相談室だより~番外編 ノルウェー×日本交流~

こんにちは。とくだです。
今回は、スウェーデンの友人からまた旅行記が届いたので、ここでもご紹介したいと思います!
カナリアに続き、今度はノルウェーのフィヨルドのステキな景色です。
ノルウェーの観光では欠かすことができないといわれるフィヨルド。いくつかあるようですが、世界遺産でもあるソグネフィヨルドのクルーズに友人は参加したとのこと。
ちなみに、フィヨルドとはノルウェー語で入り江という意味だそうです。
約100万年前にできた厚さ2000m以上の氷河が、1万年前に溶け出しました。その溶け出した氷河が海側に流れる時、その重さで谷底がU字に削り取られたといいます。その谷底に海水が流れ込んで今の形態ができあがったということだそうです。
壮大な経緯ですよね。想像がつかない、というか。。
厚さ2000m超える氷河…谷底がU字に削り取られる…?そこに海水?
と思ってしまいますが、、
その景観がこちらです。


ベルゲンという街から出発して周遊するそうですが、そのベルゲンは365日雨と言われるほど雨が多いらしいです。それがたまたま毎日快晴で、フィヨルドがとっても綺麗に見れたという友人。



空気も澄み切った晴れの日が写真から伝わってくるようです。
ステキですね~!フィヨルド。
行ってみたい場所がまた一つ増えました。
BGM:大滝詠一
フィヨルドの少女
ちなみに、日本の、相談室はいつも通りです…笑
いくつかお花もたまっていましたのでお届けしながら〆ます。



受付だより~ハロー・グッバイ

2014年10月23日(木) 雨のち曇り(寒くなりつつある)
皆さん、こんにちは。
今回は川原先生が予告ブログ『生きること、死ぬこと』に悪戦苦闘しているようで、
「当分ブログ作成に時間かかるから、その間受付でブログを繋いでくれない?」とバトンを渡されましたので、受付からお届けします。
予告ブログ『生きること、死ぬこと』は受付も期待して待ち望んでいる記事なので、皆さん乞うご期待です!
なんて事を言ったら、「勝手にハードルあげないでくれ」と先生に叱られてしまうかもしれませんが…(笑)皆さんもお楽しみに!
受付ブログ提案の際になぜだか「後藤さん、あなたがブログを仕切れ!」と突然のご指名頂いたので、
私、受付の後藤がやってます!笑
皆さん、どうぞ拙い進行ではありますが、よろしくお願いします。
今回は新たに加わった新メンバーの小森さんのご紹介とともに、
今まであまり知られているようで知らない受付をご紹介していきたいと思います。
この記事を通して、受付を今よりも身近に感じていただけたらなと思います。
さっそくではありますが、実は受付にはお会計やご予約受付の他にもさまざまなお仕事があります。
その内のひとつが、以前先生のブログでもご紹介頂いた、受付版『なぞなぞ』です。
以前は先生が作成されていましたが、現在は多忙な先生の代わりに受付が作成しています。
そんな受付版『なぞなぞ』がこの度、リニューアル致しました!
今回も受付各々の個性溢れるなぞなぞに仕上がっていますので、ご紹介させて頂きます。
まずは新メンバーの小森さんのなぞなぞです。
初めまして!新入りの小森です。今週でちょうど1ヶ月となります。
まだまだ不慣れで皆様にはご迷惑をおかけするやもしれませんが、一刻もはやくカワクリに馴染めるよう
努めてまいります。
さて、そんな新人・小森のなぞなぞデビュー作がこちら!

私は昔から絵が大の苦手でして、色鉛筆なんて夏休みの絵日記以来かと。
たいへん緊張しながら描き始めたのですが、これが思いのほか楽しくて、気づいたらすっかり夢中に!
調子に乗って、家元談志(気づいていただけないと恥ずかしいので、ここで自ら言うことにします)も登場です。
実は私、中学時代に落研(落語研究会、略してオチケンです)に所属していました。
と言っても、1年ほどで辞めてしまったので出来るようになったのは「寿限無」と駄洒落くらいでしたが・・・。
そもそも中学に落研てあまりないですよね。しかも10代の女子は入らないですよ。
昔から、若さがないとか、落ち着いてるといわれてきましたが、カワクリに来て確信しました。
年代がずれてる!!
BGMに伊代ちゃんが流れるんですよ!と思ったら、ボブ・ディランですよ!清志郎が少年時代を歌っていたとは!
なんて調子でウキウキ・ソワソワ、あ、いけない!鼻唄歌ってた!てへ!と受付の3人を見たら、あれ?
「ボブ・ディランて知ってる?」「曲名ですか?黒人ぽいですね~」あれあれ?
「細野晴臣って、ほらYMOの人だよ!」「・・・・。」確信。
一応言っておくと、私、先生より受付3人のほうがうんと歳は近いですよ。み、みんな、仲良くしてね。
ちなみにここ数年は怒髪天がNo.1です。今年結成30周年の素敵ロックバンドです。是非、聴いてみてくださいね。
そんな小森の黒歴史。初めて買ったCD(レコードじゃなくて良かった)は、氷室京介「KISS ME」です。
黒くないし。ブレてない。
初回から長々と失礼いたしました。こんなフレッシュ感のない新人ですが、どうぞよろしくお願い致します!
続いては天明さんと私、後藤のなぞなぞをサクッと紹介です。
こんにちは、天明です。
私のなぞなぞは富田さんのなぞなぞの右下に貼ってあります。

今回は脳活クイズです。
是非挑戦してみて下さい。
改めまして皆さんこんにちは、受付の後藤です。
私、後藤のなぞなぞはフレッシュな小森さんのなぞなぞの下に貼ってあります。
座る時、お水を取りに行かれる時、マンガを取ろうとしたその時に、一瞬でも視界に入ったら、見て頂けると嬉しいです。

前回、前々回の『暗号コレクション』『頭の体操』に続きまして、今回は『世界のなぞなぞ大集合』です。
各国のなぞなぞを集めてみました。
その国々のお国柄が出ていて、一筋縄ではいかないなぞなぞもあるので是非挑戦してみて下さい。
おすすめはアメリカの問題です。
因みに、ウォーターサーバーのなぞなぞも一新してみました。

前回に引き続き、『水』に関するなぞなぞです。
イラストは『水』にちなんで今回も水ポケモンから『ゼニガメ軍団のゼニガメ』です。
「あれ!?お湯の出し方わからない!」なんて時に、お湯の出し方と一緒になぞなぞのヒントや答えもお気軽に受付へ。
どちらのなぞなぞもヒントをいくつか用意しているので、気軽に挑戦してみてくださいね。
最後は我らがレジェンド富田さんです(笑)
みなさん、こんにちは!先程、後藤さんから紹介を受けました、レジェンド富田です。
って、突然レジェンド富田って言われても、皆さんにはチンプンカンプン何のこと?誰のこと?ってなりますよね~。
実は私、富田は、この度川原クリニックを卒業することになりまして、今回これが最後のなぞなぞになるからと
いうことで、『富田メモリーズ』や『富田レジェンド』をなぞなぞのタイトルにしてみたら?と先生がわざわざアドバイスをくれました。
そーんな、先生のアドバイスをそっくりそのまま鵜呑みにしちゃいました~(笑)
題して『富田・メモリーズ・レジェンド・クイズ』です。こちらのなぞなぞのご紹介は後ほど!
最近、めがねのベストドレッサー賞を受賞して話題になった、スキージャンプ銀メダルの葛西選手と同じ称号(?)を戴けるなんて、光栄です。
そんな、私、富田が作らせて戴いたモビールはこちらです。じゃじゃーん。

なんと、このモビール、まどマギのコースターで出来ているのです。しかも、このコースター、裏表でまどマギの絵柄が違うのです。
皆さん、知っていましたか?まどマギって、キュウベェという白い生き物とまどかが契約するかわりに、まどかの願い事を叶えてくれる
というお話なんですよ!いいですね~願い事かぁ~。。皆さんなら、どんな願い事を叶えますか?
私だったら、う~ん、、、
まずは回らないお寿司屋さんに行くこと!かなぁ(ちなみにこのブログ書いているのが、ちょうど夕飯時でして、
願い事が食べ物のことしか思いつかないのです(笑)すみません。)でも、願い事って、考えれば考えるほど出てきてしまうものですね~。
わたしって、欲(食欲?)深いのかも?!
受付の左手、天井に吊るしてあるので、まどマギが好きな方もそうでない方も、ぜひご覧になってみてくださいね。
ちなみに、このモビールが吊るしてある天井ですが、忘れもしない…クリニックの浸水事件。
台風の大雨によるクリニックが水浸しになってしまった、あの事件。懐かしいです。今となっては、心に残る思い出です。
あの時に、何人かの方が、診察の待ち時間に手伝ってくれましたね。一緒に水に濡れてくれた方、浸水におけるアドバイスをくれた方、
まさにあの時はサバイバルで、皆さんとは同じサバイバルを乗り越えた戦友みたいな気持ちになりました。
その後も、クリニックの浸水を心配して、お声かけ下さった方、わざわざ遠くからお電話下さった方もいっらしゃいましたね。
私自身こんな経験初めてで、そんな時に頂いたお電話は、とっても嬉くて、感激したのを覚えています。
 
そして、喫煙室のなぞなぞもリニューアルです。

いつも喫煙室に立ち寄られるそこのあなた!一服と共に一問、解いてみてください。
いつも喫煙室には入らないというあなた!喫煙とは別に、喫煙室ワールドを覗くついでに、解いてみてください。
そしてそしてお待たせ致しました!この度、川原クリニックを卒業することになりました富田の、
記念すべき!最後のなぞなぞ『富田・メモリーズ・レジェンド・クイズ』がこちらです。
これで、なぞなぞを披露出来るのが最後ということで淋しい気持ちもありましたが、皆さんが頭を抱えつつ、
答えを聞いてスッキリ出来る様な、なぞなぞを集めてみました。
前作、前々作のなぞなぞを解いて下さった方々、ありがとうございました。
皆さんがなぞなぞを答えに話しかけて下さるのが嬉しくて、ヒントを出すのが楽しくて、とってもやりがいがありました。
最後まで、温かく見守って下さり、ありがとうございました。

場所は、受付カウンターの右側、天明さんのなぞなぞも近くに貼ってあるので、ご一緒にどうぞ。
残りわずかですが皆さんとなぞなぞを通して、お話出来たら嬉しいです。
なので、ヒントや答えは、ぜひぜひ受付へどうぞ。
以上、受付のなぞなぞのご紹介でした!
いや~、今の日本でレジェンドなんて呼ばれているのは、ジャンプの葛西選手とカワクリの富田さんくらいですよね(笑)
今回ご紹介させて頂いた、受付各々の個性が出たなぞなぞ、是非挑戦してみてください。
尚、年内にすべてのなぞなぞを解いていただいた方には、チロルチョコをプレゼント!
皆さん、受付の初ブログはいかがでしたか?
受付を以前より身近に感じて頂けましたでしょうか?
先生には「もっとブログでくだけてもいいんだよ」なんて言われましたが、いやはや初ブログではどうしても緊張のせいか堅苦しいものになってしまうものですね(汗)
最後になりましたが、ここまで拙い進行にお付き合いくださり、皆様ご愛読ありがとうございました。
またブログにご参加頂いた天明さん、小森さん、富田さん、ありがとうございました。
今週で富田さんが卒業してしまうのは、とても寂しいです。
いつも受付で真面目で優しく周囲をサポートしてくださっていた富田さん、本当に長い間お疲れ様でした。ありがとうございました。
そして小森さんの加わった新たな受付を今後とも、皆さんどうぞ宜しくお願い致します。


黒歴史とか、中二病とか

14/Ⅹ.(火)2014 台風19号が去って 
こういう仕事をしていると、皆さんと色々とお話をする中で、うまく伝えられないこともある。
「ある人」の話をするというのは、広い意味で守秘義務にひっかかるので、「よく聞く」話をしよう。
これは、本当によく聞く話で、「それ私(俺)の話!?」ってドッキリしてる、そこの人。
あなただけのことを言ってるんじゃないからね。
多くの人は、大人になったら(或は、恋人が出来たら)好きな物を処分しなければならない、と思っているようだ。
昔、好きだったアイドルのレコード(CD)やポスター(切り抜き)は今更、捨てるに捨てられない「恥ずかしい」物らしい。
オタク系のフィギュアやコミックスもそれに該当する。
その流れで言えば、昔、自身でマンガを描いていたという人も「恥ずかしい」らしい。
皆は口を揃えて、それらの作品は、死ぬまでに処分しないといけない、と言う。
このように、なかったことにしておきたい過去を、黒歴史、と呼ぶそうだ。
似たようなニュアンスで、世間は、中二病、とよく言うが、必ずしも、中二に限定された物ではない。
大学生の時にこっそりマンガを描いていたという心当たりの人も多いだろう。僕も描いてた。
それらの作品は、世に出ていないから、おそらく世間的には評価されない物なのだろう。
だから隠しておきたい、は理にかなっている、とも言える。
しかし、その時に一生懸命で夢中だった過去の自分まで一緒に否定してしまうのはいかがなものだろうか?
むしろ、誰も評価してくれないのだから、せめて自分くらいは理解者でいてあげたらどうだろうか?
それが今回、皆さんに問いたい提言だ。
そういうことを僕は、診察の中で思い、そうも言うのだが、言葉なんて上滑りさ、口先だけで言ってると誤解される。
心外だなぁ。
「心」は、「言葉」のことをあまり信用してないからな。
まだ少しは「態度」の方が信用があるからね、そうだ「態度」で示そう。
と言う訳で、現在のカワクリのキャンペーンは、僕の黒歴史の紹介です。
僕の場合は、自分で「黒」だと思っていないので、厳密には「黒歴史の紹介」ではないのですが。
でも、それは主観的な問題なだけで、客観的には「黒歴史」に見えるだろうから、黒歴史の紹介で良いだろう。
僕の好きなアイドルは石野真子だった。
なので、「態度その1」診察室の僕の脇の壁を石野真子のLPで飾った。↓。

「メソ部」とは昔に勤めていた児童思春期の病棟で作った病院非公認の「マンガ倶楽部」。
コミケみたいなものにも出店したこともある。僕は引率でついて行ったが、連中は店番を僕に任せて自由行動。
「先生、よろしくね!」と言われるから、隣のブースの女の子に、僕はマンガの先生だと勘違いされて、尊敬された。
そんなことはどうでもいいことだが、石野真子のLPはソファにも立て掛けて飾ってあります。↓。

これは自らが辱めを享受することで、今回の主張になみなみならぬ説得力を持たせようという心意気だった。
しかし、それは思わぬ副産物、嬉しい誤算を呼んだ。
それは、当時の僕の心を、タイムスリップのように、鮮明に蘇らせたのだ。
心理学の用語で、防衛機制というのがあるのをご存知だろうか。倫理社会とかでやるかも。
フラストレーションの対処策みたいなもののことで、何パターンかある。
その防衛機制の1つに「退行」というのがある。幼児退行、みたいにあまり良い文脈では使われないフレーズだ。
でも、この退行は、ちょっと良い退行だ。
純粋で勢いのある高校生の時の僕が、汚れちまって風邪気味の僕を、石野真子を介して応援してくれているのだ。
昔の自分が、今の自分にパワーをくれる、そんな退行。
こんなちょっと良い話をしていてはダメだ。メッセージがぶれる。
昨日、テレビでキング・オブ・コントを見たが、予選に大場久美子が林寛子と出てたとダウンタウン松本が言っていた。
大場久美子は石野真子と同時期に活躍したライバルだ。
大場久美子ファンと比較して、石野真子ファンは「恥ずかしくない」。
石野真子、黒歴史度、低いな。
これだけでは、まだ甘い。
メッセージが伝わらない。
そこで、ならばと、「態度その2」僕が鉛筆書きでルーズリーフに描いたマンガを紹介することにしよう。
これを描いたのは大学1年の授業中だ。
年齢は二十歳前だが、やってることは、まさに中二病だ。
周りの皆はどんな目で見てたのかな。
下は、錦糸町のアニメイトで買った「中二病メザメ~ル」。
受付カウンターのアルティメットまどかの下にあります。↓。

その下に、表紙と「浪人の頃」というマンガを貼りました。
良かったら見て下さい。面白いですよ。(なんだ?、自画自賛、ここが1番恥ずかしいかも…)↓。

左は、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーがコメントを寄せていることになっています。
これは、ポールとジョンがストーンズに「彼氏になりたい」を作った時のエピソードのオマージュです。
オマージュの意味、合ってるか?
右のマンガの煽り文、「マンガか?芸術か?」はつげ義春の「ねじ式」に寄せられた賛辞を引用。
ま、パクリですね。
この時点で、オリジナリティーないな。失礼しました。お恥ずかしい。↓。

でも、やっと今回の趣旨にたどり着きましたね。
他人にどう思われたって構わない。せめて、自分くらいは自分の応援をしましょう、というメッセージでした。
あいざき進也のファンだった人、そのレコード、捨てるな。
ちなみに、このブログのタイトルの「十中八九N・G」のシングル・レコードは喫煙所のガラスに貼りました。↓。

BGM. RCサクセション「こんなんなっちゃった」


白い色は恋人の色~「カワクリ~夏のお花シリーズ第2弾トルコキキョウ」

3/Ⅹ.(金)2014 はれ 30℃越え 
北海道のおみやげの定番に「白い恋人」というお菓子がありますね。
一時期、よしもとが「面白い恋人」というパロディー商品を販売したら、登録商標か何かで揉めてましたね。
あれは、もう和解したんだっけ。
さて、このブログの記事のタイトルの「白い色は恋人の色」とは、ベッツィ&クリスのヒット曲です。
作詞・作曲は、北山修&加藤和彦の「あのスバ」コンビ。
近頃は「あの素晴らしい愛をもう一度」を「あのスバ」と略すのが一般的みたいです。
北山修がアルフィーの坂崎に「あのスバ、行く?」なんて風に使ってます。
でも、今の若い人たちには、こんなことを言っても、なんのこっちゃら?、でしょうね。
今じゃ、フォークソングも懐メロの区分に仲間入りですね。
なんて、しみじみしてしまいました。
今回は予告ブログ「生きること死ぬこと」の下書きを間違って消してしまって意気消沈の僕のリハビリ的な記事です。
写真が中心の軽い内容です。
これは、以前に勤めていた病院で一緒だった四国の女医さんからレターをもらった時に、僕の働いてる現場を紹介しようと、
その日のお花、トルコキキョウをガイド役に撮影した写真たちです。
だから、これを撮影した季節は夏なので、今のクリニックの風景とは少し違います。
違いも、解説しながら、進めて行きますね。
ブログってコメントはくれないけれど、見ててくれる人が結構いるみたいで。
そう言う訳で、今回は普段、カワクリに来ない人にも雰囲気が伝わるような報告の記事にしてみました。
ちなみに最近、カワクリの様子で1番目立つのは、「澁澤龍彦のTシャツ」です。
「あれは、一体全体、何者?」という声が多数寄せられています。受付、あたふた。↓。

話が脱線してしまいました。今日のタイトルの副題は、「カワクリ~夏のお花シリーズ第2弾トルコキキョウ」です。
白い夏のお花、トルコキキョウ、診察室から。↓。

診察室の「おろち」は、絵が強すぎて他のポスターが霞んでしまい他が貼れませんでした。
最近、やっと、太刀打ち出来る絵を見つけ、貼りました。それは、バルテュスです。下が、おろち。↓。

その横には、椎名林檎のパネルが立ってます。皆さんの席からは、3時の方向です。↓。

「かんなぎ」は、初夏っぽいので撤去しました。でも、考えたら、これは「おろち」に太刀打ち出来てたのですね。↓。

「かんなぎ」つながり、つぐみ、は僕が大岡山のキックボクシングジム「RIKIX」に通ってた頃のスケジュール表からです。
護身術に詳しいMさんから教わったのだが、ストリート・ファイトで大勢に囲まれたら、1番脅威なのは目の前の相手だから、
とりあえず、ディフェンシブ・キックと言って、ボーンと相手を遠くに蹴り飛ばすのが有効らしい。
そして、残りは肘&肘でやっつけて、相手がポケットに手を入れるかを良く見ておいて、ナイフを持ってる可能性があるから、
ポケットに突っ込んでる手を押さえて、頭突きを食らわして、逃げるのがいいらしい。
僕は近いうち、イスラエル軍で開発され、FBIやSWATでも採用されている接近格闘術を習いに行くつもり。
相手が棒やナイフ、拳銃などの武器を持ってる場合や複数人と戦うことを想定した実戦的な護身術です。
下は、つぐみのキック!。↓。

「おやすみプンプン」からは、愛子ちゃんの財布。これは、診察テーブルの僕側の脇なので皆さんには死角ですね。
そう言えば、その後が気になってる方もいるみたいなので、一応、報告しておくと、Sちゃんに「プンプン」全巻読ませましたよ。↓。

この日に履いてたソックス。カンフーっぽいですね。中野ブロードウェイで買いました。↓。

受付の「クラナド」のポスターは評判が良いです。サブリミナール効果を狙って、受付を好印象に演出しました。(笑)↓。

受付の逆サイドは、「けいおん」のコーナーです。↓。

受付カウンターには、究極まどか、のフィギュアがあります。↓。

受付カウンターの逆サイドは、ルーシーがいます。徳田さんは、ルーシーと花沢さんが似てると提議しましたね。↓。

待合室を案内します。正面入り口には、きゃりーちゃんのポスター。
きゃりーちゃんと「日常」のはかせの共通点は、「サメ好き」です。↓。

待合室テレビ側には、「地下鉄のザジ」の額装。今は、ここに「星飛雄馬」のポスターがあります。下が、ザジ。↓。

中原淳一のポスターはやや位置を変えましたが、健在です。↓。

「幕末太陽傳」は今は自動ドアの所に昇格です。僕はこの映画は日本の喜劇映画のNO.1だと思います。
クレージーキャッツの「ニッポン無責任時代」と「ニッポン無責任野郎」の2本を1セットと数えて良いとしたら、悩むけど。
「幕末太陽傳」のフランキー堺の雑巾掛けのシーンは、談志が自分の「居残り佐平次」に取り入れたと言う位、鮮やかです。↓。

このポスターも評判良いです。「もりかわゆみ」という作家さんの作品です。新宿マルイで取り扱っています。↓。

BISの福袋。解散したから、撤去しました。今はこの場所に、クリープハイプがいます。↓。

BISは、喫煙所にもいましたが、撤去。
BISは、こないだ解散コンサートを「テレクラキャノンボール」のスタッフが撮影してるのをスペースシャワーで観ました。
面白かった。
「テレクラキャノンボール2013」は、テアトル新宿で10/5~7まで期間限定再上映が決まったそうです。
観に行こう!
あっ、ついつい夢中になって、「テレクラキャノンボール」の話になってしまいましたが、下が、喫煙所BIS。↓。

喫煙所つながりで「天国に一番近い島」。原田知世の「目が怖い」と意外と不評でした。
日本人は名刺文化という視線恐怖の文化です。
相手の目を見ると失礼だから、「私はこういう者です」と名刺を差し出し、直接視線を交わさないで済む文化。
それが、近頃は、欧米的な風潮で、「相手の目を見て話さないと失礼」、にとって変わって。大丈夫か?
日本は島国だぞ。「ナニ、ガンつけてんだよ!」って喧嘩が多発しないか心配だ。
夏物なので、今は撤去。↓。

同様の理由で、エヴァのミサトさんも今はないです。ここも喫煙所。↓。

喫煙所の、上戸彩は内側の扉にいますから、中に入らないと見れません。タバコを吸わない人もどうぞ。
喫煙所だけに、火の用心。
今日、お昼に後藤さんとランチに行った時、聞いたのですが、最近、不倫してるんですって?上戸彩。ドラマの話だけれど。
火の用心から、火遊びですね。後藤さんにザッとドラマのあらすじを教えてもらいました。「昼顔」ってドラマです。
代わりに、僕はルイス・ブニュエル監督の「昼顔」というカトリーヌ・ドヌーヴが主演した人妻が娼婦になる映画を教えました。
ランチタイムの中華料理屋に、若いナース服の女とアニメTシャツを着た中年男の大声が「不倫」だ「娼婦」だと響き渡る。
それは、ドラマが伝えたいかもしれない不倫の持つあやうげで、はかなく、魅せられてしまう背徳感もブチ壊しにする破壊力。
下が、喫煙所の上戸彩。消防庁のポスター。↓。

喫煙所の窓には、めんま。↓。

すみぺ、は今、喫煙所に移動しました。↓。

「狙われた学園」も、喫煙所に移動しました。現在は、アニメ「狙われた学園」のポスターと並べてあります。↓。

これは、美術コーナー。この絵も人気があります。ヴェルネ・オラースの「死の天使」です。
診察室の後ろの扉の正面あたりの壁、受付側です。↓。

廊下をグルリと回りましょう。しょこたんのこのポスターは、見つけにくい所にあります。
見つけたら、受付けから、チロルチョコでもあげます、賞品として。↓。

塚田さんの使う処置室の前の壁一面は、ベルハー・コーナー。ちょっと自慢です。↓。

診察室の後ろの扉の廊下側は、BABYMETAL、DEATH!。
喫煙所の前の受付の側面の壁にも、ミニ・コーナーがあります。↓。

その角を曲がると、BABYMETALのメギツネのクリアファイルがコンプリートされています。
受付カウンターのさっきのルーシーの下あたりです。↓。

その近くには、しずかちゃんのコーナーがあります。都条例に挑発的なチョイスもありますが、ここでは無難に。↓。

ウォーター・サーバーの付近には、「ひみつのアッコちゃん」。↓。
知らない人のために、念のため、、「ひみつのアッコちゃん」と「天才バカボン」の作者は同じ、赤塚不二夫ですからね。

ウォーター・サーバーのタンクの上には、忍野忍ちゃんが夏らしいイデタチで君臨してました。↓。
今は、診察室のソファのサイド・テーブルの上で展開される「物語シリーズ」コーナーに移動しました。
タンクを取り替える時に、邪魔だしね。

「物語」つながりで、千石撫子。これは、なでこ、が喋ります。普段はスイッチ・オフにしています。
聞きたい人は、受付スタッフまで。そうそう、受付に新しく小森さんが入りました。よろしく。下が、なでこ。↓。

相談室と処置室の間の壁に、「ねじ式」のポスター。
つげ義春は、締め切りにアイデアが間に合わず、屋根の上で昼寝した時の夢をそのまま漫画にしたと言います。
だから、本当は「××クラゲ」だったのが「メメクラゲ」と誤植されても、まぁいいや、と思ったそうです。
それが、漫画か芸術かと論争になった「ねじ式」の真実です。良い話ですね。下が、ねじ式、女医。↓。

診察室側の廊下は、涼宮ハルヒ、コーナー。只今、大いに盛り上がっています!
下は、消失・長門。↓。

長門は喫煙所とウォーター・サーバーの間の秘密部屋の扉にも、浴衣姿のポスターがいます。
太宰治の「晩年」の一節をイメージとして添えてるので、良かったら見て下さい。↓。

ハルヒつながりで、佐々木さん。↓。
今は、ハルヒ・コーナーとゴジラが同時進行です。良かったら見て下さい。

ハルヒは入り口のフィギュア棚の上にも、ポスターがあります。
個人的には、気に入ってるコーナーです。その中から、「~の憂鬱」を。↓。
憂鬱は凪いだ熱情に他ならない、アンドレィ・ジイド「地上の糧」より。

さて、最後に普段しまってるフィギュアのお蔵だし。まずは、「おろち」。
めざとい人は、見つけますよね。通常は、ラック型の本棚の上にいます。↓。

ゆうこりん、の「恋のシュビドゥバ」人形。当時の小倉優子は可愛かった。↓。

ラストは、けいおん、からサワちゃん。デスデビルの頃。↓。

以上、トルコキキョウでした。写真40枚以上、使いましたよ。新記録かも。
全然話は変わりますが、トルコと言えば、トルコ風呂を連想する人は、年齢がバレますね。
今のソープランドのことです。大橋巨泉は、「ルートコ」って言ってましたよ。
「トルコ風呂」の名前の由来は、アングルというロマン派の画家の「トルコ風呂」という絵画からとったという説がありますが、
もし本当なら、ネーミングした人、良いセンスですね。下が、アングルの「トルコ風呂」。↓。

だけど、「トルコ風呂」はトルコ人留学生からクレームが来て、「ソープランド」に改名されたのでした。
僕が、20才前後の頃です。味も素っ気もロマンもない響きになったものだ、と嘆いていた不謹慎な人もいた。確か、F.。
マンガ「1・2の三四郎」をご存知でしょうか?
あれは、後半はプロレス・マンガになります。
主人公の東三四郎を含む「桜軍団」が、皆が勝ったら「トルコへ行こう!」と盛り上がるシーンがあります。
三四郎に思いを寄せる志乃ちゃんは、その時は、何が何だか判らなくて一緒に雄叫びをあげますが、後々、スポーツ紙で
「トルコ風呂」が何かを知ります。
志乃は三四郎の試合前に激励の手紙を書きますが、その最後の便箋に「トルコだけはいかないで」と付け加えてあるのが、
いじらしいです。↓。

だから、このマンガが連載されてる頃は、まだ言葉狩りにあってないですね。
プロレスと言えば、ユセフ・トルコというレフリーがいました。
力道山~馬場・猪木時代の日プロや、初期の新日で活躍していた怪しげな風貌のいかにもプロレス的な人物でした。
トルコとプロレス、相性いいな。どんな考察だ。今は昔だ。
さぁ、ウォーミング・アップおしまい。
次回は、いよいよ大変永らくオマンタせいたしました。
予告ブログ、「生きること死ぬこと」です。
そんなタイミングで、今日、入った臨時ニュース。
先日、ブログでも追悼記事を書いた中西先生のお別れ会が、なんと!、きゃりーぱみゅぱみゅのライブと丸かぶり。
どっちかに行けば、どっちかに行けず。
勿論、先約は、きゃりーちゃん。しかし、中西先生には世話になった。諸先輩も集うだろう。
そこにいなかったら、不義理な奴、と思われて、これからの人生で損してしまうかもしれない。
そんな不純な理由でずっと楽しみにしていた、きゃりーちゃんのライブを断念すべきなのか?
しかし、きゃりーちゃんのライブのためお別れ会に不参加は皆に理解されないんだろうなぁ。
子供の運動会なら、許されるんだよ、きっと。おかしくないか?世間の判断基準。まぁ、今更なんだが。
死者を敬うべきか、今を生きる人の生活の充実を優先させるべきか。
なんとまぁ、タイムリーに皮肉な二者択一よ。
態度は現在保留中。決めらんねーよ。いっそのこと、下駄に聞くか?下駄、持ってないけど。
そして、ここからは実況中継にします。
僕は普段、診療時間内はレオパード柄のスリッポンを履いています。
背後に見えるのが、さっき紹介した「おろち」にひけをとらないバルテュスの「夢見るテレーズ」です。↓。

これを足だけの勢いで宙に蹴って、その裏表で決めることにします。「明日、天気にな~れ」の天気予想みたいな感じ。
これで表、つまり履けるように着地したら、予定通り、きゃりーちゃん。
裏が出たら、中西先生のお別れの会にしよう。
って、こんな大事なことをスリッポンで決めて良いのか、という問題もあるが、良く考えたら人生ってそんなものだろう。
結構、人生の転機や一大決心なんて、最終的にコインの裏表で決めるようなモンじゃないか。
誰かに決めてもらうより、自分で決定してるだけマシだろう。
果たして、その結果は、今、スリッポン、蹴ってきます。
このライブ感、伝わりますか?
結果、出ました。↓。

裏でした。
きゃりーちゃん、ゴメン、中西先生のお別れ会に行きます。
さて、そうなると次なる問題は当日のドレス・コードだ。
案内状には「平服で」と書いてあるけど、俺の「平服」って、ここで言うところの「平服」と違う気がするのだ。
F.に聞いたら、「一応、ホテルでやるから、スーツで行くよ」だって。
俺、スーツ、ピンクの迷彩柄しか持ってないけど。
大学病院の医局の秘書さんにまで電話して聞いちゃったよ。
秘書の久野さんは、僕はよく知ってる信頼できる人物だ。
そんな彼女のアドヴァイスは、「平服ですが、あまり原色とかは…」だって。なるほど。参考になった。サンキュー。
原色じゃない=白か黒だな。でも、「平服で」は黒じゃなくて、という意味だとも解釈できる。
と言うことは、消去法で「白」だ。
俺の持ってる白い服…。
あった!野球のユニフォームだ。中西先生、野球部だったし、丁度良い。
ユニフォーム、どこにしまったっけ。家捜しだ。
そんな訳で、きゃりーちゃんのチケット1枚、誰かにあげます。
BGM. キャロル「夏の終わり」


スランプ?

24/Ⅸ.(水)2014 曇り時々雨 
誰か呪ってない?
予告ブログ「生きること死ぬこと」の下書きを間違って全部、消してしまい、1から書き直しです。あーぁ。
まぁ、そうは言っても、一度書いてるので、頭の中で構成が出来ているので、割とすぐに書けるでしょう。
と、たかをくくってますが、ショックは隠しきれません。
そんな季節は、めっきり冷たくなりましたね。
重なるときは重なるもので、採用面接やその他もろもろ。
とらばーゆ、ってもう紙媒体が無いって、皆さん、知ってました?
とらばーゆ、は医療機関の掲載が4週間だったらしく、応募もたくさん頂きありがとうございました。
僕は髪色を秋を先取りして、「もみじ」にして臨戦態勢。↓。

ネイルもそれに合わせて、休日返上で頑張りました。↓。

こないだ土曜の心理の谷田(やつだ)さんに、「センセー、大変でしょう」と労いの言葉をかけてもらいました。
<ナ~ニ、かえって、一度に来てくれた方が助かるよ!分散されて来られるよりマシ>と強がってみせた。
谷田(やつだ)さんは、「そういう考え方もあるんですね」と感心していた。
谷田(やつだ)さんも、超・多忙な人だから、何か思うところもあったのかもしれない。
さて、採用面接も一段落し、予告ブログ「生きること死ぬこと」を書こうと思ったら、手が止まった。
書けない。
どうしよう?
全然、ブログを更新してなかったから、文章の書き方を忘れてしまった。
ちょっと、リハビリが必要かも。
そうだ、「カワクリ夏の花特集、第2弾~トルコキキョウ編」の写真が手付かずである。
写真にコメントをつけて記事にするのは、文章を考えたり、飛躍した思考を取り戻すには、良いウォーミング・アップかも。
と言う訳で、すっかり秋めいて来ましたが、次回は、「カワクリ夏の花特集、第2弾~トルコキキョウ編」です。
季節はずれでごめんなさい。
それから全然、関係ないのですが、今の僕は、コスプレに詳しいRちゃんから、「うたの☆プリンスさまっ♪」の音也(おとや)
に似てる、って言われました。
Rちゃんは、「見てみて下さい。似てますよ」と笑いながら、「髪色がね!」と強調していた。
BGM. キャッツ★アイ「めっきり冷たくなりました」 


相談室だより

こんにちは。とくだです。
今日はいくつか相談室のお花をお届けします。
最近では、こちらのお花も受付の皆さんが選んでくれています。いつもありがとうございます。

センニチコウ

セダム

トルコキキョウ
相談室のソファー、そろそろ替え時なので、
どんなのがいいかを検討中…質感や色などどうしようかな、と迷っています。
…という、夢を見ました。
ソファーがそろそろ替え時か、というのは本当にそうなので、予知夢になったりして…。
先になるかと思いますが、変わった時には、ブログでもお知らせしますね。


教訓Ⅰ~追悼、中西先生

10/Ⅸ.(水)2014 はれ、求人公募中
来月、「アイザワ先生」と会う約束だ。
「アイザワ先生」は僕が大学病院にいた時の指導教官だ。
今は退官されて、もう何年になるだろう。
公の場には一切、出て来ない。隠居生活を満喫している。
僕は時々、たとえば、「5/18問題」のように困った時だけ、一方的に手紙を送りつける。
すると、「アイザワ先生」はさすが隠居生活、すぐに返事をくれる。
こないだ、ふと、「アイザワ先生」に恩返しをしないとイケナイと思いついた。
「アイザワ先生」が直接指導して学位論文をとったのは、僕と今はA病院の院長をしている「T」の二人きりだ。
僕は、「T」を誘って、「アイザワ先生」はよっぽど暇そうだから中華街にでも招待してご馳走しよう、と提案した。
指導教官と言えば、親も同然。親孝行しよう。僕は、本当の親はもう死んじゃってるし。孝行したい時に親はなしだ。
「T」も乗り気で、なので連絡は、「T」に任せた。
話はトントン拍子で、「アイザワ先生」の返事は快諾で、ただ、1つだけ条件がある、と。
それは、この会は、自分が二人を招待する会にしたい。
店は、「アイザワ先生」自身が決める。お金は全部、自分が払う。なんなら、家族を連れて来ても良い、とのことだった。
立川談志が、「すぐに恩を返そうとする奴は恩知らずだ」と言ってたのを思い出し、ここは素直におごられることにした。
「T」は本来の趣旨と異なると少し躊躇していたが、そこは民主主義、多数決で2対1だ。
僕と「T」は、「アイザワ先生」に来月、ご馳走になることになった。
そんな時である。8月のなかば過ぎに中西先生が亡くなられた。
直前までご自身のクリニックで診療をされていたという。
突然の病死だった。
中西先生は僕の高校の先輩でもあるし、学生時代も医局に入ってからもお世話になった。
中西先生は、野球部の出身だったから、医局対抗の野球大会では、キャッチャーをやってもらいチームの要役だった。
温厚でいつも落ち着いていて弱い者の味方で優しく威厳があって上品で洒落のわかる人で、皆が一目置いていた。
若い頃の僕は悪目立ちするので、意地の悪い先輩にいじめられて、そうすると必ず、中西先生が助けてくれた。
去年くらいに医局の集まりでお会いしたのが、最後になってしまった。
僕は恩知らずで、中西先生の姿を見ても、<ヨッ!>と酒の入ったコップを上に向ける挨拶だけ。
ビールくらいお酌するとか、近況を報告するとかすれば良かったな。悔やまれる。
だって、まさか死ぬとは思ってなかったから。
しかし、我々の医局の精神科開業医は50代で死んでる人が多い。異常なくらい若死にが多い。
中西先生も、50代だった。
僕は何人かの開業医に、<天国お迎えレース、次は誰だ?>と一斉送信したが、誰からも返信がなかった。
そのくらい、皆、ショックだったのだろう。不謹慎だったのかな?
「T」はA病院の院長だ。
僕は、「T」に<開業医達は皆、戦々恐々としてるよ>と言うと、「勤務医だって同じですよ」と怒られた。
「明日は我が身ですよ」と言われた。<しかし、「アイザワ先生」は80だぞ>と僕は言った。
すると、「T」は「今度、お会いしたした時、長生きの秘訣を伺いましょう」とうまいこと話をまとめた。
そうしたら、つい先日、「アイザワ先生」から分厚い封筒が、僕と「T」の家に届いた。
同じ内容で、複写した同じ文面だった。
「アイザワ先生」の手紙の書き出しは、「10月の会だが、やっぱり、私は行かないことにする」だって。何、それ?
まさかのキャンセル。
そして、その分厚い手紙には延々と言い訳が綴られていた。
言い訳と言っても、「夏が暑いから」とか「10月になったって、夏バテはとれない、と思う」とか「しんどい」とか。
「今年になって、一回、横浜に行ったがすごく疲れた」とか「東京なんて、もう何年も行ってない」とか。
「最寄り駅まで行くだけで一苦労」とか「体重は5キロ減った」とか「おかげで、スマートになった」と訳の判らない自慢をしたり。
「私は隠居生活者だ。ひきこもりだ。さぁ、なんとでも言ってくれ」みたいな開き直りみたいなことも書いてあった。
呆れた。
そして、どうせ会があっても、自分の話す内容はこんなことしかない、と言って、将棋と最近読んだ本のことが書いてあった。
現在日本将棋連盟所属のプロ棋士はおよそ150人いて名人を筆頭にA級、B1、B2、C1、C2、と5クラスあるとのこと。
2~3日置きにインターネットでリアルタイムの将棋が観戦できる、という情報。(いらない)。
そして、読書は「昆虫記」とかを読んでるらしい。夏休みに「昆虫記」って、子供か!、っつうの。
こんなことは言いたくないが、僕も「T」も結構、忙しい中、日程をやりくりして、設定した親孝行の会だ。
それに対して、「いかがでしょうか?」、と言うスタンスではないのである。
「私は行かない」という一方的な通達なのだ。
僕は「T」に、<あれ、読んだ?>と聞くと「読みました」と困惑していた。
そして、僕らは、義理とか人情とか恩とか恩返しとか一切考えないこと、それが長寿の秘訣だな、という結論になった。
とは言え、このまま黙って、引き下がる我々ではない。今、策を練っている。
何か、表題と全然違う内容になってしまいましたね。ま、「教訓」と言えば、「教訓」だが。
あらためて、中西先生、ご冥福をお祈りいたします。
そして、中西先生の残された患者さん達のフォローをされている近隣の先生方、ご苦労様です。
特に、ヨー君やカミムラ先生など昼休みも返上して、診察してるそうですね。自分たちが倒れないようにね。
あと、きしろ、も。
今回の中西先生の件で学んだのは、クリニックは院長が死んだ時点で閉院になる、ということだ。
だから、代わりに医者が応援に行っても、そこでは薬も出せないし、紹介状も書けないらしい。
「法人」にしておけば、死んじゃっても、ピンチヒッターがきくらしい。
「法人化」なんて手続きが面倒くさそうで考えたこともなかったが、残された患者さんのことを考えたら、それも有りだな。
それが今回の教訓かな。中西先生が最後に教えてくれたこと。
次回、いよいよ、予告ブログ、「生きること死ぬこと」に続きます。
BGM. 初音ミク「いつか何処かで(I feel the echo)/桑田佳祐 」


おすすめ 精神科

4/Ⅸ.(木)2014 くもり、求人公募中
ネットの情報など、当てにならない。
そもそも、病院選びは難しい。
それをネットで探すのは無理がある。
まして、精神科は。
仮に良くても、「書かない」だろうし。
複数の患者さんが、「世間に知れて患者が増えたら自分の時間が減るから教えない」と言っていたし。
至極、もっともな意見だと思うし。
一方で、開業のクリニックをやってると、ほぼ毎週、宣伝広告の勧誘の電話がある。
「名医を紹介」みたいな感じで、インタビュー記事にするらしい。
つまり、広告料を払って、広告じゃない風に掲載してくれる、からくり、らしい。
全部、断ってる。
たまにそういう形式の記事を見ることがあるが、それらがすべてその手のものかどうかは知らない。
本当の名医には、ちゃんとしたインタビュアーが無料で行ってるのかもしれない。
でも、何だ?本当の名医、って。肯定語を並べただけなのに、途端に胡散臭くみえる。気のせいか?
ところが、こないだ遠くからみえた新患の人から、「ここを選んだ理由は、ネットの評判」だと聞いた。
<ネットにうちの評判なんて出てるの?>
「おすすめ 精神科」と入れるとトップ5に出てくるらしい。
知らなかった。
迂闊だった。
いや、知ろうとしてなかったんだ。
みてる人はみてるね。神はみてるんだね。隠し切れないな、良さが。
やっぱ、現代はネット社会ですよ。
もはや、ネットで知りえない情報はないんじゃないでしょうか?
いや~、知られちゃいましたか。「隠れた名店」的な?
傷口を舐め合うこんな世界でも、きちんとした情報を提供する奇特な人もおるんだな。
あんまり、おだてられても困るよ、ウヒヒ…。
照れるだろ、ホントのこと言って、誉められても~、よせよォ~。何も出ないよ(笑)
そんな独り言をかましながら、僕は、ネットの検索の窓に「おすすめ 精神科」と入れて評判をみてみた。
ありましたよ!大田区の川原クリニック。まさに、うちです。
どれどれ、読んでみよう。
「水曜日の佐藤先生が、おすすめです」だって。
なんだよ、ソレ。
俺じゃないじゃん。
って言うか、佐藤、もう辞めてるよ!
水曜日に佐藤、いねぇよ!
浮かれて損したよ。
バカみたい。
他人の評価なんて気にしないで、僕は僕らしく生きて行こう。今日までそして明日から。
ところで評判の佐藤先生は今、神奈川の「あさひの丘病院」の常勤医です。
今度、佐藤と呑むから、このネット情報を教えてあげよう。
あいつ、きっと喜ぶだろうな。
単純な奴め。
ところで、これを投稿してくれた方、ありがとうございました。
クリニックの評判があがって患者さんが増えました。
佐藤先生のイメージもグンとあがりました。
きっと励みになるでしょう。
佐藤に代わって、お礼を申し上げます。
佐藤によろしく伝えておきますね。
と言う訳で、「おすすめ 精神科」でうちを選ぼうとしてるそこのあなた。
水曜日の佐藤先生は、もういませんから。
行くなら、「あさひの丘病院」ですよ。
全然、話は変わりますが、先日、深夜のテレ朝にベルハーが出演していました。
その続きがネットで観れます。
「テレ朝動画 ベルハー」と入れて検索すると上のほうに、『赤ペン瀧川先生の宿題やったか?!スペシャル
特別授業 変幻自在アイドル「BELLRING少女ハート」編』というのがあるはずです。
ベルハーは本来7人組みですが、これに出演してるのは、みずほ・ゆうゆ・じゅり・あーやん、の4人です。
これは面白いですよ。ベルハーらしさが良く出てます。
ベルハーをあまり知らなくて、少し気になる人にはおすすめです。
20分くらいの番組で、無料で観れます。
3回、観るとハマりますよ。3回目は、みずほ、の動きに注目して鑑賞するのが、僕の流儀です。
BGM.シュガー「ウェディング・ベル」
↑「佐藤」と「砂糖=シュガー」を駄洒落でひっかけてみました。
「ウェディング・ベル」も、「ベルハー」とベルでひっかかって面白いでしょう?


相談室だより~2014夏。カナリア諸島と日本~

こんにちは。とくだです。
今回は番外編です。
先日、スウェーデンにいる友人から、旅行記が届きました。とてもきれいなので、ご紹介します。
カナリア諸島の様子です。
ちなみに、カナリア諸島、私は知らなくて調べたところ、スペイン領の島々で、火山でできているそうです。その中でも、届いた写真は、エル・イエロという小さな島と、テネリフェという1番大きい島だそうです。
(「」は友人の言葉を引用です。)

「底が見えない深い場所では、360度真っ青で違う世界にいるみたい」な海など、エル・イエロは、自然が凄いとのこと。
気温も、毎日朝から晩まで23~27度で、過ごしやすいそうです。何にもない場所で海に入る以外することがないそうな。。
贅沢な時間かもしれませんね。



また、「一番大きい島のテネリフェは観光地化されていて、ほとんどイギリス人しかいません。
テネリフェには人口のビーチもできていて、南国っぽい雰囲気を出すためにヤシの木も無理やり植えられていました。」
なるほど、このリゾート感は人工的なものなんですね。

「カナリア諸島は火山でできているので、ビーチは基本的に無いみたいです。エル・イエロのビーチは白い砂ではなく、黒い砂でした。」
いかがでしょう?カナリア諸島。
(BGM 大瀧詠一「カナリア諸島にて」)
一方、日本の夏は…
少し前ですが、相談室のヒマワリ。

それと、たまたま夕立の後に見つけた虹をお届けします。
しょこたんのライブでしたか、このブログにも以前あった言葉が印象に残っています。
NO RAIN,
NO RAINBOW!


恋は盲目

16~17/Ⅷ.(土)~(日) 2014 猛暑
いや~歌舞伎町…怖いね。
ホストクラブ行ってきましたよ。
今回は、前回の記事の続きなので、読んでない人には何のことだか判からないですね。
実は、前回の記事は、すこぶる評判が悪かったんです。特に女子から。
元々、僕は優等生キャラで売ってる訳ではないから、あまり気にしてはいないんだけれど。
だけど、万一、殺害された時、「こんなことをブログに書いてる医者だから、当然だよね」と世間に中傷されるのは嫌だ。
心外だなぁ、ブログの記事だけで、人間性を評価されるなんて。毎日、遅くまで、一生懸命、働いてるのになぁ。
ま、言い訳しててもしょうがない。
わかる人にはわかってもらえるはずさ。そう信じて書き進めよう。これまで、そうやって生きてきたのだし。
その日は、風俗方面で大活躍中のSちゃんという女の子(23歳)から彼女のバースディ・パーティーに誘われたのです。
場所は歌舞伎町のホストクラブ。仲間だけで祝う会だと言う。
ホストクラブに男は入れないらしいが、今日の主役のSちゃんと一緒なら入れるので、歌舞伎町のコンビニで待ち合わせ。
さすが、歌舞伎町、コンビニの雑誌コーナーに、「ホストマガジン」なんて雑誌がありましたよ。
大岡山のコンビニでは、まず見ませんね。
この一冊で全国優良ホストクラブ情報を完全網羅!らしい。
9月号は、上半期ナンバーワン大特集だって、うひょ~!
その日のホストクラブは浴衣デー。従業員ホストは全員浴衣(将棋柄とか金魚柄など)で、お客も浴衣ならドリンク只。
僕は、浴衣を持ってないので、アメ横で買った海軍のセーラー服に水兵帽という「水兵さん」の格好で行った。
Sちゃんは着付けに時間がかかり、僕は歌舞伎町のコンビニで待機する。
しかし、コンビニに出入りする客層が怖いし、僕をジロジロみるから、近くの交番の前で待つ。
すると、交番に「あの店で、ボッタくられた!」と怒鳴り込んでくる強面のお兄さんたちが多数。
歌舞伎町の交番は、ボッタくりバーの苦情処理所にもなっていた。
おまわりさんが、「店に表示してる限り、金額に関しては、こちらは何も言えない」と歌舞伎町ルールを一々、説明していた。
僕は、Sちゃんへの誕生日プレゼント代わりに、Sちゃんと自分の分の代金をおごるという約束をしていた。
なんか、これから起こる事を暗示してるかのような光景だ。
それにしても、Sちゃん、早く来ないかな。怖いな。帰りたくなってきたよ。
待つこと20分。浴衣姿のSちゃんが現れて、水兵さんの僕が手を振ると、「すぐ判った」と彼女は笑いながら駆け寄って来た。
履きなれない下駄で走るから、左足の親指を切っちゃって。圧迫止血とかしてやったよ。歌舞伎町の真ん中で救急処置。
この会は、Sちゃんの誕生日に開かれたものだが、参加者は1人の女の子(ホスト好き)を除けば残りは皆、ホスト。
つまり、店側の人じゃん。Sちゃんは友達が少ない。そういうところ嫌いじゃないです。
Sちゃんが僕を招待してくれた理由のきっかけは僕が元気がなかったからだが、本当の深層心理は参加してみて判った。
「自分にはこんな変わった友人がいる!」という自慢を皆にしたかったようだ。
Sちゃんは、実際、僕をその様に紹介した。
「髪の毛、スイカなんだよ~」
「見て見て、爪、ケーキなんだよ。私の誕生日祝いだからなんだよ~」
「この人、いくつに見える~?」
「本当の職業、言って良い?」などと無邪気にはしゃぐ姿は少女のままだ。
あるホストから、「自分も~昔~、バンドやってたし~、まったく同じ~髪色にしたことあるし~、超~懐かしい~!」って、
20代前半の奴に先輩風吹かされるみたいに言われる、50代前半の男の哀愁って、皆さん、判る?
あるホストは、僕に「年齢、本気に当てに行っちゃっても良いですか?」と挑んできた。
<いやいや、そんなに面白いオチとか、ないから>、と俺。
そのホストは、俺のことを上から下まで何度も見て、クイズ番組の回答者みたいな声で「37!」と答えた。
Sちゃんは、大喜び。「やった~!年齢不詳~!」って大騒ぎ。
ちなみに僕は、昭和37年生まれの52。
だから、<(37は)惜しい!>って答えた。
ホストは、「惜しい?じゃ、38?39?36!」とピンそば狙い。
Sちゃんも一緒に混乱して、「あれ、そんな年だったっけ??」と言っている。かなり酔ってる。
僕は、<今、37、って言ったでしょう?それが、惜しいの>とヒントをあげるがホストは「47?えっ、74?」とトンチンカン。
案外、それ程、アドリブの適応力が必要とされない職場なのかもしれないな。
その点では、我々の方が質の高い連想力を要求されるな。
ちなみに、「74」ってどんだけジジイだよ。ジョン・レノンの年だよ、もし生きてたらね。
しかし、年齢の話で驚いたのは、Sちゃんの本当の年齢だ。
ホストは、口々に、「おめでとう~、ついに大台ですね」とSちゃんをいじって、祝っていた。
Sちゃん、今日が、実は30歳のバースデーパーティーだったのです。
僕は、<Sちゃん、23歳って言ってなかったっけ?>。「それは、営業用よ、言ってなかったっけ?」と、Sちゃん。
<じゃ、何?福岡をガイドしてくれた幼馴染は?>、「あの子も、今度、30」。
ガチョーン!!
俺の緊張とときめきの博多の夜を返せ!
人のこと「年齢不詳」とか言っといて、そっちは「年齢詐称」じゃないか。7つもサバ読んどいて。
Sちゃんには、この店にお気に入りのホストがいる。
今日のバースディパーティーは、VIP席で、そのホストを完全指名し、常に脇に置いていた。
そのホストから名刺を頂いて驚いた。そこには、「S」と書いてあった。
「S」は、男でも女でもおかしくない名前だ。
Sちゃんの「S」は源氏名だが、その由来がこのホストの源氏名から来てたとは、ホストから名刺を頂くまで知らなかった。
どんだけ「おそろ」にしてんだよ。
バウンダリーなさすぎだろ。
中2かっ!(タカ&トシ風に)
Sちゃんは、そのホストと僕を会わせたかったみたいだ。気が合うと思ったらしい。正気か?
Sちゃんは、そのホストと僕がちょっと似てる、とも言った。
娘のフィアンセと会う時の父親って、こんな気分なのかな。
どんな奴が来ても、絶対、気に要らないだろうな。
俺が父親だったら、相手の男に対して、治療的な精神療法と正反対の事をして、苦しめて試してやる。
ケケケ、ザマァミヤガレ。
あっ、何を取り乱してるんだ。すみません、お見苦しいところを。
話をSちゃんのお気に入りのホストに戻そう。
Sちゃんは、僕とそのホストがちょっと似てると言うけど、Sちゃん、言う程、俺のこと、知らないでしょ。(笑)
強いてあげれば共通点は、顔が良いところと、低身長、口がうまい、ヒスを着る、子供の頃から医者を目指してた。
ん?何、最後のそれ?聞き捨てならんな。何ゆえ、今、ホスト?
Sちゃんは僕のリュックについているオレンジのプンプンを指差して、「私、前から、これ気になるんだぁ」とホストに言った。↓。


Sちゃんのお気に入りのホストは、「知ってます。言わないで下さい。当ててみせます。う~ん…、おやすみプンプン!」と、
俺の目の前に人差し指を突き出して、自慢げに答えた。
<正解です…>と俺。
「すご~い!なんで知ってるの~?」とSちゃんはホストの肩を揺すり、ホストは照れながら、「サブカルですよね」と俺に言った。
俺は心の中で、<なんたる、浅薄…>と絶句した。
そのホストは、それ以上の知識がないとみて、Sちゃんに「きっと、君は、好きじゃないよ」と優しく諭す様にささやいた。
Sちゃんも、しなだれかかって、「うん」なんて酔っ払って言ってるし。
もう帰ろうかな。
でも、せっかくのSちゃんの誕生日会だし。空気をぶち壊しては可愛そうだし。
一応、福岡の学会の恩はあるし。
ここは、じっと我慢する。男はつらいよ。
そうやって、僕がこの日、Sちゃんの誕生祝いに、この店に支払った金額は、7万円だった。
Sちゃんのバースディパーティーは、ドンペリのゴールドを開けて盛大にお祝いされた。
それで、7万は安いなと思って聞いたら、シャンパン代は、Sちゃんが毎月積み立てていたらしい。
僕はSちゃんに<いくらするの?>とシャンパンの値段を聞いた。
すると、Sちゃんはちょっと躊躇って、「引かない?さっき払ってくれた金額あるっしょ?その10倍」だって。
ビローン!!
おまけに3月に、さっきのホストの誕生日があるから、同じシャンパンで祝うため、現在、積み立て開始中だって。
ムヒョー!!
Sちゃんは、あんなに取材をバンバン受けて、顔を売って、ほぼ毎日、オールタイム店に出て、完全歩合制で、稼いで、
頑張ってるなぁと感心してたら、こんなことに消費してたのか。
こんなこと、って言い方はないな。訂正します。失礼しました。
しかし、職業に貴賎はないし、職業にランクもない、と僕は本気でそう思う。
誰がどう何に自分の稼いだ金を使おうが他人にとやかく言われる筋合いはない、と僕は本気でそう思う。
価値の多様化したこの世の中だし、趣味も人それぞれ、他人に理解して貰えなくても構わない、と僕は本気でそう思う。
自分の好きなことを好きだ、と胸を張って言える心は大事だし、時に勇気のいることだと僕は本気でそう思う。
そんなことを全部、踏まえた上で、一言だけ、言わせてもらいたい。
<何やってんだ!?、Sちゃん>。
カモられてんじゃん。
カモネギだよ。
Sちゃんがカモで、俺がネギ。
情けないなぁ。50過ぎて、野菜担当かよ。悔しすぎるぜ。
ホストは、真剣に俺にこう言った。
「こう見えて自分は子供の頃、体が弱くかかりつけの小児科医がとてもよい先生で。
自分も将来はその先生のように小児科の先生になりたかった。
しかし、自分が高2の時、その医者が児童ポルノの罪でつかまった。
なんだ、あんなに良い先生だと思っていたのが、実はそういう目で子供を見てたのかと。
裏切られたと思って勉強をやめてしまった」、それが医者をめざした理由と辞めた理由のすべて。
ん~、どうでしょう??
ま、それは実話なのかもしれない。
百歩譲って、真実なら、こう言うしかないな。
<その医者が逮捕されたのが医学部に入る前で良かったね>、と。まぁ、Sちゃんの誕生日だったから、言わなかったけどね。
医学部は6年間。臨床心理士も同様だ。大学を出た後、大学院に行って、資格試験を受ける権利を得る。
その時間は、単に膨大な知識を吸収するためだけにかかる時間なだけではない。
その間に気持ちが折れずにモチベーションを維持出来るかどうかが問われているのだと思う。
そうやって、患者と向き合う覚悟が問われ、責任感が育まれるのだ。
我々だって何度も、理想と現実のギャップをつきつけられ、ぐらつくことに耐えて、生き残った。サバイバルした。
少なくとも、「尊敬する先生がロリコンだったから幻滅して、夢を放棄」なんて、責任転嫁な言い訳は通用しない。
ところが、こっちの世界では、通じちゃうみたいだ。むしろ、逆に、有効でさえあるみたいなのだ。
「その医者、サイテー」とか、「可哀想~、被害者だね~」なんて同情票が期待できる。とほほ、な話でしょ。
ぬるい!
<Sちゃん、目を覚ませ!>。
Sちゃんは馬車馬の様に働いている訳だが、それはホストに貢ぐためで。
だから、それを今、急に取り上げたりしたら、自殺しちゃうかも。
そんなことになったら、俺のトラウマになっちゃう。気をつけよう。
Sちゃんには、何か別の生きる目的を見つけてもらってから、脱錯覚させよう。肝心なのは順番だ。
いきなり、ガーっとやっちゃダメ。
これは、「地雷撤去」とか「遺跡発掘」と似ていて、精神療法の十八番の技術をそのまま応用すれば良いだけだ。
しかし、難しいのは、Sちゃんが僕の患者じゃない、という一点だ。
構造化、出来ないからね、やりづらい。
でも、軽くとっかかりくらいはつけておこう。
取り敢えず、Sちゃんが貢いでるホストの語る現時点での将来の夢は、天文学者、だ。
「医者」→「ホスト」→「天文学者」って、どんだけ、振れ幅、デカいんだよ。
なれないモン、無いんじゃないか?
って言うか、ブレ過ぎだろ、軸が。芯がないのか。
コミックス「おやすみプンプン」は、愛子ちゃんが転校して来て、「もうすぐ地球は滅亡する」と言う所から始まる。
愛子ちゃんの可愛さと衝撃的な発言に戸惑う小学生のプンプンは、同時に学校の宿題の作文の提出期限も迫っていた。
作文の題は、「将来の夢」。
何も思いつかないプンプンは愛子ちゃんの言葉を思い出し、「僕は将来、宇宙を研究する人になって人類を滅亡から救いたい」と書いた。
そして、誰も最終的に救われないストーリー展開の物語の火蓋は切って落とされる。
そう言えば、ホスト、Sちゃんに「おやすみプンプン、見なくていい」って断言してたっけ。
よし、Sちゃんに「おやすみプンプン」を読ませよう。
まずは、天文学者の辺りから切り崩して行くか。
家に帰ってから、今回の件で色々と相談に乗ってくれたFに報告をした。
Fは、「生きて帰れて良かったね。7万円?妥当な金額だね。まあ良く行ったと思うよ、僕なら絶対行かなかったと思うし。
君は勇気あるよ、徴兵制度があったらきっと素直に行ったんだろうね」と言った。
Fは、世間は終戦記念日に戦争だ平和だと叫んでる中、僕が風俗だホストだと騒いでいた事を冷静に皮肉って。
僕の純情を揶揄した。Fよ、お前は、ジョン・レノンか?
後日談。
Sちゃん、「お誕生日は、ありがとう」
僕、<こちらこそ、素敵な日に誘ってくれてありがとう。最初は怖かったけど、実は、皆、良い人達だったな>
Sちゃん、笑顔で、「そう言ってもらえると嬉しいわ」
僕、<あの日は荷物になるから持って行かなかったんだけれどさ、これ、誕生日プレゼント。マンガ、なんだけれどね>
そう言って、僕はSちゃんに「おやすみプンプン」全13巻セットを差し出す。
カメラは、Sちゃんの驚く顔を、パン。
…と、現在、イメージ・トレーニング中。
行くぞ!、プンプン!、君が切り込み隊長だ。↓。


BGM. 吉田拓郎「裏街のマリア」、もしくは、河合奈保子「けんかをやめて」