5/Ⅱ.(月)2018 「好きだった人」の誕生日イブ。おはスタに「さくら学院」生出演
友人の何人もが、ダイエットを実施中で、やれ水泳が良いだの、有酸素運動がどうだの、どこそこのジムに入っただの、
個別のトレーニングが良い、だのと勧めてくる。
若い頃は何をしなくても太りなどしなかったのだが、これも年のせいか、朝まで呑んで帰りにラーメンを二杯も食べる生活を続けると、たちまち百貫デブだ。
クリニックと家の間に、24時間営業のスポーツジムがあるから、そこに通ってみようかと目星をつけてみた。
家とクリニックは徒歩で30分弱だから、往復歩くだけでも、ちょっとした運動になるはずだ。
それが、診療が終って、こうも寒い毎日だと、歩く気力もなく、電車に頼ってしまうのも人情だ。
そんな人間が、仕事帰りに、スポーツジムなどに通える訳がない。いいカモだ。
そうなると食べる量を制限するしかないのだが、仕事柄、他人の悩みを聴いていると、自然としっかりとした人間でいないといけないと気張るから、
まるで弟や妹が出来た上の子のように、構って欲しいのにそうもいかない理不尽から、唇が淋しくなり、
さすがに指をしゃぶったり、爪を噛む年でもないし、かといって、タバコものまないし、平日は禁酒してるから、
どうしても食べてしまう。
「甘えたい」気分が文字通り、味覚にもそう訴えて、甘いものが食べたくなる。
甘いもののカロリーが高いのも理屈ではわかっている。わかっちゃいるけどやめられない。
僕のお気に入りは、ランチパックのピーナッツ、と、プッチン・プリンだ。
とくに後者は特大サイズがあるから、それをツルリと食べてしまう。
僕の母が僕が赤ちゃんの時分に乳癌で片っ方の乳房がなかったから、
プッチン・プリンは、見た目が、おっぱいみたいだから、母の無きおっぱいの補完、ともいうべき郷愁もある。
なので、ダイエットはなかなか難しいのである。
そんな僕は今日、お昼に大岡山の鰻屋へ行った。
肝焼きと白焼きと蒲焼を食べた。
となりに座ったおじいさんは店の常連のようで、酒と肝焼きを注文したが、肝焼きはもうおしまいだった。
つまり、僕が最後の1本を食べたことになり、「ないのかぁ」とあまりに悔しがっていたから、
店主に<僕の分を回してあげてもよい>といらぬおせっかいを言ってみたが、
店主は「いえいえ」と丁寧に断った。
僕は文庫本を読みながら、うなぎを食べていると、となりの常連客が帰り際にこう話しかけて来た。
「あたしも、鰻が好きでね。
本当は特上を食べたかったんだけど、今年80でね、こう見えても、年取ると食べれなくてね。上を頼んだんだ。
あなたの食べっぷりを見てると気持ち良くってね。
若いうちだから、大いに食べなさい。
年取ると食べれないから、食べれるうちにね。肝焼きは、タッチの差で悔しかったけどね」
と言い、
「すみません。年寄りの小言」とヨロヨロして店の人に心配されて、介護されて、帰って行った。
しかし、言ってることはもっともだ。
ダイエットしようなんて思っていた自分をみすぼらしく思った。
アンチエイジングなんて、くそくらえだ。沢田研二を見習え。
近頃、アンチエイジングを謳い文句にしている心療内科もあるときく。
心を扱う医療をなんだと思っているのだ。
ふざけるな!
文句があるならかかってこい。
なんなら、謝るよ。しまいにゃ、おごるよ。←往年のツービートのギャグです。
鰻屋の帰り道、今さっき、工事中の細い路地を通り抜けようとしてたら対向車に青いポルシェがやって来た。
案の定、通れるはずもなく、車は止まった。
僕は頭に来て、窓ガラスをコンコンと裏拳でノックして、運転手を呼び出した。
ナンバープレートからも読みとれる田舎者だった。
「下がれ。こんな道、通れると思っているのか。それともお前の車は、ミニカーか?」と言ったら、
血相を変えて怒って車から降りて来た。慌てて、工事現場の交通整理人が静止に来たから大事にはならなかった。
道理を言っても無理が通る世の中か、危なっかしいたらありゃしない。交通整理人もそもそも何のためにいるんだ。
まったく、世の中、狂ってる。
そんな気分を吹っ飛ばすために、これから、セーコちゃんのライブだ、新宿LOFT。
せいぜい暴れて、カロリーを消費して来る。
BGM. よしだたくろう「やせっぽちのブルース」













































































































