植木等人形

15/ⅩⅠ.(水)2017 はれ 七五三

昨日、小包が届いた。中身は、「人形」と書いてあった。
人形?
もう、その時点で、日本人形をイメージしてる。
ビクビク開封してみたら、随分前に注文した、植木等のフィギュア、だった。↓。

2020東京オリンピックのライバルは、1964東京オリンピックで当時のシンボルの一人が植木等だ。
そんなACか何かのCMをみたことがある。

僕の今の名刺の裏面は、植木等のポーズをイメージしている。
下は、当時の紅白の植木等。おそるべし、跳躍力。↓。

僕にはこれだけの体幹能力はないので、大平さんの妹さんがデザイン&加工してくれた。
カルタみたいに机に並べてみた。↓。

箱を開けてみます。ハッスルコーラの文字がみえます。↓。

ハッスルコーラとは、このコーラさえ飲めば誰でもハッスルしてしまう清涼飲料水だ。
クレージーの映画、くたばれ無責任、に登場する。↓。

ハッスルコーラは試作段階で、会社で一番無気力な男に飲ませてみようと選ばれたのが、植木等。
この映画では、植木等は、うだつのあがらないサラリーマン役。
それが、ハッスルコーラを飲むと、いきなり目を見開き、高笑いして、階段をこぶしをふりあげながら歌い踊る。

♪ハッスル・ハッスル・ハッスル・ホイ
なんだか知らぬが天下取った気分だよ~ワッハッハ♪

この瞬間、今まで白黒だった画面が総天然色になるのである。
そして、おっしこをすると、コーラの成分が体外に排泄されるから、植木等は元のダメ人間に戻る。
すると画面も白黒になる。
もう1本、ハッスルコーラを飲むと、またまた画面はカラーになる。
この手法は、ヴィム・ヴェンダース監督「ベルリン・天使の詩」(1987)に受け継がれたのではないかと思う。
無味乾燥な生活を送っていた主人公の天使がサーカスの美女を見初めると、モノクロが一挙にカラーに変わる。
似てるでしょ?

ハッスル・ハッスル、と言えば、最近だと「おそ松さん」の十四松を、プロレスファンなら小川直也を思い出すだろうが、
このフレーズのチョイスの期限をたどってゆくと、植木等に行き着くはずだ。
だから、僕は十四松も小川も好きだ。

映画、くたばれ無責任、はハッスルコーラを飲んでバリバリ出世するサラリーマン植木等のサクセスストーリーだが、
実は、ハッスルコーラには違法な興奮剤が入っていて商品には使えなかった。
つまり、植木等が飲んだハッスルコーラが本当に効いていたのは最初の1ケースだけで、後はプラシーボ。
植木等は、コーラのおかげと信じていたが、本当は自分の力で活躍してたというオチである。
それが、くたばれ無責任、というタイトルのゆえん。

この映画は、無責任シリーズの「ニッポン無責任時代」と「ニッポン無責任野郎」の間に作られているが、
内容的には、これを飛ばして観た方が良い。くたばれ~、は別物と考えて。
小林信彦は「日本の喜劇人」で、くたばれ~、を説教臭いと酷評していた記憶があるが、
大瀧 詠一監修の「クレージーキャッツ・デラックス(DVD)」では、ハッスルホイ、は輝きを放っている。

過去のアーカイブスから、植木等の記事を。

ホラ吹き男

無責任男

話を、植木等人形、に戻しましょう。
これは関節が曲がり色んなポーズがとれ、詳細なトリセツもついている優れものです。
うかい、さんに開封からポージング、写真撮影までをお願いしました。↓。

日本一のゴマスリ男。↓。

ハッスルコーラが付属品としてついてるのが嬉しい。↓。

ハッスルコーラを持っています。↓。

今日のお昼は有頂天。植木等人形を持って外出する。
北口商店街で撮影する。カメラマンは川原。↓。

そんな川原の撮影場面を撮影。カメラマンは、うかい、その1。↓。

そんな川原の撮影場面を撮影。カメラマンは、うかい、その2。↓。

そんな川原の撮影場面を撮影。カメラマンは、うかい、その3。↓。

そんな、うかい、の撮影場面を撮影。カメラマンは、徳田。その1。↓。

そんな、うかい、の撮影場面を撮影。カメラマンは、徳田。その2。↓。

そんな、うかい、の撮影場面を撮影。カメラマンは、徳田。その3。↓。

そんな徳田の撮影場面を撮影。カメラマンは、ソネ。その1。↓。

そんな徳田の撮影場面を撮影。カメラマンは、ソネ。その2。↓。

そんな徳田の撮影場面を撮影。カメラマンは、ソネ。その3。↓。

そして我々の行動に注目して、通りすがりのおばさんが、ソネさんの撮影風景を撮って行ったそうだ。
その写真、貰えばよかった。

BGM. 植木等「どうしてこんなにもてるんだろう」


十中八九N・Gアーカイブス 「偲ぶ会」

15/ⅩⅠ.(水)2017 はれ 日馬富士、貴ノ岩にビール瓶で暴行発覚

先週の「笑点」に、TKOが出てコントをやっていた。
木下が葬式に初めて出るから、しきたりが判らない設定で、
服は黒、と言われて、燕尾服を着て来てしまい、
黒のネクタイ、と言われたから、蝶ネクタイ、
数珠を持って来い、と言われて、鈴を持って来た。

このコントをみてて、僕も似たようなものだなぁ、と思った。
だから、僕は葬式には行かないで、お通夜に行くようにしている。
通夜は、準備していたと思われるより、駆けつけたというリアリティーが大事で、どんな格好でもいいからで、
実際、僕は親友のお父さんのお通夜に、ケロケロケロッピーの指輪をして行って、受付嬢に驚かれたことがある。

あいつが死んだ時、僕は大学1年生で、学園祭の「おかまグランプリ」の化粧をしてる最中だった。
彼は僕より頭が良かったが、良い学校を狙うため浪人していて、苦悩をしてたみたいだが、
僕はオカマの準備が忙しく、思いをやってやることが出来なかった。
そんな自分への苛立ちを僕は、打ち上げの酔っ払った席で、2-3人の先輩に向けて、ボコボコに殴った。
先輩にしてみりゃ、いい迷惑だったと思うが、皆、事情を知っていたからサポーティブだった。

あいつを偲ぶ会は、その後に少し落ち着いた時期に行われたから、やはり、11月だった。
アーカイブス、偲ぶ会

このテキストのラストには、今なら違うやり方をするだろう、みたいなことを書いているが、
でも、やっぱり僕は今でもこういう会があったら同じことをすると思う。

今の僕の髪の毛は、そっとパンクにしてるところだから、誰かが死んだらこれで行く。↓。

BGM. RCサクセション「ヒッピーに捧ぐ」


十中八九N・Gアーカイブス 「乳飲め、1!2!」

8/ⅩⅠ.(水)2017 はれ 父の命日

僕は、墓参りには行かないし、仏壇のある実家にも帰らないから、宗教的な供養はしていない。
だから、父母の誕生日や命日には、ブログに想い出の記事を書き、独自のスタンスで向き合っている。
そうは言っても、もう大概、想い出も書き尽くしたので、アーカイブスで父の想い出3部作をお送りします。

①2010年7月の記事、「エロスとタナトス
②2010年7月の記事、「AZ as No.1
③2011年11月の記事、「粋な別れ

母の誕生日は、11月5日でした。母の想い出は、こっち

BGM. よしだたくろう「おやじの唄」


十中八九N・Gアーカイブス 「メロメロ」

6/ⅩⅠ.(月)2017 はれ  トランプ・安部迎賓館に、ピコ太郎

奇数月は、大相撲の本場所と、受付と僕の4人の合作の絵が発表されます。
今回のテーマは、「好きだった人」。
詳細は近々、受付の大平さんがアップしてくれるでしょう。
そこで、「好きだった人」特集のアーカイブスをお送りします。

当初は、忌野清志郎 の曲にリスペクトして「メロメロ」という記事にしようと思って書き出しました。
そして、「君にメロメロ」に変更して、どうせなら、「君にメロロン」にしました。
君にメロロン、は、しょこたんが歌う「墓場鬼太郎」のエンディング曲のタイトルです。
歌い出しが、君にメロメロ~メロメロ~、です。

下は、新宿小田急千疋屋の、小田急百貨店55周年記念・55周年メロンフルーツパフェです。↓。

僕は二十歳の頃、「初恋の人はどんな人?」って聞かれると、照れくさくて、
<次の恋が初恋さ>と答えていたものです。
皆さんの、「好きだった人」はどんな人ですか?

BGM. 豊田 清 「青春PART1」


十中八九N・Gアーカイブス 「センター試験」

5/Ⅹ.(木)2017 はれ にゃんこスター、の、アンゴラ村長は早稲田卒
センター試験では、「精神科・心療内科」や「発達障害」の診断書を出すと、
別室受験とか、試験時間1.3倍とか、が出来るシステムがあります。
周囲が気になる、とか、確認が激しい、などで本領を発揮出来ないと残念ですからね。
そういうのに配慮してくれてるのでしょう。良い時代になりましたね。
僕の時代は、共通一次、と言ってましたね。
共通一次試験の日は雪がよく降ってたような気がします。
野坂昭如の「火垂るの墓」の実話バージョンで「行き暮れて雪」という自伝的小説があります。
神戸で空襲に遭い、福井に疎開し妹を亡くし終戦。17才で窃盗を働き少年院へ。
しかし、実父が保証人となり釈放、新潟へ。そこからの野坂の放蕩生活ぶりは、尋常ではない。
自暴自棄。小説のかなりの部分が、この露悪的ともいうべき、放蕩生活の描写に費やされています。
ある日、野坂は、このままでは駄目だと思い、上京。
そして早稲田大学を受験する。試験当日は大雪。
野坂は、義士の討入りも二・二六事件も大雪だったから縁起がいいと思う。
自らの受験を、志を持ってあえて負け戦に挑むものと重ね合わせた、野坂の覚悟と照れに共感したものです。
僕の共通一次も大雪でした。
共通一次の思い出といえば、この記事ですね。語が苦
さて、「センター試験」っぽく、数学の問題で閉めましょう。
Q.カワクリの開院は、平成19年ですが、「Xの5乗が、2476099」、になる、X,はいくつでしょう?
これは、なぞなぞ、ではなく数学の問題です。
とは言え、カワクリです。
数学が不得意でも解けるように、正解をどこかに隠しておきました。探してみて下さい。
答え合わせは、その数を電卓で5回かけてみて下さい。2476099、になれば正解ですよ。BGM.もヒントだったりして。
BGM. スティービーワンダー「愛するデューク」


川原高齢化問題の未来を考える会

27/Ⅸ.(水)2017 くもり 希望の党、原発ゼロ、だって。
休み中に風邪をひいておく。
これは恒例、習慣、風習なのだが、カッコ良く言い換えれば、プロ意識、であり、自己管理だった。
それが今回は、1-2日、ズレ込んだ。
何だこれは?と思い、考察してみる。
よく子供の幼稚園の父兄リレーで転倒するお父さんは、昔、運動神経が良かった人だと言う。
脳が記憶してる運動神経と、現実の体の動きに齟齬が生じていることに気付かないから起こる現象だ。
だから、昔から運動神経の悪かったお父さんは転ばない。丁度いいのだ。
全然関係ない話をしたのは、なんとなくそれと似てる気がするからだ。
クリニックを開業して10年になる。
現在の診療体制は、10年前のものと、ほぼ同じだが、その分、当然、年もとっているのに。
さらに10年前はかなりハードワークを平気でこなしていた軽躁状態みたいなものだった。
今はまだ良いが、そろそろ今後の未来を考えると、設定をし直す必要があるかもと考えた。
毎月最終土曜に全体ミーティングをするから、川原高齢化問題を考える、をテーマに意見交換をしようかと思うに至った。
そんなことを考えていたから、気が弱って免疫力のバランスに影響を与えたのが今回の不調の原因か?
はたまた、もう体自体が老朽化していて昔のようには動けなくなっているという、精神に対する身体からの本気のサインか?
卵か先かニワトリ先か、それが問題だ。
とりあえず、お昼に、親子丼を食べておいた。

BGM. よしだたくろう「風邪」


マンガ・浪人の頃

6/Ⅸ.(日)2017 雨のちくもり
ここのところマンガが一部でウケてるので、調子に乗って、デビュー作(デビューしてないけど)も紹介しちゃいましょう。
これは、クリニックの受付カウンターに貼ってあるから知ってる人も多いでしょうが、意外とじっくりは見てないでしょうから。
タイトルは、つげ義春の「夢の散歩」に収録されている「下宿の頃」という響きが面白いな、と思って、パクリました。↓。

ですから煽り文句も、つげ義春の「ねじ式」の発表当時の世間の評価をオマージュしてみました。それがこれ。↓。
ついに出た!!川原先生の問題作。「マンガ」か…「芸術」か…?

一コマ目の「彼女だけ大学に合格った」の男は浪人時代の「僕」です。
タバコを吸って片目から涙がこぼれています。これは次回作、「煙が目にしみる」の伏線でしょうか。↓。

この女子は、カナエちゃん、といいます。古井戸の、さなえちゃんに名前が似ていますね。
画力に自信がないので解説しますが、「僕」の頭の上に飛んでるのは、モヤモヤした気持ちです。↓。

今、思えば、ともだち、なんて必要なかったのです。ともだち、が手にしてるのは「辞書」と「参考書」の頭文字です。↓。

何を言ってるかの判らなさを象形文字で表しました。まるで、シャンポリオンの苦心のようです。↓。

最近、僕(これを書いてる僕)もメガネを買いました。前の記事で紹介しています。
画力が拙いので説明しますが、右側の人物は、お辞儀をしてお会計してる店員です。↓。

せっかくメガネを買いましたが…。↓。

慣れないメガネで目が疲れたのでしょう。↓。

そりゃそうです。「僕」(記事を書いてる僕も)の、浪人の頃の視力は1・5でした。↓。

唐突な場面展開です。この女は「煙が目にしみる」に登場する、元カノです。↓。

まるで、イルカ、の歌みたいな心理描写です。この時代は、黒のダイヤル式の電話でしたね。↓。

ゴロゴロしてないで勉強しなさい。↓。

美容体操のことです。↓。

脚が長いですね、まるで、アーニー・ラッド、みたいです。↓。

そんなことは、どうでもいいことです。↓。

僕は、浪人の頃は代ゼミに通っていました。この頃の僕のトレードマークは、黒字に赤く「北京」と染め抜いてあるショルダーバックでした。↓。

朗報!現在、クリニックに展示されている川原マンガを受付の大平さんが、
思い出はモノクローム、色をつけてくれ、とのリクエストにお応えして着色してくれることになりました。
どんな化学反応を起こすか、楽しみです。
BGM. イルカ「雨の物語」


マンガ・煙が目にしみる

3/Ⅸ.(日)2017 はれ
前回のマンガが、局所的にウケたので、少数派のニーズにお応えして、もう一丁、未発表作品を紹介してしまいましょう。
その前に、これらのマンガ・シリーズの表紙とも言うべきものをお見せしましょう。
クリニックの受付カウンターにも貼ってあるから見たことある人もいるでしょう。↓。

これはビートルズのジョンとポールが初期のストーンズに曲を書いてあげた時のエピソードをパロディにしたものです。
ジョンとポールはあっという間に部屋から出てきて、ミックが「ギターでも取りに来たの?」と聞くと、
「もう出来たよ」と言ったという話。その曲が、「彼氏になりたい」です。
ストーンズのシングル曲を、ビートルズではリンゴ・スターが歌っています。
GWのポール・マッカートニーのドーム公演では、「次はリンゴの歌だよ」と曲紹介してポール自らが歌ってましたよ。
さて今回ご紹介するマンガのタイトルは「煙が目にしみる」です。↓。

プラターズの曲が有名で、映画「アメリカン・グラフティ」では、
男の子が奥手であるが故にギクシャクしたカップルが、学園祭のダンスパーティーで「ベスト・カップル賞」に選ばれて、
チークを踊りながら、皆には愛想を振りまいて、周囲には聞こえないように口げんかしながら仲直りする場面で流れました。
僕がこのマンガのプロットを書いたのは、高3の時で、場所は高田馬場の「イントロ」というジャズ喫茶でした。
ジャズ喫茶では、セロニアス・モンクの前衛的なアレンジの「煙が目にしみる」が流れていて、
そこからインスパイアされたのを今でもよく覚えています。
アイデアを温めて、大学1年の時にマンガにしました。足掛け3年です。(浪人してるから)
主人公の男は、浪人時代の「僕」です。
元カノと久し振りに会います。彼女だけ大学に受かって、振られました。
自分を振った彼女との再会という設定です。
「僕」は喫茶店に先に着いてますね。当時は、モカ、は大人っぽかったのでしょう。↓。

画力に難があるので説明しますが、右手に持ってるのが「タバコ」で、左手が「ジッポのライター」です。↓。

インディアンの狼煙のようですね。僕はここにいるよ、という合図でしょうか。
しかし、実に頼もしい。余裕シャクシャクな態度で、元カノを待ちます。↓。

しかし慣れないタバコにむせてしまいます。この描写は山口百恵の「秋桜」のB面の「最後のページ」からヒントを得ました。↓。

元カノ登場です。↓。

画力が不安なので解説しますが、右手は「いやいや」という否定の仕草です。分身の術ではないです。↓。

紳士はさりげなく椅子をひきます。↓。

つれない女です。↓。

「いつから煙草を吸うようになったの?」と言っています。↓。

右手はタバコです。葉巻ではありません。↓。

当時、僕はこういう髪型の女の子が可愛いと思っていました。ちなみに聖子ちゃんカットが大流行の時代です。↓。

元カノ、何も注文してないですね。テーブルの上、何もないし。ウエイトレスさ~ん、灰皿必要ですよ~。↓。

元カノは、思わせぶりです。↓。

元カノは、トボけます。↓。

気まずい沈黙が流れます。いつのまにか灰皿があります。さっきの声がウエイトレスさんに届いたのでしょうか。↓。

皆さんの鑑賞眼が心配なので説明しますが、タバコを灰皿で消している「僕」と、鞄を「ゴソゴソ」とまさぐる元カノです。↓。

ハンカチを探してたんですね…。そんな殊勝な女じゃなかったですよ、現実は。願望ですね、願望。↓。

BGM. プラターズ「煙が目にしみる」


脱稿

31/Ⅷ.(木)2017 雨、のち、くもり
ついに、8/31、コラム脱稿。あとは校正のみ。
この間(かん)、ブログは、「カワクリ心理インビテーション」が目玉でしたが、盛り上がりはどうでしたか?
ブログのシステムは、記事をアップした時点で新しい順にトップに出るから、
「きっと浮かない」→「インビテーション①」→「②」→「③」、と順番に読めるように工夫して出したのだけれど、
③のあとに、ソネさんの「人間失敗作」があるから、まるでこれらを踏み台にして「人間失敗作」がトリみたいになっちゃって、
「人間失敗作」の反響が一番デカかったですね。
まぁ、心理部門も頑張っているんですが…。
この間(かん)と言えば、24時間マラソンを今年もやっていましたね。
いつも思うのだけれど、あれは大変な荒業でやり遂げるのは立派な偉業だと疑わないが、
あれだけテレビ局や芸能人や観衆など皆が応援してくれりゃ、俺でも出来るよ、と思ってしまう。
応援と言えば、でんぱ組の、えいたそ、が言っていたが、発声には腹筋を鍛えるのが大事らしい。
燃焼(?)というアプリがあって、それを使えば、腹筋をすると二次元の男の子が甘い囁きで応援してくれるらしい。
良い事を聞いた。
それに倣って、コラム作成中は、自分の妄想力を駆使して、好きなアイドルに応援してもらうイメージを抱いた。
妄想力と言えば、僕は結構自信があって、学生時代はよく授業中にマンガを描いていた。
ルーズリーフに描いて、皆に回して見せてたものを、丁寧に回収して集めてくれてた人がいて、
当時の物が僕の手元にコレクションされてあるのです。
それをラミネートしてクリニックの何ヶ所かに貼ってあるから、見たことある人もいるでしょう。
19-20才頃の黒歴史です。
受付カウンターに、「浪人の頃」。↓。
僕のマンガは基本的に左上から下へ、そして右上へと、つまり、漢字の「川」の字の書き順のように見るのが、
ならわしです。

受付カウンターの喫煙所寄りには、「傷だらけの宇宙人」&「シブイ男」。↓。

自動ドアの内側の壁には、「走れ!メロス」。これは未完です。案が尽きました。誰か続きを書いて。↓。

さてここで、未発表の作品を紹介してしまいましょう。
電子書籍風に(電子書籍、読んだことないけど)一コマづつ、アップしてみます。
まずは、「グッドバイ」。↓。名前の先頭だけを赤くしたのは、江戸川乱歩のマネです。

僕の描く、思い切り気障な男、はこんな感じです。クールでニヒル。口はアヒル。↓。

僕の描く可愛い子ちゃんは、こんな感じです。髪のカールは、横山ノック、を意識しています。↓。

この描写は、ギリシャ神話の、ダフネ、をモチーフにしています。↓。

なるべく非情な男にしてみました。↓。

⑥のコマは気になりますね。女の子が、木になります。↓。

「なに、この男?」って感想が正解です。↓。

次いで、「吊り皮と少女」。↓。

向ヶ丘とは、向ヶ丘遊園。つまり、この電車は、小田急線の上りですね。↓。

この男のモデルは、ジェームス・ディーンです。↓。

この少女のイメージは、川守田です。(夢の展覧会、にも頬杖ついて出てきます。)↓。

指、つってますね…。↓。

掃除の時間に、ほうきをギターにする奴もいましたね。↓。

ジミーと川守田のツーショット。吊り皮が意味深な存在感を示します。↓。

ホラ、見ろ。ブラ下がった。↓。

ジミー、大丈夫か?捕まるぞ。↓。

このコマを「好き」と野球部の、ヨネシマ先輩、は言ってました。当時、大学4年生だった人。ポジションは捕手。↓。

要は、この男、学校をサボったのです。書を捨てよ、町へ出よう、という訳ですね。新宿に何かあるといいですね。↓。

前に、「夢の絵」を受付の大平さんに総天然色版にしてもらったことに味をしめて、
このマンガも色つけてくれないかな、とも思うけど、
白黒は時代を感じさせて、ネイキッドな味がありますね。
明日から、9月。大相撲のシーズンだから、僕と受付3人の競作がお披露目されるはずです。
近いうち、その記事も紹介されることでしょう。心理の企画は終わりでいいのか?
BGM. 古井戸「さなえちゃん」


ちょっと待ってて

3/Ⅷ.(木)2017 くもり、割と涼しい
今朝見た光景から。
交通安全とは、世界中の信号機がみんな「赤」になる瞬間、というくだりが、
「化物語」の副音声にありましたね。↓。

ここのところよく見るのは、この木から落ちてる実。↓。

「万有引力とは、引き合う孤独の力だ」と、寺山修司が言ってました。
この実とアスファルトの地面は愛し合っていたのかしら?アップします。↓。

これを思い切ってキックしてみました。コロコロ転がりますが、シャッタースピードが追いつきません。↓。

ここに止まりました。↓。

さらに続けようとしたら、木の上でカラスが見てたからやめました。
しばらく歩いていると、今度は、赤い実、を見つけました。↓。

これも蹴ってやろうと助走をしたら、別のカラスが別の木からこちらを偵察しています。
ハローバイバイの「都市伝説」で聞いたのですが、カラスは伝達し合って人間を見張っているといいます。
しつこい奴らだ。江戸所払いにしてやる。都民ファーストの会、に任せるか。
そんなことより重要なのは、8月は僕は依頼された「コラム」に専念しますが、自分で縛りを1つ付けました。
それは専門用語を使わないことです。
患者には判らない医療言葉を揶揄して、ジャルゴン、と言います。
ジャルゴンは、それ以外でも、ある集団特有の普通には理解出来ない用語のことをさします。
語源は、うがい、で喉をガラガラいわすgargle、だそうです。
鵜飼じゃないよ、うがい、だよ。
しかし、ジャルゴンを用いずに専門誌の原稿を書くのは、案外と大変です。出だしからして難しい。
それで思い出したのだが、現役で共通一次を受ける時、あまりに科目数が多すぎて、何から手をつけていいか判らず、
何もしないでいたら、何もやることがない、という錯覚に陥って、何もしないで、読書をしました。
普段は読んでもすぐ飽きてしまうのに、勉強しなくちゃいけない時にする現実逃避的読書はスイスイ進みます。
家にはクルクル回る椅子があり、僕は共通一次の前日なのに、椅子に座って、クルクルしながら、本を読んでると、
父が、「達二、何をしてる?」と声を掛けました。
それは「勉強しろ」とか「関係ない本など読んでる時じゃない」とか「真面目にやれ」みたいな意味ではなく、
重要な試験前日に居間でクルクルクルクルしながら本を読んでる息子への心配。
重い言葉だ、「達二、何をしてる?」。岸から、「戻って来~い」、と呼びかける父親の心の声だ。
そんなことと重ね合わせてしまう、8月のスタートダッシュだ。
このままだと、5/18問題、の時と同じように締め切り間際で徹夜になるかも。それはさけなきゃ。
それでは皆さん、しばしの別れじゃ。ちょっと待ってて。
BGM. Sam and Dave「Hold on I’m coming」