こんにちは。とくだです。
お久しぶりです。相談室だよりも更新できぬままでしたが、
invitation!という形で、またやってきました。
さて、川原先生と大平さんが心理検査について書いてくださっていた記事(3部作-③もう一人の自分に出会うための心理テストのすすめ)、さらに原さんからも検査についての紹介がありました。
いろんな種類の検査があることがお分かりいただけたと思います。
原さんの記事にもありましたが、結果については自分の感覚と一致すること、だけじゃなくて、しっくりこない部分も大切だと思います。
また、鵜飼さんが言っていた「自分のことは自分でわからない/結果は自己評価になってしまう」こと、
この疑問への一つの答えとして、質問紙では確かに自己評価になりますが、その用途として、
川原先生は質問紙の結果を薬物療法の効果の判定や、診断書作成の一つの指標として臨床的に用いています。
統計的な処理で『誰かとの比較(標準化されたT得点)』で判定し、
用途としては、『継時的にみたかつての自分との比較』をして用いているのです。
カワクリでは、以前から心理検査のフィードバックは、大切な時間としてきました。
結果についてあまり知らされなかった、精神科臨床の現場でそういう声が多くある中で、
川原先生は、きちんと伝えることの大切さを、それこそ開院当初から私たち心理士にもいつも伝えてくださっていました。
たとえば、血液検査でもそうですが、結果の数値などは、専門的でよくわからないものです。
心理検査も、専門用語や数値化したそのスコアだけ見てもよくわからない、そういうところが多々あります。
ただ、たとえそうだったとしても、それも含めて説明し、受けた人が自分で結果を知るということ、そのための時間を設ける、
ということをしてきました。
日本人は数値化(可視化)が好きなので、これはある程度好評でしたが、ある日、川原先生がショックを受ける事件がありました。
それは、SCTやP-Fスタディなど、記述式のテストを、数値化したりして、統計的にフィードバックしたところ、
その患者さんは、「先生、私のSCTやP-Fスタディの中身、よく見てくれました?あの感想を聞かせてくださいよ」だったそうです。
つまり、人間の心とは、振り子のようなもので、「本人の言ったまま」をそのままにしておくと、不満足になるので「数値化」する。
しかし、「数値化」が進みすぎると「本人の言ったまま」に触れて欲しくなるという、ごくごく自然な二元論です。
ということになると、果たして、「数値化」してそれを伝える、それだけでいいのだろうか?ということが、今回この企画の発端でした。
そこで、先生と、私たち心理で、その両方を満たす方法を模索し始めたのです。
川原先生と、そういった心理検査の話、結果の返し方についての話をしていて、思い出したことがありました。
私も、特に学生時代、いろいろな心理検査を体験しました。
心理の学生は自分でもやってみたり、実習もしたりするんですが、その頃に印象深かったことがありました。
確かあれは授業で、描画テストと、その他諸々やった時のこと。
描いてみた絵について、詳しく知りたい人は授業の後で個別に対応してくれるという話だったので、
興味があった私は、授業後に先生のところを訪ねてみました。
そこで言われたことは、なんとなく、私の想像とは違うものでした。その先生は、解釈を伝えてくれたんです。
でもその解釈は、私にとってはすっと入るものではなかった。
それは今思うと、そういう見方もできるな、その通りだなとは思うんですが、多分、そこではなかったんですね。
授業だし、遊び心もあって、描いてみたんです、ってところを、結構しっとり真面目に解釈されてしまった、その温度差、でしょう。
ただ、その『温度差』(不一致だった)というなんともいえない感覚だからこそ、今も覚えているんでしょう。
そういう意味では、温度差、不一致の部分は、必要かもしれない。考えるきっかけにはなりうるかも。
いや、不一致の部分ていうのは、多かれ少なかれ、必ずあるものなんじゃないかな、うーん、それにしても温度差は結構大きかったけど(苦笑)。
その後、そのことはすっかり忘れて時間は経っていき、今、その例でいえば、私はその先生と似たような立場、解釈する側にいるんですよね。
当時の先生が、その立場で言った意味は当時よりもよく分かる、正しい、こともわかる。
心理検査を習得していく中では、まずそれを使えるようになるために、正しい部分を知る必要があるし、それを目指してきました。
ただ、今思う『難しい』点は、正しい、ということだけでは相手の理解につながらないことも多いんじゃないかな…
心理検査の結果をただ伝えるだけでなくて、その結果についての対話って大事なんじゃないか。
それが、冒頭にも言っていた、果たして結果を伝えるだけでいいのな?という、川原先生の問題提起と一致した部分、私が共感した部分でした。
この『難しい』と感じていることを意識して、以前の自分の体験談が私の中で意味を持ったのも、先生との話で再認識したわけで。
ぼんやりと違和感があった部分を意識できると、問題として扱えますね。
やはり、私たちは、こういう言葉でのやりとりを通して、漠然とした体験に、少しずつ意味を持たせられることで、
新たな自分の理解につなげられるんじゃないだろうか、そう思うのです。
気づくことで、問題として焦点が当たり、それについて対応が考えられる、
私たちは、その気づきをお手伝いしたいと思っています。
③へつづく
カワクリ心理インビテーション③~親ガイダンス
こんにちは、臨床心理士のやつだです。
原さん、徳田さんからは心理検査についての新しい取り組みでしたが、今回「親ガイダンス」についてお伝えします。
「親ガイダンス」とは、子どもとの関わりあいを振り返り、親としての自信を回復することを目指しています。
親も一人の人間なので、すべてをパーフェクトに行うことは難しく、エネルギーを溜めることが必要なことがあります。
川原クリニックでは、2つのパターンを考えています。
一つは、子どもが当院に通院しており、親として本人への対応等相談したい場合です。
もう一つは、子どもがクリニックには来られないが、親が本人のことで相談にのってほしい場合です。
具体的に言えば、人の目が気になり外にでることが難しく、不登校や家にひきこもっていることが当てはまります。
子ども本人が相談に来ないと診ることができないとよく聞きますが、親がまず相談してみることが問題解決の一歩となります。
多くの場合、子どもが受診を嫌がっても、親が子どものことで相談に行くことを拒否することは少なく、
「行きたければ行けばよい」といった態度が多く見られます。
そして、具体的に子どもへの対応や、どういった関わりをすればよいのかを話し合うことで、親の態度が変化してくると、
本人がクリニックや治療に興味を示すことが起こります。
一言でいえば、「なぜあの親が変ったんだろう?」といった不思議な感じが生まれるようです。
そこから、子どもが受診やカウンセリングにつながることがあります。
イメージとしては、家族の中にささやかではあるが、風が吹き、何らかの変化をもたらすといった感じでしょうか。
このことを、少し専門的に言えば、家族を一つのまとまりとして捉えて、どこを治療の「入り口(port)」とするのかということになります。
親ガイダンスを最初の「入り口」として、治療が家族全体に広がっていくことを考えています。
子育てが失敗だと自分を責めたり、苦しんでいるご家族が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
それは何らか、親が子育ての責任をとろうとする現れだと思います。
川原クリニック心理部門の親ガイダンスが、親と子どもを支える「器」になれるよう、一緒に考えていければと思います。
花弁の夢をみながら目を覚ます
こんにちは、また受付の大平です。
8月に入り、16日間連続の雨は観測史上40年振りだそうです。
日照不足、皆さん、お洗濯物に苦労しますね。
部屋干しですか?浴室乾燥ですか?
私は、石油王に新しい服をおねだりして買ってもらっちゃいますという妄想を
川原先生と受付で話していたところです。
最近新たに仲間入りしたTシャツを着たモガちゃん。
モガちゃんは先日、でんぱ組を電撃的に脱退したため、川原先生が急遽、でんぱ組コーナーを作ったのです。
なんと、このニュースは芸能界に疎い私の耳にも届きました。
ですがそのTシャツ、しわしわ過ぎて何のTシャツなのか飾ってもよく分からず
「湿気のせいか、シワシワになるのなんとかならない?」と川原先生に言われ
こちらのスプレーとクリップでしわのばしをしました↓↓
しわのばしちゅうのモガちゃんTシャツ↓
周りのポスターを張り替えてでんぱ組コーナー、完成型。↓
ちなみに、モガちゃんが着ているTシャツ何のデザインなのかわかりますか?
これは濡れ透けTシャツです。
スクール水着の上に白いTシャツを着て濡れたところがプリントされたTシャツなのです。
Tシャツといえば、カラ松もお馴染み。カラ松の顔のハンガーに、カラ松の代名詞のタンクトップ。別売りを合わせました。↓
診察室に場所をかえて、中原中也、のTシャツも仲間入り↓
中原中也って有名らしいですね。私は聞いたこともない人だったのですが、
ある患者さんが「≪汚れちまった悲しみに≫ですよね。教科書に載っていて、
弟がみていたアニメにも出てきたから覚えてました」と私に教えてくれたのでその後すぐ調べました。
川原先生は、スプレーが気に入ったらしく、診察室の大森靖子ちゃんのTシャツにもスペシゥム光線のポーズで噴射。
靖子ちゃん&ねもしゅうー、サイドにも。乗りに乗っています。コラム作成のストレス発散になって良かったです。
以前の名刺の裏は、先生のリクエストで美化された
キラキラ川原先生がなぞなぞに登場するところが見所です。
この絵は私が描こうと思ったのですが.…私が描くとあまりに幸が薄そうで不健康そうな先生になってしまい
いくらなんでも先生に失礼だと思い、我が妹に描いてもらいました。
今回のリクエストは、植木等。
1964年の東京オリンピックの頃だそうです。
私はまだ生まれていませんが、妹に植木等の映画をみてもらい描いてもらいました。
それが新作バージョンです。
この絵、ポーズはデジタル、先生はこんなに体幹強くないので。
背景デザインは、けいおん。
もっと生き生きした顔で妹は描きたかったみたいですが
私が持っている川原先生の写真がこんな感じのものしかなくて・・・。
コメントくれた人に名刺をプレゼント?かもしれません。
BGM.Red Velvet 「Huff n Puff」
貼り紙いろいろ
1/Ⅷ.(火)2017 雨
ブログにも書いたし、実物を見た方もいて、心配されてるので、後日談。↓。
結局、当人がその日に名乗り出て平身低頭、「外で呑んでクリニックで捨てた」とのこと。
その日は、とても暑い日で、「太陽が眩しかったから」だって。カミュ「異邦人」か!
今回は、貼り紙特集です。今日は雨なので、足元が滑るから、受付が作った貼り紙があります。↓。
石川町のパトロールは、高齢者。大丈夫か?。↓。
そう思ってたら、防災訓練は、若手が中心。↓。でも、これ明らかに「高齢者」の上に貼ってありますね。
自由が丘の、トンカツ屋さんの店の前。「ネ」が可愛い。↓。
何かを注意する時、その理由をどこまで教えるかが問題になることがあります。
ボヤかしておいた方が良い場合もあります。模倣犯とか出るとイケナイからね。
たとえば、新宿三丁目の貼り紙。↓。
これ見て、「ここで小便する人いるんだ」とマネされたら困りますね。
だから、中野ブロードウェイ3階のトイレの貼り紙は、こんな感じ。↓。
でも、これだと、何があったんだろう?って気になりますね。
そう思って、2階のトイレをみたら、正解がありました!
おばちゃんの筆圧がすごいですね。おばちゃんとは限りませんが、おばちゃんっぽいパワーを感じる。↓。
昨日、中野に行ったら、ブロードウェイのトイレは綺麗になっていて、残念ですが、今はこの貼り紙はみれません。
さて、今日から8月です。
僕は専門誌から、コラムを依頼されていて、その締め切りが、8月中なので、しばらくそちらに集中します。
だから、ブログは、受付や心理に、8月は頑張ってもらいます。
V9の頃の巨人のなぞなぞ。「ジャイアンツがピンチになるのは、何月でしょう?」。
答えは、8月。8月は英語で、オーガスト。王がスト。国鉄がストとかしてる時代だから、なぞなぞになったのでしょうね。
BGM. 堀江美都子+ザ・モンジュ「アクビ娘」
追記、近くの駄菓子屋さんでみつけました。ろうせき、って何でしたっけ?。↓。
夢の展覧会(総天然色カラー版)
25/Ⅶ.(火)2017 はれ 7/24&25は国会は閉会中審査、カワクリは7/24川原・7/25大平と誕生日ラッシュ。
去年の10月頃、
色々と大変だった僕はブログの記事も書けず、
仕方なく、高校の頃からつけていた夢日記に、時々、挿絵も添えていたから、
それらをアトランダムにピックアップして、夢のイラスト展覧会、という苦肉の策を載せました。
それが殊の外、好評でしたものですから、世の中とは不思議なものですね。
そこで、今回の企画は素晴らしいですよ。(これが本当の自画自賛ですね)
受付の大平さんに、元のイラストに塗り絵の要領で着色してもらい、リニューアル。
題して、夢の展覧会・総天然色カラー版!
下が、現存する最古の夢日記ノート。1981年ということは…36年前のもの。↓。
36年前と言えば、大平さんはまだ生誕してないですね。
でも、この夢日記を書いてた(描いてた)僕は、10代後半~20才そこそこですから、
今の大平さんにとっては、川原先生の絵ではありながら、年下の男の子~タメの年齢の絵です。
どんな気持ちで塗り絵をしたのでしょう。
そんなタイム・パラドックスも味わいの一つとして、どうぞご賞味下さい。
それでは、ここからは大平っちにバトンタッチDEATH!
こんにちは。受付、大平です。
鑑賞方法の説明です。
・作品タイトル&先生の当時の年齢→先生の夢のイラスト(プレーン)→総天然色カラー版→大平のつぶやきコメント、の順です。
それでは、ごゆっくりお楽しみ下さい。
・カラス貝のマニキュア女vsトラディショナル・ブルー~瞳~少年風(1981.9月:川原少年19才の作品)
↓
カラス貝は黒?色っぽいは何色?紫かな・・・
・伊藤つかさは、トマソンがお好き(1982.1月:川原少年19才の作品)
↓
左下の謎のポーズをしてる3人組みがお気に入りです。
・貪婪(どんらん)…非常に欲が深いこと(1982.1月:川原少年19才の作品)
↓
これ、私が塗ったんじゃなかったりして・・・
(だから塗り直し)
↓
魔法の書を読み始めた感じで色を塗ったんですが、タイトルは貪婪だったのですね・・・
・手のひらを太陽に(1982.1月:川原少年19才の作品)
↓
こういうポスター学校とかに貼ってありましたよね。
・もう君に逢うこともない、心は揺れても(1982.2月:川原少年19才の作品)
↓
北京のバッグが気になると川原先生に話したら、本当に先生が持っていたバッグらしいです。
・小田急線のひとコマ(1982.2月:川原少年19才の作品)
↓
この絵、座ってるとこ上手くかけてますよね。
・本厚ちゃん(1982.3月:川原少年19才の作品)
↓
かわいくしたかったのに無理でした・・・。
・キヨシローのまね(1982.3月:川原少年19才の作品)
↓
カラフルにすればそれっぽく見えないですか?
・川守田(1982.4月:川原少年19才の作品)
↓
川守田さんは先生のお友達です。
・一人になりたい…ううん、一人がいやだから。(1982.7月:川原少年19才の作品)
↓
後ろにいるのはサメなのでしょうか?・・・えぼし岩だそうです。
・伊代はまだ(1982.8月:川原青年20才の作品)
↓
腕が長いですね。先生が20歳の頃、松本伊代が流行っていたんですかね。
・天才の誤算(1982.9月:川原青年20才の作品)
↓
靴が素敵なんですよ。
・テスト前日(1982.12月:川原青年20才の作品)
↓
こういうよく分からない絵を塗るのって楽しいです。
・物理ダメ(1983.2月:川原青年20才の作品)
↓
これ,左側にスイーツ隠れてたんです。
・ダルなboyは、Love is Real.(1983.3月:川原青年20才の作品)
↓
『Maiこ』ちゃんは先生の好きだった子ですかね?私には『Maiこ』に見えたんですが、
『Maiこ』じゃなくて『Mari』だったんですね・・・
・マリン・スポーツ(1983.5月:川原青年20才の作品)
↓
ドラえもん、オバQ、いしのまこ、カバ・・・なぜかカバ。
・カルピス(1983.5月:川原青年20才の作品)
↓
カルピスのボトルに書いてある帽子をかぶったやつが可愛い!!
・誕生日。小指と小指をつないで歩く、理科室でキス(1983.7月:川原青年20才の作品)
↓
理科室のガイコツ懐かしいですね~
・夢見る年頃~36/38≒95(1983.8月:川原青年21才の作品)
↓
夢の展覧会の絵の中で私が気に入っている第3位。
・野球大会(1983.8月:川原青年21才の作品)
↓
先生の書くドラえもんは丸くない!
・クリスマス・イブ(1983.8月:川原青年21才の作品)
↓
夢の絵の中で1番かっこいい絵だと思います。
・恋人峠の昼下がりPart.2(1983.9月:川原青年21才の作品)
↓
夢の展覧会の絵の中で私が気に入っている第1位。
・すっかりトロピカル(1985.7月:川原青年22才の作品)
↓
陽気な感じと南国な感じが夏にピッタリの絵です。
・明日のイブはRC(1985.12月:川原青年23才の作品)
↓
8時42分に何が起こったんでしょう。
・オキドキの古着で遊園(1986.5月:川原青年23才の作品)
↓
ベレー帽といえば赤です。これもしかして塗り途中かもです・・・。
(それを完成)
↓
「オキドキ」って川原先生はお店の名前と言っていましたが、私はマリオが思い浮かびます。
・直ちゃん(1987.6月:川原青年24才の作品)
↓
これは塗りやすい絵だったんですが、サインペンで色を塗るのは難しくて、
色鉛筆にすぐに戻しました。
・Hanesの白のTシャツに血を滴らせてしまった(1987.6月:川原青年24才の作品)
↓
私も白い服にシミができた時こんな顔します。
・元・日本軍の男と、ユキヒョウ(1987.7月:川原青年24才の作品)
↓
「ユキヒョウはどこにいるんですか?」と塗っている時に不思議でしょうがなかった絵。
・大船観音がくずれた(1987.7月:川原青年24才の作品)
↓
観音様のお顔だと気づかず、先生に言われて気づき塗り足しました。
・みつけてくれたらキスしてあげる(1987.7月:川原青年24才の作品)
↓
真ん中の子にと左の子にかわいさをプラスしました。気づきましたか?
・甘くて冷たいアイスクリーム・ベイビー(1987.7月:川原青年24才の作品)
↓
この絵のタイトルを知らない人から「31アイスみたいだね」と言われ
塗り絵レベルが上がったと実感し嬉しくなりました。
・気がつけば兵隊(1987.7月:川原青年24才の作品)
↓
みんなの表情がいい。
・眠れ。ライオネル・リッチーの墓の上(1987.7月:川原青年24才の作品)
↓
どんな色で塗っていいかもわからなくなってしまった絵。
・スタン・バイ・ミー(1987.8月:川原青年25才の作品)
↓
暑い日は海辺でのんびり、いいですよね。
・ニース予想図(1987.8月:川原青年25才の作品)
↓
ニースってフランスのニースですかね?噴水あるんですか?
・アイスもハシャいでる、僕は日焼け(1987.8月:川原青年25才の作品)
↓
また、アイス!後ろの2人は羨ましがってるのかな。
・ダチョウ(クジャク)ともも焼き(1987.8月:川原青年25才の作品)
↓
ダチョウ(くじゃく)って全然違う鳥だけど・・・
・僕は照れる(1987.8月:川原青年25才の作品)
↓
川原先生はいったい何に照れたのか?
・新宿地下の靴専門店(1987.8月:川原青年25才の作品)
↓
この失明者用の靴は指の先が触覚の様に動くと先生が説明してくれました。
・過ぎ行く夏を惜しんで~絵を描く2人の少女(1987.9月:川原青年25才の作品)
↓
最初に先生が少しだけ色を塗っている絵は色を塗るのがラクです。
・念力(1987.9月:川原青年25才の作品)
↓
念力は見えないから何色にしようか迷いました。
・さっきまでの競争のつづきだ(1987.9月:川原青年25才の作品)
↓
人を緑色で塗ったらハルクみたいにみえますね。
・渡り廊下の窓から連中が手を振る(1987.9月:川原青年25才の作品)
↓
渡り廊下だと気付かず、カラフルにしてしまいました。
ちなみにこの絵左側にいるのは川原先生で
研修?授業?かなにかをさぼって帰るところのだそうです。
手に持っているのは白衣だと言っていたのですが、
私には抱き枕かぬいぐるみに見えました。
・脳外科はじまる(1987.9月:川原青年25才の作品)
↓
これは一体何でしょう???
・お前はストーブの前でのびていた。あくびしかしなかった(1987.9月:川原青年25才の作品)
↓
これ、色を塗っていたらよく分からないパーツがあって、そこだけ着色しませんでした。
・聴神経腫?すぐに手術(1987.10月:川原青年25才の作品)
↓
わかめ・・・
・宙に浮く機械(1987.10月:川原青年25才の作品)
↓
宙に浮く機械!夢っぽいですね。
・すいみんやくが欲しい(1987.10月:川原青年25才の作品)
↓
夢の展覧会の絵の中で私が気に入っている第2位。
・明るく生きるコト(1987.10月:川原青年25才の作品)
↓
川原先生はカラフルなボーダーが好きらしいです。
・サンボのジャケット(1988.7月:川原青年25才の作品)
↓
サンボってなんですか?っと聞いたら格闘技の雑誌を川原先生が見せてくれました。
・オバQが正ちゃんのクラスの記念写真に写ってしまった。皮膚科テスト、60点。(1988.7月:川原青年25才の作品)
↓
記念写真にオバQ写ってたらおもしろいですよね。
・ウサギに乗って空を飛ぶ(1988.12月:川原青年26才の作品)
↓
いい夢ですね~。ウサギに乗ったらもふもふなのか。
・うその固まり(1989.1月:川原青年26才の作品)
↓
「きみだけに話すんだけど・・・」て誰かに話すと皆に知られていた小学生の時を思い出しました。
・すべては幻想である(1989.1月:川原青年26才の作品)
↓
ヒョーロン家が怪しい。
・柔道(着)一直線!激しい視線の火花が散る(1989.4月:川原青年26才の作品)
↓
三角関係ですかね!!!
・世代交代の口約束(1995.3月:川原中年32才の作品)
↓
先生の描く力士はなんだか可愛い。
・2002.8月6日からの夢日記の表紙:先生不惑の40才の作品
↓
この夢の絵に色づけするとき『これは何だろ?、川原先生の夢だからこんな色でもいいかな』と、
タイトルを教えてもらうまで何の絵かも分からなかったり、
普段の私だったら使わないような色で塗ってみたりという絵がたくさんありました。
自分じゃない誰かの絵を塗るのって面白いですよね。
それが川原先生の描いたなんか可愛くて奇妙な夢の絵だからもっと面白い。
何ヶ月かのあいだ、受付業務の合い間のちょっとした楽しみの1つでした。
川原先生が最初にかいていましたが、この夢の絵の中には
私より若い頃の先生が描いた絵もあるんですよ・・・。
なんだか不思議な気分になりますね。
BGM.OH MY GIRL「Coloring Book」
3部作-①アイデンティティーを考える
22/Ⅶ.(土)2017 18日連続の真夏日
アイデンティティーと言えば、みうらじゅん、のマンガ「アイデン&ティティ」が面白いですね。
1.でボブ・ディラン、2.でジョン・レノンが主人公の前にあらわれて、メッセージ(彼らの歌詞の引用)を送り、
主人公(バンドマン)が商業主義的な「ロック」の流れに抗って、社会にプロテスト・ソングを発表してゆく成長物語。
バンドマンを自分の職業(立場)に置き換えてみると良い。
ちなみに、ディランとジョン&ヨーコは主人公にしか見えないし、その声は彼にしか届かない設定。
裸の王様、の逆パターンですね。あれ、同じかな?
下が、みうらじゅん、の「アイデン&ティティ」の載ってた雑誌。↓。
カワクリでは、今、アイデンティティーを考えるキャンペーンをやっています。
しあわせの基準がわからない現代、不幸の基準もわからない。
高学歴の人がバカなことをやっているニュースが毎日、聞こえる。
勉強だけ出来てもダメなことは、もはや国民に啓蒙されたのではないか。それなのに、勉強しろ、と言う。
わけがわからない。青春はどうなる?
利口の基準もバカの基準もわからない。
自分が利口かバカかもはっきりしない。中途半端もつらいぞ。
いっそのこと、ぐうの音も出ない理論で、お前はバカだ、と納得させられたら、むしろ楽に生きられそうだ。
自分はバカだと思っても、バカの考えだから反対なのかも。じゃ、自分は利口か!やったー。
こんなことを毎日考えている。多かれ少なかれ、みんなも同じじゃないか?
自分とは何物か?それを、ここではアイデンティティーと呼んでみる。
イジメやハラスメントなどの外的なストレスは、耐えたり、逃げたり、工夫してしのぐのだが、
内面的なアイデンティティーは、外的なストレスと同じくらいやっかいだ。
アイデンティティーには身分証明の意味もあるが、
自分が所属する準拠集団(学校・会社・家族・都会・男/女役割etc.)
の求めるものと己の価値観に差がありすぎて、しっくりこない。
昨日や今日に始まったことでもない。
そういう意味では、逆説的だが、アイデンティティーがわからない人生こそが自分のアイデンティティーだ。
これじゃ、禅問答か言葉遊びで、まるで答えになってない。世間はそんなに甘くない。
そこで、お待たせしました、今回のキャンペーン!
自分の歴史やルーツや生い立ちや風土や文化を専門家と一緒に見つめ直し、アイデンティティーを考える。
そういう作業がカウンセリングなのだと考えている。
※詳しく知りたい人は受付に。カワクリ心理部門が作ったパンフレットあります。
BGM. さくら学院「アイデンティティ」
3部作-②リベンジ・カウンセリングの提案
22/Ⅶ.(土)2017 本格的な猛暑日
過去にカウンセリングを受けたが、「効果がなかった」「ただ一週間の報告をするだけだった」「話すことがなくなった」
という理由で中断したというカウンセリングへの不満を聞くことがある。
彼らの言い分は、事前に心理テストを受けたり、自分史まで用意して、一大決心して、やる気まんまんだったのに、
もうカウンセリングはこりごりだと言う。
言わんとしてる意味は痛いほど判る。
しかし、だからこそ、そんな人に、言ってみたい。リベンジ・カウンセリングの提案、を。
言いたかないけど、「相性」や「カウンセラーの技量不足」だったのかもしれないから。
人によって傷ついた心は、人でしか癒されないように、カウンセリングで負った心の傷はカウンセリンが請け負いたい。
昔、診察とカウンセリンのちがい、という記事を書き、心理部門のコンクールをしたことがあります。
参考に見てみてくれないですか?
そして、良かったら、別の治療者、とやり直してみませんか?
診察とカウンセリングのちがい
コンテスト・ファンファーレ
コンテスト1枠
コンテスト2枠
コンテスト4枠
心理個別インタビュー4枠
心理個別インタビュー2枠
心理個別インタビュー1枠
※詳しく知りたい人は受付に。カワクリ心理部門が作ったパンフレットあります。
BGM. 千賀かほる「真夜中のギター」
3部作-③もう一人の自分に出会うための心理テストのすすめ
22/Ⅶ.(土)2017 朝から番犬に吠えられる。セミの鳴き声が聞こえた。
心理テストには質問紙法と投影法があります。
前者は自分の自覚症状や性格傾向を数値化して目でみれるようにしてくれて便利です。
一方、後者は深層心理をみますから、質問紙と違って何をテストされてるのかわからず誤魔化しが効きません。
心の奥底を心理テストに映し出すのが、投影法たる由縁です。まさに、もう一人の自分に出会うチャンスです。
カワクリ心理部門ではマニアックな心理テストも取り揃えてあります。
カウンセリングには抵抗あるけど、もう少し自分のことを知りたい、という人にはおすすめのコースを作りました。
たとえば以下のものが代表です。
現物を出すのは後のお楽しみが減るので、受付の大平さんに類似品「なんちゃって心理テスト」を作ってもらいました。
①ロールシャハテスト
元々、ヨーロッパの子供の遊びだったみたいです。左右対称のインクの染みをみせて何にみえるか聞くテストです。
あいまいな物を無理矢理何にみえるか答えなければなりません。「インクの染み」という答えはNGです。↓。
これは、「逆さまにした方が皆さん、想像しやすそう」との作者の提案で、ひっくり返してみました。
何にみえますか?。↓。
②P-Fスタディ
Pはピクチャー、Fはフラストレーション。ムカつく場面のひとコママンガの吹き出しにセリフを書きます。
自分の内面を投影させるため、テストのマンガは表情や髪型などがあいまいで限定しにくくなっています。
主に、怒りの矛先や怒るとどんな対応をするかとか、
始めは我慢してるが最後に切れる、とか、始めは抗議するが疲れるとあきらめる、などのパターンもみれます。
スタンリー・キューブリックの「時計じかけのオレンジ」でも登場しました。
下が、大平さん版P-Fスタディ。↓。
③SCT(sentence completion technique:文章完成法テスト)
書き出ししかない不完全な文章の続きを書いて文章を完成させます。
これが何故、投影法かというと、この質問に対しては色んな答えが出来るはずです。
それを一つだけ書くことで、その人が何に囚われてるとか執着してるとか固着してるかをみます。
逆に、答えにつまる、なんてのも意味がありますね。国会答弁の「記憶にありません」みたいで怪しいですね。
下が、大平さん版SCT。↓。
④TAT(Thematic Apperception Test:絵画統覚検査)
意味ありげな絵画をみて、物語を作ります。
こども版もあって、その中の一枚はRCサクセションのシングルマンのレコードジャケットになっています。↓。
シングルマン、は名盤なのですが、一時期は廃盤でした。ファンの再販運動があってレコード会社がわびて復刻されました。
まさに日本の音楽業界の本質をみる目をテストした結果になった訳です。
下が、大平さん版TAT。皆さんもやってみましょう。出来るだけ想像力を働かせてドラマチックな物語作家になって下さい。
過去にどんなことが起きていたのか?そしてこの絵の場面では何が起きているのか?
登場人物達は何を考え、どう感じているのか?さらに今後物語りはどう展開して行くのか?
その辺の紙片にでも書き留めてみましょう。↓。
どうですか?意外と難しそうじゃないですか?興味のある人は、受付に。カワクリ心理部門が作ったパンフレットあります。
己を知り敵を知れば百戦危うからず、です。まずは順番通りに、己から。
BGM. 中山千夏「あなたの心に」
ルール!
18/Ⅶ.(火)2017 はれ、お昼にスコール&稲妻
カワクリには喫煙所があります。
H19年開業当時は病院では、医療機能評価、などというのが盛んで、
要はそういうルールを守っていると余計に加算がつくのです。
たとえば、分煙とか完全禁煙とか職員も喫煙者ゼロ、などで収益アップ!
しかし、うちはクリニックだし、それに精神科はマイノリティーの立場をとるのが正しい姿勢で、
カワクリは肩身の狭い喫煙者に堂々とタバコを吸える場所を提供したのであります。
ところが、今日のお昼、ゴミ箱にお酒の空き缶を発見。これは厳重注意ものです。
診察室の入口扉におふれを貼りました。↓。
タバコはいいけど、お酒はダメです!
なぜなら、酔っ払うと診察にならないし、他の患者さんにカラんで迷惑になることもあるからです。
カワクリルールの確認です。
タバコはいいけど、アルコールはダメ。
レバ刺しはいいけど、ハイボールはダメ。
僕は怒っています。これが問題の空き缶。銘柄は、トリス。↓。
僕も酒呑みだし、呑み出すと止まらないし、呑まなきゃやってられない世の中だってことも知ってるし、
「今呑まないで、いつ呑むんだ?!」って心境になることも判る。
僕自身が友人から酒の呑み方を心配されることも多い。
でも、それはそれ、これはこれ。
レバ刺し食べたきゃ、食べれる店を探せ。
酒呑みたきゃ、呑めるクリニックをみつけろ。
それだけのこと。以上。
BGM. サザンオールスターズ「My Foreplay Music」
夏のはじまり
こんにちは。受付の大平です。
7月の模様替えをお知らせします。
お相撲の名古屋場所がはじまったらしいですね。
奇数月に更新させるウォーターサーバー横のイラストも新しくなりました。
まずは鵜飼さんの↓
ソネさんの↓
大平の↓
川原先生の↓
今月は川原先生の誕生月ですからテーマは『7月と誕生日』です。
あと、診察室に「おんたんウサギ」と「門出ウサギ」が仲間入り。
こちら可愛いだけじゃなくてふわふわで触り心地良しです。
最後に新しい漫画も増えました!
この「CITY」の単行本が出たときのために川原先生は
この漫画の連載が始まった時のモーニングを取って置いたそうで
それがこちら↓
そうだ!エアコンのお掃除をしているときに川原先生と
去年のブログ記事の話になって思い出したのですが、
今年はまだ受付前の寝ている動物たちに夏の子たちが仲間入りしてないですね・・・
もうそろそろ梅雨もあけるし、夏本番の前に仲間入りさせないとですね。
ではこの辺で、また。
BGM. 少女時代 「PARTY」