6月の文化活動

6月はあわただしかったのですが、趣味の時間も充実していてバランスを保てました。それをまとめて報告しますね。
まずは、3日、初代タイガーマスク・佐山サトルのセミナーに出席してきました。↓。

50人程度の参加者で、僕はせっかくだから真ん前に座りました。
ゲストには新間寿が来て、猪木vsM.アリ戦の90億円の借金を一夜にしてチャラにした裏話や、お父さんお母さんを大切に
しよう、という教えを聞かされました。下は、3名様限定のサイン入り冊子です。僕は真ん前に座ってたから貰えました。↓。

続いての佐山サトルの講義は圧巻でした。
「自分はプロレスラーとは思っていません。格闘家とも思っていません。思想家です!」と述べ、
その自己紹介に偽りはなく、仏教やフロイトや脳内物質や人種と宗教の問題や共産主義や自由主義やユダヤ人や武士道や陽明学や戦争や不動心や
催眠術について2時間くらい語りました。
佐山は、「まずは服装からしっかりしないといけない!」と力説し、
さすがにこういう会に来る人はマニアックな佐山ファンなので、ほとんど皆スーツにネクタイで参加していました。
僕は、短パンにロンT.で真ん前に座っていたから、佐山は僕と目が合うと、
「Tシャツが悪い訳ではありませんよ。ここではいいです。ただし、TPOは必要です!」とフォローしてくれた。
優しいね、佐山。
10日には、立川志らくの劇団・下町ダニーローズの談志追悼公演『談志のおもちゃ箱』をA.を誘って観に行きました。↓。

これは談志の狂気を引継ぐと言われる弟子の志らくが、談志がこよなく愛した映画や、談志の名言、好みの酒、懐メロなどを
これ以上ないとばかりに埋め尽くしたお芝居でした。
パンフレットに志らくとミッキー・カーチスのサインをしてもらいました。↓。

パンフの裏面には、お芝居にも出演してる談志の娘さんのサインを、「人生、成り行き」とメッセージも添えてくれました。↓。

見終わった後、僕とA.はタイ料理を食べに行き、劇の感想などを語り合いながら、僕は料理のカラさで疲れてしまいました。
そして、人は何故、自殺をするんだろうね、なんて真剣な話をしたりもしました。
翌日、僕は1人でもう一度、観に行きました。それはとても面白かったから。談志はいい弟子を持って幸せだなと思ったから。
下は、劇場に設けられていた談志の祭壇。↓。

6月は、フィギュアも幾つか買いました。下が、2012年ワンフェス限定の「ゼットン・金バージョン」。受付に飾ってあります。↓。

それから、『化物語』の千石撫子のフィギュアも集めました。今週のお花のひまわりと一緒に撮影。↓。

下は、つげ義春の大型ポスター。これは、『ねじ式』をモチーフにしていますね。相談室と処置室の間の壁に貼ってあります。↓。

これは中野ブロードウェイの3階にある「タコシェ」という本屋で千円で購入しました。お買い得でしょ?。
まだ有りましたよ。欲しい人は、今すぐ、タコシェに急げ!。


6月のなぞなぞ

20/Ⅵ.(水)2012 はれ
昨日の台風はすごかったですね。徳田さんから聞いたのですが、あれは「グチョル」という名前だそうです。
先日、『ピローヌ』というフランス雑貨屋で、周りにお花をあしらった雨靴を買いました。
でも、僕には少し小さすぎて、とても履けそうにない。インテリアとしてクリニックに置いておこう。↓。

これから雨のシーズンだから、履かないのはもったいないな。
クリニックの女性陣に1人づつ履かせて、ピッタリの人にあげようかな。
題して、「カワクリ・シンデレラ・コンテスト・イン・ザ・レイン」。
誰も欲しがらないか?。身につける物って好みがあるからね。
そう言えば、明日の6月21日はスタッフの誰かの誕生日だったぞ。バースディ・プレゼントにあげようかな。
でも、なんか押し付けてるみたいだからやめとこう。色々と気をもむぜ。
突然ですが、お知らせです!。今週から受付に「渡部(わたべ)さん」が加わりました。皆さん、よろしくお願いします。
「受付に新メンバーが加わりました記念!!算数クイズ」も今日、作成したので、是非、チャレンジして下さい。↓。

なぞなぞはスタッフとコミュニケーションをとるための道具です。
答えやヒントを知りたい人は勇気を出してスタッフに聞いて下さいね。
ウォーターサーバーのところにも、なぞなぞがあるので良かったら見て下さい。↓。

これからもドシドシ作って行くので、いい問題があったら教えて下さいね。みんなで作ろう新しいカワクリ。


地球儀

「カワクリ紹介」にも登場した猫の持つ地球儀が~それは地球の自転と光で回転するのですが~それが回らなくなったのです。
今までにも、時々、止まってしまうことはあったのですが、
適当に振ったり揺らしたりしてると、回り出すので誤魔化し胡麻化し使っていました。
最近は毎日、新しい受付の採用面接をしています。
受付は縁の下の力持ち、受付がいないとそれこそクリニックは回りません。
あっ、そうか。これは啓示だったのか、と思って、地球儀を修理に出しました。
だから、今は猫のお盆には何も乗ってません。↓。

地球儀は工場に送られ点検の結果、「良品交換」と言って新しいのと変えられるそうです。でも、2週間かかるって。
ナースの塚田さんには、「だから、もっと早く出せば良かったのに」と言われました。
僕は、<あなた、そんなこと、言ってたっけ?>と言ったら、彼女はあきれ顔で、「散々!」と言いました。
受付の面接も最終選考です。
計算で行くと、新しいメンバーが合流する時期は、丁度、新しい地球儀が届く頃になります。
新しい地球儀とともに、新しいカワクリが回り出す。偶然?。


キキョウ

15/Ⅵ.(金)2012  梅雨入り?。快晴!。
新しく我々の仲間になりたてのホヤホヤの受付の西田さんが、実家に帰るため6月26日(火)で退職することになった。
西田さんはカワクリのことを、「初めて仕事が楽しいと思いました」と遣り甲斐も感じていてくれていたし、
僕も西田さんは気が利くし賢いし奥ゆかしいから気に入っていて、お互い、両想いだったのに。お家の都合じゃしょうがない。
今週はずっと、西田さんの後任の採用面接をしている。
ここのところ、ずっとブログの記事が「クリニック紹介」だったのは、種明かしをすれば、応募する人に読んでもらうためでした。
クリニックの様子を知ってもらうための参考にね。結果、長くトップ記事に出ていたから、随分と沢山のコメントを頂きましたね。
コメントをくれた皆さん、ありがとう。
昨日のお昼休み、僕は休憩からの帰り道、西田さんの事を考えながら歩いていたら、商店街で彼女とすれ違った。
彼女は今週の「植物係」、お花を買いに行くとこだった。
そんな西田さんがチョイスしたのは、トルコキキョウ。淡い紫色、エヴァのティッシュのマリと合わせてみました。↓。

桔梗って帰郷と、音が同じだね。何か似てるね。
BGM. パープルシャドウズ「別れても好きな人」


何、ここ?。(カワクリの紹介)

※これは以前に掲載したものを加筆・訂正して、あらためて始めてクリニックを知りたい人のために書いた紹介記事です。※
何で今更と思われるかもしれないが、訳あって、今回は川原クリニック(以下、カワクリ)の紹介です。
カワクリのコンセプトは、狭い意味での病気の人だけでなく、日常の色々な悩みや相談も受けるので、
なるべく病院っぽくしないで、<川原先生のお家に来る>みたいなイメージにしました。
精神科・心療内科のクリニックの環境は、教科書的には刺激を少なくすべきなのだけれど、
お家っぽくするためにあえて僕の好きなものを飾ったり貼ったりしているので賑やかな空間です。
カワクリの電話番号は03-6240-7255ですが、初めて来院された方は、7255の語呂合わせのように、
<何ここ?>
って思うかもしれません。
日常に疲れてる人が多いので、<カワクリに来た時は非日常。
ここでは何を話してもいい、タブーもない、守秘義務もあるから安全だよ。
でも、ここを一歩出たら日常に戻るのだからね>みたいな非言語的なメッセージも含んでいたり。
大岡山には、東工大もあり、キャンパスは解放されていて、4月には桜が見事です。↓。


カワクリは大岡山北口商店街にあります。↓。


盆踊りのシーズンは、カワクリの真下にヤグラが組まれ、太鼓の音が診察室に鳴り響きます。↓。


入り口は階段を昇って二階。ビートルズの「ゲットバック・セッション」のポスターが張ってあります。
これは「屋上」つながりということで。↓。


入り口を入ると、回転する地球儀を持った猫がお出迎えします。
横にあるのがフィギュア・ケース、エヴァやハルヒや「ひぐらし」や「つげ義春の漫画」などが飾ってあります。↓。


猫の持ってる地球儀は光が当たると地球の自転を利用して回るもので不思議です。↓。


入り口を入って左手には、アニメ「けいおん」の平沢唯の等身大パネルが待っています。↓。


若い子は色んな人と関わって話をするのが大事なので、その小道具として「なぞなぞ」を作って貼ってあります。
話すきっかけが判らない人のために、なぞなぞの答えやヒントをスタッフに聞くようにしています。
この問題は不定期に更新しています。受付には、答やヒントを教えてあります。
これは、大岡山の「牛角」のトイレになぞなぞが貼ってあるのを見て、<これだ!>と思って取り入れました。
しかし、意外やこれは大人の患者さんや付き添いの家族に好評のようです。↓。


ゴジラは、玄関を入るとすぐにいます。結構でかいです。↓。

入り口すぐにいる、このカエルを「初代院長」という設定にしています。
だから、設定上、僕は二代目院長ということになります。
勿論、ジョークです。↓。


ジョークの続き。
初代院長の訓示、
<お前は器量が悪いから愛嬌だけでもよくなさい。
お前はからだが弱いから心だけでもよくなさい。
お前は嘘がうまいから行いだけでもよくなさい>、
と書いてあります。
これは、太宰治の「晩年」の中にあった僕の好きなフレーズで、太宰治が祖母から言われた言葉だったと思います。↓。


ここからは、クリニックの通路を通って行きましょう。
正面の絵はバスキアという画家の「ビタホーン(バイタホーン)」という絵です。
よく見ると、中央にバックス・バニーが寝転んでいます。↓。


待合室には、待ち時間に勉強やお仕事ができるようカウンターを作りました。
以前に務めていた外来で、膝の上にテキストを開いてテスト勉強をして待っている子が印象に残っていたので。↓。


受付の絵は、シャガールの「ラ・フォンテーヌの寓話より女易者」。
中村心理療法研究室の中村伸一先生、紀子先生に開業祝いにいただきました。
受付正面に飾ってあります。↓。


受け付けカウンターには、「寝釈迦」のポーズをしたグッズが並んでいます。
僕がこのポーズを気に入ってるのは、
「悟り」や「反抗」や「満足」や「怠惰」や「挑発」や「お色気」を同時に発信する記号だからです。↓。


テクノロジーが発展すると、季節感がなくなるので、季節の風物詩を飾ります。
これは、辰年のひな祭り、ですね。↓。


他にも、その時の気分でフィギュアを置き換えます。今は、ブースカ&チャメゴン。↓。


受付のカウンターの内側の壁には、アニメ「けいおん」コーナーが。↓。


通路の壁には、ポスターを貼ってあります。
これはローリング・ストーンズの「ロックン・ロール・サーカス」のポスター。
ジョン・レノンがゲスト出演しています。左から2番目でピエロみたいな格好でトランペットを吹いてるのがそうです。
このビデオは永い事「お蔵入り」していたもので、一説によるとゲストのザ・フーの演奏の方が自分達よりもすぐれていたから
ストーンズが出し渋っていたと聞きます。
それが時を経て、発売されることになり、その特典についてきたポスターです。
ミックやキースも大人になったのですね。↓。


これは僕の好きな映画「地下鉄のザジ」の1シーン。↓。


これも、クリニックの通路。
「中川翔子」のポスター群です。
僕は、今年の1月、しょこたん・日帰りバスツアーに参加してきました。(そのブログ記事は、まだ書いていませんね)。↓。


話しは変わって、原が巨人に入団した時の報知新聞の号外です。
この時は、西武に石毛、中日に中尾捕手、ロッテがY.校の愛甲、広島が川口和久(のちにジャイアンツに移った左腕投手)。
だから、どうした?と言うと、<こういうのも持っている>という自慢です。↓。


これは、日本の喜劇人コーナー。
誰が誰だか判りますか?。↓。


これは、立川談志の色紙。「人生、成り行き」。談志も死んじゃいましたね。↓。


これは1988年に話題になった「RCサクセション」の「カバーズ」というLPのポスター。
チェルノブイリ事故が1986年ですから、その2年後の作品です。
これは「反戦・反核・反原発」をテーマにしたカバーアルバムだったのですが東芝EMIの親会社の東芝が
原発の機器開発メーカーだったため、東芝の圧力で発売中止。
東芝EMIは全国紙で「素晴らしすぎて発売できません」との広告を打って、世間は話題騒然となりました。
結局、キティ・レコードから1988年8月に発売されます。
このポスターは、メンバー全員が牛乳を飲んでいて、「原発反対、安心して牛乳を飲みたい」とのパフォーマンスです。
清志郎も死んでしまいましたね。
東日本大震災からは、もう1年以上、経ちますね。
復興はまだまだですね。↓。


大岡山北口商店街は節電中です」というポスターは、去年の東日本大震災以来、商店街の各店舗に貼ってあります。
カワクリでは、ウルトラマンのお面の下に貼りました。
これは、ウルトラマンが地球上では3分間しか戦えない、という設定と省エネをひっかけました。
元・受付の吉田さんのアイデアです。↓。(吉田さん、元気?)。


下は、ウォーターサーバー。
自由にコーヒー・紅茶・お茶を飲めるようにしてあります。
赤いレバーは火傷防止のため、お湯を出すのが一工夫要ります。
知らないと難しいかも。
判らない方は、気軽にスタッフに声をかけて下さいね。
民芸品の猫が横にいます。
放課後ティータイムの「ふわふわ時間(タイム)」の楽譜が貼ってあります。↓。


カワクリには、喫煙室があります。
世間は嫌煙ブームで喫煙者は肩身が狭くなっています。
<いつでも少数派の味方でありたい>という意志のもとに、時代に逆行して喫煙できるスペースを確保しました。
ここで半日くらい談話してるグループもいます。↓。


ちなみに喫煙所の天井の壁紙は、青空に雲の絵柄です。
開放感を表現するとともに、煙がモクモクモクモク→クモ→雲、というダジャレでもあります。
ストーンズの1973年のツアーのポスターとともに。↓。

さて、ここが診察室です。
大きい数字は、日めくりカレンダーです。
つまり、撮影日は「5日」という訳ですね。↓。


診察室の正面には、大きな本棚があります。
他人の本棚って、興味がありますよね。
診察がおろそかにならなければ、近くに寄って見ても構いませんよ。↓。


ゴジラに襟巻きをつけた怪獣がジラースと言って、初代ウルトラマンに登場します。
何も悪いことをしてないのに、ウルトラマンに殺される哀愁の漂う怪獣で、僕の好きな怪獣№1です。
下が、ジラース。診察室の僕の身近にいつも置いています。↓。

無機質なものばかりだとギスギスするので、生花を飾ることにしています。
お花のチョイスも、受付の仕事です。
「植物係」兼任ですね。
これは、去年の夏、「ひまわり」です。
阪神淡路大震災を体験されている神戸大学の中井久夫先生の本に、
<皇后陛下が皇居の水仙を持って見舞いに来られたように、瓦礫に合う色は黄色しかなかった。
その年の園芸学会に呼ばれてゆくと、『今年はなぜかヒマワリがよく売れる不思議な年です』とのことであった>
と書いてありました。↓。


下は、受付の岡田さんが旅行のお土産にくれた仮面。
ファーファの人形に被せて、診察室で待っています。↓。


まだまだ色々あるのですが、キリがないのでこの辺で。
以上、カワクリについて、参考になれば。おしまい。


花と新人

31/Ⅴ.(木) はれ
紹介が遅れましたが、受付に新メンバーが2人加わりました。小谷さんと西田さんです。
当初は2人を混同して、「小西さん」と呼んだりもしましたが、皆様は同じ間違いをしないように気をつけましょう。
これで岡田さんと合わせて3人体制になります。
受付は結構、色々と仕事が多いのですが、診察室に飾るお花をチョイスする「植物係」も重要な役目です。
先日の「なでしこ」は小谷さん、下は西田さんのデビュー・チョイスです。
もう、「ウォーリーをさがせ」的な仕込みは無いので、お花を十分にお楽しみ下さい。↓。

さらに、アップ。↓。

白いのが「キャンディーケーン」で、ピンクが「ピンクキャンディー」というそうです。
ピンクキャンディーなんて、70年代のアイドルグループっぽいネーミングですね。
あっ、受付3人のユニット名にしようかな、「ピンクキャンディー」。即、満場一致で否決されそう。
それはともかく、皆様、よろしくどうぞ。


吉田さん

ご報告が遅れましたが、受付の吉田さんが4月いっぱいで退職されました。理由は、「おめでたいこと」です。
カワクリは平成19年に開業して、当初はスタッフの入れ替わりが多くて、バタバタしていました。
岡田さんが入り、間もなく吉田さんが加わり、現体制が出来上がり、受付の岡田&吉田コンビは皆様にもお馴染になりました。
そんな吉田さんが、辞めるということは患者さんも淋しい思いをするでしょうから、いつ皆様に報告するか悩みました。
スタッフ間でも色々と話し合い、結局、ギリギリの週にしました。
それは、皆様に余計な気を使わせたくない、という吉田さんの希望を尊重してのことでした。
前もってアナウンスすると、プレゼントをリクエストしてるみたいだから、だそうです。
吉田さんは、そういうことをとても気にする人なのです。
彼女の口から、<私、今月で辞めるんですよ>とご挨拶した時、男女のリアクションにある傾向があったそうです。
男性陣は、一様に色々と彼女のことを褒めて下さり、←それも吉田さんは、無理矢理、言わせてるようで、心苦しいらしい。
吉田さんは、こういうことをとても気にするのです。
女性陣は、一様に、「また、生きてれば、どこかで逢えますよ!」と言うのだそうだ。年齢を問わず、若い子もそう言うらしい。
面白いですね。
吉田さんへの、皆様の気持ちを花束にたとえたら、こんな感じかしら?↓。


吉田さんはどんな時も慌てず、飄々としている性質なので、ある意味、僕からすると安心感があった。
吉田さんが辞めることでショックを受ける患者さんもいるかな、という話を岡田さんとしていたら、
「一番、さびしいのは私なんですからね!」と言われてしまった。
カワクリの受付は新しい人も2人入って3人体制になります。5月の中旬には、吉田さんも呼んで、歓送迎会をやります。
下は、連休前のお花、「キラキラかすみ草」。岡田さんのチョイス。↓。

もしも、カワクリを花束ににたとえたら診察やカウンセリングや看護婦さんの面談が薔薇やひまわりやチューリップで、
受付の仕事はかすみ草ってところかな。
かすみ草って、脇役のイメージがするのだけれど、この「キラキラかすみ草」は名の通りキラキラと主役を張れそう。
5月の歓送迎会、にぎやかな会にしたいな。
BGM. 浅田美代子「じゃあまたね」


さくら

4/Ⅳ.(水)2012 はれ
昨日は風が強かったですね。咲き始めた桜も、まだセーフのようです。下が、東工大の桜。↓。

今日は、東工大の入学式だったようで、朝、正門の前で写真を撮る人をたくさん見かけました。
こないだの土曜日は、カワクリの第1回目の歓迎会。これまでは飲み会をやっても、僕以外のメンバーはあまりお酒を呑まない人達なので、新しい人達には期待です。
僕は「魔法少女まどか☆マギカ」の‘キュゥべえ’のTシャツを着ていて、それを見た徳田さんは、「それはひょっとして、‘契約日’と(魔法少女との)‘契約’をひっかけたのですか?さすがですね」と言っていたが、気付く方もさすがだと思うよ。
下は、大岡山北口商店街の旗。今っぽく、桜色になっています。↓。

5月には、第2回目の歓迎会を予定しています。
BGM. 中川翔子「桜色」


就職

22/Ⅲ.(木)2012 はれ、暖かい
こういうご時勢だもの、就活は大変そうですね。
服装とか髪型もちゃんとしないといけないんでしょう?、大変だね。
バンバンの「『いちご白書』をもう一度」では、
就職が決まると髪型をちゃんとしなくてはいけない、と言った趣旨の事を歌っていましたが、
平成になって24年も経つというのに、そんな慣習がまだ残っているんですね。南無三。
思い出すのは、昔、NHKの「YOU」という若者番組に白井貴子がゲストで出演していて、
「就職」がテーマの回で、白井貴子が就職面接にTシャツにGパンで行ったら、
面接官に「あなたは何故、スーツを着て来なかったのですか?」と質問され、
<私自身を見て欲しいから!>と自信満々に答えたら、
面接官に、「就職面接とは、TPOに合わせた格好が出来る人物なのか、も見るポイントなんだよ」
と諭されたという話をしていて、僕はすこぶる嫌な気分になったのを覚えている。
僕が、高3の頃かな。今でも、思い出せるよ、あの嫌な気分。
白井貴子は当時、自分のジャンルを「ロック」と言っていたからね。
<ロックが、TPOに合わせるか?>とテレビに向かって文句を言ったよ。
まぁ、別に白井貴子が悪い訳ではないんだけれど。
この番組は、少なからず、後々の僕の人生に影響を与えた。
今から10数年前かな、僕は児童・思春期の治療をしたいと思った。
日本では数少ない児童・思春期を専門にやっている伝統のある病院に、
ちょっとした縁があり、面接を受けられるチャンスをもらった。
そこは、「行きたいです!」と言って、おいそれと行けるような病院でもなくて、
一応、公的な病院なので採用されると公務員の扱いになるし。
精神科の部長さんとの面接は好感触だったが、
「あとは病院長との面接があるから、そこでしくじらないように」と助言された。
その時、さっきの白井貴子の面接官のセリフが、
バンバンの「『いちご白書』をもう一度」のBGMに乗って、
僕の脳裏をかすめたのである。
そこで僕がとるべき行動の正解は、美容院に行って髪を染める、であった。
その病院には患者向けの病院報があり、そのタイトルが『みどりの〇×』だったので、
僕は、髪の毛の色を緑色に染めることに決めた。
だけど簡単に緑に染めると言っても、黒髪を緑にするのは結構大変で、
ブリーチでまず脱色して、髪が白っぽくなったら、その上に緑色の染料を塗るのである。
まだ、初音ミクなんていない時代だった。
そうやって、病院長との面接に挑んだ。
「病院」と「美容院」って、響も似てるしね。
病院長は、「何故、あなたはそんな髪の色をしているのですか?」
と紳士的に尋ねられた。
僕は健康的に<病院のイメージカラーにしてみました!>とさわやかに返答した。
さすが、そういう病院の病院長ともなると器が大きいもので、
「そういうセンスは、子供向けでいいですね」とうなづいて、見事、僕は合格した。
合格すると今度は、職員向けの会報誌に、同時期に採用されたメンバーと一緒に、
アンケート形式の同じ質問に答える自己紹介記事が載るのだが、
その最後の質問が「あなたのモットーは?」というものだった。
僕は、‘モットー’ってのも死語だな、と思いながら、ふざけて、
<いや~ん、モットー!>と書いて提出した。
なんと、それは検閲をパスして、そのまま刷られて全職員に配布された。
僕は、器の大きい病院だな、と感心した。
さすがに怒られるかな、と思ったけれど、ちゃんとチェックしなかったのかもな、係の人が。
そんな採用面接の思い出でしたが、実は今回、カワクリにも新しい人が入りま(す)した。
受付の仕事量も残業時間も増えて来たので、人員を補充した訳です。
新しい仲間が、心理も含め、2~3人増えそうです。よろしくお願いしますね。
詳しくは、あらためて紹介します。
アンケート形式の自己紹介記事にしようかな。
勿論、最後の質問は、「あなたのモットーは?」で。
下は、今週のお花、白と黄色のチューリップ。ういういしいでしょう?。↓。

BGM. 戸松遙「motto☆派手にね!」


何、ここ?

何で今更と思われるかもしれないが、訳あって、今回はクリニックの紹介です。
川原クリニックのコンセプトは、狭い意味での病気の人だけでなく、日常の色々な悩みや相談も受けるので、なるべく病院っぽくしないで、<川原先生のお家に来る>みたいなイメージにしました。
精神科・心療内科のクリニックの環境は、教科書的には刺激を少なくすべきなのだけれど、お家っぽくするためにあえて僕の好きなものを飾ったり貼ったりしているので賑やかな空間です。カワクリの電話番号は03-6240-7255ですが、初めて来院された方は、7255の語呂合わせのように、<何ここ?>って思うかもしれません。
日常に疲れてる人が多いので、<カワクリに来た時は非日常。ここでは何を話してもいい、タブーもない、守秘義務もあるから安全だよ。でも、ここを一歩出たら日常に戻るのだからね>みたいな非言語的なメッセージも含んでいたり。
カワクリは大岡山北口商店街にあります。↓。

盆踊りのシーズンは、カワクリの真下にヤグラが組まれ、太鼓の音が診察室に鳴り響きます。↓。

入り口は階段を昇って二階。ビートルズの「ゲットバック・セッション」のポスターが張ってあります。これは「屋上」つながりということで。↓。

入り口を入ると、回転する地球儀を持った猫がお出迎えします。横にあるのがフィギュア・ケース、エヴァやハルヒや「ひぐらし」や「つげ義春の漫画」などが飾ってあります。↓。

猫の持ってる地球儀は光が当たると地球の自転を利用して回るもので不思議です。↓。

待合室には、待ち時間に勉強やお仕事ができるようカウンターを作りました。以前に務めていた外来で、膝の上にテキストを開いてテスト勉強をして待っている子が印象に残っていたので。↓。

受付の絵は、シャガールの「ラ・フォンテーヌの寓話より女易者」。中村心理療法研究室の中村伸一先生、紀子先生に開業祝いにいただきました。受付正面に飾ってあります。↓。

受け付けカウンターには、「寝釈迦」のポーズをしたグッズが並んでいます。僕がこのポーズを気に入ってるのは、「悟り」や「反抗」や「満足」や「怠惰」や「挑発」や「お色気」を同時に発信する記号だからです。↓。

他にも、その時の気分でフィギュアを置き換えます。今は、ブースカ&チャメゴン。↓。

壁には、ポスターを貼ってあります。これはローリング・ストーンズの「ロックン・ロール・サーカス」のポスター。ジョン・レノンがゲスト出演しています。左から2番目でピエロみたいな格好でトランペットを吹いてるのがそうです。このビデオは永い事「お蔵入り」していたもので、一説によるとゲストのザ・フーの演奏の方が自分達よりもすぐれていたからストーンズが出し渋っていたと聞きます。それが時を経て、発売されることになり、その特典についてきたポスターです。ミックやキースも大人になったのですね。↓。

これは僕の好きな映画「地下鉄のザジ」の1シーン。↓。

「大岡山北口商店街は節電中です」というポスターは、去年の東日本大震災以来、商店街の各店舗に貼ってあります。カワクリでは、ウルトラマンのお面の下に貼りました。これは、ウルトラマンが地球上では3分間しか戦えない、という設定と省エネをひっかけました。受付の吉田さんのアイデアです。↓。

カワクリには、喫煙室があります。世間は嫌煙ブームで喫煙者は肩身が狭くなっています。<いつでも少数派の味方でありたい>という意志のもとに、時代に逆行して喫煙できるスペースを確保しました。ここで半日くらい談話してるグループもいます。↓。

ちなみに喫煙所の天井の壁紙は、青空に雲の絵柄です。開放感を表現するとともに、煙がモクモクモクモク→クモ→雲、というダジャレでもあります。ストーンズの1973年のツアーのポスターとともに。↓。

ここからは、クリニックの通路です。正面の絵はバスキアという画家の「ビタホーン(バイタホーン)」という絵です。よく見ると、中央にバックス・バニーが寝転んでいます。↓。

これも、クリニックの通路。「中川翔子」のポスター群です。僕は、今年の1月、しょこたん・日帰りバスツアーに参加してきました。あっ、そのブログ記事、まだ書いてなかった。↓。

ゴジラは、玄関を入るとすぐにいます。結構でかいです。↓。

ゴジラに襟巻きをつけた怪獣がジラースと言って、初代ウルトラマンに登場します。何も悪いことをしてないのに、ウルトラマンに殺される哀愁の漂う怪獣で、僕の好きな怪獣№1です。下が、ジラース。診察室で僕の身近にいつもいます。↓。

話しは変わって、原が巨人に入団した時の報知新聞の号外です。この時は、西武に石毛、中日に中尾(キャッチャー)、ロッテがY校の愛甲、広島が川口和久(のちにジャイアンツに移ったサウスポー)。だから、どうしたかと言うと、<こういうのも持っている>という自慢です。↓。

これは1988年に話題になった「RCサクセション」の「カバーズ」というLPのポスター。チェルノブイリ事故が1986年ですから、その2年後の作品です。これは「反戦・反核・反原発」をテーマにしたカバーアルバムだったのですが東芝EMIの親会社の東芝が原発の機器開発メーカーだったため、東芝の圧力で発売中止。東芝EMIは全国紙で「素晴らしすぎて発売できません」との広告を打って、世間は話題騒然となりました。結局、キティ・レコードから1988年8月に発売されます。このポスターは、メンバー全員が牛乳を飲んでいて、「原発反対、安心して牛乳を飲みたい」とのパフォーマンスです。清志郎も死んでしまいましたね。東日本大震災からは、もうすぐ1年経ちますね。復興はまだまだですね。↓。

入り口すぐにいる、このカエルを「初代院長」という設定にしています。だから、設定上、僕は二代目院長ということになります。勿論、ジョークです。↓。

ジョークの続き。初代院長の訓示、<お前は器量が悪いから愛嬌だけでもよくなさい。お前はからだが弱いから心だけでもよくなさい。お前は嘘がうまいから行いだけでもよくなさい>、と書いてあります。これは、太宰治の「晩年」の中にあった僕の好きなフレーズで、太宰治が祖母から言われた言葉だったと思います。↓。

若い子は色んな人と関わって話をするのが大事なので、その小道具として「なぞなぞ」を作ってそこら辺に貼ってあります。話すきっかけが判らない人のために、なぞなぞの答えやヒントをスタッフに聞くようにしています。この問題は不定期に更新しています。受付には、答やヒントを教えてあります。これは、大岡山の「牛角」のトイレになぞなぞが貼ってあるのを見て、<これだ!>と思って取り入れました。しかし、意外やこれは大人の患者さんや付き添いの家族に好評のようです。↓。

テクノロジーが発展すると、季節感がなくなるので、季節の風物詩を飾ります。これは、辰年のひな祭り、丁度、今ですね。↓。

無機質なものばかりだとギスギスするので、生花を飾ることにしています。お花のチョイスは、受付が当番で選びます。これは、去年の夏、「ひまわり」です。阪神淡路大震災を体験されている神戸大学の中井久夫先生の本に、<皇后陛下が皇居の水仙を持って見舞いに来られたように、瓦礫に合う色は黄色しかなかった。その年の園芸学会に呼ばれてゆくと、『今年はなぜかヒマワリがよく売れる不思議な年です』とのことであった>と書いてありました。↓。

まだまだ色々あるのですが、キリがないのでこの辺で。下は、受付の岡田さんが旅行のお土産にくれた仮面。ファーファの人形に被せて、診察室で待っています。↓。

以上、カワクリについて、参考になれば。おしまい。