26/Ⅸ.(火)2023 佳子さま、コロナに罹患。色々なバッシングで免疫力が低下したのか?可哀想に。天皇陛下は公の発言で、「佳子ちゃん」と名前を呼ばれ、イメージアップを配慮されたか?さすが天皇陛下。お優しい。
「お札」をなくした代わりに買ったロザリオがちぎれた。
親友たちは「お守りが壊れるのは災いの肩代わりをしてくれたからむしろラッキー!」とか「悪縁が切れたんですよ」とか「厄祓いじゃないですかね」などと、慰めてくれる。お優しい。受付の羽田さんとは最近よく「お化けの話」をする仲で、羽田さんも慰めてくれたのだがオカルト仲間なのでそれっぽいことを言うのかな?と思ったら、「修理しましょうか?」とまさかの現実的なサポート。お優しい。今回はそんな羽田さんが入職する前の受付の記事のプレイバックです。
心の護美箱(72)がいっぱいになったので、(73)を作りました。心の護美箱がなんだかわからない人はバックナンバーを見て下さい。ま、簡単にいうと愚痴を書き込めるページです。「非公開」希望の人はそう書いてくれれば内容はアップしません。みんながどんな相談をしてるのか、これから受診される方には必見です。ただ、その性質上、「コメントは非公開」が多いから、僕の回答しかのってない例が多いです。そんな時は、答えから「コメント」を想像してみるのも一興ですね。
高級ブドウ・シャインマスカットを熊が食べたニュースがありました。人間が勝手に熊の居場所を奪っといて被害者面をするという批判もあります。人間がいなくなったら地球にとっては1番良いのだという学者もいます。厭世的ですね。
子供の頃は、マンガで「常識」を知りました。「清水の次郎長」や「忠臣蔵」や「ウィリアム・テル」は、バカボンで「習いました」。
これは「ウイリアム・テルなのだ」の扉絵。
まずはそんな知識を寄せ集め、(当時の)受付三人にそれぞれ役を与えた「柿2部作」の第1弾です。ではどうぞ。↓。
①柿と、クマと、ウィリアム・テル。(2019.11/9)
夏の蒸し暑さから一転、
朝晩の冷えと、乾燥に怯える季節となりました。
「クマはいいな。冬眠できるから。」
人間は呑気に言いますが、野生で生きていくのは過酷なのです。
山にある、あらゆる木の実などを食べまくり、冬眠に備えるのですが、
不作の年などは食べるものがないのです。
そうなると、どうなるでしょう?
そうです、人里におりてきてしまうのです。
この二匹のクマも例に漏れず、食べ物を調達しに人里へおり、
とても美味しそうな柿を盗もうとしたのでした。
↓柿を盗むクマ↓
作物を盗まれた人間様はお怒りです。
クマを駆除しろと、村長は無慈悲な決断をします。
↓村長(フラミンゴ)と駆除されそうなクマ2頭↓↓
そこへ現れたのは、英雄【ウィリアム・テル】。
彼は「駆除なんてさせない!」とクマを庇いました。
↓村長と対峙しているヒョウ柄のウィリアム・テル↓
すると村長は言いました。
「ならば賭けをしよう。おぬしの持ってるその銃で、柿を撃てるか?」
ウィリアム・テルは首を縦に振りました。
すると村長は、不適な笑みを浮かべながらこう言いました。
「その柿が、息子の頭の上に置いてあってもか?」
↓柿を頭の上に乗せられている息子↓
苦虫を噛み潰したような顔をするウィリアム・テル。
迷いに迷っていると、息子は一言
「ダッドを信じるよ」
ウィリアム・テルは柿を仕留めると約束をし、息子に銃を向けました。
息子は目を閉じて、歯を食いしばります。
その場にいた全員に緊張が走り、どこからかツバを飲み込む音が聞こえてきました。
ウィリアム・テルは狙いを定め、引き金をひきました。
その時、
バッ!とひらいたのは、傘。
ウィリアム・テルが持っていたのは、最初から銃ではなく、傘だったのです。
息子は安堵の涙を浮かべ、クマと村長はあっけにとられていました。
さっきまでご立腹だった村長は、みるみるうちに目尻がさがり、こう言いました。
「いやいや、こりゃ一本とられた!祭りじゃ!祝いじゃ!みな踊れ!(?)」
ウィリアム・テルと息子は、柿と傘を持って踊りました。
クマも一緒に踊り出します。
村長も一緒に踊り出します。
村の外でも踊ります。
この踊りは、一晩中続きました。
後にこの物語は、「大岡山名物、傘踊り」として、語り継がれましたとさ。
おしまい、おしまい。
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中学の時に悪いことをして職員室に呼び出し。てっきり怒られると思ったら、担任は何も怒らず、1冊の本をくれました。有島武郎の「一房の葡萄」のパクリでしょう。クラスメートの絵の具を盗んだ子に先生が怒る代わりに「葡萄」をあげるという話。そのことで主人公は心から反省したという物語。骨組みとしては似てますが、僕がもらった本は夢野久作の「少女地獄」でした。天才看護婦・姫草ユリ子がウソにウソを重ねて地獄へ落ちるという戒め。有島武郎の「一房の葡萄」は最後「おいしかった」としめられてますが、「少女地獄」の後味はむちゃくちゃ悪かったです。おまけにその頃、日活ロマンポルノで映画化されてたし。これは意外と担任も知らなかったんじゃないでしょうか?
さて「柿2部作」第2弾は、有島武郎の「一房の葡萄」テイストで。↓。
②柿と、貧乏と、文房具(2019.11/13)
あるところに、お嬢様学校に通う、貧乏な女の子がいました。
その子はとても秀才なため、特待生でそこの学校に入りました。
ですが、そこの学校に通う子は、自分以外、全員裕福です。
その子はひたすらに貧乏なので、お友達との様々な違いに、日々悩んでいました。
裕福な友達1「今日のわたしのおやつは、広島のもみじまんじゅう」
裕福な友達2「わたしは、プラハに売ってたチョコレート」
貧乏な女の子「いいなぁ。二つとも食べた事がないや。
わたしは、お母さんが勤めてるクリニックからもらってきた、ミルクと砂糖」
さっそく食べ始めようとした3人ですが、ここは学校の中庭。
手洗い場がありません。
でも女の子なので、用意周到です。
裕福な友達1「わたしの今日のお手拭は、三ツ星フレンチでも使ってる、これよ」
裕福な友達2「わたしは、ファーストクラスでも使われてる、これよ」
貧乏な女の子「二人とも可愛いの持ってるね。
わたしは、バイト先でお客さんが使わなかった、これ」
無事、おやつを食べ終わりました。
その後は、さすが女の子、お口のケアもかかせません。
裕福な友達1「やっぱりこれよね」
裕福な友達2「わたしはそれの新作よ」
貧乏な女の子「美味しいの?やっぱりにおいケアといえばこれよね!炭!」
裕福な友達1「おやつの時間はあっという間ね。今何時かしら?とけいで確認しましょう」
裕福な友達2「とけい、とけい、あ、あったわ。あら、もうこんな時間」
貧乏な女の子「わたしの、けいと、は時間がわからないんだ」
裕福な友達1「残った時間でシール交換しましょうよ。昨日買ってもらったの」
裕福な友達2「わたしはイギリスで買ったものよ」
貧乏な女の子「キラキラしてて綺麗だね。
わたしは手作りなんだけど、これでいいかな?」
シール交換を無事に終えた3人は、授業に戻っていきました。
次の授業は美術です。
裕福な友達1「わたしは、フランスの画家が使っているものと同じキャンバスとペンを使うわ」
裕福な友達2「わたしは世界に3つしかないキャンバスとペンを使ってみるわ」
貧乏な女の子「二人とも素敵な文房具だね。
わたしはそんな高級品持ってないから、これを使うよ」
貧乏な女の子「あはは。これじゃ、ぜんぜんかけないや…。
わたしのは文房具じゃなくて、びんぼうぐだよ…。」
女の子は、どうしてこうも違うのかと、嘆き悲しみました。
「わたしは、まともにかけるペンすら買えない」
一本のえんぴつを、小指ほどの長さになっても、大事に大事に使っていた女の子にとって、カラーペンなんて夢のまた夢でした。
そして、いいものを使っているお友達と、それを持つことすら出来ない自分を恨みました。
とうとう貧乏な女の子は、いけないことをしてしまいました。
同級生のロッカーからカラーペンを(ペン立てごと)盗んでしまうのです。
数日後、女の子は先生から呼び出されました。
先生の後姿は、とても意味深です。
「な、なにかご用でしょうか?」
女の子は、怯えながら聞きました。
とてもこわいかおです。
でも、先生は何も言いません。
何も言わず、手を前にかざしています。
『先生は怒っているんだ。わたしが人の物を盗んでしまったから』
女の子はそう気付きました。
そして、盗んだものを先生の前に置きました。
女の子は言いました。「先生、すみません。
わたしは同級生のロッカーからこれを盗みました。
どんな罰でもうけます。」
先生は女の子に聞きました。
「なんでこれを盗んだの?」
女の子は正直に答えました。
「わたしが持っている文房具じゃ、満足に絵も描けないからです。
でも、新しい文房具を買うお金はなくて。」
先生は数回うなずいたあと、女の子に言いました。
「手を出してごらん」
「これは、とっても美味しい柿だよ。これを君にあげる」
女の子は混乱して、聞きました。
「先生、なぜですか?わたしは悪いことをしたのに、なぜ美味しい柿をもらえるのですか?」
先生は一呼吸置いて、こう言いました。
「その柿で、【カキカキ】しなさい。
よし!踊ろう!」
このお話が、有名な不良更生プログラム「柿踊り」の起源である。
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さて、表題の「柿は英語で何っていうの?」ですが、答えはわかりますか?なんと「kaki」です。
BGM, 遠藤賢司「踊ろよベイビー」