31/Ⅷ.(木)2017 雨、のち、くもり
ついに、8/31、コラム脱稿。あとは校正のみ。
この間(かん)、ブログは、「カワクリ心理インビテーション」が目玉でしたが、盛り上がりはどうでしたか?
ブログのシステムは、記事をアップした時点で新しい順にトップに出るから、
「きっと浮かない」→「インビテーション①」→「②」→「③」、と順番に読めるように工夫して出したのだけれど、
③のあとに、ソネさんの「人間失敗作」があるから、まるでこれらを踏み台にして「人間失敗作」がトリみたいになっちゃって、
「人間失敗作」の反響が一番デカかったですね。
まぁ、心理部門も頑張っているんですが…。
この間(かん)と言えば、24時間マラソンを今年もやっていましたね。
いつも思うのだけれど、あれは大変な荒業でやり遂げるのは立派な偉業だと疑わないが、
あれだけテレビ局や芸能人や観衆など皆が応援してくれりゃ、俺でも出来るよ、と思ってしまう。
応援と言えば、でんぱ組の、えいたそ、が言っていたが、発声には腹筋を鍛えるのが大事らしい。
燃焼(?)というアプリがあって、それを使えば、腹筋をすると二次元の男の子が甘い囁きで応援してくれるらしい。
良い事を聞いた。
それに倣って、コラム作成中は、自分の妄想力を駆使して、好きなアイドルに応援してもらうイメージを抱いた。
妄想力と言えば、僕は結構自信があって、学生時代はよく授業中にマンガを描いていた。
ルーズリーフに描いて、皆に回して見せてたものを、丁寧に回収して集めてくれてた人がいて、
当時の物が僕の手元にコレクションされてあるのです。
それをラミネートしてクリニックの何ヶ所かに貼ってあるから、見たことある人もいるでしょう。
19-20才頃の黒歴史です。
受付カウンターに、「浪人の頃」。↓。
僕のマンガは基本的に左上から下へ、そして右上へと、つまり、漢字の「川」の字の書き順のように見るのが、
ならわしです。
受付カウンターの喫煙所寄りには、「傷だらけの宇宙人」&「シブイ男」。↓。
自動ドアの内側の壁には、「走れ!メロス」。これは未完です。案が尽きました。誰か続きを書いて。↓。
さてここで、未発表の作品を紹介してしまいましょう。
電子書籍風に(電子書籍、読んだことないけど)一コマづつ、アップしてみます。
まずは、「グッドバイ」。↓。名前の先頭だけを赤くしたのは、江戸川乱歩のマネです。
僕の描く、思い切り気障な男、はこんな感じです。クールでニヒル。口はアヒル。↓。
僕の描く可愛い子ちゃんは、こんな感じです。髪のカールは、横山ノック、を意識しています。↓。
この描写は、ギリシャ神話の、ダフネ、をモチーフにしています。↓。
なるべく非情な男にしてみました。↓。
⑥のコマは気になりますね。女の子が、木になります。↓。
「なに、この男?」って感想が正解です。↓。
次いで、「吊り皮と少女」。↓。
向ヶ丘とは、向ヶ丘遊園。つまり、この電車は、小田急線の上りですね。↓。
この男のモデルは、ジェームス・ディーンです。↓。
この少女のイメージは、川守田です。(夢の展覧会、にも頬杖ついて出てきます。)↓。
指、つってますね…。↓。
掃除の時間に、ほうきをギターにする奴もいましたね。↓。
ジミーと川守田のツーショット。吊り皮が意味深な存在感を示します。↓。
ホラ、見ろ。ブラ下がった。↓。
ジミー、大丈夫か?捕まるぞ。↓。
このコマを「好き」と野球部の、ヨネシマ先輩、は言ってました。当時、大学4年生だった人。ポジションは捕手。↓。
要は、この男、学校をサボったのです。書を捨てよ、町へ出よう、という訳ですね。新宿に何かあるといいですね。↓。
前に、「夢の絵」を受付の大平さんに総天然色版にしてもらったことに味をしめて、
このマンガも色つけてくれないかな、とも思うけど、
白黒は時代を感じさせて、ネイキッドな味がありますね。
明日から、9月。大相撲のシーズンだから、僕と受付3人の競作がお披露目されるはずです。
近いうち、その記事も紹介されることでしょう。心理の企画は終わりでいいのか?
BGM. 古井戸「さなえちゃん」
外来語の発音
30/Ⅷ.(水)2017 晴れ、のち、雨
こないだまで、マック、か、マクド、か、マフィン対決をしてましたね。↓。
英語に詳しい友人に聞いたら、マクドナルド、の発音は、マックダノー、だそうです。
下が、大岡山の、マックダノー。↓。最後の、ドをド、と発音するとかなりダサいそうです。
でも、外来語が訛ってそのまま日本語に定着した例はままあって、ポルトガル語だけど、
カラメル→キャラメル、とか、テンぺーラ→天麩羅、とか。
キャラメル包装、をわざわざ、カラメル包装、と言い直さないし、
天麩羅そば、を、テンペーラそば、なんて注文したら、蕎麦屋はビックリだ。
だから、マック、と、マクド、はそのままでいいのだろう。
マックダ、なんてきちんとした発音で略さなくていいと思う。
発音が良ければ、良いというものでもあるまい。
昔、RCが「サマーツアー」という歌で、夜のヒットスタジオ、に出た時、司会の井上順が曲紹介で、
「サマートゥア~」と言って、<ちげーし!>ってすごく不愉快になったことを思い出した。
下のフィギュアは、ウルトラマンタロウに登場した、テンペラー星人。↓。
今日、お昼におそば屋さんで、天麩羅そば、を食べた。後のせ、サクサク。↓。
せっかくなので、テンペラー星人、と、天麩羅そば、を一緒に写してみた。↓。
コラム締切まで、あと1日。夏も終わる。
BGM. RCサクセション「サマーツアー」
この世は夢。夢の夢こそ…
29/Ⅷ.(火)2017 晴れ、暑い
昭和33年、長嶋茂雄が巨人に入団した年、日本シリーズは巨人VS西鉄ライオンズ。
球界の紳士・巨人軍に対し、西鉄は野武士軍団、濃いキャラの大下・中西・豊田・稲尾…。
巨人の監督が水原で、西鉄が三原という因縁もあった。(三原は巨人を追い出され都落ちして九州へ)
日本シリーズは7戦して先に4勝した方が優勝。それは今も同じ。
巨人がいきなり3連勝。西鉄は後がない。
そこで「三原マジック」と言われた三原監督が出した指示は、「明日のことは考えず今晩は呑んで来い」。
野武士軍団は真に受けて朝まで呑んだ。
第4戦。巨人のキャッチャーが気持ち悪くなるほど、西鉄の選手は酒のニオイをプンプンさせてバカスカ打った。
これぞ、三原マジック。西鉄は勢いに乗って、球史に残る3連敗から4連勝で、逆転の日本一。
ここでの教訓は、追い詰められたら、思い切った気分転換をした方が良い。
コラムは8月末が締切です。
27(日)は、美容院と戸川純のライブ。
28(月)は、新宿に眼鏡を取りに行くつもりが、予定は未定、両日とも出かけず、2日で40時間くらい寝た。
日曜は、目覚ましが鳴る中、「外見をいくら飾ったって人間は中身だぜ」と睡魔が囁き、
「でも、美容師さんが待ってるよ」という天使の声を完封した。
疲れが蓄積していたのだろう、僕は泥のように寝てて、翌日も同様。
しかし、昨日は新宿駅で白煙事故が起きてたらしいから、結果オーライ、寝てて良かった。
40時間も寝てるとは言え、夢の見通しで、一睡もしていないみたいな錯覚だ。
例えば、僕は美術系の予備校に深夜に忍び込んだらしい。
そこには僕以外誰もいなくて、だだっ広い教室で僕は自分の存在が無に等しいと感じる。
それと同時に、無、という存在に気付けて僕は生まれて初めて自分の実存を実感出来た。
隣の部屋は映画館。
深夜だから誰も観客はいないみたいでスクリーンの前に薄いカーテンが引かれている。
僕は最前列まで行き、舞台に飛び乗って、即興で演技をしてみた。
薬師丸ひろ子の「Wの悲劇」をイメージして。
すると客席にはチラホラと人がいた。
どうやら、スクリーンの前のカーテンも演出だったようだ。
まずい!
僕は舞台から飛び降りて、前の扉から走って逃げた。一目散に逃げて、しばらくして後ろを振り向いたら追っ手は来ない。
僕は、<な~んだ、実験映画だったのか。だったら銀幕に向って立ち小便でもしてやりゃ良かったぜ>と、
安全が確保されると強気になった。
その他にも、東京ドームで野球をやったり、青山のトンカツ屋で注文を間違えられたり、不倫調査の片棒を担いだり、
中野駅で痴女集団にストーカーされたのを、自慢の脚力と時刻表のトリックを使って、まいてみせたりして、
夢の中でも大忙し。
そして長い眠りから目を覚まして、朝、テレビをつけたら、北朝鮮が3発ミサイルを撃ったと言っていたものだから、
夢より現実の方が突飛だった。締切まで、あと2日。
BGM. シーナ&ザ・ロケッツ「ユー・メイ・ドリーム」
変判
25/Ⅷ.(金)2017 晴れ、暑い
コラムを依頼された専門誌は、元はと言えば恩師が立ち上げた季刊誌が発展したもの。
恩師は、5/18問題、で煮詰まった時にも発破をかけてくれた切り札だった。
そんな恩師はもう死んじゃった。
もし生きていたら僕の文章がその本に載ることをさぞかし喜んでくれたことだろう。
飲兵衛だったから、きっと高い店で奢ってくれたかもしれない。
恩師は死ぬ前は隠匿生活をしていたから、死ぬ前に無理矢理会いに行こうと企てたけど、断りやがった(笑)
それにつけても、早く原稿仕上げなきゃ。
タイトルだけは決めたんだ。
2つ案があって、
「愛は変わらず落とし技」か「愛は判らず落とし技」。
受付に緊急アンケートしたら、「愛は変わるよね?」「でも変わらないと信じたいじゃない?」と白熱した討論の末、
前者になりました。
推敲が、「僧は推す月下の門」と「僧は敲く月下の門」を何度も考え抜いて作り直したのと、僕的には同等です。
タイトルだけだけど…。
「愛は変わらず落とし技」とは、「川原」と恩師の名前、をアナグラムにしたものです。
これで恩師の名前が判った人がいたら天才です。締切まで、あと6日。
BGM. ゴダイゴ「ビューティフル・ネーム」
途中経過を報告すれば色んなことがありまして
25/Ⅷ.(金)2017 晴れ、暑い
今はコラムの執筆中。
休みの日もクリニックに来て書いてる。
大岡山北口商店街に開業して10年だが、はじめて珈琲館に入った。
僕は珈琲は嫌いだが、コーヒー牛乳は好きなタイプ。
同様に、珈琲は飲めないが、コーヒーゼリーは時々コンビニで買ったりする。
下は、珈琲館で注文した「コーヒーゼリー・シンフォニー」。↓。
さすが珈琲館は珈琲の専門店です。
コーヒーゼリーも珈琲の味がしました。
だから珈琲が苦手な人はちょっと…
でも、ネーミングは洒落てますね。
実は、心理のキャンペーンも「カワクリ心理インビテーション」と「カワクリ心理シンフォニー」で最後まで悩んでました。
バカみたいでしょう?
バカと言えば、眼鏡のネジがバカになったので新しいのを作りに出かけた帰り道、高野フルーツパーラーに寄りました。
岡山県産・桃のパフェ。↓。
知っていました?
フルーツパーラーって、男1人で来てる客が意外と多いんですよ。
僕はメカに弱いので、こうやってスマホで写真が撮れたり、保存出来たり、写メを送れるのが怖いです。
こないだ遺産相続で揉めている親戚に、間違って、フルーツポンチ、の写メを送ってしまいました。
すえ恐ろしいですね。
それにつけても、早く原稿仕上げなきゃ。締切まで、あと6日。
BGM. ジューシィ・フルーツ「なみだ涙のカフェテラス」
大平とうかいの、きっと浮かない
受付の大平です。
先日、大岡山は東工大のオープンキャンパスで私たちがよく行くお蕎麦屋さんは大繁盛でした。
川原先生に写メを見せられたうかいさんは、「なんか嬉しい~!」と叫んだそうです。いつもうどんしか食べないのに(笑)。↓
それにつけても、前回の記事でも紹介しましたが、心理のブログのタイトルが正式決定しました。
カワクリ心理インビテーションです。最終候補に残っていたのは、カワクリ心理シンフォニーだそうです。
インビテーションとは、招待状の意味です。
これまでの心理部門ではカバーしきれなかった部分に積極的に攻めて行くそうですよ。
うかいさんは、心理テストに少し不満や意見を持っているんですよね。その辺りから聞かせてもらってよいですか?
こんにちは、受付のうかいです。
一ヶ月ほど前、出勤して早々「おはようございます」も言う前に
川原先生から「テグポムしたい?」と聞かれました。
意図はわかりませんが、私は1秒で「したいです!」と答えました。
テグポムとは呪文のようですが、“TEG”と“POMS”という二つの心理テストのことです。
受けた方も多いのではないでしょうか?
その日、さっそく二種類のテストを渡され、受付はそれぞれテストをやったのです。
結果を出してもらい、一人一人その結果をもとに先生と診察室で面談をしました。
先生との面談の最後に
「何かわからないこととか、ある?」と聞かれましたが
「いえ、大丈夫です」と答え、面談は終了です。
テスト結果は皆さんと同じく各自に渡されました。
受付に戻ると、大平さんはテスト結果を見ながら神妙な面持ち。
私と大平さんはお互いのテストを見せ合い、こんな会話をしました。
大平「私、省エネモードらしいですよ。」
うかい「なんですか?それ?」
大平「私のPOMS、ほぼ健常なんですけど、疲労が受診を検討するレベルで、先生が思っていたより活気が低かったんですよ。」
うかい「そうなんですね」
大平「活気がないからか、TEGの数値がほぼ低くて・・・。」
うかい「えっ!!どれも低すぎじゃないですか!!」
大平「そうなんですよ。どうしてって感じなんです。川原先生にはFCの値がもっと高いはずだって言われて、これは私も不思議で、こんなに自由にやってるのに。」
うかい「他の尺度で違うなって思うところはないんですか?」
大平「他はあまり・・・でもNPが2って低すぎですよね。マイペースなのは当たってるけど思いやりほぼなしじゃないですか。疑問なのが、私のPOMSは“混乱”がそこまで高くないんです。受診を検討するレベルにギリギリ到達くらいで。だけどTEGは混乱しやすいの方に入っていて、《葛藤を抱えながらも人の世話をしたり、周囲に尽くすことでやりがいを見出すところがあります》って書いてあるんですよ。NPもひくいのに。どういうことなんでしょう?この特徴の言葉は、私への徳田さんからのお言葉なんでしょうか?」
うかい「どうなんですかね~。私の中での大平さんはNPが高いんですよね。確かにサッパリはしているし、マイペースな部分もありますけど“思いやりに欠ける”とは全く思わないですし、むしろ親切で人を甘やかして尽くしますよね。なんとなくこの結果には違和感を覚えます。自己評価と他人の評価は一致しないってことなんですかね。
私の場合、POMSは“緊張・不安”が高くて。」
大平「そんな風には見えないのに。。」
うかい「自分でもそんな感覚ないんですよね。TEGではACが100で・・。」
大平「100!?」
うかい「ありえないですよね、この数値(笑)。わたしどちらかというとマイペースで協調性ないんですよ。でも特に回答でウソをついたつもりはないんです。」
大平「私から見たうかいさんもACは100じゃないです。周りに気配りができるのは当たっているけど、うかいさんは順応した子供ではないはず(笑)私たちプライベートの状態ではなく、仕事の時の状態でこの心理テストを受けたじゃないですか。だから思っていた自分と違うんですかね?どの質問にどう答えたらこういう結果になるんでしょう?。」
うかい「確かに・・・。」
・
・
・
・
そしてその日のお昼に心理士の徳田さんから
「心理テストをやってみて、どうでしたか?」
と聞かれました。
(※心理テストは心理士さんがわかりやすくグラフにして結果を出してくれます。
それをもとに先生が診察でフィードバックする のです。)
私は正直に
「テストの質問が細かくないから、やっている間言い訳をしたくなるんです。
例えば『人に優しいか』という質問があったとして、優しくする時もあればその逆のときもありますし、自分で自分を優しい人と判断するのもなんとなく恥ずかしいですし、だからといって“いいえ”にするとなんだか自分がとてつもなく嫌な人間に思えて。
だからもしその質問があったとしたら、私は“どちらでもない”にマルをすると思います。」
そんなことを話しました。
大平さんとの会話や徳田さんとの会話を、返された結果を見ながら数日間自分のなかで反芻しました。
考えた結果
「・・・よくわからない」
テストは自分自身でやるので、どうしても自己評価になってしまいます。
しかし、自分は自分という人間をどこまで知っているのかわからない。
そのためのテストだとわかってはいるけれど、テストの結果と現実の自分が重ならずに戸惑いました。
私は正直、先生とのフィードバック面接で
“理解はできるけど納得できない”“納得は出来るけど理解できない”そう感じる部分がいくつかありました。
その矛盾点を上手く説明は出来ないですし、診察でゆっくり時間をかけて会話することは現実問題難しいです。
今回、カワクリ心理部門が新しいジャンルを立ち上げたことで、今回の私たちの疑問への対応にもなってるといいですね。
どこまで踏み込んでくれるでしょうか。
大平「8月中のカワクリ・スタッフの使命は、川原先生がコラムに集中してる際のブログのお留守番です。
でも、十中八九N・G、には独特の凝集性があるので、あまり浮かないようにしなくては、と思い、今回のタイトルを、
きっと浮かない、にしました」
うかい「しかし、これにはもう1つ秘密が隠されています。きっと浮かない、をアナグラムの要領で文字を入れ替えてみて下さい」
大平「きっとうかない、わかりますか?ヒントは私の下の名前が、なつき、です。
そうです。正解は、なつきとうかい。
この記事を書いた2人の名前が隠されていたのです」
うかい「もし読者の中に気づいてた方がいたら、まかないおやつ、をプレゼントしたいですね、大平さん」
大平「それでは、カワクリ心理インビテーションの幕開けです!」
BGM. お好きな「ファンファーレ」を聴きながら記事をお読みください
カワクリ心理インビテーション①~イエローサブマリンの旅
2017年夏、カワクリ心理インビテーションが始まります。
こんにちは。心理の原です。
最近の心理部門では、カウンセリングだけでなく、心理検査についてもお問合せをいただきます。
少し前のブログで、川原先生と大平さんによる「もうひとりの自分に会うための心理テストのすすめ」も反響が多かったようです。
自分のことって、わかっているようで、じつはよくわからない。
でも、自分だけで考えてみるのは難しいですよね。
例えば、 「自分について知りたい」
「自分の苦手なところや強みを知りたい」
「自分に向いていることってなんだろう」
「自分は何かみんなと違う気がする、でもどうしたらいいんだろう」
「対人関係がうまくいかなくて、どう工夫したらいいんだろう」 などなど。
そこで、心理部門では、心理検査による「自己理解」のお手伝いを始めました。
心理検査には質問紙法と投影法があります。
質問紙法は、当てはまる回答を自分で選択する方法です。
自分の性格傾向を、数値で見える化できるのでわかりやすいという長所があります。
しかし、自分で答えるために「自分をよく見せたい」「悪く見せたい」というような回答のゆがみが生じる可能性があります
(ウソの回答もできます)。
投影法は、あいまいな刺激に自由に応えていく方法です。
あいまいで自由、ですから、例えば、「模様がチョウに見えたら正解、チンギスハーンの顔に見えたら不正解」ということを判定するテストではありません。
自分も意識していない心の内面を映し出すことができます。「自分らしさ」を知るためのテストともいえるでしょう。
このように、質問紙法と投影法では、明らかにしようとしている心理的水準が違っています。
その図を↓に示しています(大平さんのご協力に感謝! ©オーヒラ)
投影法は、目に見えない部分=無意識レベルに関係していて、より深層の世界を明らかにしていきます。
原初的な欲求や動機に近いもの、自分の内面の世界があぶりだされます。
SCT(文章完成法)やP-Fスタディは、海面により近い比較的意識レベルを反映します。
次いでTAT(主題統覚検査)、最も深いところがロールシャッハ・テストになります。
川原先生にうかがったところ、昔は医師が「診断の補助」として心理に丸投げしていた歴史があるそうです。
臨床心理士も困ったでしょうね。
そうした経緯もあり、患者さんに心理検査の結果が知らされることは少なかったようです。
カワクリでは、それを反面教師にしてきちんと数値化したものをグラフや用紙にして、先生からフィードバックをしてきました。
それぞれの心理検査には、把握できるものとその限界があります。
その限界を理解したうえで、補うために、いくつかの心理検査を組み合わせて実施することが一般的です。
心理検査だけで、自分の性格傾向を理解する、ことにも限界はあります。
前回のブログ「きっと浮かない」で、受付のうかいさんが抱いたような疑問が湧いてくるのは、ある意味で自然なことでしょう。
「心理検査の結果に、納得できない」
「検査結果が、現実の自分とかさならない」
「思っている自分と違う」
「思われている自分と違う」
今回、心理部門では、その疑問に答えるべく「心理検査フィードバックコース」を始めました。
このコースでは、心理検査を受けた後、フィードバック面接(5回程度)を受けることができます。
フィードバック面接は、検査結果を伝えるだけというものではありません。
検査結果を一緒にふりかえって、検査結果と自分の体験がピンとくるかどうか、検査中に迷ったことや困ったこと、
検査後に生じた疑問などをやりとりしながら進めていきます。
このような対話を通して、「自己理解」を深めていくお手伝いをしていきます。
これは「短期」「焦点付け」カウンセリングともいえます。
目的が明確です。さらに「自己理解」を深めたい人はそのまま、カウンセリングに移行していく方も多いでしょう。
もし、あなたが、「この心理検査の結果はまちがっている」と訴えたとしたら、それこそが「自己理解」の絶好の機会です。
※さて、ここで1つだけお伝えしておきたいのですが、
今回の心理の3人の記事へのコメントは臨床心理士という職業上の理由から、
コメントを個別にお返事することができないのでご理解ください。
ただし、感想や疑問は大歓迎で、願わくば大いにディスカッションしていただければ、
後々の心理部門の参考になりますので、よろしくお願い致します※”
カワクリ心理インビテーション②~invitation! To心理検査フィードバックコース~
こんにちは。とくだです。
お久しぶりです。相談室だよりも更新できぬままでしたが、
invitation!という形で、またやってきました。
さて、川原先生と大平さんが心理検査について書いてくださっていた記事(3部作-③もう一人の自分に出会うための心理テストのすすめ)、さらに原さんからも検査についての紹介がありました。
いろんな種類の検査があることがお分かりいただけたと思います。
原さんの記事にもありましたが、結果については自分の感覚と一致すること、だけじゃなくて、しっくりこない部分も大切だと思います。
また、鵜飼さんが言っていた「自分のことは自分でわからない/結果は自己評価になってしまう」こと、
この疑問への一つの答えとして、質問紙では確かに自己評価になりますが、その用途として、
川原先生は質問紙の結果を薬物療法の効果の判定や、診断書作成の一つの指標として臨床的に用いています。
統計的な処理で『誰かとの比較(標準化されたT得点)』で判定し、
用途としては、『継時的にみたかつての自分との比較』をして用いているのです。
カワクリでは、以前から心理検査のフィードバックは、大切な時間としてきました。
結果についてあまり知らされなかった、精神科臨床の現場でそういう声が多くある中で、
川原先生は、きちんと伝えることの大切さを、それこそ開院当初から私たち心理士にもいつも伝えてくださっていました。
たとえば、血液検査でもそうですが、結果の数値などは、専門的でよくわからないものです。
心理検査も、専門用語や数値化したそのスコアだけ見てもよくわからない、そういうところが多々あります。
ただ、たとえそうだったとしても、それも含めて説明し、受けた人が自分で結果を知るということ、そのための時間を設ける、
ということをしてきました。
日本人は数値化(可視化)が好きなので、これはある程度好評でしたが、ある日、川原先生がショックを受ける事件がありました。
それは、SCTやP-Fスタディなど、記述式のテストを、数値化したりして、統計的にフィードバックしたところ、
その患者さんは、「先生、私のSCTやP-Fスタディの中身、よく見てくれました?あの感想を聞かせてくださいよ」だったそうです。
つまり、人間の心とは、振り子のようなもので、「本人の言ったまま」をそのままにしておくと、不満足になるので「数値化」する。
しかし、「数値化」が進みすぎると「本人の言ったまま」に触れて欲しくなるという、ごくごく自然な二元論です。
ということになると、果たして、「数値化」してそれを伝える、それだけでいいのだろうか?ということが、今回この企画の発端でした。
そこで、先生と、私たち心理で、その両方を満たす方法を模索し始めたのです。
川原先生と、そういった心理検査の話、結果の返し方についての話をしていて、思い出したことがありました。
私も、特に学生時代、いろいろな心理検査を体験しました。
心理の学生は自分でもやってみたり、実習もしたりするんですが、その頃に印象深かったことがありました。
確かあれは授業で、描画テストと、その他諸々やった時のこと。
描いてみた絵について、詳しく知りたい人は授業の後で個別に対応してくれるという話だったので、
興味があった私は、授業後に先生のところを訪ねてみました。
そこで言われたことは、なんとなく、私の想像とは違うものでした。その先生は、解釈を伝えてくれたんです。
でもその解釈は、私にとってはすっと入るものではなかった。
それは今思うと、そういう見方もできるな、その通りだなとは思うんですが、多分、そこではなかったんですね。
授業だし、遊び心もあって、描いてみたんです、ってところを、結構しっとり真面目に解釈されてしまった、その温度差、でしょう。
ただ、その『温度差』(不一致だった)というなんともいえない感覚だからこそ、今も覚えているんでしょう。
そういう意味では、温度差、不一致の部分は、必要かもしれない。考えるきっかけにはなりうるかも。
いや、不一致の部分ていうのは、多かれ少なかれ、必ずあるものなんじゃないかな、うーん、それにしても温度差は結構大きかったけど(苦笑)。
その後、そのことはすっかり忘れて時間は経っていき、今、その例でいえば、私はその先生と似たような立場、解釈する側にいるんですよね。
当時の先生が、その立場で言った意味は当時よりもよく分かる、正しい、こともわかる。
心理検査を習得していく中では、まずそれを使えるようになるために、正しい部分を知る必要があるし、それを目指してきました。
ただ、今思う『難しい』点は、正しい、ということだけでは相手の理解につながらないことも多いんじゃないかな…
心理検査の結果をただ伝えるだけでなくて、その結果についての対話って大事なんじゃないか。
それが、冒頭にも言っていた、果たして結果を伝えるだけでいいのな?という、川原先生の問題提起と一致した部分、私が共感した部分でした。
この『難しい』と感じていることを意識して、以前の自分の体験談が私の中で意味を持ったのも、先生との話で再認識したわけで。
ぼんやりと違和感があった部分を意識できると、問題として扱えますね。
やはり、私たちは、こういう言葉でのやりとりを通して、漠然とした体験に、少しずつ意味を持たせられることで、
新たな自分の理解につなげられるんじゃないだろうか、そう思うのです。
気づくことで、問題として焦点が当たり、それについて対応が考えられる、
私たちは、その気づきをお手伝いしたいと思っています。
③へつづく
カワクリ心理インビテーション③~親ガイダンス
こんにちは、臨床心理士のやつだです。
原さん、徳田さんからは心理検査についての新しい取り組みでしたが、今回「親ガイダンス」についてお伝えします。
「親ガイダンス」とは、子どもとの関わりあいを振り返り、親としての自信を回復することを目指しています。
親も一人の人間なので、すべてをパーフェクトに行うことは難しく、エネルギーを溜めることが必要なことがあります。
川原クリニックでは、2つのパターンを考えています。
一つは、子どもが当院に通院しており、親として本人への対応等相談したい場合です。
もう一つは、子どもがクリニックには来られないが、親が本人のことで相談にのってほしい場合です。
具体的に言えば、人の目が気になり外にでることが難しく、不登校や家にひきこもっていることが当てはまります。
子ども本人が相談に来ないと診ることができないとよく聞きますが、親がまず相談してみることが問題解決の一歩となります。
多くの場合、子どもが受診を嫌がっても、親が子どものことで相談に行くことを拒否することは少なく、
「行きたければ行けばよい」といった態度が多く見られます。
そして、具体的に子どもへの対応や、どういった関わりをすればよいのかを話し合うことで、親の態度が変化してくると、
本人がクリニックや治療に興味を示すことが起こります。
一言でいえば、「なぜあの親が変ったんだろう?」といった不思議な感じが生まれるようです。
そこから、子どもが受診やカウンセリングにつながることがあります。
イメージとしては、家族の中にささやかではあるが、風が吹き、何らかの変化をもたらすといった感じでしょうか。
このことを、少し専門的に言えば、家族を一つのまとまりとして捉えて、どこを治療の「入り口(port)」とするのかということになります。
親ガイダンスを最初の「入り口」として、治療が家族全体に広がっていくことを考えています。
子育てが失敗だと自分を責めたり、苦しんでいるご家族が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
それは何らか、親が子育ての責任をとろうとする現れだと思います。
川原クリニック心理部門の親ガイダンスが、親と子どもを支える「器」になれるよう、一緒に考えていければと思います。
人間失敗作
国会が、もり・かけ、や、稲田防衛大臣の問題で騒然としてる中、北朝鮮、ミサイル撃ってきますね~
防衛大臣不在(誰かが兼務)なのに、危機感を感じないのは、平和ボケなのか厭世的なのか。
「デデデデ」の5巻に、国がヤバイとアイドルのスキャンダルをリークして国民の関心をそらす場面が出てきますが、
元・SPEEDの今井議員の略奪不倫はけしからん(東スポの一面は、「ノーパン疑惑」)と、
ワイドショーは本来の下世話感に水を得た魚のようで、そりゃPKOより不倫でしょ。
そんなマスコミがくだらない、とお怒りの方も多いが、民主主義とはそんなもので、
我々が選んだ代表がそんなレベルなのは我々がその程度ということなのでしょう。
不倫は文化だ、と石田純一が言ってもう、20年くらい経つでしょうか。
文化と文明は違う、といいます。
文化が「精神」を、文明は「物質・経済」を意味することが多いでしょう。
地球の温暖化とか環境の汚染の多くの原因は、人類の文明のせいだと思う。
「原発」はその代表か。
人間がいなければ、地球はもっと良い星になるはずで、人間なんてクズだ。
こんな風に思う人は、どの世代にも少数だが必ずいる。
小学校の3-4年くらいで考える子が多いか。
そのくらいの年齢だと、皆がそう思っていると思っていて、まさか自分だけだった、などとは夢にも思わない。
だから、他の人がそうでないと知った時、愕然とするのだ。
親や身近な大人に言っても、判ってもらえるケースは稀だ。悲しがられたりさえする。
だから、それ以来、自分の心の奥にそういう考えをしまって生きて行こうと決めるのだが、
中2くらいになると、またぞろムクムクとそんな悪い虫たちが騒ぎ出します。
アインシュタインは、「私は少数派が好きだ。何故なら、いつもそっちの方が正しいからである」みたいなことを言ってる。
僕もそう思う。
だから、今回の記事では人間の愚かさや、文明批判をやってみたいのだ。
そこで白羽の矢を立てたのが、受付のソネさんです。
彼女の採用面接の時、
<もし、イジメがあって、その子は嫌いじゃないが、イジメないと自分もハブられるとしたらどうします?>
という質問に、彼女はしばらく考えて、「私は、しません」。
<それでいいです。でも、世の中、時には長い物に巻かれないと損をしますよ?>
という返しにも、しばらく考えて、「それでも、しません」。
<いいでしょう。ただ、それでは社会人として困りませんか?>
それに対しても、「その通りだと思います。でも、しません」。
芯が強いですね、鉛筆でいうと、2Bくらい。合格!
という訳で、ソネさんには、手塚治虫の「火の鳥」(未来編)のラストで、火の鳥がつぶやいたセリフを送ります。
「人間はどんどん文明を進歩させ結局は自分で自分の首をしめる。
でも、今度こそ、今度こそ信じたい。今度の人類こそが間違いに気付いて生命を正しく使ってくれるだろう」と。
ソネさんに「火の鳥」(もしくは、手塚治虫)が世代的に通じるの?と疑問の声も聞こえてきそうだが、
彼女は、「知ってることは何でも知ってて、知らないことは何も知らない」人で、お正月の記事にも書いたけど、
「火の鳥」は知っていました。
でも何がすごいって、僕も大概ですが、そんな僕をもってして、そう言わしめる所です。人死にが出るレベルです。うそです。
ソネさんはその外見から可愛らしい庇護したくなる対象に見えますが、決して、ホワイト・ラビットではありません。
彼女は常にレーゾン・デートルに疑問を持ち、哲学的で、文明批判的な、(サブ)カルチャーなグループの住人です。
内省的な人です。
そんなソネさんは、よく日本語が難しいと嘆きます。
最近、ネットなどでは、「過去形かよ!!」と最も嫌われてる話言葉に「よろしかったでしょうか?」というのがあります。
ソネさんも使いますが、僕は全然いいと思います。
エレベーターガールの「上へ参ります」が「過度な敬語だ!!」と目くじらをたてる人も減りました。
そのうち、「よろしかったでしょうか?」かも普通になるでしょう。
日本語は、「主語がない」とか「文法の問題」で他の言語より難しいと言われています。
しかし、俳句のように「繋がっていれば文章になる」とも言えます。
要は、伝わればいいのです。
伝えたいのは理屈ではなく、想いなのです。
それでは、ソネさん、この時代の中で、大人をあきらめてる小3-4、or中2(精神年齢の人も含む)に、
話が通じる相手がここにいるんだよと発信して下さい。
「こんな大人がいたら良かったな」と当時の自分が思えるような語り口で。
どうぞ、愚劣な人間どもに鉄槌を下してやって下さい。多くの少数派のみんなのために。退行せよ、少女の心へ。
こんにちはソネです。
よく考えたんですが、私は正直自分の考えをネットで発信するのは人に分析されたり、誤解を生んでしまう事もあるので、
とても苦手です。
ブログ自体あまり書かないのは、文章では読み取れないニュアンスとかありますし、苦手なので余り書きません。
日本語は遣い方が難しいです。丁寧に丁寧を重ねても失礼とか。敬語が過去だと失礼とか。
一文字加わっただけで敬語として間違ってるとか。難しい。ややこしい。もう、何が何だかよく判らない。
かといって英語が出来るわけでもなく、拙い日本語を駆使するしかないですね。
退行ということで、さらっと中二っぽく書きたいとおもいます(願望)
願望です。かけるか判りません。
考えを言語化すると自分の伝えたい事と言葉の間にのズレが生じてしまい腑に落ちなくなります。
と前に言い訳しておくと書きやすくなりますね。
人間は人間のためと言って自然を壊し、いくつもの命を軽々と奪ってきて今も奪い続けています。
命は大切だと教えられているのに人間ではない命は軽々と奪っている。
矛盾に苛まれる日々を送る事になるでしょう。
道徳に矛盾を感じた人は考えに考え、人類滅亡に思考が至ったり。
人類滅亡願望に至った人に是非見て欲しいショートアニメがあります。
イギリスのアーティストでSteve Cuttsさんが作ったMANと言う作品です。
これは人類の誕生から何をしてきたか。をアニメ化したものです。
5分程度のもので、見やすいです。
自分と似たように考える人は少なからず存在し、日本だけでなく世界中にいるんだと思えますよ。
そして素晴らしいくらいの表現力。
人のいない世界は素晴らしいって考えてもそれがどのように素晴らしいのか言葉にして説明するのは難しいですよね。
このショートアニメの結末は宇宙人がやってきて…
ですが実際はどうなるんでしょう。地球。
人視点でのすばらしいせかいは人の存在しない世界だとしても地球にとっては生物が齎す一種の変化かも知れないですけどね。
考えることはとっても大事な事だと思うんです。
でも答えが出ないことを考えることはすごく疲れちゃうんですよね。
数学で喩えるなら円周率をひたすら計算し続けるような感じです。
人間失敗作の私が言うのもなんですが、考えすぎるのは良くないです。
生きるのにも体力がいるし、考えるのにも体力がいるんです。
同等の体力が必要なんですよね。
自論です。人それぞれです。
でも、考えに考えて消えたくなっちゃったら。
考える事を辞める勇気。
考えが止まらなくなってどうしようもないときは寝ましょう。
睡眠です。
クビキリサイクルの友ちゃんも言ってました。
睡眠、それは神が人間に与えた唯一の救いである、みたいな。
って。↓この子が友ちゃんこと玖渚友(くなぎさとも)です。
結局言いたいことがまとまってないです。
つまり、程よく考えたいなと。自分自身、身をもって感じます。
クビキリサイクルというのは、先生も大好きな物語シリーズの作者、西尾維新さんのデビュー作です。
西尾さんと言えば物語シリーズですがこの本は戯言シリーズ(ざれごとシリーズ)と呼ばれています。
下記はクビキリサイクルの最初の方に記されている台詞です。
これはクビキリサイクルの中で1番私が心に残った台詞です。
無能だったらそれはそっちの方がいいんだ。とんでもなく鈍感だったなら。
生きている理由をそもそも考えないほどに、生きている意味をそもそも考えないほどに、
生きている価値をそもそも考えないほどに鈍感だったなら、この世は楽園でしかない。
↑は主人公です。
戯言(ざれごと)シリーズは自分も10年くらい前に読んでいて内容が曖昧なので再度読み直してます。
OVAになってるらしいです。先生が教えて下さいました。
ミステリーなので苦手な人は気をつけて下さい。
戯言(ざれごと)だけどね。
BGM.ステレオポニー「ツキアカリのミチシルベ」