12/Ⅱ.(水)2020 はれ 野村克也死ぬ、NHK特集「江夏の21球」を思い出す。
新しい髪形は、今年はオリンピックイヤーなので、それにちなんで第1回大会はギリシャなので、青と白のギリシャ・カラーにした。ちなみに2020東京オリンピックの開催日が7/24で僕の誕生日。オリンピックみないけど。
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それでは工程を振り返ってみましょう。まずは「虹色」が色褪せてました。↓。


これをブリーチ(脱色)します。黄色が強いので、白を作るのが大変です。ブリーチを2回しました。↓。

随分、色が抜けましたね。

ここに青を乗っけます。塗っているのがそのままの色の仕上がりになる訳ではないので、ヘアカラーって面白いです。↓。


さて、白はどうやって作るか?僕は白を塗ると思ってましたが、違います。↓。

黄色を消すのは、紫なのだそうです。そこで白くしたい部分に、紫を塗ります。↓。

染料を洗い流すと、あ~ら不思議、魔法みたいですね。↓

僕は「こういう技は美容学校で習うの?」と美容師さんに聞いたら、笑いながら、「習いませんよ。学校は国家試験に受かる為だけの勉強です。色の勉強は美容師になってから自分で学びます」だって。「へ~、じゃ、医者やナースや心理士と同じだな」と思った。好きじゃないとやれない仕事ですね。
綺麗な青になりましたね。でも、ちょっとギリシャっぽくはないですね。どちらかと言えば、空色ですね。
空色の髪色で思い出すのは、筒井康隆のジュブナイル小説「愛のひだりがわ」の登場人物・サトルです。
「愛のひだりがわ」とは、近未来の日本が舞台。
幼い頃、子供の泣き声をきくと反射的に噛み付いてしまう癖のある大型犬・デンに噛まれ、左腕が不自由になった小学校6年生の少女・月岡愛が主人公。
愛は犬と話ができ、愛に噛み付いてすまないと思っているデンや大勢の犬を引き連れているので「野犬の女王」とか「犬姫様」だとか呼ばれていました。
暴力が支配する無法の世界で次々と事件に巻き込まれますが、デンや、空色の髪をした美少年・サトルや、不思議なご隠居さんや、「魔呼徒」という不良グループなど出会った仲間に助けられて危機を乗り越えていきます。
皆は競うように愛のひだりがわについて歩きます。それは左腕の不自由な愛を守るためでした。
さて問題なのは、サトルです。なんと空色の髪をした美少年・サトルは愛がとても大変な時期に「他の女の子を好きになった」と打ち明けます。その女の子は、サトルの入ってる宗教団体で「盲目の天使」と呼ばれている子でした。
可哀想に愛は考え込みます。そして空色の髪をした美少年・サトルについてこう考察します。「わたしは左手が不自由だし、そのひとは盲目。もしかして、サトルは憐れみのまじった気持ちで女性を好きになるタイプなんだろうか」と。サトルは反面教師です。
女をかどわかすための方法は、瞬発力のような一時的な情熱ではなく、細くても長くずっと寄り添ってあげる恒久性だと思いました。
BGM. 萩原健一「ホワイト&ブルー」