植物係便り~秋の花

7/Ⅹ.(金)2011 はれ
 クリニックに生花を飾るようになって半年になる。
 阪神淡路大震災を経験された精神科医の中井久夫先生の『災害がほんとうに襲った時』という本の中に、お花を飾ることの意義を証明するような文章をみつけたので、先日のミーティングで植物係(受付)の2人にその一節を紹介した。
「…黄色を主体とするチューリップなどの花々は十九箇所の一般ナース・ステーション前に漏れなくくばられ、患者にもナースにも好評であった。暖房のない病棟をあたためることは誰にもできない相談である。花は心理的にあたためる工夫であった」。
これにインスパイアされた、植物係(受付)の2人が、ここ最近に選んできてくれたお花を紹介しましょう。
①まずは、「キク」。黄色が主体。↓。

②次いで、「ネリネ」。あたたかい色のお花。↓。

2人とも、教えたことをすぐ吸収して実践して、ナカナカ優秀です。今後もその調子で。
さて問題は、2枚の写真に共通して、主役の花より目立つ「存在」が強調されて写されていること。
①はあずにゃん&澪・蟻ver.(『けいおん!!』のエンディングに登場していた)。②はピカチュウ・クッション。フォトby川原。
本来、お花はカワクリ写真部キャプテン・徳田さんの任務だが、近頃は慌しくて、僕が自分で撮って、この始末。面目ない。
これからは、タイミングを見計らってキャプテンに任せたい。
植物係便り~秋の花、の巻でした。
BGM. 山口百恵「花筆文字」


そそのかされて…

5/Ⅹ.(水)2011
僕は、凝り性というのか、加減を知らないというのか、コレクションを始めたら全部揃えないと気が済まない。
100じゃなきゃゼロも同じさ!、みたいなそこらによくいる性格傾向の持ち主で、そういう自覚だけはある。
それでも結構長い間、生きては来たもので、最近は自重するように心掛けている。
何を?。アニメ『日常』関係のグッズをである。ブルーレイとマンガの単行本は「あり」で、フィギュアや雑誌の付録などは「なし」。
そう決めていたのに…。
「先生、月刊少年エース、買いました?。‘坂本さん’の時計がついてるらしいですよ」と、親切心から徳田さんがそう言った。
‘坂本さん’とは、『日常』に出てくる人の言葉を喋れる黒猫のこと。
<知ってるよ、でも買わないことにしてるんだ。キリがないからね>と僕。「そうですか、残念。見たかったな」と徳田さん。
そう言われたら、ぐらつくのも人情で、徳田さんが見たがってるのを口実に、サービス精神を幸いに、購買に踏み切った。
それが、これ。↓。

そして、どこにあるかと言うと、診察室の僕の背中の棚。↓。

ついに『日常』解禁だ~。楽しくなってきやがった。
BGM. 黛ジュン「天使の誘惑」


アニメ情報

27/Ⅸ.(火)2011
「けいおん」の映画化のポスターを手に入れたので、クリニックの入り口正面に貼る。↓。

同じ、京都アニメーションの「日常」は次回が最終回でさびしかったが、10月からMXTVで月曜19時から再放送をするらしい。
なんだか、ちょっと嬉しいニュースだ。見てない人も、最初からみるチャンスです!


本を買う

26/Ⅸ.(月)2011
いつからか習慣というのか、一日2時間は精神医学・心理学関係の本を読むことにしている。
なので、今日は新宿紀伊国屋書店にまとめて本を買い行った。
「イリオ・イオネスコ写真展」というのをやっていたので立ち寄ってみる。↓。

帰りに、渋谷の駅でしょこたんのポスターを見つけて、立ち止まる。ゲームの広告だ。↓。

下が、しょこたんのアップ。↓。

しょこたんの写真を見せておいて言うのも浮気者みたいだが、小倉優子の写真集「幸福論」も買った。


こども目線

25/Ⅸ.(日)2011
知り合いの子が、ウルトラマンにはまっていて、「メトロン星人」が一番のお気に入りなのだが、バンダイ製のメトロン星人がどこにも売っていないと相談を受けた。
丁度、中野ブロードウェイに行くついでがあったので、バンダイ製・メトロン星人を見つけてやろう。
ある玩具屋の怪獣売り場は、子供の手が届きやすいように低い位置にウルトラ怪獣が陳列されていた。
腰をかがめるのもつらいので、怪獣コーナーの前にドカリとあぐらをかいて探していると、見知らぬ幼稚園児が隣に立っていて、「それ、ウルトラマン」とたどたどしい言葉で解説して来た。
面倒なことになりそうなので、テキトーに生返事をしていたら、「ババルウ星人、いる?」とババルウ星人の人形を差し出して来た。
<いらない。ババルウ星人は、卑怯だから。俺はメトロン星人を探してて、忙しいんだ>と追い払おうとしたら、彼はウルトラ怪獣に詳しいらしく、「メトロン星人~」と一緒に探してくれだした。俺のあぐらと彼の目線が同じくらいの高さだった。
直に、彼の親らしき人が来て、「○○ちゃん、行くよ~」と声を掛けるが、彼は誠実に任務を続ける。
親が、息子の隣であぐらをかいて怪獣を物色してる俺をいぶかしげに見だしたから、俺は前を向いたまま怪獣をいじりながら、<その段になかったら、行っていいぞ>と独り言を装って囁くと、彼も前を向いたまま怪獣をいじりながら、「うん」と応えた。
そして、メトロン星人はなかった。
昔も似たようなことがあったな。ラプラスという首長竜のようなポケモンをご存知だろうか?。アニメではオレンジ諸島編でサトシたちが海を渡る時に乗っかっていた「のりものポケモン」だ。「ラプラスにのって」という歌も軽快なテンポのいい曲だったな。
その夏、ラプラスは人気があって、子供用のプールバッグのデザインにラプラスが起用された。
僕は、そのセンスをとても気に入り、イトーヨーカドーでそのプールバッグを購入し、通勤用に利用した。
当時、僕の勤めていた病院は京王線沿線にあって、その電車の中で、見知らぬ小学生に、「ねぇ、『ルギア爆誕』観た?」と話しかけられた。面倒くさいなぁ、と思って、<観てねぇよ、お前、誰だよ?>って言うと、「○×小」と学校名が返って来た。
<へぇ~、そこ、難しいんだろ?>って言うと、「オレ、今度の日曜、観るんだ」と自慢してきて、人の話を全然聞いていない。
だから…って訳でもないが、俺も「ルギア爆誕」を同じ日に観に行った。
そんな夏の思い出がある。


娘の忠告

16/Ⅸ.(金)2011 はれ
僕のリュックには「コビット」が付いている。これにパスモを入れると、ゴムが伸びて、改札を通る時に便利な代物だ。↓。

娘は、僕と出かける時に、このコビットを、必ず、勝手にリュックのチャックを開けて中にしまうのだ。このように。↓。

きっと、一緒に歩く父親の背負ってるリュックに「コビット」がついてるのが恥ずかしいんだろうな。仕方ない、若さゆえ。
<他人の目を気にして生きるなんてくだらない事さ>と歌の文句のように教えると、「落とすから!」と忠告された。
<オトスカラ?。あっ、そう>。そんなやりとりも懐かしく思う今日この頃、朝、駅に着いたら、パスモが無かった。↓。

どこかで落としちゃったみたいだ…。娘の予感は的中した。
定期の期限は切れてるけど、こないだチャージをしたばかりで、9千円くらい残ってる。拾われたら使われちゃうな。
でも、落としたものは仕方ない。厄(やく)を落としたと思えばいいか。これからは、娘の言い付け通り、リュックの中に入れよう。そう改心した今は秋。
ところが、なんと今日の夕方に携帯電話に留守電が入る。渋谷駅からで、パスモが届いているというのだ。定期があったから、身元が判り駅員が連絡してくれた。誰かが拾って届けてくれたそうだ。親切な人もいるものだ。世の中、捨てた物でもないな。
BGM. 忌野清志郎+坂本龍一「い・け・な・いルージュマジック」


真昼の決闘

14/Ⅸ.(水)2011 はれ
今日のお昼休みは少し時間があったから、東工大の脇にある「精養軒」にランチにゆく、with徳田さん。
<たまには、こんな風にゆっくりとお昼がとれるといいね>と僕。「当分、ないですね…」と徳田さん。
夏休みの終りの頃の小学生みたいな顔をしているよ。「精養軒」を出た途端に、「か~」という泣き声が聞こえた。
徳田さんは、「カラス、近いですねぇ~」って脅すから(←僕は、カラスが怖い)、<カエルみたいな声だよぉ~>」と切り返してみた(←徳田さんは、きっとカエルが嫌い)。判定は五分五分。
クリニックに戻って、受付の子に「精養軒」に行ってきたと報告したら、「あそこは崎陽軒ですよ、シュウマイの」と言われた。
<違うよ、上野にある精養軒だよ>と俺、「でも、あそこには崎陽軒もありますよね?シュウマイの」と受付。
<ないよ、精養軒だけだよ>と俺、「じゃ、わかった!崎陽軒から変わったんですよ!」と受付の笑顔。
<違うよ、元からだよ。‘軒’しかあってないよ>と焦る俺に、「変わったんですね、崎陽軒」と余裕の笑顔でなだめる受付の子。
俺の方が正しいのに、なぜか、負けた…。
真昼の決闘、1分1敗。勝ち点、1。


クリニックの日常

13/Ⅸ.(火)2011 また逆戻りで暑い日
 先日、やっと仕上げた原稿の編集者さんから、「タイトルをつけて下さい」と注文が来た。
本文が出来たので安心していたら、そうか、タイトルが必要だったのか。言われてみれば、その通りだ。
 「無題」なんて、ポエムじゃないから駄目だしな。
そうとなったら、僕が今、一番ハマっているアニメが『日常』だから、「日常」という単語を入れてみたい。
結果、『日常臨床の○×』にした。あっ、いい感じ。この専門誌を読む人は、アニメ「日常」なんて知らないだろうし、成功だな。
そんな訳で、気を良くして、今日は、「クリニックの日常」をお伝えしましょう。
 世の中は、無機質な感じになっているから、人の心もギスギスするわと、クリニックに生花を飾りだして、半年が経つ。
 植物係は、受付の2人。いつも僕が、<コレ、何?>って聞くからか、最近はポストイットで花瓶に名前を貼ってある。
これは、とてもEアイデアで、患者さんもそれを見て話題が広がったりする。
今日のお昼を徳田さんと食べに行った店のTVでは、やたら「なでしこジャパン」が報道されていて、クリニックに戻ったら、お花が用意されていて、そのポストイットに書かれていた文字は「なでしこ」。シャレてるな。でも、コレ、花か?。↓。
まぁ、でも型にはまらないのは良いことだ。

Yちゃんに貰った遅ればせながらの誕生日プレゼントは、モンハンのメラルーのスリッパ。それが、コレ。↓。

スリッパの内側には、ちゃんと肉球がある。↓。

今日からこれを履いて診察をしたのだが、徳田さんに「おウチにいるみたいですね~」と笑われた。
まぁ、似たようなもんさ、オレんちだと思ってくつろいでってくれよ。
でも、徳田さんには肉球までは見せてないから、この記事を読んで、上の写真を見て、ビックリすれば面白いな。
以上、「クリニックの日常」でした。


床屋の女房

8/Ⅸ.(木)2011 はれ
今日も忙しかった。最近、皆さん、2時間待ち&3時間待ちが当たり前みたいで、申し訳ないです。一生懸命やってる結果なので、許して下さい。
ところで季節の変り目、何かダルイですね。気分転換に、昼休み、床屋にゆく。
今日は、おばさんが切ってくれた。「仕事、何してるの?」と聞かれたから、<クリニック>と答えたら、ハサミが一瞬、止まった。
おばさんはすぐ我に帰り、「大岡山は歯科は多いけど、眼科は一件だけよ」と言うので、何科か知りたいのかな?と思ったからサービスで、<精神科。心療内科。メンタルヘルス>と3連発で答えたら、くしゃみをされた。どういうリアクション。ま、いいか。
以前は、美容院で職業聞かれるのがあれほど嫌だったのに。俺も、大人になっちまったぜ。人間、成長するものだ。
BGM. RCサクセション「よごれた顔でこんにちは」


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3/Ⅸ.(土)2011 台風上陸との天気予報、外れる
今日は、商店街でお祭りがあった。こないだの夏祭りよりは規模が小さいが、子供達がお神輿をかつぐので楽しそうだった。
はっぴを着た子に、<これ何?>と聞いたら、「なんとかレンジャー!」と答えが帰って来たが、よく聞き取れなかった。
それほど知りたい豆知識でもないから、<ふ~ん>と聞こえたふりをした。それが、コレ。↓。

カワクリも協賛スポンサーの提灯を出した。それが、コレ。↓。

気がつけば、もう九月か。