貼り紙いろいろ

1/Ⅷ.(火)2017 雨
ブログにも書いたし、実物を見た方もいて、心配されてるので、後日談。↓。

結局、当人がその日に名乗り出て平身低頭、「外で呑んでクリニックで捨てた」とのこと。
その日は、とても暑い日で、「太陽が眩しかったから」だって。カミュ「異邦人」か!
今回は、貼り紙特集です。今日は雨なので、足元が滑るから、受付が作った貼り紙があります。↓。

石川町のパトロールは、高齢者。大丈夫か?。↓。

そう思ってたら、防災訓練は、若手が中心。↓。でも、これ明らかに「高齢者」の上に貼ってありますね。

自由が丘の、トンカツ屋さんの店の前。「ネ」が可愛い。↓。

何かを注意する時、その理由をどこまで教えるかが問題になることがあります。
ボヤかしておいた方が良い場合もあります。模倣犯とか出るとイケナイからね。
たとえば、新宿三丁目の貼り紙。↓。

これ見て、「ここで小便する人いるんだ」とマネされたら困りますね。
だから、中野ブロードウェイ3階のトイレの貼り紙は、こんな感じ。↓。

でも、これだと、何があったんだろう?って気になりますね。
そう思って、2階のトイレをみたら、正解がありました!
おばちゃんの筆圧がすごいですね。おばちゃんとは限りませんが、おばちゃんっぽいパワーを感じる。↓。

昨日、中野に行ったら、ブロードウェイのトイレは綺麗になっていて、残念ですが、今はこの貼り紙はみれません。
さて、今日から8月です。
僕は専門誌から、コラムを依頼されていて、その締め切りが、8月中なので、しばらくそちらに集中します。
だから、ブログは、受付や心理に、8月は頑張ってもらいます。
V9の頃の巨人のなぞなぞ。「ジャイアンツがピンチになるのは、何月でしょう?」。
答えは、8月。8月は英語で、オーガスト。王がスト。国鉄がストとかしてる時代だから、なぞなぞになったのでしょうね。
BGM. 堀江美都子+ザ・モンジュ「アクビ娘」
追記、近くの駄菓子屋さんでみつけました。ろうせき、って何でしたっけ?。↓。


しょこたん30才のバースデー・ライブ~プロローグ

4~5/Ⅴ.(水~木)2015 はれ
中川翔子超☆貪欲生誕際「30だぉ!全員集合!」はTDRのイクスピアリのそばにある舞浜アンフィシアターで
2days2公演づつ、計4公演、多彩なゲストを交えて、合計約8000名のファンを動員して行われました。
4公演はすべてお祝いにかけつけるメンバーが異なり、いとうのいぢ、も来てて、初めて実物見たが、可愛かった。
4公演を続けて観ると、ステージが成熟して行く様子がみえて面白かったです。↓。

 
 

振り返ってみれば、去年は熱愛発覚でやけ酒して、しょこたん生誕ライブ行かなかったんですよね。
あの娘とスキャンダル参照。
5/5のゲストの小林幸子は、アニメの主題歌のため、しょこたんとユニットを組みました。↓。

 
 

小林幸子は、コミケ用の、さちさちにしてあげる。しょこたんと一緒に、風と一緒に、を歌う。
これは、しょこたんが初めて映画をみて号泣した映画・ポケモン「ミュウツーの逆襲」の主題歌で、小林幸子の持ち歌。
今さら僕が言うほどのことでもないが、小林幸子は、アイドルやアニソン歌手と一緒の舞台で歌を聴くと、やっぱり抜群に歌がうまい!
他が有象無象に思える。金魚の中に一匹、鯉が泳いでるみたいな。それも、 金兜(きんかぶと)。
5/5のもう一組のゲストは、でんぱ組。
でんぱ組も、アニメの主題歌でしょこたんはコラボしてて、パンチライン、を7人編成で共演。
プリチョコも一緒に歌う。でんぱ組は、面白いです。下が、しょこたん・でんぱ組。↓。

 
 

5/4のゲストは、水木一郎とPile。
Pileは近頃、しょこたんの「空色デイズ」をカバーしたらしいが、ラブライブの西木野真媛で有名だ。
しょこたんは、そのファンらしく、一般人にまじって、握手会に行ったことがあるらしい。
ラブライブの曲、ダーリン、をしょこたんとデュエットした。
下が、お花。↓。

水木一郎は、しょこたんのために、アニソンメドレー。しょこたんの好きな曲で構成されていた。
しょこたんは着替えが終わって出てくるなり、「アニキ~、バビル2世、の歌詞、間違ってましたよ」と笑って出てきた。
客席も歌ってる本人も誰も気付かなかったのに。
水木は「本当?」と聞くと、しょこたんは、「悪魔の基地をこわすため」の所を「悪魔の基地を守るため」って歌ってましたよ。
「守っちゃ駄目じゃないですか(笑)」って。しょこたんは衣装替えの最中でも、ちゃんと聴いていたのだ。
ごめん、水木一郎の写真はない。
さて、お待たせしました!次回から、しょこたんの30才のバースディ・ライブのレビューを4回に分けてお送りします。
予習(または復習)は、イースター、と、中の人
BGM.野村義男「待たせてSorry」
つづく


しょこたん30才のバースデー・ライブ~5/4-①

4/Ⅴ.(水)2015 はれ
4公演の1発目は、チケット運が良く最前列中央。
5/4は、29才最後の日、20代最後のライブであり、しょこたんも緊張。
その緊張が直に伝わってくる近さ。
高3の時、ビジー4のライブに友人と行き、客が僕ら2人でビジー4より少なく緊張したのと似てる。
お祝いだから、皆、サイリウム持参だが、僕は手ぶら。
すると、左隣のおじさん(と言っても、きっと同い年くらい)が「これ良かったら。単色ですけど」と、
赤色のサイリウムを貸してくれた。
右隣は2人組の女子高生でとにかく活発、にぎやか。
客層は老若男女だが、こんなクラスカーストの上の方にいそうな子も来るんだ。
前説の、あばれる君、の言動にも一々何か返している。
そして彼女達のすごいのは、全曲しょこたん、もしくはバックダンサーと同じ踊りが出来るのだ。
コスプレもしてないし、しょこたんのTシャツを着てなきゃ、誰のファンなのかわからない。
舞浜アンフィシアターのシートは前の席との間隔が広くスペースがあり自由に踊れるのは結構だが、
その度に、彼女のそよぐ髪や伸ばした手が僕の頬の辺りに触れる。
しかし、彼女らは、若いってそういうことなのかな、まるで正義は我にある、と言うようで、謝りもしない。
それで、こっちがよけないと、「痴漢」呼ばわりされたらたまらない。
こっちの潔白を示すのに隣のおじさん(と言っても、ほぼ同い年)だけじゃ役不足だ。
ま、そんな事態は杞憂だった訳だが。
そんなことに気を取られてるうちに、ゲスト出演などで、しょこたんの緊張もとれ、場が暖まり、ライブは進む。
しょこたんが、「この曲はピンクで統一してくれたら嬉しいな」とサイリウムの色を指定。
おじさん(赤のサイリウムを貸してくれた、多分、同い年)が申し訳なさそうな顔をするから、こっちも恐縮。
すると、隣の女子高生2人が自分達のサイリウムを僕の目の前に出して、
「これでピンク、使いなよ」と一人が言い、、もう一人が「2本持ちで」と、二人分を貸してくれる。
<いいの?>と僕。答えは、「モチのロン」。
<触られて、キモイとか言わない?>と僕。
「言わないよ」と一人が言い、もう一人が」「暗いこと言わないの!」と、サイリウムを押し付けた。
暗い?…そんなこと、親にも言われたことがないぞ。
「私達、サイリウム使わないから」と一人が踊る準備、もう一人も同様に「なくて平気だから」と。
<そうでしょうね…>と僕が言い、そのやりとりを見たおじさん(ほぼ同い年)が、「撤収します」と単色のサイリウムを引き取った。
曲はパンチライン。フリがパンチラする歌で、2人はクルっと回ってパンチラする。
奥の子が、僕を直視して、手を開いて、自分の顔の前で、指を小指から順に折り畳んで、
カモーン、みたいなポーズをとって、こちらを挑発。
僕とおじさん(同い年)は、ステージより、2人のパフォーマンスに釘付け。
この曲は、でんぱ組、とのコラボで。明日は、ゲストが、でんぱ組と小林幸子だから楽しみだ。
そして、ラストの曲は、しょこたんがバックダンサー3人と計4人で肩を組んで歌うのがサビだが、
そこで2人は僕の背中にも手を伸ばして来て、即席ユニットを組む。
そして、「隣の人も」と僕に顎で指示を出す。
そうか、あくまでも、ステージと同じに、か。すごいな。とりあえず、女子高の先生は大変だ。
こんな感じになる。↓。

しかし、僕は高1の夏、鰻屋のアキモト君とその友人に誘われて、「南こうせつのサマーキャンプ」と云う、
つま恋でやるオールナイトのライブに行ったことがある。↓。

前の晩、アキモト君ちに泊まった。
そこに出てきたアキモト君のおばあちゃんが、僕の寝る部屋を案内してくれて、振り向きザマに笑って、
「猫のシタイみたいな部屋で」と奇妙な笑い声をあげた。
僕が<猫の死体?>とビックリしてると、アキモト君が「猫の額、だよ。狭いって意味さ」と解説。
おばあちゃんは、「あたしは江戸っ子だから、ヒ、と、シ、の区別がつかなくてね」って、
ババァ、ヒ、と、シ、の区別、ついてんじゃねぇかよ!
当時はフォークがニューミュージックに魂を売り、プロテストソングとか反戦歌などなくなり、
愛とか恋の歌を、やわに、夜通し歌ってる訳ですよ。
オールナイトのライブの雛形は、「拓郎とかぐや姫のつま恋」にあると思うが、
原型は、中津川フォークジャンボリーやウッドストックにある。
夕方から始めて、深夜を越して、陽が昇るまで、夜通し、徹夜でやるライブだ。
若い男女が集い、そこから恋が生まれる幻想もあった。
だが、僕らはまだ高1でその集団に溶け込むには少し若かった。
南こうせつのサマーキャンプでも、エンディングに近付くと、日の出とともに、仲間意識が高まり、
若者達が輪になって踊るのである。それはその場の強制力のようであり、そうしないとならないような凝集性を生む。
アキモト君たちは何度かその輪に入ろうと試みていたが、僕は気が進まなかった。
なぜなら、徹夜明けの男のギラギラした女へのまなざしの中に、僕のようなチェリーボーイが参入したら、
オンナ達も徹夜明けで興奮していそうだから、ナオンの欲望が一気に僕に集中して、
(何故か、僕ら、にとは思わなかった。あくまで、僕に。アキモト君、ごめんね)
面倒くさい色恋沙汰になりそうだったからだ。
僕は男子校だったので、男の嫉妬は女の嫉妬と同じくらい面倒くさいものだと、よく知っていた。
だから僕は世代的なものもあるが、このサマーキャンプの洗礼のせいで、余計、コンサートで一体になるという空気に
嫌悪感があって、反発があって、馴染めず、遠ざかって、縁遠くなって、回避的になって、疎遠になって、孤立していて、
それを正当化していた。だから、ライブでは地蔵のようにしている。
しかし、まさかの、しょこたんLV29最後の宴で、15の夏にやり残した課題をクリアしたのである。
僕がこの年になってリベンジ出来たのである。だから、皆も出来るさ、きっと。
だって、北山修が、25才のばあすでい・こんさあと、「サムの朗読」で言っていたように、
「青春に終わりはない。始まりだけである」、だからね。
BGM.しょこたん・でんぱ組「PUNCH LINE」
つづく


しょこたん30才のバースデー・ライブ~5/4-②

4/Ⅴ.(水)2015 はれ
夜の部は、後ろの方の席。
とりあえず、サイリウムを買いました。
周りに気を使わせちゃいけないからね。学習効果って奴です。↓。

 
 

会場では、7色に変わるサイリウムが、そのイベントごとに売られるので、
熱烈なファンはその度に購入するから、2本3本持っている人もいる。
パフォーマンスステージの猛者など、指の間に1本、つまり片手に最大4本、両手に8本持ってたりする。
すごい人は、さらに口にくわえたりするから、すごすぎて笑える。
はじめてしょこたんのライブに言った頃は、こんな風にオタ芸をする人がいっぱいいた。
オタ芸をしたりレイヤーが集う場所が、世間にはあまりなくて、しょこたんが受け皿になってるのかと思ってた。
僕がはじめて行ったのは、野音かな。
一人でライブに行くのが嫌で、お友達がいない子もみたいに、人形をリュックに入れてったんだ。かつての野音の記事
初日のライブが滞りなく終って、舞浜駅への帰り道、突然「ねぇ、これからランド行くけど、行かない?」と声を掛けられた。
誰かと思ったら、1ステージ目で「パンチラ」してた女子高生2人組み。
なんでも、「今から行けば、パレードの時間だから、アトラクションに乗り放題!」と誘われた。
僕は、<明日も2公演あるしなぁ、それに君らと行くとたかられそうだしな>、と答えてると、いきなり、花火が鳴った。
彼女らは機敏で、携帯でシャキシャキ写真を撮りながら、「ホラ、少しはディズニーっぽいもの撮ったら?」と僕に言った。。
せっかくなので、僕も携帯電話を出して、写メを撮ってみる。
しかし、花火と言うのは、なかなか撮るのは難しくて、
シャッターを切ると花火が消えてたり、だからと言って早目に押すとまだ花火が開く前で。
何枚か撮ってみて、<ま、いいか>と思える写真がようやく一枚撮れた。
自慢しようと思って、<どう?>と2人に見せようと振り返ったら、彼女らはそこにはいなくって、ドロンと姿を消していた。
下が、僕が撮った花火inイクスピアリ。↓。

これで29才最後のライブが終わり。明日は、しょこたん30代最初のライブだ。
BGM.中川翔子「空色デイズ」
つづく


しょこたん30才のバースデー・ライブ~5/5-①

5/Ⅴ.(木)2015 はれ
会場の空気が出来上がっていた。前説にもアンコールがおきる程。
あばれる君は、「前説でアンコールいただくのは、はじめてです」とマジで言っていた。
志の輔がパルコの何ヶ月連続公演をやる時、必ず千秋楽に、
「今日のために練習を重ねてきました」と言うギャグを言う約束があるが、そういうのはあるのかもしれない。
仕上がり度で言うと、二日目の昼(つまり今回)が1番だったと思う。
今回の席は2階席の前の方、3回目の公演にもなると、なるほど、ここはこういうことかと判ったりもした。
僕の周りは、20代の女子達に囲まれ、左隣の一人で来てた女の子が、お誕生日ソングのサビの、
♪願いをこめて、リボンをかけて♪
の歌詞の時に、サイリウムをクルクルしてリボンをかけるみたいな仕草をすると良いとレクチャーされた。
こんな可愛い子(普通の子)がしょこたんのライブに来るんだぁと思った。
BGM.中川翔子「make a wish」
つづく


しょこたん30才のバースデー・ライブ~5/5-②

5/Ⅴ.(木)2015 はれ
しょこたんは雨女で、爆笑問題の田中も雨男。
二人で降水確率0%の沖縄にロケに行ったら、見る見る晴れ間に暗雲たちこめて台風が来たという逸話がある。
しょこたんのライブやバスツアーはいつも雨だった。
それが、いつからかしょこたんは、雨女じゃなくなった。2日間快晴だったし。
4公演ラスト。WOWOWの放送が入ってた。
開演前にファンの代表からメッセージカードが座席に配布されて。アンコールの際の「おねがい」。
そう言えば、しょこたんと言えば、アンコールの際に、客席が「空色デイズ」を歌うのが定番だが、
昨日の夜の部は一切、「ソライロ」のコールがなかった。
これは、今回、僕もすごく思ったのだが、客層が変わったのだ。しょこたんが雨女じゃなくなったように。
今回の記事では、そこを少し掘り下げてみたい。
4公演をやり通したしょこたんは感動して、「ぼっち卒業」宣言をした。
10代はひきこもりで、ぼっち星に生まれたと思わないとやってこれなかった。
20代はライブ。皆との出会い。夢がかなった。
30になり、この2daysたくさんのファンとゲストに囲まれての、ぼっち卒業宣言、だ。
でも、これ大丈夫かな?
ファン、離れないのかな?
「もうオレ(ワタシ)はいらないのね…」みたいな。
でも、今日の様子を見ていたら、それもないね。
皆、しょこたんの自己実現に我が身を投影してみているみたいだし。
特に20~30くらいの若い女性ファン、それも非オタクっぽい普通の感じ、が多かった。
しかし、年を重ねたアイドルに若いファンが新たにつく、というのは珍しいことだと思う。
今日のファン代表からのメッセージは、昔を知らない新しいファンが外来種のように増殖してる危機感ともとれる。
なぜ、しょこたんなのか?
その鍵は、「今を生きる」ではないだろうか。
精神医学的には、我々は、今を生きる、のを前提とすると、過去に生きる人を、うつ、未来に生きる人を、不安と定義する。
うつ、の人は時間軸が過去へと向いてるから、何でも「あの時ああしとけば」「あの時ああしなかったら」と発想する。
一方、不安な人はそのベクトルが未来へ向いてるから、「この先どうなるのだろう」「こうなったらどうしよう」と、
先取り不安になる。
だから、精神科医は「我々は今を生きるんです!」と言うが、
その背景には「過去があるから今があり、今をしっかり生きることが未来に繋がるのです」ということがセットなのです。
しかし、今の若い人達(若くない人もそうだが)は、今を生きるのが精一杯で、過去も未来もみてる余裕がない。
「今を生きる」のではななく、「今だけを生きている」。
今回の2daysで、予定調和的に結論めいたものは、
水木一郎の言う「今が一番楽しい」(水木はしょこたんの倍の年)、
小林幸子の言う「年をとればとるだけ楽しい」、
「しょこたんは、今を一生懸命生きてるから素晴らしい!」は非の打ち所がなく、
ゲストにその点をリスペクトされ、「年齢なんか考えないで!」と激励されて、
(これだけ、30、30、とあちこちに書いてあるから、それはそれで矛盾してて面白かったが)
「いつまでも自分らしく」「好きなことをして」みたいなことを言われていた。
そんな生き方の啓蒙が、どうも腑に落ちなかったのだが、これが実際にはスムーズに受け入れられていて、
オタク系ファン代表が警告を出す程、ファンは新陳代謝されていて、
それも若い女子が多くて、ある種、「しょこたん的生き方」みたいなものに皆が惹かれ出している。
これは危険なものを背負わされることになるのではないか?
そんなことしたら、しょこたん、おなか壊しちゃうぞ。
そんな「自己実現」とか「ぼっちが陽の目をみる」とか「こんな私だって、いつか報われる」なんてサクセス・ストーリーは、
AKBの指原さんとか、でんぱ組にまかせておけばいい。
しょこたんが背負わされて走らされようとしてる道の先に、言っとくけど、水木や幸子はいないぞ。耳など貸すな。
そんなものを、しょこたんに背負わせてはいけない。オレが阻止する。
今回は、しょこたんの30才のバースディ・ライブのレビューだったが、実はしょこたんは、32、という数字を何度も口にしていた。
32、はしょこたんがとても大切にしてる数字で、敬愛するブルース・リーが死んだのが32才。
そして、しょこたんの父親が死んだのも、32。
もう正直、今回でしょこたんのコンサートはやめようと思っていた。
去年のバスツアーは、ベルハーの2ndワンマンと日程がダブり、ベルハーをとってしまった。
しょこたんは、ぼっち卒業、だって言うし、もう見届けたと一瞬思った。
しかし、何やら雲行きがおかしい。
今回、ライブで流されたVTRで、中川翔子の歴史みたいなものを振り返る映像があったが、
それをみたしょこたんの感想が、「走馬灯」。
走馬灯、って死ぬ時にみる、思い起こすものの表現じゃん。
にわかによぎる悪い予感。しょこたん、32才、死亡説。
僕はしょこたんの応援をここで一区切りにしようと思っていたのだが、33までは見守ろうと思い直した。
33、って女の本厄じゃん。
BGM.中川翔子「愛いっぱい、せいいっぱい」
つづく


しょこたん30才のバースデー・ライブ~エピローグ

1/Ⅷ.(火)2017 曇り
しょこたん30才のバースデー・ライブは、2015年の5/4&5/5に行われたので、記事にするのに2年以上かかりました。
しょこたんは、現在32才(!)ですが、2020東京オリンピック「マスコット選考検討会議」のメンバーに、委員として選ばれたり、
手塚治虫原作のちょっとブラックなショートな作品「上を下へのジレッタ」のミュージカルに主演女優として出たり、↓、

夏休みに公開される「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」に声優出演決定。
役柄は、ポケモンセンターでポケモンを回復してくれるお姉さんの“ジョーイ”さんです。↓。

今年もバスツアーやディナーショーと大活躍です。
人の寿命を勝手に決めるな、って話しでした。しょこたん、32才、絶好調です。↓。

皆さんは、ミスiDをご存知でしょうか?
講談社が主催する女性アイドルオーディションだが、プロアマ問わず、美少女原石のみならず、ひきこもり、サブカル系、
など、ちょっとユニークなオーディションです。
ミスiD2018は、ゲスの極みと未成年飲酒騒動になった、ほのかりん、が復帰の場に選んだことで注目度がアップしていて、
個人的には、ゼアゼアを脱退した、さえき、がベルハーっぽい衣装で出てることに関心がある。
そのミスiD2018のテーマが、「ぼっちは、世界を変える」だ。
あれから2年、時代がしょこたんに追いついた。
BGM. ボブ・ディラン「時代は変わる」


夢の展覧会(総天然色カラー版)

25/Ⅶ.(火)2017 はれ 7/24&25は国会は閉会中審査、カワクリは7/24川原・7/25大平と誕生日ラッシュ。
去年の10月頃、
色々と大変だった僕はブログの記事も書けず、
仕方なく、高校の頃からつけていた夢日記に、時々、挿絵も添えていたから、
それらをアトランダムにピックアップして、夢のイラスト展覧会、という苦肉の策を載せました。
それが殊の外、好評でしたものですから、世の中とは不思議なものですね。
そこで、今回の企画は素晴らしいですよ。(これが本当の自画自賛ですね)
受付の大平さんに、元のイラストに塗り絵の要領で着色してもらい、リニューアル。
題して、夢の展覧会・総天然色カラー版!
下が、現存する最古の夢日記ノート。1981年ということは…36年前のもの。↓。

36年前と言えば、大平さんはまだ生誕してないですね。
でも、この夢日記を書いてた(描いてた)僕は、10代後半~20才そこそこですから、
今の大平さんにとっては、川原先生の絵ではありながら、年下の男の子~タメの年齢の絵です。
どんな気持ちで塗り絵をしたのでしょう。
そんなタイム・パラドックスも味わいの一つとして、どうぞご賞味下さい。
それでは、ここからは大平っちにバトンタッチDEATH!
 
 
こんにちは。受付、大平です。
鑑賞方法の説明です。
・作品タイトル&先生の当時の年齢→先生の夢のイラスト(プレーン)→総天然色カラー版→大平のつぶやきコメント、の順です。
それでは、ごゆっくりお楽しみ下さい。
 
 
・カラス貝のマニキュア女vsトラディショナル・ブルー~瞳~少年風(1981.9月:川原少年19才の作品)



カラス貝は黒?色っぽいは何色?紫かな・・・
 
 
・伊藤つかさは、トマソンがお好き(1982.1月:川原少年19才の作品)



左下の謎のポーズをしてる3人組みがお気に入りです。
 
 
・貪婪(どんらん)…非常に欲が深いこと(1982.1月:川原少年19才の作品)




これ、私が塗ったんじゃなかったりして・・・
(だから塗り直し)


魔法の書を読み始めた感じで色を塗ったんですが、タイトルは貪婪だったのですね・・・
 
 
・手のひらを太陽に(1982.1月:川原少年19才の作品)



こういうポスター学校とかに貼ってありましたよね。
 
 
・もう君に逢うこともない、心は揺れても(1982.2月:川原少年19才の作品)




北京のバッグが気になると川原先生に話したら、本当に先生が持っていたバッグらしいです。
 
 
・小田急線のひとコマ(1982.2月:川原少年19才の作品)



この絵、座ってるとこ上手くかけてますよね。
 
 
・本厚ちゃん(1982.3月:川原少年19才の作品)



かわいくしたかったのに無理でした・・・。
 
 
・キヨシローのまね(1982.3月:川原少年19才の作品)




カラフルにすればそれっぽく見えないですか?
 
 
・川守田(1982.4月:川原少年19才の作品)




川守田さんは先生のお友達です。
 
 
・一人になりたい…ううん、一人がいやだから。(1982.7月:川原少年19才の作品)




後ろにいるのはサメなのでしょうか?・・・えぼし岩だそうです。
 
 
・伊代はまだ(1982.8月:川原青年20才の作品)



腕が長いですね。先生が20歳の頃、松本伊代が流行っていたんですかね。
 
 
・天才の誤算(1982.9月:川原青年20才の作品)




靴が素敵なんですよ。
 
 
・テスト前日(1982.12月:川原青年20才の作品)




こういうよく分からない絵を塗るのって楽しいです。
 
 
・物理ダメ(1983.2月:川原青年20才の作品)



これ,左側にスイーツ隠れてたんです。
 
 
・ダルなboyは、Love is Real.(1983.3月:川原青年20才の作品)



『Maiこ』ちゃんは先生の好きだった子ですかね?私には『Maiこ』に見えたんですが、
『Maiこ』じゃなくて『Mari』だったんですね・・・
 
 
・マリン・スポーツ(1983.5月:川原青年20才の作品)



ドラえもん、オバQ、いしのまこ、カバ・・・なぜかカバ。
 
 
・カルピス(1983.5月:川原青年20才の作品)




カルピスのボトルに書いてある帽子をかぶったやつが可愛い!!
 
 
・誕生日。小指と小指をつないで歩く、理科室でキス(1983.7月:川原青年20才の作品)



理科室のガイコツ懐かしいですね~
 
 
・夢見る年頃~36/38≒95(1983.8月:川原青年21才の作品)



夢の展覧会の絵の中で私が気に入っている第3位。
 
 
・野球大会(1983.8月:川原青年21才の作品)




先生の書くドラえもんは丸くない!
 
 
・クリスマス・イブ(1983.8月:川原青年21才の作品)




夢の絵の中で1番かっこいい絵だと思います。
 
 
・恋人峠の昼下がりPart.2(1983.9月:川原青年21才の作品)




夢の展覧会の絵の中で私が気に入っている第1位。
 
 
・すっかりトロピカル(1985.7月:川原青年22才の作品)



陽気な感じと南国な感じが夏にピッタリの絵です。
 
 
・明日のイブはRC(1985.12月:川原青年23才の作品)



8時42分に何が起こったんでしょう。
 
 
・オキドキの古着で遊園(1986.5月:川原青年23才の作品)




ベレー帽といえば赤です。これもしかして塗り途中かもです・・・。
(それを完成)


「オキドキ」って川原先生はお店の名前と言っていましたが、私はマリオが思い浮かびます。
 
 
・直ちゃん(1987.6月:川原青年24才の作品)



これは塗りやすい絵だったんですが、サインペンで色を塗るのは難しくて、
色鉛筆にすぐに戻しました。
 
 
・Hanesの白のTシャツに血を滴らせてしまった(1987.6月:川原青年24才の作品)



私も白い服にシミができた時こんな顔します。
 
 
・元・日本軍の男と、ユキヒョウ(1987.7月:川原青年24才の作品)




「ユキヒョウはどこにいるんですか?」と塗っている時に不思議でしょうがなかった絵。
 
 
・大船観音がくずれた(1987.7月:川原青年24才の作品)




観音様のお顔だと気づかず、先生に言われて気づき塗り足しました。
 
 
・みつけてくれたらキスしてあげる(1987.7月:川原青年24才の作品)



真ん中の子にと左の子にかわいさをプラスしました。気づきましたか?
 
 
・甘くて冷たいアイスクリーム・ベイビー(1987.7月:川原青年24才の作品)



この絵のタイトルを知らない人から「31アイスみたいだね」と言われ
塗り絵レベルが上がったと実感し嬉しくなりました。
 
 
・気がつけば兵隊(1987.7月:川原青年24才の作品)




みんなの表情がいい。
 
 
・眠れ。ライオネル・リッチーの墓の上(1987.7月:川原青年24才の作品)




どんな色で塗っていいかもわからなくなってしまった絵。
 
 
・スタン・バイ・ミー(1987.8月:川原青年25才の作品)




暑い日は海辺でのんびり、いいですよね。
 
 
・ニース予想図(1987.8月:川原青年25才の作品)




ニースってフランスのニースですかね?噴水あるんですか?
 
 
・アイスもハシャいでる、僕は日焼け(1987.8月:川原青年25才の作品)



また、アイス!後ろの2人は羨ましがってるのかな。
 
・ダチョウ(クジャク)ともも焼き(1987.8月:川原青年25才の作品)




ダチョウ(くじゃく)って全然違う鳥だけど・・・
 
 
・僕は照れる(1987.8月:川原青年25才の作品)




川原先生はいったい何に照れたのか?
 
 
・新宿地下の靴専門店(1987.8月:川原青年25才の作品)



この失明者用の靴は指の先が触覚の様に動くと先生が説明してくれました。
 
 
・過ぎ行く夏を惜しんで~絵を描く2人の少女(1987.9月:川原青年25才の作品)




最初に先生が少しだけ色を塗っている絵は色を塗るのがラクです。
 
 
・念力(1987.9月:川原青年25才の作品)




念力は見えないから何色にしようか迷いました。
 
 
・さっきまでの競争のつづきだ(1987.9月:川原青年25才の作品)




人を緑色で塗ったらハルクみたいにみえますね。
 
 
・渡り廊下の窓から連中が手を振る(1987.9月:川原青年25才の作品)




 
渡り廊下だと気付かず、カラフルにしてしまいました。
ちなみにこの絵左側にいるのは川原先生で
研修?授業?かなにかをさぼって帰るところのだそうです。
手に持っているのは白衣だと言っていたのですが、
私には抱き枕かぬいぐるみに見えました。
 
・脳外科はじまる(1987.9月:川原青年25才の作品)




これは一体何でしょう???
 
 
・お前はストーブの前でのびていた。あくびしかしなかった(1987.9月:川原青年25才の作品)



これ、色を塗っていたらよく分からないパーツがあって、そこだけ着色しませんでした。
 
 
・聴神経腫?すぐに手術(1987.10月:川原青年25才の作品)




わかめ・・・
 
 
・宙に浮く機械(1987.10月:川原青年25才の作品)



宙に浮く機械!夢っぽいですね。
 
 
・すいみんやくが欲しい(1987.10月:川原青年25才の作品)




夢の展覧会の絵の中で私が気に入っている第2位。
 
 
・明るく生きるコト(1987.10月:川原青年25才の作品)




川原先生はカラフルなボーダーが好きらしいです。
 
 
・サンボのジャケット(1988.7月:川原青年25才の作品)




サンボってなんですか?っと聞いたら格闘技の雑誌を川原先生が見せてくれました。
 
 
・オバQが正ちゃんのクラスの記念写真に写ってしまった。皮膚科テスト、60点。(1988.7月:川原青年25才の作品)



記念写真にオバQ写ってたらおもしろいですよね。
 
 
・ウサギに乗って空を飛ぶ(1988.12月:川原青年26才の作品)




いい夢ですね~。ウサギに乗ったらもふもふなのか。
 
 
・うその固まり(1989.1月:川原青年26才の作品)



「きみだけに話すんだけど・・・」て誰かに話すと皆に知られていた小学生の時を思い出しました。
 
 
・すべては幻想である(1989.1月:川原青年26才の作品)




ヒョーロン家が怪しい。
 
 
・柔道(着)一直線!激しい視線の火花が散る(1989.4月:川原青年26才の作品)




三角関係ですかね!!!
 
 
・世代交代の口約束(1995.3月:川原中年32才の作品)




先生の描く力士はなんだか可愛い。
 
 
・2002.8月6日からの夢日記の表紙:先生不惑の40才の作品




この夢の絵に色づけするとき『これは何だろ?、川原先生の夢だからこんな色でもいいかな』と、
タイトルを教えてもらうまで何の絵かも分からなかったり、
普段の私だったら使わないような色で塗ってみたりという絵がたくさんありました。
自分じゃない誰かの絵を塗るのって面白いですよね。
それが川原先生の描いたなんか可愛くて奇妙な夢の絵だからもっと面白い。
何ヶ月かのあいだ、受付業務の合い間のちょっとした楽しみの1つでした。
川原先生が最初にかいていましたが、この夢の絵の中には
私より若い頃の先生が描いた絵もあるんですよ・・・。
なんだか不思議な気分になりますね。
BGM.OH MY GIRL「Coloring Book」


誕生日だ、ゴー!ゴー!

24/Ⅶ.2017(月) はれ、去年は絶望音楽祭
今日は誕生日ということもあり、美容院に行って、夏らしくなった陽気に合わせて、髪の毛をスイカ色にして来ました。
原色をカラーリングする時は、ブリーチと言って、一度脱色してから、色を乗せるので、時間がかかります。
今、思えば、その時間を有効利用するために、ネイルを始めたのでした。
しかし、この3月に馴染みのネイリストさんがやめてしまい、春はお別れの季節でした。
元・文房具屋の現・ネイリストの知り合いが、もっと上手にアニメネイルを描ける所を幾つか紹介してくれましたが、
意外と男性の入れるネイルサロンは少なく、どこも新宿二丁目だった。別にいいのだが。
色々考えたが、縁あって、新人のネイリストさんが僕の担当になったのだから、よそに行くより、彼女を育てることにした。
前のネイリストさんには、お題を振って、即興で、制作させていた。
その方式を踏襲して、インスピレーションのシンクロ率を上げて行こう。僕のネイリスト参照。
とは言え、新人だから、準備の時間を与えようと数日前に、案をFAXしておいた。
元の原稿が手元に残ってあるので、それと実際に出来たネイルを皆さんに見比べてもらおうというのが今回の趣旨です。
まだ新人のネイリストだから、正直、下手ですが、一生懸命やってるので、どこか良い所を汲み取ってみて下さい。
原案は下書きなしのボールペン描きなのですが、それを受付の大平さんが彩色したカラー版をお見せします。
右手のテーマ、「不良のブレーキになるネイル」。
その不良は一匹狼。校長に、ケンカをとめられた。今度、人をなぐったら退学だ。それを知って図に乗る敵対勢力。↓。

さぁ、そこで出番です!ネイルをしましょう。↓。

挑発を続ける番長。↓。

若さゆえ、我慢が出来ない。これで退学か…。↓。

しかし!ネイルに気付いたぞ!不良のケンカはとめられたか?。↓。

しかし、最後の2コマ、色がついてなかったら、同じ人物に見えないですね。我ながら、へた、ですね(笑)。
そこで、ネイリストさんが提出してきた宿題は、これ。
親指が、退学に気付け!、の「!」だそうです。↓。

その他の指は、薬指が「ケンカしないで~」と泣いていて、不良だから金髪をイメージして金色を散りばめたそうです。↓。

面白いなぁと思ったのは、向こうに送った資料は白黒なのです。
それなのに、ネイルのベースに使われた色と大平さんの主人公のシャツの色が、たまたま一緒です。アオハルのアオです。
シンクロして来ました。いい傾向です。次は左手です。
妹が出来てから両親の関心は妹が独占。さびしい気分の少女がいました。
マンガの一こま目は、少女の心が不安定な足場にあることを表現したのですが、
大平さんは、のんきな物で、「この子、竹馬に乗ってるのですか?」ですって。あやうく、楽しんでる少女になるとこでした。↓。

さびしくなると、口唇期(こうしんき)退行(たいこう)というのがおきます。
平たく言うと、おっぱいを吸ってた赤ちゃんの頃に心理的にさかのぼるのです。
それが無意識に行動に出ますから、指しゃぶりや爪かみや、過食とかタバコとか酒飲みもそうですね。
違う形で昇華して唇を使う人もいますね。トランペットを吹く、とか、一人カラオケに行く、とか、おしゃべりをするとか。
少女は、爪かみ、にしました。↓。

物語が突然、急展開。少女はガンになってしまいます。↓。

まるで「巨人の星」のマドンナ・日高美奈が爪の気になってるところをいじって死んだ、ような無茶をマネしてみました。
もうこれ以上、爪を噛んではいけません。ここでネイリストさんの出番です。↓。

それでも、少女の心のブラックホールが埋められるものでもありません。
少女は、医者にとめられていても、つい、爪を…。↓。

しかし!ネイルに気付いたぞ!きれい、と言ってるぞ。左手はさびしい女の子の爪かみをなくすデザインで。↓。

ネイリストさんの作品はこれです。キラキラしたものや飴玉で甘やかすのも甘えられない人には有効ですね。↓。

その結果、親指は、ニコニコになります。勿論、背景はブルーが正解でしょう。↓。

と、こんな感じで一つ、年をとりました。
お誕生日メッセージを下さった方、フライングの方も、まだの方も、ありがとうございました。
BGM.RCサクセション「こんなんなっちゃった 」


3部作-①アイデンティティーを考える

22/Ⅶ.(土)2017 18日連続の真夏日
アイデンティティーと言えば、みうらじゅん、のマンガ「アイデン&ティティ」が面白いですね。
1.でボブ・ディラン、2.でジョン・レノンが主人公の前にあらわれて、メッセージ(彼らの歌詞の引用)を送り、
主人公(バンドマン)が商業主義的な「ロック」の流れに抗って、社会にプロテスト・ソングを発表してゆく成長物語。
バンドマンを自分の職業(立場)に置き換えてみると良い。
ちなみに、ディランとジョン&ヨーコは主人公にしか見えないし、その声は彼にしか届かない設定。
裸の王様、の逆パターンですね。あれ、同じかな?
下が、みうらじゅん、の「アイデン&ティティ」の載ってた雑誌。↓。

カワクリでは、今、アイデンティティーを考えるキャンペーンをやっています。
しあわせの基準がわからない現代、不幸の基準もわからない。
高学歴の人がバカなことをやっているニュースが毎日、聞こえる。
勉強だけ出来てもダメなことは、もはや国民に啓蒙されたのではないか。それなのに、勉強しろ、と言う。
わけがわからない。青春はどうなる?
利口の基準もバカの基準もわからない。
自分が利口かバカかもはっきりしない。中途半端もつらいぞ。
いっそのこと、ぐうの音も出ない理論で、お前はバカだ、と納得させられたら、むしろ楽に生きられそうだ。
自分はバカだと思っても、バカの考えだから反対なのかも。じゃ、自分は利口か!やったー。
こんなことを毎日考えている。多かれ少なかれ、みんなも同じじゃないか?
自分とは何物か?それを、ここではアイデンティティーと呼んでみる。
イジメやハラスメントなどの外的なストレスは、耐えたり、逃げたり、工夫してしのぐのだが、
内面的なアイデンティティーは、外的なストレスと同じくらいやっかいだ。
アイデンティティーには身分証明の意味もあるが、
自分が所属する準拠集団(学校・会社・家族・都会・男/女役割etc.)
の求めるものと己の価値観に差がありすぎて、しっくりこない。
昨日や今日に始まったことでもない。
そういう意味では、逆説的だが、アイデンティティーがわからない人生こそが自分のアイデンティティーだ。
これじゃ、禅問答か言葉遊びで、まるで答えになってない。世間はそんなに甘くない。
そこで、お待たせしました、今回のキャンペーン!
自分の歴史やルーツや生い立ちや風土や文化を専門家と一緒に見つめ直し、アイデンティティーを考える。
そういう作業がカウンセリングなのだと考えている。
※詳しく知りたい人は受付に。カワクリ心理部門が作ったパンフレットあります。
BGM. さくら学院「アイデンティティ」