4/Ⅲ.(土)2023 はれ 本日R-1グランプリの陰で、第39回浅草演芸大賞授賞式が行われる。大賞はナイツ、奨励賞・劇団ひとり、新人賞・桂宮治(笑点メンバー)。
来週からWBCで昨日、大谷が合流した中日との練習試合には5万人もの人が押し寄せたとか。やはり大谷への歓声は1番デカかった。大谷翔平の二刀流は、もしもマンガだったら現実味が無さすぎると批判される、と言われるくらい、「現実」が「マンガ」を凌駕した。
そういう私もマンガを趣味にする人間であるが、この大谷翔平と言う人物に創作意欲を刺激されない訳がない。とは言え、私はもう「詩を書かない詩人」のようなもので、マンガなど描けない。そこで今の私の創作活動の中心は「脳内空想マンガ」という独自にあみだした表現方法で頭の中でストーリーを考える、という技である。ま、白昼夢みたいなものだ。
主人公は、川谷達平。大谷翔平と川原達二をミックスさせたネーミングだ。川谷達平をサッカーの選手にする。もう野球では大谷を越えられないから。私はサッカーはまるで知らないのだが、だからこそ大胆にストリーを描ける利点もある。川谷達平は、サッカーの二刀流選手である。センターホワードとゴールキーパーをする。攻撃する時は自分でシュートを決め、相手の攻撃はキーパーとして死守する。それが川谷達平、サッカー二刀流。「そんなバカな」と笑う人もいるだろうが、大谷翔平が二刀流でメジャーに挑戦と言った時、すべての評論家が「無理だ」と口を揃えたじゃないか。
まず舞台を整えよう。野球のWBCは、所属リーグと関係なく、その選手の国ごとに分かれて、どの国が強いかを競うものである。私はまず、サッカーにもそういうものが必要だと思い、それぞれのリーグの壁をとっぱらい国ごとに対戦する対抗戦をオリンピックと同じように4年に1度設けたいと思う。名付けて、「サッカー・ワールド・カップ」。川谷達平は日本代表として参加する。

川谷達平はまずホイッスルと同時にドリブルをしてその脚力の強さと確かな技術で相手をかわし、ゴール!相手のキーパーは止めようとするが、勢いに押され、キーパーごとゴール。あとは、川谷達平が相手の攻撃を防ぎまくって、1対0で勝利。
そして決勝戦。相手はアルゼンチン。世界的ストライカーの、「ゴハン」を擁する超攻撃型チームだ。

試合は、やはり川谷達平の先制シュートで始まる。後はキーパー川谷達平とアルゼンチン代表「ゴハン」の対決だ。世界中が注目する。「ゴハン」のシュートは右に左に変幻自在。川谷達平もとんぼ返りや側転でかわすが、ついに虚を突いた「ゴハン」のシュート。万事休す、と思われた時に、川谷達平が逆立ちしたまま、両脚でボールをキャッチした。どよめく会場。さらに川谷達平は両手を地面から離し、逆立ち気を付けのポーズで脚を開いて、ボールを離さず。「おっ、こ、これは」サッカーの解説者が唸った。川谷達平のポーズは、そう、「VICTORY」の「V」サインだ。

しかし、「ゴハン」も黙っていない。長身の川谷達平のボールめがけてヘディングシュートだ。しかし、それは想定内。川谷達平はここでジャンプ。「ゴハン」の頭と川谷達平の頭がぶつかる。ハムラビ法典よろしく、目には目を、ヘディングにはヘディングをだ。

「ゴハン」がよろける。それもそのはず、実はこの「サッカー・ワールド・カップ」に向け、川谷達平はブラジルで修行をしていた。ヤシの木をみつけ、ヤシの実を一つづつヘディングで割り、子供たちにココナッツジュースを振る舞っていたのだ。ヤシの実割りで鍛えらえた川谷達平の頭突きをみて子供たちは「ココバット」と呼んだ。ココナッツのココだ。

あとはチームメンバーがゴールを囲み、川谷達平が貧血にならいように庇った。右に左に、横になる川谷達平。


このままでは終われんちん、と襲い掛かるアルゼンチン代表の攻撃にはまたもVICTORYポーズとヘディングで応酬。ついに世界的大会の試合時間が終了した。第一回サッカー・ワールド・カップ、優勝は日本。MVPは、川谷達平だ。
川谷達平・物語サッカー編、いかがでしたか?著作権フリーなのでどしどし二次創作して、コミケやコミティア、フィギュアの造型師の方はワンフェスに出すなどして稼いでください。
川谷達平シリーズ、次回は「川谷達平、動物使いになる」の巻です。
心の護美箱(65)がいっぱいになったので、(66)を作りました。心の護美箱がなんだかわからない人はバックナンバーを見て下さい。ま、簡単にいうと愚痴を書き込めるページです。「非公開」希望の人はそう書いてくれれば内容はアップしません。みんながどんな相談をしてるのか、これから受診される方には必見です。ただ、その性質上、「コメントは非公開」が多いから、僕の回答しかのってない例が多いです。そんな時は、答えから「コメント」を想像してみるのも一興ですね。
さっき友人から教わったのですが、WBCの日本チームに参加するメジャーのヌートバー選手のミドルネームは、「たつじ」で愛称は「たっちゃん」になったそうです。そう呼ばないと罰金だそうです。
ここに来てまさかのヌートバーの「たっちゃん宣言」。こうなったら仕方ない初期設定を少しいじろう。川谷達平は、ハーフで正式名は、川谷ヌートバー達平、にします。どうぞ、たっちゃん、と呼んでください。

BGM.オナッターズ「恋のバッキン」