新年のご挨拶~受付といっしょに

12/Ⅰ.(木)2017 くもり 
去年は、サル年でしたが、サル年は昔から芸能の年と言われますね。
何かの占いでは、去年は、芸能界にとっては、60年に1度の凶年だったそうです。
ビックリしたのは、「SMAP」も「ベッキー」も1月のニュースだったらしく、
人の噂も七十五日、もあったものではなく、このスピード社会で珍しく12月まで話題を引っ張った訳ですね。
しかし、当然ですが、個人個人で一大事は異なるもので、KAT-TUNの活動休止が大事件の人もいるでしょうし、
僕にとっての重大事件は年末の、ベルハー活動休止&朝倉みずほ一般人に、でした。
それが、たった一ヶ月で、まさかの、みずほ、夏の魔物、に電撃加入です。
これには、ビックリしすぎて、僕はいまだに心の整理がつきません。男のくせに、整理不順です。
まぁ、でも僕のコンディションは良いから、きっと嬉しいのでしょう。他人事みたいにしか今は言えないけれど。
さて、今年はトリ年ですね。
トリ年は、サル年とイヌ年に挟まれていて、「犬猿の仲をトリもつ」なんて言われる年ですね。
そのせいかしら?
新年になって、まだちょっとなのに、音信がなかった友人や絶縁状態だった親戚から連絡が続いています。
さすが、トリ年。
このトリは、毎年、Hさんから頂く恒例の干支の置物です。可愛いと評判です。↓。

<ちょっと手塚治虫っぽくない?>と僕が言ったら、ソネさんが「そうですね!」と前ノリで同意してました。
あの子、いくつだ?
下が、手塚治虫「火の鳥」から。↓。

ソネさんは暮れに失恋でもないのに、ショートカットにしましたが、大平さんは新年早々、髪をカラーリングしました。
その理由は、「失恋ではない」そうです(笑)
このイメチェンは大成功じゃないでしょうか?
大平さんは、実は親しみやすい‘おもしろ人間’なのですが、造形が整い過ぎていて、一見冷たくみえることがあります。
僕でさえ、時々、<あれ?何か怒らせることしたかな?>と思うことがありますが、全然そうじゃないのです。
こっちが勝手に誤解してるのですが、その一因が、黒髪、だったようです。
今回のカラーリングで、すごく明るく見えます。
元々、明るい人ですから、誤差が修正された訳ですね!
でも光あるところに陰があり、大平さんにも「髪の毛の色でも染めなきゃやってられない」事情があったようです。
それが何かをここで申し上げる訳には行きません。
そんなことをしたら<あれ?何か怒らせることしたかな?>って態度をとられそうだから。
知りたい人は個別に聞きまshow!
あっ、イケナイ。初めてブログを読む方はいきなり固有名詞が頻発して訳が判らないですよね。
解説しましょう。ソネさんと大平さんは、カワクリの受付スタッフの名前です。
そして、今年から、もう一人、新しい人が加わりました。
名前を「間違い探しクイズ」にしてみました。
下の2枚の写真で何が違うでしょう?
その①、↓。

その②、(修正ペン係り、大平さん)、↓。

正解は、本人から伝えてもらいましょう。どうぞ、よろしくしてあげて下さいね。

ブログを読んでいる皆様はじめまして。
受付新メンバーの鵜飼です。
『鵜飼』と書いてウカイと読みます。
ありがたいことにクリニック内で声をかけてくれる方も何人かいて
自己紹介をすると
「うかいって、(釣りのポーズをしながら)あの鵜飼?」
と言ってくれます。
『鵜飼』を知らない方は、ぜひ検索してみてください。
私は『鵜飼』に縁もゆかりもないんですけどね。
でも鮎は好きですよ。
ここら辺で自己紹介を終ります。

さて、お待たせしました!次回こそ、しょこたんの30才のバースディ・ライブのレビューです。
BGM.吉川晃司「にくまれそうなNEWフェイス」


10年なんて、ゴム消しさ!

10/Ⅰ.(火)2017 カワクリは10周年!
昨日(1/9)は初台のオペラシティにミュージカル「わたしは真悟」を観に行きました。↓。

これは僕がもっとも好きな、楳図かずお作品で、前に記事にもしました。
ブログの記事のコメントで、このミュージカルの存在を知りました。
キャストは人気みたいです。↓。

客席は、老若男女、満員でした。
会場に設置されたパネルです。↓。

もう一つ。↓。

さて言う1月9日は、カワクリの開院記念日、つまり誕生日です。
これはオープン前の「内覧会」のお知らせ葉書。↓。

平成19年とありますから、10周年です。我田引水というのでしょうか、10年という数字に敏感になっています。
涼宮ハルヒの憂鬱、もアニメ化して、10年経ちますが、
「いきものがかり」が結成10周年で活動休止になったというニュースも新年に聞きました。
それをソネさんに話したら、彼女は「え~!」ってビックリしてました。
これには僕がビックリしました。
ソネさんと言えば、知ってることは知ってるけど、知らないものは何も知らない人です。
入職時に、BABYMETALのことを知りませんでしたが、アップアップガールズ(仮)、は知っていました。
だから、てっきりメジャーな物は嫌いなのかと思っていましたが、それは偏見でした。
その新鮮さと反省の気持ちを込めたくて、そういう文言を入れて、大平さんにポスターを作ってもらいました。↓。

これを見て、お花をくれた人もいましたね。ありがとうございます。フィギュア・ケースの下に飾りました。↓。

大平さんが作った「10周年ポスター」の、黒い虫みたいのが10個ある暗号は、「蟻が十」=「ありがとう」の意味です。
よく見ると、この蟻の先頭集団に修正ペンが使われています。↓。

その心は、大平さんには絵心があり、当初、リアルな蟻、を書いたら、気持ち悪くなっちゃったからだそうです。
でも、裏側から透かして見えるのを、よく観察したら、結構、可愛いです。蟻のお母さん、みたいですね。↓。

一匹くらいこういうのがいても、良かったのに。
「10年たっても、ありのまま(蟻のママ)」ってオチで。
BGM.May’n「Ready Go!」


場ちがいな貴女(あなた)

28/ⅩⅡ.(水)2016 あたたかい
ほんの少し寝坊した朝は最寄り駅まで急ぎ足。
余裕のある時は徒歩なのだが、こういう時は電車を使う。
駅に向う道すがら、すれちがった女性は銀河鉄道999のメーテルみたいなイデタチの美人で、
黒いコートと黒いフワフワの山高帽みたいのを被って、こっちを凝視している。
<知り合い?>と思って僕が立ち止まる。
するとメーテルも立ち止まる。
しばらく、「………」のまま、見つめ合う。
するとメーテル、僕のコートの中の服を指差し、「マミタス?」。
僕は、自分の服を指差し、<マミタス!>と答えた。
マミタスとは、中野ブロードウェイにある中川翔子のお店のブランド名。由来は、しょこたんの飼い猫の名前。
僕が着てたのは、大平さんの妹さんがイケメンver.のイラストを描いてくれた時のトレーナー。↓。


するとメーテルは、親指を立てて、こちらに見せて、「グッジョブ!」みたいなアクションで微笑んだ。
僕もつられて照れくさそうに同じようなポーズで挨拶を返して、良い気分で1日がスタートしたが、
何故にこんな街の朝に、メーテル似の美人がいるのだ?
それも出勤する僕らと逆方向に歩いて。
一体どこへ向うのだ?
そして、しょこたんに詳しい理由とは?
はてなマークばっかりな、何とも場ちがいな女(ひと)よ。
さて、お待たせしました!次回、しょこたんの30才のバースディ・ライブのレビューです。
予習(または復習)は、こちら、と、こちら
BGM.中川翔子「君にメロロン 」


先生のデジカメ

21/ⅩⅡ.(水)2016  (ソネ)さん冬なのにショートの理由は、「失恋」ではないそうです!
最近は何でも写真にとってアップする人が増えてるらしいので、デジカメも買ったことだし、マネしてみましょう。
まずは、前回紹介した「受付カウンター周辺にあるものクイズ」の、なぞなぞ、のヒントです。
①「楽器の中で、あたまがいいと言われるのは?」
…僕の誕生日に、みずほ、が♪ハッピーバースディ♪を吹いてくれた時のチェキです。↓。

②「元気に返事をして、お昼に出てきた、くつは何?」
…まどマギの、暁美ほむら、の足元に注目です。↓。

③「ロバの中でも人をきれいにするのは、どんなロバ?」
…偽物語の忍野忍ちゃんのフィギュアがヒント。ここは、どこ?。↓。

④「火と水が一緒に入ってる、カン、って何?」
…カレンダーの中に答えがあります。ちなみにファイヤー・シスターズの名前は「カレンだ~」と「つきひ」です。
兄の名前は、暦、で面白いですね。↓。

⑤「屋根に大きな穴があるのに雨もりしないよ。なぜ?」
バルテュスの絵です。ボートに乗っているのは、ジョルジュ・バタイユの娘だそうです。空には虹が出ています。↓。

クリニックに来れない遠くの人のために、答えは、最後に載っけておきました。
来れる人や会える人には、直接、教えてあげるから、聞いて下さいね。
撮影ついでに、診察室に貼ってあるシングル・ジャケットでパラパラマンガみたいなのを作ったので紹介します。
まずは、「人差し指」編。
⑥基本形を、パーシー・フェイスにしてみました。↓。

⑦左右の手を変えてみました。平山三紀。まだ指は立ててませんね。↓。

⑧榊原郁恵はアゴに指を立てました。↓。

⑨新井薫子は、ほっぺです。↓。

⑩堀ちえみは、こめかみにドキューンです。↓。

⑪そのまま皆で手を上げましょう。シャワー。シャワーコロンのCMをしてた人たち。↓。

⑫レオの難敵、マグマ星人にも同じ格好をしてもらいました。これでおしまい。↓。

面白かったですか?
続いて第2弾、「腕組み」編。
⑬基本形は、元気ハツラツ、早見優ちゃんのデビュー曲。バスボン「ヘアコロンシャンプー・リンス」のCM曲。↓。

⑭続いて、ミノルタのCMから、宮崎美子。
腕組みをした時、右手を上にするか左手を上にするかで、効き脳、が違うそうです。女子高生に教えてもらいました。
二人は逆ですね。↓。

⑮伊藤咲子は、胸元まで持ち上げて来ました。↓。

⑯岩井小百合は、片膝ついて。↓。

⑰宇佐美ゆかりは、変則形。カネボウ「マイデイト」のイメージソング。↓。

⑱河合美智子は、腕組みしたまま伸びをして。ハウスおかしなチョコスナック「さかなかな」のCMソング。↓。

⑲そのままの体勢から横っ飛び。千の顔をもつ男、ミル・マスカラス。両手重ねて、クロス・チョップ。↓。

こんな風に遊んでみました。面白かったですか?
それでは、なぞなぞ、の答えです。
①リコーダー(りこうだ)
②ハイヒール
③ふろば
④いっしゅうかん(火は火曜日、水は水曜日)
⑤雨が降っていないから(虹が出てる)
タイトルの「先生のデジカメ」は、
僕の撮った写真をコンピューターに保存する用に大平さんが作ってくれたフォルダー名が由来です。


いよいよ

20/ⅩⅡ.(火)2016  SU-METALの生誕日&(ソネ)さん冬なのにショートに変身!
クリニックの近くの店をのぞいたら、どこもクリスマスっぽかった。
そして、クリニックに戻って来たら、うちはそれほどでもなかった。
それでも、やはりカワクリ・クリスマスを一手に引き受けるのは、寝釈迦サンタの移動です。
これまでの動きはこちら
その後、先週は、ジャレた猫の上にいました。↓。

週末は、お風呂にジャボンと入っていました。↓。

僕は新しい、なぞなぞ、を作ってウォーターサーバーに貼りました。
ロバの中でも人をキレイにするのはどんなロバ?
なんて、なぞなぞ、も作りました。
この5題はすべて受付カウンター周辺にあるものが答えかヒントになっています。
我ながら良い出来なのでチャレンジしてみて下さい。↓。

サンタに話は戻りますが、今週になって、いよいよ、クリスマスも秒読みなのでしょう。
(ソネ)さんは、サンタをこの位置に配置しました。↓。

12/18に「涼宮ハルヒの大成」を購入したら、特典にキャンパスが付いてきました。
これは、「涼宮ハルヒの消失」に出てきたシーンのイメージで、ハルヒが部室内から文字を書いたから、
「メリークリスマス」が鏡文字になっています。診察室の本棚に飾りました。クリスマス期間限定。↓。


充電期間

16/ⅩⅡ.(土)2016  明日は12月の定例会、今月の定例会は忘年会!
クリニックの受付は、今、大平さんと(ソネ)さんの2交替制。
それに加えて、音叉問題の余波もあり、今、新患さんをストップしているので、この頃は待ち時間も少ないでしょう?
それを一番実感しているのは、僕です。
朝9時にスタートして、昼休みをきちんととれ、夜9時に終わることさえある。
そんな日は、すごく楽。
でも、よく考えたら、これがフツーなのかも…
今はカワクリも僕自身にとっても充電期間。
年末年始ということもあり、催し物やイベントが多く、お出かけの機会も増える。
明日は、カワクリの忘年会。
月曜は、志の輔「歓喜の歌」。
祭日は、昼が志らく「芝浜」、夜はベルハーのライブ。
クリスマスも、ベルハーのライブ(あれば)。
最後の月曜は、志らく「シネマ落語」。
大晦日は、ベルハーのライブ(あれば)。
年が明けて、2週目はミュージカル「わたしは真悟」。
3週目、小朝&昇太の春風亭二人会。
4週目、さくら学院「公開授業」、談春「居残り佐平次」。
5週目、志らく&志ら乃親子会。
2月は、1週目がお笑いライブ。
2週目が、当たれば、さくら学院。
3週目は、大学の同窓会。
と、このように予定の詰め込み過ぎが目立つ。
応募する時は、「want~したい」で購入したチケットが、
ライブ当日には、「must/should~しなければならない/すべきである」の気持ちにスイッチすることが多い。
気分転換のはずが義務に変わってる。
コレクションを完全コンプリートする時のモードと似てて、まるで毎日が仕事みたい。
この現象を僕は、「ライブ当日の行きたくない症候群」と名付けて、ひとり、おびえている。
BGM.吉田拓郎「純情」


12月前半のカワクリの風景

7/ⅩⅡ.(水)2016 寒い
クリスマス・シーズンのクリニックのBGMをハワイアンにしたのは愚行だったと思う。
X’masソングが嫌だという人が多いからと言って、夏の歌ばかりにする、というのはあまりにも安易だ。
なぜなら体制に対して脅威なのは反体制ではなく、非体制であるように。
アンチ巨人も巨人ファンのように。
ハワイアンもX’masソングのようなものだ。(本当か?)
とにかく、次元を変えよう。切り口を変えるのだ。
ローリング・ストーンズの新譜は、構想50年&レコーディングたった3日というブルースのカバー・アルバムだ。
時を同じくして、タイマーズのスペシャル・エディションも出た。
時代は、温故知新、だ。
迷路で行き止まりになったら、そこから別ルートにジャンプは出来ない。
一旦、分岐点まで戻って、そこからやり直し。
そんなルールと似てる。
原点回帰とは、勇気ある撤退、だ。
そういう訳で、待合室のBGMをガラっと変えました。もう「夏」の雰囲気はないです。
受付カウンターの寝釈迦サンタは、クリスマスに近付いて徐々に前進させる受付の企みですが、
今回ばかりは出しゃばって僕がアイデアを出してみました。
こんな風にしてみました。
将棋に喩えると、穴熊、です。
ディフェンス重視で、サンタを安全な場所に隠してみました。↓。

これは今のカワクリの姿勢を象徴しています。
それは、新患ストップの背景にある、かねてから懸案の受付時間と待ち時間のバランスです。
「お知らせ」を作ってクリニックの入口に貼りました。↓。

受付時間厳守に至った経緯と、↓。

いつも揉める順番の問題について、です。↓。

この2つは、両面コピーにして今日から配布を開始しました。
皆さん、よろしくご協力の程を。
BGM.森尾由美「おねがい」


11月はおとなしくしてよう(23)~ピコ太郎

27/ⅩⅠ.(日)2016  父と受付のソネさんと「けいおん」のゆいちゃんのトリプル・バースディー
タイマーズのCDが再販されて、それに学園祭のDVDの映像が付いていて、えらく評判が良い。
タイマーズのライブは1度、観たかったものだが、なにせ、ゲリラ・ライブしかしないからな。
今回のも、本来は「泉谷しげる」が出る順番で、タイマーズが登場したらしい。
見所は、主催者が、途中で、本気で、「皆さん、このままだと本当に中止になりますよ」と迫真だったところ。
本来、ライブというのはそういう熱量を持っているもののはずだが、近頃は、とんとご無沙汰だ。
こういう秘蔵の映像が蔵出しされるのは有り難い。
タイマーズのリード・ヴォーカル&ギターはゼリー、だが、これはあくまでも清志郎とは別人だと言い張っていた。
ちょうど、今風に言えば、ピコ太郎と古坂大魔王の関係性に似たシャレだ。
ご存知だとは思うが、古坂大魔王は元々は、底ぬけAIR-LINE、というお笑いコンビだった。
僕は、底ぬけAIR-LINE、は生で観たことがある。タイマーズはないのに。
底ぬけAIR-LINE、は、NHKの「第1回爆笑オンエアバトル チャンピオン大会」に出場した。
この番組は、観客が面白い思うとボールを入れて、その重さを笑いに換算して、優劣を決めるのだ。
優勝者は、DonDokoDon(ぐっさん、がいた)で、底ぬけAIR-LINE、はビリの方だった。
しかし、この番組の審査員は会場の客(=素人)なので、立川談志が審査員として立ち会っていた。
そして、最後に談志から審査員特別賞が与えられることになっていた。
番組の最後にのそりと出てきた談志は、司会者の「発表をどうぞ~!」というトーンをまったく無視した緩慢さで、
ステージ上を歩き、底ぬけAIR-LINE、の前で立ち止まると、「お前とお前」と二人を指差した。
ビックリしたのは、底ぬけAIR-LINE、だった。古坂は思わずガッツ・ポーズをしてこう叫んだ。
「やった~!事実上の優勝だ~!」
その数日後だ。僕が、底ぬけAIR-LINE、を観たのは。
その頃の談志は、国立演芸場で月1のペースで「談志ひとり会」をやっていた。癌が発見される前のこと。
前座が出て、その後、談志がたっぷりと2席やる。
その中入りに次回のチケットが売り出されるから、1席目が終ると、ダッシュで物販コーナーに走った。
そうやって、僕は毎月、通っていた。
この「談志ひとり会」というのはものすごい緊張感のある空気だった。
間違っても素人が一人で行っちゃいけない(笑)。
笑うところを間違えると、談志はおろか他のプロのファンからも睨まれそうだった。
だから前座も、ふるえあがるようにして落語をやっていて、そんな空気だから、ウケる訳がない。
志の輔が前座で出たこともあって、これだけは例外で、観客を沸かせていて、後から出てきた談志をして、
「贅沢な前座だ」と言わしめた。
そんな「談志ひとり会」の前座にいきなり、底ぬけAIR-LINE、が出てきた時には仰天した。
すぐに、オンエアバトルの「賞品」だとは思ったが、同時に、罰ゲームかとも思うほど、彼らには完全にアウェーだった。
談志のファンは、はなから笑うつもりはない。オンエアバトルも観てない人がほとんどだと思う。
底ぬけAIR-LINE、が披露したのは、当てブリショー、という有名な曲に寸劇を合わせ音と動きを仕掛けにした笑いだった。
はじめに二人が寸劇をしながら客に動きを記憶させる。
そして全く予想外の曲が流れると、さっきの寸劇のセリフをミュートして同じ動きをすると、歌詞とピタリと合うナンセンスだ。
最初はアニメ「一休さん」のテーマだった。これには会場は沈黙だった。
底ぬけAIR-LINE、はめげずにすぐ、2曲目「ニコニコプン」をやった。少し会場から笑いが出た。
談志ひとり会の空気がこやつらを笑って良いかもと揺らぎ出したのだ。
そして、ピンクレディーの「UFO」をやった時には、なんと大爆笑&大歓声が起きた。
これは驚くべき、一大事だった。
古坂大魔王は、爆笑問題をはじめとしたお笑い仲間からの評価が高い。
ミュージシャンから人気のミュージシャンを、ミュージシャンズ・ミュージシャン、というらしいが、それに似てる。
古坂大魔王のブレークはちょっと前にもあって、一時期よくテレビに出ていたが、最近また、みなくなっていた。
それが、談志生誕80周年のこの年にこういう形で、ピコ太郎、が売れたことの意義は大きいと思うのだ。
そして何故か思い出したのが、談志が、ざこば、との対談で語っていた芸談のことだ。
ざこば、「天災、は理屈抜きで、ウケまっせ~」
談志、 <ウケる、って何?>
ざこば、「あんた、それがいけませんのや」
談志、 <笑ってる、ってこと?>
ざこば、「そうでんがな」
談志、 <2回やってごらんよ。笑わなくなるから。3回でもいいよ>
ざこば、「そうでんがな?」
談志、 <やってごらんよ。笑わなくなるから>
ざこば、「何が言いたいん?」
談志、「(笑)つまりね、ウケてるからってのを条件にしておくとね、ウケてるうちはいいけどね。ウケなくなったら困るでしょ?
    そん時にね、理屈っぽいようだけれども、落語ってのはこうこうこういうものだから、
    こっちから攻めて、ここを守ってんだ、ってのが有るとね、ウケなくなっても迷わないで済むでしょ?」
みたいなこと。
ピコ太郎の活躍を、どこが面白いのかわからない、とか、一発屋、などと、したり顔で批判する人は多い。
すぐにウケなくなるだろう、とも。ひょっとしたら、一番そう思ってるのは、古坂大魔王、自身なのかもしれない。
しかし、もし談志が生きていたら、違った意見を言うのだろう。
ひょとっしたら、それはもうとうの昔に伝えられていたのかもしれない。
つまり、ざこば、に言ったようなことを、「ひとり会」の後の、底ぬけAIR-LINE、に談志が喋った、と想像すると、
当てブリショー、と、ピコ太郎、の点と点が結ばれて、その間の空白が線になって繋がるロマンだ。
ピコ太郎、「談志まつり」にタイマーズみたいに、ゲリラ・ライブで出ちゃえば良かったのに。
どうせ曲、短いんだから、尺とらないんだから。
BGM.ザ・タイマーズ「カプリオーレ」


11月はおとなしくしてよう(21)~11月の模様替え

24/ⅩⅠ.(火)2016 雪!
11月に雪が降るのは、54年ぶりだそうです。
季節外れと言えば、カワクリの待合室のBGMは夏の曲やハワイアンな雰囲気にしてますが、
今日、新しいポケモンを持ってる人に見せてもらったら、ハワイっぽい作りになっていました。
シンクロみたいでちょっと嬉しいですね。
そんなカワクリの夏っぽいBGMも当初は昭和風味で、そのテコ入れに投入したのが、「さくら学院」です。
その勢いを評価して、今日、「さくら学院」コーナーを、ソネさんに任せて新設しました。↓。

そうそう、受付の顔と名前が一致しないという意見があったので説明しますが、
ソネさんは黒い髪の毛を後ろで2つに束ねてる(ツインテール?)ニコニコした人です。
下は、帰ってきたウルトラマン、に登場した怪獣ツインテールのフィギュア。ソネさんの顔とは似てません。↓。

それではカワクリの11月の模様替えをついでに紹介してしまいましょう。
まずは大平さん(ウーみたいなカーディガンを着てる人。詳細は前回の記事を参照)に、ダイモで作ってもらったもの。
お茶コーナーのお知らせのカップホルダーは衛生面を考えて、毎回洗ってお出ししているようです。↓。

受付カウンターはお会計の時に中が覗き込めるので、悪気はないでしょうが、気にする人もいるから注意書きを。
グローバルな視点から、ローマ字表記も貼りました。これはある方からの提案を採用したものです。↓。

サイン入りの書籍には、サイン入り、と。記念にみて下さい。↓。

オイル時計には、新しい仲間が加わりました。今期のテーマは「グリム童話」です。2種類。↓。

まずは、「シンデレラ」。大人の階段、降りてますね、ガラスの靴、シンデレラ。↓。

裏側で、「王子様」がお迎えです。↓。

もう1つは、ブレーメンの音楽隊。↓。

裏側は、お家です。このオイル時計は、3分計です。カップラーメンを作るのに便利ですね。↓。

そして寝釈迦コーナーのサンタも移動しました。これはまだ時期が早いから後ろに控えさせていたものを、
少しづつ前に出して行くという受付のアイデアです。
参考までに、最初はこんな後ろにします。元々は、ソネさん(ツインテール)の、いたずら、から始まりました。↓。

第2ステップは、こんな感じでした。↓。

第3ステップの今日は、雪も降ったせいか、一気に前に出ました。
仏教のシンボルである蓮の花の中からサンタが顔を出します。
ちょっとセクシーですね。↓。

さて今後のブログです。
11/21が立川談志の命日で、11/20&11/21と「談志まつり」が行われて、今、その感想文を書き途中。
簡単に書くつもりが、思い出しながら書くので結構、大変。
BGM.サザンオールスターズ「別れ話は最後に」