今日は文房具の話。

15/ⅩⅠ.(木)2012 くもり寒い
僕が普段の診察で使っているのは「BIC」のボールペン。
まとめ買いしてるので、一本当たりの単価は31円なり。↓。

昔、僕が勤めていた病院は、幾つもの大学から医者が派遣されて来ていて、
精神科ではとても有名な先生が何人もいて、とても勉強になった。
そこは500床くらいベッドがあり、各病棟には診察をするスペースがいくつも用意されていて、
診察をとても大切にする治療環境が整っていた。
診察テーブルにはペン立てがあり、常時、何本かのボールペンが入ってて、僕は主にそれを利用していた。
しかし、色々な医者がいるもので、文房具にこだわりを持つ人も少なくなかった。
「マイ・ボールペン」を白衣の胸ポケットにさしている人もいた。
むしろ、そういう人の方が多かったかな。
備え付けのペンを使用してるのは僕くらいだったかもしれない。
さっきも言ったけれど、その病院には色々な大学から医者が集まっているから、
皆がライバルで、切磋琢磨していた訳で、そんな僕の言い分は、
<カルテに書く道具でなくて、カルテに書く内容で勝負だ>
と思っていた。ま、言い訳だが。
ある日の僕は診察室で、床に万年筆が落ちているのに気がついた。
僕はそれを拾い、その万年筆でカルテの記載をしていたら、
急に別の病棟から呼び出され、
僕は急いで書き途中のペンを白衣の胸ポケットにしまって速やかに移動した。
数日後、医局(医者の集まる、学校で言う職員室のような部屋)で僕が書き物をしていたら、
気がつくとある偉い先生が僕の書く文章をもの凄い気迫で凝視していた。
僕は、<こんな偉い先生に注目されるなんて俺の腕もまんざらじゃないな>
といい気になっていた。
僕が書類を書き終えると、その先生は、「川原君、随分と高級な万年筆を使っているものだね」
と話しかけてきた。
僕は、<あぁ、これですか?。書きやすいんですよ>と答えた。
すると、その先生は、「高かっただろう?」と聞いてくる。
僕は正直に、<これは●●病棟の診察室で拾ったんですよ>と答えると、
途端にその先生は万年筆をひったくるようにして、
「これは私のだ~!。●●病棟でなくしてから、ずっと探してたんだぞ~!」
と真っ赤になって興奮して叫んでいた。
僕があっけにとられていると、その先生は正気に戻って、
「いや、見つけてくれて礼を言う。ありがとう」と頭を下げて、
人目もはばからず、愛おしそうに「マイ・万年筆」を撫でていた。
その先生とその万年筆の間にどんな感動的なドラマがあったのかを僕は知らない。
興味ないもの。
道具で思い出したのだが、王選手とかイチローなどの一流のバッターは、
これまた一流のバット職人にカスタムメイドの注文をして、
精密にバットをこしらえるらしい。
その工程をテレビで見たことがある。
重心の位置や、グリップの太さや、重さはグラム単位、それがプロのこだわりで、
それが偉大な記録を生み出すのだ。
それの対極にいるのが長嶋茂雄かもしれない。
長嶋の逸話はあまたあるが、どれが事実でどれが作り話なのか良く判らない。
僕が好きな話は、長嶋は家に自分のバットを忘れてきてしまい、
試合では土井だか黒江だかのバットを借りて打席に立ち、
他人のバットで劇的なホームランをかっ飛ばして試合を決めたという。
弘法は筆を選ばず、とはこのことだ。
僕も長嶋茂雄のスタイルにあやかろう。
だって、その方が断然、カッコ良いもの。
万年筆じゃない。BICで行こう!。


UFCマカオ

10/ⅩⅠ.(土)2012 くもり
土曜は診療の後、会合という名の飲み会。少し早く7時半にあがらせてもらいました。
時間調整して下さった方、感謝します。
今年も残すところわずかになりましたが、今年の総合格闘技界はUFC(アメリカの団体)の一人勝ちだったな。
今日はそんなUFCのマカオ大会で、アジアでの開催とあって、日本人は五味隆典を筆頭に大挙5人も出場します。
UFCは定期的な興行をナンバーズ大会といって、例えば10月は「UFC153」、11月は「UFC154」と数字で表します。
ナンバーズ大会は日本だと「WOWOW」で観れるのですが、今回のマカオ大会のような単発のものは放送されません。
でも今回はたくさん日本人が出るということもあって、新宿バルト9でペーパービューが行われます。解説は、日沖発(ひおき・はつ)。
これはニアライブと言って、放映権の関係なのか厳密には生中継ではなくて、ちょっと遅れて開始するのです。
25時、つまり午前1時開始です。
僕は会合・飲み会が解散になり皆様とバイバイしてから、この会に駆け付けた。
チケットを購入してから、試合観戦の途中で席を立つのは面倒なので、あらかじめビール5杯とおつまみををまとめ買いして、
それらをこぼさないように抱えて、会場入り。丁度、1試合目が開始するところに間に合った。
僕の列は「Q列」で、全然関係ないが次回のヱヴァンゲリヲン新劇場版のタイトルが「Q」だから、「Q」つながりで縁起がいいや、
といい気になって自分の席を探したが、どうにもその部屋には「P列」までしかない。最後部座席が「P」なのである。
アルファベットの歌を歌うまでもなく、「Q」は「P」の次であり、つまり、この空間に僕の席は存在しないのだ。
だけど、心配はいらない。劇場はスカスカの入りなのだ。ヨコ1列が30席あるとして、平均5人づつ位しかいないのだ。
今世、格闘技熱はまったくの下火で、五味が脚光を浴びた「PRIDE」の時代なんて、今は昔、そんな冷えたものなのさ。
下手すりゃ、若い子は五味のこと知らないんじゃないか?
五味は知っといた方がいいよ。試合、面白いから。
猪木とか初代タイガーマスクも観といた方がいいよ。
出来れば力道山とかルー・テーズも。ゴッチのフィルムはあまりないな。
そう言えば、僕は昔、スタニスラス・ズビスコという伝説のレスラーの伝記映画みたいなものを単館上映で観たことがあります。
それで、話を戻すけど、僕は結局「P」列の空いてる所を3席分陣取ってさ、両脇をビールに囲まれて居座ったのさ。
週末のこんな時間にこんなところに集まる人間は特殊な人達だ。皆、固唾をのんで試合を見守る。
派手なKOシーンもない地味な試合も、ジャッジが判定結果をマイクでコールすると、会場から自然と拍手が起こる。
「ナイス・ファイト!」みたいな感じ。皆、格闘技を愛しているのだ。
僕はさっきの会合でワインを1人で1本半位呑んでいて、酔いが醒めるのが嫌なので、ビールを継ぎ足し呑んでいたら、
知らないうちに眠ってしまった。僕は1人でこの会場に観に来ていたのだが、なんか居心地が良くて安心したのだろう。
時折、観客の歓声や拍手で飛び起きるが、すぐにまた寝てしまい、結局、五味の試合も見てなくて、結果も知らないんだ。
すべての試合が終って、プレゼント・コーナーみたいのを舞台でやっていて、僕は夢うつつ、
抽選で中川翔子のサイン入りTシャツとポスターが当選した夢を、半覚醒の状態でみていた。
イベントは朝の6時に終わり、僕は映画館を出た。
ラーメンでも食べようと思い、僕が20歳の頃、親友のF.と夜遊びをしては連れてって貰った
「桂花(けいか)」という店に久しぶりに記憶をたよりに行ってみる。
あれから30年経ってるのに、「桂花」は同じ場所にあった。
こんな時間なのに、見事に開いていた。なつかしい。ありがたい。下が、「桂花」のラーメン。↓。

そうそう、戦利品というのかしら、
UFCのパンフレット(と言っても広告みたい)が劇場に無料配布されていたのでクリニックに置いておきます。
UFCのルールブックも入っています。英語ばっかりだけど、良かったら見て下さい。雰囲気だけでも味わいたい人はね。↓。

ラーメンを食べ終わった僕は新宿駅にたどりついて、朝ぼらけ、見上げるとルミネ・エストの広告に綾波レイがいた。
エヴァQの劇場公開はもうすくだ。↓。

BGM. 吉田拓郎「午前0時の街」


11月のマンガやアニメ

もうすぐヱヴァンゲリヲンQが劇場公開されますね。
それに先立って、今月2日にコミックス13巻が発売されました。↓。

ポストカードや3Dカードなど豪華4大特典つきです。
バラバラになりそうだから、待合室には本だけ置いておきます。↓。

ついでなので、クリニックにある新しいマンガを紹介しておきましょう。
長い待ち時間に読んで我慢して待っていて下さい。
まずは、「日常」の8巻。↓。

僕は、ゆっこがなのちゃんに、なのちゃんが学校に来る前の様子を誇大妄想的に語る話(日常の144)が好きです。
そして、けいおんの「college」編と「high school」編です。
アニメイトでこの2つを同時に購入したらA4版のポスターを2枚とクリアファイルが貰えました。
下が「college」編。↓。

これが「school」編。↓。

「college」編のポスターがこれ。↓。

「school」編のポスターは、マンガのコマ割りになっています。↓。

さらに300円出すと、既刊の4巻とともに6冊を収納できるボックスが購入できます。↓。

裏表紙はこんな感じです。↓。

背表紙はシンプルです。↓。

6冊はこんな風に収まります。↓。

これらはフィギュア棚横の本棚の下の段に置いておきますが、時に場所が移動してる事があるので、そんな時は探して下さい。
マンガを買った後に、映画「魔法少女まどか★マギカ」を観ました。
これは前編と後編の2作品に分けて上映されています。
最近の映画は、テレビアニメを観た事が前提で作られています。
まぁ、勿論、劇場版から観ても楽しめるのでしょうが、たとえば
劇場版「涼宮ハルヒの消失」は、テレビで「エンドレスエイト」という文字通り終らない8月をテーマにした同じ様な内容を延々と、
毎週見させられて、コリゴリした体験があってこそ、長門有希の気分を共感できる作品です。
劇場版「けいおん!」は卒業旅行に行く話ですが、これもスタートの唯たちの高校入学からを観てたからこそ感慨深い訳です。
そう言えば、ヱヴァンゲリヲンQは17日に公開ですが、事前に予習できるように前作と前々作を2週に渡って金曜ロードショー
で放送するそうです。まぁ、映画はテレビと違って、好きな人しか行かないからそのくらいするのが当たり前なのでしょう。
で、「まどか★マギカ」ですが、これは近頃には珍しく予習が要りません。
テレビ版の1話からを劇場版に作り直したからです。
前編、後編ともに2時間くらいづつで、別々に入場券が必要です。
僕は5日の月曜日に新宿のバルト9で鑑賞しました。
前編を観終えたら、すぐに隣の部屋に移って後編を観るので少し忙しいです。コーラを買うくらいの時間しかないです。
プログラムを買ってきたので、これも待合室に置いておくので良かったら見て下さい。
これが、前編「始まりの物語」のプログラム。↓。

そして、これが後編「永遠の物語」のプログラムです。↓。

劇場では入場者にポストカードを配布していました。
前編では、巴マミを貰いました。前編っぽいな、と思いました。↓。

後編では、暁美ほむら(あけみ・ほむら)です。
後編っぽいな、と思いました。↓。

でも、このポストカードの裏には「5」「6」と番号が記してあったから、何度か観ると全種類が集まるのでしょう。大変だ。
これを書いてて思い出したのだが、今年の4月頃に民放のゴールデンタイムで1億3千万人が選ぶアニメ特撮ヒーローヒロイン
ランキングという番組があり、その中で「これから来るヒーロー・ヒロイン」というコーナーで「魔法少女まどか★マギカ」の主人公
鹿目まどか(かのめ・まどか)が紹介されたのはいいのだけれど、「マミる」という言葉の解説とか最終回の話とかまで紹介して、
本当にアニメを好きな人が製作してるのかな?って、疑ってしまった。
「ネタバレになるからそれはマズイですよ」って意見する正義感の強い人はいなかったのかな?
ヒーローヒロインを扱う番組なんだからさ。俺だったら、言うのにな。それとも、発言したけれど届かなかったのかな?
あっ、さらにこの番組のことで思い出した!
でも、話が長くなるから続きはいつかにします。予告だけしておきますね。
「タッチ」の南ちゃんについてです。


蛇と少女~千石撫子等身大ポップ

19/Ⅹ.(金)2012 くもり寒い
中野の「まんだらけ」で千石撫子(せんごくなでこ、以下なでこ)の等身大ポップが売っているという情報を入手。
先日、買ってきた。
それは西尾維新の「囮物語」の宣伝用に書店店頭に設置されていたポップ・スタンドである。↓。

なでこの性格は内気で恥しがり屋。
だから対人恐怖症みたいに前髪をひさしのように垂らし、帽子を深く被っている。
アニメ「化物語・なでこスネイク」の主題歌「恋愛サーキュレーション」は、恥しがり屋のなでこにラップを
歌わせてしまおうというアイデアで、そんな無茶振りに対してなでこは健気に歌い出しに「せ~の」と小声で
言ってるところが可愛らしいのだが、この子は蛇を大量に殺戮している実は恐ろしい面も持っている子であり、
そのギャップが萌えポイントのようだ。
下が、千石撫子がアニメ「化物語」に初登場した時のスタイルを再現したフィギュア。3種類を並べてみた。↓。

蛇で思い出したのだが、大学生の頃、蛇杖(へびづえ)をついて学校に行ったら、偉そうな先生に怒られたことがあった。
そんな物を学校に持ってくるな、と言う言い草なのである。
僕は大学生になってまで、持ち物を注意する人間がいることに呆れた。
まぁ、向こうも僕と同様、もしくはそれ以上に呆れていたのだろうが。
僕は反省文のようなものを書かされることになり、くやしいので桃井かおりの映画「もう頬づえはつかない」のパロディで
「もう蛇杖はつかない」とたった一行だけアンニュイな反省文を提出してやったら、偉そうな先生は元ネタを知らなかったらしく、
「もう蛇杖はつきません、だろう?!」と添削されてしまった。ギャフン!。
我校では卒業式に「ヒポクラテスの誓い」というのを暗唱する風習があるのだが、後で知ったことなのだが、
ヒポクラテスの師匠筋にギリシャの医神アスクレピオスという神様がいて、その神様のトレードマークが蛇杖なのだ。
杖は木・樹木、すなわち生命をあらわし、蛇は知恵を意味するから、蛇杖は医学を象徴するらしいのだ。
もっと早く知ってればな。
あの偉そうな先生に、「ひかえろ!、この蛇杖を誰だと思う。
アスクレピオス様だぞ」と助さん格さんみたいに啖呵を切れたのに。
ま、切らなくて良かったけど。
この蛇杖は僕がタイに旅行に行った時に、当地で大変気に入ってお土産にと20本くらいまとめて買い込んだのだ。
僕は蛇杖の束を抱えて、帰りの飛行機に乗ろうとしたら、ハイジャック犯か何かと間違えられ、警備員数人に取り囲まれた。
そのお陰で、僕らを乗せる飛行機の出発を数十分、遅れさせた思い出がある。
蛇杖は今も一本だけ残っていて、クリニックの入り口の傘立て付近に置いてあります。
良かったら探してみて下さい。
閑話休題。
何故、なでこが蛇を大量に殺したかと言えば、そもそもは恋愛事から逆恨みされて、中学生の間で流行していた
呪いのおまじないをかけられたからで、それを封じるための対処策としてであった。
しかし、それが災いして結果として、なでこは蛇の怪異にとりつかれて、縄のように二匹の大蛇に体を縛られてしまった。
主人公達の力を借りて助かるのだが、その儀式の時に蛇が見えるように肌を露出させるため、水着姿を披露している。↓。

「化物語」シリーズは、続編の「偽物語」もアニメ化され、なでこはそれにも登場する。
この時は怪異から解放されてか、別の理由でか、ピンクのカチューシャで前髪を上げ、おでこを出して変貌ぶりを見せ付けている。
どの位、変わったかを較べてみましょう。
まずは、下が「化物語」プレミアフィギュアくじC賞の千石撫子。前髪をたらしてる。↓。

そして、下が「偽物語」プレミアフィギュアくじC賞の千石撫子。前髪を上げている。↓。

そして、これが「偽物語」のなでこ小さいver.↓。

そして、これが「偽物語」のなでこキーチェーン。↓。

話をポップに戻します。これにはセンサーがついていて、近付くとなでこがそっと囁きかけてくれる仕組みになっています。
何と囁くかと言うと、「お探しの本は見つかりましたか?なでこの探し物はまだ見つかりません」です。↓。

このポップは相談室の扉を開けた正面の壁に立て掛けてあるのだが、結構奥行きがあり、出っ張って通路を狭くしてるから、
だから普通に廊下を素通りしても、ポップのギリギリ前を歩くことになって、するとたちまちセンサーが反応して、
「お探しの本は見つかりましたか?なでこの探し物はまだ見つかりません」
「お探しの本は見つかりましたか?なでこの探し物はまだ見つかりません」
「お探しの本は見つかりましたか?なでこの探し物はまだ見つかりません」
と何度も連呼されて、その囁きの音量がまたデカくて、囁きのくせに大音響で廊下中にこだまするので、
相談室のカウンセリングの邪魔になって、徳田さんに怒られそうなので、普段はスイッチをoffにしています。
もし、なでこのウィスパー・ボイスを生で耳にしたい人はスタッフに要請して下さい。
スイッチをonにしてくれるでしょう。
そんなことを頼んで変な奴だと思われないかと心配しているあなた、安心して下さい。
スタッフはすでに僕で免疫がありますから。
勇気を出して、そっとスタッフに頼んで下さい。
千石撫子も勇気を出しておしゃべりしてくれます。↓。

人間って人それぞれだなぁ、と思うのは、徳田さんはこのポップを見て、作者の西尾維新がローマ字にすると、
どっちから読んでも、‘NISIOISIN’だということにある種の感銘にも似た驚きを抱いていたことで、でも本当だ。
徳田さん、よく気付いたね!。↓。

最後に全然関係ないけれど、これが蛇杖。↓。

BGM. 千石撫子(花澤香菜)「恋愛サーキュレーション」


電話、今昔物語

12/Ⅹ.(金)2012 くもり
携帯メールに、迷惑メールがたった1日だけで100件以上来る。
色々とブロック機能を駆使するも歯が立たず。
受信ボックスからまとめて削除しても、数十分後に気付くと7件入っていたりする。そして、また削除。
この削除の作業がめんどうくさい、と言うか、いい加減、腹が立つ。
詳しい人に相談したら、アドレスを変えるしかない、とのこと。それで深夜にメアド変更の一斉メールをしました。
関係者の方、夜分に失礼しました。迷惑メールで気が狂いそうだったもので。
翌日、丁寧に何人かの方が「メアド変更、了解しました」と返信をくれたのみで、昨日までの迷惑メールが嘘のよう。
パタリと止まって、ゼロになった。さみしいくらい。
でも、又しばらくしたら来るんじゃないか?、と思ったりして。でも来ない。
マジで来ない。毎日あったものが無くなった。風邪でもひいたのかな?、と知らず知らずに心配してる俺。何言ってんだ?、俺。
それより何より、迷惑メールが来なくなって気付いたのは、俺には誰からもメールが来ない、という事実だった。
もしかして故障かな、と思ってクリニックのパソコンから、携帯にメールを送ってみた。…ちゃんと届いた。
今は昔、大学生の頃、1980年代後半、1人暮らしを始めたばかりに当時最先端の留守電機能付きの電話機を買った女子が、
それはそれは自慢して、よほど嬉しかったのだろう、毎日、学校から帰る時、公衆電話から自宅に電話して、
自分でメッセージを入れていて、その光景がとても微笑ましかった。
ある時、ちょっと沈んだ顔をその娘がしていたから、<どうしたの?>と尋ねたら、その娘は「私以外からの録音がないのよ」と
しょげた顔をしていて、それがちょっと可愛くって。そんな懐かしい日のことを思い出しちまったよ。自分で自分にメールしたから。
今、カワクリの時間外の留守電メッセージの声の主は、旧・受付の岡田さんのままである。
引退後も起用し続け、新しい人にとって代らないなんて、プロ野球だったら永久欠番とか野球殿堂入りみたいな扱いだ。
岡田さんボイスには馴染があるから、そのまま使わせてもらっているが、スタッフも入れ替わったので、この際、新しい人バージョンにしようかな、とか考えたりもしている今日この頃。
今日の携帯はと言えば、迷惑メールはゼロ。そして、岡田さんから、「アドレスの件、了解しました」と皆より1日遅いメールが届いた。
BGM. RCサクセション「あの娘のレター」


綾波マトリョーシカ

3/Ⅹ.(水)2012 雨
もう早いもので、10月です。
エヴァンゲリオン新劇場版「Q」は、11月17日公開で、コミックス13巻は11月2日発売だそうです。もう直ですね。
そんなこともあり、気分を盛り上げるため、エヴァンゲリオン・マトリョーシカを診察テーブルに飾ってみました。
これが、綾波・マトリョーシカ。↓。

これが、アスカ・マトリョーシカ。↓。

マトリョーシカとは、人形の胴体の部分で上下に分割できて、人形の中から人形が出てくるロシアの民芸品のことで、
人形の中に少し小さな人形が入っていて、これが何回か繰り返されます。
たとえば、綾波マトリョーシカの元の人形はこんなのです。綾波・ティッシュBOXの上に置いてみました。↓。

これを開けると、中から包帯を巻いた綾波が出て来ます。↓。

そして、その中からは制服姿の綾波が出て来ます。↓。

さらに、その中には体操服の綾波が入っています。↓。

そして、それを開けるとトーストをかじった綾波が出て来ます。↓。

そして、そのまた中には幼稚園児の綾波がいます。↓。

これらを並べると、こうなります。↓。

一方、アスカ・マトリョーシカの元の人形はこうです。アスカ・ティッシュBOXの上に置いてみます。↓。

これを開けると、中から葛城ミサト三佐が出て来ます。↓。

そして、その中からは赤木リツコ・E計画責任者が出て来ます。↓。

さらに、その中には伊吹マヤが入っています。彼女は潔癖症だそうです。↓。

そして、それを開けると学級委員長の洞木(ほらき)ヒカリが出て来ます。↓。

さて、ここで問題です。そのまた中に入っているこれは誰でしょう?。↓。

判りやすく、アップにするとこうなります。↓。

ところで、カワクリの開院祝いには「タオル」を配ったのですが、
一周年祝いには「たつじマトリョーシカ」がプレゼントされるという噂が巷で流れたそうです。
何人かの患者さんから聞かれ、「実際に、作ってくれ」とも言われましたが、勿論、作りませんでした。
喜ぶのはごく僅かでしょう。多くの人は貰っても迷惑でしょうし、大岡山駅付近に大量のマトリョーシカが不法投棄されても困るし。
そんなことになったら商店街から怒られそうだし、僕だって軽くショックだし。
マトリョーシカには、そんな思い出があります。↓。

そうそう、カワクリが開院したのは2007年1月で、
その年の秋にエヴァンゲリオン新劇場版の第一作「序」が公開されたのでした。


敬老グッズ~CDプレーヤーよありがとう

高校時代からの友人が、クリニックの開業時にプレゼントしてくれたのが、CDが300枚入る業務用のプレーヤーとアンプ。
カワクリのBGMとして、5年間毎日、環境作りに貢献してくれていたが、さすがに酷使しすぎたか、ついにガタが来た。
去年くらいから兆候はあり、騙し騙し使っていたが、カワクリはリニューアルの時期だし、受付のメンバーも入れ替わったし、
ここぞ心機一転と、I-podに買い換えた。と言う訳で、長年ご苦労様でした。感謝をこめて、写真を載せます。↓。

クリニックの天井には6台のスピーカーが埋め込まれているのだが、I-podとこれは直接接続は出来ないため、アンプが必要だ。
しかし、このご時勢、オーディオ・アンプはなかなかどこにも置いてなくて、はじめに秋葉原のヨドバシカメラに行ったら、
「そういうのは量販店にはありませんよ」と言われ、次に新宿のLABIに行っても、「お取り寄せですね」と言われた。
あきらめず、小田急ハルクの所のビック・カメラに行ったら、オーディオ・コーナーがあって充実してて何種類もあって、
そこで係りの人が丁寧に説明してくれて良いのが買えた。1ヶ所で言われたことを鵜呑みにしちゃいけない。
あきらめずに足を運ぶことだな。医者選びと似てるな。アンプをお探しの方は、新宿のビックカメラがお奨めです。
そして僕は、アンプを持って帰ることにした。店員さんは、「配送でなくて、大丈夫ですか?」と親切心から聞いてきたが、
連休中にセットしたいので、店員の助言を無視し、僕は<持って帰る!>と高らかに宣言し、梱包させた。重さは10㎏超。
これが運ぶのが大変で、<チクショウ、重いな。配送じゃなきゃ無理だよ!>と1人でブツブツ文句を言いながら持ち帰った。
専門家のアドバイスは聞くものだと思った。
I-podはCDによって録音レベルが異なるので、只今、BGMの音量が一定せず、カワクリはちょっとした悪戦苦闘中です。
全然関係ない話ですが、今、「音量」と打ったら、「怨霊」と変換されて、ちょっと恐かったです。
で、音量の話ですが、これはパソコンで調整する必要があるようです。耳障りかもしれませんが、連休中になんとかします。
そのため、いきなりドーンと大音量になることがありますが、その際は受付がすぐに手動で音量を下げるように訓練しました。
彼女らは、まるで百人一首の名人の素早さで、ボリュームを下げてくれるので、その技もお楽しみいただけたら幸いです。
クリニックを入ると直立の猫の置物がいて、その猫はお盆を持っていて、お盆の上には地球儀が乗っています。
この地球儀は光と地球の自転を利用して回転するもので、メーカーによると半永久的に使えるそうですが、時々、止まります。
いつもいつも僕はそう言ってるけれど、僕はこの地球儀が止まると、カワクリがうまく回らなくなるサインだと考えていて、
駄洒落みたいな発想だが、結構マジで僕はメルクマールにしたりしてるのです。
地球儀はこないだ良品交換したばかりなのに、また止まり、今、修理に出している。そんな訳で音響整備に踏み切った流れです。
それと前から言ってたTVの前のソファも代えました。新品なのでフカフカですが、今までのより少し座高が低いから、
これまでのソファに座り慣れた方には、当初はちょっと不思議な感覚がするかもしれません。↓。

さて、地球儀は今、修理に出してるので、猫のお盆に何が乗ってるかと言えば、先週まではFUJI ROCK土産のお煎餅が。
今週からは、アニメ『日常』の阪本さんのぬいぐるみを「阪本製薬」と印刷されたダンボールに入れて飾ってあります。
ぬいぐるみはアニメ『日常』ブルーレイ全巻購入の特典で、ダンボールは13巻のおまけでした。
この2つをドッキングさせて、原作を忠実に再現してみました。そして猫が猫を持ったら面白いかな、と思って。
知らない人のために、阪本さん、とはアニメ『日常』に登場する黒猫のことです。
ダンボールに入れて捨てられてるのを、東雲(しののめ)研究所の‘はかせ’(見た目は女子小学生が白衣を着てる、正体不明)
が拾って来て、いざ名前を何にしようという段階で、ダンボールに『阪本製薬』と書いてあったから、「坂本」にしたのです。
‘はかせ’は、人の言葉を喋れる赤いマフラーを発明して、「阪本」の首につけて、「阪本」は喋れるようになったのですが、
猫は「人間の歳にしたら自分の方が年上だから、阪本さん、と呼べ」と言い出し、阪本さん、という名前になったのです。
さらに猫は、「ダンボールに阪本って書いてあったからって、名前を阪本にするのは安直すぎるだろ!」と年上ぶって‘はかせ’
に説教もしてました。下が、阪本さん。↓。

カワクリのI-podでは、アニメ『日常』の劇中で使われたBGMなども流しています。空気が柔らかくなればいいな、と思って。


頑張れ!、精神科医。…そして心理士も。

前回のブログは実験的に愚痴っぽいことを書いてみてました。
実は、僕はブログを始めるにあたって、2つのことを心掛けようと思ったのです。
1つは「なるべく自己開示をしよう」ということ。
もう1つはストレス発散の場を作ろう。それには、分別とセンスが要求されるけどね。
だから、いわゆる院長ブログと較べると異質になるだろうな、と予測された。逆に、ストレスになったりして。
「そんなことを言わなきゃいいのに」って知り合いから忠告されるだろうな、とも思った。事実、されてるし。
そんな意味での、ブログタイトル、「川原達二の十中八九N・G」です。
ブログへのコメントはなるべく公開していますが、宣伝の類や、低次元の誹謗中傷はこれまで無視して来ました。
そういう事をする人は少なくとも複数人いて、ひょっとしたら面識のない人かもしれない。
始めは放置してたんだけれど、段々図に乗って来やがったから、ついに堪忍袋の緒が切れて、言い返した、という次第です。
誰かがコメントで書いていてくれていたけれど、前回の記事には皆さんおそらく、「困った」、ことでしょう。
善良なる方はスルーしてくれるだろうとの甘い読みもあって、しかし、蓋を開けたら、意外にも沢山コメントを頂いて。
ビックリというか、感謝というか、<こんなのに付き合せて、ゴメンね>という恐縮した心持ちです。
コメントはせず見守っていてくれた方もいるでしょうね、すまんね。申し訳ない。わりぃ。
しかし、やはり来るね。悪意のメールは。使用上の注意を書いても、そのことにイチャモンをつけてくる。
勝手に人ん家に突撃してきて、晩ごはんの献立にケチをつけてる奴みたいだ。「嫌なヨネスケ」って感じ。
ま、「見るな」と言われれば見たくなるのが人情か。そういう意味ではこっちが挑発的だったかな?。失敬!。
ところで、今さっき、「医者の自殺」という統計を見たのだが、精神科医の自殺率は他科の医師と比較して異常に高かった。
別の結果もあるだろうけど、確かに僕の周りでも何人かの精神科医が、自殺や過労死(これも自殺に極めて近いと思う)をしている。
パワフルで、面倒見が良くて、オシャレで、ユーモアがあって、<エッ、この人が?>と思わされる所が共通点だ。
他人の世話ばかり焼いて、自分の悩みは誰にも喋らないのも特徴だ。喋れなかったのかもしれないけれど。
僕がブログで好きなことを書いて発散してるのは、どこかで彼らの自殺から得た教訓を生かそうとしているのかもしれないな。
しかし、精神科医の自殺は、仲間の精神科医の心を動揺させて診療に悪影響を与えるから困りものだ。迷惑だ。
そもそも精神科医の重要な仕事の1つは、患者さんの負の感情の一部を引き受けることにある。
と言うことは、つまり、生き残ってナンボの職業なのさ。そういう意味じゃ、心理士も同じだな。
普段、患者には「自殺はしないと約束をして下さい」なんて言っておきながら、テメェが死んでどうすんだよ。
矛盾してんだろ。
大変な世の中だけど、死にたくなるのも判らなくないけれど、頑張ろうぜ!、精神科医。自殺なんかしてる場合じゃないぜ。


使用上の注意をよく読んでお読み下さい。

14/Ⅸ.(金)2012 晴れ
今日の記事は、思いっきり愚痴なので、「そんなの読みたくねぇよ」って人はここで止めて下さい。
読んでから文句を言われても困るから。今回は本当に言い訳のしようのない記事なので、そこのところどうかひとつ。
まぁ、ここまで書いてるのにコメントで、ブーたれてくる野郎はいるんだろうがな。
でも、本当に今回はそういう人は読まないで下さい。お互い気分が悪くならない方がいいでしょう。
さて、もうここまで読んでる人は自己責任ですから。運命共同体と言ってもいいですが。
で、愚痴ですが、ここ数日、不愉快なことが立て続けにあって、たまたま目にした占いでは、今日まで運気が最悪だそうだ。
占いを鵜呑みにする訳ではないが、最悪なら対処策くらい一緒に載せておいて欲しいものだ。
なんだか交通事故に巻き込まれたような、というより当り屋に遭ったみたいだ。
まったく頭くるぜ、相手にしないようにしてるけれど。
だけど、あんまりこっちが怒らないと相手が図に乗って調子こいて舐められても困るので、その加減が難しいな。
世の中の人は皆、そう思いながら生きているんだろうけれど。
まぁ、運気は最悪らしいから、そういう時は大人しくしておくことだな。だから、我慢してんだよ。
運気の波に乗ったら只じゃおかねぇぞ!
と、毒を吐かせて頂いたので、スッキリしました。ここまで読んでくれてる人には、申し訳なかったです。
お詫びと言うか、お礼と言うか、良いこともあったので、それを共有しましょう。
それは、今日、TBSショッピングから届いた「でか。唯くったり顔クッション」です。
くったりな今日の気分にピッタリです。
クリニックのスタッフに自慢したら、「超、ウケる!」と好評(?)でした。
診察室のいつも僕の使う椅子に座らせてみました。↓。

写真の右端に見えるのは、「千日紅」というお花です。せんにちこう、と読むそうです。
今日みたいな記事は、今後なるべく書かないようにします。
最後は、お花で綺麗に浄化して終わりにしましょう。下が、千日紅。↓。


秋デミック

8/Ⅷ.(土)2012 豪雨のち晴れ
今日の夜は、「思春期のうつ」という研究会に徳田さんとともに参加するから、
いつもより早く上がります。
9月の文化活動はアカデミックで、学会・研究会・勉強会が目白押しです。
大岡山商店街は、今日・明日は秋祭りです。クリニックからも提灯を出しました。↓。

診察テーブルの花瓶も、小ぶりに変えました。この方が可愛いでしょう。↓。

季節はもう秋になりますね。秋になると、僕は、南沙織を聴きたくなります。
皆さんはそういうのはないですか?
BGM. 南沙織「哀しい妖精」