劇写メ・ストーリー「真昼のイエロー・バトル」

2/Ⅶ.(火)2019 くもり 「アメトーク」が「ホトトーク」にタイトル変更?東スポ情報。

これからの話は、イエロー・バトルの最前線で生きる、ある男と女の物語である。

男「オレの待ち合わせのアイテムは黄色いTシャツ。赤字で、鬱、って書いてあるんだ。しかし、彼女いつまで待たせるんだろう。今、何時だ?あら、腕時計、忘れた」。↓。

女「フフフ、私は早く来て、あなたが来るのをこそりとみてたの」。↓。

女「私の待ち合わせの黄色い目印は、パラソルよ。昔、彼氏だった船乗りからもらったもの。彼は、この傘で、長澤まさみ、のマネをよくしていたわ」。↓。

男「君の瞳に乾杯!」

女「あなたの瞳の奥に流れるドブ川みたいな色ね」

男「さぁ、イエローバトル、の始まりと行こうか」

女「あなたとはいつかこうなる日が来ると思っていたわ」

男「先攻後攻を決めよう」

女「ジャンケンポン」。↓。

男「先行はオレだ。まずは、タワーレコードのうちわだ」。↓。

女「フフフ、私たち、気が合うわね。わたしも…」。↓。

男「裏面で勝負!AKBの、あっちゃんだ」。↓。

女「私は夏のセール。怪物くん、と、買物くん、を引っ掛けたダジャレよ。私の勝ちね。1ポイント頂くわ」。

男「仕方あるまい」。↓。

女「一気呵成に行かせてもらうわ。黄色といえば、黄色いポケモン・ピカチュウよ」。↓。

男「ならば、名探偵ピカチュウにも登場した、同じく黄色いポケモンのコダックだ。顔芸も含めて、1ポイント頂くさ」。

女「これでイーブンね」。↓。

男「診察テーブルから、ドラミちゃんのこけしで勝負!」。↓。

女「私も診察室のレコードから。ドーンの、幸せの黄色いリボン。これは映画、幸福の黄色いハンカチ、の元ネタになった歌よ」

男「高倉健主役の映画だね」

女「高倉健さんと、さん、をつけないと組織の幹部に叱られるわよ」

男「組織の幹部って、田舎のお母さんでしょ?(笑)」

女「はい。母がファンなもので」。↓。

鰻屋の店主「お待たせしました~。肝焼きです」

女「ワ~ィ」

男「食べたことある?」

女「ないです」

男「酒、飲みたくなるよ」

女「本当だ。甘くて、少し、苦くて、おいしいです」。↓。

鰻屋の店主「おまたせしました。鰻重です」。↓。

男「食べよ、食べよ」

女「ヤッホー」。↓。

昔、テレクラという出会いの場があって、男がテレクラに入店し、女からの電話を待つシステム。男は入場料を払い、女は無料で電話をかけ、デートの交渉が成立したら、街で直接出会う。初対面なので目印が必要で、女は「黄色いパンプスを履いて行くわ」と言ったり、男に「右手に週刊ビッグコミックスピリッツを丸めて持ってて」と要求する。

女は店に雇われた、さくら、が多かったらしく、アルタの前に10人くらいの男が、右手に同じ週刊誌を持って、キョロキョロしている光景をよく目にしたものだ。

今回はお昼休みに一緒に出ればいいのに撮影のためにわざとバラバラにクリニックを出て、お店の前で待ち合わせをするスタイルをとった。2人とも黄色対決のグッズを持参して。

劇写メ・シリーズは、まずストーリーを考え、絵コンテを作り、そこに写メをはめ合わせて行く、絵本作りのような新機軸です。

もしも好評ならまたやりますね。

BGM. マナ「イエロー・マジック・カーニバル」


豪快さんが通る。

5/Ⅵ.(水)2019 はれ 今日は2連発。

お昼は特別企画・豪快さんが通る~主演・川原、をロケしてきました。
白い帽子に白いTシャツを着こなし、カレーうどんを豪快にすする。↓。

女子の正義が可愛いならば、男は豪快で行きたい。
男と生まれたからには、そう生きたい。↓。

汚しちゃいけないなんて考えず、むしろ汚してやれ、みたいな、
「巨人の星」の大リーグボール3号が、
特訓先の寺の和尚の「打たせまいと思わず、打っていただこうと思いなさい」という忠告に従って出来上がった超スローボールで、
絶好球なのに強振する打者のバットの風圧でボールが避けてしまうという変化球の要領と一緒で、
汚しちゃいけないと思うからカレーははねてしまうもので、
かえって汚してもよいと思って食べると意外と服は汚れない、という禅の教えのような話でした。↓。

でもよくみたら一点だけ、しみ、みっけ。↓。

神松、アップ。↓。

神松とは、おそ松さんに登場する7人目の兄弟で、
6つ子がクズになればなるほど、そこからこぼれ落ちる人としての良い部分が集まって生まれた。
親孝行できちんと就職して月に家に3万円入れて、トト子ちゃんとデートしたりもする。
6つ子は危機感を覚え、神松・殺害計画を立てる。
ところが、そんな6つ子の悪だくみからこぼれ落ちる良い人としての部分はますます神松をパワーアップさせます。
そして、オチはまさかの…です。

BGM. GO-BANG’S「かっこイイダーリン」


花酔曲~今年のお花見は誰と?

31/Ⅲ.(日)2019 花冷え、小雨も。明日、新元号、発表。

爆笑問題・太田光がサンジャポを欠席した。
前日、夜のフジ60周年企画番組「ENGEIグランドスラム」はオープニングから、
たけしが浅草フランス座(東洋館)の、客が2人のステージで、グレート義太夫のギター演奏で、
「浅草キッド」を歌い上げ、2番で屋上に上がると、ナイツや東京03など芸人たちがそろってて、
皆で「浅草キッド」を歌うという、まるで紅白歌合戦のフィナーレのような演出から始まり、久々に面白い番組だった。

エンディングで出演者が集合してる中、サプライズで、とんねるずの石橋が登場して60周年のお祝いに、
爆弾入りのケーキを持って来て、スイッチを押すとケーキが爆発して生クリームが飛び散っちゃって、
爆笑問題の太田がふざけるのはいいが生クリームで足を滑らせて壇上から客席に墜落するハプニング。
そこまでならいいが、壇上に這い戻って、またしても生クリームでスリップした太田は転倒して側頭部を床に強打。
K-1のノックアウトシーンに出てきそうな鮮やかなヒットだった。
よくその後、立ち上がって、なんか喋ってたが、あれ、絶対、記憶飛んでるんだろうな。
皆に、「太田さん、もう起き上がらないで。横になってて下さい」と言われてた。
あのまま死んでたら芸人冥利に尽きるんだろうが、救急に運ばれ幸いCT検査では骨折など異常なく無事で良かった。

話は変わるが、こんな夢をみた。

キョンキョンから相談をうける。
売れないプロレスラーの山田という男の面倒をみてるのだが、この男がどうしようもないフェチで、
グラビアアイドルの限定物のフィギュアを全部独占して買ってしまう者ならまだいるだろうが、
いったん人の手に渡らせておいて、それを高額で買い取る癖らしい。
なんでもどこの誰だか知らない奴があんなことこんなことしてるんだろうと思うと嫉妬して、それを略奪してやることで満足するらしいのだ。
何百万円もするらしい。
キョンキョンはプロレスにあまり詳しくなかったが、ちょっと調べたら、その山田が覆面レスラーであることを知り、
いつか「知ってるわよ」と笑って驚かせようと思っていたら、最近チョクチョクよくテレビでみて、結構有名なレスラーで稼いでいることも知ってしまった。
自分はこれからどうした方がいいか?という相談で、相手の山田とは、獣神サンダーライガーだった…

という夢の話を家族にしたら、
「変なフィギュア、買ってるから、そんな夢みるんでしょ?」と家にフィギュアが届いてることを教えてくれた。
それは、「かどやの純正ごま油50周年」を記念して、リカちゃんとコラボしたキャンペーンの人形だ。
ラベルの色に合わせた黄色いエプロンと付属のミトンやスリッパが可愛い。
これはいつも行く美容院で読む、「dancyu」と言うグルメ雑誌の広告で知った。
おかげで我が家の倉庫には、かどやのごま油が何十本もある。

今年もお花見シーズンだ。
僕は外でお花を見ながらじっとすわって酒を呑むという習慣がない。鳩とか寄ってくるから落ち着かないのだ。
だから花見はご近所の東工大の桜をブラっと一回りしてみる、文字通り、花見しかしない。

何年か前に、その写真をブログにアップしたら、お花見に行けなかった人から感謝され、それ以降、毎年やってる。
去年は、「からかい上手の高木さん、フィギュア」と一緒に回った。
今年は誰と行く?

カワクリは今、高木さんの第2次ブームが来てて、こないだ、うかいさんが高木さんの記事を書いてくれたくらい、
前評判では2年連続で、高木さんだろうと噂されていたが、新元号と一緒で、前もってバレちゃったものは避けるというシステムを導入し、
皆さんの意表をついて、「かどやの純正ごま油、リカちゃん」をパートナーに決めました。

左右を高木さんに囲まれて、オリンピックの金銀銅の表彰台のイメージです。↓。

田園調布駅の桜。↓。

東工大に到着。↓。

お花見客が多いですね。↓。

ベビーカーが移動しましたね。↓。

桜の太い枝に乗せました。↓。

一眼レフで接写してる人たちにまじって撮っています。↓。

桜の花びらもキレイですね。↓。

東工大の校舎を背景に。このアングルで撮るには寝そべるしかないのです。僕のポーズも想像してみて下さい。↓。

これは別の見事な太い枝に。↓。

撮影したい人が多いから、並んでるんですよ。つまり、これ、うしろの人にみられてるのです。↓。

パンチラも撮ってみました。顧問に「フィギュアの正しい楽しみ方ですね」とお墨付きもらいました。↓。

胸の、かどや、が光ります。↓。

これは別の枝。↓。

桜もキレイに撮らないと。↓。

お花見の様子です。来週になるともう散りそうだから今日は人も多いです。↓。

別の種類の桜。↓。

東工大の裏の方の桜。↓。

桜にフォーカスしたら、リカちゃんがボヤけてしまいました。1枚くらい、そんなのがあってもいいでしょう…。↓。

このスリッパ、つっかけだから、脱げやすいんです。↓。

小雨がパラついてきて、皆、避難しました。シートを一斉にたたんだりして。僕はブルーの折り畳み傘をリュックにひそませていたからリカちゃんをリュックに入れて、傘をさして撮影終了しました。

しばらく歩いてたら気まぐれな雨はじきにやんで、僕は小さな公園でリュックからリカちゃんを出して滑り台に乗せてあげました。↓。

上の方は黄色で、リカちゃんと同じ色ですね。↓。

しばらく行くと、別の公園。乗り物があるから、乗せてあげる。↓。

これは、くじら?。↓。

堀ちえみの「東京SugarTown」じゃないけれど、急に雨が降り出して、雨足が強いから、僕はリカちゃんをリュックにしまい、折り畳み傘を出して、行きつけの寿司屋に逃げ込んだ。

まぁまぁ、結構、写真も撮れたし、打ち上げにしよう。高木さんは中1だから呑ます訳には行かないけど、リカちゃんは50才でしょ?一緒に呑めるね。

<ちょうどリカちゃん、割烹着着てるし、仲居さんみたいだね(笑)>

「おしゃくしましょうか?」

<おーとっとっと…。?。あれ、少なくないか?>

「私、ごま油しか注いだことがないから、数滴しか入れられないのです」

<そっかー。だったら、しょうがないね、アハハハ>

「ウフフフ」

と、人形遊びをしていたら、寿司屋の大将から、「ご機嫌だね」と言われ、やりとりをバッチリみられてて恥ずかしかった。

かどやのごま油リカちゃん、のイメージに合うつまみを作ってもらった。うにだって。色合いが似てるね。↓。

キャスト

BGM. よしだたくろう「静(しずか)」


うなぎ

よく色んな飲食店の店主やマスターやオーナーと話をするのだが、共感し合うのは、
「いつ混むのか、まったく予想出来ない」「分散して来てくれればいいのに」ってことだ。
うちは飲食店ではないが、そういう発想は、うちのクリニックも同じ。
もっと予約制を徹底させれば違うのだろうか。

後輩が開業している日を5日から2日に減らして、完全予約制にしたらキャンセルがなくなったと笑っていた。
そういうことをすればいいのかもしれない。

しかし、今日は行きたくない、突然今日行きたい、ということもあるのが、僕らの診療科の特徴だと思うし、
大学病院や医療センターと違って町のクリニックの役割ってそういうことだと思ってる。
いつでも開いてる安心感が生命線だ。

僕の行きつけの寿司屋はAM11時開店だが、AM9時から暖簾がおりてる。
それを店主に聞いたら、おかみさんが勝手に出してしまうのだという。
「もうやってるよ」という安心感を出してるらしい。
うちのクリニックが昼休みも閉じないで通しで開けておくのと同じ理由だ。
その店は店主が27才の時にオープンして、今年店主は77才、50年開業してることになるそうだ。
50年間休みなく、毎日営業、朝11時から夜10時までぶっ通しで、昼休みも作らないでやってきた。

僕は人が多い店は嫌いで混んでる店が嫌いだから、休みの日にこの店の昼過ぎに行くと、丁度ランチが終り、
ディナーの前の静かな時間帯は僕の’貸切’になるからゆっくり酒を呑み、つまみを食べ、本を読み、時に店主と会話して、
3時間くらい店にいて、そろそろ店が混んでくると、おいとました。

その店も今年いっぱいで営業形態を変えるらしい。
定休日をもうけ、昼休みを作り、その間は店を閉じてしまうらしい。店主は少し淋しそうに、「普通の店にします」と言った。
そうなると、もう僕の行く憩いの店ではなくなってしまうな。
せいぜい、今年いっぱい通いつめ、来年からのことは来年考えようと思う。

話を戻すが、よく色んな店の人が、いつ混むのかわからない、というが、逆に、この日はカレーを食べたい、とか、
ハンバーグを食べたいとか、うなぎを食べたいというお天気にもよく似た生理のようなものが人間にはあるのかもしれない。

僕がある日訪れた、うなぎ屋、は7名の団体と2グループ入っていて、僕が入ったらほぼ満席になった。
きっと、うなぎを食べたくなる陽気だったのかもしれない。

7名の団体は小さな会社のようで、おじいさんの会長が若い女の子から50才過ぎの男たちまでを引き連れて、
うなぎを振る舞い、コミュニケーションをとる会合のようだった。
数日前、杉山さんの歓迎会を自由が丘の中華料理屋でスタッフ全員でやったばかりだったが、およそ景色が違った。
僕らの会はシーンとしていて、皆、出方をうかがって、会が終ると開放される…みたいな緊張感に支配されていた。
ところが、うなぎ屋は和気あいあいとして、若い女の子たちも遠慮せず、よく呑んで焼酎のボトルもお代わりされて、
ベラベラしゃべってケラケラ笑って、50才くらいのオヤジギャグが店内に響いて、それを若い子がツッコンで笑いに換え、
会長さんは機嫌良くなって「来年はハワイへ社員旅行だ」と言って、歓声があがって、盛り上がって、
「次はカラオケに行こう!」とノリノリだった。
僕は数日前のクリニックの会と大違いだと思って、自分のリーダーシップのなさ、というか器の狭さを痛感していた。

ところが、その会長が、「じゃ、お開き。解散!」と宣言すると、会長を残して6人がサッサと店を出て次の店に消えた。
会長はヨボヨボのじじいだ。
咳をして、女将さんにお水をもらったり、残ったうな重を「明日の朝ごはんにする」とパックしてもらったりしていた。
そうして会計をして領収書をもらってる姿は寂しそうで、僕は小声で、「ハワイになんか連れてくな」ってつぶやいた。

数日前の会はお開きでもダダをこねて中々帰らない僕がやっと店を出た時、皆、店の前で待ってて、
駅までは皆で話しながら歩いて帰った。
振り返ると、うなぎ、より、全然いい会だと思いました。

BGM.ザ・ランチャーズ「真冬の帰り道」


10月最期の頁(ページ)~2018

31/Ⅹ.(水)2018 くもり 前々回の記事をみて「何か私に出来ることがあれば」と言ってくれる患者さん多数。感謝。

母が生きてる頃、大きな病院に肝炎で入院してて、退院する時、お世話になった病棟の看護婦さんたちにお礼の品物を、
買いに行くのを付き合った。
横浜元町の近沢レースという店でタオル生地にレースの刺繍が施されたものを人数分と、皆で食べる洋菓子と、
医者には現金を包んでた。
そういう時代だった。

しかし、時は流れ、ある日から「患者さん」を「患者様」と呼ぶようになり、その頃からだろうか、
「患者様からのお届け物は一切ご遠慮いたします」という貼り紙がナースステーションに貼られるようになった。

いつも言うが、この世は振り子の単振動で、極端から極端に振れる。
陰きわまれば陽にいたり、陽きわまれば陰にいたる、陰陽論。デカルト的二元論だ。
今の古い体質(スポーツ界や医学部や役所のハラスメントなど)が次々と事例化してるのは、
何も今になってそれが増えてるのではなく、今まで大目にみられ過ぎていたからの反動で、その証拠に、
やり玉にあげられた当人は「罪の意識」に欠ける。
本音を言えば、「今まで良かったじゃん」とか「皆だって、そうじゃん」みたいな感じなんだろう。

そこでプレゼントである。
今、冒頭の母のようにプレゼントを病院に持って行ったら、100%断られる。もし、もらったら上から怒られる。
こんな話がある。
病院に長期に入院してて、なんとか修学旅行に行けた中学生が病棟でお世話になった看護婦さんに「赤福」をお土産に
買ってきたら、バカナースはマニュアル通り、「そういうものはお受取出来ません」と断った。
その子はしょんぼりしてた。自分のお小遣いでやりくりして買って来たのだろうに。
僕はみるにみかねて、「それは俺がもらう」と赤福をひきとって、「後で皆で食べるから」とその子に言ったら嬉しそうに笑った。
僕は杓子定規は嫌いだ。

だから、ワイロはよくないが患者さんの気持ちは有り難くもらうようにしていた。
しかし、ここにも陰陽論が当てはまり、もらい過ぎると、弊害も出る。
何しろ時代が時代でそういうのに厳しいし、「指導」もある。
だから皆さん、すみません。
これからお歳暮やクリスマスのシーズンですが、贈り物は気持ちだけにして、品物はご遠慮下さい。

全然話は変わるが、昨日、仕事を終え、大岡山北口商店街入口の、新源、によって、つけ麺を食べてたら、
「ちわーっす」と声をかけられ、誰かと思ったら、東工大の方にある、やきとん屋「三鶴(みつる)、の若旦那。
新源のおやじは、「あれ?知り合い?」と言い、あらためて僕の髪をみて、「お店、やってるの?」と言ったら、
三鶴が、「お医者さんだよ」って言ってその場にいた一同、ビックリ。

ラーメン屋の帰り道、暗い曲がり角に、新米のおまわりさんが立っていた。きっと、ねずみ取りでもしてるのだろう。
こんな車も通らない道で。僕は「大変だなぁ」と思って軽く会釈して通り過ぎた。
急に肌寒くなったから、立ち止まって、リュックから、豹柄のカーディガンを出して羽織って歩いて行くと、
ふいに背後から自転車の気配がして、何かと思ったら、さっきのポリ公だ。
奴が言うには、
「さっき目があったら目を伏せましたよね。身分証明書、見せてもらえますか?」とぬかしやがった。
俺は頭に来て、
「ふざけんな!暇そうにしてたから、(ご苦労様)って挨拶してやったんじゃねぇか。
大体、大岡山界隈でこんな髪色してる人間を知らねぇのか!さては、てめぇ、もぐりだな。
交番に戻って上役に聞いて来い!」と言ってやった。

最近の僕はちょっと余裕がない。
今朝になって、ちょっと言い過ぎたかな、と反省してる。

BGM. 忌野清志郎「赤い原付」


大岡山グルメ・パラダイス①~おなかいっぱい赤信号

3/Ⅶ.(火)2018 暑い。歌丸死ぬ。早朝のベルギー戦、視聴率30・8%、占拠率驚異の87・8%。

九絵(クエ)も二度目なら、少しは上手に、定食の配分、考えたい。

九絵とは、「孤独のグルメ」という番組でも紹介されたことがある大岡山にある漁師料理の店だ。
クリニックに面する大岡山北口商店街はチェーン店が多いが、それと並行して走る北本商店街は名店揃いと評判だ。
その中の一つが、九絵。
九絵という幻の魚と、おやじさんが「エサじゃねぇんだ、食事を食わせてぇんだ」という意気込みの「食えー!」を
掛けてある店名だそうだ。
一見、ちょっとガラが悪く、引くが、根はいい人だ。

ランチの九絵定食は、分厚い刺身がタップリの野菜の上に盛られ、野菜はドレッシングをかけてサラダにして食べる。
その他に、煮魚、なめろう、卵焼きやキンピラ、あらの味噌汁、ごはんはおかわり自由で、2000円だが、
そのボリュームに驚かされる。
迂闊に行くと残してしまうが、二度目なら腹具合や食べる配分を考えて臨みたいものだ。
おやじさんが言うには、残す人もいるから、タッパーを持ってくれば、持って帰ってもいいよ、とのこと。結構、親切だ。

この店は素材にこだわっていて、とんかつ用の肉も良い肉を使っている。
おやじさんは、たまに、「とんかつにしなよ。アニキに、とんかつ、食べさせたいんだよ」と勝手にこちらのメニューを
決めてくる傾向もあるから、そこは注意して自分の食べたい物を頼みましょう。

ちなみに、冒頭のポエムは、今日のお昼にどこの店に行こうか考えた時に思い浮かんだもの。
受付のうかいさんと心理の原さんは、一回、連れて行ったことがあるから。

九絵(クエ)も二度目なら、少しは上手に、定食の配分、考えたい。

中森明菜の「セカンドラブ」のメロディーで歌ってもらえると、替え歌にもなっている。

BGM. 中森明菜「セカンドラブ」


てらぺいあ

25/Ⅵ.(月)2018 猛暑日。NEWS手越、テレビに出てる!W杯金星の恩赦か?

またまたコラムを書くことになった。
今度は、「てらぺいあ」という精神科専門雑誌の1コーナーだ。
最近感じている、日常臨床で気付いたことを自由に書いていいらしい。

…って、本当に自由に書いていいのか?本当に自由に書くぞ。(脅してどうする?)
前にも同様のことを言ったが、これは専門誌のコラムだから、ある程度「まじめ」な人が読む。
だからと言って、僕の文章を「ふまじめ」だと非難されても筋違い。
それは僕に依頼した編集者が悪い。以上、言い訳おわり。

今回のコラムは、日常で気付いたことがテーマだから、わざわざネタを考えることもなく、
これまでブログに書いた記事の中から、それらしいものをピックアップして、それ様に編集して使い回そうと思う。

字数制限が800字というから、結構、コンパクトにまとめなきゃいけないのが難儀だ。
下が、うなぎ、だ。う~、ナンギ!(談志、「やかん」より)。回文、「うなぎ、なう」。↓。

話を戻すが、今の所、候補は「映画にならない話」。
声優などのオタクっぽい情報をカットしてスリムに仕上げようかと思っている。

てらぺいあ、とは、語源はギリシャ語で、「世話」とか「抱っ子する」という意味で、それが派生して、「治療」の意味らしい。
テラペイア。アロマテラピー、なんていうものね。
セラピー→、テラピー→、テラペイア。
ポケモンの3進化みたいな語呂ですね。

ということで、次回は、大平さんの、ポケモン色の強い記事をお送りします。
うかいさんも「ラジオ・パート2」に着々と着手しています。お楽しみに!

そして僕は原稿を書く。

BGM. 早見優「ニュースにならない恋」


夏への優越感

19/Ⅵ.(火)2018 NEWS手越のニュースにはやはり忖度が介在するらしく、しつこく追求してるのは東スポだけ。

大きな箱が届きました。
中から出てきたのは、新品のイスです。
背もたれのデザインは、野球のバックネットみたいにも見えますし、
マスクメロンの皮の模様にも見えますね。
何色か色のヴァリエーションがあった中から、カワクリのイメージカラーでコレを選びましたが、
夏への無意識が働いていたのかもしれません。↓。

それまでは開業以来、10年使っていたイスがあります。
「けいおん」の唯ちゃんのカバーを敷いていました。
この唯ちゃんは、本来は自家用車の助手席にカバーすると、唯ちゃんとドライブ気分に浸れる
オタクグッズだったのですが、僕は車は運転しないので、
自分のチェアに掛けてるので、毎日、唯ちゃんの膝の上に乗ってたことになりますね。↓。

このチェアは色んな機能がついてるハイテクなスグレモノだったのですが、さすがに10年も使うとあちこちガタが来て、
今回、思い切って新旧交代です。↓。

今は新しいイスが診察室で待っています。夏らしいと評判です。↓。

夏らしいと言えば、ヘアスタイルも夏模様にしました。
美容師さんが7月半ばで産休に入ってしまうので、少しインターバルを短くして行きました。
今回は、黄色いスイカ=こだまスイカ、です。↓。

美容師さんがイメージしてくれたメモ書きです。箱庭のサンドに並べてみました。↓。

うしろもスイカっぽく、黄色と白の縦じま。ただし、前回のブリティッシュの名残りで白が真っ白とはいきませんでした。
次回、もう1回ブリーチして、わずかな赤みを消す予定です。↓。

髪はスイカですが、受付の、うかいさんによると、今の季節パフェ業界はマスクメロンがオススメだそうです。
ということで、新宿のタカノフルーツパーラーで、マスクメロンパフェ、を食べてみました。↓。

スイカがメロンを食べるという、フルーツ下克上、今はちがう季節です。

BGM. 石川秀美「恋はサマーフィーリング」


ダイエット必勝法!

5/Ⅱ.(月)2018 「好きだった人」の誕生日イブ。おはスタに「さくら学院」生出演

友人の何人もが、ダイエットを実施中で、やれ水泳が良いだの、有酸素運動がどうだの、どこそこのジムに入っただの、
個別のトレーニングが良い、だのと勧めてくる。
若い頃は何をしなくても太りなどしなかったのだが、これも年のせいか、朝まで呑んで帰りにラーメンを二杯も食べる生活を続けると、たちまち百貫デブだ。
クリニックと家の間に、24時間営業のスポーツジムがあるから、そこに通ってみようかと目星をつけてみた。
家とクリニックは徒歩で30分弱だから、往復歩くだけでも、ちょっとした運動になるはずだ。
それが、診療が終って、こうも寒い毎日だと、歩く気力もなく、電車に頼ってしまうのも人情だ。
そんな人間が、仕事帰りに、スポーツジムなどに通える訳がない。いいカモだ。

そうなると食べる量を制限するしかないのだが、仕事柄、他人の悩みを聴いていると、自然としっかりとした人間でいないといけないと気張るから、
まるで弟や妹が出来た上の子のように、構って欲しいのにそうもいかない理不尽から、唇が淋しくなり、
さすがに指をしゃぶったり、爪を噛む年でもないし、かといって、タバコものまないし、平日は禁酒してるから、
どうしても食べてしまう。
「甘えたい」気分が文字通り、味覚にもそう訴えて、甘いものが食べたくなる。
甘いもののカロリーが高いのも理屈ではわかっている。わかっちゃいるけどやめられない。
僕のお気に入りは、ランチパックのピーナッツ、と、プッチン・プリンだ。
とくに後者は特大サイズがあるから、それをツルリと食べてしまう。
僕の母が僕が赤ちゃんの時分に乳癌で片っ方の乳房がなかったから、
プッチン・プリンは、見た目が、おっぱいみたいだから、母の無きおっぱいの補完、ともいうべき郷愁もある。
なので、ダイエットはなかなか難しいのである。

そんな僕は今日、お昼に大岡山の鰻屋へ行った。
肝焼きと白焼きと蒲焼を食べた。
となりに座ったおじいさんは店の常連のようで、酒と肝焼きを注文したが、肝焼きはもうおしまいだった。
つまり、僕が最後の1本を食べたことになり、「ないのかぁ」とあまりに悔しがっていたから、
店主に<僕の分を回してあげてもよい>といらぬおせっかいを言ってみたが、
店主は「いえいえ」と丁寧に断った。

僕は文庫本を読みながら、うなぎを食べていると、となりの常連客が帰り際にこう話しかけて来た。
「あたしも、鰻が好きでね。
本当は特上を食べたかったんだけど、今年80でね、こう見えても、年取ると食べれなくてね。上を頼んだんだ。
あなたの食べっぷりを見てると気持ち良くってね。
若いうちだから、大いに食べなさい。
年取ると食べれないから、食べれるうちにね。肝焼きは、タッチの差で悔しかったけどね」
と言い、
「すみません。年寄りの小言」とヨロヨロして店の人に心配されて、介護されて、帰って行った。
しかし、言ってることはもっともだ。
ダイエットしようなんて思っていた自分をみすぼらしく思った。
アンチエイジングなんて、くそくらえだ。沢田研二を見習え。
近頃、アンチエイジングを謳い文句にしている心療内科もあるときく。
心を扱う医療をなんだと思っているのだ。
ふざけるな!
文句があるならかかってこい。
なんなら、謝るよ。しまいにゃ、おごるよ。←往年のツービートのギャグです。

鰻屋の帰り道、今さっき、工事中の細い路地を通り抜けようとしてたら対向車に青いポルシェがやって来た。
案の定、通れるはずもなく、車は止まった。
僕は頭に来て、窓ガラスをコンコンと裏拳でノックして、運転手を呼び出した。
ナンバープレートからも読みとれる田舎者だった。
「下がれ。こんな道、通れると思っているのか。それともお前の車は、ミニカーか?」と言ったら、
血相を変えて怒って車から降りて来た。慌てて、工事現場の交通整理人が静止に来たから大事にはならなかった。
道理を言っても無理が通る世の中か、危なっかしいたらありゃしない。交通整理人もそもそも何のためにいるんだ。
まったく、世の中、狂ってる。

そんな気分を吹っ飛ばすために、これから、セーコちゃんのライブだ、新宿LOFT。
せいぜい暴れて、カロリーを消費して来る。

BGM. よしだたくろう「やせっぽちのブルース」


非学術派宣言

23/Ⅰ.(火)2018 はれ 昨日の雪は、積雪10cm、商店街は綺麗に雪かきされていた

二十歳前の頃の友人と会った。
彼の指定した「ちょっと良い店」で会食した。
彼の恋愛相談(不倫だが…)に乗った。

不倫はどうでも良いのだが、彼の刺身の食べ方が、醤油を付け過ぎでとても気になった。
鍋料理の汁も全部飲むし、箸はこちらに向けて置く。
僕が突端恐怖症の彼女だったら、それだけでお断りだ。
ま、僕は彼女でもないし、突端恐怖症でもないから、相談には乗れたけど。って言うか、勝手に喋るのを聞いてただけ。

それで思ったのは、こいつはよくもまぁ自分の秘密(弱味)を他人に話せるなぁ、と感心したこと。
僕には出来ないな。
彼なら、万が一、自殺したくなったら、僕か僕以外の誰かに相談するのだろうな、と思う。
僕が逆の立場なら、相談は出来ないなぁ。
専門家になってしまった分、同業者に相談も出来ないし。
おちおち、自殺念慮も抱けない。
こんな仕事をしてて、こんなことを言うのはなんだが、他人に相談するのって、ハードルが高いと思う。
そんなことを言う奴に診てもらってるのか、とガッカリした人へ、それでもそういう気持ちがわからない医者より、
そういう気持ちがわかる医者なんだから、ちょっとはマシだ、と堪忍して欲しい。

そう言えば、ちょっと前にちょっとお話した、専門雑誌に書いたコラムについて。
僕のは論文ではないから、なるべく非学術的に書こうと、素人が読んでもわかるような専門用語を廃した文章にした。

不倫相談が一段落して、2件目の店に行き、会話が僕の近況に移ったから、僕は自分の悩みはあまり探られたくないから、
用意しておいた、その専門誌の自分の書いたページに付箋をつけ、<こんなの書いたよ>と彼に渡した。

彼はその場で読もうとするから、<それあげるから、時間ある時に読んで>と打ち切ったが、
彼は、「いや」と言って、眼鏡を外し、その場でコラムを読み出した。
そんなに長い文章ではないが、そんなに短くもない。
彼は真剣な表情で丁寧に読んでいた。
その間、僕は手持ち無沙汰。自分の書いた文章を目の前でマジマジと読まれるのは案外、恥ずかしいものだ。

彼は、読み終わると、さっきまでとは打って変わったしみじみした顔で、「皆に読ませる」と言って鞄にしまった。
そして、山崎の水割りを勝手に2杯頼んだ。

僕はその時、こいつは食べ方は汚いけど、きっとモテるんだろうな、と思った。ただなんとなく、そう思った。

この記事のカテゴリーを「グルメ」にしてしまったから、過去の記事から、僕の嫌いな食べ物を紹介しましょう。

1位、キュウリ
2位、干しぶどう
3位、給食

嫌いと言われると好きが気になるものですね。
僕の好きな物は、川原3大好物にあります。ここの最後の段落から飛べます。良かったらみてね。

BGM. 戸川純「好き好き大好き」