花弁の夢をみながら目を覚ます

こんにちは、また受付の大平です。
8月に入り、16日間連続の雨は観測史上40年振りだそうです。
日照不足、皆さん、お洗濯物に苦労しますね。
部屋干しですか?浴室乾燥ですか?
私は、石油王に新しい服をおねだりして買ってもらっちゃいますという妄想を
川原先生と受付で話していたところです。
最近新たに仲間入りしたTシャツを着たモガちゃん。
モガちゃんは先日、でんぱ組を電撃的に脱退したため、川原先生が急遽、でんぱ組コーナーを作ったのです。
なんと、このニュースは芸能界に疎い私の耳にも届きました。
ですがそのTシャツ、しわしわ過ぎて何のTシャツなのか飾ってもよく分からず
「湿気のせいか、シワシワになるのなんとかならない?」と川原先生に言われ
こちらのスプレーとクリップでしわのばしをしました↓↓

しわのばしちゅうのモガちゃんTシャツ↓

周りのポスターを張り替えてでんぱ組コーナー、完成型。↓

ちなみに、モガちゃんが着ているTシャツ何のデザインなのかわかりますか?
これは濡れ透けTシャツです。
スクール水着の上に白いTシャツを着て濡れたところがプリントされたTシャツなのです。
Tシャツといえば、カラ松もお馴染み。カラ松の顔のハンガーに、カラ松の代名詞のタンクトップ。別売りを合わせました。↓

診察室に場所をかえて、中原中也、のTシャツも仲間入り↓

中原中也って有名らしいですね。私は聞いたこともない人だったのですが、
ある患者さんが「≪汚れちまった悲しみに≫ですよね。教科書に載っていて、
弟がみていたアニメにも出てきたから覚えてました」と私に教えてくれたのでその後すぐ調べました。
川原先生は、スプレーが気に入ったらしく、診察室の大森靖子ちゃんのTシャツにもスペシゥム光線のポーズで噴射。


靖子ちゃん&ねもしゅうー、サイドにも。乗りに乗っています。コラム作成のストレス発散になって良かったです。


以前の名刺の裏は、先生のリクエストで美化された
キラキラ川原先生がなぞなぞに登場するところが見所です。
この絵は私が描こうと思ったのですが.…私が描くとあまりに幸が薄そうで不健康そうな先生になってしまい
いくらなんでも先生に失礼だと思い、我が妹に描いてもらいました。

今回のリクエストは、植木等。

1964年の東京オリンピックの頃だそうです。
私はまだ生まれていませんが、妹に植木等の映画をみてもらい描いてもらいました。
それが新作バージョンです。

この絵、ポーズはデジタル、先生はこんなに体幹強くないので。
背景デザインは、けいおん。
もっと生き生きした顔で妹は描きたかったみたいですが
私が持っている川原先生の写真がこんな感じのものしかなくて・・・。
コメントくれた人に名刺をプレゼント?かもしれません。
BGM.Red Velvet 「Huff n Puff」


真夏の出来事

こんにちは。また、受付・大平です。
川原先生が8月はコラムを書くから忙しくてブログを書けないかもと前の記事で書いていましたね。
だから今日は、8月の模様替えをお知らせします。
喫煙室前の天井がキュゥべえだらけになりました。
今まではキュゥべえだけだったのですが↓↓これです。

このMADOGATARi コラボクッションが仲間入り↓↓

忍ちゃんキュゥべえ↓↓

よつぎちゃんキュゥべえ↓↓

阿良々木くんキュゥべえ↓↓

それをこんな感じに並べました↓↓


全部並べるとあまりに可愛くて個人的に大満足。
これをぶら下げてからここを通るたびに、上を向いてしまうんですよ。
そして先生がもう一つ「秘密兵器」と言って持ってきたのがこちらの忍ちゃん↓↓

受付が忍ちゃんだらけですね。
あと、前は処置室前に貼ってあったベルハーの写真がカウンセリングルーム扉横の壁に。
川原先生は「死んだ子の年を数えるようだ」と言っていましたが・・・
それがこれ↓↓

マンガの新刊も追加されましたよ。
私の少年3巻↓↓

川原先生の好きななぎちゃんが出てくるかんなぎの12巻↓↓

私がこの表紙の笑ったなぎちゃんかわいいと言ったら、
鵜飼さんは「食べてるなぎちゃんが好き」とつぶやいておりました。
その鵜飼さんの作ったなぞなぞも新作に↓↓

私は今回のなぞなぞもほぼ解けなかったです。
ぜひ挑戦してみてくださいね。
近々、鵜飼さん、(曽根さん?)、心理のブログがアップされる予定です。
ちなみに今回の心理ブログのタイトル案を先生から教えてもらったのですが、
心理フェア、心理カーニバル、心理フェスティバル、心理コンペ、心理インビテーション。
私はインビテーションが気に入ったのですが、最終的に何になるかはブログがアップされるまでのお楽しみです。
8月のブログ盛りだくさんですので気が向いたらブログチェックをしてみてくださいね。
BGM.f(x)「Hot Summer」


ダンスハスンダ

川原先生からツイッターのように〈なう〉なブログを更新せよと指示をうけました。
こんにちは。受付の大平です。
本日、カワクリがカオスになると言われている大岡山北口商店街の盆踊りです。
朝から道路にはテープが貼られ↓↓

去年はこの上でお兄さんが太鼓をたたいてましたね~それもカワクリ前に↓↓

今年のカワクリ提灯は去年よりちょっとずれたところに↓↓

川原先生は診察なうで盆踊りには参加できないので、
午前中に診察室で踊ってくれた様子をお見せします
(先生の盆踊りが激しくてぶれている写真がありますがご了承下さい)↓↓







盆踊りは、今日と明日。
診察予約はなくても、もし時間があるなら大岡山北口商店街へ踊りに来てはいかがですか?
BGM. 好きな盆踊りの曲


ちょっと待ってて

3/Ⅷ.(木)2017 くもり、割と涼しい
今朝見た光景から。
交通安全とは、世界中の信号機がみんな「赤」になる瞬間、というくだりが、
「化物語」の副音声にありましたね。↓。

ここのところよく見るのは、この木から落ちてる実。↓。

「万有引力とは、引き合う孤独の力だ」と、寺山修司が言ってました。
この実とアスファルトの地面は愛し合っていたのかしら?アップします。↓。

これを思い切ってキックしてみました。コロコロ転がりますが、シャッタースピードが追いつきません。↓。

ここに止まりました。↓。

さらに続けようとしたら、木の上でカラスが見てたからやめました。
しばらく歩いていると、今度は、赤い実、を見つけました。↓。

これも蹴ってやろうと助走をしたら、別のカラスが別の木からこちらを偵察しています。
ハローバイバイの「都市伝説」で聞いたのですが、カラスは伝達し合って人間を見張っているといいます。
しつこい奴らだ。江戸所払いにしてやる。都民ファーストの会、に任せるか。
そんなことより重要なのは、8月は僕は依頼された「コラム」に専念しますが、自分で縛りを1つ付けました。
それは専門用語を使わないことです。
患者には判らない医療言葉を揶揄して、ジャルゴン、と言います。
ジャルゴンは、それ以外でも、ある集団特有の普通には理解出来ない用語のことをさします。
語源は、うがい、で喉をガラガラいわすgargle、だそうです。
鵜飼じゃないよ、うがい、だよ。
しかし、ジャルゴンを用いずに専門誌の原稿を書くのは、案外と大変です。出だしからして難しい。
それで思い出したのだが、現役で共通一次を受ける時、あまりに科目数が多すぎて、何から手をつけていいか判らず、
何もしないでいたら、何もやることがない、という錯覚に陥って、何もしないで、読書をしました。
普段は読んでもすぐ飽きてしまうのに、勉強しなくちゃいけない時にする現実逃避的読書はスイスイ進みます。
家にはクルクル回る椅子があり、僕は共通一次の前日なのに、椅子に座って、クルクルしながら、本を読んでると、
父が、「達二、何をしてる?」と声を掛けました。
それは「勉強しろ」とか「関係ない本など読んでる時じゃない」とか「真面目にやれ」みたいな意味ではなく、
重要な試験前日に居間でクルクルクルクルしながら本を読んでる息子への心配。
重い言葉だ、「達二、何をしてる?」。岸から、「戻って来~い」、と呼びかける父親の心の声だ。
そんなことと重ね合わせてしまう、8月のスタートダッシュだ。
このままだと、5/18問題、の時と同じように締め切り間際で徹夜になるかも。それはさけなきゃ。
それでは皆さん、しばしの別れじゃ。ちょっと待ってて。
BGM. Sam and Dave「Hold on I’m coming」


貼り紙いろいろ

1/Ⅷ.(火)2017 雨
ブログにも書いたし、実物を見た方もいて、心配されてるので、後日談。↓。

結局、当人がその日に名乗り出て平身低頭、「外で呑んでクリニックで捨てた」とのこと。
その日は、とても暑い日で、「太陽が眩しかったから」だって。カミュ「異邦人」か!
今回は、貼り紙特集です。今日は雨なので、足元が滑るから、受付が作った貼り紙があります。↓。

石川町のパトロールは、高齢者。大丈夫か?。↓。

そう思ってたら、防災訓練は、若手が中心。↓。でも、これ明らかに「高齢者」の上に貼ってありますね。

自由が丘の、トンカツ屋さんの店の前。「ネ」が可愛い。↓。

何かを注意する時、その理由をどこまで教えるかが問題になることがあります。
ボヤかしておいた方が良い場合もあります。模倣犯とか出るとイケナイからね。
たとえば、新宿三丁目の貼り紙。↓。

これ見て、「ここで小便する人いるんだ」とマネされたら困りますね。
だから、中野ブロードウェイ3階のトイレの貼り紙は、こんな感じ。↓。

でも、これだと、何があったんだろう?って気になりますね。
そう思って、2階のトイレをみたら、正解がありました!
おばちゃんの筆圧がすごいですね。おばちゃんとは限りませんが、おばちゃんっぽいパワーを感じる。↓。

昨日、中野に行ったら、ブロードウェイのトイレは綺麗になっていて、残念ですが、今はこの貼り紙はみれません。
さて、今日から8月です。
僕は専門誌から、コラムを依頼されていて、その締め切りが、8月中なので、しばらくそちらに集中します。
だから、ブログは、受付や心理に、8月は頑張ってもらいます。
V9の頃の巨人のなぞなぞ。「ジャイアンツがピンチになるのは、何月でしょう?」。
答えは、8月。8月は英語で、オーガスト。王がスト。国鉄がストとかしてる時代だから、なぞなぞになったのでしょうね。
BGM. 堀江美都子+ザ・モンジュ「アクビ娘」
追記、近くの駄菓子屋さんでみつけました。ろうせき、って何でしたっけ?。↓。


しょこたん30才のバースデー・ライブ~プロローグ

4~5/Ⅴ.(水~木)2015 はれ
中川翔子超☆貪欲生誕際「30だぉ!全員集合!」はTDRのイクスピアリのそばにある舞浜アンフィシアターで
2days2公演づつ、計4公演、多彩なゲストを交えて、合計約8000名のファンを動員して行われました。
4公演はすべてお祝いにかけつけるメンバーが異なり、いとうのいぢ、も来てて、初めて実物見たが、可愛かった。
4公演を続けて観ると、ステージが成熟して行く様子がみえて面白かったです。↓。

 
 

振り返ってみれば、去年は熱愛発覚でやけ酒して、しょこたん生誕ライブ行かなかったんですよね。
あの娘とスキャンダル参照。
5/5のゲストの小林幸子は、アニメの主題歌のため、しょこたんとユニットを組みました。↓。

 
 

小林幸子は、コミケ用の、さちさちにしてあげる。しょこたんと一緒に、風と一緒に、を歌う。
これは、しょこたんが初めて映画をみて号泣した映画・ポケモン「ミュウツーの逆襲」の主題歌で、小林幸子の持ち歌。
今さら僕が言うほどのことでもないが、小林幸子は、アイドルやアニソン歌手と一緒の舞台で歌を聴くと、やっぱり抜群に歌がうまい!
他が有象無象に思える。金魚の中に一匹、鯉が泳いでるみたいな。それも、 金兜(きんかぶと)。
5/5のもう一組のゲストは、でんぱ組。
でんぱ組も、アニメの主題歌でしょこたんはコラボしてて、パンチライン、を7人編成で共演。
プリチョコも一緒に歌う。でんぱ組は、面白いです。下が、しょこたん・でんぱ組。↓。

 
 

5/4のゲストは、水木一郎とPile。
Pileは近頃、しょこたんの「空色デイズ」をカバーしたらしいが、ラブライブの西木野真媛で有名だ。
しょこたんは、そのファンらしく、一般人にまじって、握手会に行ったことがあるらしい。
ラブライブの曲、ダーリン、をしょこたんとデュエットした。
下が、お花。↓。

水木一郎は、しょこたんのために、アニソンメドレー。しょこたんの好きな曲で構成されていた。
しょこたんは着替えが終わって出てくるなり、「アニキ~、バビル2世、の歌詞、間違ってましたよ」と笑って出てきた。
客席も歌ってる本人も誰も気付かなかったのに。
水木は「本当?」と聞くと、しょこたんは、「悪魔の基地をこわすため」の所を「悪魔の基地を守るため」って歌ってましたよ。
「守っちゃ駄目じゃないですか(笑)」って。しょこたんは衣装替えの最中でも、ちゃんと聴いていたのだ。
ごめん、水木一郎の写真はない。
さて、お待たせしました!次回から、しょこたんの30才のバースディ・ライブのレビューを4回に分けてお送りします。
予習(または復習)は、イースター、と、中の人
BGM.野村義男「待たせてSorry」
つづく


しょこたん30才のバースデー・ライブ~5/4-①

4/Ⅴ.(水)2015 はれ
4公演の1発目は、チケット運が良く最前列中央。
5/4は、29才最後の日、20代最後のライブであり、しょこたんも緊張。
その緊張が直に伝わってくる近さ。
高3の時、ビジー4のライブに友人と行き、客が僕ら2人でビジー4より少なく緊張したのと似てる。
お祝いだから、皆、サイリウム持参だが、僕は手ぶら。
すると、左隣のおじさん(と言っても、きっと同い年くらい)が「これ良かったら。単色ですけど」と、
赤色のサイリウムを貸してくれた。
右隣は2人組の女子高生でとにかく活発、にぎやか。
客層は老若男女だが、こんなクラスカーストの上の方にいそうな子も来るんだ。
前説の、あばれる君、の言動にも一々何か返している。
そして彼女達のすごいのは、全曲しょこたん、もしくはバックダンサーと同じ踊りが出来るのだ。
コスプレもしてないし、しょこたんのTシャツを着てなきゃ、誰のファンなのかわからない。
舞浜アンフィシアターのシートは前の席との間隔が広くスペースがあり自由に踊れるのは結構だが、
その度に、彼女のそよぐ髪や伸ばした手が僕の頬の辺りに触れる。
しかし、彼女らは、若いってそういうことなのかな、まるで正義は我にある、と言うようで、謝りもしない。
それで、こっちがよけないと、「痴漢」呼ばわりされたらたまらない。
こっちの潔白を示すのに隣のおじさん(と言っても、ほぼ同い年)だけじゃ役不足だ。
ま、そんな事態は杞憂だった訳だが。
そんなことに気を取られてるうちに、ゲスト出演などで、しょこたんの緊張もとれ、場が暖まり、ライブは進む。
しょこたんが、「この曲はピンクで統一してくれたら嬉しいな」とサイリウムの色を指定。
おじさん(赤のサイリウムを貸してくれた、多分、同い年)が申し訳なさそうな顔をするから、こっちも恐縮。
すると、隣の女子高生2人が自分達のサイリウムを僕の目の前に出して、
「これでピンク、使いなよ」と一人が言い、、もう一人が「2本持ちで」と、二人分を貸してくれる。
<いいの?>と僕。答えは、「モチのロン」。
<触られて、キモイとか言わない?>と僕。
「言わないよ」と一人が言い、もう一人が」「暗いこと言わないの!」と、サイリウムを押し付けた。
暗い?…そんなこと、親にも言われたことがないぞ。
「私達、サイリウム使わないから」と一人が踊る準備、もう一人も同様に「なくて平気だから」と。
<そうでしょうね…>と僕が言い、そのやりとりを見たおじさん(ほぼ同い年)が、「撤収します」と単色のサイリウムを引き取った。
曲はパンチライン。フリがパンチラする歌で、2人はクルっと回ってパンチラする。
奥の子が、僕を直視して、手を開いて、自分の顔の前で、指を小指から順に折り畳んで、
カモーン、みたいなポーズをとって、こちらを挑発。
僕とおじさん(同い年)は、ステージより、2人のパフォーマンスに釘付け。
この曲は、でんぱ組、とのコラボで。明日は、ゲストが、でんぱ組と小林幸子だから楽しみだ。
そして、ラストの曲は、しょこたんがバックダンサー3人と計4人で肩を組んで歌うのがサビだが、
そこで2人は僕の背中にも手を伸ばして来て、即席ユニットを組む。
そして、「隣の人も」と僕に顎で指示を出す。
そうか、あくまでも、ステージと同じに、か。すごいな。とりあえず、女子高の先生は大変だ。
こんな感じになる。↓。

しかし、僕は高1の夏、鰻屋のアキモト君とその友人に誘われて、「南こうせつのサマーキャンプ」と云う、
つま恋でやるオールナイトのライブに行ったことがある。↓。

前の晩、アキモト君ちに泊まった。
そこに出てきたアキモト君のおばあちゃんが、僕の寝る部屋を案内してくれて、振り向きザマに笑って、
「猫のシタイみたいな部屋で」と奇妙な笑い声をあげた。
僕が<猫の死体?>とビックリしてると、アキモト君が「猫の額、だよ。狭いって意味さ」と解説。
おばあちゃんは、「あたしは江戸っ子だから、ヒ、と、シ、の区別がつかなくてね」って、
ババァ、ヒ、と、シ、の区別、ついてんじゃねぇかよ!
当時はフォークがニューミュージックに魂を売り、プロテストソングとか反戦歌などなくなり、
愛とか恋の歌を、やわに、夜通し歌ってる訳ですよ。
オールナイトのライブの雛形は、「拓郎とかぐや姫のつま恋」にあると思うが、
原型は、中津川フォークジャンボリーやウッドストックにある。
夕方から始めて、深夜を越して、陽が昇るまで、夜通し、徹夜でやるライブだ。
若い男女が集い、そこから恋が生まれる幻想もあった。
だが、僕らはまだ高1でその集団に溶け込むには少し若かった。
南こうせつのサマーキャンプでも、エンディングに近付くと、日の出とともに、仲間意識が高まり、
若者達が輪になって踊るのである。それはその場の強制力のようであり、そうしないとならないような凝集性を生む。
アキモト君たちは何度かその輪に入ろうと試みていたが、僕は気が進まなかった。
なぜなら、徹夜明けの男のギラギラした女へのまなざしの中に、僕のようなチェリーボーイが参入したら、
オンナ達も徹夜明けで興奮していそうだから、ナオンの欲望が一気に僕に集中して、
(何故か、僕ら、にとは思わなかった。あくまで、僕に。アキモト君、ごめんね)
面倒くさい色恋沙汰になりそうだったからだ。
僕は男子校だったので、男の嫉妬は女の嫉妬と同じくらい面倒くさいものだと、よく知っていた。
だから僕は世代的なものもあるが、このサマーキャンプの洗礼のせいで、余計、コンサートで一体になるという空気に
嫌悪感があって、反発があって、馴染めず、遠ざかって、縁遠くなって、回避的になって、疎遠になって、孤立していて、
それを正当化していた。だから、ライブでは地蔵のようにしている。
しかし、まさかの、しょこたんLV29最後の宴で、15の夏にやり残した課題をクリアしたのである。
僕がこの年になってリベンジ出来たのである。だから、皆も出来るさ、きっと。
だって、北山修が、25才のばあすでい・こんさあと、「サムの朗読」で言っていたように、
「青春に終わりはない。始まりだけである」、だからね。
BGM.しょこたん・でんぱ組「PUNCH LINE」
つづく


しょこたん30才のバースデー・ライブ~5/4-②

4/Ⅴ.(水)2015 はれ
夜の部は、後ろの方の席。
とりあえず、サイリウムを買いました。
周りに気を使わせちゃいけないからね。学習効果って奴です。↓。

 
 

会場では、7色に変わるサイリウムが、そのイベントごとに売られるので、
熱烈なファンはその度に購入するから、2本3本持っている人もいる。
パフォーマンスステージの猛者など、指の間に1本、つまり片手に最大4本、両手に8本持ってたりする。
すごい人は、さらに口にくわえたりするから、すごすぎて笑える。
はじめてしょこたんのライブに言った頃は、こんな風にオタ芸をする人がいっぱいいた。
オタ芸をしたりレイヤーが集う場所が、世間にはあまりなくて、しょこたんが受け皿になってるのかと思ってた。
僕がはじめて行ったのは、野音かな。
一人でライブに行くのが嫌で、お友達がいない子もみたいに、人形をリュックに入れてったんだ。かつての野音の記事
初日のライブが滞りなく終って、舞浜駅への帰り道、突然「ねぇ、これからランド行くけど、行かない?」と声を掛けられた。
誰かと思ったら、1ステージ目で「パンチラ」してた女子高生2人組み。
なんでも、「今から行けば、パレードの時間だから、アトラクションに乗り放題!」と誘われた。
僕は、<明日も2公演あるしなぁ、それに君らと行くとたかられそうだしな>、と答えてると、いきなり、花火が鳴った。
彼女らは機敏で、携帯でシャキシャキ写真を撮りながら、「ホラ、少しはディズニーっぽいもの撮ったら?」と僕に言った。。
せっかくなので、僕も携帯電話を出して、写メを撮ってみる。
しかし、花火と言うのは、なかなか撮るのは難しくて、
シャッターを切ると花火が消えてたり、だからと言って早目に押すとまだ花火が開く前で。
何枚か撮ってみて、<ま、いいか>と思える写真がようやく一枚撮れた。
自慢しようと思って、<どう?>と2人に見せようと振り返ったら、彼女らはそこにはいなくって、ドロンと姿を消していた。
下が、僕が撮った花火inイクスピアリ。↓。

これで29才最後のライブが終わり。明日は、しょこたん30代最初のライブだ。
BGM.中川翔子「空色デイズ」
つづく


しょこたん30才のバースデー・ライブ~5/5-①

5/Ⅴ.(木)2015 はれ
会場の空気が出来上がっていた。前説にもアンコールがおきる程。
あばれる君は、「前説でアンコールいただくのは、はじめてです」とマジで言っていた。
志の輔がパルコの何ヶ月連続公演をやる時、必ず千秋楽に、
「今日のために練習を重ねてきました」と言うギャグを言う約束があるが、そういうのはあるのかもしれない。
仕上がり度で言うと、二日目の昼(つまり今回)が1番だったと思う。
今回の席は2階席の前の方、3回目の公演にもなると、なるほど、ここはこういうことかと判ったりもした。
僕の周りは、20代の女子達に囲まれ、左隣の一人で来てた女の子が、お誕生日ソングのサビの、
♪願いをこめて、リボンをかけて♪
の歌詞の時に、サイリウムをクルクルしてリボンをかけるみたいな仕草をすると良いとレクチャーされた。
こんな可愛い子(普通の子)がしょこたんのライブに来るんだぁと思った。
BGM.中川翔子「make a wish」
つづく


しょこたん30才のバースデー・ライブ~5/5-②

5/Ⅴ.(木)2015 はれ
しょこたんは雨女で、爆笑問題の田中も雨男。
二人で降水確率0%の沖縄にロケに行ったら、見る見る晴れ間に暗雲たちこめて台風が来たという逸話がある。
しょこたんのライブやバスツアーはいつも雨だった。
それが、いつからかしょこたんは、雨女じゃなくなった。2日間快晴だったし。
4公演ラスト。WOWOWの放送が入ってた。
開演前にファンの代表からメッセージカードが座席に配布されて。アンコールの際の「おねがい」。
そう言えば、しょこたんと言えば、アンコールの際に、客席が「空色デイズ」を歌うのが定番だが、
昨日の夜の部は一切、「ソライロ」のコールがなかった。
これは、今回、僕もすごく思ったのだが、客層が変わったのだ。しょこたんが雨女じゃなくなったように。
今回の記事では、そこを少し掘り下げてみたい。
4公演をやり通したしょこたんは感動して、「ぼっち卒業」宣言をした。
10代はひきこもりで、ぼっち星に生まれたと思わないとやってこれなかった。
20代はライブ。皆との出会い。夢がかなった。
30になり、この2daysたくさんのファンとゲストに囲まれての、ぼっち卒業宣言、だ。
でも、これ大丈夫かな?
ファン、離れないのかな?
「もうオレ(ワタシ)はいらないのね…」みたいな。
でも、今日の様子を見ていたら、それもないね。
皆、しょこたんの自己実現に我が身を投影してみているみたいだし。
特に20~30くらいの若い女性ファン、それも非オタクっぽい普通の感じ、が多かった。
しかし、年を重ねたアイドルに若いファンが新たにつく、というのは珍しいことだと思う。
今日のファン代表からのメッセージは、昔を知らない新しいファンが外来種のように増殖してる危機感ともとれる。
なぜ、しょこたんなのか?
その鍵は、「今を生きる」ではないだろうか。
精神医学的には、我々は、今を生きる、のを前提とすると、過去に生きる人を、うつ、未来に生きる人を、不安と定義する。
うつ、の人は時間軸が過去へと向いてるから、何でも「あの時ああしとけば」「あの時ああしなかったら」と発想する。
一方、不安な人はそのベクトルが未来へ向いてるから、「この先どうなるのだろう」「こうなったらどうしよう」と、
先取り不安になる。
だから、精神科医は「我々は今を生きるんです!」と言うが、
その背景には「過去があるから今があり、今をしっかり生きることが未来に繋がるのです」ということがセットなのです。
しかし、今の若い人達(若くない人もそうだが)は、今を生きるのが精一杯で、過去も未来もみてる余裕がない。
「今を生きる」のではななく、「今だけを生きている」。
今回の2daysで、予定調和的に結論めいたものは、
水木一郎の言う「今が一番楽しい」(水木はしょこたんの倍の年)、
小林幸子の言う「年をとればとるだけ楽しい」、
「しょこたんは、今を一生懸命生きてるから素晴らしい!」は非の打ち所がなく、
ゲストにその点をリスペクトされ、「年齢なんか考えないで!」と激励されて、
(これだけ、30、30、とあちこちに書いてあるから、それはそれで矛盾してて面白かったが)
「いつまでも自分らしく」「好きなことをして」みたいなことを言われていた。
そんな生き方の啓蒙が、どうも腑に落ちなかったのだが、これが実際にはスムーズに受け入れられていて、
オタク系ファン代表が警告を出す程、ファンは新陳代謝されていて、
それも若い女子が多くて、ある種、「しょこたん的生き方」みたいなものに皆が惹かれ出している。
これは危険なものを背負わされることになるのではないか?
そんなことしたら、しょこたん、おなか壊しちゃうぞ。
そんな「自己実現」とか「ぼっちが陽の目をみる」とか「こんな私だって、いつか報われる」なんてサクセス・ストーリーは、
AKBの指原さんとか、でんぱ組にまかせておけばいい。
しょこたんが背負わされて走らされようとしてる道の先に、言っとくけど、水木や幸子はいないぞ。耳など貸すな。
そんなものを、しょこたんに背負わせてはいけない。オレが阻止する。
今回は、しょこたんの30才のバースディ・ライブのレビューだったが、実はしょこたんは、32、という数字を何度も口にしていた。
32、はしょこたんがとても大切にしてる数字で、敬愛するブルース・リーが死んだのが32才。
そして、しょこたんの父親が死んだのも、32。
もう正直、今回でしょこたんのコンサートはやめようと思っていた。
去年のバスツアーは、ベルハーの2ndワンマンと日程がダブり、ベルハーをとってしまった。
しょこたんは、ぼっち卒業、だって言うし、もう見届けたと一瞬思った。
しかし、何やら雲行きがおかしい。
今回、ライブで流されたVTRで、中川翔子の歴史みたいなものを振り返る映像があったが、
それをみたしょこたんの感想が、「走馬灯」。
走馬灯、って死ぬ時にみる、思い起こすものの表現じゃん。
にわかによぎる悪い予感。しょこたん、32才、死亡説。
僕はしょこたんの応援をここで一区切りにしようと思っていたのだが、33までは見守ろうと思い直した。
33、って女の本厄じゃん。
BGM.中川翔子「愛いっぱい、せいいっぱい」
つづく