韓その1~ナンタ!

ブロードウェイ(中野ではなく、ニューヨーク!)でも上演されたという、「ナンタ」を観る。ナンタとは、乱打の意味。

舞台は、結婚式場の厨房。式まで、あと1時間でフルコースのメニューを作らねばならない。                                                         そんな設定で、4人の料理人が包丁やまな板やお鍋や泡立て器など厨房のあらゆる道具を使って、軽快なビートを乱れ打つ                                           打楽器パフォーマンス。


1時間で間に合わせるため観客も舞台にあげて手伝わせる演出なので、なるべく演者と目が合わないように注意した。                                             子供の時に行った「木馬座」を思い出した。
いわゆる「オチ」にも観客が絡んでいて、グルーブ感が満載だ。まぁ、「オチ」の内容を云うのもヤボなのでよしておくが、秘密にするほどのトリッキーな「オチ」でもない。どこまでも続けられるパフォーマンスのどこかに落し所をつけなければいけない。                そういう意味では、納得の行く平和的な「オチ」だった。
リズムとテンポとアクロバティックな動きで、観客を喜ばせる。これは、舞台から客席に投げられたボール。↓。

こういうのを見せられると、世界に通用するエンターテイメントって、動きやリズムが主軸にあるんだなぁ、と思う。                                              だって、言葉がわからなくても面白いもの。
その逆、「落語」や「漫才」は日本人以外には通用しないな、とあらためて思わされた。でも、そこが優越感でもある。
BGM. 世良正則&ツイスト「あんたのバラード」


ソウル!

20/ⅩⅠ.(土)2010 寒い
夜にソウルに着く。時差がない、というのが驚きだ。
ソウルの人口密度は、東京より少し高い。韓国といえば大家族のイメージだが、最近は変わりつつあり、ほとんどが核家族で父・母・子供2人がポピュラーだという。それは、親の方が同居を嫌がるからなのだそうだ。
韓国は儒教の教えがあり、それは子供の教育はしっかりして、子は親を敬う。昔は、子供は畑仕事などをしたが、今は畑仕事などない。一方、若い夫婦は共働きが多いから親が孫の面倒をみなくてはならず、ずっといつまでも孫の面倒をみることになり、それを嫌がるのだという。勿論、全くみないという訳ではなく、実家から10分くらいのところに若夫婦がアパート(日本でいうマンション)を借り、スープの冷めない距離を保つらしい。
韓国も、幼稚園・保育園事情が大変で、私立はお金がかかり公立は競争率が高く「共働き」や「3人以上子供」などが優先され、そうなるとやっぱり親に預けるのが一番良い!となる。そうは言われても、孫を少しみるならいいが、1日相手するのは大変で、おまけに食事の支度など家事も2倍になる。だから、現在、韓国で1番ストレスを受けているのは、50代の女性なのだそうだ。
ソウル空港からホテルまで、ずっと凸凹道、まるでトロッコに乗ってるみたいに、マイクロバスは僕らを乗せてガタゴトしていた。上記した最近韓国事情は、そのバスの中でシンさんというガイドさんから聞いた話。                                            ななめ分けのロングヘアーで、田丸美寿々似の上品な美人ガイドさんだった。ホテルは、「ソウル新羅ホテル」。
BGM. RCサクセション「Sweet Soul Music」


羽田!

20/ⅩⅠ.(土)2010 
この休みは、韓国へ。羽田から国際線が飛ぶようになり、空港では提灯をたくさん下げて、広場では歌舞伎みたいなのをやって、‘和’をアピールしていた。

そんなインターナショナルな気分におだてられ、「ポケット英会話」を買おうとしたら、「買うなら、ハングル語じゃない?」と突っ込まれた。そうか!「外国=英語」だと思っていた…。
行きの飛行機では、Hちゃんから借りた諸星大二郎の「壁男」を読む。これは短編集で、「遠い国から」という異国をさまよう                                            4部作が気に入った。
BGM. 休みの国「追放の歌」


何かいいことないか子猫チャン

19/ⅩⅠ.(金)2010 あたたかい
昨日の帰り、夜の11時ちょい前、大岡山駅に変な電車が停まってたので写メしておいた。↓。

電車に詳しいS君によると、これは東急線の軌道検測車という安全確認のための電車らしい。                                                          新幹線には「ドクターイエロー」という同様の目的の車両があるそうだ。「ドクターイエロー」を見た人には、いいことがあるらしい。僕にも何かいいことないかな、迷子の猫が帰ってくるとか。
小学校の時、♪線路は続くよどこまでも~♪という歌を音楽の授業で歌わされるのを断固として拒否した思い出がある。                                          丁度、「巨人の星」に夢中になってた頃で、星飛雄馬が「ボクは父ちゃんの操り人形じゃない!」と自己主張してた時期だ。                                        だから、この歌から「親の引いたレールに乗る」とか「学校の言う通りにしないとレールを外れた」と言われる、という風なことを                                             連想し、さらにそれを、♪僕らの夢乗せて~つないでる~♪、と強引に洗脳しようとする大人や教師の陰謀に立ち向かうことで、                                         星飛雄馬と自分を対等と認めたのだ。まぁ、実際には、音楽の時間に「線路は続くよ」歌わなかっただけなんだけど。
時は進んで中学の頃、国鉄が大規模なストをして学校が休みになった。ニュースは、それでも働かなければならない大人たちが線路を歩いて出勤する姿を流した。僕は、苦々しく、「線路かぁ」と思ったものだ。
そんな僕も今では毎朝、電車に乗ってクリニックに来ている。車両に詰め込まれた自分を、「ドナドナ」の子牛みたいだなと思う。ベルト・コンベアで運ばれてるみたいだとも思う。でも、タモリ倶楽部の影響で、鉄道は、最近少し、好きになっている。
BGM. 五つの赤い風船「これがボクらの道なのか」


お口の恋人

18/ⅩⅠ.(木)2010 くもり
先日、しょこたんのライブをみに幕張メッセに行ったのだが、「海浜幕張」という最寄り駅は千葉ロッテの本拠地でもあるらしく、駅前は「千葉ロッテ、日本一、おめでとう」一色であった、という記事をブログに書き忘れてたので、今さらながら書いておこう。下は、駅前写真。↓。

駅前にはロッテリアがあり、壁にロッテ選手のパネルやユニフォームがズラリと飾ってあってベースボール・Barみたいだった。ベースボール・Bar、行ったことないけど。ロッテリアはロッテなんだ、と思い知らされた。
ロッテリアで思い出すのは、埼玉県幸手(さって)には「サッテリア」というハンバーガー店がある、という話だ。高校のころ、「ぴあ」で読んだ。松戸には「マツドナルド」があるって噂もあった。
(おまけ↓。しょこたんの5周年記念ライブ「Pink Star」に届いてた「飛び出せ!科学くん」からのお花。)

BGM. チューインガム「風と落葉と旅びと」


風邪その後

17/ⅩⅠ.(水)2010 立ち直りバージョン
さっきはネガティブだったので、挽回して明るい話題を。Kさんからもらったローソンの「けいおん!!」のファイルを紹介しましょう。↓。






これを徳田さんに見せびらかしたら、彼女は何かで知ってたらしく、「センセー、これ、超~レアですよ!!」と教えてくれた。まぁ、徳田さん、「超~」なんて言い方はしないけど。
そういえば、11月11日は中野梓の誕生日だったそうだ。ちなみに小倉優子は11月1日。
何が言いたいかと言うと、とりあえず自分の好きな物を公表しておくといいことがあるかも、という教訓でした。
BGM. 加川良「教訓Ⅰ」


風邪

17/ⅩⅠ.(水)2010 小雨
「便利」になれば「風情」がなくなる。これは仕方ない、2ついいことはない、と立川志の輔は言う。                                                        ごもっとも、僕も最近、何事にもそう思う。何か嫌な面に気付いたら、どこか良い所をみつけて、「2ついいことはない」と唱える。腹が立たない呪文。恋人でも、家族でも、学校でも、組織でも、国家でも、仲間でも、いいところもあれば悪いところもある。                 だから、もし悪い点が目に付いたら、できるだけいいとこを探して、「2ついいことはない」と相手をかばう。寛容さが増す呪文。
でも、考えようによっては、ネガティブな発想。向上心が芽生えないから。されば、バランスを取るため自分にはきびしく!!、「2つ」をとりにゆく。自分に課すものを、他者には期待しない。期待すると腹が立つから。あっ、気がつけば、ネガティブ…。
♪あ~ぁ、これも風邪のせいならいいんだけどさ♪。←これは、たくろうの唄の一節。
下は談志の色紙。「半分、あればいいや」。↓。達観、さすが。

BGM. よしだたくろう「風邪」


カッパと少女

10/ⅩⅠ.(水)2010 くもり、暖かい日
今日のお昼は、ジャジャン麺キュウリ抜き。僕の好き嫌いは激しいが、中でもキュウリが嫌い。
だから、注文はキュウリ抜き。
よく、「何故、キュウリが嫌いなのか?」とか「キュウリを嫌いな理由が見当たらない」などと言われ、めんどくさい。 
理由?。匂いかしら?。でも、スイカやメロンは好きです。だから、好き嫌い。
今は、大人なのでキュウリを食べろと強要されることもない平和な日々だが、昔は断るのが一苦労だった。
「このキュウリは、本当にウマイから食べてみろ!」って。
だ~か~ら~、嫌いだ!っていうの!。
一時期は、「子供のとき、高い所から落ちたが、下がキュウリ畑で命拾いをした。だから、キュウリを食べないようにしている」 
と言い訳を作って胡麻化したりしていた。
これはキッスのドラムのピーター・クリスが「何故、猫のメイクなのか?」という質問に、
「昔、飛行機事故にあったが、下に大量の猫がいたので助かった」と言っていたのをアレンジしたものだ。
小学生の頃、好きな女の子の家に遊びに行って、夕飯にお寿司をとってもらったことがあった。
お寿司にはカッパ巻が何本か入っていた。弱ったあげく、僕はその内の1本を丸呑みして水で流し込んだ。
すると、それをみていた女の子が、
「無理に食べなくていいんだよ」と言って、お箸で残りのカッパ巻きを自分のおけに移した。
 
僕は、それ以来、勇気をもって、嫌いなものは嫌い、と言うようにしている。
BGM. キッス「ハード・ラック・ウーマン」


めし焼きそば

9/ⅩⅠ.(火)2010 くもり
お昼、徳田さんとランチへ。メニューが新しくなっていて、‘めし焼きそば’というのがあった。                                       なんだろ?と思ったので、注文してみる。徳田さんに「あなたもコレにする?」ときくと、彼女は「私は別のにします!」とキッパリ言い切った。
先日NHKで、桂三枝が若き立川談志との思い出を語る中で、皆でレストランへ行った時に談志がチキンライスを頼んだので、
皆も遠慮して同じチキンライスにすると、談志は怒って「お前ら、別のにしろ!俺は、1人でチキンライスが食いてぇんだ!」と
注文を変更させたというエピソードを紹介し、三枝はそれをみて、「この人は、いつも他人とは違っていたい、個性を大切にする人なんだなぁ」と感心した、と言っていた。
こんな談志とあんな徳田さんが、僕にはダブってみえた。ちなみに‘めし焼きそば’は、焼きそばにお米が混じってるものだった。
そんな今日のトップニュースは、小倉優子のプロポーズ受諾だ。どんなお相手かは知らないが、いい人だといいな。                       下は昔、小倉優子からもらった年賀状。↓。

↑この衣装は、♪オンナのコ、オトコのコ♪。
BGM. 南こうせつ「僕のグラフティー」


きょうは両国

8/ⅩⅠ.(月)2010 くもり
両国にK-1を観にゆく。
70kg級トーナメントの決勝。
今年はアンディ・サワーとブアカーオが出場しないため少し見劣りするが、
魔娑斗引退後のK-1MAXの選手達のモチベーションはすごいから、内容に期待できる。
丁度、全日本プロレスが世界の強豪をズラリと並べたのに対し、
新日本プロレスのアントニオ猪木は自身の試合内容によって、
NWFヘビー級というローカル・タイトルの価値を高めて行ったのと同様に、
昔の名前にたよらず、いいものをみせていけば必ずそこに人が集まる。
そんな両国大会、僕の席はいい席で通路ぎわで、柵を挟んでとなりにラウンド・ガールが座ってた。 
だから、ずっとラウンド・ガールと隣り合わせで、まるで、ラウンド・ガールと一緒に観戦に来たような錯覚におちいった。
リザーブの日菜太や決勝戦前に登場した山本優弥は、ともに総合の選手相手に圧倒的な強さを見せた。 
とくに優弥は優しい顔して、紳士的なファイトで、鬼のような強さで、えげつなく勝ち、
「大晦日は、チェ・ホンマンとやりたい!」とリング上からマイク・アピールした。
小さいのがデカいのをやっつける!、は格闘技のロマンだ。
大晦日のお祭りを盛り上げようとの話題提供だ。MAXの選手は、こういう風に皆、意識が高い。  
トーナメントも白熱して、いい内容だった。これなら、大丈夫。目先の視聴率なんて気にしない方がいい。 
迷わず行けよ、行けば分かるさ、だ。

11月8日は、父の命日。
国歌斉唱の際、父を想い両国より手を合わせる。
家に帰り父の残した本の何冊かをパラパラとみる。
そんな命日の過ごし方でした。

BGM. 植木等、藤田まこと「今日が命日この俺の」