとの関わりあいを振り返り、親としての自信を回復することを目指しています。
親も一人の人間なので、すべてをパーフェクトに行うことは難しく、エネルギーを溜めることが必要なことがあります。
川原クリニックでは、2つのパターンを考えています。
一つは、子どもが当院に通院しており、親として本人への対応等相談したい場合です。
もう一つは、子どもがクリニックには来られないが、親が本人のことで相談にのってほしい場合です。
具体的に言えば、人の目が気になり外にでることが難しく、不登校や家にひきこもっていることが当てはまります。
子ども本人が相談に来ないと診ることができないとよく聞きますが、親がまず相談してみることが問題解決の一歩となります。
多くの場合、子どもが受診を嫌がっても、親が子どものことで相談に行くことを拒否することは少なく、
「行きたければ行けばよい」といった態度が多く見られます。
そして、具体的に子どもへの対応や、どういった関わりをすればよいのかを話し合うことで、親の態度が変化してくると、
本人がクリニックや治療に興味を示すことが起こります。
一言でいえば、「なぜあの親が変ったんだろう?」といった不思議な感じが生まれるようです。
そこから、子どもが受診やカウンセリングにつながることがあります。
イメージとしては、家族の中にささやかではあるが、風が吹き、何らかの変化をもたらすといった感じでしょうか。
このことを、少し専門的に言えば、家族を一つのまとまりとして捉えて、どこを治療の「入り口(port)」とするのかということになります。
親ガイダンスを最初の「入り口」として、治療が家族全体に広がっていくことを考えています。
子育てが失敗だと自分を責めたり、苦しんでいるご家族が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
それは何らか、親が子育ての責任をとろうとする現れだと思います。
川原クリニック心理部門の親ガイダンスが、親と子どもを支える「器」になれるよう、一緒に考えていければと思います。


花弁の夢をみながら目を覚ます

こんにちは、また受付の大平です。
8月に入り、16日間連続の雨は観測史上40年振りだそうです。
日照不足、皆さん、お洗濯物に苦労しますね。
部屋干しですか?浴室乾燥ですか?
私は、石油王に新しい服をおねだりして買ってもらっちゃいますという妄想を
川原先生と受付で話していたところです。
最近新たに仲間入りしたTシャツを着たモガちゃん。
モガちゃんは先日、でんぱ組を電撃的に脱退したため、川原先生が急遽、でんぱ組コーナーを作ったのです。
なんと、このニュースは芸能界に疎い私の耳にも届きました。
ですがそのTシャツ、しわしわ過ぎて何のTシャツなのか飾ってもよく分からず
「湿気のせいか、シワシワになるのなんとかならない?」と川原先生に言われ
こちらのスプレーとクリップでしわのばしをしました↓↓

しわのばしちゅうのモガちゃんTシャツ↓

周りのポスターを張り替えてでんぱ組コーナー、完成型。↓

ちなみに、モガちゃんが着ているTシャツ何のデザインなのかわかりますか?
これは濡れ透けTシャツです。
スクール水着の上に白いTシャツを着て濡れたところがプリントされたTシャツなのです。
Tシャツといえば、カラ松もお馴染み。カラ松の顔のハンガーに、カラ松の代名詞のタンクトップ。別売りを合わせました。↓

診察室に場所をかえて、中原中也、のTシャツも仲間入り↓

中原中也って有名らしいですね。私は聞いたこともない人だったのですが、
ある患者さんが「≪汚れちまった悲しみに≫ですよね。教科書に載っていて、
弟がみていたアニメにも出てきたから覚えてました」と私に教えてくれたのでその後すぐ調べました。
川原先生は、スプレーが気に入ったらしく、診察室の大森靖子ちゃんのTシャツにもスペシゥム光線のポーズで噴射。


靖子ちゃん&ねもしゅうー、サイドにも。乗りに乗っています。コラム作成のストレス発散になって良かったです。


以前の名刺の裏は、先生のリクエストで美化された
キラキラ川原先生がなぞなぞに登場するところが見所です。
この絵は私が描こうと思ったのですが.…私が描くとあまりに幸が薄そうで不健康そうな先生になってしまい
いくらなんでも先生に失礼だと思い、我が妹に描いてもらいました。

今回のリクエストは、植木等。

1964年の東京オリンピックの頃だそうです。
私はまだ生まれていませんが、妹に植木等の映画をみてもらい描いてもらいました。
それが新作バージョンです。

この絵、ポーズはデジタル、先生はこんなに体幹強くないので。
背景デザインは、けいおん。
もっと生き生きした顔で妹は描きたかったみたいですが
私が持っている川原先生の写真がこんな感じのものしかなくて・・・。
コメントくれた人に名刺をプレゼント?かもしれません。
BGM.Red Velvet 「Huff n Puff」


貼り紙いろいろ

1/Ⅷ.(火)2017 雨
ブログにも書いたし、実物を見た方もいて、心配されてるので、後日談。↓。

結局、当人がその日に名乗り出て平身低頭、「外で呑んでクリニックで捨てた」とのこと。
その日は、とても暑い日で、「太陽が眩しかったから」だって。カミュ「異邦人」か!
今回は、貼り紙特集です。今日は雨なので、足元が滑るから、受付が作った貼り紙があります。↓。

石川町のパトロールは、高齢者。大丈夫か?。↓。

そう思ってたら、防災訓練は、若手が中心。↓。でも、これ明らかに「高齢者」の上に貼ってありますね。

自由が丘の、トンカツ屋さんの店の前。「ネ」が可愛い。↓。

何かを注意する時、その理由をどこまで教えるかが問題になることがあります。
ボヤかしておいた方が良い場合もあります。模倣犯とか出るとイケナイからね。
たとえば、新宿三丁目の貼り紙。↓。

これ見て、「ここで小便する人いるんだ」とマネされたら困りますね。
だから、中野ブロードウェイ3階のトイレの貼り紙は、こんな感じ。↓。

でも、これだと、何があったんだろう?って気になりますね。
そう思って、2階のトイレをみたら、正解がありました!
おばちゃんの筆圧がすごいですね。おばちゃんとは限りませんが、おばちゃんっぽいパワーを感じる。↓。

昨日、中野に行ったら、ブロードウェイのトイレは綺麗になっていて、残念ですが、今はこの貼り紙はみれません。
さて、今日から8月です。
僕は専門誌から、コラムを依頼されていて、その締め切りが、8月中なので、しばらくそちらに集中します。
だから、ブログは、受付や心理に、8月は頑張ってもらいます。
V9の頃の巨人のなぞなぞ。「ジャイアンツがピンチになるのは、何月でしょう?」。
答えは、8月。8月は英語で、オーガスト。王がスト。国鉄がストとかしてる時代だから、なぞなぞになったのでしょうね。
BGM. 堀江美都子+ザ・モンジュ「アクビ娘」
追記、近くの駄菓子屋さんでみつけました。ろうせき、って何でしたっけ?。↓。


夢の展覧会(総天然色カラー版)

25/Ⅶ.(火)2017 はれ 7/24&25は国会は閉会中審査、カワクリは7/24川原・7/25大平と誕生日ラッシュ。
去年の10月頃、
色々と大変だった僕はブログの記事も書けず、
仕方なく、高校の頃からつけていた夢日記に、時々、挿絵も添えていたから、
それらをアトランダムにピックアップして、夢のイラスト展覧会、という苦肉の策を載せました。
それが殊の外、好評でしたものですから、世の中とは不思議なものですね。
そこで、今回の企画は素晴らしいですよ。(これが本当の自画自賛ですね)
受付の大平さんに、元のイラストに塗り絵の要領で着色してもらい、リニューアル。
題して、夢の展覧会・総天然色カラー版!
下が、現存する最古の夢日記ノート。1981年ということは…36年前のもの。↓。

36年前と言えば、大平さんはまだ生誕してないですね。
でも、この夢日記を書いてた(描いてた)僕は、10代後半~20才そこそこですから、
今の大平さんにとっては、川原先生の絵ではありながら、年下の男の子~タメの年齢の絵です。
どんな気持ちで塗り絵をしたのでしょう。
そんなタイム・パラドックスも味わいの一つとして、どうぞご賞味下さい。
それでは、ここからは大平っちにバトンタッチDEATH!
 
 
こんにちは。受付、大平です。
鑑賞方法の説明です。
・作品タイトル&先生の当時の年齢→先生の夢のイラスト(プレーン)→総天然色カラー版→大平のつぶやきコメント、の順です。
それでは、ごゆっくりお楽しみ下さい。
 
 
・カラス貝のマニキュア女vsトラディショナル・ブルー~瞳~少年風(1981.9月:川原少年19才の作品)



カラス貝は黒?色っぽいは何色?紫かな・・・
 
 
・伊藤つかさは、トマソンがお好き(1982.1月:川原少年19才の作品)



左下の謎のポーズをしてる3人組みがお気に入りです。
 
 
・貪婪(どんらん)…非常に欲が深いこと(1982.1月:川原少年19才の作品)




これ、私が塗ったんじゃなかったりして・・・
(だから塗り直し)


魔法の書を読み始めた感じで色を塗ったんですが、タイトルは貪婪だったのですね・・・
 
 
・手のひらを太陽に(1982.1月:川原少年19才の作品)



こういうポスター学校とかに貼ってありましたよね。
 
 
・もう君に逢うこともない、心は揺れても(1982.2月:川原少年19才の作品)




北京のバッグが気になると川原先生に話したら、本当に先生が持っていたバッグらしいです。
 
 
・小田急線のひとコマ(1982.2月:川原少年19才の作品)



この絵、座ってるとこ上手くかけてますよね。
 
 
・本厚ちゃん(1982.3月:川原少年19才の作品)



かわいくしたかったのに無理でした・・・。
 
 
・キヨシローのまね(1982.3月:川原少年19才の作品)




カラフルにすればそれっぽく見えないですか?
 
 
・川守田(1982.4月:川原少年19才の作品)




川守田さんは先生のお友達です。
 
 
・一人になりたい…ううん、一人がいやだから。(1982.7月:川原少年19才の作品)




後ろにいるのはサメなのでしょうか?・・・えぼし岩だそうです。
 
 
・伊代はまだ(1982.8月:川原青年20才の作品)



腕が長いですね。先生が20歳の頃、松本伊代が流行っていたんですかね。
 
 
・天才の誤算(1982.9月:川原青年20才の作品)




靴が素敵なんですよ。
 
 
・テスト前日(1982.12月:川原青年20才の作品)




こういうよく分からない絵を塗るのって楽しいです。
 
 
・物理ダメ(1983.2月:川原青年20才の作品)



これ,左側にスイーツ隠れてたんです。
 
 
・ダルなboyは、Love is Real.(1983.3月:川原青年20才の作品)



『Maiこ』ちゃんは先生の好きだった子ですかね?私には『Maiこ』に見えたんですが、
『Maiこ』じゃなくて『Mari』だったんですね・・・
 
 
・マリン・スポーツ(1983.5月:川原青年20才の作品)



ドラえもん、オバQ、いしのまこ、カバ・・・なぜかカバ。
 
 
・カルピス(1983.5月:川原青年20才の作品)




カルピスのボトルに書いてある帽子をかぶったやつが可愛い!!
 
 
・誕生日。小指と小指をつないで歩く、理科室でキス(1983.7月:川原青年20才の作品)



理科室のガイコツ懐かしいですね~
 
 
・夢見る年頃~36/38≒95(1983.8月:川原青年21才の作品)



夢の展覧会の絵の中で私が気に入っている第3位。
 
 
・野球大会(1983.8月:川原青年21才の作品)




先生の書くドラえもんは丸くない!
 
 
・クリスマス・イブ(1983.8月:川原青年21才の作品)




夢の絵の中で1番かっこいい絵だと思います。
 
 
・恋人峠の昼下がりPart.2(1983.9月:川原青年21才の作品)




夢の展覧会の絵の中で私が気に入っている第1位。
 
 
・すっかりトロピカル(1985.7月:川原青年22才の作品)



陽気な感じと南国な感じが夏にピッタリの絵です。
 
 
・明日のイブはRC(1985.12月:川原青年23才の作品)



8時42分に何が起こったんでしょう。
 
 
・オキドキの古着で遊園(1986.5月:川原青年23才の作品)




ベレー帽といえば赤です。これもしかして塗り途中かもです・・・。
(それを完成)


「オキドキ」って川原先生はお店の名前と言っていましたが、私はマリオが思い浮かびます。
 
 
・直ちゃん(1987.6月:川原青年24才の作品)



これは塗りやすい絵だったんですが、サインペンで色を塗るのは難しくて、
色鉛筆にすぐに戻しました。
 
 
・Hanesの白のTシャツに血を滴らせてしまった(1987.6月:川原青年24才の作品)



私も白い服にシミができた時こんな顔します。
 
 
・元・日本軍の男と、ユキヒョウ(1987.7月:川原青年24才の作品)




「ユキヒョウはどこにいるんですか?」と塗っている時に不思議でしょうがなかった絵。
 
 
・大船観音がくずれた(1987.7月:川原青年24才の作品)




観音様のお顔だと気づかず、先生に言われて気づき塗り足しました。
 
 
・みつけてくれたらキスしてあげる(1987.7月:川原青年24才の作品)



真ん中の子にと左の子にかわいさをプラスしました。気づきましたか?
 
 
・甘くて冷たいアイスクリーム・ベイビー(1987.7月:川原青年24才の作品)



この絵のタイトルを知らない人から「31アイスみたいだね」と言われ
塗り絵レベルが上がったと実感し嬉しくなりました。
 
 
・気がつけば兵隊(1987.7月:川原青年24才の作品)




みんなの表情がいい。
 
 
・眠れ。ライオネル・リッチーの墓の上(1987.7月:川原青年24才の作品)




どんな色で塗っていいかもわからなくなってしまった絵。
 
 
・スタン・バイ・ミー(1987.8月:川原青年25才の作品)




暑い日は海辺でのんびり、いいですよね。
 
 
・ニース予想図(1987.8月:川原青年25才の作品)




ニースってフランスのニースですかね?噴水あるんですか?
 
 
・アイスもハシャいでる、僕は日焼け(1987.8月:川原青年25才の作品)



また、アイス!後ろの2人は羨ましがってるのかな。
 
・ダチョウ(クジャク)ともも焼き(1987.8月:川原青年25才の作品)




ダチョウ(くじゃく)って全然違う鳥だけど・・・
 
 
・僕は照れる(1987.8月:川原青年25才の作品)




川原先生はいったい何に照れたのか?
 
 
・新宿地下の靴専門店(1987.8月:川原青年25才の作品)



この失明者用の靴は指の先が触覚の様に動くと先生が説明してくれました。
 
 
・過ぎ行く夏を惜しんで~絵を描く2人の少女(1987.9月:川原青年25才の作品)




最初に先生が少しだけ色を塗っている絵は色を塗るのがラクです。
 
 
・念力(1987.9月:川原青年25才の作品)




念力は見えないから何色にしようか迷いました。
 
 
・さっきまでの競争のつづきだ(1987.9月:川原青年25才の作品)




人を緑色で塗ったらハルクみたいにみえますね。
 
 
・渡り廊下の窓から連中が手を振る(1987.9月:川原青年25才の作品)




 
渡り廊下だと気付かず、カラフルにしてしまいました。
ちなみにこの絵左側にいるのは川原先生で
研修?授業?かなにかをさぼって帰るところのだそうです。
手に持っているのは白衣だと言っていたのですが、
私には抱き枕かぬいぐるみに見えました。
 
・脳外科はじまる(1987.9月:川原青年25才の作品)




これは一体何でしょう???
 
 
・お前はストーブの前でのびていた。あくびしかしなかった(1987.9月:川原青年25才の作品)



これ、色を塗っていたらよく分からないパーツがあって、そこだけ着色しませんでした。
 
 
・聴神経腫?すぐに手術(1987.10月:川原青年25才の作品)




わかめ・・・
 
 
・宙に浮く機械(1987.10月:川原青年25才の作品)



宙に浮く機械!夢っぽいですね。
 
 
・すいみんやくが欲しい(1987.10月:川原青年25才の作品)




夢の展覧会の絵の中で私が気に入っている第2位。
 
 
・明るく生きるコト(1987.10月:川原青年25才の作品)




川原先生はカラフルなボーダーが好きらしいです。
 
 
・サンボのジャケット(1988.7月:川原青年25才の作品)




サンボってなんですか?っと聞いたら格闘技の雑誌を川原先生が見せてくれました。
 
 
・オバQが正ちゃんのクラスの記念写真に写ってしまった。皮膚科テスト、60点。(1988.7月:川原青年25才の作品)



記念写真にオバQ写ってたらおもしろいですよね。
 
 
・ウサギに乗って空を飛ぶ(1988.12月:川原青年26才の作品)




いい夢ですね~。ウサギに乗ったらもふもふなのか。
 
 
・うその固まり(1989.1月:川原青年26才の作品)



「きみだけに話すんだけど・・・」て誰かに話すと皆に知られていた小学生の時を思い出しました。
 
 
・すべては幻想である(1989.1月:川原青年26才の作品)




ヒョーロン家が怪しい。
 
 
・柔道(着)一直線!激しい視線の火花が散る(1989.4月:川原青年26才の作品)




三角関係ですかね!!!
 
 
・世代交代の口約束(1995.3月:川原中年32才の作品)




先生の描く力士はなんだか可愛い。
 
 
・2002.8月6日からの夢日記の表紙:先生不惑の40才の作品




この夢の絵に色づけするとき『これは何だろ?、川原先生の夢だからこんな色でもいいかな』と、
タイトルを教えてもらうまで何の絵かも分からなかったり、
普段の私だったら使わないような色で塗ってみたりという絵がたくさんありました。
自分じゃない誰かの絵を塗るのって面白いですよね。
それが川原先生の描いたなんか可愛くて奇妙な夢の絵だからもっと面白い。
何ヶ月かのあいだ、受付業務の合い間のちょっとした楽しみの1つでした。
川原先生が最初にかいていましたが、この夢の絵の中には
私より若い頃の先生が描いた絵もあるんですよ・・・。
なんだか不思議な気分になりますね。
BGM.OH MY GIRL「Coloring Book」


3部作-①アイデンティティーを考える

22/Ⅶ.(土)2017 18日連続の真夏日
アイデンティティーと言えば、みうらじゅん、のマンガ「アイデン&ティティ」が面白いですね。
1.でボブ・ディラン、2.でジョン・レノンが主人公の前にあらわれて、メッセージ(彼らの歌詞の引用)を送り、
主人公(バンドマン)が商業主義的な「ロック」の流れに抗って、社会にプロテスト・ソングを発表してゆく成長物語。
バンドマンを自分の職業(立場)に置き換えてみると良い。
ちなみに、ディランとジョン&ヨーコは主人公にしか見えないし、その声は彼にしか届かない設定。
裸の王様、の逆パターンですね。あれ、同じかな?
下が、みうらじゅん、の「アイデン&ティティ」の載ってた雑誌。↓。

カワクリでは、今、アイデンティティーを考えるキャンペーンをやっています。
しあわせの基準がわからない現代、不幸の基準もわからない。
高学歴の人がバカなことをやっているニュースが毎日、聞こえる。
勉強だけ出来てもダメなことは、もはや国民に啓蒙されたのではないか。それなのに、勉強しろ、と言う。
わけがわからない。青春はどうなる?
利口の基準もバカの基準もわからない。
自分が利口かバカかもはっきりしない。中途半端もつらいぞ。
いっそのこと、ぐうの音も出ない理論で、お前はバカだ、と納得させられたら、むしろ楽に生きられそうだ。
自分はバカだと思っても、バカの考えだから反対なのかも。じゃ、自分は利口か!やったー。
こんなことを毎日考えている。多かれ少なかれ、みんなも同じじゃないか?
自分とは何物か?それを、ここではアイデンティティーと呼んでみる。
イジメやハラスメントなどの外的なストレスは、耐えたり、逃げたり、工夫してしのぐのだが、
内面的なアイデンティティーは、外的なストレスと同じくらいやっかいだ。
アイデンティティーには身分証明の意味もあるが、
自分が所属する準拠集団(学校・会社・家族・都会・男/女役割etc.)
の求めるものと己の価値観に差がありすぎて、しっくりこない。
昨日や今日に始まったことでもない。
そういう意味では、逆説的だが、アイデンティティーがわからない人生こそが自分のアイデンティティーだ。
これじゃ、禅問答か言葉遊びで、まるで答えになってない。世間はそんなに甘くない。
そこで、お待たせしました、今回のキャンペーン!
自分の歴史やルーツや生い立ちや風土や文化を専門家と一緒に見つめ直し、アイデンティティーを考える。
そういう作業がカウンセリングなのだと考えている。
※詳しく知りたい人は受付に。カワクリ心理部門が作ったパンフレットあります。
BGM. さくら学院「アイデンティティ」