8/Ⅴ.(日)2016 はれ 暑い
今日は幕張メッセに「フェス松さん’16」を観に行って来た。
会場は6千500人入るキャパで、昼夜2公演。僕は夜の部に行きましたが、空席はなかったですね。
さらに全国各地でライブビューイングもやってるらしく、きっと何万人の人が、母の日、におそ松に浮かれてた訳ですね。
幕張メッセは、京葉線の海浜幕張という駅が最寄りで、ライブが終わって電車に乗り込むと、おそ松ガールだらけでした。
聞こえてくるのは、エキサイトした女子たちの、さっきのイベントの感想や声優の話題。
僕はそれを聞きながら、<なるほど~、そういう見方をするのか>と勉強してたのだが、
電車が舞浜に止まり、ミッキーやミニーちゃんのカチューシャをしてディズニーのショップ袋を持った客が入り込んでくると、
おそ松ガール達は気配を消して、ネズミのように隅っこの方で小さくなってコソコソ喋っていた。
僕は、なんというのだろうか、ヒエラルキーというのか、クラス・カーストの一部を垣間見させられた気がした。
いつか判ってもらえる日が来るでしょう、頑張ろう!オタク達。
まぁ、そんなことはどうでも良いのですが、皆さん、カワクリ心理・下克上コンテスト、はいかがでしたか?
大平さんのファンファーレから始まって、4枠同時にアップしたのが、4/27です。もうじき2週間です。
ブログをこれだけの期間更新しないでいるのも珍しいのですが、そこはコンテストへかける意気込みで、
是非、皆さんにカワクリ心理部門を知って欲しかったからです。
しかし、どうも反響が薄いですね。
コメントの数がどうこうというのではなく、話題になりませんし、カウンセリング希望者も増えません。
結果なんかすぐに出る訳でもないでしょうが、せっかくのチャンスだから、ここは一気に畳み込んだ方が良いと思うのですが。
たとえば、良い感じで大平さんが「素人代表」みたいなナビゲーションをしてくれたのだから、
そこに便乗して大平さんにお願いして、「大平の、コンテストはこう読め」みたいな感想文を記事にしてもらい、
それに心理が「コメント」を返すなんて言う引っ張り方も有効だと提案したのだけれど。
さすがに僕が<そうして!>って言ったらそうなってるんだろうけれど、それじゃ業務命令だからね。
心理の自律進化の可能性を詰んでしまうし。
僕が「診察とカウンセリングのちがい」と「コンテスト」という記事を書いた時点では、
知り合いの心理の方からメールや意見をもらったのですが、心理の記事をアップした後に反応してくれたのは1人きりでした。
どうですか、皆さん、これで満足しました?
この企画、面白かったですか?
僕は今日のこの記事で、心理・カウンセリング関係のキャンペーンは終わりにしようかと思っています。
そして、新しい記事が書かれて行き、心理の記事もコンテストも下の方に押しやられて、風化して行ってしまうのでしょう。
しかし、それでは労力をかけたのにあまりにさびしいから、そしてブログを読まれる方のタイミングもあるでしょうから、
メカに強い人に、「診察とカウンセリングのちがい」というタイトルで、画面右の上にタグを作ってもらいました。
ここからは、今回の一連のムーブメントに関する記事へ飛べるようになっています。
はじめてここを開いた人にも見てもらえる様な工夫にしました。
同様に、「僕が精神科医になった訳」というのも作ってもらいました。
これもよくされる質問なので、一緒にクリニックのスローガンやポリシーに関する記事をまとめてもらいました。
初めて受診される方が、どんな医者か知りたいだろうから、その参考になればと思いました。
受付の今のメンバーは、ここ数年では1番安心感があるのですが、そうは言ってもまた一波乱あるかもしれません。
なので、増員を考えています。
求人募集をみて、「受けてみようかな」という方も、これをチェックしてみれば、僕やクリニックの印象が掴めるかもしれません。
読んでみて何か思うことがあったら何か感じてみて下さい。
何も思わなかったら、…就活、頑張って下さいね(笑)
すぐ書け、よく書け
23/Ⅳ.(土)2016 はれ、暑くはないが、半袖の人もいた。
先日、お昼を食べて、午後の診察開始まで、13分、時間があったから、なぞなぞ、を一枚作りました。
これです。↓。

昔、糸井重里が「萬流コピー塾」で、コピーの秘訣を「すぐ書け、よく書け」と言っていて、
これをカワクリのモットーにしようと思っているのですが、中々、難しく、院長自らが実践してみた、という訳です。
なぞなぞ、はいつもはクリニックに実際に来る人しか、やりとり、が出来ないので、
今日は普段、クリニックに来れない遠くの人にも参加出来るように、ヒントや答えまで教えちゃいます。
答えは、記事のラストにあるので、見たくない人も、最後だけ、読まなければ安心です。
まずは、Q1、はこれです。↓。

ヒントは、化物語の忍ちゃんは、元は、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード、です。
これが何かがヒントです。
アニメに詳しくない人にも判るように、消しゴム、が大ヒント!
次いで、Q2、はこちら。↓。

ヒントは、4のライオン、や5の虎、に惑わされないことです。答えの動物は、猫族じゃないです。
5で考えないで、4と6の間、と考えるのが大々ヒントです!
Q3とQ4は、続けて行きます。こちらです。↓。

Q3のヒントは、ガイコツを別の言い方に変えましょう。簡単な言い方です。
Q4のヒントは、本当、を若者言葉で。あっ、でも、キムタクもよく使いますね。それを女言葉で。
今回の、なぞなぞ、のタイトルは、4/15の大平さんの記事、「センスを磨け!」のオマージュでした。
面白い言い回しをするなぁ、と思ったからです。↓。

大平さんに聞いたら、これは、しずかちゃんの「女を磨け!」から取ったそうです。↓。

変なドラえもんフィギュア・シリーズを紹介する記事だから、
ドラえもん、つながりで、しずかちゃんを持ってくるとは、センスが良いですね。
さすが、センスを磨け!、と上から目線で言うだけあります。
さっきも言ったように、今回のなぞなぞはここから参加出来ます!
全問正解者(自己申告)には、大平さんの妹さんが描いてくれた「川原先生・美化・似顔絵」画像をプレゼント!
コメント欄から、「全問解けた」と送って下さい。そこに画像をお送りします。
もらった人は、一週間以内に、5人にその画像を送って下さい。
うそです。それじゃ、不幸の手紙ですね。俺は、志らく、か。
最後になりました。なぞなぞ、の答えです。
クリニックで解きたい人は、ここから先は読まないで退室して下さいね。バイバイ~
それでは、正解の発表です!
A1.消しゴム、なので、「ゴ」と「ム」を消して暗号を読みます。
すると、「まいにち いいち のんでます」→「毎日、良い血、飲んでます」になります。吸血鬼っぽいでしょう?
A2.「4」と「6」の間の檻にいる動物だから、「四」と「六」の「間」です。
「し、ろく、ま」→「白熊」です。
A3.ガイコツを簡単に言うと、骨、です。それを見て言った悪口だから、「あっ、骨」→「アホね」です。
A4.本当は、マジ、です。女言葉で言うと、「マジよ」になります。つまり、正解の外国のおばけ(?)とは、「魔女」でした。
いや~、なぞなぞ、って本当に良いものですねぇ~。皆さんは、4問中、何問解けましたか?
BGM. ガス・バッカス「恋はスバヤク」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
おまけ、だよ~ん。
以前の、「おそ松さん、なぞなぞ」(2/15作成)のQ2、の答えも教えましょう。問題はこちら。↓。

sackyさんへ。これの正解は、「十四松だから、野球」ではないです。
「ろうかのはしにいる」ので、「はし・ろうか」→「走ろうか」です。十四松が考えそうでしょう?(笑)
十四松ついでに、ご紹介、僕は今、こんなリストバンドをしています。
第9話、十四松の恋、で‘彼女’がラストシーンでしてたものを商品化したものです。↓。

リストバンドの下にチラッと見える、右手のネイルは‘彼女’の暗いモヤモヤを、
左手のネイルは十四松と出会って吹っ切れた心境の変化を表しているように見えませんか?
親指だけ比べると、よりそう思いません?。↓。

いよいよ、次回から、心理部門の記事がアップされて行きます!
大変長らくお待たせ致しました。
あっ、今回の記事のタイトルは、皮肉じゃないですからね。念のため。
センスを磨け!
皆さんこんにちは、大平です。
本日はなぞなぞの更新ではなく、クリニックの模様替えをお知らせいたします。
アニメのおそ松さんは終わってしまいましたが、カワクリではまだまだ熱いおそ松さん!!
そんなおそ松さんが診察室へ入った正面と喫煙室前の廊下の壁にもいるんです。


みなさん診察室前のおそ松さんコーナーには気がついて写真を撮っている方もお見かけしますが、
今後こちらも見ていってくださいね。
ちなみに診察室前のおそ松コーナーはこちら

そしておそ松さんと言えば原作のおそ松くんもカワクリには少し前から漫画コーナーに置いてあります!

アニメのおそ松さんは見たけど「原作は知らない」という方は
アニメの原作となったお話をピックアップしたPOPも作ったのでピンポイントで読んでみてくださいね!

そして4/8の先生のブログでも紹介した受付のドラえもんフィギュア!
こちらの原作も新たに漫画コーナーに仲間入りしました!

きれいなジャイアン ↓↓

原作がこちら ↓↓

夢の中のスネ夫 ↓↓


美男子のび太 ↓↓


かっこいいドラえもん ↓↓


どれも原作そのままですよね。
私はジャイアンの穏やかな表情が気に入りました。
こちらも原作のお話が分かりやすいようにPOPを作ったので要チェックです!

いつの間にか私はディスプレイ担当になっていたようですね。
名前は先生の提案したディスプレイ・バンバン・ビガロだけは却下と宣言しておきます。
バンバン・ビガロをGoogleで調べたら私の好みではなかったので・・・
気になる方は調べてみて下さい
あっ!!!!診察室の先生の横の壁に貼ってあったポスターもかわったのですが・・・・
こちらは次のブログで受付のエース紹介してもらいましょう!!
BGM.Phillip Phillips 「HOME」
エースをねらえ!
7/Ⅳ.(木)2016 春の嵐
川原と大平さんの合作記事は、二人の誕生日が1日違いだということから、(生まれ年は違いますよ、念のため)、
その数字をそのまま並べて、「724725」として、シリーズ化しています。
第3弾は、エヴァの新劇場版にならって、「724725~Q」として、
同じく第4弾は、「724725~:||」としました。
もしも、次があるなら、第5弾になる訳ですが、エヴァは4部作なので、次がない…。
そこで、ウルトラ兄弟の第5男が、「ウルトラマンA(エース)」だから、次のタイトルはそこからとって、
「724725~A(エース)」
にしようかと考えました。そうなると、第6弾は、「724725~タロウ」になるってことですね。
A(エース)に込められた意味は、単にそれだけではなく、受付の入れ替わりがめまぐるしくて、心配になっている皆さんへ。
今や小森さんがワン・トップですから、ライバルが欲しいですね。
以前に、散文気分さん、が記事のコメントでエールのように、「エースをねらえ」をBGMとして送ってくれたものを取り入れて、
<大平さんよ、エースをねらえ!>
という気持ちをタイトルに込めて、
受付・戦国時代を演出して、皆さんの「受付、辞めすぎ~」という不安を払拭しようというのが狙いです。
もっとも、皆さんには、そんなことはお見通しのようで、ある患者さんからは、
「センセー、受付なんか誰でも同じですよ。ここは、センセーのクリニックですから」
と露悪的に、応援して言ってくれる気持ちも有り難いのですが、やはり受付は大事です。
初めて精神科・心療内科を受診する人は、とても不安だと思います。初めてでなくても、初めての場所は不安でしょう。
昔、キムタクは、主演してたドラマの美容師の役で、
「初めて、1人で美容院に行こうと、決心して来た女の子が、満足して帰れる美容院を作りたい」
みたいなことを言ってました。
それと似た気分なのです。
今はネット社会だから、こうしてホームページやブログを見てから、来院される方が増えました。
でも、そうは言っても、直接、最初にコンタクトをとるのは、電話予約を受ける受付の声です。
そして、初診された時に、最初に会話を交わし説明をするのは、受付です。
不安と言う症状を抱えながら、受診するのも不安というダブルの不安の波状攻撃。
患者さんの不安を少しでも和らげるのも受付の重要な仕事です。
それによって、随分と救われる方もいるかと思います。
僕は昔、医学生の実習の頃、
ハードな毎日で音を上げそうになっていた時、週に1回、白衣を近所のクリーニング屋に出しに行って、
そこの受付のバイトの女の子の笑顔にとても救われました。
ただ、それだけの関係なのですが、一里塚のように、
<次のクリーニングの日まで頑張ろう>
と思ってしのいだものです。
継続して通院される方には、それと共通したものがあるのではないかと思うのです。
置き換えてみると、僕はクリーニングをする仕事で、受付が洗濯物を渡す係りです。
医学生の僕は、クリーニング屋のおやじの顔など知ったこっちゃなかった(おやじ、とも限らないし)。
だから、僕は自分のクリニックを作る時の受付のイメージは、あのクリーニング屋の娘をイメージしてました。
なので、受付の中の扉に「クラナド」のポスター(洗濯籠を抱えて、おかえりなさい、と微笑む娘)を貼って、
サブリミナル効果を利用しているのです。良かったら、注意して、見てみて下さい。
僕がアイドルという職業を尊敬しているのは、赤の他人に元気をあげれる原動力が、
その人の培った芸能にではなく、その人のパーソナリティーによる部分が大きいことです。
アイドルはモデルや女優と違って、造形が良ければいい(売れる)というものではありません。
その人の内面性が人相のように笑顔や表情に出るところで、見た目は見た目なんだけれど、
内面性重視の見た目なのです。
まぁ、幻想こみですが。
受付もそんなところがあると思っていて、応募の時の履歴書の写真は、僕はほとんど見ません。
会って、お話しをして、そのフィーリングで選びます。
そんなことを言っていると、受付の仕事がアイドルの仕事と似てると勘違いする人も出て来そうなので、注意は必要ですね。
大平さんは、大丈夫だと思いますが。
万一、アイドル気取りだな、とお気付きの際は、どうぞ指摘するか教えて下さいね。
良い親は子が育てるように、良い教師は生徒が育てるように、良い医者は患者が育てるように、
良い受付を育てる協力をお願いしたいです。
そこは謙虚に、声なき声を拾って行きたいと思っているのでよろしくどうぞ。
ですから、シリーズ「724725」は単に僕が「10回クイズ」を出して遊んでいる、
和気あいあいとしたものだけではないということも、ご理解いただいて、カワクリ全体の未来を見守ってもらえたら幸いです。
あっ、未来、って単語も覚えていて下さいね。直に判るから。
大平さんの下の名前は「なつき」なので、
シリーズ「724725」の記事の僕の選んだBGMは、なつき、駄洒落が多いのをご存知でしたか?
ナッキーはつむじ風、とか、夏木マリ、とか、キャンディーズの「夏が来た」、とか。
未来も覚えていて下さいね、しつこいか。
当初、大平さんは「普通部」に配属しましたが、
今や文化部・写真部が廃部になったので、それを継いでもらうことも考えましたが、
大平さんの、ディスプレイ・センスがすごく良いから、(たとえば、お菓子の並べ方が上手!)、ディスプレイ部にしました。
何も「部」にこだわることもないから、ディスプレイ委員でも、ディスプレイ大魔王でも、ディスプレイ・ビッグ・バンでも、
好きな愛称を名乗って良い事にしました。何を選ぶかな?ディスプレイ・バンバン・ビガロだったりして。
受付カウンターも最近、模様替えしましたが、それも大平さんにやってもらいました。
それを紹介しましょう。
みてもらえれば、わかってもらえると思いますが、ディスプレイ部は、文化部と写真部の要素も兼ね備えている訳です!
まずは、アルティメットまどか、を寝釈迦コーナーに移動して、まどマギ、を揃えました。↓。

反対側は、ドラえもん、の変り種フィギュアを並べました。
きれいなジャイアン、夢の中のスネ夫、美男子のび太、かっこいいドラえもん、など。
そこに、しずちゃんやパーマン3号が交じっています。↓。

藤子・F・不二雄作品という訳です。
きれいなジャイアン、は、藤子・F・不二雄ミュージアム限定商品です。
横のブースカたちは、一見、無関係に見えますが、
藤子・F・不二雄ミュージアムが向ヶ丘遊園地の跡地だということを考えて下さい。
向ヶ丘遊園地には、ブースカ・ランド、があったからです。
小田急線沿線になじみのある方には、ピンと来てもらえるのではないでしょうか。
これは、きしろメンタルクリニック、の受付に飾ったら、受けるんじゃないかな。飾らないだろうな、あいつのセンスじゃ。
あいつ、呼ばわりはないですね。失礼しました。
それでは、今後も、カワクリ受付部門をよろしくお願いいたします。
心理のコンテストは、まだ推敲に時間がかかるらしく、締め切りを4/15まで延ばしました。
どんどん、ハードル、上がっちゃうのにね~
BGM. 中山美穂「クローズ・アップ」
川原達二の回想~カワクリ、カウンセリングの歴史
5/Ⅳ.(火)2016 はれ、少し寒い
志ん生さんのエピソードで、2つの依頼が同時に来た。
1つはギャラが安く、もう1つのギャラは高い。
さて問題です。びんぼう自慢で有名な志ん生さんは、どちらを選んだと思いますか?
こう質問されたら、安い方なんだろうな、と思いますよね。
正解です。
志ん生さんの言い分は、高い方のギャラなら誰でも行く。
しかし、安い方には誰も行かないだろう。(だから、自分が行く)
僕はこの逸話が好きです。
これが粋だと思ったし、これがプロだと思ったし。
臨床心理士のカウンセリングは保険が利かず、相場は結構、高い。
一概にそうとも言えないが、お金を持ってる人ほど保険外の診療を望み、
お金のない人ほど保険内で済ませようとする傾向はあると思う。
しかし、お金のありなしと、カウンセリングの必要のありなし、は当たり前だが違う。
うちの場合、中高生の受診も多いから、そもそも自分で稼いでいない患者も多かった。
だから、初期の僕は、正規の金額を払える人は外へ紹介して、払えない人をうちでみた。
志ん生イズムで、カワクリの初期のカウンセリングは始まった。
しかし、これは心理を混乱させた。
うち以外では正規の値段でカウンセリングをやっているカウンセラーは、うちの料金を不公平に思った。
だから、「ここではカウンセリングはしない。診療の補助だけをする」とぬかしやがった。
つまり、うちでは本気を出さない、と宣言したのである。
<ふざけんな、ばか。てめぇ、何様のつもりだ。どんだけの力量があんだ!>
とムカついてクビにした。うそです、話し合いの末、円満退職。
しかし、話しはこれだけで済まなかった。
外部の公的機関の心理士と連携のためのミーティングを持った時、
「この患者はカウンセリングをしてるそうですが、お金を払えないでしょう?
いくらで?ホホー、その値段ですか。その程度ですね」と小バカにされた。
ある中高生は、親に内緒で通っていたから、保険内で心理のカウンセリングを受けさせていた。
それが親にバレて、親からは、「ちゃんとした料金を払ったら、もっと違うカウンセリングをしてくれますか?」
と言われた。
でも、これは世間の一般的な目でもあった。
何のカラクリもなく、安い訳がない。
俺はいいが、徳田さんとか一生懸命やってる人の力量が低く見られるのは許せなかった。
こっちのエゴで心理の業界の中で肩身の狭い思いをさせても可哀想だし。
そこで苦渋の選択…。
結果的に、うちもカウンセリング料金を標準的なものにしました。
そんな流れがあったなぁ、と、カワクリ下克上・心理コンテストの実施にあたって回想してました。
本来なら、もう心理の個々のブログ記事が掲載される時期なのですが、彼女らは本気度アップ、推敲を重ねたい、と。
3/31締め切りを、一週間延ばして欲しいと、4/7までにしました。
さぞや立派な物が書き上がるのでしょうね。皆さん、キリン気分で待ちわびて下さいね。
BGM. 森尾由美 「天気予報はi luv u」
他愛ない話
2016年3月22日 晴れだけど、風がつめたいです
どうも、小森です。受付まわりを、ちょこっと模様替えしました。
受付向かって左に、ふくろうの時計があります。あ、これ耳がありますね、みみずくだ。

みなさんご存知ですか?ふくろうとみみずくの違い。
先生が前に記事に書いていたような。あった、あった!こちらをご参照ください↓
2013年6月15日インテリア
その、みみずくの時計の下にバルテュスがきました。

こちらは「地中海の猫」。
シーフードレストランのために描かれたもので、店内に飾られていたそうです。
絵が1枚飾られただけで、ずいぶん受付の空気が変わりました。
さて意外と紹介されていませんでしたが、バルテュスけっこう飾られています。
まずは診察室。
みなさんが座る席の、右手ソファの後ろですね。
バルテュス、ポール、バルテュスとなっています。
まずは左「週に四日ある木曜日」

こちらの絵については、先生がバルテュス展へ行ったときの記事から拝借。
”当時、フランスの小学校は木曜日が休みだったため「木曜日が4日ある週」とは「決してあり得ない」
という言い回しに使われていた”そうです。
そして真ん中にポールがいて、右「夢見るテレーズ」

みなさん、この写真をよーーく見てください。テレーズの横に・・・

真子ちゃん!!
これには先生の意図があるようで。なんと、テレーズと石野真子が同じポーズなのです!プリティー・プリティー!
こちらは、スタッフ控え室の入口横。
「美しい日々」

右奥に、暖炉に薪をくべている男性がいます。
わたしには彼が、三浦友和に見えてしょうがないんですよね。
先週はそんな感じで、魚の絵とか漁師がチラチラしていたもので、頭の中は魚でいっぱいになっていました。
先週は、仕事終わりに友人と会う日が2日続きまして。
わたしは居酒屋をリクエストしたのですが、1日目はワイン居酒屋で魚なし。
2日目は、なんだかアメリカンな店で魚なし。
もう限界だ。お刺身が食べたい!!と思っていた金曜日のこと。
その日の午前診療は、いつもより早く終わりました。
先生はおもむろに、「今日はちらし寿司だな。」と言いました。
先生(正確には、先生の先生が)ご贔屓のお寿司屋さんは隣の駅にあるので、時間があるときでないと行けません。
平静を装って「わかりました。」と答えましたが、心の中は「ひゃっほーーー!!」でしたよ。
わたし、魚が食べたすぎて、知らないうちに口にしてたのかと思いましたよ。
クリニックはお昼も受付は開いているので、全員で行くことはできません。
ごめんよ、大平さん。大平さんの分まで堪能してくるね。あとはまかせた。
でも先生は、とっても優しく思いやりのある方なので、お留守番の受付にはお土産に太巻きを買ってきてくれます。
本当に川原先生って、とっても優しく思いやりのある素敵な先生ですね!
(ちらし寿司のお礼です。)
さて、わたしは昔、市場の魚屋さんで働いていました。
毎朝5時出勤で、月曜は1時出勤でした。朝じゃないですね、夜中です。
8年働きました。よく頑張ったな、わたし。
市場は、他の仕事と時間帯もちがうし、なんだか村のような場所でした。
働く人も、仕入れに来る人も職人肌で、人情とか義理とかがまだ残っていました。
よく言われていたのが、「市場の常識、世間の非常識」。
先日の、先生の記事にこのフレーズが出てきて、市場のことを思い出しました。(また魚!!)
わたしが働いている間に、同業も街の魚屋さんもどんどん閉店していきました。
大きな安売りスーパーがあちこちにできて、そこには肉も野菜も日用品もあるので、買い物も1度で済むし
仕入れの量も多いから、値段も安い。
魚は肉よりも高いし、若い人たちは生ゴミがにおうからと家で調理しない、需要は減る一方。
90歳のおじいちゃんがやっている魚屋さんも、跡継ぎがおらず70年続けたお店を閉めました。
すごいですよね、70年て。
わたしの祖父母の世代とは違い、現代は生き方も仕事も選択肢はたくさんあります。
でも、だからこそ、自分はこう生きたいという意思や意志がないと、つらいなあと感じています。
わたしのイメージですが、目の前に分かれ道があって、右へ行くと安泰、左は未知の世界、さあどっちを選ぶ?ならば
わかりやすいですよね。選べるかどうかは置いておいて。
これが現代バージョンになると、目の前には5本くらい道があって、全部未知の世界行き、安泰な道なんてないんです。
選択肢も増えて、自由もあるけど、どこへ進むのか自分で決めないといけない。
要するに、いまわたしが悩めるお年頃だってことですね。
こんなとき、カウンセリングは有効?それともこれは、人生相談?
BGM.フィッシュマンズ「いかれたBaby」
コンテスト
17/Ⅲ.(木)2016 はれ、あたたかい 花粉飛ぶ
カワクリ心理部門で「下克上、コンテスト」というのを行った。
今のシステムでは、カウンセリング希望者は、1回診察を受けて、適応を僕が見定めて心理に依頼することになっている。
カウンセリング希望者は年々増加しているが、僕が考えている「カウンセリング」と希望されるそれは少し異なってる印象だ。
男性用カツラのCMでも、「まずは無料カウンセリングから」などと謳っているし、
こないだドラッグストアの貼り紙に「カウンセリング化粧品」などという物を見つけ、思わず、写メを撮ってしまった。↓。
そこで我々は、まずこちらが考えているカウンセリングというものを説明しようということになった。
パンフやホームページにも大々的に、打ち出して行こう!と決起した。
そのため、経験年数や年令は関係なく、ガチ勝負でアイデアを出し合う。
それを名付けて、「カワクリ心理・下克上、コンテスト」と呼んだ。
前回の記事「診察とカウンセリングのちがい」を受けて、心理の4名に皆さんのハートを掴むような記事を書いてもらいます。
そう思ったきっかけは、うちのクリニックに来てくれる人の8~9割は、ネットからです。
事前にカワクリのホームページをみてくれたり、ブログを読んで来てくれてる人が多いです。
でも、うちは川原色が強いから、たとえばカウンセリングを希望していても、あれを見たら敬遠した人もいたかもしれない。
川原色が良いと言ってくれる人と、そうじゃない人は当然、評価が分かれると思う。
それはそれで良いと思う。
一生懸命やっていれば、いつか分かってもらえると思うから。
漢字で書くと、「分かれる」と「分かる」って同じ字なのですね。
川原色のバイアスを排除して、個々のカウンセラーやそこで提唱されるカウンセリングに惹かれて訪れる人がいた方が、
裾野も広がり、クライエントもカウンセラーにも双方にとって良いと思うのだ。
ちなみに、カウンセリングを行う相談室は刺激が少ないし、防音も出来る限りしています。
心理の4人が書きやすいように、簡単に前置きを書いておきます。
カワクリのカウンセリングは、「精神分析的な心理療法」という共通認識を持ちました。
しかし、この「精神分析的な心理療法」というのがよく知られていない。
我々は「常識」のように口にするが、心理の常識は世間の非常識、という場合だってあると思う。
実際、カウンセリング(精神分析)の「常識」を知らない人は多い。
それは、こんな背景があって、どうも先進国で精神分析運動が根付いたことがない国は日本くらいだというのだ。
中国や韓国やインドでもあるらしい。
我々が掲げている精神分析的なオリエンテーションとは、まるで小学校のドッジボールのルールのように、そこでだけ通じて、
学校が変わると通じない「常識」みたいなのだ。
「何故、保険でやらないのか」とか、
「何故、キャンセル料が発生するのか」とか、
「何故、毎週同じ時間にやるのか」とか、
「何も話す事がない時は休んでも良いと思う」という意見とか、
それはカタルシスだけを目標にしているのではなく、自己探求とか自己洞察を目的にしているから、という理屈なのだが、
純粋に援助を求めてる人には、余程、説明しないと伝わらないと思う。
「お時間をとらせているから、キャンセル料をお支払いしないと」っていうのは少し違うのである。
これはとても難しいところで、たとえば精神科医の世界では、「精神分析」はマイナーもしくは異端に近い。(言い過ぎか)
同業者にさえ、「精神分析は金持ちしか相手にしないから駄目だ」とか、
「本人のやる気や必死さを何でも金に換算してやる考え方は貧しい発想だ」とか批判的な声も多いのが事実だ。
同業者の中でも理解を得ていないのに、「素人」にそれを求めるのは、どうか。
こちら発信で、我々が教科書的に習ったことを、患者さんにも真摯に伝える労力が必要なのじゃないか。
そういうことを、啓蒙、って言うんじゃないかな。
まぁ、偉い人はそういうことをやっているのだろうが、全然浸透してないのが現実で、
最近では「精神分析的な心理療法」と「精神分析」はまったく別物だ、と国際基準の精神分析にしがみつき、
まるで伝統芸能保存会みたいに、それを理解してる患者(ごく少数そういうインテリは存在する!)と、
閉じた社会でやっている人が声高に叫んでいて、「精神分析を受ける人の義務は精神分析家を食わせることだ」、
というジョーク(マジ?)もある程だ。だけど、日本の伝統芸能じゃないと思うんだけど、精神分析。
これは立川談志が27才の頃に「現代落語論」で、「このままでは落語は能と同じになる」と警鐘を鳴らしたのとよく似ている。
談志曰く、能はかつて大衆芸能のトップだったが世の中の移り変わりに対応出来ず、伝統芸能に成り下がった。
落語もそうなる運命にある。
それではいかん、と訴えて、談志は「伝統を現代に」をスローガンに、落語と大衆と戦い続けた人で、
それが今の落語ブームに続いてると言っても過言じゃないと思う。
そういうことをしていかないと、一人相撲みたいなカウンセリングは皆からそっぽを向かれる。
日本は元々、「赤ひげ幻想」があり、医療に露骨にお金が絡むのを嫌う。
「先生、今日は治療費がないので、どうかこれで…」と頭を下げて、畑でとれた大根を差し出す人に優しく微笑む、
医は仁術である、という文化だ。
そりゃぁ、精神分析は根付きにくいだろうと思う。
そういった土壌で自分達が仕事をする。
そこでどうやったら自分達のやってることを理解してもらえるか努力や工夫をすることが最優先課題だ。
日本の消費者は馬鹿じゃない。
高くても質の良い物を選ぶ。その質を見極める力もある。
そこをちゃんとアピールすることも、心理の仕事だ。
それをコンテストの課題にした。
皆さんのコメントや反響でコンテストの結果とさせていただこうと思う。
全然、話しは変わるけど、コンテストと聞いて、思い出すのは、「きりきり舞い、ダンス・コンテスト」です。
これは、近田春夫&ハルヲフォンが「電撃的東京」というLPを出したことを記念して、
当時、近田春夫がオール・ナイト・ニッポンの火曜深夜のパーソナリティーだったから、
その番組で生で行われた収録です。
「電撃的東京」は歌謡曲のカバー・アルバムだったのですが、選曲やアレンジが滅茶苦茶かっこ良かったです。
前年に吉田拓郎が「ぷらいべぇと」というカバー・アルバムを出していますが、
例えば、郷ひろみを両者がピックアップしてますが、拓郎が「よろしく哀愁」であるのに対し、
「電撃的東京」は「恋の弱味」です。このセンス、伝わるかなぁ。
その「電撃的東京」からシングルカットされたのが山本リンダの「きりきり舞い」で(ヴォーカルはベースの高木)、
その曲に合わせて、ダンスを披露して、ナンバーワンを決めようというのが、「きりきり舞い、ダンス・コンテスト」です。
近田春夫をはじめとした審査員のワルノリした嬌声が、深夜の3時から5時の間、ラジオから流れ続けていました。
聞いてるこっちは、ラジオなので誰がどんなダンスをして盛り上がってるのかが判らないし、伝えもしないから、
さっぱり意味不明な番組でした。番組の私物化と呼んでもよいくらいリスナーを無視した回でした。
これを延々、2時間、やってるのだから、馬鹿馬鹿しいと言われてもしょうがないと思いました。
そう言えば、落語の小噺で、こんなのがあったのを思い出しました。
<1番、馬鹿な奴、知ってる?>
「なんだい?」
<あいつ。釣れもしないのに、もう2時間もああやってるんだ>
「なんで、2時間もやってる、って判るんだ?」
<だって、俺、ずっと見てたもん>
「お前が1番、馬鹿だ」
なんかそれと似てますね。
そんなのを放送する方もする方だけれど、聴いてるこっちもこっちで。
でも、高校生だったから、そこはひとつ。
しかし、カワクリのコンテストはそれとは大違い!
透明性が高いですよ。
リレー性で行くんでしょ?
トップ・バッターは誰?
BGM. 近田春夫&ハルヲフォン「きりきり舞い」
診察とカウンセリングのちがい
16/Ⅲ.(水)2016 はれ、あたたかい
よくある質問に、「診察とカウンセリングはどう違うのですか?」というのがある。
診察は医者がして、カウンセリングは臨床心理士がする、とか、
診察は保険診療で、カウンセリングは保険が利かない、とか、
診察はその時の混み具合で時間がまちまちだけど、カウンセリングは1回50分と決まっている、とか、
こんな形式的なことは皆さんもお判りでして、聞きたいのは内容的な差なのでしょう。
たとえば医薬分業システムのように、医者は薬を出して、薬剤師が薬の説明をする、などの役割分担なら判りやすく、
精神科医は薬を出して、お話はカウンセラーが聞く、という極端なやり方もあるだろう。
でも、そもそも精神科医が話しを聞かないと処方が出来ないし、薬を出してない人も診察を受けにくるし、
カワクリではナースの塚田さんに診察前に話を聞いてもらう人もいるから、ますます、カウンセリングって何?、となる。
必然的に、そういう質問が多くなる。
違いを語る前に、まずは共通点を述べたい。
それは、診察でもカウンセリングも、治外法権だ、ということだと思う。
誤解を恐れながら言うのだが、今の季節だと、「3.11」を忘れない。
その当時の診察場面だ。
その前に、僕らの仕事の生命線は守秘義務だから、本人に無断で「学会発表」や「論文」を書いてはいけない決まりがある。
勿論、個人が特定できないように、ケースをぼやかしたり、ミックスさせたりするのだが、
それでも、本人に了解を得る、のが絶対である。
だから、僕は基本的にブログにそういうことは書かない主義だが、今回だけは特別に例外です。
これから紹介するエピソードは本人の了解をちゃんともらったので、これから書きます。
その子は、中学生で学校も家も友人関係もうまくいかなくて、毎週、クリニックに通院していて。
薬を出すような症状もないから、毎週、ちょっとの時間だが、診察で話をしていた。
彼が、その頃、なんとかしのいでいられたのは、診察もそうだったかもしれないが、「少年ジャンプ」の存在だった。
月曜日にジャンプを読んで、週末クリニックに来て、一週間づつ乗り切っていたのだ。
そこに、「3.11」である。
色んな流通とかにも影響が出て、ジャンプは1週発売を延期した。
東京に住んでいる我々の電力の多くは東北の被災地に依存していたし、東京も計画停電をしていた頃だ。
テレビの番組もあまり不謹慎な番組は自粛されていた。
実際に被害にあった方のことを思うと、ジャンプ1週間延期、なんて何てことのないことだった。
だけど、彼は毎週、ジャンプを読むことで、日々をなんとかしのいでいたから、彼にとってはジャンプがないのは痛かった。
しかし、そんな事を言える世の中でないことを彼は重々知っていた。
彼は悶々としていて、自己嫌悪にもなっていた。
僕は、<ここで喋ったことは外に漏れないし、人間はそもそも不完全で放っておけば不謹慎になるもので、
外では言ってはいけないことも、ここでは喋って良いんだよ。心は治外法権だから>と保障した。
すると、彼は小さく息を吸って、大きな声で、「ジャンプ、読みてぇ~!!」と叫んだ。
診察とカウンセリングに共通するものは、そういうところだと思う。
世間でそんなことを言ったりやったりしてはいけない考えや思いも、せめて精神科では、言葉にするだけならば良しとする。
戦争中に「はなし塚」というのがあったという。
そのご時勢にふさわしくない噺を禁演して、墓に埋めたのだという。
戦争と震災を一緒にすると怒られそうだが、伝えたい趣旨はそういうことではないので、行間を汲み取って欲しい。
立川談志によると、「落語とは人間の業の肯定」であるから、そういったことはあってはいけないのだと思うのだが。
「明烏」も「子別れ」も「居残り佐平次」も葬られた。
落語と精神科を並列には語れないが、我々の仕事の守るべき一線もそこだと思う。
前置きが長くなったが、診察とカウンセリングのちがい、についてですね。
僕は、そう質問されたら、こう答えることがあります。
浅草キッドの本に書いてあったのですが、たけしの運転手を一時期していた、ゾマホンという変な外人がいます。
ゾマホンは、アフリカのベナンという貧しい国から日本に留学して、たけしのTV番組に出て、有名になった人です。
ベナンのことわざに、
「空腹の者への正しい援助は魚を与えることではなく、
魚の捕り方を教えることだ」
みたいなことがあるのだそうです。
それで、ゾマホンは日本で稼いだギャラを本国に送金・寄付するのではなく、学校を建てる資金として援助しているそうで、
その心意気に、たけしがその番組が終わっても自分の運転手に雇っていたというエピソードがあります。
僕はこれは精神科治療にもあてはまると思うのです。
つまり、クリニックを訪れた患者さんは、「空腹」です。
ですから、とりあえず、「魚」を与えて、お腹を満たさないと、「魚を捕る方法」どころではありません。
僕の仕事は、「魚」代わりに、薬や診断書を出したり、心理教育や助言をして、当座をしのぎます。
肝心なのは、そこからで、「魚の捕り方」を教えるのは、自己理解を深めたり、ストレス対処作を身に付けることと同義でしょう。
難しいのは、「正しい魚の捕り方」が人によって違うところだと思うのです。
正解は一つではないところが、信仰や自己啓発と違うところでしょうか。
「正しい」やり方は、それぞれの人の心の中にあるのでしょう。
これまでのその人の歴史によって、方法は異なるし、失敗から学ぶ事もあるでしょう。
心の中は、森の中に似ています。
勝手が知らずに、一人で入って行くと道に迷って出て来れなくなることもあります。
だから、心のメカニズムをよく知った専門家をガイドに一緒に探索活動をして、「ここからもうちょっと行ってみよう」とか
「ここから先はちょっとヤバイ、引き返そう」などとやることが、「魚の捕り方」を見つけることになる人もいるでしょう。
しかし、今の保険診療システムでは、精神科医はそこまでやれる時間がありません。
そこが精神科医が皆、共通して抱いているジレンマです。
そこで僕は、ある程度、「空腹」を満たした患者さんをカウンセラーに紹介します。
僕がカウンセリングに期待するのは、そこから先です。
これは僕の考えなので、心理には心理の言い分もあるでしょう。
心理は今、大きな転換期を迎えています。
心理の資格がいよいよ国家資格になるそうです。
その時、ちょっと揉めたのは、「医師の指示のもとで行う」みたいな一文だったと思います。
これは心理の自律性や自立性、専門性や主体性、ひいては心理のアイデンティティーに関わる大問題です。
まだまだ、これから詰めて行く案件だそうです。
話しはちょっと変わりますが、世の中の万物は偉大なる相似形で出来ているという数学的な考えがあって、
たとえばギザギザの海岸線の砂を拾い集めると、一つ一つが同じギザギザの形をしている、とか。
そんな理論が応用出来るなら、医師会vs心理の業界で起きてる問題が、カワクリという局所でも起きてはいないか?
医師の指示のもとでないと働けない心理士。
これでは心理士が可哀想だ。
だったら、心理から発信出来る場を作ろうと考えた。
それが「カワクリ下克上・心理コンテスト」で、そのうちパンフやホームページにも反映されるでしょう。
その叩き台として、個々の思いや考えやポリシーを皆さんに、いち早くお伝え出来るチャンスをブログに設けて、
たとえば、
「この病院は変だけど、このカウンセラーのカウンセリングを受けたい」とか
「ここの院長は引くけれど、このカウンセラーは信用出来そう」という声を拾い上げたい。
ブログのスペースだから、それは小さな場だし、目に触れる機会は少ないと思うけれど、大切なのはスローガンだから。
草の根運動的に情報が拡散するかもしれないし!
…でも、この心理への配慮って、空腹な者に魚を与えてる、ことに過ぎはしないのか???
自問自答。
BGM. RCサクセション「君が僕を知ってる」
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10/Ⅲ.(木)2016 くもり
「普通部」の大平さんが、なぞなぞ第4弾を作りました。
僕も「ひっかけクイズ」を作りました。
カワクリのどこかに貼ってあります。
さらに、カワクリ史上初の、空間を使った宝探しのようなクイズも出来ました。
クリニックは情報量が多いので、目を引くポップもみどころです。
出来た人には、特別なプレゼントもあるようです。
それが何かは、後で大平さんから紹介してもらうとして、
今回もまた遠くの人がネットで参加出来るように、画像をアップして貰います。
大平さんの代名詞はもはや、三択の女王(=竹下景子)と肩を並べる、「10回クイズ」の女王、です。
今回も、大平さんと「10回クイズ」を実際にやってる模様をブログ上で実況中継しますね。
川原<第一問。アクション、って10回言って>
大平「アクション、アクション、アクション、アクション、アクション、
アクション、アクション、アクション、アクション、アクション」
川原<じゃぁ、風邪の時にする咳を…>
大平「ハクション!(速攻!)」
山﨑(友情出演)「まだ質問が終わってない(笑)」
小森(友情出演)「それに間違ってるし(真顔)」
大平「口が勝手に・・・」
川原<質問の続きは、マネして下さい、でした。だから、答えは、ゴホンゴホン、ね>
川原<じゃ、次ね。本気、って10回言って>
大平「本気、本気、本気、本気、本気、本気、本気、本気、本気、本気」
川原<じゃぁ、床のゴミをとるのは?>
大平「ほうき!」
山﨑(友情出演)「違うし(笑)ちりとり、だよ」
小森(友情出演)「すごいな(真顔)」
川原<そう、ゴミをとるのは、ほうきじゃなくて、ちりとり、ね>
山﨑(友情出演)「さすが、女王ですね!」
小森(友情出演)「女王ですね(真顔)」
大平「ちゃんと考えたんですけど・・・・」
川原<じゃ、次。ペンチ、って10回言って>
大平「ペンチ、ペンチ、ペンチ、ペンチ、ペンチ、ペンチ、ペンチ、ペンチ、ペンチ、ペンチ」
川原<じゃぁ、ズボンより下にはくものは?>
大平「ズボン!あっ、パンツだ」
山﨑(友情出演)「言い直しても、違うし(笑)。ズボンの下だから、靴下、でしょう?(笑)」
小森(友情出演)「本当に、すごいね(真顔)」
川原<ズボンの下にズボンって、面接、の回の十四松だよ。正解は、靴下>
大平「こんな間違って恥ずかしい」
山﨑(友情出演)「やっぱ、天才ですね!(興奮気味に乗り出す)」
小森(友情出演)「天才かぁ…(真顔)」
川原<じゃ、あしわ、って10回言って>
大平「あしわ、あしわ、あしわ、あしわ、あしわ、あしわ、あしわ、あしわ、あしわ、あしわ」
川原<じゃぁ、学校に行くのは夜じゃなくて?>
大平「昼間!」
川原<…予想外だね。本当は、あしゃって、言わせたかったんだけど、正解は、朝だよ>
山﨑(友情出演)「昼に学校だと遅刻だし(笑)。先生の10回クイズが無駄になってるし(笑)」
小森(友情出演)「………(真顔)」
大平「わたしは昼間に学校へ行ってたので…」
川原<じゃ、滑舌つながりで、滑舌クイズ、です>
大平「はい」
川原<今から僕の言う言葉の前に「お」をつけて言ってね。これは前に山﨑さんに出して、クリアされた問題です>
山﨑(友情出演)「前に、出したよね!(応援するポーズ)」
大平「はい!(自信ありげ)」
川原<豆腐>。大平「お豆腐」。
川原<勉強>。大平「お勉強」。
川原<味噌汁>。大平「お味噌汁」。
川原<あやふや>。大平「おや△%☆●……!、(言い訳するように)私、今、意識してたんですけど」。
山﨑(友情出演)「前に、私が出したら出来たじゃないの!(エキサイト気味)」
大平「そうなんです。来るな、と思って準備してたんですけど…」
小森(友情出演)「………(腕組みして、片手の拳を自分の顎に当てて、何か考えている)」
川原<じゃぁ、ラスト。「って10回言って>
大平「私の番、私の番、私の番、私の番、私の番、私の番、(私の番、私の番、私の番、私の番」
川原<わかった、じゃぁ、大平さんの番ね。後は任せた~>
山﨑(友情出演)「天才ですね!先生が、10回クイズを作るのが大変になりますね~」
川原<君たちは、天才の誕生の瞬間に立ち会えたんだよ>
小森(友情出演)「天才かぁ…(真顔)」
※ここからは、大平さんの記事。
こんにちは、
10回クイズ女王と呼ばれ、嬉しくもあり恥ずかしくもある大平です。
もう3月ですね、私がカワクリに来てから3ヶ月、なぞなぞもこれで第4弾になります。

今回のなぞなぞは少し簡単かもしれないです。
私のなぞなぞの下には先生のひっかけクイズも仲間入りしております。

そして今回はトイレのドアに新たなクイズが追加されました!

カワクリのトイレのドアにはけいおんコーナーがあるのですが、
このドアのあずニャンが遅刻中だった事は知っていましたか?
(あずニャンはアニメ『けいおん』に登場する中野梓ちゃんのことです)

この『あずニャンを探せ』クイズ?が今回新たに追加されました。
今回のクイズ?はカワクリをじっくり見て探しまわるという
今までのなぞなぞとは違うので、なぞなぞは苦手…と言う方々も楽しめると思いますよ!

そしてあずニャンを見つけてくれた方にはまかないおやつをプレゼントです!!!!!!!
(まかないおやつとは、私たち受付が少し疲れたとき、眠くなってしまったとき
お腹がぺこぺこで力がでない時にこっそり食べているあれです。)
あずニャンを探せばカワクリの色々なスポットを今まで以上に知る事ができて
発見すれば、まかないおやつがもらえるなんて皆さんが挑戦しないはずないですよね。
あっ!!!あずニャンはこの子ですよ。

しかしこの画像のあずニャンではなく
パンを食べて遅刻しているあずニャンを探して下さいね!
ということで、なぞなぞとクイズへの挑戦を受付で楽しみに待ってます!
BGM. キャンディーズ「夏が来た!」:川原選
TTS「Holler」:大平選
724725~Q
「普通部」の大平さんが、なぞなぞ第3弾を作りました。
カワクリのどこかに貼ってあります。
今回もまた遠くの人にもネットで参加出来るように、画像をアップして貰います。
大平さんは期待の大型・普通・ルーキーなのですが、今や「10回クイズ」の女王という異名を手に入れる勢いです。
今回も、大平さんと「10回クイズ」を実際にやってる模様をブログ上で実況中継します。
川原<第一問。、さかさ、って10回言って下さい>
大平「(その通りにする)」
川原<じゃぁ、雨の日に着るのは?>
大平「かさ!(と自信満々に言った後、すぐに気付いて机に突っ伏す)」
川原<ブー!雨の日に着るのは、レインコートだよ!>
大平「レインコートだって頭では判ってたんですよ」
山﨑(友情出演)「引っ掛かる人は、皆、そう言うんだよなぁ(と独り言のように宙をみてつぶやく)」
川原<じゃ、次。でっかいぞー、って10回言って>
大平「(その通りにする)」
川原<じゃぁ、日本でいちばん北にある県は?>
大平「え~、知らない」
山﨑(友情出演)「まさかの、北海道ではなく。青森県ですよね、1番北の県だから」
川原<そう、それが正解>
大平「東北に行ったことないからなぁ。(急に思いついて)北って上って意味ですね(と納得顔)」
川原<じゃ、いかりや、って10回言って>
大平「(その通りにする)」
川原<じゃぁ、ロンドンがあるのはどこの国?>
大平「イギリス!」
川原<正解!イタリア、って答えるかと思った>
山﨑(友情出演)「ちょうすけ、しか出てこなかった」
大平「私も、ちょうすけ、って思ってました」
川原<これは前にやった問題です。今から僕が言った通りに言って下さい>
大平「はい」
川原<朝食>。大平「朝食」。
川原<昼食>。大平「昼食」。
川原<夕食>。大平「夕食」。
川原<給食>。大平「給食」。
川原<もう終わりにしようか?>。
大平「もう終わりにしようか(余裕の笑み)」。
川原<この問題、知ってた?>
大平「こないだやったから(にこ)」
川原<ブー!この問題、知ってた?、って言わなきゃだめだよ>
大平「●×▲□~(聞き取り不能)。(机に突っ伏し、額を軽くぶつける)」
川原<じゃ、ラスト。今から僕が何を言っても、大平さんは「はい」って言ったら終わりだよ。>
大平「はい、あっ(笑、吹き出す)」
川原<終わり。じゃ後、よろしくね~>
山﨑(友情出演)「大平さん、ものスゴい天才ですね」
※ここからは、大平さんの記事。
大平です。新しいなぞなぞが完成したので、
今回も恒例?になりつつある先生との10回クイズをしましたが…
なぜこんなに引っかかってしまうのでしょうか?自分でも不思議です。
ついつい口が勝手に動き出すんですよね…
そんな私のなぞなぞ第3弾は喫煙コーナーに

川原先生なぞなぞはけいおんコーナーにあります。
今回はおそ松さんバージョンです。

ちなみに先生の服は十四松です。

最後に我が妹の描いたキラキラ先生がシールになりました。

今回新しく仲間入りした漫画の裏に貼ってあります。

みてくださいね!!!!!!!
BGM. 夏木マリ 「お手やわらかに」:川原選
SHINee 「View」:大平選
